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中学受験の世界地理と世界地図|どこまで覚えるか元塾講師が解説

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師

指導歴10年超。慶應義塾大学経済学部卒。在学中は早稲田アカデミーで中学受験生を含む多数の受験生を指導。現在はフリーランスのプロ家庭教師として中学受験から大学受験まで担当しています。

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公開日:2026年10月16日/最終更新日:2026年10月16日
※情報変更があった場合は随時更新します。

🎯 結論

結論:中学受験の世界地理は「世界の国を広く覚える」科目ではなく、「日本とのつながりで世界を読む」分野です。六大陸と三海洋・緯度経度・日本と関係の深い国の3点を土台にし、そこから先は志望校の過去問で深さを決めるのが、時間をムダにしない進め方だと私は考えています。

「世界地図って、国名をいくつ覚えればいいの?」「地理は日本だけでいいと聞いたけれど本当?」と迷っているご家庭は少なくありません。私も早稲田アカデミーで中学受験生を教えていた頃から、この質問を何度も受けてきました。

📋 この記事でわかること

  • 中学受験で世界地理がどの程度・どんな形で出るのか
  • 世界地図で最初に覚えるべき基本事項(大陸・海洋・緯度経度・日本の端)
  • 資源・食料の輸入先など「日本と関係の深い国」の整理法
  • 図法の違いと時差計算の手順
  • 学年別の勉強の進め方と、やりすぎを防ぐ注意点

📝 この記事の前提

本記事は、私の中学受験指導の経験と、文部科学省・財務省などの公開情報の調査に基づいて執筆しています。特定の塾や教材の広告ではなく、利益相反はありません。入試の出題傾向は学校ごとに異なるため、最終的には志望校の過去問でご確認ください。

  1. 中学受験の世界地理とは?出題範囲と比重を整理
    1. 中学受験における世界地理の位置づけとは
    2. 学習指導要領から見る小学校で学ぶ世界地図の範囲
    3. 入試で世界地理が問われる3つのパターン
  2. 世界地図で最初に覚えるべき基本事項
    1. 六大陸と三海洋の名前と位置
    2. 緯度・経度で表す日本の位置
    3. 日本の東西南北の端と領土
    4. 赤道・本初子午線・日付変更線のおさえ方
  3. 中学受験で頻出の「日本と関係の深い国」
    1. 主な資源・食料の輸入先一覧
    2. 貿易相手国と国際機関の所在地
    3. 時事問題と世界地理の結びつき
  4. 世界地図の図法と時差の計算
    1. メルカトル図法・正距方位図法・モルワイデ図法の違い
    2. 時差の計算手順
    3. 元塾講師が見た図法・時差のつまずきポイント
  5. 世界地理・世界地図の勉強法と始める時期
    1. 学年別の進め方
    2. 世界地図・地球儀・白地図の使い分け
    3. 暗記を定着させるコツ
    4. 塾・家庭学習・映像授業の活用
  6. 世界地理の勉強で注意したいこと
    1. 国名や首都を深追いしすぎる
    2. 統計の年度ずれに気をつける
    3. 志望校の傾向で優先度が変わる
  7. 中学受験の世界地理・世界地図に関するよくある質問
    1. 中学受験で世界地理はどのくらい出題されますか?
    2. 世界地図で国名はいくつ覚えればよいですか?
    3. 時差の計算は中学受験に出ますか?
    4. 世界地理の勉強はいつから始めればよいですか?
    5. 世界地図と地球儀はどちらを使えばよいですか?
    6. 世界地理は塾に通わなくても対策できますか?
  8. まとめ:中学受験の世界地理と世界地図は日本とのつながりで覚える

中学受験の世界地理とは?出題範囲と比重を整理

🔍 この章のポイント

中学受験の社会で「世界地理」という独立した単元を設けている塾テキストは、実はそれほど多くありません。では、世界の国々はどこで、どんな形で問われるのでしょうか。まずは位置づけと出題パターンを整理します。

中学受験における世界地理の位置づけとは

📌 世界地理の位置づけ

中学受験の世界地理とは、日本地理・歴史・公民・時事の学習の中で必要になる「世界の国々と位置の知識」の総称です。六大陸と三海洋、緯度と経度、日本と貿易や資源でつながりの深い国が中心で、高校受験のように各州の気候や産業を体系的に学ぶ構成にはなっていないのが一般的です。

学習指導要領から見る小学校で学ぶ世界地図の範囲

📚 小学校の学習範囲

文部科学省の小学校学習指導要領(平成29年告示)では、5年生の社会で世界の中の日本の国土の位置や領土の範囲を学び、地図帳や地球儀を使って緯度・経度などによる位置の表し方を扱うことになっています。6年生では、日本と経済や文化のつながりが深い国の人々の生活を調べる学習があります。

つまり、中学入試の世界地理は小学校の学習範囲を土台に、資源・貿易・時事で肉付けしたものと捉えると全体像がつかみやすくなります。

入試で世界地理が問われる3つのパターン

📊 よくある出題パターン

パターン問われ方の例関連単元
資源・貿易型原油や鉄鉱石の輸入先、貿易相手国のグラフ読み取り工業・貿易
位置・地図型地図上の国名や大陸・海洋、緯度経度、日本の端国土・領土
時事・国際型国際大会の開催地、国際機関の本部、国際問題の当事国公民・時事

単独の「世界地理の大問」よりも、日本地理や公民の大問の中に1〜2問混ざる形が多いのが特徴です。

💬 元塾講師の見方

中学受験生を教えてきて感じるのは、世界地理で失点する子の多くが「知識不足」より「日本の単元と結びついていない」ことが原因だという点です。たとえば工業の単元で鉄鋼業を学んでも、鉄鉱石の輸入先としてのオーストラリアが地図上のどこにあるかを答えられない、というケースは珍しくありません。世界地理を別の科目として覚えるのではなく、日本の単元を学ぶたびに地図帳を開く習慣が一番の近道だと考えています。

入試全体の出題傾向については、中学受験の出題傾向と難しさも参考にしてください。

世界地図で最初に覚えるべき基本事項

🔰 この章のポイント

お子さんは、世界地図を見て太平洋とインド洋を正しく指させるでしょうか。世界地理の土台になるのは、大陸・海洋・緯度経度・日本の位置という、ごく基本的な4つの知識です。ここが固まれば、その後の国名や資源の暗記がぐっと楽になります。

六大陸と三海洋の名前と位置

📋 六大陸と三海洋の一覧

区分名称覚え方のヒント
大陸ユーラシア大陸最大の大陸。日本の西側に広がる
大陸アフリカ大陸赤道が中央付近を通る
大陸北アメリカ大陸太平洋をはさんで日本の東側
大陸南アメリカ大陸日本のほぼ反対側。ブラジルがある
大陸オーストラリア大陸最小の大陸。南半球にある
大陸南極大陸大部分が氷におおわれている
海洋太平洋最大の海洋。日本が面している
海洋大西洋ヨーロッパ・アフリカとアメリカ大陸の間
海洋インド洋アフリカ・アジア・オーストラリアに囲まれる

緯度・経度で表す日本の位置

🧮 緯度と経度の基本

  • 緯度:赤道を0度とし、南北をそれぞれ90度までに分ける
  • 経度:イギリスのロンドン(旧グリニッジ天文台)を通る本初子午線を0度とし、東西をそれぞれ180度までに分ける
  • 日本の位置:おおむね北緯20〜46度、東経122〜154度の範囲にある
  • 日本の標準時子午線:兵庫県明石市などを通る東経135度

入試では「秋田県の八郎潟付近を通る北緯40度線は、ほかにどの国を通るか」のように、日本の地名を手がかりに世界の位置を問う形がよく見られます。

日本の東西南北の端と領土

📋 日本の東西南北端

方位島の名前所属
北端択捉島北海道(北方領土)
南端沖ノ鳥島東京都
東端南鳥島東京都
西端与那国島沖縄県

南端の沖ノ鳥島は、排他的経済水域を守るための護岸工事が行われていることでも知られ、領土・海洋の問題と結びつけて出題されます。

赤道・本初子午線・日付変更線のおさえ方

📌 3本の基準線

  • 赤道:南アメリカのブラジルやエクアドル、アフリカのケニア、東南アジアのインドネシアなどを通る
  • 本初子午線:イギリスのロンドンを通る経度0度の線。フランスやスペインも通る
  • 日付変更線:おおむね経度180度に沿って太平洋上に引かれ、西から東へ越えると日付を1日戻す

白地図にこの3本を自分で書き込めるようになると、国の位置が「線との距離」で覚えられるようになります。

💡 指導で意識していたこと

私は世界地理の導入では、国名を覚えさせる前に「赤道と本初子午線の交点がアフリカの西の海(ギニア湾)にある」ことを最初に確認するようにしていました。ここを起点にすると、日本が「北半球・東半球」にあること、南アメリカが「西半球」にあることが感覚的に理解でき、地図を見るたびの迷いが減ります。白地図の具体的な使い方は中学受験での白地図の使い方と時期で詳しく解説しています。

中学受験で頻出の「日本と関係の深い国」

🔍 この章のポイント

日本は原油の大半を中東から輸入しており、資源エネルギー庁のエネルギー白書でも中東への依存度の高さが繰り返し示されています。こうした「資源・食料・貿易」を通じたつながりこそ、中学入試の世界地理で最も得点に直結する分野です。ここでは輸入先の整理と、国から資源を逆に引ける覚え方を紹介します。

主な資源・食料の輸入先一覧

📊 日本の主な輸入品と上位の輸入先(近年の傾向)

品目主な輸入先(上位の例)
原油サウジアラビア、アラブ首長国連邦
液化天然ガスオーストラリア、マレーシア
石炭オーストラリア、インドネシア
鉄鉱石オーストラリア、ブラジル
小麦アメリカ、カナダ、オーストラリア
大豆アメリカ、ブラジル
とうもろこしアメリカ、ブラジル
牛肉オーストラリア、アメリカ
コーヒー豆ブラジル(長く1位)

※順位は年によって入れ替わることがあります。入試では最新年度ではなく数年前の統計が使われることも多いため、「上位2〜3か国の顔ぶれ」を覚えるのが現実的です。

🔍 国から逆引きする資源マップ

国から逆引きする日本の主な輸入品国 → 日本が輸入する主なものオーストラリア(オセアニア)石炭・鉄鉱石・液化天然ガス・牛肉・小麦→ 資源と食料の両方で上位に並ぶ「最重要国」アメリカ(北アメリカ)小麦・大豆・とうもろこし・牛肉→ 穀物の上位国。貿易相手としても上位ブラジル(南アメリカ)鉄鉱石・大豆・とうもろこし・コーヒー豆サウジアラビア・アラブ首長国連邦(西アジア)原油(中東からの輸入が大半を占める)インドネシア・マレーシア(東南アジア)石炭(インドネシア)・液化天然ガス(マレーシア)出典:財務省貿易統計の近年の品目別輸入先をもとに筆者作成

貿易相手国と国際機関の所在地

🏢 あわせて押さえたい国と都市

  • 中国:輸出入を合わせた貿易総額で、近年は日本最大の相手国
  • アメリカ:輸出先として上位。自動車などの輸出が多い
  • 韓国:日本に最も近い国の一つ。文化・経済の交流が深い
  • 国際連合の本部:アメリカのニューヨーク
  • ユネスコの本部:フランスのパリ(世界遺産と結びつけて出題)

時事問題と世界地理の結びつき

📌 2027年入試で意識したい世界の話題

2026年には、イタリアでミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピック、アメリカ・カナダ・メキシコの3か国共催でサッカーのワールドカップが開かれました。こうした国際大会の開催国は、地図上の位置や日本との時差と組み合わせて問われることがあります。

ただし、どの話題が出るかは学校次第です。ニュースで出てきた国は、そのつど地図帳で位置を確認するという習慣のほうが、予想問題を追いかけるよりも汎用性があります。

✏️ 経済学部出身として伝えたいこと

私は大学で経済学を学びましたが、資源や貿易の知識は「なぜその国から買うのか」という理由とセットにすると、子どもでも驚くほど記憶に残ります。オーストラリアから鉄鉱石や石炭を多く買うのは、資源が豊富で、政治が安定していて、海路で日本と結ばれているからです。暗記事項を「理由のある知識」に変えることが、記述問題への対応力にもつながると考えています。

世界地図の図法と時差の計算

🔍 この章のポイント

同じ世界地図でも、グリーンランドが大きく見えたり小さく見えたりするのはなぜでしょうか。図法と時差は、学習指導要領上は中学校で詳しく学ぶ内容ですが、中学入試でも学校によっては出題されます。志望校で出るかどうかを確かめたうえで取り組みましょう。

メルカトル図法・正距方位図法・モルワイデ図法の違い

🆚 主な図法の比較

図法正しく表せるものゆがむもの主な用途
メルカトル図法角度(緯線と経線が直角に交わる)高緯度ほど面積が大きくなる航海図
正距方位図法図の中心からの距離と方位中心以外どうしの距離・形航空図
モルワイデ図法面積周辺部の形分布図

入試で問われやすいのは「メルカトル図法では高緯度の地域が実際より大きく見える」「正距方位図法では中心から見た方位と最短距離がわかる」という2点です。

時差の計算手順

🔢 時差計算の3ステップ

① 経度の差を出す
同じ側(東経どうし・西経どうし)なら引き算、東経と西経なら足し算します。
② 15で割る
地球は24時間で360度回るので、経度15度で1時間の時差になります。
③ 東が進んでいると考えて時刻を出す
東にある都市ほど時刻が進んでいます。日本から見て西の都市は、日本の時刻から時差を引きます。

📊 経度と時差の関係図

経度と時差の関係経度15度=1時間の時差ニューヨーク西経75度ロンドン0度東京東経135度← 西(時刻が遅い)東(時刻が進む)→東京−ロンドン:135÷15=9時間東京−ニューヨーク:(135+75)÷15=14時間※標準時子午線で計算。サマータイムは考慮していません

元塾講師が見た図法・時差のつまずきポイント

💬 つまずきやすい点

私自身は高校受験組で、図法や時差は中学の地理で学びました。その後、中学受験生を指導する立場になって気づいたのは、小学生のつまずきは計算力ではなく「東が進んでいる」という向きの感覚にあるということです。東と西のどちらで足すのか引くのかを公式で覚えると、逆にしたときに迷います。地球儀を回して「日の出は東の国から来る」と体感させると、ミスが目に見えて減る生徒が多くいました。

世界地理・世界地図の勉強法と始める時期

🔰 この章のポイント

世界地理は、早くから詰め込むほど得点につながる分野ではありません。日本地理の進度に合わせて段階的に広げるのが効率的です。ここでは学年別の進め方と、道具の使い分けを紹介します。

学年別の進め方

📋 学年別の目安

学年やること
4年生地図帳・地球儀に親しみ、六大陸と三海洋、身近な国の位置を覚える
5年生日本地理の工業・貿易の単元とあわせて、資源の輸入先を地図で確認する
6年生前半緯度経度・日本の端・国際機関を整理し、志望校の過去問で図法・時差の要否を判断する
6年生後半時事問題に出てきた国を地図で確認し、過去問の頻出分野を重点的に復習する

中学受験全体のスケジュールは学年別の中学受験ロードマップにまとめています。

💡 日本の単元から世界へつなぐ対応表

私が指導で使ってきた考え方を表にしました。日本地理の単元を学んだ日に、右の国を地図帳で1回開くだけで、世界地理を別に勉強する時間はかなり減らせます。

日本の単元地図帳で開く国つながり
工業(鉄鋼)オーストラリア・ブラジル鉄鉱石・石炭の輸入
エネルギーサウジアラビア・アラブ首長国連邦原油の輸入
農業(食料自給率)アメリカ・カナダ小麦・大豆の輸入
貿易・自動車中国・アメリカ主な貿易相手国
国土・領土ロシア・韓国・中国近隣国と領土をめぐる問題

世界地図・地球儀・白地図の使い分け

⚖️ 道具ごとの役割

  • 世界地図(地図帳):国の位置や資源の分布を一覧で確認する。ただし図法によるゆがみがある。現行の学習指導要領では地図帳は3年生から使うため、まずは学校で配られた地図帳で十分です
  • 地球儀:面積・距離・方位を正しくつかむ。時差や最短ルートの理解に向く
  • 白地図:覚えた知識を自分で書き込み、アウトプットで定着させる

「見る(地図帳)→ 確かめる(地球儀)→ 書く(白地図)」の順で回すと、知識が抜けにくくなります。

暗記を定着させるコツ

✅ 定着しやすい覚え方

  • 国名は「大陸 → 国 → 首都」ではなく、「日本との関係 → 国 → 位置」の順で覚える
  • 資源の輸入先は、表だけでなく前述の逆引きマップのように国から引く練習もする
  • リビングに世界地図を貼り、ニュースで出た国をその場で指さす
  • 1回で覚えようとせず、週1回の白地図テストで忘れた部分だけを補う

塾・家庭学習・映像授業の活用

📌 学習手段ごとの向き不向き

世界地理は塾のテキストでは扱いが薄いことも多く、家庭学習で補う場面が出てきます。地図帳と白地図で基本は十分に対策できますが、映像授業で社会の全体像をつかみたい場合は、スタサプで中学受験にどこまで対応できるかを確認しておくと判断しやすくなります。

小学校の教科書レベルを固め直したい場合は、スタサプ小学講座の評判と実際の中身も参考になります。

世界地理の勉強で注意したいこと

⚠️ この章のポイント

世界地理は範囲の際限がないため、真面目なお子さんほど深追いしてしまいがちです。ここでは、時間をかけたのに得点につながらない典型的な失敗を3つ挙げます。

国名や首都を深追いしすぎる

❌ よくある失敗

世界の国名と首都を片っ端から覚えようとすると、日本地理や歴史の復習時間が削られます。中学入試の社会は日本に関する出題が中心のため、世界地理に時間をかけすぎるのは費用対効果が低いと私は考えています。世界の気候(雨温図)や各国の産業まで問う学校は一部に限られるため、過去問で出題を確認してから手を広げてください。

統計の年度ずれに気をつける

⚠️ 統計の扱い

輸入先の順位や貿易額は毎年変わります。テキストと過去問で順位が違うのは、使われた統計の年度が異なるためです。「1位を暗記する」よりも、上位に並ぶ国の顔ぶれと、その理由を理解しておくほうが、年度ずれに強くなります。

志望校の傾向で優先度が変わる

❗ 学校ごとの差

図法や時差、国際問題を毎年のように出す学校もあれば、ほとんど出さない学校もあります。6年生になったら志望校の過去問で、世界地理が何問・どの形式で出ているかを数えてから学習量を決めてください。

📝 進路・学習に関する注記

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。

中学受験の世界地理・世界地図に関するよくある質問

❓ よく寄せられる疑問

保護者の方からよくいただく質問に、元塾講師としての見解を交えてお答えします。

中学受験で世界地理はどのくらい出題されますか?

❓ 回答

多くの学校では日本地理・歴史・公民が中心で、世界地理を単独の大問で出す学校は多くありません。ただし、資源の輸入先や貿易相手国、時事問題と結びつけた形で世界の国々が問われることはよくあります。比重は学校ごとに大きく異なるため、志望校の過去問で確認してください。

世界地図で国名はいくつ覚えればよいですか?

❓ 回答

決まった数はありません。まずは六大陸と三海洋、日本と貿易や資源で関係の深い国(中国・アメリカ・韓国・オーストラリア・サウジアラビア・ブラジルなど)の位置を確実にし、そこに時事で話題になった国を加えていく順番をおすすめします。国名を数で増やすより、日本とのつながりとセットで覚える方が得点につながります。

時差の計算は中学受験に出ますか?

❓ 回答

時差は学習指導要領上は中学校で詳しく学ぶ内容ですが、中学入試でも学校によっては出題されます。経度15度で1時間の差、日本の標準時子午線が東経135度という2点を押さえれば、基本的な計算は解けます。志望校の過去問に出題がない場合は優先度を下げても構いません。

世界地理の勉強はいつから始めればよいですか?

❓ 回答

大陸や海洋の位置は4年生のうちに地図帳や地球儀で親しんでおき、本格的な整理は日本地理の学習が一通り終わる5年生後半から6年生にかけて行う進め方が一般的です。資源の輸入先などは日本の工業・貿易の単元とあわせて学ぶと定着しやすくなります。

世界地図と地球儀はどちらを使えばよいですか?

❓ 回答

役割が違うため両方あると理想的です。世界地図は国の位置や資源の分布を一覧するのに便利ですが、図法によって面積や距離がゆがみます。地球儀は面積・距離・方位の関係を正しくつかめるため、緯度経度や時差を理解する場面で役立ちます。

世界地理は塾に通わなくても対策できますか?

❓ 回答

基本事項は地図帳・白地図・市販の問題集で家庭学習でも十分に対策できます。ただし、どこまで深掘りするかの判断は志望校の出題傾向に左右されるため、過去問分析や優先順位づけに不安がある場合は塾や家庭教師に相談するのも一つの方法です。

まとめ:中学受験の世界地理と世界地図は日本とのつながりで覚える

🎯 この記事のまとめ

  • 中学受験の世界地理は、日本地理・公民・時事の中で問われることが多い
  • 土台は六大陸と三海洋、緯度経度、日本の位置と東西南北の端
  • 得点に直結するのは、資源・食料の輸入先など「日本と関係の深い国」
  • 図法と時差は志望校で出るかを確認してから取り組む
  • 統計は1位の暗記より、上位国の顔ぶれと理由で覚える

世界地図は「広く覚える」より「日本から世界を読む」道具として使うのが、中学受験では最も効率的です。

🔍 世界地理の優先度チェック

こんな人はおすすめの対応
志望校が世界地理・時事を毎年出す図法・時差まで含めて6年前半に整理する
志望校が日本地理中心資源の輸入先と基本事項に絞り、深追いしない
まだ4・5年生地図帳と地球儀に親しむことを優先する
日本地理がまだ不安先に日本地理を固め、世界地理は後回しでよい

🎓 著者プロフィール

著者kouのプロフィール画像

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師

中学時代に早稲田アカデミーに通い、慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導しました。現在はフリーランスのプロ家庭教師・教育系Webライターとして、中学受験・高校受験・大学受験、中高一貫校生、浪人生、不登校や発達障害のあるお子さんの指導に携わっています。指導歴は10年を超えます。

この記事を書く理由:中学受験生の社会指導で、世界地理の「どこまでやるか」に悩むご家庭を多く見てきたためです。いかなる教育機関にも忖度せず、公開情報と指導経験をもとに判断材料をお届けします。

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📝 調査概要

  • 調査対象:中学受験の社会における世界地理・世界地図の学習範囲と出題形式
  • 調査方法:公式サイト調査(文部科学省・国土地理院・財務省・資源エネルギー庁)/著者の指導経験に基づく分析
  • 調査実施日:2026年10月16日
  • 情報の限界:個別の学校の出題率を網羅的に集計した調査は行っていません。輸入先の順位は年度により変動するため、近年の傾向として記載しています。
  • 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告は含まれていません)

🏷️ 記事情報

公開日:2026年10月16日/最終更新日:2026年10月16日
※情報変更があった場合は随時更新します。