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中学受験の塾費用は?大手4塾の月謝と3年総額を元塾講師が解説

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(指導歴10年超)

中学時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部卒業。在学中は早稲田アカデミーで講師として多数の受験生を指導し、現在は中学受験を含む受験指導を行うプロ家庭教師です。

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公開日:2026年9月26日/最終更新日:2026年9月26日
※情報変更があった場合は随時更新します。

🎯 結論

結論:中学受験の塾費用は、大手集団塾で小4〜小6の3年間に300万円前後が一つの目安です。月謝だけで見ると月2〜6万円台ですが、季節講習・テスト・6年生の特訓が加わり、学年が上がるほど「月謝×12」との差が開くのが実態です。

「月謝表を見て入塾したのに、実際の請求が想像以上だった」という不安をお持ちではありませんか?この記事では、公式・公表額と文部科学省の統計をもとに、費用の全体像と抑え方を整理します。

📋 この記事でわかること

  • SAPIX・日能研・四谷大塚・早稲田アカデミーの2026年度の授業料
  • 講習・テスト・特訓まで含めた学年別の年間費用と3年総額の目安
  • 公立小学生の平均的な塾代との差(文部科学省の調査より)
  • 費用が想定より膨らむパターンと、入塾前に確認すべきこと

読み終えるころには、「わが家は総額いくらを想定すべきか」を自分で試算できる状態になっているはずです。

💬 執筆にあたって

私は早稲田アカデミーで学ぶ側と教える側の両方を経験し、現在は家庭教師として中学受験生も指導しています。ただし、各塾の料金は私の経験ではなく、各塾の公式サイトおよび公表資料の調査に基づいて記載しています。特定の塾から報酬を受け取っておらず、利益相反はありません。料金は改定されるため、最終的には必ず公式情報をご確認ください。

中学受験の塾費用とは?まず全体像をつかむ

📌 この章のポイント

公立小学校に通う子どもが塾にかける費用は、支出した家庭の平均で年間約19万3千円です(文部科学省調査)。中学受験の塾費用はこれとは桁が変わります。この章では、何が「塾費用」に含まれ、総額がどの程度になるのかを先に押さえます。

中学受験の塾費用とは何を指すのか?

🔍 塾費用の5つの構成要素

中学受験の塾費用とは、入塾金・毎月の授業料・季節講習費・テストや模試の受験料・教材費の合計を指します。6年生ではこれに志望校別の特訓講座や正月特訓などが加わります。

パンフレットで最初に目に入るのは月額授業料ですが、それは5つの要素のうちの1つにすぎません。

3年間の総額はいくらが目安か?

🧮 公表額から見た3年総額

早稲田アカデミーが2026年度の費用として公表している年間費用(講習会・必修テスト等を含む)は、4年生約66.1万円、5年生約101.1万円、6年生約115.4万円で、3年間の合計は約283万円です。ただしこの金額には教材費・合宿・集中特訓・正月特訓・志望校別対策講座が含まれていません。

これらを加えると、大手集団塾の3年総額は300万円前後を一つの目安と考えるのが現実的です。

公立小学生の平均的な塾代との比較

📊 学年別の年間費用と平均塾代の比較

年間費用の比較(単位:万円) 公立小・塾支出者平均 早稲アカ 4年生 早稲アカ 5年生 早稲アカ 6年生 19.3 66.1 101.1 115.4 ▲5年生で約1.5倍に 6年生の年間費用は、公立小学生の平均塾代(支出した家庭)の約6倍 出典:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」、リセマム「早稲田アカデミーの特徴と費用(2026年度版)」※教材・合宿・特訓等を除く

※中学受験塾の数値は早稲田アカデミーの公表例(講習会・必修テスト等を含む)。塾・コースにより異なります。

💡 数字から読み取れること

このグラフで注目してほしいのは、4年生から5年生への跳ね上がりです。4年→5年の増加は約35万円、5年→6年の増加は約14万円。最大の段差は5年生の入口にあります。文部科学省の調査でも、私立小学校の学校外活動費は6年生が年約89万1千円と全学年で最も多く、受験学年に支出が集中することは公的データからも読み取れます。「4年生の支出ペースなら払える」と判断して始めると、5年生で家計の見直しを迫られることになりかねません。資金計画は、最も高くなる6年生の金額から逆算しておくことをおすすめします。

高校受験との費用差が気になる方は、中学受験と高校受験の費用差の比較もあわせてご覧ください。

大手4塾の授業料を学年別に比較

📌 この章のポイント

同じ6年生でも、月額授業料は塾によって3万円台から6万円台まで開きがあります。ここでは首都圏の大手4塾について、公式に確認できた2026年度の金額を比較します。

SAPIX・日能研・四谷大塚・早稲田アカデミーの月額授業料一覧

⚖️ 大手4塾の月額授業料(税込・2026年度)

塾(コース)4年生5年生6年生入会金
SAPIX(首都圏)45,650円57,750円66,000円33,000円
日能研(首都圏・Wコース4科・後期)24,200円31,020円37,180円22,000円
四谷大塚(直営・本科4教科)41,800円52,250円時期により変動公式で確認
早稲田アカデミー月額は校舎・コースで異なるため年間費用で比較(次項)公式で確認

出典:SAPIX公式サイト、日能研公式サイト、四谷大塚公式サイト(2026年9月26日参照)。日能研は2026年後期(9月〜2027年1月)の金額。

📝 費用情報についての注記

本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は各サービスの公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。

講習・テストを含めた学年別の年間費用

📋 早稲田アカデミーの学年別年間費用(2026年度・税込)

学年年間費用月あたり換算
1・2年生268,940円約2.2万円
3年生401,940円約3.3万円
4年生661,100円約5.5万円
5年生1,010,900円約8.4万円
6年生1,153,880円約9.6万円

出典:リセマム(2026年3月18日)。各期講習会・必修テスト・カリキュラムテストを受講した場合。教材・合宿・集中特訓・正月特訓・志望校別対策講座は含まない。月あたり換算は12で割った当サイトの計算。

🔢 月謝だけの単純計算との差

SAPIXの6年生の月額授業料66,000円を12倍すると792,000円です。これは授業料だけの金額で、季節講習や志望校別の特訓は含まれません。「月謝×12」は年間費用の下限と考え、講習・テスト・特訓の分を上乗せして見積もる必要があります。

月謝の安さだけで塾を比較してはいけない理由

💬 塾講師を経験した立場から

塾の内側にいた立場から言うと、大手集団塾のカリキュラムは、平常授業と季節講習をセットにして1年間が設計されています。講習は「受けても受けなくてもいいオプション」ではなく、新しい単元や総復習が組み込まれていることが多いのです。

そのため、月謝が安い塾ほど講習やテストの比重が大きい、あるいはその逆、ということが起こります。比較するときは月謝ではなく、講習・テスト込みの年間費用をそろえて並べてください。

🔰 入塾テストについて

多くの塾では入塾時にテストがあり、SAPIXのように入室テストの結果でクラスが決まる塾もあります。受験料や科目の詳細はSAPIX入室テストの費用と基準で解説しています。

月謝以外にかかる中学受験の費用内訳

📌 この章のポイント

年間費用の中で月謝が占める割合は、学年が上がるほど小さくなります。ここでは、見落とされやすい「月謝以外」の費用を項目ごとに確認します。

季節講習(春期・夏期・冬期)の費用

⚠️ 最も金額が大きいのは夏期講習

季節講習の中で最も日数が多く費用もかさむのが夏期講習です。各塾とも講習費は学年・コースごとに案内され、日程や金額は教室から別途通知される形式が一般的です。日能研も公式サイトで、期間講習の日程・費用は教室から別途知らせると明記しています。

入塾前の段階では、前年度の講習費の実績額を教室で聞いておくのが確実です。

テスト・模試代と教材費

📋 定期的にかかる費用

  • テスト・模試代:クラス分けテストや公開模試が定期的にあり、塾によって授業料に含まれるか別払いかが異なります。
  • 教材費:半期ごとにまとめて請求されることが多く、日能研の6年生(4科)は2026年後期の教材費だけで59,796円です。

月々の口座振替額が一定でない理由は、これらの費用が特定の月に集中するためです。

6年生の特訓・志望校別講座・正月特訓

❗ 6年生は「上乗せ」が本番

6年生の後半になると、日曜日などに志望校別の特訓講座が始まり、年末年始には正月特訓が設定される塾が一般的です。前述の早稲田アカデミーの年間費用115.4万円には、これらの志望校別対策講座や正月特訓は含まれていません。

6年生の予算は、公表されている年間費用に特訓分を上乗せして考える必要があります。

中学受験で塾費用が膨らむパターン

📌 この章のポイント

費用が想定を超える原因は、塾の料金設定そのものよりも、家庭の側の「読み違い」にあることが少なくありません。ここではメリットの裏側にある注意点を率直にお伝えします。

塾費用の見積もりでよくある読み違い

📉 予算オーバーにつながる3つの読み違い

  • 月謝だけで年額を計算する:講習・テスト・教材が抜け落ち、実際の支出と大きくずれます。
  • 4年生の支出で3年間を見積もる:5年生で年間費用が約1.5倍になる例があり、後半ほど苦しくなります。
  • 入試費用を塾費用と別に考えていない:受験料や入学手続き時の納入金は、塾費用とは別に必要です。金額は学校ごとに異なるため、志望校の募集要項で確認してください。

個別指導や家庭教師の併用で二重払いになるケース

✏️ 家庭教師として感じること

家庭教師として中学受験生を指導していると、集団塾の授業についていくための補習として家庭教師や個別指導を併用するご家庭は珍しくありません。併用自体は有効な場合もありますが、目的が曖昧なまま始めると、集団塾の費用に上乗せで毎月の支出が増え続けます。

併用するなら「算数の特定単元を〇月までに」のように範囲と期間を決めることが、費用対効果を保つ最大のポイントです。個別指導塾の実際の評判を確認したい方は、個別指導キャンパスの口コミ分析が参考になります。

注意点:費用をかければ合格できるわけではない

⚠️ 費用と結果は比例しない

講座を増やすほど、子どもが復習にかけられる時間は減ります。特に5・6年生は、授業時間が増えて家庭学習が追いつかなくなることがあります。追加講座を申し込む前に、今受けている授業の復習ができているかを確認してください。

📝 進路選択についての注記

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。

費用で失敗しない塾の選び方と抑え方

📌 この章のポイント

費用を抑えることと、必要な学習を確保することは両立できます。ここでは塾選びの判断軸と、具体的な抑え方、入塾前の確認手順を紹介します。

費用面から見た塾の選び方

🔍 比較するときの4つの軸

  1. 年間費用で比べる:講習・テスト込みの金額で横並びにする。
  2. 志望校のレベルと塾の得意層を合わせる:前掲の表でも、6年生の月額授業料は塾によって約2.9万円の差があります。
  3. 通塾の負担:交通費や送迎の時間も実質的なコストです。
  4. 家庭学習のフォロー体制:補習が塾内で完結すれば、外部の追加費用を抑えられます。

塾と家庭教師を横断して比べたい方は、学習塾・家庭教師のおすすめ比較もご覧ください。

中学受験の塾費用を抑える方法

✅ 現実的な抑え方

  • 任意講座は目的で選ぶ:全講座を受けるのではなく、弱点に関係するものに絞る。
  • 特待生・兄弟割引などの制度を確認:制度の有無と条件は塾ごとに異なるため、入塾前に確認する。
  • 低学年は映像授業や通信教育で基礎を固める:本格的な通塾開始までの費用を抑えられます。

映像授業の実力と限界は、スタディサプリの講座別の評判で詳しく検証しています。

入塾前に費用を確認する手順

📋 入塾前の確認ステップ

① 公式サイトで月額授業料と入会金を確認
学年・コース・地域で金額が異なるため、該当するものを選びます。
② 教室で年間費用の実績を聞く
前年度の講習費・テスト代・教材費の合計を具体的に質問します。
③ 6年生の特訓・正月特訓の有無と費用を確認
最も支出が増える学年の上乗せ分を把握します。
④ 3年総額を家計に当てはめる
入試の受験料と入学後の学費も含め、無理のない計画かを判断します。

よくある質問

📌 この章のポイント

保護者の方から寄せられやすい疑問を、公的データや公表資料で確認できる範囲で回答します。

中学受験の塾は何年生から通うのが一般的?費用はいつから増える?

❓ Q&A

Q. 中学受験の塾は何年生から通うのが一般的ですか?費用はいつから増えますか?

A. 大手集団塾の多くは新4年生(3年生の2月)から4科目の本格カリキュラムが始まります。費用は4年生から月謝が上がり、5年生で講習・テストを含めた年間費用が大きく増える傾向があります。早稲田アカデミーの2026年度の公表例では、4年生約66万円に対し5年生は約101万円です。

塾なしで中学受験はできる?

❓ Q&A

Q. 塾なしで中学受験はできますか?

A. 不可能ではありませんが、難関校ほど入試問題の傾向対策やペース管理を家庭で担う負担が大きくなります。通信教育や映像授業、家庭教師を組み合わせる方法もありますが、費用が下がる代わりに保護者の関与が増える点を前提に検討してください。

個別指導や家庭教師だけの場合の費用は?

❓ Q&A

Q. 個別指導や家庭教師だけで中学受験をする場合の費用は?

A. 個別指導や家庭教師は授業時間と回数で料金が決まるため、コマ数次第で大きく変わり、一律の相場は示せません。集団塾の補習として併用すると総額は集団塾単独より高くなりやすいので、目的と回数を決めてから見積もりを取ることをおすすめします。

家庭教師の選び方は中学受験で家庭教師が必要なケースで解説しています。

塾費用を払うには年収がいくら必要?

❓ Q&A

Q. 中学受験の塾費用を払うには年収がいくら必要ですか?

A. 「年収○○万円なら大丈夫」と断定できる公的データはありません。塾の3年間総額(大手集団塾で300万円前後が一つの目安)に加え、入学後の私立中学の学費も続くため、入試までと入学後6年間をまとめて家計に当てはめて判断してください。

塾代に使える公的な支援制度はある?

❓ Q&A

Q. 塾代に使える公的な支援制度はありますか?

A. 一部の自治体では、所得などの条件を満たす世帯に学習塾等の費用を助成する制度があります(例:大阪市の塾代助成事業)。対象学年・所得要件・金額は自治体ごとに異なるため、お住まいの自治体の公式サイトで最新情報を確認してください。

まとめ:中学受験の塾費用は「月謝」ではなく「3年総額」で考える

インフォグラフィック

🎯 この記事のまとめ

  • 大手4塾の6年生の月額授業料は、日能研37,180円(後期・Wコース4科)からSAPIX66,000円まで開きがある
  • 講習・テスト込みの年間費用は、早稲田アカデミーの公表例で4年生約66万円・5年生約101万円・6年生約115万円
  • 特訓や教材費を加えると、3年総額は300万円前後が一つの目安
  • 費用の山は5・6年生。資金計画は6年生の金額から逆算する

⭕ 大手集団塾が向いているご家庭

  • 3年総額300万円前後と入学後の学費を見込んだうえで、計画が立てられる
  • 塾のカリキュラムに沿って、講習まで含めて通う前提で考えられる
  • 家庭での復習時間を毎週確保できる

❌ 別の選択肢も検討したいご家庭

  • 月謝の範囲内でしか予算を組めない
  • 5・6年生の支出増に対応できる見通しが立たない
  • 志望校が決まっておらず、まず学習習慣づくりから始めたい

🧭 次にやること

気になる塾の公式サイトで今年度の授業料を確認し、教室に「講習・テスト・特訓を含めた年間費用の実績」を質問してみてください。その金額を3年分並べれば、わが家にとって現実的な選択肢が見えてきます。

🎓 著者プロフィール

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師

指導歴10年超。中学時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高等学校に合格し、慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導しました。現在はフリーランスのプロ家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験のほか、中高一貫校生・浪人生・不登校・発達障害のお子さまの指導にも携わっています。

この記事を書く理由:塾に通う側・教える側・家庭教師として外から塾を支える側の3つの立場を経験してきました。塾費用を「パンフレットの数字」ではなく「家庭が実際に払う総額」で考える視点をお届けしたいと考えています。

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📝 調査概要

  • 調査対象:首都圏の大手中学受験塾4社(SAPIX・日能研・四谷大塚・早稲田アカデミー)の費用、文部科学省の学習費統計
  • 調査方法:公式サイト調査/公的統計・報道資料の文献調査/著者の業界知見
  • 調査実施日:2026年9月26日
  • 情報の限界:各塾の季節講習費・特訓費は教室ごとの案内となるものが多く、全塾について同一条件の年間総額は確認できませんでした。関西・東海など首都圏以外の料金体系、入試の受験料、私立中学入学後の学費は本記事の調査対象外です。
  • 利益相反の有無:なし(本記事で紹介する塾から便宜を受け取っていません)

🏷️ 記事情報

公開日:2026年9月26日/最終更新日:2026年9月26日
※情報変更があった場合は随時更新します。