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早稲田塾の竹中平蔵世界塾とは?内容・費用・選考を公式情報で解説

インフォグラフィック

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著者 kou のプロフィール写真
この記事を書いた人:kou(教育系Webライター・プロ家庭教師)
慶應義塾大学経済学部卒。早稲田アカデミー(※早稲田塾とは別法人)にて受験指導に従事。現在フリーランスとして中高生のAO入試・一般入試指導を担当。本記事の情報は早稲田塾公式サイト・公式ブログ・報道を調査のうえ執筆。世界塾の直接受講経験はなく、その旨を記事内で明示しています。
▶ 詳しいプロフィールはこちら  | 公開日:2026年6月2日 | 次回更新予定:2026年12月

結論から申し上げます。早稲田塾の「竹中平蔵世界塾」は毎週日曜日に新宿校で実施される1年間の集中プログラムで、選考によって選ばれた約40名が竹中平蔵教授から直接指導を受けます。2012年の創設から2026年にいたるまで継続して開講されており、慶應義塾大学総合政策学部など難関大AO入試への合格者を輩出しています。

ただし、正直にお伝えすべきことが3点あります。①年間費用は高額です(2012年当時の公開情報では約100万円)。②選考があるため誰でも参加できるわけではありません。③竹中平蔵氏への評価は日本社会で大きく賛否が分かれており、AO入試でこの経験を使う際には慎重な準備が必要です。

この記事を読むとわかること

  • 竹中平蔵世界塾の授業形式・頻度・場所(公式情報で確認済み)
  • 1年間のプログラム構成:前期・後期・サマースクールの全体像
  • 費用の目安と、現行料金の確認方法
  • 選考の仕組みと参加できる人数・対象者
  • 竹中氏への評価の「賛否」と、AO入試で引用するときのリスク管理
  • 元AO指導者が語る「向いている人・向いていない人」

私はAO入試指導を経験した元塾講師・現役家庭教師ですが、竹中平蔵世界塾を直接受講したことはありません。本記事は早稲田塾公式サイト・公式ブログ・報道資料の調査と、慶應義塾大学経済学部卒業者・AO入試指導者としての業界知見を組み合わせて執筆しています。各情報には必ず出典を明記しています。

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慶應義塾大学経済学部在籍当時の学生証

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私の早稲アカ講師時代の給与明細

早稲アカで働いていた証明として、当時の給与明細を載せておきます。

  1. 竹中平蔵世界塾の基本情報:公式情報からわかること
    1. 竹中平蔵世界塾とはどんなプログラムか?
    2. 授業の頻度・場所・開講形式
    3. 竹中平蔵教授のプロフィール
    4. 竹中氏の評価は賛否が大きく分かれる――AO入試で使う前に知るべきこと
  2. 1年間のプログラム構成:授業内容・スケジュール・受講生の声
    1. 年間スケジュールの流れ(前期・後期・サマースクール)
    2. 授業の具体的な中身:5つのプログラム要素
    3. 受講生が語るリアルな学び(公式掲載の声より)
    4. 世界塾のアクティブラーニング型授業スタイルとは?
  3. 費用・選考・参加条件:入塾前に知っておくべき現実
    1. 年間受講料の目安:公開情報で確認できる唯一の数字
    2. 選考がある:誰でも参加できるわけではない
    3. 参加条件・対象学年
    4. 合格実績:公式サイトに掲載されている事例
  4. AO入試への活かし方と、元AO指導者の正直な評価
    1. 世界塾の経験がAO入試で活きる具体的なシナリオ
    2. 慶應SFC・早稲田・ICUとの相性が高い理由
    3. 費用対効果の冷静な評価:年間約100万円は「高い」か?
  5. よくある疑問に答えるQ&A:早稲田塾・竹中平蔵世界塾
    1. Q. 竹中平蔵世界塾は選考あり?参加できる人数は?
    2. Q. 授業は週に何回・どこで行われる?
    3. Q. 在籍せずに竹中氏の授業だけを受けることはできる?
    4. Q. 竹中氏の政治的評価が気になる。AO入試で引用して大丈夫?
    5. Q. 中学生・高校1年から入塾して世界塾に参加する意義はあるか?
    6. まとめ:竹中平蔵世界塾は「何者か」を知ったうえで判断しよう

竹中平蔵世界塾の基本情報:公式情報からわかること

「どんなプログラムなのか」という核心から始めます。以下の情報はすべて早稲田塾公式サイト・公式ブログ、および信頼できる報道に基づいています。

竹中平蔵世界塾とはどんなプログラムか?

早稲田塾公式サイトには次のように説明されています。

「竹中平蔵教授が高校生を直接指導し、世界で活躍できる人財を育成する日本初のプログラム。講義や討論、発表などを通して、実戦的な英語力、国際的な視野を持つマインドセットなどを養い、次世代のグローバルリーダーを養成します。」

出典:早稲田塾公式サイト「竹中平蔵 世界塾」ページ(2026年6月2日参照)

重要なのは「未来発見プログラム」の一環であるという点です。早稲田塾のカリキュラムには通常の受験指導のほかに、竹中平蔵世界塾・最先端科学プログラム・ドラッカープログラム・国際ジャーナリスト育成塾など複数の特別プログラムが用意されており、世界塾はその中のひとつです。早稲田塾に入塾したからといって自動的に参加できるわけではなく、後述する選考が必要です。

授業の頻度・場所・開講形式

▼ 竹中平蔵世界塾の基本スペック(公式情報・報道ベース)
項目 内容
開講頻度毎週日曜日
実施場所早稲田塾新宿校
期間構成前期(5月頃〜夏)+ 後期(9月〜12月)の2学期制
1回あたりの時間120分(2012年の報道による。現在は要確認)
選考の有無あり(面接重視のテスト)
受講人数(目安)約40名程度(2012年の報道による。現在は要確認)
対象早稲田塾在籍生
2026年時点の開講状況継続開講中(2025年9月後期第1回を公式ブログにて確認)

出典:早稲田塾公式サイト・公式ブログ(ワセダネ)・ORICONニュース(2012年7月)。2026年6月2日参照。

世界塾が2012年の創設から第13期(2024年開講)まで連続開講されていること、そして2025年9月にも後期第1回が実施されていることは、公式ブログから確認できます。「まだ存在するのか?」という疑問に対する答えは明確にYesです。
(出典:早稲田塾公式ブログ 2025年9月10日付記事

竹中平蔵教授のプロフィール

早稲田塾公式サイトに掲載されている竹中平蔵氏のプロフィールは以下のとおりです。

竹中平蔵氏プロフィール(早稲田塾公式サイト掲載情報)

  • 肩書き:慶應義塾大学名誉教授
  • 生年:1951年、和歌山県生まれ
  • 学歴・経歴:一橋大学経済学部卒業。日本開発銀行勤務後、ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授などを経る
  • 政治歴:2001年、小泉内閣の経済財政政策担当大臣就任。金融担当大臣・郵政民営化担当大臣・総務大臣を歴任。2004年参議院議員当選、2006年辞職・政界引退
  • 現職(公式掲載):公益社団法人日本経済研究センター研究顧問、アカデミーヒルズ理事長、SBIホールディングス㈱独立社外取締役、世界経済フォーラム(ダボス会議)理事などを兼職

出典:早稲田塾公式サイト「竹中平蔵 世界塾」ページ(2026年6月2日参照)

竹中氏の評価は賛否が大きく分かれる――AO入試で使う前に知るべきこと

ここはほかのサイトが書いていない、しかし受験生にとって最も重要なことです。正直にお伝えします。

竹中平蔵氏は日本の経済政策史において、評価が真っ二つに割れる人物です。小泉政権下の構造改革(労働者派遣法の規制緩和・郵政民営化など)を主導した政治家・経済学者として知られており、この路線に対しては「規制改革・市場競争による経済活性化」を評価する声と、「非正規雇用の拡大・格差社会の形成に加担した」という批判の声が、現在も社会に並立しています。

AO入試で竹中世界塾の経験を使う際の重要な注意点

  • 社会科学・経済学・法学系の面接官の中には、竹中氏の政策路線に批判的な立場の研究者もいます
  • 「竹中先生の授業で感化されました」というだけでは、面接で厳しい追及を受ける可能性があります
  • 推奨されるアプローチ:竹中氏の主張を「そのまま信じた」ではなく「批判的に吟味した結果、〇〇という問いを持つに至った」という形で語れること。これが本当の意味で学びを活かすことです
  • 世界塾では実際にディスカッションを通じて批判的思考を養う場が設けられています。その経験を正直に語ることが、最も説得力ある志望理由書・面接につながります

私が慶應義塾大学経済学部で学んだ経験から申し上げると、竹中氏の政策は経済学の授業でも賛否両論の文脈で紹介されていました。AO入試で求められるのは「立派な先生の言葉を信じた受験生」ではなく、「その人物の主張を吟味し、自分の問いを持てる受験生」です。その意味で、竹中氏はAO入試に向けた批判的思考を鍛える素材として非常に優れていると考えます。ただし、それには「よい授業だった」で終わらせない準備が不可欠です。

1年間のプログラム構成:授業内容・スケジュール・受講生の声

「毎週日曜日・新宿校」という基本情報だけでは、授業の実態はわかりません。このセクションでは公式ブログや受講生証言をもとに、1年間の中身を具体的に整理します。

年間スケジュールの流れ(前期・後期・サマースクール)

竹中平蔵世界塾|年間プログラムの流れ 4月 選考(面接重視のテスト)・開講式 5〜8月【前期】毎週日曜・新宿校 竹中教授の特別講義(120分)+ゲスト講師 夏休み サマースクール in 香港 ✈ 9〜12月【後期】毎週日曜・新宿校 竹中教授とのディスカッション+英語PG 1月頃 英語個人プレゼン発表・修了 出典:早稲田塾公式サイト・公式ブログ(ワセダネ)。2026年6月2日参照。

第13期(2024年)の開講式は6月2日に新宿校で行われており、「約1年間、毎週日曜日に新宿校に集い、竹中教授のもとでグローバルリーダーになるべく成長します」と公式ブログに記録されています(出典:早稲田塾ワセダネ 2024年6月2日)。

授業の具体的な中身:5つのプログラム要素

公式サイト・公式ブログから確認できる授業内容の要素は以下の5つです。

① 竹中教授による特別講義

1回120分(2012年時点)。国際情勢・経済政策・時事問題を「なぜそうなったのか」「これからどうすべきか」という問いで深掘りするスタイル。受講生証言では「その時々のニュースを竹中先生の”生の声”で解説していただいた」と語られている。

② ゲスト講師による特別授業

政治家・経営者などゲスト講師陣によるセッションが定期的に行われる。公式サイトでは「世界の最前線で活躍するグローバルリーダーから話を聞く」と説明されている。

③ 竹中教授との個別面談

第13期(2024年)の公式紹介記事で「竹中教授との個別面談」が年間プログラムの要素として明記されている。現役の大学教授・政策立案者から個別にフィードバックを受けられる点は、他のどのAO対策塾にもない要素だ。

④ 英語力向上プログラム・英語プレゼンテーション

公式紹介では「英語力向上のプログラム」「英語での個人プレゼンテーション」が含まれることが明記されている。実戦的な英語力の育成も目的のひとつとして位置づけられている。

⑤ 夏休みサマースクール in 香港

夏休みに香港でのサマースクールが組み込まれている。受講生の証言では「逃亡犯条例反対のデモ活動のタイミングで訪問し、政治の大切さを考えさせられた」とあり、現地の生きた国際情勢を肌で感じる体験が学びの核になっていることがわかる。

出典:早稲田塾公式サイト「竹中平蔵 世界塾」ページ・ワセダネ各記事(2026年6月2日参照)

受講生が語るリアルな学び(公式掲載の声より)

早稲田塾公式サイトには、受講生の実体験が掲載されています。

「毎週日曜日に行われていた世界塾では、その時々のニュースを竹中先生の”生の声”で解説していただきました。それまで自分から積極的に新聞を読んだりニュース番組を観たりすることはなかったのですが、このプログラムを受けて世界情勢を学ぶ面白さを知ることができました。」

長谷川莉来さん(東洋英和女学院高等部 → 慶應義塾大学法学部合格
出典:早稲田塾公式サイト「竹中平蔵 世界塾」ページ(2026年6月2日参照)

この証言から読み取れる重要な点は、「テキストを読む」のではなく「毎週変わる時事問題を、現役の政策経験者が生の言葉で解説する」というリアルタイム性が学びの質を決定づけているということです。これは録画講義や教材では再現できない体験です。

世界塾のアクティブラーニング型授業スタイルとは?

早稲田塾公式ブログ(ワセダネ・横浜校記事)には「世界塾の授業は常にアクティブラーニング」と明記されています。具体的には、知識をインプットするだけでなく、①講義でのインプット → ②ゲスト話者からの現場の学び → ③課題としてのアウトプット → ④グループディスカッションと意見交換、というサイクルが繰り返されます。

2025年9月の後期第1回では、「最新の国際情勢から香港の歴史的背景まで議論が展開し、『なぜそうなったのか』『これからどうすべきか』という本質的な問いが次々と投げかけられた」とあります(出典:早稲田塾ワセダネ 2025年9月10日)。単なる講演聴講ではなく、受講生自身が問いを立てて議論する場として機能していることがわかります。

費用・選考・参加条件:入塾前に知っておくべき現実

費用と選考は「入塾を決める前に必ず確認すべき」項目です。確認できた情報はすべて出典を明示してお伝えします。

年間受講料の目安:公開情報で確認できる唯一の数字

ORICONニュースが2012年7月に報じた記事によれば、竹中平蔵世界塾の年間受講料は約100万円でした(出典:ORICON NEWS 2012年7月)。

費用に関する重要な注意事項

  • 上記の約100万円は2012年時点の報道情報であり、現在の費用は異なる可能性があります
  • この費用は竹中平蔵世界塾単体のプログラム費用であり、早稲田塾の入塾金・月額受講料とは別途発生します
  • 現在の正確な費用は、早稲田塾各校舎への問い合わせ・説明会で確認してください
  • 費用総額(入塾費+月額コース料金+世界塾費用)は年間で相当な金額になることを事前に想定してください

本記事の費用情報はあくまで目安です。最終判断は早稲田塾公式情報・説明会でご確認ください。

費用の全体感については、早稲田塾の料金は高い?費用の実態と入塾前の注意点を業界経験者が解説もあわせてご参照ください。

選考がある:誰でも参加できるわけではない

竹中平蔵世界塾への参加には選考があります。2012年の報道時点では「面接重視のテストによる選考で約40名程度を選抜」という形式が取られていました。現在も公式ブログのレポートを見ると「新メンバーも加わり後期がスタート」などの記述があり、コアな受講生グループを選抜する形式は継続していると推測されます。

つまり「早稲田塾に入塾した=世界塾に参加できる」ではありません。入塾後に世界塾への参加を希望し、選考を通過する必要があります。自分が受かるかどうかも含めて、入塾前に担当スタッフに確認しておくことを強くお勧めします。

参加条件・対象学年

公式サイトには「未来発見プログラムは塾生対象のプログラムです。ご参加希望の方は各校舎へお問い合わせください」と記載されています。対象学年の明示はないものの、過去の開講レポートを見ると高校1年〜3年生が参加していることが確認できます。

入塾前に確認すべき4つの質問(説明会で直接聞いてください)

  1. 竹中平蔵世界塾の現在の年間費用と、通常の塾費用との総額
  2. 選考の時期・方法・通過率の目安
  3. 対象学年と、入塾のベストタイミング
  4. 退塾・途中解約の条件と返金規定(特定商取引法に基づく書面で確認)

合格実績:公式サイトに掲載されている事例

早稲田塾公式サイト・公式ブログには、世界塾受講後に難関大AO入試に合格した先輩の事例が複数紹介されています。

▼ 竹中平蔵世界塾関連の合格事例(公式情報ベース)
合格先 出身校(一部)
慶應義塾大学 法学部東洋英和女学院高等部
慶應義塾大学 総合政策学部(AO)国際基督教大学高校・成蹊高校ほか
慶應義塾大学 環境情報学部(AO)カリタス女子高校・淑徳高校ほか

出典:早稲田塾公式サイト・公式ブログ(吉祥寺校)(2026年6月2日参照)。合格実績は個人差があり、世界塾のみで合格が保証されるものではありません。

合格実績の読み方については早稲田塾の合格実績のからくりとは?正しい読み方を元塾講師が徹底解説!もご覧ください。数字の裏側にある文脈を理解してから判断することをお勧めします。

AO入試への活かし方と、元AO指導者の正直な評価

世界塾の経験はAO入試にどう使えるのか。また、「費用に見合う価値があるのか」という問いに対して、私の正直な見解をお伝えします。

世界塾の経験がAO入試で活きる具体的なシナリオ

AO入試の選考では、志望理由書・小論文・面接を通じて「その受験生の思考の深さ・問いを立てる力・自分の言葉で語る力」が見られます。竹中平蔵世界塾の経験は、次のような形で志望理由に接続できます。

有効な接続パターン(例)

パターンA(問題発見型)
「世界塾で非正規雇用問題について議論したとき、〇〇という視点から竹中氏の主張に疑問を持った。この問いを△△学部の□□研究で深めたい」
パターンB(国際理解型)
「サマースクールで香港の民主化デモを現地で見て、法と政治の関係について初めて切実に考えた。法学部で□□を学びたい」
パターンC(批判的思考型)
「竹中氏の市場経済論と、ゲスト講師の△△氏の福祉国家論を比べて聞き、どちらにも妥当性があることに気づいた。その緊張関係を研究したい」

いずれのパターンも共通するのは「世界塾の経験を通じて自分の問いが生まれた」という形で語っている点です。「有名な先生から学んだ」という権威への依存ではなく、経験から生まれた問いが志望理由の核になっています。これが評価される志望理由書の条件です。

慶應SFC・早稲田・ICUとの相性が高い理由

公式情報での合格実績を見ると、慶應義塾大学(特に総合政策学部・環境情報学部)への合格者が目立ちます。これは偶然ではありません。慶應SFCのAO入試は「問題発見・解決型の思考力」を最重視しており、「自分が取り組む課題」の具体性と深さが問われます。竹中氏が扱う「社会・経済・国際政治」は、このような課題設定と親和性が高いのです。

また、ICU(国際基督教大学)や早稲田大学の一部AO入試でも「グローバルな視点・社会への問い」を持つ受験生が評価される傾向があります。世界塾で得た視点は、これらの入試で差別化できる材料になります。

費用対効果の冷静な評価:年間約100万円は「高い」か?

2012年時点で約100万円という費用は、客観的に見て非常に高額です。通常の大手予備校の1年間の費用(30〜60万円程度)と比較すると、世界塾だけで1〜2年分の受験指導費に相当します。

私の評価は次のとおりです。「費用に見合うかどうかは、受験生のタイプによって大きく異なる」。以下に正直に整理します。

費用に見合う可能性が高い人

  • 経済・国際政策・社会科学系の難関大AO入試を第一目標としている
  • 学校の授業・塾の通常カリキュラムでは得られない「生の思考の刺激」を求めている
  • 竹中氏の話から自分なりの問いを立て、それを志望理由に接続できる能動性がある
  • 英語での発表・海外スタディを経験したい

費用対効果が出にくい可能性がある人

  • 一般入試(共通テスト・個別試験)が主戦略の場合(世界塾は一般学力を伸ばさない)
  • 医療・理工・芸術など、経済・社会系以外の分野に進む場合
  • 探究テーマをまだ見つけられていない・自分から問いを立てる習慣がない段階
  • 費用負担が家計に対して大きなストレスになる場合

よくある疑問に答えるQ&A:早稲田塾・竹中平蔵世界塾

公式情報で確認できた範囲で、よくある疑問に正直にお答えします。

Q. 竹中平蔵世界塾は選考あり?参加できる人数は?

選考があります。2012年の報道によれば「面接重視のテストで約40名程度を選考」という形式が取られていました。希望者全員が参加できるプログラムではありません。早稲田塾への入塾後、GENGOVISIONというマイページシステムからエントリーする流れが公式ブログで言及されています。選考通過率や現在の定員については、各校舎にご確認ください。

Q. 授業は週に何回・どこで行われる?

毎週日曜日・早稲田塾新宿校で実施されています。これは受講生の証言(公式サイト掲載)と、2025年9月の公式ブログ記録の両方から確認できます。通塾できる距離に住んでいること、または毎週日曜日を確保できることが参加の現実的な条件になります。首都圏外在住の場合は参加が難しい可能性があります。

Q. 在籍せずに竹中氏の授業だけを受けることはできる?

通常の世界塾は塾生対象のプログラムです。ただし、早稲田塾は定期的に竹中平蔵氏によるハイブリッド公開授業を実施しています。2026年2月11日にも公開授業が行われていることが確認できます(出典:早稲田塾公式ブログ 2026年1月のお知らせ)。塾生以外でも参加できる公開授業については、早稲田塾公式サイトのお知らせページをチェックしてください。

Q. 竹中氏の政治的評価が気になる。AO入試で引用して大丈夫?

これは多くの方が心配しているにもかかわらず、ほかのサイトが触れない重要な問いです。答え:「どう使うか次第で、プラスにもマイナスにもなります」。

竹中氏の経済政策(非正規雇用拡大・郵政民営化・市場主義的構造改革)には日本社会で根強い批判があります。社会政策・労働経済学・社会学を専門とする面接官が竹中氏の路線に批判的な立場であるケースも珍しくありません。

しかし世界塾での経験を「竹中先生の主張を聞いて、○○という矛盾に気づいた。だから□□を研究したい」という批判的思考の文脈で語れるなら、その経験は非常に強力な志望理由になります。大切なのは「誰から学んだか」ではなく「その経験から何を考えたか」です。

Q. 中学生・高校1年から入塾して世界塾に参加する意義はあるか?

AO入試の準備において、早期からの探究経験の蓄積には確かな意義があります。毎週日曜日のセッションを複数年にわたって受けることで、知識と思考の厚みが増します。ただし現実的な問題として、入塾が早いほど費用総額が大きくなります。さらに高校1年時点では探究テーマが定まっていない生徒が多く、何年も参加しても「学んだ体験」が「志望理由の核」に接続されていないケースも起こりえます。本人のモチベーションと志望の明確さを確認したうえで判断することを強くお勧めします。

まとめ:竹中平蔵世界塾は「何者か」を知ったうえで判断しよう

インフォグラフィック

この記事のまとめ

  • 竹中平蔵世界塾は毎週日曜日・新宿校・前期後期1年間という実体ある継続プログラム(2012年〜2025年以降も開講継続確認済み)
  • 授業内容は特別講義・ゲスト講師・個別面談・英語PG・香港サマースクールの5要素で構成される
  • 選考あり(約40名規模)。早稲田塾入塾が前提で、参加には選考通過が必要
  • 費用は2012年時点で約100万円(世界塾のみ)。現在の正確な費用は説明会で確認
  • 竹中氏への評価は社会で賛否が大きく分かれる。AO入試での活用は「批判的吟味の素材」として使うことが鍵
  • 慶應SFC・早稲田・ICUのAO入試との相性は高いが、一般入試主体の受験生には向かない

竹中平蔵世界塾を検討すべき人のチェックリスト

  • ✅ 慶應SFC・早稲田・ICUなど社会科学系難関大のAO入試が第一志望
  • ✅ 経済・国際政治・社会政策への本物の関心がある
  • ✅ 毎週日曜日に新宿に通える環境がある
  • ✅ 費用(世界塾+通常塾費)の合計を家族で承諾できる
  • ✅ 「学んだ内容を批判的に吟味し、自分の言葉で語る」準備ができている、またはそれを鍛えたい

再検討を勧める人

  • ❌ 一般入試(共通テスト)が主な受験戦略
  • ❌ 理工・医療・芸術分野への進学が目標
  • ❌ 首都圏外在住で毎週日曜の通塾が困難
  • ❌ 費用負担が家計に大きなストレスをかける
  • ❌ 探究テーマが全く見つかっていない段階(竹中世界塾は「テーマを見つける場」より「持っている問いを深める場」です)

入塾を検討している方は、まず早稲田塾の無料体験授業早稲田塾の説明会に参加して、担当スタッフに世界塾の選考時期・費用・対象学年を直接確認することをお勧めします。早稲田塾全体の評判については早稲田塾の口コミ・評判を元塾講師が本音解説!も参考にしてください。

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この記事を書いた人

著者 kou のプロフィール写真

kou(教育系Webライター・プロ家庭教師)

  • 中学時代、早稲田アカデミーに通い慶應義塾高等学校に合格
  • 慶應義塾大学経済学部卒業(経済政策・マクロ経済学を専攻)
  • 在学中、早稲田アカデミー(早稲田塾とは別法人)で受験指導に従事
  • 現在:教育系Webライター&プロ家庭教師(フリーランス)
情報の限界について:筆者は竹中平蔵世界塾を直接受講したことはありません。本記事は早稲田塾公式サイト・公式ブログ(ワセダネ)・ORICONニュース(2012年)の調査と、慶應義塾大学経済学部卒業者・AO入試指導者としての業界知見を組み合わせて執筆しています。

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公開日:2026年6月2日 | 最終更新日:2026年6月2日 | 次回更新予定:2026年12月

■ 調査概要

  • 調査対象:早稲田塾「竹中平蔵世界塾」の概要・プログラム内容・費用・合格実績・竹中平蔵氏のプロフィール
  • 調査方法:公式サイト調査(早稲田塾公式ウェブサイト https://www.wasedajuku.com/curriculum/jukuiku/sekaijuku/)/公式ブログ調査(ワセダネ 複数記事)/報道調査(ORICON NEWS 2012年7月)/著者の業界知見(慶應義塾大学経済学部卒・元塾講師経験)
  • 調査実施時期:2026年6月2日
  • 情報の限界:著者は竹中平蔵世界塾を直接受講した経験がありません。授業の雰囲気・実際の難易度・現在の費用・現在の選考の詳細については公式情報の範囲内での記述です。費用は2012年の報道情報を参考値としており、現在の実際の費用とは異なる可能性があります。
  • 利益相反の有無:本記事には早稲田塾へのアフィリエイトリンクが含まれます。評価の内容(デメリット・向いていない人・竹中氏への賛否・費用への懸念の記述)はアフィリエイト収益の有無にかかわらず公正に記述しています。

■ 参考文献・引用元一覧

  1. 早稲田塾公式サイト「竹中平蔵 世界塾」ページ(https://www.wasedajuku.com/curriculum/jukuiku/sekaijuku/)参照日:2026年6月2日
  2. 早稲田塾公式ブログ(ワセダネ)「第13期『竹中平蔵世界塾』開講式を実施しました!」2024年6月2日(https://www.wasedajuku.com/sns/wasedane/detail/7480)参照日:2026年6月2日
  3. 早稲田塾公式ブログ(ワセダネ)「竹中平蔵世界塾後期1回目」2025年9月10日(https://www.wasedajuku.com/sns/wasedane/detail/10197)参照日:2026年6月2日
  4. ORICON NEWS「早稲田塾、高校生向けグローバル人財育成講座『竹中平蔵 世界塾』5月開講」2012年(https://www.oricon.co.jp/news/2006559/full/)参照日:2026年6月2日