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🎓 この記事を書いた人
🎯 結論
結論:河合塾の模試は受けない科目があっても受験できますが、志望校の入試で使う科目を受けないと、その大学の判定は出ない(または参考扱いになる)可能性が高いです。受けない科目は「志望校の入試科目に入っているか」で決め、白紙提出ではなく申込・科目選択の段階で外すのが基本です。
「数学はもう使わないから受けたくない」「理科の2科目目が間に合っていない」──模試の申込前に、こうした迷いを抱える受験生や保護者の方は少なくありません。家庭教師として大学受験生の模試の受け方に助言してきた立場から言うと、科目の削り方ひとつで、成績表から得られる判断材料は大きく変わります。この記事では、公式情報の範囲で仕組みを整理したうえで、指導経験から「削ってよい科目・削ってはいけない科目」の線引きをお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 河合塾の模試で一部の科目だけ受けられるのか
- 受けない科目があると偏差値・判定・成績表はどうなるのか
- 白紙で出すのと「受けない」の違い
- 受けるべきか迷ったときの判断基準(フローチャート付き)
- 申込・志望校登録・当日の注意点
読み終えるころには、次の模試でどの科目を受け、どの科目を外すかを自分で決められる状態になることを目指しています。なお、私は河合塾の関係者ではなく、本記事は河合塾公式サイトなど公開情報の調査と指導経験に基づいて執筆しています。
河合塾の模試で「受けない科目」を作ってもいいのか
🔍 まず押さえたい前提
そもそも、模試は「全科目そろって受けなければいけないもの」なのでしょうか。この章では、河合塾の全統模試の科目選択の仕組みを整理し、受けない科目を作ること自体が可能かどうかを確認します。
河合塾の模試で受けない科目があっても受験はできる
📌 受けない科目があっても受験は可能
河合塾の全統模試は、受験生が自分の入試に必要な教科・科目を選んで受ける形式が基本です。国公立志望で5教科を受ける人もいれば、私立文系志望で英語・国語・地歴の3教科だけを受ける人もいます。つまり、受けない科目があること自体は珍しくなく、模試の受験そのものに問題はありません。
ただし「どの段階で科目を選ぶか」は模試の種類によって違います。申込時に受験する教科の組み合わせを選ぶ回もあれば、共通テスト形式のように当日の解答用紙で選択科目をマークする回もあります。詳しくは河合塾公式サイトの全統模試案内で、受ける回ごとに確認してください。
記述模試と共通テスト模試で科目の選び方はどう違う?
🆚 模試の形式別・科目選択の考え方
| 形式 | 科目選択の主なタイミング | 受けない科目の考え方 |
|---|---|---|
| 全統記述模試など記述式 | 申込時に受験する教科を選ぶ形式が中心(回により異なる) | 個別試験(2次・私大一般)で使わない教科は外しやすい |
| 全統共通テスト模試など | 申込時の教科選択+当日の解答用紙で選択科目をマーク | 共通テストで使う科目は、志望校の配点に合わせてそろえる |
| 学校で受ける団体模試 | 学校が受験教科を指定することが多い | 個人の判断で外せないことがあるため、まず担任に相談 |
表は河合塾公式サイトの各模試の案内をもとに、筆者が科目選択の考え方として整理したものです。実際の選び方は回ごとの案内が優先されます。
💬 元塾講師の見方
出題範囲を確認せずに「この科目は範囲が終わっていないから受けない」と決める生徒もいますが、まずは回ごとの出題範囲を見てから判断してほしいと考えています。範囲を見れば「既習範囲だけで半分は解ける」と気づくケースが多いからです。
受けない科目が判定・偏差値・成績表に与える影響
📊 この章の要点
受けない科目があると、成績表のどこに影響が出るのでしょうか。結論から言うと、科目ごとの偏差値にはほぼ影響がなく、影響が大きいのは志望校判定と合計点です。項目別に見ていきます。
科目別の偏差値は受けた科目ごとに出る
🔢 偏差値への影響
偏差値は、その科目を受験した人の中での位置を示す数値です。そのため、数学を受けなかったからといって英語や国語の偏差値が下がることはありません。受けた科目の偏差値は、受けた科目の答案だけで算出されます。
一方で、複数教科を合算した偏差値は、その組み合わせの科目をすべて受けた場合に意味を持つ数値です。科目が欠けていると合算対象から外れたり、比較の前提が崩れたりするため、合計の数字を見るときは自分の受験科目と照らし合わせてください。
大学ごとの入試科目と配点は、Kei-Netの使い方で紹介している方法で調べられます。
志望校判定は入試科目がそろっているかで決まる
⚠️ 判定は「科目のそろい方」に左右される
河合塾の志望校判定は、志望する大学・学部の入試で使う教科・科目と配点に合わせて成績を換算して出されます。入試に必要な科目を受けていない場合、その大学の判定は出ないか、参考扱いになる可能性が高いと考えてください。
たとえば、大学入学共通テストで数学を課す国公立大学を志望しているのに数学を受けなければ、その大学の判定材料がそろいません。判定の出方そのものについては、判定ランクの見方もあわせて確認すると理解が早いです。
白紙提出と「受けない」は扱いが違う
❌ 白紙で出すのはおすすめしません
見落とされがちなのがこの違いです。科目を選択・申込したうえで白紙のまま提出すると、0点として集計される可能性があります。そうなると、その科目の偏差値はもちろん、合計点や判定まで実力より低く出てしまいます。
受けないと決めた科目は、申込時に外す、あるいは解答用紙の科目選択でマークしないなど、「受験していない」状態にしておくのが基本です。具体的な処理方法は模試ごとの受験上の注意に従ってください。
💬 元塾講師が生徒に伝えている線引き
時間が足りず手が回らなかった科目でも、白紙にはせず、解ける大問だけでも解いて出すよう私はすすめています。途中までの答案でも、どの単元なら得点できるのかという情報が成績表に残るからです。
「受けない」のは入試で使わない科目だけ、受けると決めた科目は1問でも解いて出す。この線引きを守るだけで、模試から得られる情報量は大きく変わると考えています。
受けない科目を決める前の判断基準
🧮 判断の軸は「入試で使うかどうか」
では、どの科目なら外してよいのでしょうか。判断の軸はシンプルで、志望校の入試(併願校・受験方式を含む)でその科目を使うかどうかです。ここでは受けなくてよいケースと受けたほうがよいケースを分け、迷ったときのフローチャートも用意しました。
受けなくてよい科目・受けたほうがよい科目の見分け方
⭕ 受けない選択が合理的なケース
- 私立専願で、受験するすべての大学・方式がその科目を課さない
- 志望校と受験方式が固まっており、併願校でも使わない
- 空いた時間で主要科目の復習・解き直しをする計画がある
❌ 受けないと後悔しやすいケース
- 志望校の入試で使うのに「苦手だから」「準備不足だから」という理由で外す
- 高1・高2で、文理選択や志望校がまだ固まっていない
- 共通テスト利用入試や国公立への志望変更の可能性が残っている
その科目を受けるべきか判断するフローチャート
🔍 3つの質問で決める
出典:筆者作成(河合塾公式サイトの全統模試案内と指導経験をもとに判断軸を整理)
元塾講師が見てきた「科目を削って後悔する」パターン
💡 指導現場で感じてきたこと
私が大学受験生を指導してきた中で、模試の科目を削って後悔するパターンには共通点がありました。それは「入試で使わないから外す」のではなく、「点が取れなさそうだから外す」という判断です。
苦手科目を外すと、成績表の見た目はきれいになります。しかし、模試の本来の役割は「本番までに何が足りないかを知ること」です。苦手科目こそ、どの単元で失点しているかを模試で確認しておかないと、秋以降に対策の優先順位を決められません。国公立志望で数学や理科の2科目目を外し続けると、その大学の判定が一度も出ないまま出願期を迎えることになりかねません。判定は1回の結果より回を重ねたときの推移で読むものなので、早い時期から科目をそろえておく価値は大きいと私は考えています。
逆に、志望校と受験方式が固まった私立専願の受験生が、使わない科目を外して主要3教科の見直しに時間を回すのは、私は十分に合理的な選択だと考えています。
受けない科目がある日の注意点
❗ 手続きのミスが一番もったいない
受けない科目を決めたら、次は手続きです。申込・志望校登録・当日の入退室で思わぬ失敗をしないよう、つまずきやすいポイントを確認しておきましょう。
申込時と志望校登録で気をつけること
⚠️ 受験科目と志望校のズレに注意
- 受験科目と志望校の入試科目を照合する:登録した志望校の入試に必要な科目が、受験予定の科目に含まれているか確認します。
- 判定を出したい大学を優先して登録する:受けない科目があると判定が出ない大学も出てくるため、科目がそろう大学を中心に登録すると成績表を活かしやすくなります。
- 申込後の変更可否を確認する:受験教科の変更ができるかどうかや期限は、模試ごとの案内で確認してください。
志望校の登録方法や締切は志望校登録のやり方と選び方で詳しく解説しています。
受けない科目の時間は退出できる?
⚠️ 入退室は会場の指示が最優先
受けない科目の時間帯に途中退出してよいか、あとの科目から遅れて入室してよいかは、模試や会場によってルールが異なります。受験票や会場の案内に書かれた指示に従い、不明な点は当日の係員に確認してください。自己判断で動くと、ほかの受験生の迷惑になったり、入室できなかったりするおそれがあります。
待機する場合に備えて、復習用の教材を持っていくと時間を有効に使えます。持ち込みのルールは模試の持ち物リストで確認できます。
学校で受ける団体模試の場合
🏢 団体受験は学校の方針が前提
学校で一斉に受ける模試は、学校側が受験教科を決めていることが多く、個人の判断で科目を外せない場合があります。どうしても受けない科目を作りたい理由があるなら、志望校と受験方式を説明したうえで担任や進路指導の先生に相談するのが筋です。
受けない科目より大切な模試の活かし方
🧭 模試を「判断材料」に変える
どの科目を受けるか決めたら、次は模試を受けたあとの使い方です。受けた科目の結果を最大限活かすことが、受けなかった科目の分まで取り返す近道になります。
模試の前後でやることを4ステップで整理
📋 模試を活かす4ステップ
第1志望・併願校それぞれの必要科目を一覧にし、受ける科目を決めます。
判定を出したい大学の入試科目が、受ける科目に含まれているか照合します。
迷った問題に印をつけておくと、復習で「知識不足」か「時間不足」かを切り分けられます。
偏差値より、失点した単元と配点を見て次の1か月の学習計画に落とし込みます。
苦手科目を避けたいときの代わりの対策
✏️ 「受けない」以外の選択肢
苦手だから模試を受けたくない、という気持ちはよくわかります。ただ、その科目が入試で必要なら、避けるより「模試までに最低限の範囲を固める」ほうが結果的に楽になります。
独学で基礎を戻すなら、映像授業は費用を抑えやすい選択肢です。全4講座の実態を整理したスタディサプリの実態も参考にしてください。
苦手単元を一対一で埋めたい場合は個別指導も候補になり、個別指導キャンパスの口コミ分析では向き不向きを整理しています。
塾・家庭教師を広く比べたい方は学習塾・家庭教師の比較ランキングが出発点になります。
河合塾の模試の受けない科目に関するよくある質問
❓ よくある質問
申込前・当日によく寄せられる疑問をまとめました。
河合塾の模試で一部の科目だけ受けることはできますか?
❓ Q&A
A. できます。全統模試は受験する教科・科目を選んで受ける形式が基本で、受けない科目があっても模試そのものは受験できます。ただし科目の選び方や申込方法は模試の種類・回ごとに異なるため、河合塾公式サイトの各模試の案内に従ってください。
受けない科目があると受験料は安くなりますか?
❓ Q&A
A. 受験料は模試ごとに設定されており、受けない科目の数に応じて減額される仕組みは、公式サイトの案内からは確認できませんでした。最新の金額と条件は申込前に河合塾公式サイトでご確認ください。
受けない科目があると志望校判定は出ますか?
❓ Q&A
A. 志望校の入試で必要な教科・科目を受験していない場合、その大学・学部の判定は出ないか、参考程度の扱いになる可能性が高いです。判定を活用したいなら、志望校の入試で使う科目は受験しておくことをおすすめします。
白紙で提出するのと受けないのは同じですか?
❓ Q&A
A. 同じではありません。科目を選択したうえで白紙で提出すると0点として集計される可能性があり、偏差値や判定が実力より低く出ます。受けない科目は、申込時や解答用紙の科目選択の段階で受験しない形にしておくのが基本です。
受けない科目の時間は帰ってもいいですか?
❓ Q&A
A. 入退室のルールは模試や会場によって異なります。途中退出や遅れての入室ができるかどうかは、受験票や会場の案内に書かれた指示に従い、わからない場合は当日の係員に確認してください。
まとめ:河合塾の模試で受けない科目は入試科目で決める
🎯 この記事のまとめ
- 河合塾の模試は、受けない科目があっても受験できる
- 科目別の偏差値は受けた科目ごとに出るが、志望校判定は入試科目がそろわないと出ない可能性が高い
- 白紙提出は0点扱いになるおそれがあるため、申込・科目選択の段階で外す
- 入退室・科目変更のルールは模試ごと・会場ごとの案内に従う
受けない科目は「苦手かどうか」ではなく「志望校の入試で使うかどうか」で決めてください。それが、模試を本番に向けた判断材料として活かす一番の近道だと私は考えています。
✅ 受けない科目を作ってよい人
- 志望校と受験方式が固まっていて、その科目を一切使わない
- 空いた時間の使い道(主要科目の復習)が決まっている
❌ 受けない科目を作らないほうがよい人
- 志望校の入試で使う科目を、苦手・準備不足を理由に外そうとしている
- 高1・高2で、文理選択や志望校がまだ流動的
- 共通テスト利用や国公立への志望変更の可能性がある
🧭 次にやること
まずは河合塾公式サイトの全統模試案内で、次に受ける回の教科選択と申込方法を確認し、志望校の入試科目と照らし合わせてみてください。
📝 進路選択についての注記
本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。
🎓 著者プロフィール

kou(教育系Webライター・プロ家庭教師)
中学時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導。指導歴は10年を超え、中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校・浪人生・不登校・発達障害の指導経験があります。
この記事を書く資格がある理由:大学受験生・浪人生の家庭教師として、模試の受験科目の選び方や成績表の読み解き、志望校選びに日常的に関わってきました。いかなる教育機関にも忖度せず、メリット・デメリットの双方をお伝えすることを方針としています。
📚 調査概要
- 調査対象:河合塾の全統模試における受験科目の選択と、成績・判定の扱い
- 調査方法:公式サイト調査/著者の指導経験に基づく知見
- 調査実施日:2026年10月10日
- 情報の限界:私は河合塾の関係者ではなく、判定の算出方法の内部仕様や、未受験科目・白紙答案の集計処理の詳細は公式に公開された範囲を超えて確認できていません。科目選択の方法や入退室のルールは模試・会場ごとに異なるため、受験時の案内を優先してください。
- 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告は含まれません)
📚 参考文献・引用元
- 河合塾「全統模試」公式案内(参照日:2026年10月10日)
- 河合塾 大学入試情報サイト Kei-Net(参照日:2026年10月10日)
- 独立行政法人 大学入試センター(参照日:2026年10月10日)
🏷️ 記事情報
公開日:2026年10月10日/最終更新日:2026年10月10日
※情報変更があった場合は随時更新します。

