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✏️ この記事を書いた人
🎯 結論:先に核心をお伝えします
結論:個別指導塾WAYSの大学受験対策は、「中高一貫校の中だるみで沈んだ生徒が、高2の夏から受験モードに切り替えるための塾」です。難関大の難問を鍛える予備校ではなく、勉強習慣と基礎の穴を埋めながら合格ラインまで引き上げる設計になっています。そのため、すでに自分で計画を立てて回せている上位層には、費用対効果が合いにくいと私は考えます。
📌 この記事を読むと解決すること
- WAYSの大学受験対策が、定期テスト対策コースと何が違うのか
- 高2夏スタートという設計の意味と、間に合うリミット
- 料金が非公開である理由と、公開されている数字の全体像
- 公式が語らない「向いていない人」の輪郭
- 入塾前に確認しておくべき質問リスト
💬 はじめに(執筆者より)
「中学受験であんなに頑張ったのに、なぜ今こんなに勉強しないのか」——中高一貫校のご家庭から、私はこの相談を数え切れないほど受けてきました。中だるみは怠けではなく、目標が消えたことによる自然な現象です。そのうえで申し上げると、WAYSはこの層を主戦場に置いた、かなり珍しい塾です。だからこそ、期待していい部分とそうでない部分の線引きが重要になります。
なお、私はWAYSの教室で指導した経験はありません。本記事はWAYS公式サイト・運営会社の公開情報の調査と、私自身の塾業界での指導経験に基づく考察で構成しており、体験取材によるものではないことを先にお断りしておきます。
個別指導塾WAYSの大学受験対策とは?
🔰 この章でわかること
「WAYSの大学受験対策」と検索する方の多くは、そもそもWAYSが定期テスト対策の塾だと聞いていて、受験まで面倒を見てくれるのか半信半疑なのだと思います。まずはコースの性格と対象者を、公式情報のとおりに整理します。
WAYSの大学受験対策とは、高2夏から始まる専用カリキュラムのこと
📌 定義:どんなコースなのか
個別指導塾WAYSの大学受験対策とは、中高一貫校専門の個別指導塾WAYSが、高校2年生の夏から志望校合格までを対象に提供する受験専用カリキュラムです。中1〜高1が学校の定期テスト対策を中心とするのに対し、高2以降の外部受験希望者は定期テスト対策から切り替え、志望校合格に向けた対策カリキュラムで学習を進めます(WAYS公式・大学受験対策/2026年7月17日閲覧)。
公式は、中高一貫校が大学受験モードに移行する高2の夏に合わせて受験対策指導をスタートする設計だと説明しています。学校のカリキュラムを熟知した専門塾として、切り替えのタイミングを合わせるという発想です。
💡 元塾講師の視点:この「高2夏」は塾都合ではなく学校都合
私が注目したのは、WAYSが受験開始時期を生徒の状態ではなく「学校の切り替わり」に合わせている点です。多くの塾は「早く始めるほど有利」と煽りますが、中高一貫校は高2の夏頃に高校範囲の履修を終え、演習期に入る学校が多い。ここで塾を足すと、学校の進度と塾の進度が初めて重なります。つまりWAYSの高2夏は、生徒の負荷が最も軽くなる合流点を狙った設計だと読めます。中1から受験塾を併走させて共倒れする一貫校生を何人も見てきた身としては、この割り切りは理にかなっていると感じます。
定期テスト対策コースとの違いは「宿題」と「科目数」
🆚 2つのコースの違い(公式情報を整理)
| 比較項目 | 定期テスト対策 | 大学受験対策 |
|---|---|---|
| 対象学年 | 中1〜高1が中心 | 高2夏〜高3 |
| 対応科目 | 英語・数学・理科(物理・化学) | 5教科全科目 |
| 宿題 | 出さない(塾内で完結) | 毎週、自主学習用の課題を出す |
| 目的 | 学校の点数・評定 | 志望校合格 |
| 自習室 | — | 受験対策利用者は授業がない日も利用可 |
出典:WAYS公式サイト「よくある質問」「大学受験対策」(2026年7月17日閲覧)
⚠️ ここは誤解されやすいポイント
WAYSの代名詞である「宿題を出さない」は、定期テスト対策の方針です。大学受験対策では毎週宿題が出ます。「家で勉強しなくていい塾だと思って入ったのに」というズレは、この移行期に起きやすいと考えます。受験対策への移行は、家庭学習が発生する契約変更に近いと捉えておくのが安全です。
中高一貫校生でなくても受けられる、唯一のコース
⭕ 対象者は定期テスト対策より広い
WAYSは中高一貫校専門塾ですが、公式のよくある質問では大学受験対策に限り、中高一貫校以外に通う生徒も入塾可能と明記されています。通っている生徒層は、中学受験の偏差値40〜70の中高一貫校生が中心で、偏差値55〜65の学校の成績下層が最も多い層とされています。塾としての基本的な立ち位置を先に押さえておくと、受験対策の性格も理解しやすくなります。
運営は株式会社メイツ(2010年創業・2014年設立)で、学習塾事業と教育系SaaS事業(ICTツールaim@)を自社で両立させている会社です。指導ノウハウを仕組み化して現場へ戻すという発想は、後述する修得テストや4段階カリキュラムの標準化された運用と地続きだと私は見ています。
🔺 「大学受験」でも、進路ルートによって入るコースが違う
ここは検索してきた方が最も取り違えやすい点です。WAYSは進路ルートごとに、乗るべきコースが分かれています。
| 目指すルート | WAYSでの主戦場 |
|---|---|
| 一般入試(外部受験) | 本記事で解説する大学受験対策カリキュラム(高2夏〜) |
| 内部進学 | 定期テスト対策の継続+学校独自の内部進学テスト対策 |
| 指定校推薦 | 定期テスト対策の継続による評定アップ(中1〜高1と同じ対策) |
| 総合型選抜 | 受験対策カリキュラム+希望者のみ試験2週間前からの定期テスト対策 |
出典:WAYS公式サイト「個別指導塾WAYSとは?」「大学受験対策」(2026年7月17日閲覧)
つまり内部進学・指定校推薦狙いの生徒は、高2以降も受験対策コースには移らず定期テスト対策を続けるのが公式の想定です。中高一貫校は制度上、6年間の一貫した教育課程を前提に設計されており(文部科学省「中高一貫教育の概要と設置状況」)、学校の成績がそのまま進路の通貨になる場面が多い。ルートが固まっていない段階なら、受験対策への切り替えを急がない判断もあり得ます。
指導内容
🔍 この章の見どころ
受験対策コースの中身は、公式が「5つの特長」として整理しています。ただ、羅列を眺めても実態は見えません。ここでは指導・テスト・コーチング・環境の4層に組み替えて、それぞれが何を担保しているのかを読み解きます。
指導の核は「修得テスト」と「基礎テスト」の二重チェック
📋 毎回の指導で行われること
英単語や公式など、学習のベースとなる暗記の定着度を毎回確認。不合格ならその日のうちに再試を行う。
前回の指導内容が「できる」レベルで身についているかを確認。不合格の場合は別日で再学習し、合格するまで指導する。
その日に間違えた問題・解き方がわからなかった問題を専用用紙に書き出し、解き直しと自己採点を行う。
出典:WAYS公式サイト「大学受験対策」(2026年7月17日閲覧)
💡 元塾講師の視点:再試は当日、再学習は別日という非対称に注目
私がこの3段構えで注目したのは、不合格時の扱いが2つで食い違っている点です。基礎テスト(暗記)の再試はその日のうち。修得テスト(理解)の再学習は別日に繰り越す。同じ「不合格」なのに処理が違う。
これは運用上、かなり意図的な線引きだと読めます。暗記の穴はその場で5分埋めれば消えますが、理解の穴は埋めるのに1コマ必要です。当日に押し込めば、その日の進度が崩れて予定していた演習量が消える。つまりWAYSは「その日の演習量」を最優先に守り、理解の補修は時間割の外側へ逃がしている。指導時間の長さを売りにする塾が、それでも時間が足りない前提で設計しているということです。中高一貫校の進度に追走する以上、演習量を削った時点で追走が終わる——この判断は、進度に潰された生徒を数多く見てきた私には腑に落ちます。
4段階カリキュラムで、学校の進度と学力の両方に合わせる
📊 カリキュラムの考え方
公式によると、WAYSは通っている中高一貫校の進度に合わせた4段階のカリキュラムを用意しています。学校授業の速い・遅いに加え、志望校や現在の学力によっても組み分けられ、最短で志望校に合格するスケジュールから逆算して指導内容が決まります。定着に苦戦する単元では、居残りや追加指導を行ってでもカリキュラムの遅れを防ぐとされています。
目安として公式が示しているのは、GMARCHなど一定以上のレベルを目指すなら遅くとも高2の夏から本格的な受験対策が必要という水準感です。合格実績の読み方と合わせて見ると、狙う層の輪郭がはっきりします。
学習コーチングは4つの柱で週1回
📋 学習コーチングの内容
| 柱 | 公式が示す内容 |
|---|---|
| 学習計画 | 目標をもとにカリキュラムや自主学習の内容を提案 |
| 学習相談 | 毎月の学習状況や模試の結果を踏まえて改善をサポート |
| 進路指導 | 受験情報の提供、志望校の受験科目に合わせた対策 |
| 学習管理 | 毎週のコーチングで悩みを解消し、主体的な学習姿勢をつくる |
出典:WAYS公式サイト「大学受験対策」(2026年7月17日閲覧)
🗣️ 卒塾生の声から読み取れること(要約)
公式に掲載された合格体験記では、計画を立てるのが苦手だった生徒が「何をどれくらいやるか」を明示されて動けるようになったという趣旨の声が、複数の生徒から繰り返し出てきます。参考書の選定を任せられて助かったという主旨の記述もありました(出典:WAYS公式「卒塾生の声」「合格体験記」)。
私が興味深いと感じたのは、「教え方がわかりやすい」より「計画を立ててもらえた」を挙げる声のほうが目立つことです。これは受験学力そのものより、意思決定の代行に価値が置かれていることを示唆します。裏を返せば、自分で計画を組める生徒にとっては、この最大の価値が丸ごと不要になるということです。
自習室と、希望者のみの定期テスト対策併用
⭕ 受験対策利用者だけの特典
公式によると、大学受験対策を利用している生徒は、授業がない日でも教室の自習ブースを自由に使えます。合格体験記でも、静かな自習環境と、騒ぐ生徒がいないよう教室側が管理していた点を評価する声がありました。自習室が使える条件は教室によって運用が異なる可能性があるため、事前確認が無難です。
また、総合型選抜との併願を考える生徒向けに、試験2週間前からの定期テスト対策サポートが通常指導とは別枠で用意されています。併願を考えていない生徒も利用可能とされています。
料金・指導時間・実績の数字を公開情報から確認する
🔢 この章で扱う数字
塾選びで最も知りたいのに、最も情報が出てこないのが料金です。ここでは公式に載っている数字だけを並べ、載っていないものは「載っていない」と明記します。
授業料は非公開、公開されているのは入塾金と時間モデル
💰 公開されている料金情報(2026年7月17日時点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入塾金 | 20,000円(税込22,000円) |
| 授業料 | 公式サイトに掲載なし。学習相談で個別に提案 |
| 教材費・年会費 | 請求なし(月謝と初回入塾金以外は一切請求しないと明記) |
| 1コマ | 1科目120分 |
| 指導時間モデル | 月40,000円の場合、120分×週3回=月24時間 |
| 学年差 | 学年ごとに授業料が異なる |
出典:WAYS公式サイト「指導料金」「よくある質問」「個別指導塾WAYSとは?」(2026年7月17日閲覧)
💡 元塾講師の視点:この4倍を「安さ」と読むのは早い
公式は「同料金で指導時間が4倍」と打ち出し、その理由を時間あたりの単価を大幅に下げているからと説明しています。塾の内側にいた人間として補足すると、この単価設計が成立する条件は、講師1人が同時に見る生徒数を増やすことです。実際、公式の卒塾生の声にも「1対1でずっと張り付く形式ではなく、わからないところを質問して解説してもらうスタイル」という主旨の説明が繰り返し出てきます。
つまり4倍の正体は「講師が横にいる時間」ではなく「管理された演習時間」です。演習量が足りない生徒には破格の価値があり、解説の密度を求める生徒には物足りない。この一点が、WAYSの向き不向きをほぼ決めていると私は考えます。料金が非公開である背景も、この個別最適の裏返しでしょう。
📝 費用に関する注記
本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は各サービスの公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。
🧭 まずは情報収集:料金の実額を知る唯一の方法
授業料が公開されていない以上、実額を知るには学習相談か資料請求しかありません。まずは公式で最新の対象学年・教室情報を確認するところから始めるのが現実的です。
※PR・広告/※公式サイトで最新情報をご確認ください
合格実績と第三者機関の調査データ
📊 公式が公表している数字
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 顧客満足度 | 92.7% | 公式サイト掲載。調査時点・母数・算出方法の記載は確認できず |
| 成績アップ率 | 82.9% | 公式サイト掲載。同上 |
| 指導実績 | 500校以上・のべ10,000人以上 | 中高一貫校生の累計。公式内に「450校以上」との表記もあり、集計時点により差がある |
| 成績アップが期待できる | 94% | 第三者機関調査 |
| 志望校合格が期待できる | 92% | 第三者機関調査 |
| 中高一貫校生におすすめしたい | 89% | 第三者機関調査 |
出典:WAYS公式サイト。第三者機関調査は、実施委託先=日本ビジネスリサーチ/調査期間=2024年3月19日〜20日/調査方法=サービス情報を閲覧した上でのWEB上印象調査/調査対象=中高一貫校専門個別指導塾に興味がある中高一貫校生の保護者113名。
❗ この数字の読み方には注意が必要です
94%・92%・89%という数字は魅力的ですが、調査方法は「サービス情報を閲覧した上でのWEB上印象調査」です。実際に通った保護者の評価ではなく、情報を読んだ人の印象を集計したもので、対象は113名。私は塾のパンフレットを数多く読んできましたが、この種の調査は「実績」ではなく「訴求力の測定」に近いと考えています。数字自体に嘘はありませんが、通塾後の満足を保証するものではありません。判断材料としては、後述する実際の口コミのほうが重いと私は見ます。
📈 大学受験の合格実績(公式掲載の一部)
- 国公立:名古屋大学、千葉大学、横浜国立大学、東京学芸大学、電気通信大学、鳥取大学(医学部)ほか
- 私立:早稲田大学、慶應義塾大学、東京理科大学、国際基督教大学、GMARCH各校、関関同立各校ほか
- 個別事例:早稲田高等学校で定期テスト約300人中200位から東京大学文科一類合格、攻玉社高等学校で定期テスト下位25%から青山学院大学教育人間科学部合格
出典:WAYS公式サイト「指導実績」「個別指導塾WAYSとは?」(2026年7月17日閲覧)
※注記:これらの実績が大学受験対策コースを受講した生徒の成果か、定期テスト対策のみで卒塾した生徒を含むかは、公開情報からは判別できません。集計期間・母数も公表されていないため、合格率としては読めない数字です。
口コミ・体験記から見えるWAYSの受験指導のリアル
🔍 何を手がかりにするか
公式サイトの体験記は当然ながら成功例です。ただ、複数の体験記に共通して出てくる要素は、たとえ選ばれた声であっても塾の構造を映します。ここでは共通項を抜き出して読み解きます。
複数の体験記に共通する3つのパターン
📖 卒塾生の声に繰り返し現れる要素(要約)
- 入口はほぼ全員が「定期テストの崩壊」:赤点、学年下位、燃え尽き。受験目的で最初から入る生徒はほとんど出てこない。
- 効いたのは「強制的な時間」:家では勉強しなかったが、塾にいる時間は必ずやる、という主旨の記述が複数の体験記に共通。
- 先生との距離の近さ:年齢の近い大学生講師から受験のリアルな経験談を聞けたことが支えになった、という趣旨の声。
出典:WAYS公式サイト「卒塾生の声」「合格体験記」(2026年7月17日閲覧)。著作権に配慮し、内容を要約して記載しています。
💡 元塾講師の視点:体験記の「入口」が語っていること
私がこれらを読んで最も重要だと感じたのは、合格実績の華やかさではなく入口の均質さです。一橋大学に合格した生徒は英語で学年160人中140位後半、横浜国立大学に合格した生徒は学年順位が平均以下——出口はバラバラでも、入口はほぼ全員が「学年下位」で揃っています。
ここから導かれる結論はシンプルです。WAYSは「成績を上げる塾」ではなく「止まっている生徒を動かす塾」である、と。すでに動いている生徒を加速させた事例は、公式の体験記にもほとんど見当たりません。これは弱点ではなく、専門性の表明だと私は受け取ります。実際の通塾者の評価がどう分布しているかは、100件超の口コミを分析した記事で確認いただくのが早いはずです。
高2秋・高3春からの入塾でも合格例はある
⭕ 遅いスタートの事例(公式体験記より要約)
- 高2の11月から通い始め、千葉大学に合格した生徒の事例
- 高3の8月開始、英語偏差値44から12月に60超へ伸ばし学習院大学に合格した生徒の事例
- 高3の夏の模試で英語偏差値40前半から、11月に60.8をマークし星薬科大学に合格した生徒の事例
出典:WAYS公式サイト「卒塾生の声」(2026年7月17日閲覧)
⚠️ ただし、これらは選ばれた成功例です
公式に掲載される体験記は、当然ながら成果が出た生徒のものです。高3夏からの逆転が誰にでも再現するとは限りません。私の経験上、短期での偏差値急伸が起きるのは「基礎が抜けているだけで、処理能力自体は中学受験で鍛えられている」タイプに偏ります。中高一貫校生にこの層が多いことが、WAYSの逆転事例の多さを支えていると考えます。逆に、中学受験の蓄積が薄い生徒では同じスピードは期待しにくいでしょう。
🗝️ 比較検討の段階へ:合うかどうかは中身を見て判断する
数字と体験記を見たうえで「うちの子に合いそうか」を確かめる段階です。指導形式が合うかは、実際の授業を見るのが最短だと私は考えます。
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デメリットと向いていない人
⚖️ ここが記事の中心です
公式サイトは当然、良い面を並べます。塾選びで本当に必要なのは「合わない条件」の把握です。ここでは公開情報から読み取れる弱点と、私が業界経験から懸念する点を、包み隠さず挙げます。
料金が事前にわからないという構造的な不便さ
❌ デメリット①:比較検討の入口が塞がれている
授業料が非公開である以上、他塾と机上で比較することができません。学習相談か資料請求を経ないと判断材料が揃わない構造です。公式は「教材費・年会費など不明瞭な追加費用は一切なし」「入塾前にすべての料金の内訳を説明する」と明記しており、透明性への配慮は見えます。ただしその透明性が届くのは、問い合わせた人だけです。時間をかけずに候補を絞りたいご家庭には、これは明確なコストだと私は考えます。
💡 元塾講師の視点:なぜ載せられないのか、を構造から読む
ただ、私は「隠している」とは考えていません。塾の料金表が公開できるのは、商品が規格化されている場合だけです。WAYSは公式自身が、学年ごとに授業料が異なると明言し、週1回から通う生徒もいると認めています。ここに科目数と講習期が乗る。変動する軸が4つある以上、代表価格を1つ出せば、それは大半の家庭にとって不正確な数字になります。
実際、公式が唯一出している数字は「月40,000円の場合=月24時間」という逆算モデルでした。金額を決めてから時間を示す提示の仕方は、予算を先に置いてコマ数を調整する運用が現場の実態であることを示唆します。だとすれば、相談で聞くべきは月額ではなく「この予算で週何コマ、受験までの総額いくら」です。キャンペーンや割引の有無も、総額に効いてくる要素として同時に確認しておきたいところです。
最難関の記述対策・専門的な二次対策には向かない可能性
❌ デメリット②:設計思想が「基礎の穴埋め」寄り
公式が示す目安は「GMARCHなど一定以上レベルの大学を目指すなら高2夏から」という水準感で、カリキュラムの説明も基礎・土台を固めることからできていると明記されています。東京大学合格の事例も掲載されていますが、それは定期テスト200位からのスタートという文脈で語られています。
塾業界の一般論として、最難関の二次記述対策は専門講師の添削力に依存します。WAYSは講師の多くが大学生であることを体験記でも前提として語っています。合格体験記には英作文や和訳の添削を評価する声もありましたが、最難関の数学・物理の記述を体系的に鍛える塾かというと、公式情報からはそう読めません。すでに合格圏にいて詰めの精度を上げたい層には、他の選択肢を並べて比べることをおすすめします。
通える教室があるかどうかが最大の制約
⚠️ デメリット③:エリアが限られる
公式の教室一覧によると、展開地域は東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・京都・奈良・兵庫・愛知に限られます。オンラインでの受験対策は公式サイトで確認できませんでした。WAYSの価値の中心は「教室にいる時間の強制力」ですから、通塾距離はそのまま成果に直結します。詳しい所在地は教室一覧をまとめた記事で確認してください。なお、指導の曜日・時間は原則固定制です(時間割の仕組みも確認しておくと安心です)。
予備校・他の個別指導との使い分けをどう考えるか?
⚖️ 3タイプの守備範囲(公開情報と業界の一般的な設計から整理)
| タイプ | 強い局面 | 弱い局面 |
|---|---|---|
| WAYS型 | 勉強時間ゼロ・基礎の穴が広い状態からの立て直し | 合格圏内での詰め、最難関の記述添削 |
| 予備校・映像授業 | 受験レベルの解法をまとめて浴びる、難関の講座設計 | 「授業を受けただけ」で演習が回らない生徒 |
| 公立向けの個別指導 | 検定教科書ベースの学校対応、通いやすさ | 中高一貫校の検定外教材・進度への対応 |
💡 元塾講師の視点:判定軸は学力ではなく「机に向かえるか」
塾の現場で面談していた頃、私が最初に見ていたのは学力ではなく「授業以外の時間に、この子は動くか」でした。動く生徒なら、良質な講義を浴びせる予備校型のほうが伸びます。動かない生徒に予備校を与えると、講座だけが積み上がって復習が消え、お金と時間だけが溶ける。この一点で塾のタイプは決まります。
WAYSが刺さるのは後者です。逆に、映像授業を自分で消化できている生徒がWAYSに移ると、演習環境の価値は残るものの、コーチングという最大の商品が余ります。一般的な個別指導塾との比較なら個別指導キャンパスの大学受験対応、推薦・総合型に軸を置くなら早稲田塾の大学受験対策と並べてみると、守備範囲の違いがはっきりします。
📝 進路選択についての注記
本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。
入塾前に確認したいこと・申し込みの流れ
🧭 迷ったら、順番に進めればいい
WAYSは学習相談(40分)と体験指導(90分)を無料で提供しています。どちらか一方のみ、別日程での参加も可能です。まずは何をどう確認するかを整理します。
申し込みから指導開始までの流れ
📋 4ステップ(公式「ご入塾までの流れ」より)
公式サイトまたは電話(0120-913-938/受付10:00〜20:00)で学習相談・体験指導を予約。
学習相談は保護者のみ/親子どちらも可。体験指導は生徒のみで、英語または数学から選択。同日実施も別日も可能。
希望教室に電話またはメールで連絡し、通常受講日程と初回指導日を決定。
初回指導日に入塾書類を提出して手続き完了。
出典:WAYS公式サイト「ご入塾までの流れ」「無料学習相談・体験指導について」(2026年7月17日閲覧)
💡 元塾講師の視点:相談の場で必ず聞くべき5つ
塾側で面談を担当していた経験から申し上げると、面談は聞かれたことにしか答えない場です。以下は、こちらから聞かない限り出てこない可能性が高い項目です。
- 「講師1人が同時に何人を担当しますか」——4倍の指導時間の実質を決める最重要項目
- 「担当講師は固定ですか、変更される可能性は」——体験記でも講師との相性が成果を左右している
- 「志望校の二次対策は、どの科目までどのレベルまで対応できますか」——科目5教科対応と、難関二次の記述対応は別の話
- 「高3で週何コマに増やすと、総額はいくらになりますか」——学年で料金が変わるため、月額ではなく受験までの総額で聞く
- 「受験対策に移行後、宿題はどのくらいの量ですか」——家庭学習の前提が変わるため
体験指導では、学校の教材と直近のテスト答案・通知表の持参が推奨されています。当日の進み方は90分の体験指導の中身で確認できます。
また、上の5つを落ち着いて聞くには、相談パートの時間配分を事前に把握しておくのが有効です。40分の学習相談の流れを知っておくと、説明を聞くだけで終わらずに済みます。
よくある質問
❓ 検索で多い疑問に、公式情報ベースで答えます
回答はすべて、2026年7月17日時点のWAYS公式サイトの記載に基づきます。
❓ Q1. 中高一貫校生でなくても受けられますか?
A. 受けられます。公式のよくある質問では、定期テスト対策は中高一貫校生が対象である一方、大学受験対策については中高一貫校以外に通う生徒も入塾可能と明記されています。ただし教室ごとの空き状況があるため、通いたい教室に直接確認するのが確実です。
❓ Q2. いつから始めるのがよいですか?
A. 公式では、高校2年生の夏から受験までのカリキュラムが用意されており、高2夏までの入塾なら充実したサポートができるとされています。出遅れた場合も高校3年生になる春休みまでの入塾であれば、密度は濃くなるが受験に間に合うように対策すると案内されています。
❓ Q3. 何科目まで指導してもらえますか?
A. 大学受験対策は5教科全科目が指導可能です。定期テスト対策指導が英語・数学(算数)・理科(物理・化学)に限定されているのと比べ、大学受験対策のほうが対応科目は広くなっています。英検®対策講座も別途用意されています。
❓ Q4. 料金はいくらですか?
A. 2026年7月17日時点で、授業料は公式サイトに掲載されておらず、学習相談で一人ひとりに合わせたプランを提案する方式です。公開されているのは入塾金20,000円(税込22,000円)、教材費・年会費などの追加費用がかからないという方針、そして月40,000円の場合の指導時間モデル(120分×週3回=月24時間)です。学年ごとに授業料が異なる点にも注意が必要です。
❓ Q5. 受験対策でも定期テスト対策はしてもらえますか?
A. 希望者のみ、学校の試験2週間前から定期テスト対策サポートを通常の指導とは別枠で受けられると記載されています。総合型選抜との併願を考えている生徒だけでなく、併願を考えていない生徒も利用できるとされています。
❓ Q6. 宿題は出ますか?
A. 大学受験対策では、自主学習を促す宿題を毎週課すと明記されています。定期テスト対策では「宿題を出さない」方針が掲げられているため、受験対策に移行すると家庭学習の位置づけが変わります。ここは入塾前に必ず認識を合わせておきたい点です。
まとめ:個別指導塾WAYSの大学受験対策はあなたのための塾か?

🎯 この記事の結論
WAYSの大学受験対策は、中高一貫校で中だるみした生徒を、高2夏から仕組みの力で受験モードへ引き上げるための塾です。長時間の演習環境・修得テストによる強制的な定着確認・学習コーチングによる意思決定の代行という3点セットで、「動けない」を解除することに全振りされています。逆に、すでに自走している生徒や最難関の二次記述を詰めたい生徒には、その最大の価値が届きません。
📋 記事全体のポイント
- 受験対策は高2夏スタート。学校が受験モードに移る合流点に合わせた設計
- リミットは公式いわく高3になる春休みまで
- 大学受験対策は5教科全科目対応、中高一貫校生以外も入塾可
- 定期テスト対策と違い宿題が出る/授業がない日も自習室を使える
- 授業料は非公開。公開は入塾金22,000円(税込)と月40,000円=月24時間のモデル
- 「4倍の指導時間」の実質は、講師の張り付き時間ではなく管理された演習時間
- 第三者機関の94%等は閲覧者の印象調査であり、通塾者の評価ではない
✅ 向いている人チェックリスト
- □ 中高一貫校で定期テストが平均以下のまま高2になった
- □ 家では勉強できず、勉強時間そのものが足りない
- □ 何を勉強すべきか自分で決められない
- □ 志望校はGMARCH・関関同立や中堅国公立あたり
- □ 通える範囲に教室がある
❌ 向いていない人チェックリスト
- □ すでに自分で計画を立てて実行できている
- □ 最難関大の二次記述を専門講師に鍛えてほしい
- □ 講師にマンツーマンで張り付いてほしい
- □ 料金を先に知ってから問い合わせ先を選びたい
📩 最後に:行動するなら、締め切りは高3の春休みです
WAYS自身が「高3になる春休みまで」と入塾リミットを明言しています。中だるみを自力で抜けられないまま時間だけが過ぎるのが、この層にとって最大の損失だと私は考えます。合うかどうかは無料の相談・体験で確かめられます。判断を先送りしない、それだけが確実な一歩です。
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🎓 執筆者プロフィール
kou/教育系Webライター・プロ家庭教師(フリーランス)
専門領域:中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校生・浪人生・不登校・発達障害の指導
この記事を書く資格がある理由
中学生時代に早稲田アカデミーへ通い慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、現在はプロ家庭教師として指導歴10年を超えます。塾の面談・カリキュラム設計・講師配置を内側から経験しているため、公式サイトの表現が実務上どういう構造を意味するのかを読み解けます。中高一貫校生の中だるみからの立て直しは、現場で最も多く向き合ってきたテーマです。
📝 調査概要
- 調査対象:中高一貫校専門 個別指導塾WAYSの大学受験対策
- 調査方法:公式サイト調査(ways-sch.jp)、運営会社サイト調査(mates-edu.co.jp)、著者の業界知見に基づく考察
- 調査実施日:2026年7月17日
- 情報の限界:著者はWAYSの教室で指導・受講した経験がなく、教室訪問・在籍生徒や講師へのヒアリングは実施していません。授業料は公式サイトで公開されておらず、実額は確認できませんでした。オンラインでの大学受験対策の有無、講師1人あたりの担当生徒数、講師の学生比率、大学受験対策コース単独の合格実績、合格実績の集計期間・母数についても、公開情報からは確認できませんでした。第三者機関調査は閲覧者への印象調査であり、通塾者の評価ではありません。
- 利益相反の有無:本記事にはアフィリエイトリンクを含み、成果発生時に報酬を受け取ります。ただし記事内容について、個別指導塾WAYSおよび株式会社メイツからの依頼・監修・対価の提供は一切受けていません。
📚 参考文献・引用元一覧
- 中高一貫校生の大学受験対策|個別指導塾WAYS(2026年7月17日参照)
- 個別指導塾WAYSとは?(2026年7月17日参照)
- 指導料金|個別指導塾WAYS(2026年7月17日参照)
- よくある質問|個別指導塾WAYS(2026年7月17日参照)
- 中高一貫校生・高校生の指導実績|個別指導塾WAYS(2026年7月17日参照)
- 生徒・保護者の声/大学受験合格体験記|個別指導塾WAYS(2026年7月17日参照)
- 無料学習相談・体験指導について|個別指導塾WAYS(2026年7月17日参照)
- ご入塾までの流れ|個別指導塾WAYS(2026年7月17日参照)
- 教室一覧|個別指導塾WAYS(2026年7月17日参照)
- 企業情報|株式会社メイツ(2026年7月17日参照)
- 景品表示法|消費者庁(2026年7月17日参照)
🏷️ 記事情報
公開日:2026年7月17日/最終更新日:2026年7月17日
※情報変更があった場合は随時更新します。



