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🎓 この記事を書いた人
kou(教育系Webライター・プロ家庭教師)
早稲田アカデミーから慶應義塾高等学校(塾高)に合格し、慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで講師を務め、指導歴は10年を超えます。慶應の一貫教育を内側で経験した立場から、公式情報を読み解いてお伝えします。
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公開日:2026年9月25日/最終更新日:2026年9月25日 ※情報変更があった場合は随時更新します。
🎯 結論
結論:慶應義塾ニューヨーク学院は、英語中心の授業と寮生活で3〜4年間を過ごし、慶應義塾大学への推薦進学の道も持てる、慶應唯一の海外の一貫教育校です。ただし2026-2027年度の公式学費で寮生の初年度は63,700ドルと高額で、学費は年々上がっています。「英語で学ぶ環境」と「慶應への道」に、この費用を払う価値を見いだせるかが判断の核心です。
💬 こんな迷いはありませんか?
「慶應に進ませたいけれど、国内の慶應高校は難関すぎる」「英語力を本格的に伸ばしながら、大学受験の心配も減らしたい」——そう考えて慶應義塾ニューヨーク学院(以下、NY学院)を調べ始めた方は多いはずです。一方で、年間の費用や入試のしくみ、寮生活の実像は、日本語の情報だけでは全体像がつかみにくい学校でもあります。
📋 この記事でわかること
- NY学院の基本情報と、日米2つの卒業資格・慶應義塾大学への推薦のしくみ
- 2026-2027年度の公式学費と、為替別の3年間・4年間の総額目安
- アドミッションズ入試・ローリング入試の流れと2027年度の日程
- 塾高など国内の慶應高校との違い、向いている人・向いていない人
- 入学前に知っておきたい注意点と、受験を考えたときの最初の一歩
📝 この記事の立ち位置
私は塾高から慶應義塾大学に内部進学した慶應の一貫教育OBですが、NY学院に在籍・勤務した経験はありません。学院に関する事実は公式サイトと募集要項の調査に基づいてお伝えし、塾高OB・受験指導者として言えることは私見として区別して書いています。特定の学校・塾との利害関係はありません。
慶應義塾ニューヨーク学院とはどんな学校か?
🔍 この章の概要
「ニューヨークにある慶應の高校」と聞いても、具体的なイメージは湧きにくいのではないでしょうか。この章では、公式プロフィールに基づく基本情報と、卒業資格・大学進学・寮生活のしくみを順に整理します。
慶應義塾ニューヨーク学院とは?基本情報を一覧で確認
📌 慶應義塾ニューヨーク学院とは
慶應義塾ニューヨーク学院(Keio Academy of New York)は、1990年に創立された、米国ニューヨーク州パーチェスにある共学の私立中等教育機関です。ニューヨーク州の教育当局から認定を受け、公式サイトでは慶應義塾大学に付属する唯一の海外拠点と説明されています。第9学年(日本の中学3年生相当)から第12学年(高校3年生相当)までが在籍し、学年暦は9月始まり・6月終わりです。
📋 基本情報一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 慶應義塾ニューヨーク学院(Keio Academy of New York) |
| 創立 | 1990年 |
| 所在地 | 3 College Road, Purchase, NY 10577 USA(ニューヨーク市近郊) |
| 在籍学年 | 第9〜第12学年(日本の中3〜高3相当) |
| 学院長 | Keigo Komamura 教授(公式サイトの英文表記) |
| 学年暦 | 9月〜6月 |
| 形態 | 共学・寮制中心(通学生も在籍) |
出典:Keio Academy of New York「Academy Profile」(2026年9月25日参照)
日米2つの卒業資格と慶應義塾大学への推薦のしくみ
⚖️ 2つの卒業資格と大学進学
NY学院は、ニューヨーク州の認可と、日本の文部科学省による「私立在外教育施設」としての指定の両方を受けている学校です。そのため卒業すると、米国の高校卒業資格と、日本の高校卒業と同等の資格の両方を得られます(学院公式サイトの英文紹介でも、ニューヨーク州と文部科学省の双方から認可を受けた学校と説明されています)。
また慶應義塾の一貫教育校の一つとして、卒業生には慶應義塾大学へ推薦で進学する道が用意されています。一方で、推薦の具体的な基準や学部ごとの枠は、私が調べた範囲の公開情報では確認できませんでした。
💡 塾高OBとして伝えたいこと
「一貫校に入れば慶應の好きな学部に行ける」と考えるのは危険です。私が在籍した塾高では、3年間の学内成績が学部選びに直結するというのが生徒の共通認識で、経済学部を目指していた私も定期試験を落とせない緊張感の中で過ごしました。NY学院の基準は公開されていませんが、同じ一貫教育校である以上、入学後の成績が進路を左右すると考えておくのが安全だと私は考えます。
英語中心の授業と寮生活の特徴
🏢 授業と寮のしくみ
学院を紹介する教育情報サイトの記事によると、授業のおよそ8割は英語で行われ、1クラスは15名程度の少人数制です。生徒の約9割が寮生で、寮は男女別の6つのハウスで構成され、通学生を含む全生徒がいずれかのハウスに所属します。
公式の学費表にもハウス活動費(150ドル/誕生日会などの交流行事)が記載されており、寮単位の生活が学院の柱であることがうかがえます。なお冬休みと夏休みは寮生も退寮する決まりのため、その期間の帰省や滞在先を家庭で用意する必要があります。
✏️ 通学制の塾高と比べて感じること
塾高は自宅から通う学校だったので、勉強のペース管理や生活の乱れを家族が支えてくれる場面が多くありました。NY学院では、中学3年生〜高校1年生の年齢でそれを自分と寮の仲間で担うことになります。英語力以上に、「親元を離れて自分を律する力」が求められる学校だと私は捉えています。
保護者の側も、冬・夏の退寮期間にどこで過ごすか、体調を崩したときに誰が現地で動けるかを、出願前に決めておくと安心です。
学費はいくら?2026-2027年度の費用と総額の目安
💰 この章の概要
「結局いくらかかるのか」は、保護者の方にとって最初の関門です。公式サイトに掲載されている2026-2027年度の学費表をもとに、年間費用・総額・値上がりの傾向・支援制度まで整理します。
2026-2027年度の学費一覧(寮生・通学生)
💰 2026-2027年度 学費一覧(米ドル)
| 項目 | 寮生 | 通学生 |
|---|---|---|
| 入学金 | $4,200 | $4,200 |
| 授業料 | $34,400 | $34,400 |
| 寮費 | $19,100 | — |
| 通学費 | — | $4,050 |
| 教材費等預り金(生徒保険料込み) | $3,000 | $3,000 |
| 施設設備費 | $3,000 | $3,000 |
| 初年度合計 | $63,700 | $48,650 |
| 2年目以降の目安(入学金除く) | $59,500 | $44,450 |
※入学検定料500ドルは別。合計・2年目以降は公式表から私が算出した目安で、2年目以降は教材費等預り金と施設設備費を毎年納める前提です。出典:Keio Academy of New York「Tuition & Fees」(2026年9月25日参照)
⚠️ 学費表以外にかかる費用
- 基準服(制服)代
- 冬休み・夏休みの退寮に伴う帰省の渡航費
- クラブ活動費、TOEFLやシアタートリップなど学院行事の参加費
- 夏休みの荷物預かり費または郵送費
- ハウス活動費(150ドル)
📝 費用情報についての注意
本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は各サービスの公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。
3年間・4年間の総額目安と為替の影響
🧮 寮生の総額目安(為替別の試算)
| 為替レート | 4年間(9年生入学) $242,200 | 3年間(10年生入学) $182,700 |
|---|---|---|
| 1ドル=140円 | 約3,391万円 | 約2,558万円 |
| 1ドル=150円 | 約3,633万円 | 約2,741万円 |
| 1ドル=160円 | 約3,875万円 | 約2,923万円 |
※2026-2027年度の学費が在学中ずっと据え置かれると仮定した私の試算です。渡航費・制服代・行事費などは含みません。
💡 為替1円の重み
試算して気づくのは、為替が1円動くだけで4年間の負担が約24万円変わることです($242,200×1円)。国内の私立高校にはない種類のリスクなので、家計の計画は「少し円安の側」で立てておくことをおすすめします。卒業後に慶應義塾大学へ進めば大学4年間の学費も続くため、中学3年生から大学卒業までを一続きで見積もる視点が欠かせません。
学費は上がり続けている:過去の募集要項との比較
📊 授業料+寮費の推移
公式資料に載った数字を並べると、授業料は29,000ドルから34,400ドルへ、寮費は16,500ドルから19,100ドルへと上がっています。ドル建ての値上がりに円安が重なると、円で払う家庭の負担はさらに大きくなります。
💬 数字から読み取れること
この推移を見る限り、「入学時の学費が卒業まで続く」前提は置かないほうが現実的です。前の試算表は据え置きの仮定なので、実際には上振れする可能性を見込み、余裕を持った資金計画を立てていただきたいと思います。
公式資料上の上昇率(約17.6%)は、年平均に直すと3〜4%程度です。仮に毎年4%ずつ上がり続けると、寮生の4年間の総額は約256,900ドルとなり、据え置き時(242,200ドル)より約14,700ドル、1ドル150円換算で約220万円増える計算になります。
経済的支援(バーサリー制度)
💳 バーサリー制度とは
NY学院には、経済的支援が必要な出願者を対象とした授業料減免目的のバーサリー制度があり、出願時に申請を受け付けています(2026年度秋季アドミッションズ募集要項)。支給額や審査基準の詳細は公開資料から確認できなかったため、検討する場合は出願前に学院へ直接問い合わせるのが確実です。
入試制度:アドミッションズ入試とローリング・アドミッションズ
🔰 この章の概要
NY学院の入試は、国内の高校入試とは形式がかなり異なります。出願資格、選考の流れと試験科目、2027年度の日程を、公式の募集要項と入試ページに沿って確認していきましょう。
出願資格と入学学年(9年生・10年生)
📋 入学学年と出願資格
| 入学学年 | 在学期間 | 出願できる人(入学前年12月末時点) |
|---|---|---|
| 第9学年 | 4年間 | 学校教育8年目または9年目に在籍(日本の中2・中3相当) |
| 第10学年 | 3年間 | 学校教育9年目または10年目に在籍(日本の中3・高1相当) |
※いずれも入学年の8月末までに当該課程を修了(見込み)であること。修了できない場合は入学許可が取り消されます。出典:2026年度秋季アドミッションズ募集要項
💡 9年生入学か10年生入学か
9年生(中3相当)で入れば在学は4年、10年生(高1相当)なら3年です。差の1年分は、寮生で約59,500ドル(1ドル150円換算で約893万円)にあたります。私は、「英語環境に1年早く入る価値」と「日本の中学を卒業してから渡米する安心感」のどちらを重く見るかが判断の分かれ目だと考えます。中2で9年生に挑戦し、結果によって翌年に10年生を受ける道を残す、という考え方もできます。
選考の流れと試験科目
🔢 アドミッションズ入試の流れ
🆚 ローリング・アドミッションズとの違い
公式の2027年度入試ページでは、学業成績と英語力が特に高い生徒向けにローリング・アドミッションズも案内されています。9月〜5月の出願期間中に書類を到着順に審査し、出願完了から約2週間で結果が出るのが特徴で、筆記試験は免除されます。通常のアドミッションズ入試との違いは「いつでも出せる」「筆記がない」の2点と捉えるとわかりやすいでしょう。
🗣️ 高校受験を指導してきた立場から
早稲田アカデミーで高校受験生を指導していた頃、国内の慶應高校の入試は「英・数・国の難問で何点取れるか」の勝負でした。NY学院は、まず書類で一次選考があり、二次でも英語・日本語の両方で面接が課されます。点数を積み上げる力より、「自分は何者で、なぜこの学校か」を二つの言語で語る力の比重が大きい入試だと読み取れます。指導経験から言えば、過去問演習で点数を伸ばす国内型の対策だけに時間を使うと、エッセイや面接の準備が手薄になりがちです。筆記と並行して、書類と面接の準備を早めに始めることをおすすめします。国内の慶應4校の入試との違いは慶應の高校受験の解説で詳しくまとめています。
2027年度入試の日程
📋 2027年度入試(公式ページ掲載分)
| 入試区分 | 日程 |
|---|---|
| 春季アドミッションズⅠ | 出願:2027年1月2日〜1月21日 一次選考発表:2月17日 筆記・面接:NY 3月6日・7日(必要に応じ8日)、東京 3月13日〜 |
| ローリング・アドミッションズ | 9月〜5月に随時受付(出願は1入試年度につき1回) |
出典:Keio Academy of New York「2027 Admissions」(2026年9月25日参照)。秋季・春季Ⅱを含む全日程は同ページの募集要項で公表されています。
🔍 倍率・募集人数・偏差値について
私が確認した2026-2027年度の公式情報の範囲では、入試回ごとの募集人数や倍率、合格者数の記載は見つけられませんでした。また書類・二言語面接を含む独自の入試形式のため、国内の模試の偏差値で難易度を示すことは適切ではないと考え、本記事では目安の数値を載せていません。
国内の慶應高校との違いと選び方
⚖️ この章の概要
同じ「慶應の一貫教育校」でも、NY学院と国内の慶應高校では、学ぶ言語から生活、費用まで大きく異なります。比べたうえで、どんなお子さんに合う学校なのかを考えていきます。
塾高・志木・女子・湘南藤沢との違い
🆚 NY学院と国内の慶應高校の比較
| 項目 | NY学院 | 国内の慶應高校(塾高など) |
|---|---|---|
| 所在地 | 米国ニューヨーク州 | 神奈川・埼玉・東京 |
| 授業の言語 | 英語中心(紹介記事では約8割) | 日本語 |
| 生活 | 寮生中心(紹介記事では約9割) | 自宅通学 |
| 入学時期 | 9月 | 4月 |
| 入試 | 書類+英・数・日本語+二言語面接/ローリング | 学力試験中心の一般入試と推薦入試など(学校により異なる) |
| 費用 | 寮生の初年度 $63,700 | 日本の私立高校の水準(各校公式を参照) |
| 卒業資格 | 米国+日本 | 日本 |
| 大学進学 | 慶應義塾大学への推薦の道 | 慶應義塾大学への推薦の道 |
塾高の難易度の目安は塾高の偏差値と倍率の解説で紹介しています。
向いている人・向いていない人
✅ 向いている人
- 英語で学び、英語で議論する環境に本気で身を置きたい
- 15歳前後から寮生活で自立する意欲がある
- 慶應義塾大学への進学を視野に入れつつ、日米両方の卒業資格を得たい
- 4年間で数千万円規模の費用と為替変動を家計で吸収できる
❌ 向いていない人
- 「慶應に入りやすい抜け道」として考えている
- 本人より保護者の希望が強く、寮生活への意欲が本人にない
- 費用が家計の限界に近く、値上がりや円安に耐える余裕がない
- 日本の大学受験で他大学も広く狙いたい
塾高OBが考える「NY学院を選ぶ意味」
🎓 塾高から慶應経済に進んだ私の見方
国内の慶應高校もNY学院も、ゴールの一つが慶應義塾大学である点は同じです。違うのは、高校3〜4年間を「どの言語で、誰と、どこで」過ごすかという中身です。
塾高時代を振り返ると、大学受験がない分、部活や自分の興味に打ち込める時間が大きな財産でした。NY学院はその時間を、英語環境と寮での共同生活に投じる学校だと言えます。だからこそ私は、比べるべきは偏差値や入りやすさではなく、「高い費用で買う3〜4年間の体験に、本人が意味を感じているか」だと考えます。
入学前に知っておきたい注意点
⚠️ この章の概要
魅力の大きい学校ほど、入学後に「こんなはずでは」とならないための確認が大切です。費用、進学、日本の受験との関係という3つの観点から注意点を挙げます。
費用・為替・帰省のリスク
❌ 費用面の短所
- 公式資料上、授業料と寮費は数年で2割近く上がっている
- ドル建てのため、円安局面では円での負担が大きくなる
- 冬休み・夏休みは退寮のため、そのたびに渡航費や滞在費がかかる
希望の学部に進めるとは限らない
❗ 推薦=希望学部ではない
慶應義塾大学への推薦の道はあっても、推薦の基準や学部ごとの枠は公開情報では確認できません。英語で学ぶ授業で成績を維持できるかどうかが、そのまま進路に響く可能性があります。入学はゴールではなく、3〜4年間の成績勝負のスタートと捉えておくと安心です。
日本の受験ルートから離れるリスク
🔺 途中で進路を変えたくなったら
NY学院の授業は英語中心で、日本の高校とは教育課程が異なります。そのため、途中で日本の高校に戻る場合や、慶應以外の大学を日本の一般入試で受ける場合は、日本式の受験対策を別に積み上げる必要が出てくると考えられます。入学前に「もし合わなかったらどうするか」を家族で話し合っておくことをおすすめします。
📝 進路情報についての注意
本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。
よくある質問
❓ この章の概要
学費、進学、受験資格など、NY学院を検討するご家庭からよく挙がる疑問を、公式情報に基づいてQ&A形式でまとめました。
慶應義塾ニューヨーク学院の学費は年間いくらですか?
❓ A. 寮生の初年度は63,700ドルです
公式サイトの2026-2027年度学費表では、寮生は入学金4,200ドル・授業料34,400ドル・寮費19,100ドル・教材費等預り金3,000ドル・施設設備費3,000ドルで、初年度合計は63,700ドルです。2年目以降は入学金を除いた59,500ドルが目安で、制服代や帰省の渡航費などは別にかかります。
卒業すれば慶應義塾大学に進学できますか?
❓ A. 推薦の道はありますが希望学部は成績次第です
慶應義塾の一貫教育校として、卒業生には慶應義塾大学へ推薦で進学する道があります。ただし推薦の具体的な基準や学部ごとの枠は公開情報では確認できず、希望する学部に必ず進めるとは限りません。入学後の成績が進路を左右すると考えておくのが安全です。
中学2年生でも受験できますか?
❓ A. 第9学年への出願が可能です
できます。第9学年(日本の中学3年生相当)への出願資格は、入学を希望する年の前年12月末時点で学校教育の8年目または9年目の課程に在籍し、入学年の8月末までに修了(見込み)であることです。日本の中学2年生は8年目に当たります。
英語力はどのくらい必要ですか?
❓ A. 英語で考えを述べる力が前提です
二次選考では60分の英語試験と、英語・日本語による面接が課されます(2026年度秋季アドミッションズ募集要項)。英検の級など出願に必要な英語資格の基準は、私が確認した公式情報では明示されていませんでしたが、英語で自分の考えを述べる力は不可欠です。
日本国内で受験できますか?
❓ A. 2027年度春季Ⅰは東京でも実施予定です
2027年度春季アドミッションズⅠでは、筆記試験と面接をニューヨークと東京の両方で実施すると公式ページに記載されています。入試回ごとに会場は異なる可能性があるため、出願前に各回の募集要項で会場を確認してください。
学費の負担を軽くする制度はありますか?
❓ A. バーサリー制度があります
経済的支援が必要な出願者を対象に、授業料の減免を目的としたバーサリー制度が設けられており、出願時に申請を受け付けています。支給額や審査基準の詳細は公開資料からは確認できなかったため、学院に直接問い合わせるのが確実です。
受験を考えたら最初にやること
🧭 この章の概要
「気になるけれど、何から始めればいいのか」という段階の方に向けて、今日からできる準備と、国内受験と並行する場合の考え方をお伝えします。
今日からできる3つのステップ
🔢 準備の3ステップ
本記事の為替別試算を参考に、4年間(または3年間)の総額を家計に当てはめ、本人とも共有します。
エッセイと二言語面接に向け、自分の経験や関心を英語で短く説明する練習を積みます。基礎の英文法や長文に不安があるなら、スタサプの講座の実態を見て自宅学習に取り入れるのも一案です。
二次選考には数学60分・日本語45分の筆記があります。弱点を個別に埋めたい場合は個別指導キャンパスの口コミ分析も参考になります。
塾や家庭教師の選択肢を広く比べたい方は、学習塾・家庭教師のおすすめ比較もあわせてご覧ください。
国内の高校受験と並行するときの考え方
💡 日程から見た併願の組み立て方
2027年度の春季アドミッションズⅠは、一次選考の発表が2月17日、東京での筆記・面接が3月13日からと公式ページに記載されています。首都圏の私立高校入試は2月に集中するのが一般的なので、日程の上では国内受験を終えたあとにNY学院の二次選考を迎える組み立てが考えられます。ただし国内の入学手続き締切との兼ね合いは学校ごとに違うため、併願する場合は各校の募集要項で締切日を一覧にして判断してください。
まとめ:慶應義塾ニューヨーク学院は費用と体験の価値で判断を

🎯 この記事のまとめ
慶應義塾ニューヨーク学院は、英語中心の寮生活と慶應義塾大学への推薦の道を両立できる、慶應唯一の海外の一貫教育校です。そのぶん費用は高く、値上がりと為替の影響も受けます。「入りやすさ」ではなく「高い費用で得る3〜4年間の体験に本人が意味を感じるか」で判断することをおすすめします。
- 2026-2027年度の寮生の初年度費用は63,700ドル(公式学費表)
- 4年間の寮生費用は1ドル150円換算で約3,633万円(据え置きの仮定)
- 入試は書類+英・数・日本語+二言語面接、筆記免除のローリング入試もある
- 推薦の道はあるが、希望学部は入学後の成績次第と考えるのが安全
- 学費は公式資料上で約17.6%上昇。年4%の値上げが続けば4年総額は約220万円増える試算
✅ NY学院に向いている人チェックリスト
- ☐ 英語で学ぶ環境に本人が強い意欲を持っている
- ☐ 寮生活で自分を律する覚悟がある
- ☐ 為替や値上がりを見込んだ資金計画を立てられる
❌ 慎重に考えたほうがいい人チェックリスト
- ☐ 慶應への「近道」としてだけ見ている
- ☐ 本人より保護者の希望が先行している
- ☐ 費用が家計の限界に近い
🎓 著者プロフィール
kou(教育系Webライター・プロ家庭教師)
中学時代に早稲田アカデミーに通い、慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部を卒業しました。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、現在はフリーランスのプロ家庭教師・教育系Webライターとして活動しています。指導歴は10年超で、中学受験・高校受験・大学受験のほか、中高一貫校生・浪人生・不登校・発達障害のお子さんの指導経験もあります。
この記事を書く理由:慶應の一貫教育を塾高から大学まで経験し、慶應高校を目指す受験生を指導してきた立場から、NY学院を「慶應の一貫教育の選択肢の一つ」として公平に比べられる情報を届けたいと考えました。
📝 調査概要
- 調査対象:慶應義塾ニューヨーク学院の基本情報・学費・入試制度
- 調査方法:公式サイト・募集要項の調査/著者の慶應一貫教育での経験と受験指導の知見
- 調査実施日:2026年9月25日
- 情報の限界:著者はNY学院に在籍・勤務した経験がなく、学院関係者への取材も行っていません。大学推薦の基準、バーサリー制度の支給額、2027年度秋季・春季Ⅱの詳細日程、入試回ごとの募集人数・倍率は確認できませんでした。授業の英語比率・クラス人数・寮生比率は教育情報サイトの学院紹介記事に基づきます。
- 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告は含まれません)
📚 参考文献・引用元
- Keio Academy of New York「Academy Profile」(2026年9月25日参照)
- Keio Academy of New York「Tuition & Fees(2026-2027)」(2026年9月25日参照)
- Keio Academy of New York「2027 Admissions」(2026年9月25日参照)
- 慶應義塾ニューヨーク学院「2026年度秋季アドミッションズ募集要項」(2026年9月25日参照)
- 慶應義塾ニューヨーク学院「2022年度春季アドミッションズⅡ募集要項」(2026年9月25日参照)
🏷️ 記事情報
公開日:2026年9月25日/最終更新日:2026年9月25日
※情報変更があった場合は随時更新します。

