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🎓 この記事を書いた人

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師
指導歴10年超。慶應義塾大学経済学部卒。在学中は早稲田アカデミーで講師を務め、現在はフリーのプロ家庭教師として大学受験生も指導しています。
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公開日:2026年10月6日/最終更新日:2026年10月6日
※情報変更があった場合は随時更新します。
🎯 結論
結論:河合塾の共通テスト問題集は、「過去問レビュー(本番の過去問)で基準を知り、黒本(共通テスト総合問題集)で初見演習を積む」順番で使うのが最も無駄がないと私は考えます。
「河合塾の問題集を買いたいけれど、黒本と過去問レビューのどちらが自分に合うのかわからない」「いつから何冊解けばいいのか」とお悩みではありませんか? 同じ河合出版でも、2冊は役割がまったく違います。
📋 この記事でわかること
- 河合塾の共通テスト問題集2種類(黒本・過去問レビュー)の違い
- 2027年版の価格・ページ数・発売時期と、科目をそろえた場合の総額
- 赤本など他社シリーズとの使い分けと、向いている人・向いていない人
- 9月〜1月の時期別の使い方と、1回分の復習手順
読み終えるころには、自分が買うべき冊数と始める時期を決められる状態を目指しています。
📝 この記事の前提
価格・収録内容は河合出版の公式書籍ページ等で2026年10月6日に確認した情報です。私は大学受験生を指導する立場から考察していますが、本記事は受験生としての体験記ではありません。特定の出版社・予備校から報酬は受けていません。
河合塾の共通テスト問題集とは?2種類の違い
🔍 この章のポイント
「河合塾の共通テスト問題集」と一口に言っても、書店に並ぶのは性格の違う2シリーズです。まずは何が収録されているのかを正確に押さえましょう。
河合塾の共通テスト問題集とは
📌 定義
河合塾の共通テスト問題集とは、河合塾グループの河合出版が発行する、大学入学共通テスト対策用の市販問題集です。主力は、河合塾の全統模試を収録した「共通テスト総合問題集」(通称:黒本)と、本番の過去問を収録した「大学入学共通テスト過去問レビュー」の2シリーズで、どちらも科目別に販売されています。
黒本(共通テスト総合問題集)の収録内容
📋 黒本に入っている問題
2027年版の黒本は、河合塾の全統共通テスト高2模試・全統共通テスト模試・全統プレ共通テストに、2026年度共通テスト本試験を加えた構成です(一部科目は改作問題を含みます)。国語では「全統模試5回分+本試験=計6回分」と公式に案内されています。
つまり黒本の中心は「本番を想定して作られた初見の予想問題」です。黒本単体の詳しいレビューは黒本の使い方・難易度の解説にまとめています。
過去問レビューの収録内容
📋 過去問レビューに入っている問題
過去問レビューは本番の過去問集です。2027年版では、共通テストの2021年度第1日程から2026年度本試験まで(一部科目・試験を除く)に加え、2017年度以降のセンター試験も収録されています。新課程で始まった情報Ⅰは、2025・2026年度の本試験・追試験とオリジナル問題などが収められています。
黒本と過去問レビューの違い一覧
🆚 2シリーズの比較
| 項目 | 黒本(総合問題集) | 過去問レビュー |
|---|---|---|
| 中身 | 河合塾の全統模試+直近の本試験 | 共通テスト・センター試験の過去問 |
| 主な役割 | 初見問題での実戦演習 | 本番の形式・難易度の基準づくり |
| 税込定価 | 1,595円(基礎科目の一部は1,155円) | 1,430円 |
| 2027年版の発売 | 2026年6月中旬〜下旬に順次 | 2026年5月28日 |
| 向く時期 | 秋〜直前期 | 夏〜秋 |
2027年版の価格・ページ数・発売時期をデータで確認
🔍 この章のポイント
問題集選びで意外と見落とされるのが「分量」と「総額」です。公式データから、科目ごとの重さと、必要科目をそろえたときの負担を確認します。
黒本2027年版の科目別価格と発売日
💰 黒本2027年版(公式で確認できた科目)
| 科目 | 税込定価 | 発売日 |
|---|---|---|
| 歴史総合,世界史探究 | 1,595円 | 2026/6/15 |
| 歴史総合,日本史探究 | 1,595円 | 2026/6/15 |
| 公共,政治・経済 | 1,595円 | 2026/6/15 |
| 数学Ⅰ,数学A | 1,595円 | 2026/6/17 |
| 化学/物理/地理総合,地理探究 | 各1,595円 | 2026/6/22 |
| 国語 | 1,595円 | 2026/6/23 |
| 情報Ⅰ | 1,595円 | 2026/6/24 |
| 化学基礎/生物基礎 | 各1,155円 | 2026/6/24 |
英語(リーディング・リスニング)、数学Ⅱ・B・Cも同シリーズで1,595円(書店表示)です。
📝 費用情報の注意
本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の価格は河合出版の公式サイトや書店でご確認ください。記事掲載時点(2026年10月6日)の情報であり、変更の可能性があります。
科目別のページ数で見る分量の差
📊 黒本2027年版のページ数比較
同じ1,595円でも、分量は科目でまったく違います。国語は数学Ⅰ・Aの約2.4倍のページ数があり、「1冊やり切る」ために必要な時間も大きく変わります。
💡 ページ数から読み解く「復習の重さ」
公式のページ数を収録回数で割ると、国語は1回分あたり約107頁(640頁÷6回)に相当します。問題と解説を合わせた数字ですが、それだけ読み込む量が多く、解く時間より復習の時間がかかる科目だと考えられます。
一方、生物基礎は168頁と国語の約4分の1です。私が指導で計画を立てるなら、分量の多い国語・地歴公民は早めに着手し、基礎科目は直前期に回す配分をすすめます。価格が同じでも、必要な日数はまったく違うからです。
必要科目をそろえると総額いくら?
🧮 黒本の総額試算(税込定価ベース)
| 受験パターン | 冊数の内訳 | 合計 |
|---|---|---|
| 国公立・文系 | 英語R・英語L・数学2冊・国語・地歴公民2冊・情報Ⅰ(1,595円×8)+理科基礎2冊(1,155円×2) | 15,070円 |
| 国公立・理系 | 英語R・英語L・数学2冊・国語・理科2冊・情報Ⅰ・地歴公民1冊(1,595円×9) | 14,355円 |
| 私大共テ利用(3教科) | 英語R・英語L・国語・地歴公民1冊(1,595円×4) | 6,380円 |
過去問レビュー(1冊1,430円)は英語や化学基礎・化学のように複数科目を1冊にまとめた巻もあるため、「必要冊数×1,430円」を黒本の総額に足して見積もってください。全科目を新品で買う前に、学校配布の教材と重複していないかを先に確かめるのが現実的です。
他社の共通テスト問題集との比較と選び方
⚖️ この章のポイント
共通テスト対策の問題集は河合塾以外にも、教学社の赤本、駿台の青本などがあります。「どれが一番良いか」ではなく「何のために使うか」で比べると選びやすくなります。
赤本・青本など主要シリーズとの違い
🆚 タイプ別の整理
| タイプ | 代表例 | 使いどころ |
|---|---|---|
| 過去問集 | 河合出版「過去問レビュー」/教学社「共通テスト過去問研究」(赤本) | 本番の形式・難易度を知る |
| 予備校の予想問題集 | 河合出版「総合問題集」(黒本)/駿台の「実戦問題集」(青本)など | 初見問題で実戦力を鍛える |
赤本「共通テスト過去問研究」2027年版は税込1,430円(2026年4月発売・書店表示)。駿台など他社の予想問題集の価格は本記事では確認していないため、各社公式サイトをご覧ください。
💡 河合塾の問題集を選ぶ意味
私が河合塾の問題集を推しやすいと考える理由は、河合塾の全統模試と同じ作り手の問題で演習できる点です。全統共通テスト模試を受験する人なら、模試の復習と問題集の演習が同じ「物差し」でつながります。駿台と河合塾の模試・指導の違いは駿台と河合塾の比較記事でも整理しています。
河合塾の問題集が向いている人・向いていない人
⭕ 向いている人
- 河合塾の全統模試を受けていて、模試と同じ形式で演習を重ねたい人
- 過去問は一通り解き終え、初見の問題が足りなくなってきた人
- 科目ごとに必要な分だけ買い足したい人
❌ 向いていない人
- 教科書範囲がまだ終わっておらず、基礎の理解が先に必要な人
- 収録元の全統模試をすでに受けていて、問題の重複が気になる人(浪人生など)
- まだ本番の過去問を1年分も解いていない人
失敗しない選び方3つの基準
🔰 選ぶ前に確認すること
- 過去問の消化状況:本番の過去問が未着手なら過去問レビューから。
- 受験した模試:全統模試を受けた回が黒本に入っていないか目次で確認(今年度の模試日程は河合塾の模試一覧で確認できます)。
- 残り日数と分量:国語のように600頁超の科目は、1冊を完走できる日程かを逆算。
基礎がまだ不安な段階なら、問題集より先に河合塾の参考書の選び方で土台を固めるほうが近道です。
元塾講師が考える河合塾の問題集の活かし方
✏️ この章のポイント
ここからは、大学受験生を指導してきた立場から、公式情報を読み解いて見えてくる「使い方の勘所」をお伝えします。
新課程の過去問が少ないからこそ予想問題が要る
💡 指導者の視点
過去問レビューの収録内容を見ると、新課程(2025年度〜)の本試験は2025年度・2026年度の2回分です。新課程の共通テストはまだ始まって日が浅く、本番の過去問だけでは演習量が足りない科目が出てきます。
私が黒本を「過去問の代わり」ではなく「過去問の不足分を埋める教材」と位置づけるのはこのためです。特に情報Ⅰのような新科目では、本番の問題が限られる分、予想問題の価値が相対的に高いと考えます。
模試を受けた人ほど問題の重複に注意する
💡 見落とされがちな点
黒本は全統模試を収録しているため、収録元の模試を受けていた人は同じ問題に当たる可能性があります。特に浪人生は前年度の模試を受けているケースが多いため、購入前に目次で収録回を確かめることをおすすめします。
既に解いた回は「初見演習」には使えませんが、自分の当時の答案と比べる復習教材としては有効です。河合塾の模試問題を入手する方法は模試の過去問の入手法で詳しく解説しています。
河合塾の共通テスト問題集の注意点
⚠️ この章のポイント
良い問題集でも、使い方や時期を誤ると効果は半減します。買う前に知っておきたい注意点を正直にお伝えします。
模試由来の問題は本番の傾向とずれる可能性がある
⚠️ 予想問題の限界
黒本の大半は本番前に作られた予想問題です。翌年の本番の出題傾向を完全に再現できるわけではなく、一部科目は改作問題も含みます。本番の基準はあくまで過去問に置き、黒本の点数だけで一喜一憂しないことが大切です。
科目数が増えるほど費用と時間の負担が大きい
📉 負担になりやすい点
- 国公立志望で全科目そろえると、黒本だけで1万5,000円前後になる
- 1回分を解くだけでなく復習まで含めると、科目×回数分の時間が必要
- 買ったものの直前期に消化しきれず、手つかずのまま本番を迎えるケースが起こりやすい
📝 進路選択に関する注記
本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。
時期別の使い方:いつから何を解くか
🔍 この章のポイント
2027年度の共通テスト本試験は2027年1月16日(土)・17日(日)の予定です(大学入試センターの令和9年度実施要項による。大学入試センターの実施要項で最新情報を確認してください)。ここから逆算した使い方の一例を示します。
9月〜1月の使い分けスケジュール
📋 時期別の目安
直前期に実施される全統プレ共通テストを節目にするのも有効です。詳しくは全統プレ共通テストの日程と活用法をご覧ください。
1回分を解いた後の復習手順
📋 復習の4ステップ
本番後の採点の手順は自己採点のやり方でも解説しています。
河合塾の共通テスト問題集に関するよくある質問
❓ よくある質問
読者の方から寄せられやすい疑問に、公式情報の範囲でお答えします。
河合塾の共通テスト問題集は何種類ありますか?
❓ Q&A
主に2種類です。河合塾の全統模試と直近の本試験を収録した「共通テスト総合問題集」(通称:黒本)と、共通テスト・センター試験の過去問を収録した「大学入学共通テスト過去問レビュー」で、いずれも河合出版から科目別に市販されています。
黒本と過去問レビューはどちらを先に使うべきですか?
❓ Q&A
まず過去問レビューで本番の形式と難しさを知り、その後に黒本で時間配分と初見問題への対応力を鍛える順番をおすすめします。本番の基準を知らないまま予想問題を解くと、点数の良し悪しを判断しにくいためです。
黒本はいつから始めればいいですか?
❓ Q&A
教科書範囲を一通り終えた段階が目安で、多くの受験生にとっては高3の秋以降です。2027年版は2026年6月中旬から下旬に順次発売されているため、夏までは基礎固めと過去問、秋から黒本という配分が無理のない流れだと考えます。
全統模試を受けた人が黒本を解くと問題が重なりますか?
❓ Q&A
黒本は河合塾の全統模試を収録しているため、収録元の模試を受験していた場合は同じ問題に当たる可能性があります。浪人生や高2模試を受けた人は、目次で収録回を確かめ、既に解いた回は復習用に回すのが効率的です。
河合塾に通っていなくても黒本は買えますか?
❓ Q&A
買えます。黒本と過去問レビューはいずれも市販書籍で、一般の書店やオンライン書店のほか、河合出版の公式サイトから学参ドットコム経由で注文できます。塾生限定の教材ではありません。
黒本は本番より難しいですか?
❓ Q&A
難易度を本番と数値で比較できる公式データは確認できなかったため、一概には言えません。模試ごとに難しさは異なるため、点数そのものより、時間配分のミスや知識の穴を見つける道具として使うことをおすすめします。
まとめ:河合塾の共通テスト問題集は目的別に選ぶ
🎯 この記事の結論
- 河合塾の共通テスト問題集は黒本(予想問題)と過去問レビュー(過去問)の2本柱
- 2027年版の黒本は多くの科目で1,595円、過去問レビューは1,430円
- 新課程の本試験は2回分しかないため、黒本は過去問の不足を補う教材として有効
- 全統模試を受けた人は、収録回の重複に注意
迷ったら「過去問レビュー→黒本→復習」の順で、必要な科目だけ買い足すのが、費用と時間の両面で最も無理のない選び方だと私は考えます。
✅ この選び方が合う人・合わない人
- ✔ 過去問を解き終え、初見問題を増やしたい人 → 黒本を追加
- ✔ 共通テストの形式にまだ慣れていない人 → 過去問レビューから
- ✖ 教科書範囲が未修了の人 → 先に参考書・授業で基礎固め
🧭 次の一歩
まずは志望校の受験科目を確認し、過去問レビューを1科目だけ解いてみてください。最新の価格・収録内容は河合出版の公式サイトで確認できます。問題集だけでは不安な場合は、塾・家庭教師のおすすめ比較も参考にしてください。
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🎓 著者プロフィール

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師
指導歴10年超。中学時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高等学校に合格、慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導しました。現在はフリーランスのプロ家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験・浪人生・不登校・発達障害のお子さまの指導に携わっています。
この記事を書く理由:大学受験の指導では「どの問題集を、いつ、何冊やるか」が学習計画の土台になると考えています。出版社や予備校に忖度せず、公式情報をもとに判断材料を整理したいと考えて執筆しました。
📝 調査概要
- 調査対象:河合出版「共通テスト総合問題集」「大学入学共通テスト過去問レビュー」2027年版
- 調査方法:公式サイト調査/大手書店サイトの書誌情報調査/著者の指導経験に基づく考察
- 調査実施日:2026年10月6日
- 情報の限界:全科目の価格・ページ数は確認できていません(英語・数学Ⅱ・B・C等のページ数、物理基礎・地学基礎の価格は未確認)。黒本と本番の難易度を数値で比較したデータ、マークシートの付属状況や英語リスニング音声の提供方法は確認できませんでした。著者は本記事を受験生としての体験ではなく、指導者の立場で執筆しています。
- 利益相反の有無:なし(河合塾・河合出版を含む特定の事業者から報酬・献本は受けていません)
📚 参考文献・引用元
- 河合出版「2027共通テスト総合問題集 国語」(2026年10月6日参照)
- 河合出版「2027共通テスト総合問題集 数学Ⅰ,数学A」(2026年10月6日参照)
- 河合出版「2027共通テスト総合問題集 生物基礎」(2026年10月6日参照)
- 河合出版「2027共通テスト総合問題集 情報Ⅰ」(2026年10月6日参照)
- 独立行政法人 大学入試センター(2026年10月6日参照)
公開日:2026年10月6日/最終更新日:2026年10月6日
※情報変更があった場合は随時更新します。

