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中学受験率が高い小学校は?23区データと選び方を元塾講師が解説

インフォグラフィック

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(指導歴10年超)

中学時代に早稲田アカデミーへ通い慶應義塾高校に合格、慶應義塾大学経済学部卒。在学中は早稲田アカデミーで多くの受験生を指導し、現在はフリーランスで中学受験から大学受験まで指導しています。

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公開日:2026年10月16日/最終更新日:2026年10月16日
※情報変更があった場合は随時更新します。

🎯 結論

結論:「中学受験率が高い小学校」を学校単位で示す公的データは、私が確認した範囲では存在しません。公表されているのは区市町村単位の数字で、東京23区では文京区(48.5%)・千代田区(44.1%)・港区(41.9%)などが上位です。

学校選びや引っ越しを考えるなら、ネット上の「〇〇小は受験率◯割」という噂よりも、公的統計で地域の傾向をつかみ、わが家の受験方針を先に決めることが失敗しない近道だと考えます。

🔍 この記事でわかること

「周りが受験する小学校に入れた方がいいの?」「うちの学区はどのくらい受験するの?」と迷っていませんか。この記事では、次の疑問に答えます。

  • 中学受験率が高い小学校・地域はどこか(東京23区の最新データ)
  • 小学校ごとの受験率が見つからない理由と、数字の正しい読み方
  • 受験率が高い環境のメリット・デメリット
  • 気になる学校・地域の受験事情を調べる具体的な手順

読み終えるころには、数字に振り回されずに学校・地域を判断する物差しが手に入るはずです。

💬 この記事の立ち位置

私は早稲田アカデミーで講師として受験生を指導し、現在もプロ家庭教師として中学受験生を見ています。一方で、私自身は高校受験で慶應義塾高校に進んだ立場です。そのため「中学受験ありき」ではなく、中学受験・高校受験の両方を知る目線で書いています。

なお、統計データは東京都教育委員会などの公表資料に基づいており、個別の小学校の受験率は推測で書いていません。特定の学校・塾との利害関係もありません。

  1. 中学受験率が高い小学校とは?数字を見る前の3つの前提
    1. 中学受験率とは?私立中学進学率との違い
    2. 小学校ごとの受験率が公表されていない理由
    3. 国立・私立小学校は「受験率」の意味がまったく違う
  2. 中学受験率が高いエリアは?東京23区の最新データ
    1. 東京23区の私立中学進学率ランキング(2025年3月卒業者)
    2. 5年推移から読み取れる3つのこと
    3. 首都圏全体の中学受験者数・受験率(2026年入試)
  3. 中学受験率が高い小学校・地域に共通する特徴
    1. 受験率が高い地域に共通する3つの背景
    2. 文京区の「3S1K」に代表される人気公立小をどう見るか
    3. 元早稲アカ講師が見た「周りが受験する環境」の功罪
  4. 受験率が高い小学校を選ぶメリット・デメリット
    1. 受験率が高い環境のメリット
    2. 見落としがちなデメリット・注意点
    3. 受験率が高い環境が向いている家庭・向いていない家庭
  5. 気になる小学校・地域の受験事情を調べる手順
    1. 公的統計で地域全体の傾向をつかむ
    2. 学校公開・説明会で確認したいポイント
    3. 中学受験を視野に入れたら最初にやること
  6. 中学受験率が高い小学校に関するよくある質問
    1. 中学受験率が高い小学校に通えば、合格しやすくなりますか?
    2. 小学校ごとの中学受験率はどこで調べられますか?
    3. 中学受験率が低い地域に住んでいると不利ですか?
    4. 東京以外の地域の中学受験率はどのくらいですか?
    5. 受験率が高い小学校で中学受験をしないと、浮いてしまいますか?
    6. 中学受験の準備はいつから始めるのが一般的ですか?
  7. まとめ:中学受験率が高い小学校より「わが家の方針」を先に決める

中学受験率が高い小学校とは?数字を見る前の3つの前提

📌 この章のポイント

「受験率◯%」という数字は、実は何を数えたかによって意味が大きく変わります。この章では、ランキングを見る前に押さえておきたい言葉の定義と、学校別データが出回らない理由を整理します。

中学受験率とは?私立中学進学率との違い

🔰 用語の定義

中学受験率とは、小学6年生のうち、国立・私立・公立中高一貫校などの中学入試を受けた児童の割合を指すのが一般的です。一方、東京都教育委員会が公表しているのは、公立小学校を卒業した児童が実際にどこへ進学したか(私立中学進学率など)です。

受験したものの公立中学校に進んだ子や、都立の中高一貫校に進んだ子は「私立中学進学率」に含まれません。そのため、実際に受験した子の割合は、私立中学進学率より高いと考えるのが自然です。

📊 よく見かける3つの指標

指標公表元対象最新の値
私立中学進学率東京都教育委員会都内公立小の卒業者19.9%(2025年3月卒)
国立中学進学率東京都教育委員会都内公立小の卒業者0.4%(2024年3月卒)
中学受験率(推計)首都圏模試センター1都3県の小学6年生18.06%(2026年入試)

※東京都の統計では、都立中等教育学校などの公立一貫校への進学は「公立」に含まれ、私立とは区別されています。

小学校ごとの受験率が公表されていない理由

ℹ️ 公的データは「区市町村単位」まで

東京都教育委員会の進路状況調査は、区市町村別の集計までを公表しています。公立小学校ごとの受験率・私立進学率は、私が確認した範囲では公的に公表されていません。

学校単位では卒業生の人数が少なく、公表すると個人の進路が推測されやすくなるためだと私は考えています(公式に理由が説明されているわけではありません)。ネット上の「〇〇小は7割が受験」といった数字は、出典が示されていない限り伝聞として受け止めるのが安全です。

💬 「受験率7割」の噂をどう読むか

23区で最も高い文京区でも、私立中学進学率は48.5%です。30人のクラスに置き換えると約15人が私立中学へ進む計算になります。

ここで注意したいのは、噂の数字が「受験した割合」なのか「私立に進学した割合」なのかです。受験しても不合格だった子や、都立の中高一貫校に進んだ子は進学率に含まれないため、受験率が進学率を上回るのは自然なことです。「7割」という数字を聞いたら、まず何を数えた数字なのか、どの学年の話なのかを確かめることをおすすめします。数字の定義を確かめずに転居や学校選びを決めるのは、私は避けるべきだと考えています。

国立・私立小学校は「受験率」の意味がまったく違う

🏢 国立・私立小学校の場合

国立大学の附属小学校や私立小学校の多くは、附属・系列の中学校への進学ルートを持っています。そのため「外部の中学校を受験する子の割合」は、内部進学の条件や系列校の有無によって学校ごとに大きく異なります。

こうした学校の外部受験の状況は、各校の公式サイトや説明会での公表内容が唯一の確かな情報源です。本記事では、公立小学校の進路データを中心に扱います。そもそも中学受験をするかどうかで迷っている段階なら、中学受験と高校受験の判断基準から整理するのがおすすめです。

中学受験率が高いエリアは?東京23区の最新データ

📌 この章のポイント

東京23区の私立中学進学率は、最も高い区と低い区で約4.6倍の開きがあります。ここでは東京都教育委員会の区市町村別データをもとに、最新の順位と5年間の推移を見ていきます。

東京23区の私立中学進学率ランキング(2025年3月卒業者)

📊 上位10区と都全体・最下位区の比較

東京23区の私立中学進学率(2025年3月卒業者) 私立中学進学率(公立小卒業者・2025年3月卒) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 1 文京区48.5% 2 千代田区44.1% 3 港区41.9% 4 目黒区41.8% 5 中央区39.6% 6 渋谷区36.3% 7 新宿区36.0% 8 世田谷区35.1% 9 品川区35.0% 10 豊島区32.3% 東京都全体19.9% 23 江戸川区10.6% 2025年3月卒2021年3月卒 出典:東京都教育委員会「公立学校統計調査報告書(進路状況調査編)」をもとに作成

📋 23区の私立中学進学率と5年間の変化

順位区2021年3月卒2025年3月卒5年の変化
1文京区47.4%48.5%+1.1pt
2千代田区35.8%44.1%+8.3pt
3港区39.5%41.9%+2.4pt
4目黒区38.2%41.8%+3.6pt
5中央区40.2%39.6%−0.6pt
6渋谷区36.1%36.3%+0.2pt
7新宿区32.9%36.0%+3.1pt
8世田谷区33.6%35.1%+1.5pt
9品川区32.9%35.0%+2.1pt
10豊島区31.1%32.3%+1.2pt
11杉並区29.1%32.0%+2.9pt
12台東区29.5%30.9%+1.4pt
13江東区25.8%28.7%+2.9pt
14中野区23.8%26.8%+3.0pt
15北区19.4%24.8%+5.4pt
16荒川区21.2%21.2%±0pt
17大田区21.2%21.1%−0.1pt
18板橋区16.2%17.8%+1.6pt
19墨田区18.0%17.7%−0.3pt
20練馬区17.6%16.8%−0.8pt
21葛飾区13.8%12.0%−1.8pt
22足立区12.0%11.8%−0.2pt
23江戸川区11.4%10.6%−0.8pt

出典:東京都教育委員会「公立学校統計調査報告書(進路状況調査編)」各年度版。都内公立小学校卒業者のうち私立中学校へ進学した割合。

5年推移から読み取れる3つのこと

💡 数字を読むときの私の視点

  • 上位の顔ぶれはほぼ固定:文京・千代田・港・目黒・中央の5区は、5年間ずっと上位圏にいます。一時的なブームではなく、地域に根づいた傾向と見てよいと考えます。
  • 伸びが大きいのは千代田区と北区:千代田区は+8.3pt、北区は+5.4ptで、都心だけでなく周辺区にも中学受験が広がっている様子がうかがえます。
  • 単年の上下で判断しない:港区は前年44.9%から41.9%へ、渋谷区は40.9%から36.3%へ動きました。卒業生の少ない区では数十人の違いで数ポイント変わるため、1年だけの順位変動に意味を読み込みすぎないことが大切です。

また、1位と23位の差を私が計算すると、2021年3月卒の36.0ptに対し2025年3月卒は37.9ptで、地域差はむしろわずかに広がっています。

首都圏全体の中学受験者数・受験率(2026年入試)

🔢 首都圏の受験者数

首都圏模試センターの速報によると、2026年の首都圏(1都3県)の私立・国立中学受験者数は52,050名で微減、受験率は18.06%と推計されています。少子化で小学6年生の数が減るなかでも、受験率は高い水準を保っている状況です。

東京都の私立中学進学率(19.9%)と首都圏の受験率(18.06%)は、対象地域も数え方も違うため単純比較はできません。なお、関西は入試日程や受験率の算出方法が首都圏と異なるため、関西の中学受験の受験率と日程は別に確認することをおすすめします。

📝 データについての注記

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。統計値は記事掲載時点で確認できた最新版で、今後の公表により変わる可能性があります。

中学受験率が高い小学校・地域に共通する特徴

📌 この章のポイント

なぜ文京区や千代田区では、2人に1人近くが私立中学へ進むのでしょうか。統計だけでは原因まで断定できませんが、地域の条件を見ていくと共通点が浮かび上がります。

受験率が高い地域に共通する3つの背景

✏️ 私の考える3つの背景

  1. 私立中学への通学が短時間で済む:都心部は鉄道路線が集中しているため、乗り換えが少なく複数の私立中学へ通える家庭が多いと考えられます。通学時間が短いことは、受験を検討するハードルを大きく下げます。
  2. 中学受験塾の校舎が身近にある:大手塾は主要駅の近くに校舎を構えることが多く、小学生が夜に一人で通える距離に塾があるかどうかは、受験の始めやすさに直結します。
  3. 周囲に経験者が多く、情報が回る:上の学年の家庭や近所に受験経験者が多い地域では、塾選びや学習量の目安が自然に共有されます。

世帯の経済状況と私立進学率の関係を指摘する報道もありますが、因果関係までは公的データからは言えません。中学受験には塾代だけで数年間でまとまった費用がかかるため、検討段階で大手塾の月謝と総額の目安を把握しておくと判断しやすくなります。

文京区の「3S1K」に代表される人気公立小をどう見るか

🔍 人気校と受験率の関係

文京区では、誠之小・千駄木小・昭和小・窪町小の4校が「3S1K」と呼ばれ、教育熱心な家庭に人気の公立小として知られています。こうした人気校は中学受験をする児童も多いと言われますが、学校別の受験率は公表されておらず、数字で裏づけることはできません。

確かなのは、文京区全体の私立中学進学率が48.5%と23区で最も高いことです。区全体がこの水準である以上、区内の多くの学校で受験する子が珍しくないと考えるのが妥当で、特定の学校だけを特別視する必要は薄いと私は見ています。

元早稲アカ講師が見た「周りが受験する環境」の功罪

🗣️ 指導現場から言えること

早稲田アカデミーでの指導や家庭教師の仕事を通じて感じてきたのは、周りが受験する環境は「始めるきっかけ」にはなっても、「続ける力」にはならないということです。

友達と同じ塾に通い始めた子は、最初は楽しく通えます。しかし5年生・6年生で学習量が一気に増えると、最後に踏ん張れるかどうかは「自分がその学校に行きたい」という本人の動機にかかってきます。周囲の雰囲気だけで始めた場合、成績が伸び悩んだ時期に「なぜ自分は受験しているのか」が見えなくなりやすいのです。

逆に、受験率がそれほど高くない地域でも、本人に明確な目標がある子はしっかり伸びます。環境は追い風にはなりますが、エンジンは家庭の方針と本人の意思だと私は考えています。

受験率が高い小学校を選ぶメリット・デメリット

📌 この章のポイント

「受験率が高い学校なら安心」と考えがちですが、良い面ばかりではありません。転居や学区選びの前に、両面を冷静に比べておきましょう。

受験率が高い環境のメリット

✅ 主なメリット

  • 情報が集まりやすい:塾や志望校の評判、学年ごとの過ごし方などを身近な家庭から聞けます。
  • 塾通いが「当たり前」で孤立しにくい:放課後に塾へ向かう友達が多く、生活リズムを合わせやすくなります。
  • 学習面で刺激を受けやすい:同じ目標を持つ友達の存在が、勉強への前向きな姿勢につながることがあります。

見落としがちなデメリット・注意点

❌ 主なデメリット

  • 周囲との比較で焦りやすい:「隣の子はもう塾に通っている」「あの子はSクラス」といった比較が、親子のストレスになりやすい環境です。
  • 受験しない子が少数派になり得る:学年によっては、受験しない選択をした子が居心地の悪さを感じる場合があります。
  • 住居費・転居コストが高くなりやすい:受験率の高い都心部は家賃・住宅価格も高い傾向があり、塾代と合わせた家計負担を考える必要があります。

⚠️ 特に注意したいこと

受験率の高さは毎年変動し、学区は自治体の判断で見直されることもあります。「受験率が高い学校に入れるため」だけの転居は、思ったほどの効果が得られないリスクがあります。

周囲に合わせて大手塾に入る前に、費用を抑えた始め方も検討の余地があります。たとえばスタサプで中学受験に対応できる範囲を知っておくと、集団塾以外の選択肢が見えてきます。

苦手単元だけを個別に補う方法もあり、個別指導キャンパスの口コミ・評判は利用者の実際の声を確かめる材料になります。比較対象を持っておくと、周囲の動きに焦らずに済みます。

受験率が高い環境が向いている家庭・向いていない家庭

⚖️ 向き・不向きの目安

観点向いている家庭向いていない家庭
受験の方針中学受験をすると決めている受験するか未定・高校受験も視野
子どもの性格周りの刺激で頑張れる比較されると萎縮しやすい
家計住居費と塾代の両立に余裕がある転居で家計に無理が出る
親の関わり方情報に流されず取捨選択できる周囲の話で方針が揺れやすい

気になる小学校・地域の受験事情を調べる手順

📌 この章のポイント

学校単位の受験率が公表されていない以上、確かな情報を組み合わせて判断するしかありません。ここでは、私が保護者の方におすすめしている調べ方を順番に紹介します。

公的統計で地域全体の傾向をつかむ

📋 調べ方の3ステップ

① 区市町村全体の私立進学率を確認する
東京都なら教育委員会の「公立学校統計調査報告書(進路状況調査編)」で、区市町村別の進学先がわかります。
② 3〜5年分の推移を見る
単年の数字は振れ幅があるため、複数年で上昇傾向か横ばいかを確かめます。
③ 首都圏全体の受験動向と比べる
首都圏模試センターなどの受験者数データと並べ、地域が全体より高いか低いかを把握します。

学校公開・説明会で確認したいポイント

🔍 現地で見ておきたいこと

  • 高学年の授業の雰囲気と、宿題の量・出し方
  • 6年生の行事(移動教室・卒業行事)の時期と、受験期への配慮の有無
  • 通学路から通える範囲にある中学受験塾の数
  • 在校生の保護者から聞ける範囲での、卒業生の進路の傾向

保護者から聞く話は貴重ですが、あくまで一部の声です。数字の裏づけは①の公的統計、雰囲気の確認は学校公開と役割を分けて使うと判断がぶれにくくなります。

中学受験を視野に入れたら最初にやること

🧭 次の一歩

学校や地域を調べると同時に、家庭として「いつ・どのように受験に向き合うか」を決めておくことが大切です。学年ごとにやるべきことは中学受験の学年別ロードマップにまとめています。

塾に通い始める時期で迷う場合は、小学生の塾の開始時期の目安が参考になります。

塾・家庭教師を具体的に比べたい段階になったら、学習塾・家庭教師の比較ランキングで候補を絞り込んでください。

中学受験率が高い小学校に関するよくある質問

❓ よくある質問

保護者の方からよく聞かれる疑問をまとめました。

中学受験率が高い小学校に通えば、合格しやすくなりますか?

❓ Q&A

A.

合格しやすくなると言える公的データはありません。合否を左右するのは本人の学力・学習量・志望校との相性です。周囲に受験仲間が多いことで情報や刺激が得やすい面はありますが、それ自体が合格を保証するものではありません。

小学校ごとの中学受験率はどこで調べられますか?

❓ Q&A

A.

東京都教育委員会が公表しているのは区市町村単位の進学先データで、私が確認した範囲では公立小学校ごとの受験率は公的に公表されていません。学校単位の傾向は、学校公開や説明会、地域の在校生保護者の話などから総合的に判断するのが現実的です。

中学受験率が低い地域に住んでいると不利ですか?

❓ Q&A

A.

不利とは限りません。入試は住んでいる地域ではなく当日の答案で評価されます。ただし、周囲に受験する友達が少ないと情報が入りにくく、塾選びや学習量の目安を家庭で意識的に集める必要があります。

近くに中学受験塾が少ない地域では、スタサプ小学講座のようなオンライン教材を基礎固めに活用する方法もあります。

東京以外の地域の中学受験率はどのくらいですか?

❓ Q&A

A.

首都圏(1都3県)については、首都圏模試センターが2026年入試の私立・国立中学受験者数を52,050名、受験率を18.06%と推計しています。関西など他地域は集計方法が異なるため、同じ物差しで単純比較しないことをおすすめします。

受験率が高い小学校で中学受験をしないと、浮いてしまいますか?

❓ Q&A

A.

東京都で最も私立中学進学率が高い文京区でも48.5%(2025年3月卒業者)で、半数前後は地元の公立中学校などへ進んでいます。受験しない子が少数派になる学校はあり得ますが、高校受験という選択肢は十分に一般的です。

中学受験の準備はいつから始めるのが一般的ですか?

❓ Q&A

A.

私が講師をしていた早稲田アカデミーを含め、大手中学受験塾の多くは新4年生(小学3年生の2月)から本格的なカリキュラムを始めます。ただし開始時期の正解は家庭ごとに異なるため、周囲の受験率に合わせて早めるのではなく、子どもの興味や生活リズムを見て決めることをおすすめします。

家庭学習から始めたい場合は、スタサプの教材の実態を口コミ・評判で確かめてから判断するのも一つの方法です。

まとめ:中学受験率が高い小学校より「わが家の方針」を先に決める

🎯 この記事のまとめ

  • 小学校単位の中学受験率は、私が確認した範囲では公的に公表されていない
  • 公表データでは、文京区48.5%・千代田区44.1%・港区41.9%が23区の上位(2025年3月卒の私立中学進学率)
  • 私立中学進学率は「受験率」とは別物で、実際に受験した子の割合はこれより高いと考えられる
  • 受験率の高い環境は追い風になるが、比較による焦りや住居費などのデメリットもある

受験率の高さは学校選びの「参考情報」の一つにすぎません。先にわが家の受験方針を決め、その方針に合う環境かどうかで判断することをおすすめします。

⭕ 受験率の高い地域・学校が向いている人

  • 中学受験をすることを家族で決めている
  • 子どもが周りの頑張りを良い刺激にできる
  • 住居費と塾代を無理なく両立できる

❌ 受験率だけで選ぶのが向いていない人

  • 中学受験をするかどうかまだ決めていない
  • 子どもが比較されるとプレッシャーを感じやすい
  • 転居によって家計に大きな負担が出る

🎓 著者プロフィール

執筆者kouのプロフィール画像

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師

指導歴10年超。中学時代に早稲田アカデミーへ通い慶應義塾高等学校に合格し、慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導しました。現在はフリーランスのプロ家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験、中高一貫校生、浪人生、不登校・発達障害のあるお子さんの指導に携わっています。

この記事を書く理由:中学受験の指導現場と、自身の高校受験の両方を経験しているため、「中学受験ありき」に偏らず、統計の読み方と家庭の判断軸をフラットにお伝えできると考えています。

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📝 調査概要

  • 調査対象:東京23区の公立小学校卒業者の進路状況、首都圏の中学受験者数・受験率
  • 調査方法:公的統計・公式発表の文献調査/著者の指導経験に基づく考察
  • 調査実施日:2026年10月16日
  • 情報の限界:公立小学校ごとの受験率・進学率は公的に公表されておらず、本記事では扱っていません。区別の数値は東京都教育委員会の報告書に基づく集計値を、複数年度・複数資料で整合性を確認して掲載しています。2026年3月卒業者の区別データは、本記事作成時点では確認できませんでした。国立・私立小学校の外部受験状況、神奈川・埼玉・千葉の市区町村別データは調査対象外です。
  • 利益相反の有無:特定の学校・塾・教材会社との利害関係はありません。本記事にアフィリエイト広告は含まれていません。

🏷️ 記事情報

公開日:2026年10月16日/最終更新日:2026年10月16日
※情報変更があった場合は随時更新します。