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大学受験の一般選抜とは?仕組みと日程・併願の組み方を元講師が解説

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(指導歴10年超)

慶應義塾大学経済学部卒。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、現在はフリーの家庭教師として大学受験生・浪人生も担当しています。
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公開日:2026年10月24日/最終更新日:2026年10月24日
※情報変更があった場合は随時更新します。

🎯 結論

結論:一般選抜とは、共通テストや大学独自の筆記試験など「学力検査」を中心に合否を決める大学入試の区分です。国公立大学では令和9年度(2027年入試)の募集人員の約74%を一般選抜が占めており、いまも大学受験の本流です。

国公立は「共通テスト+個別学力検査」の2段階、私立は「個別試験」「共通テスト利用」「併用」など方式が多彩です。合否を分けるのは学力そのものに加えて、日程と併願の設計だと私は考えています。

📋 この記事で解決できる疑問

「一般選抜って結局どういう入試?」「推薦や総合型と何が違うの?」「前期・後期ってどう受ければいいの?」――入試区分の名前が変わり、方式も増えた今、全体像をつかみにくいと感じている受験生・保護者の方は多いはずです。

  • 一般選抜の定義と、総合型選抜・学校推薦型選抜との違い
  • 国公立大学の前期・中期・後期日程と「分離分割方式」の仕組み
  • 私立大学の個別試験・共通テスト利用・併用方式の違い
  • 2027年入試(令和9年度)の主なスケジュール
  • 一般選抜の注意点と、併願校の組み方の基本

読み終えるころには、自分(お子さま)がどの方式を軸に、いつ何をすればよいかが整理できるはずです。

💬 執筆にあたっての立場

私は早稲田アカデミーでの指導を含め10年以上、受験生を指導してきました。現在は家庭教師として大学受験生の学習計画や出願校の相談にも乗っています。本記事の制度・日程・数値は、文部科学省・大学入試センター・各大学の公表資料に基づいて記述し、私自身の見解は指導経験から言えることに限って「考え」として区別しています。特定の塾・予備校との利害関係はありません。入試制度は年度ごとに変わるため、最終的には志望校の学生募集要項をご確認ください。

  1. 大学受験の一般選抜とは?基本の仕組み
    1. 一般選抜とは?旧「一般入試」からの名称変更
    2. 総合型選抜・学校推薦型選抜との違い
    3. 国公立大学の募集人員で見る一般選抜の割合
  2. 国公立大学の一般選抜の流れと日程
    1. 共通テストと個別学力検査(二次試験)の2段階
    2. 前期・中期・後期日程と「分離分割方式」
    3. 2027年入試(令和9年度)の主なスケジュール
  3. 私立大学の一般選抜の方式
    1. 個別試験(全学部統一入試・学部別入試)
    2. 共通テスト利用方式・併用方式
    3. 私立の方式選びで確認したい3つのポイント
  4. 一般選抜が向いている人・併用を考えたい人
    1. 一般選抜を軸にしたほうがよい人
    2. 年内入試との併用を検討したい人
    3. 指導経験から見た方式選びで見落とされがちな視点
  5. 一般選抜の注意点・デメリット
    1. 本番の出来に結果が左右されやすい
    2. 出願・検定料・入学金の管理が複雑になる
    3. 年内に進路が決まった同級生との温度差
  6. 一般選抜に向けて今からやること
    1. 高3の秋から入試本番までの流れ
    2. 併願校の組み方の基本
    3. 勉強の進め方と学習サービスの選び方
  7. 大学受験の一般選抜でよくある質問
    1. 一般選抜と一般入試は同じものですか?
    2. 一般選抜でも調査書(内申)は合否に関係しますか?
    3. 国公立大学の前期日程と後期日程は両方受けられますか?
    4. 共通テストを受けなくても一般選抜は受けられますか?
    5. 推薦や総合型選抜で不合格になってからでも一般選抜に間に合いますか?
    6. 一般選抜の検定料はいくらかかりますか?
  8. まとめ:大学受験の一般選抜とは学力検査中心の本流の入試

大学受験の一般選抜とは?基本の仕組み

📌 この章のポイント

「一般選抜」と「一般入試」は同じものなのでしょうか。この章では、一般選抜の定義、ほかの入試区分との違い、そして国公立大学の募集人員データから見た一般選抜の比重を整理します。

一般選抜とは?旧「一般入試」からの名称変更

🔰 一般選抜の定義

一般選抜とは、大学入学共通テストや各大学の個別学力検査(筆記試験)を中心に、志願者の学力を評価して合否を決める大学入試の区分です。2021年度入試から、文部科学省の大学入試改革により「一般入試」は「一般選抜」へ名称が変わりました。同時に「AO入試」は「総合型選抜」、「推薦入試」は「学校推薦型選抜」になっています。

名称変更にあわせ、一般選抜でも学力試験だけでなく、調査書や志望理由などを通じて「思考力・判断力・表現力」や「主体性」を多面的に評価する方針が示されました。とはいえ実際の合否は、いまも試験の得点が大きな比重を占めるのが一般的です。

総合型選抜・学校推薦型選抜との違い

🆚 3つの入試区分の比較

区分主な評価方法出願開始の目安併願
一般選抜共通テスト・個別学力検査など筆記試験が中心私立12月〜/国公立1月下旬〜複数校を併願しやすい
学校推薦型選抜調査書・推薦書・面接・小論文など(学力検査を課す場合も)11月以降指定校推薦は専願が基本
総合型選抜志望理由書・面接・プレゼンなど(学力の確認も必須化)9月以降大学・方式による

※出願開始の目安は、文部科学省が毎年公表する「大学入学者選抜実施要項」の時期区分に基づく一般的な目安です。同要項では、一般選抜の試験期日は2月1日〜3月25日の間とされています。

ℹ️ 年内入試との関係

総合型選抜と学校推薦型選抜は、合否が年内に出ることが多いため「年内入試」とも呼ばれます。推薦の種類(指定校・公募・総合型)ごとの違いは推薦入試の種類と違いの解説で詳しくまとめています。

国公立大学の募集人員で見る一般選抜の割合

📊 令和9年度 国公立大学の募集人員(区分別)

令和9年度 国公立大学の募集人員(区分別)一般選抜 計97,069人(73.9%)前期日程79,591人 60.6%後期日程14,563人 11.1%中期日程2,407人 1.8%独自日程508人 0.4%年内入試 計34,256人(26.1%)学校推薦型23,529人 17.9%総合型10,727人 8.2%国公立合計 131,325人(令和8年7月末集計・予定を含む)出典:文部科学省「令和9年度国公立大学入学者選抜の概要」(2026年10月24日参照)

💡 この数字から私が読み取ること

年内入試が注目されがちですが、国公立大学に限れば募集人員のおよそ4人に3人は一般選抜の枠です。しかも前期日程だけで6割を占めます。国公立志望であれば、推薦を視野に入れていても「共通テストと前期の個別試験」が勝負の中心になると考えておくのが現実的です。

指導の場でも、年内入試を狙う生徒ほど「不合格だったときに一般選抜へ切り替えられる学力」を並行して積み上げておくよう伝えています。年内入試の枠が小さい以上、一般選抜の準備は保険ではなく前提だと私は考えています。

国公立大学の一般選抜の流れと日程

📌 この章のポイント

国公立大学の一般選抜は、1月の共通テストと2月以降の個別学力検査の2段階で行われます。ここでは試験の構造、前期・後期日程の仕組み、2027年入試の具体的な日程を順に確認します。

共通テストと個別学力検査(二次試験)の2段階

🔍 試験の構造

国公立大学の一般選抜は、①1月中旬の大学入学共通テスト → ②自己採点をもとに出願 → ③2月下旬以降の個別学力検査(二次試験)という流れです。共通テストの得点と二次試験の得点を合算して合否が決まります。

国立大学協会は、国立大学の一般選抜で共通テストを原則「6教科8科目」(「情報」を含む)課す方針を示しています。共通テストと二次試験の配点比率は大学・学部で大きく異なり、共通テスト重視型もあれば二次試験重視型もあります。

共通テストのあとは自己採点の精度が出願校選びに直結します。自己採点後の判定の読み方は共通テストリサーチの判定の見方で解説しています。

前期・中期・後期日程と「分離分割方式」

📋 日程区分の仕組み

  • 前期日程:2月25日から試験開始。募集人員の大半を占める本命の日程
  • 中期日程:一部の公立大学のみが実施。3月8日以降に試験
  • 後期日程:3月12日以降に試験。募集人員は少なく、小論文・面接など前期と異なる形式のことも

この仕組みは「分離分割方式」と呼ばれ、前期日程で合格して入学手続きをすると、中期・後期日程では合格者の対象外になります。つまり、前期・中期・後期に1校ずつ、最大3校まで出願できる一方、実質的には「前期の本命」と「後期の受け皿」をセットで考える必要があります。

💡 後期日程を「受け皿」と考えすぎない

令和9年度の国公立の募集人員を見ると、後期日程は14,563人で、前期日程(79,591人)の約18%しかありません。枠が小さいうえ、前期で不合格になった受験生が集中するため、後期は前期より厳しい戦いになると考えておくのが安全です。

私は国公立志望の生徒には、後期を「前期がだめだったときの保険」ではなく、科目や形式まで含めて別に対策が必要な1校として扱うよう伝えています。後期で小論文や面接が課される場合、前期の勉強だけでは対応できないからです。

⚠️ 二段階選抜(いわゆる足切り)に注意

志願者が募集人員の一定倍率を超えた場合、共通テストの得点で二次試験の受験者を絞り込む「第1段階選抜」を行う大学があります。実施の有無や倍率は大学ごとに募集要項で公表されるため、出願前に必ず確認しましょう。出願の目安となる得点の考え方は共通テストボーダーの見方と注意点で解説しています。

2027年入試(令和9年度)の主なスケジュール

🔢 令和9年度 一般選抜の主な日程

項目時期
共通テスト出願2026年9月15日〜10月2日(受付終了)
共通テスト受験票2026年12月4日からマイページで表示(紙に印刷して持参)
共通テスト本試験2027年1月16日(土)・17日(日)
共通テスト追試験2027年1月23日(土)・24日(日)
国公立 出願1月下旬〜2月上旬(例:琉球大学は1月25日〜2月3日)
国公立 前期日程2月25日〜(例:琉球大学は2月25日・26日、合格発表3月6日)
国公立 後期日程3月12日〜(例:琉球大学は3月12日、合格発表3月20日)

出典:大学入試センター公表情報、琉球大学「令和9年度入試日程」(2026年10月24日参照)。国公立の日程は大学・学部ごとに異なります。

📝 日程情報についての注意

本記事の日程は記事掲載時点の公表情報に基づく目安であり、変更の可能性があります。各大学の正式な日程は、12月頃に公表される学生募集要項(一般選抜)で必ずご確認ください。

私立大学の一般選抜の方式

📌 この章のポイント

私立大学の一般選抜は、国公立よりも方式の選択肢が多いのが特徴です。同じ大学・学部でも複数の方式で受験できることがあり、方式の選び方次第で合格のチャンスが変わります。

個別試験(全学部統一入試・学部別入試)

🏢 大学独自の筆記試験

私立大学の一般選抜の中心は、大学が独自に作成する筆記試験です。文系なら英語・国語・地歴公民(または数学)、理系なら英語・数学・理科といった3教科型が中心の大学が多く、試験は2月上旬〜中旬に集中します。

  • 学部別入試:学部ごとに試験日・問題が分かれる方式
  • 全学部統一入試:1回の試験で複数の学部・学科に出願できる方式。試験日を節約しつつ出願先を増やせる

共通テスト利用方式・併用方式

⚖️ 共通テストを使う方式

方式判定に使うもの特徴
共通テスト利用方式共通テストの得点のみ大学に出向かずに合否が出る。出願締切が共通テスト前の大学が多い
共通テスト併用方式共通テスト+大学独自試験一部科目を共通テストで代替でき、独自試験の負担が軽い

共通テスト利用方式は募集人員が少なく、合格に必要な得点率が高くなりやすい点は意識しておきたいところです。なお、すべての私立大学が共通テストを利用しているわけではありません。たとえば慶應義塾大学には共通テスト利用入試がありません。

私立の方式選びで確認したい3つのポイント

🔍 方式選びのチェックポイント

  1. 配点と科目:同じ学部でも方式によって英語の配点や選択科目が違う。得意科目の配点が高い方式を探す
  2. 試験日の重なりと連続:第一志望の前日・前々日に試験を詰め込みすぎない
  3. 入学金の納付期限:私立の手続き締切が国公立の合格発表より前に来ることが多く、入学金を納めて「押さえ」るかどうかの判断が必要

✏️ 私が出願相談で必ずやっていること

家庭教師として出願校の相談を受けるとき、私は「試験日・合格発表日・入学手続き締切」を1枚の表にまとめるところから始めます。方式が多い私立では、どの合格を待ってからどこに入学金を払うかという「お金と時間の順番」が見えていないと、焦って判断を誤りやすいからです。表にすると、日程の詰め込みすぎや、手続き締切の見落としにもその場で気づけます。

列に入れるのは次の6項目です。

  • 大学・学部・方式
  • 出願締切
  • 試験日
  • 合格発表日
  • 入学手続き(入学金)締切
  • 検定料・入学金の金額

日付順に並べ替えると、「この大学の入学金締切は、第一志望の発表より前か後か」がひと目でわかります。

一般選抜が向いている人・併用を考えたい人

📌 この章のポイント

一般選抜と年内入試のどちらを軸にするかは、成績の推移や志望校の入試方式で変わります。ここでは判断の目安と、指導経験から見た見落とされがちな視点をお伝えします。

一般選抜を軸にしたほうがよい人

✅ 一般選抜が合いやすい人の特徴

  • 評定平均は伸び悩んでいるが、模試の偏差値は上がってきている
  • 志望校・志望学部の推薦枠がない、または出願条件を満たしていない
  • 国公立大学が第一志望で、共通テストで高得点を狙える
  • 複数の大学・学部を比較しながら、最後まで選択肢を残したい

年内入試との併用を検討したい人

🔍 併用を検討したいケース

  • 評定平均が高く、志望校に指定校推薦や公募推薦の枠がある
  • 探究活動や課外活動など、志望理由書で語れる実績がある
  • 本番一回の筆記試験で実力を出し切れるか不安がある

併用する場合も、共通テストの出願は秋に締め切られる点に注意が必要です。年内入試の結果を待ってから一般選抜に切り替えることを想定するなら、共通テストには出願しておくのが安全です。

指導経験から見た方式選びで見落とされがちな視点

💬 「今の成績」で方式を決めない

高校受験と大学受験の両方を指導してきて感じるのは、大学受験の現役生は高3の秋以降も得点が伸び続けることが多いという点です。夏の模試の判定だけを見て「一般選抜は無理だから推薦に絞る」と早々に決めてしまうと、伸びしろを自分で狭めてしまうことがあります。

逆に、推薦の準備に時間を取られて基礎学力の積み上げが止まり、年明けに苦しくなるケースもあります。私は方式を決める前に、「残りの期間で何点伸ばせそうか」と「推薦準備に何時間取られるか」を具体的に見積もることをすすめています。見積もりの起点は、志望校の過去問を1年分解いて、公表されている合格最低点との差を科目ごとに出すことです。差が「残りの週数で埋められる量か」を考えると、感覚ではなく数字で方式を選べます。高1〜高3の全体の進め方は大学受験の学年別ロードマップにまとめています。

📝 進路選択についての注記

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。

一般選抜の注意点・デメリット

📌 この章のポイント

一般選抜は「誰にでも開かれた公平な入試」である一方、負担やリスクもあります。準備の段階で知っておけば対策できることばかりなので、正直にお伝えします。

本番の出来に結果が左右されやすい

❌ 一発勝負の性質がある

一般選抜は、限られた試験日の得点で合否が決まります。体調不良や緊張で実力を出し切れなかった場合でも、日頃の努力が直接は考慮されにくい仕組みです。共通テストには追試験がありますが、受験できるのは病気など所定の事由がある場合に限られます。

出願・検定料・入学金の管理が複雑になる

💰 主な検定料の目安

項目金額
共通テスト(3教科以上)18,000円
共通テスト(2教科以下)12,000円
国立大学 個別学力検査17,000円(標準額)
私立大学大学・方式ごとに異なる

※大学入試センターおよび国立大学の公表する標準額です(2026年10月24日時点)。

私立を何校も併願すると、検定料だけでまとまった金額になります。さらに国公立の結果を待つあいだに私立の入学金を納めるケースもあり、出願前に家庭で予算の上限を決めておくことが大切です。塾・予備校を含めた費用の全体像は大学受験の塾費用の相場も参考にしてください。

📝 費用情報についての注記

本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は各大学・大学入試センターの公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。

年内に進路が決まった同級生との温度差

❗ 気持ちの揺れに備える

年内入試で合格した同級生が出てくる12月以降は、教室の空気が緩み、一般選抜組だけが取り残されたように感じやすい時期です。私が指導してきた生徒にも、この時期に集中力を保つのに苦労する人は少なくありませんでした。最後の2〜3か月で得点が大きく動くのが一般選抜なので、周囲と比べず自分のスケジュールに集中できる環境を早めに整えておくことをおすすめします。

一般選抜に向けて今からやること

📌 この章のポイント

この記事を公開した10月下旬時点で、2027年入試の共通テスト出願はすでに締め切られています。ここからは、入試本番までの流れと、併願校の組み方、勉強の進め方を確認しましょう。

⚠️ 共通テストに出願していない場合

2027年入試の共通テスト出願は2026年10月2日で締め切られ、訂正期間も10月16日で終わっています。共通テストを受けない場合、国公立大学の一般選抜は原則受験できませんが、私立大学の個別試験(大学独自の筆記試験)は受験できます。志望校の方式を確認し、個別試験を中心に併願を組み直しましょう。

高3の秋から入試本番までの流れ

🔰 入試本番までのステップ

① 10〜11月:出願内容の確認と過去問着手
共通テストの出願内容(受験教科)を確認し、志望校の過去問に取りかかる。
② 12月:併願校の確定と受験票の確認
私立の出願が始まる時期。共通テスト受験票はマイページから印刷しておく。
③ 1月中旬:共通テスト→自己採点
自己採点の結果とリサーチ判定をもとに、国公立の出願校を最終決定する。
④ 2月:私立の個別試験・国公立前期日程
私立の合格発表と入学手続き締切を管理しながら、前期日程に臨む。
⑤ 3月:国公立の合格発表・後期日程
前期の結果次第で後期日程を受験し、入学手続きを完了させる。

併願校の組み方の基本

📋 併願の3層構造

層位置づけ目安
チャレンジ校第一志望を含む、合格可能性が低めの大学模試判定C〜E程度
実力相応校今の学力で十分に戦える大学模試判定B〜C程度
安全校確実に合格を取りたい大学模試判定A程度

判定の目安はあくまで一般的な考え方です。大切なのは、安全校の試験日を受験期間の前半に置き、合格を1つ確保してから本命に挑む順番を作ることだと私は考えています。

勉強の進め方と学習サービスの選び方

🔍 今の時期の学習の軸

直前期は新しい参考書に手を広げるより、志望校の過去問と共通テスト形式の演習を軸に、間違えた分野だけを基礎に戻って補うのが効率的です。苦手分野を短時間で補うなら映像授業も選択肢になります。費用を抑えて使える映像授業の実態はスタサプ大学受験講座の評判と実態で、映像授業だけで足りるかどうかはスタサプだけで大学受験に挑む場合の限界で解説しています。

添削や出願相談まで任せたい場合は、塾・家庭教師を比較検討してみてください。タイプ別の選び方は学習塾・家庭教師の比較ランキングにまとめています。

大学受験の一般選抜でよくある質問

📌 この章のポイント

一般選抜について、受験生や保護者の方から特によく聞かれる疑問をQ&A形式でまとめました。

一般選抜と一般入試は同じものですか?

❓ Q&A

A. 基本的に同じ学力試験中心の入試を指します。2021年度入試から文部科学省の入試改革に伴い「一般入試」が「一般選抜」に名称変更されました。名称変更と同時に、学力だけでなく思考力や主体性なども多面的に評価する方針が示されています。

一般選抜でも調査書(内申)は合否に関係しますか?

❓ Q&A

A. 多くの大学で調査書の提出が求められますが、合否判定での扱いは大学・学部によって異なります。点数化する大学もあれば、参考資料にとどめる大学もあるため、志望校の学生募集要項で確認してください。

国公立大学の前期日程と後期日程は両方受けられますか?

❓ Q&A

A. 両方に出願して受験できます。ただし前期日程で合格し入学手続きをすると、後期日程(および公立の中期日程)では合格者の対象外になります。後期日程は募集人員が少なく、科目や形式も前期と異なることが多いため、早めに確認しておくことが大切です。

共通テストを受けなくても一般選抜は受けられますか?

❓ Q&A

A. 私立大学の個別試験(大学独自の筆記試験)であれば、共通テストを受けずに受験できます。一方、国公立大学の一般選抜は原則として共通テストの受験が必要です。共通テストの出願期間は例年秋に終わるため、少しでも可能性があるなら出願しておくことをおすすめします。

推薦や総合型選抜で不合格になってからでも一般選抜に間に合いますか?

❓ Q&A

A. 出願手続き自体は間に合うケースが多いです。私立大学の一般選抜の出願は12月〜1月、国公立大学は1月下旬〜2月上旬が中心です。ただし共通テストの出願は秋に締め切られるため、年内入試を受ける場合も共通テストに出願しておき、学力試験の準備を並行して進めておくことが現実的です。

一般選抜の検定料はいくらかかりますか?

❓ Q&A

A. 共通テストの検定料は3教科以上で18,000円、2教科以下で12,000円です。国立大学の個別学力検査の検定料は17,000円が標準です。私立大学は大学・方式ごとに異なり、併願校が増えるほど総額が大きくなります。最新の金額は各公式サイトで確認してください。

まとめ:大学受験の一般選抜とは学力検査中心の本流の入試

🎯 この記事のまとめ

  • 一般選抜は、共通テストや個別学力検査など筆記試験を中心に合否を決める入試区分(2021年度入試から「一般入試」より名称変更)
  • 国公立大学では令和9年度の募集人員の約74%が一般選抜で、前期日程だけで6割を占める
  • 国公立は「共通テスト→出願→個別試験」の2段階で、前期・後期は分離分割方式
  • 私立は個別試験・共通テスト利用・併用など方式が多く、配点と日程で選ぶ
  • 検定料・入学金の管理と、日程の詰め込みすぎには注意が必要

一般選抜で結果を出すカギは、学力を最後まで伸ばし続けることと、日程・併願・お金の順番を早めに設計することです。年内入試を考えている方も、一般選抜の準備を前提にしておくと選択肢を最後まで残せます。

⭕ 一般選抜を軸にするのが向いている人

  • 模試の成績が上向きで、まだ伸びしろがある
  • 国公立大学や、推薦枠のない大学・学部が第一志望
  • 複数の大学・方式を比較して最後まで選択肢を残したい

📉 一般選抜だけに絞るのは慎重に考えたい人

  • 評定平均が高く、志望校に推薦枠がある
  • 志望理由書や面接で語れる活動実績が豊富
  • 本番一回の試験で実力を出すことに強い不安がある

🎓 著者プロフィール

執筆者kouのプロフィール写真

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師

中学時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、現在はフリーランスのプロ家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校生・浪人生のほか、不登校や発達障害のあるお子さまの指導にも携わっています(指導歴10年超)。

この記事を書く理由:大学受験生の学習計画や出願校の相談に乗るなかで、入試区分や日程の仕組みを正しく理解していないために損をしてしまう例を見てきました。どの教育機関にも忖度しない立場から、公的資料に基づいた全体像をお届けしたいと考えています。

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📝 調査概要

  • 調査対象:大学入試の一般選抜の制度・日程・募集人員・検定料
  • 調査方法:公式サイト調査(文部科学省・大学入試センター・国立大学協会・各大学)/文献調査/著者の指導経験に基づく知見
  • 調査実施日:2026年10月24日
  • 情報の限界:私立大学の入学者に占める一般選抜の割合は、本記事執筆時点で確認できた公的資料からは正確な数値を示せなかったため掲載していません。国公立の日程は琉球大学を例示しており、大学・学部により異なります。募集人員は令和8年7月末時点の集計(予定を含む)です。
  • 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告は含まれていません)

公開日:2026年10月24日/最終更新日:2026年10月24日
※情報変更があった場合は随時更新します。