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🎓 この記事を書いた人
kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(指導歴10年超)
慶應義塾大学経済学部卒。在学中に早稲田アカデミーで講師として多くの受験生を指導。現在はフリーランスのプロ家庭教師として中学受験生も担当しています。
公開日:2026年10月16日/最終更新日:2026年10月16日
※情報変更があった場合は随時更新します。
🎯 結論
結論:中学受験5年生の勉強時間は、塾の授業と家庭学習を合わせて週20〜30時間前後が一つの目安です。ただし大切なのは時間の長さではなく、睡眠を削らずに「塾の宿題→テスト直し→算数の復習」が1週間で回っているかです。
「周りの子は何時間やっているの?」「うちの子は少なすぎる?」と不安になっている保護者の方は多いと思います。5年生は塾の学習量と難しさが一気に上がる学年なので、その不安はもっともです。
📋 この記事でわかること
- 塾のある日・ない日・休日別の勉強時間の目安
- 5年生で勉強時間が急に増える理由
- 1日のスケジュール例と4科目の配分
- 睡眠時間から逆算した「やってはいけない時間の増やし方」
- 時間が足りない・多すぎるときの見直し手順
💬 この記事の立ち位置
私は大学在学中に早稲田アカデミーで講師として受験生を指導し、現在はプロ家庭教師として中学受験生の家庭学習の計画づくりにも関わっています。本記事の時間数は私の指導経験にもとづく目安で、塾や学年全体の公式統計ではありません。特定の塾・サービスとの利害関係はなく、時間を「増やすリスク」も正直にお伝えします。
中学受験5年生の勉強時間の目安
📌 この章のポイント
「1日何時間」と聞かれることが多いのですが、5年生は塾のある日とない日で生活がまったく違います。この章では、場面別の目安と1週間の時間モデルを示し、4年生・6年生と比べた5年生の位置づけを整理します。
中学受験5年生の勉強時間とは?塾と家庭学習の合計で考える
🔰 まず押さえたい考え方
中学受験5年生の勉強時間とは、塾の授業時間と、宿題・復習などの家庭学習時間を合わせた1週間の総量で考えるのが現実的です。塾の授業は塾側が決めるため、家庭で調整できるのは家庭学習の部分だけです。「1日何時間」ではなく「週に家庭学習を何時間確保できているか」を見ると、塾の曜日に左右されずに比較できます。
なお、中学受験をする5年生に限った勉強時間の公的な統計は、調査時点で確認できませんでした。以下の数値は私の指導経験にもとづく目安としてお読みください。
平日・休日別の勉強時間の目安一覧
📊 場面別の勉強時間の目安(5年生)
| 場面 | 塾の授業 | 家庭学習 | 合計の目安 |
|---|---|---|---|
| 塾がある平日 | 塾の時間割による(本記事のモデルでは約3時間) | 30分〜1時間 | 授業時間+30分〜1時間 |
| 塾がない平日 | なし | 2〜3時間 | 2〜3時間 |
| 土曜(講座・テストあり) | 塾の時間割による(本記事のモデルでは約3時間) | 1〜2時間 | 授業時間+1〜2時間 |
| 日曜・休日 | なし(模試の日を除く) | 4〜6時間 | 4〜6時間 |
| 週合計 | — | — | 約20〜30時間 |
※私の指導経験にもとづく目安です。塾の授業時間・通塾日数は塾・校舎・コース・年度で異なるため、各塾の公式時間割でご確認ください。
📈 1週間の時間モデル(週3日通塾の例)
家庭学習の約半分が「塾のない平日」と「日曜」に集中している点に注目してください。ここが崩れると、週全体の復習が回らなくなります。
📝 ご確認ください
本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。
4年生・6年生と比べた5年生の勉強時間の位置づけ
🆚 学年ごとの役割の違い
| 学年 | 勉強時間の性格 | 家庭学習の主役 |
|---|---|---|
| 4年生 | 習慣づくりの時期 | 宿題をやり切る習慣 |
| 5年生 | 量と難しさが同時に増える時期 | 復習の回転と算数の定着 |
| 6年生 | 演習・過去問中心の時期 | 志望校対策と弱点補強 |
5年生は「4年生の習慣のまま量だけ増える」ため、時間の使い方を見直さないと最初につまずく学年です。学年ごとの時間の推移は学年別・時期別の勉強時間の目安で、受験までの全体の流れは学年別の中学受験ロードマップで整理しています。
なぜ5年生で勉強時間が増えるのか
📌 この章のポイント
5年生になって急に家庭学習が終わらなくなった、という相談はとても多いです。原因は「怠けている」ではなく、カリキュラムの構造にあります。元塾講師の視点で理由を分解します。
算数の割合・比・速さが集中する学年だから
🔍 カリキュラム上の理由
私がこれまで指導してきた生徒の塾教材では、5年生で割合・比・速さといった、入試算数の土台になる単元が続けて扱われます。これらは前の単元の理解を前提に積み上がるため、1回の授業で理解しきれないと翌週の授業がさらに重くなります。
算数の学年別のつまずきどころと対処法は学年別の算数の勉強法で詳しく解説しています。
元講師が見た「時間を増やしても伸びない子」と「伸びる子」の差
💡 指導現場で感じてきたこと
早稲田アカデミーで講師をしていた頃も、家庭教師として指導している今も、5年生で失速する子に共通するのは「解いた問題数は多いのに、直しをしていない」ことでした。テキストを最後まで進めることが目的化して、間違えた問題がそのまま放置されているのです。
反対に伸びる子は、勉強時間がそれほど長くなくても間違えた問題を翌日・週末にもう一度解く仕組みを持っていました。
私がおすすめしているのは、間違えた問題を①その日のうち ②週末 ③次のテストの前の3回解き直す方法です。3回目で解ければ定着、解けなければその単元を翌週の最優先にします。時間を増やさなくても、この枠を週の予定に先に入れるだけで回転数は上がります。間違えた問題を集める方法は算数の間違いノートの作り方が参考になります。
勉強時間より「復習の回転数」を見るべき理由
✏️ 私の考え
5年生の勉強時間は、授業→当日〜翌日の宿題→週末の解き直し→テスト直しの4段階が1週間で回るかどうかで評価するのがよいと考えています。時間が長くても1段階目で止まっているなら、増やすべきは時間ではなく「解き直しの枠」です。
5年生の1日のスケジュール例と科目配分
📌 この章のポイント
目安の時間数がわかっても、実際に1日にどう入れるかで迷うご家庭は多いはずです。ここでは塾のある日・ない日・休日のスケジュール例と、4科目の配分の考え方を紹介します。
塾がある日のスケジュール例
📋 塾がある日の例
| 時間帯 | 内容 |
|---|---|
| 朝(15〜20分) | 計算・漢字などの短時間トレーニング |
| 帰宅〜塾まで | 軽食・前回の宿題の残りを少し |
| 塾の授業 | 授業(時間帯は塾・校舎で異なる) |
| 帰宅後(30分程度) | その日の授業の要点確認だけ。新しい問題には手を出さない |
塾から帰った後に長時間勉強させると、睡眠が削られやすくなります。塾の終了時刻と帰宅時刻の目安は小学生の塾の時間帯と帰宅時刻で確認できます。
💬 塾帰りに新しい問題を解かせない理由
講師として授業をしていて感じたのは、塾の授業直後の子どもは理解したつもりの状態になりやすいということです。疲れた頭で宿題を解くと、間違いが増えて自信を失いやすくなります。塾帰りは「今日習った解き方を口で説明できるか」だけを確認し、問題演習は頭が回る翌日に回すほうが、結果的に時間あたりの定着が高いと私は考えています。
塾がない日の時間の使い方
📋 塾がない日の例(家庭学習2〜3時間)
- 前半(約60分):前日の授業の宿題(算数を最優先)
- 休憩(10〜15分)
- 後半(約60分):国語・理科・社会の宿題
- 仕上げ(20〜30分):前回間違えた問題の解き直し
塾がない日は家庭学習の「本番」です。最後の解き直しの枠を毎回残しておくことが、5年生の成績を安定させるコツです。
休日はテスト直しと1週間の総復習に使う
📋 休日の使い方
休日は新しい内容を進めるより、その週のテスト直しと、平日に終わらなかった宿題の回収に充てるのが基本です。午前中に算数、午後に他教科、夕方は自由時間というように、休む時間も先に予定に入れておくと、長時間でも集中が続きやすくなります。
4科目の勉強時間配分の考え方
⚖️ 科目配分の目安
- 算数:家庭学習の4割前後。積み上げ型なので毎日触れる
- 国語:2割前後。漢字・語句は毎日少しずつ、読解は週単位で
- 理科:2割前後。計算分野は算数と同じく解き直しを重視
- 社会:2割前後。暗記は短時間を繰り返す
※比率は私の指導経験上の目安です。得意・不得意や塾の宿題量で調整してください。理科の分野別対策は理科の頻出分野と学年別勉強法で解説しています。
勉強時間を増やす前に知っておきたい注意点
⚠️ この章のポイント
「周りより少ないから増やそう」と考える前に、時間を増やすことのデメリットも知っておいてください。5年生は受験までまだ1年以上あり、ここで無理をすると6年生で息切れします。
睡眠時間を削って勉強時間を増やすのは逆効果
❗ 睡眠時間から逆算する
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、小学生の睡眠時間として9〜12時間が推奨されています(厚生労働省の睡眠に関する情報ページ)。
| 起床時刻 | 9時間睡眠の就寝時刻 |
|---|---|
| 6:30 | 21:30 |
| 7:00 | 22:00 |
塾から帰宅した時点で就寝時刻が近いなら、その日の家庭学習は短くするのが正解です。勉強時間は「足し算」ではなく、睡眠を確保したうえでの「引き算」で決めてください。
長時間でも成績が上がらない典型パターン
❌ 避けたいパターン
- テキストを全部解くことが目的になり、丸つけ・直しをしていない
- わからない問題に30分以上止まり、他の宿題が手つかずになる
- 保護者が横で見ていないと進まず、時間だけが長くなる
- テストの点数だけを見て、どの単元で失点したかを確認していない
習い事との両立は「やめるか」より「どこまで続けるか」
💬 私の考え
5年生になると習い事をやめるかどうかで悩むご家庭が増えます。私は一律にやめる必要はないと考えています。判断基準は「週の家庭学習時間が確保できているか」「睡眠を削っていないか」の2点です。どちらかが数週間崩れ続けるなら、回数を減らすなど段階的に調整するのが現実的です。
勉強時間が足りない・多すぎるときの見直し方
📌 この章のポイント
目安と比べて時間が足りない、または多すぎて疲れ切っている場合はどうすればよいのでしょうか。ここでは家庭でできる見直しの手順と、外部の力を借りる判断基準をまとめます。
宿題が終わらないときの見直し手順
🧭 見直しの3ステップ
教科・内容・かかった時間をメモし、どこで時間が溶けているかを確認します。
算数の基本問題・テスト直しを最優先にし、発展問題は後回しにします。
どの問題を優先すべきかは塾の先生が最も把握しています。遠慮せず相談してください。
家庭教師や個別指導を併用すべきケース
🔍 外部の力を借りる目安
- 塾の授業の内容を家で説明できる大人がいない
- 特定の単元(割合・速さなど)で数週間つまずいたまま
- 宿題の管理を保護者が担いきれない
こうした場合は、家庭教師や個別指導で「塾の復習専任」をつける選択肢があります。家庭教師を使う場合の選び方と費用は中学受験の家庭教師の選び方で、個別指導の実態は個別指導キャンパスの口コミ分析でまとめています。
オンライン教材で復習時間を補うという選択肢
🔍 映像授業の使いどころ
授業で理解しきれなかった単元を、映像授業で見直して復習時間を補う方法もあります。ただし映像授業だけで中学受験の全範囲をまかなえるかは別問題です。その限界はスタサプで中学受験は可能かの検証で本音で解説しています。
中学受験5年生の勉強時間に関するよくある質問
❓ よくある質問
保護者の方からよくいただく質問に、元塾講師としてお答えします。
中学受験をする5年生は1日何時間勉強すればいいですか?
❓ Q&A
A. 私の指導経験上の目安は、塾のある平日が塾の授業と家庭学習を合わせて3〜4時間半、塾のない平日が家庭学習2〜3時間、休日が4〜6時間で、週合計はおよそ20〜30時間です。ただし塾のカリキュラムや志望校、お子さまの処理速度で大きく変わるため、時間数より宿題と復習が回っているかで判断してください。
5年生から中学受験の勉強を始めても間に合いますか?
❓ Q&A
A. 志望校のレベル次第です。5年生からの入塾は珍しくありませんが、4年生から通っている子とは既習単元に差があるため、未習単元を家庭や個別指導で補う時間が別に必要になります。入塾前に塾で学習進度と補習の有無を確認することをおすすめします。目的別の開始時期は小学生の塾を始める時期の考え方で整理しています。
5年生になったら習い事はやめるべきですか?
❓ Q&A
A. 一律にやめる必要はありません。週の家庭学習時間が確保できているか、睡眠時間を削っていないかの2点で判断します。両方を満たせない状態が数週間続くなら、回数を減らす・6年生の手前まで続けるなど段階的な調整を検討してください。
平日に2時間しか勉強できません。少なすぎますか?
❓ Q&A
A. 2時間でも、塾の宿題の優先順位をつけ、テスト直しと算数の復習を確実に回せていれば成績を維持できるケースはあります。逆に時間が長くても復習が回っていなければ伸びにくいため、まずは1週間の学習記録をつけて時間の使い方を確認してください。
5年生の夏休みはどのくらい勉強しますか?
❓ Q&A
A. 夏期講習の日程と時間は塾ごとに異なるため一概には言えません。講習のある日は講習の復習を最優先にし、講習のない日に1学期の苦手単元の総復習を入れるのが基本です。時間数は各塾の講習日程を確認したうえで、睡眠時間から逆算して決めてください。
5年生が勉強に集中できず時間だけが過ぎてしまいます。どうすればいいですか?
❓ Q&A
A. 1回の学習を20〜30分程度の短い単位に区切り、何を何問やるかを先に決めてから始めるのが効果的です。机の上からスマートフォンや漫画を離し、終わった課題に印をつけて達成を見える化すると、だらだら時間が減りやすくなります。
まとめ:中学受験5年生の勉強時間は量より回転で決まる
🎯 この記事のまとめ
- 目安は塾+家庭学習で週20〜30時間前後。ただし塾・志望校で大きく変わる
- 5年生は割合・比・速さなど積み上げ単元が集中し、量と難しさが同時に増える
- 評価すべきは時間数ではなく「授業→宿題→解き直し→テスト直し」が回っているか
- 睡眠(小学生は9〜12時間推奨)を削ってまで時間を増やさない
- 回らないときは記録→優先順位→塾への相談の順で見直す
✅ 今の勉強時間で大丈夫な可能性が高いご家庭
- 就寝時刻を守れている
- テスト直しが毎回できている
- 算数の宿題が週内に終わっている
⚠️ 時間の使い方を見直したいご家庭
- 帰宅後に1時間以上勉強して就寝が遅れている
- 宿題が毎週持ち越されている
- 間違えた問題がそのまま放置されている
🧭 次の一歩
まずは今週1週間、お子さまの学習記録をつけてみてください。数字で見えると、増やすべきか減らすべきかが自然にわかります。家庭学習を映像授業で補うことを検討しているなら、スタサプ小学講座の口コミ・評判で向き不向きを確認しておくと判断しやすくなります。
🎓 著者プロフィール
kou|教育系Webライター・プロ家庭教師
中学時代に早稲田アカデミーに通い、慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部卒業。在学中は早稲田アカデミーで講師として多数の受験生を指導しました。現在はフリーランスのプロ家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験のほか、中高一貫校生・浪人生・不登校・発達障害のあるお子さまの指導にも携わっています(指導歴10年超)。
この記事を書く理由:塾講師と家庭教師の両方の立場で、5年生の「宿題が回らない」「時間が足りない」という悩みに向き合ってきました。塾の内側と家庭の内側の両方を知る立場から、特定の塾に偏らない目安をお伝えしたいと考えています。
📝 調査概要
- 調査対象:中学受験をする小学5年生の勉強時間・家庭学習の配分
- 調査方法:著者の指導経験(塾講師・プロ家庭教師)にもとづく分析/公的機関の公開情報の調査
- 調査実施日:2026年10月16日
- 情報の限界:本記事の時間数は著者の指導経験にもとづく目安であり、全国的な統計調査の結果ではありません。各塾の授業時間・通塾日数・夏期講習の時間は塾・校舎・年度によって異なるため、個別の数値は記載していません。
- 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告はありません)
📚 参考文献・引用元
- 厚生労働省 睡眠の質に関する情報ページ/出典:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(参照日:2026年10月16日)
- 消費者庁 景品表示法(参照日:2026年10月16日)
🏷️ 記事情報
公開日:2026年10月16日/最終更新日:2026年10月16日
※情報変更があった場合は随時更新します。

