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🎓 この記事を書いた人

kou(教育系Webライター・プロ家庭教師)
慶應義塾大学経済学部卒。在学中に早稲田アカデミーで中学受験生を含む多数の受験生を指導し、指導歴は10年を超えます。現在はフリーのプロ家庭教師として中学受験生の学習計画づくりにも関わっています。
公開日:2026年10月14日/最終更新日:2026年10月14日
※情報変更があった場合は随時更新します。
🎯 結論
結論:中学受験の勉強時間は、塾の授業と家庭学習を合わせて小4で週15時間前後、小5で週24時間前後、小6で週30〜40時間程度がひとつの目安です。
ただし、合否を分けるのは時間の長さそのものではありません。塾の授業の復習をその週のうちに終わらせる「回転の速さ」と、睡眠を削らずに続けられる生活リズムのほうが、時間数よりも成績に直結すると、私は指導の現場で感じてきました。
💬 こんなことで悩んでいませんか?
「うちの子の勉強時間は足りているのだろうか」「周りの家庭は何時間やっているのか」――中学受験の保護者面談で、私がもっとも多く受けてきた質問のひとつです。ネットには「1日10時間」といった極端な数字も並び、かえって不安が大きくなってしまう方も少なくありません。
📋 この記事でわかること
- 学年別(小1〜小6)の勉強時間の目安と、塾・家庭学習の配分
- 小6の1年間を4つの時期に分けた勉強時間の増やし方
- 平日・休日の具体的な1日のスケジュール例
- 長時間勉強の落とし穴と、睡眠・習い事との両立の考え方
読み終えるころには、お子さんの今の勉強時間が「足りないのか、増やす前に見直すべきなのか」を判断できるようになるはずです。
📝 数値の扱いについて
記事中の勉強時間は、私の指導経験に基づく目安であり、統計調査の結果ではありません。公的な統計で「中学受験生だけ」の勉強時間を示したデータは、調査した範囲では確認できませんでした。また本記事にアフィリエイト広告は含まれていません。
中学受験の勉強時間とは?まず全体像を押さえる
📌 この章のポイント
「勉強時間」と言ったとき、塾の授業を含めるかどうかで数字は大きく変わります。この章では、言葉の定義をそろえたうえで学年別の目安を一覧にし、小学校の授業時間と比べてどれくらいの負荷なのかを数字で確認します。
中学受験の勉強時間とは「塾の授業+家庭学習」の合計
🔰 中学受験の勉強時間の定義
中学受験の勉強時間とは、塾の授業時間と、宿題・復習・テスト直しなどの家庭学習時間を合わせた、受験のための学習時間の合計です。学校の授業や宿題は通常含めません。
塾によって授業時間が違うため、比べるときは「塾込みの合計」と「家庭学習だけ」を分けて考えると、他の家庭の話に振り回されにくくなります。
学年別の勉強時間の目安一覧
📊 学年別の勉強時間の目安(通塾している場合)
| 学年 | 平日の家庭学習 | 休日の家庭学習 | 通塾の目安 | 週の合計(塾込み) |
|---|---|---|---|---|
| 小1〜小3 | 30分〜1時間 | 1時間前後 | なし〜週1日 | 約3〜7時間 |
| 小4 | 1〜1.5時間 | 2〜3時間 | 週2〜3日 | 約12〜18時間 |
| 小5 | 1.5〜2.5時間 | 3〜5時間 | 週3日前後 | 約20〜28時間 |
| 小6(前半) | 2〜3時間 | 4〜6時間 | 週3〜4日 | 約28〜36時間 |
| 小6(秋以降) | 2.5〜3.5時間 | 5〜8時間 | 週4日前後+週末講座 | 約33〜42時間 |
※私の指導経験に基づく目安です。塾のカリキュラムや志望校によって前後します。
小学校の授業時間と比べると負荷はどれくらい?
🧮 学校の授業時間との比較
学校教育法施行規則の別表第一では、小4〜小6の年間の標準授業時数は1,015単位時間(1単位時間は45分)と定められています。これを年間35週で割ると、学校の授業は週におよそ22時間です。
つまり小5の後半には、中学受験の勉強時間が学校の授業時間とほぼ同じになり、小6ではそれを上回ります。「学校がもう1つ増える」くらいの負荷だと考えておくと、生活全体の設計がしやすくなります。
💡 元早稲アカ講師の視点:数字は「上限」ではなく「通過点」
私が早稲田アカデミーで中学受験生を見ていたとき、伸びていく子ほど、この表の数字を「最初からこなす」のではなく、学年が上がるたびに少しずつ机に向かう時間が延びていきました。いきなり小6並みの時間を小4に課すと、受験本番より前に親子ともに息切れしてしまいます。
そこで私が家庭学習の量を考えるときの物差しにしてきたのが、「塾の授業時間:家庭での復習時間=おおむね1:1」という配分です。週6時間授業を受けているなら、家庭学習も週6時間前後から始める。表の数字は、この比率を学年ごとの授業時間に当てはめると自然と近い値になります。
全体の流れを先に知りたい方は、学年ごとの準備を一覧にした中学受験のロードマップもあわせてご覧ください。
学年別に見る中学受験の勉強時間と過ごし方
📌 この章のポイント
同じ「1時間」でも、小3と小6では中身がまったく違います。学年ごとに、時間をどう配分し、何を優先すべきかを整理します。
小1〜小3:時間より「毎日机に向かう習慣」をつくる
🔍 小1〜小3の勉強時間の考え方
この時期は1日30分〜1時間程度で十分です。計算と読書、それに興味を広げる体験に時間を使い、「毎日決まった時間に勉強する」リズムをつくることが最大の目的になります。
通塾の開始時期に迷っている場合は、目的別に整理した塾の開始時期の考え方が参考になります。
小4:塾の宿題を「その週のうちに」終える練習期
🔍 小4の勉強時間の考え方
多くの塾で本格的なカリキュラムが始まる学年です。家庭学習は平日1〜1.5時間が目安ですが、大切なのは時間よりも、授業で習ったことを次の授業までに復習し終える流れをつくることです。
塾がある日は帰宅時刻が遅くなるため、学年別の塾の時間帯と帰宅時刻の目安を確認したうえで、夕食・入浴・就寝の時刻を先に決めておくと生活が崩れにくくなります。
小5:学習量が一気に増える「中学受験の山場」
⚠️ 小5は勉強時間が急増する学年
私の経験上、中学受験でもっとも負荷が上がるのは小5です。算数では割合・比・速さ、理科では計算分野など、入試の中心となる単元が集中し、週の合計時間も小4の1.5倍ほどになります。
この学年で復習が回らなくなると、小6で取り戻すのは簡単ではありません。量が増えて追いつかないと感じたら、時間を延ばす前に「どの課題を優先するか」を塾の先生に相談してください。
小6:志望校対策に向けて時間の「質」を変える
🔍 小6の勉強時間の考え方
小6は平日2〜3.5時間、休日は塾の講座を含めると長い日で10時間近くになることもあります。前半は総復習、秋以降は過去問と弱点補強と、同じ時間でも中身が大きく変わるのが特徴です。時期ごとの詳しい配分は次の章で解説します。
🔍 家庭学習の「すき間」を埋める選択肢
塾の復習が追いつかない単元だけを動画で見直す家庭もあります。映像授業の使い勝手が気になる方は、スタサプ小学講座の口コミ・評判で、受験勉強の補助としてどこまで使えるかを確認してみてください。
小6の時期別に見る中学受験の勉強時間
📌 この章のポイント
小6の1年間は、時期によって勉強の目的が切り替わります。「今は何のための時間か」を親子で共有できていると、同じ時間でも効果が大きく変わります。
2月〜7月:総復習で土台を固める時期
🔍 小6前半の勉強時間
平日2〜3時間、休日4〜6時間が目安です。小4・小5で学んだ単元を一通り復習し直し、模試で見つかった穴を一つずつ埋めていきます。この時期は新しい問題集に手を広げるより、塾のテキストを繰り返すほうが効果的だと私は考えています。
夏休み:1日の勉強時間がもっとも長くなる時期
🔍 夏休みの勉強時間
夏期講習の時間を含めると、1日8〜10時間程度になる家庭も珍しくありません。ただし講習の授業を受けている時間と、自分の手で問題を解いている時間は別物です。講習の復習を当日中に終わらせる時間を、あらかじめ1日の予定に組み込んでおくことをおすすめします。
9月〜12月:過去問演習で時間の使い方が変わる時期
🔍 秋以降の勉強時間
過去問を本番と同じ時間で解き、解き直しまで行うため、休日の勉強時間はさらに長くなります。過去問1回分は、解く時間と同じかそれ以上を解き直しに使うのが目安です。
この時期に家庭だけで解き直しが回らない場合、過去問の添削に絞って中学受験の家庭教師を短期間だけ使う家庭もあります。
1月〜入試直前:時間を増やさず、生活リズムを本番に合わせる時期
⚠️ 直前期は「増やさない」のが鉄則
直前期に勉強時間をさらに増やそうとして睡眠を削るのは逆効果です。入試の開始時刻に合わせて朝型の生活に切り替え、新しい問題より「間違えた問題の見直し」に時間を使うほうが、本番の得点につながると私は考えています。
塾や志望校で中学受験の勉強時間はどう変わる?
📌 この章のポイント
「友だちは毎日4時間やっている」と聞いて焦る保護者の方は多いのですが、通っている塾や志望校が違えば、必要な時間も変わります。比べる前に知っておきたい違いを整理します。
通う塾のスタイルで家庭学習の量が変わる理由
⚖️ 塾のタイプ別に見た家庭学習の違い
| 塾のタイプ | 授業の特徴 | 家庭学習の傾向 |
|---|---|---|
| 授業で新しい単元を扱い、家で復習する塾 | 授業の理解が前提 | 復習・宿題の量が多くなりやすい |
| 予習用テキストを使う塾 | 授業前に一度目を通す | 予習と復習の両方に時間が必要 |
| 個別指導・家庭教師 | 進度を子どもに合わせられる | 課題量を調整しやすい |
大手集団塾の中でも、宿題の量や家庭学習の前提は塾ごとに異なります。塾ごとの違いは大手6塾を比較した中学受験の塾選びの基準で詳しく比較しています。
最難関校志望と中堅校志望での勉強時間の違い
🔍 志望校のレベルと勉強時間
最難関校を目指すクラスほど、授業の進度が速く、扱う問題も難しくなるため、同じ学年でも家庭学習の時間は長くなる傾向があります。一方、中堅校志望の場合は、基本問題の取りこぼしをなくすことが優先で、時間を延ばすより正答率を上げる勉強が合格に直結します。
元早稲アカ講師が考える「時間」より「回転」が大事な理由
💡 私が指導の中で重視してきたこと
早稲田アカデミーで指導していたころ、成績が伸び悩む子の多くは、勉強時間が足りないのではなく、1週間の課題が終わらないまま次の授業を迎えていました。未消化の課題が積み重なると、机に向かう時間は長いのに、成績は上がらないという状態に陥ります。
そこで私は、勉強時間の目標を立てるより先に、「授業→その週の復習→翌週の確認テスト」という1週間の回転が止まらないかを見るようにしてきました。時間を増やすのは、この回転が回ったうえで、まだ余力がある場合で十分です。
ご家庭で確認するなら、毎週末に「終わっていない宿題・解き直しが何ページ残っているか」を数えてみてください。残りが2週続けて増えているなら、時間ではなく課題の優先順位を見直すべきサインです。勉強時間の記録より、この「未消化の量」のほうが、成績の先行きを正直に映すと私は考えています。
📝 費用面もあわせて確認を
学年が上がり講座が増えると、勉強時間と同時に費用も増えます。塾ごとの総額は大手4塾の月謝と3年間の総額でまとめています。
中学受験の勉強時間を確保する1日のスケジュール例
📌 この章のポイント
目安の時間がわかっても、実際の1日にどう組み込むかが難しいところです。ここでは小5・小6を想定したスケジュール例と、時間を生み出すための工夫を紹介します。
平日(塾がある日・ない日)のスケジュール例
📋 小6・平日のスケジュール例
| 時間帯 | 塾がある日 | 塾がない日 |
|---|---|---|
| 6:30〜7:30 | 起床・計算や漢字(15〜20分) | 起床・計算や漢字(15〜20分) |
| 〜16:00 | 学校 | 学校 |
| 16:30〜17:00 | 軽食・移動 | おやつ・休憩 |
| 17:00〜21:00 | 塾の授業 | 17:00〜19:00 前回の授業の復習 |
| 21:00〜22:00 | 帰宅・夕食・入浴 | 19:00〜20:00 夕食・入浴/20:00〜21:00 宿題 |
| 22:00 | 就寝 | 21:30 就寝 |
※塾の時間帯は塾・学年によって異なります。
休日・長期休みのスケジュールの組み方
🔰 休日の時間割をつくる手順
習い事・睡眠と両立するための考え方
🛡️ 睡眠時間の目安
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、小学生は9〜12時間を参考に睡眠時間を確保することが推奨されています。勉強時間はこの睡眠時間を差し引いた残りで考えるのが前提です。
習い事は、小5までは週1〜2回程度なら勉強と両立している家庭が多いと感じますが、小6で続けるかどうかは、通塾日数が確定する時期に親子で話し合って決めるのがよいと考えています。
時間を増やす前に見直したい3つのポイント
✅ 勉強時間を「増やす前」のチェック
- 答え合わせと解き直しまで終わっているか:解きっぱなしの問題は、時間を使っても得点に結びつきにくくなります。
- 今の学力に合った問題に時間を使っているか:難しすぎる問題に時間を取られていないかを確認します。
- ダラダラ時間が混ざっていないか:机に向かっていても、手が止まっている時間は勉強時間に含めないつもりで見直します。
💡 科目別の時間配分はどう考える?
勉強時間の内訳でよく聞かれるのが科目ごとの配分です。私は、4科目受験の場合、家庭学習の4割前後を算数、2〜3割を国語、残りを理科・社会に充てるのをひとつの出発点にしています。算数は積み上げ型で、一度つまずくと他の単元にも影響が広がりやすいからです。
ただし、これは志望校の配点や得意・不得意で大きく変わります。たとえば算数の配点が高い学校を目指す場合は比重をさらに上げ、理社の暗記が遅れている場合は小6の秋以降に理社の時間を増やす、といった調整が必要です。配分に迷ったら、直近の模試で「失点の大きい科目」から時間を回してください。
🔍 家庭学習を補う手段を比べるなら
家庭学習が回らない原因が「質問できる相手がいないこと」なら、塾以外のサポートを組み合わせるのも一つの方法です。指導形態ごとの違いは学習塾・家庭教師のおすすめランキングで比較しています。
費用を抑えて映像授業を補助に使う場合はスタサプの口コミ・評判、苦手単元だけ個別指導で補う場合は個別指導キャンパスの口コミ・評判が判断材料になります。
中学受験で勉強時間を増やしすぎる注意点
📌 この章のポイント
勉強時間は、増やせば増やすほど成績が上がるわけではありません。長時間勉強にはデメリットもあり、私自身、時間を減らしたほうが成績が安定した例を見てきました。
勉強時間が長いだけでは成績が伸びないケース
❌ 時間をかけても伸びにくい勉強のパターン
- ノートをきれいにまとめることに時間をかけている
- 解説を読んで「わかったつもり」で終わり、自力で解き直していない
- 間違えた問題をそのままにして、新しい問題ばかり解いている
- 親に言われた時間を「座って過ごすこと」が目的になっている
睡眠を削ることのリスク
⚠️ 睡眠不足が受験勉強に与える影響
睡眠時間を削って勉強時間を確保すると、翌日の授業で集中できず、結果的に復習すべき量が増えるという悪循環に陥りがちです。前述の睡眠ガイドの目安を下回る日が続いている場合は、勉強時間の総量より先に、課題の取捨選択を見直してください。
親が時間を管理しすぎることの弊害
⚠️ 「時間の管理」が「監視」になっていないか
勉強時間を親が分単位で管理すると、子どもにとっては「何時間座っていたか」が評価の基準になり、内容が伴わなくなることがあります。小6以降、自分で計画を立てて修正する力は、入試本番だけでなく中学入学後にも必要になる力です。
勉強時間を見直したほうがよいサイン
📉 こんな様子が続いたら一度立ち止まる
- 朝起きられない日や、学校で居眠りをしている日が増えた
- 勉強を始めるまでに毎回長い時間がかかる
- 模試の成績が数か月にわたって下がり続けている
- 食欲がない、イライラが続くなど、体調や気持ちの変化が見られる
こうしたサインが見られるときは、時間を増やすのではなく、塾の先生や学校、必要に応じて小児科などの専門家に相談しながら、学習量を調整することを検討してください。
📝 ご注意
本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。
中学受験の勉強時間に関するよくある質問
📌 この章のポイント
保護者の方から実際によく受ける質問を中心に、勉強時間にまつわる疑問にお答えします。
小4から中学受験の勉強を始めても間に合いますか?
❓ 回答
A. 多くの中学受験塾は新小4(小3の2月)から本格的なカリキュラムを始めるため、小4スタートは標準的な時期です。最初は週12〜18時間程度(塾の授業を含む)から始め、学年とともに段階的に増やしていけば十分に間に合います。
難関校に合格するには1日何時間勉強すればいいですか?
❓ 回答
A. 「何時間やれば合格」という基準はありません。私の指導経験では、最難関校を目指す小6でも平日の家庭学習は2.5〜3.5時間程度が上限の目安で、それ以上に差がつくのは復習の精度と、解き直しを最後までやり切る継続力です。
塾なしで中学受験をする場合、勉強時間はどれくらい必要ですか?
❓ 回答
A. 塾の授業時間がない分、同じ学習量を家庭で確保する必要があるため、家庭学習の時間は通塾組より長くなりがちです。目安は通塾組の「塾+家庭学習」の合計に近い時間で、保護者が学習計画と丸付けを担えるかが成否を分けます。
塾なしで進める場合の教材選びは、スタサプで中学受験に対応できるかを検証した記事も参考にしてください。
習い事は何年生まで続けられますか?
❓ 回答
A. 小4・小5の間は、週1〜2回程度の習い事なら勉強と両立している家庭が多いと私は感じています。通塾日数と課題量が増える小6では、時間の確保が難しくなるため、夏休み前後を目安に一度見直す家庭が多い印象です。
勉強時間が足りないときは睡眠を削ってもいいですか?
❓ 回答
A. おすすめしません。厚生労働省の睡眠ガイドでは小学生に9〜12時間の睡眠が推奨されており、睡眠不足は集中力や記憶の定着に影響します。時間が足りないときは、睡眠ではなく「解かなくてよい問題」を削る方向で調整してください。
子どもの勉強時間は親が管理したほうがいいですか?
❓ 回答
A. 小4〜小5前半までは、親が一緒に1週間の予定を立てるほうがうまく回ることが多いです。ただし時間を細かく監視するより、「今日やる課題」を親子で合意し、終わったかを確認する形に移行していくほうが、小6以降の自走につながります。
まとめ:中学受験の勉強時間は学年と時期に合わせて段階的に増やす
📌 この章のポイント
最後に、この記事の要点と、今日から取り組める行動をまとめます。
🎯 この記事の結論
- 勉強時間の目安は、塾込みで小4が週15時間前後、小5が週24時間前後、小6が週30〜40時間程度
- 小5の後半には、受験勉強の時間が学校の授業時間(週約22時間)とほぼ同じになる
- 小6は時期ごとに目的が変わり、直前期は時間を増やさず生活リズムを整える
- 時間より先に「1週間の復習が回っているか」を確認する
- 睡眠時間は小学生で9〜12時間を目安に確保し、削らない
✅ 今の勉強時間のままでよい可能性が高いご家庭
- 塾の宿題と復習が、次の授業までに毎週終わっている
- 模試の成績が上下しながらも、大きく崩れていない
- 子どもが十分な睡眠をとれている
🔺 時間の使い方を見直したほうがよいご家庭
- 勉強時間は長いのに、復習が終わらない週が続いている
- 就寝時刻が遅くなり、睡眠が足りていない
- 親子ともに「何時間やったか」ばかりを気にしている
🧭 今日からできる最初の一歩
まずは今週1週間、お子さんが「塾の授業」「宿題」「復習」「その他」に何時間使ったかを記録してみてください。この記事の目安と比べるのは、その記録ができてからで十分です。数字が見えると、増やすべきなのか、中身を変えるべきなのかが自然と見えてきます。
📝 ご注意
本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。
🎓 著者プロフィール

kou(教育系Webライター・プロ家庭教師)
中学時代に早稲田アカデミーに通い、慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部を卒業しました。大学在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、指導歴は10年を超えます。現在はフリーランスのプロ家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験のほか、不登校や発達障害のあるお子さんの指導にも携わっています。
この記事を書いた理由:大手中学受験塾の内側で、勉強時間に悩む親子を数多く見てきた立場から、「時間の長さ」だけに振り回されない判断材料をお届けしたいと考えました。特定の塾に偏らず、デメリットも含めて正直にお伝えすることを当サイトの方針としています。
📚 調査概要
- 調査対象:中学受験生の学年別・時期別の勉強時間の目安と、学習時間の確保・調整の方法
- 調査方法:著者の指導経験(早稲田アカデミーでの指導、プロ家庭教師としての指導)/公的資料の文献調査
- 調査実施日:2026年10月14日
- 情報の限界:記事中の勉強時間は筆者の指導経験に基づく目安であり、統計調査の結果ではありません。中学受験生に限定した勉強時間の公的統計は確認できませんでした。各塾の授業時間・通塾日数は年度や校舎で変わるため、個別の数値は掲載していません。
- 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告は含まれていません)
📚 参考文献・引用元
- 学校教育法施行規則(e-Gov法令検索)(参照日:2026年10月14日)
- 文部科学省「学習指導要領」(参照日:2026年10月14日)
- 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(PDF)(参照日:2026年10月14日)
- 国立教育政策研究所「全国学力・学習状況調査」(参照日:2026年10月14日)
🏷️ 更新情報
公開日:2026年10月14日/最終更新日:2026年10月14日
※情報変更があった場合は随時更新します。

