当サイトはプロモーションを含みます。一部の記事にアフィリエイト広告を掲載し、全ページにGoogleアドセンス広告を掲載しております。

茨城県の中学受験|県立13校の倍率と私立の日程を元塾講師が解説

アイキャッチ

🏷️ 広告掲載について

本記事にはアフィリエイト広告を掲載していません。当サイトは記事によってアフィリエイト広告を掲載することがありますが、その場合も記事の内容・評価の公正性が損なわれることはなく、メリット・デメリットの双方を公正に情報提供しています。PR表記の考え方は消費者庁・景品表示法のページに準拠しています。

🎓 この記事を書いた人

著者kouのプロフィール写真

kou(教育系Webライター・プロ家庭教師)

早稲田アカデミーから慶應義塾高校に合格し、慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中から早稲田アカデミーで受験生を指導し、指導歴は10年超。中学受験・高校受験・大学受験まで指導しています。

プロフィール/運営理念/プライバシーポリシー/お問い合わせ
公開日:2026年10月14日/最終更新日:2026年10月14日
※情報変更があった場合は随時更新します。

🎯 結論

結論:茨城県の中学受験は「県立中高一貫校13校の受検」と「私立中学の受験」の2本立てで、県立は1校しか志願できず倍率は約2.8倍のため、私立の併願まで含めて計画するのが現実的です。

令和9年度(2027年4月入学)の県立入試は、適性検査が2027年1月9日(土)、合格発表が1月21日(木)です。一方、私立は12月から入試を始める学校もあり、日程を知らないまま秋を迎えると選択肢が狭まります。

🔍 この記事でわかること

  • 県立中高一貫校13校の募集定員・配点・最新倍率
  • 令和9年度の出願〜合格発表までのスケジュール
  • 茨城県の私立中学の一覧と、県立との併願の組み方
  • 県立と私立のどちらが向いているかの判断軸と費用の目安
  • 受検前に知っておきたい注意点と、学年別の進め方

💬 この記事の立ち位置

私は首都圏の大手塾で中学受験生を指導してきましたが、茨城県の学校に生徒を送り出した直接の経験はありません。そのため茨城県固有の制度や数値は、茨城県教育委員会の実施要項など公式資料の調査に基づき執筆し、私の見解を述べる部分はそれとわかるように書き分けています。

特定の塾や学校に肩入れする立場ではなく、本記事で紹介するサービスとの利益相反もありません。数値はすべて記事公開時点のもので、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

  1. 茨城県の中学受験とは?県立一貫校と私立の全体像
    1. 茨城県の中学受験は県立一貫校と私立中学の2本立て
    2. 県立中高一貫校13校の一覧と募集定員
    3. 茨城県の私立中学一覧
  2. 茨城県立中高一貫校の入試制度と倍率
    1. 令和9年度の日程は1月9日検査・1月21日発表
    2. 適性検査Ⅰ・Ⅱと面接・調査書の配点
    3. 令和8年度の志願倍率は全体2.82倍
  3. 茨城県の私立中学の入試日程と県立との併願
    1. 私立入試は12月から始まる学校もある
    2. 県立と私立の併願スケジュールの組み方
  4. 県立中高一貫校と私立中学はどちらを選ぶべき?
    1. 費用・入試形式・6年間の違いを比較
    2. 県立一貫校が向いている子・私立が向いている子
    3. 元塾講師が考える学校選びで見落としがちな視点
  5. 茨城県の中学受験で後悔しないための注意点
    1. 倍率3〜4倍の県立は不合格も想定して計画する
    2. 適性検査対策と私立の4教科対策は別物
    3. 通塾距離と家庭の負担を見積もる
  6. 茨城県の中学受験の進め方と対策
    1. 学年別ロードマップ
    2. 塾・家庭教師・通信教育の選び方
    3. 今日からできる第一歩
  7. 茨城県の中学受験でよくある質問
    1. 茨城県立中高一貫校は何校まで受検できますか?
    2. 県外に住んでいても茨城県立中高一貫校を受検できますか?
    3. 通知表(調査書)は合否にどれくらい影響しますか?
    4. 県立一貫校と私立中学は併願できますか?
    5. 茨城県の中学受験にかかる費用はどれくらいですか?
    6. 塾に通わずに県立中高一貫校に合格できますか?
  8. まとめ:茨城県の中学受験は県立と私立の併願設計が鍵

茨城県の中学受験とは?県立一貫校と私立の全体像

📌 まず全体像をつかむ

「茨城で中学受験」と聞いて、県立の附属中を思い浮かべる方も、つくばや取手の私立を思い浮かべる方もいるはずです。この章では、県内で選べる学校の全体像を整理します。

茨城県の中学受験は県立一貫校と私立中学の2本立て

📋 茨城県の中学受験の定義

茨城県の中学受験とは、県立中高一貫校(附属中学校10校・中等教育学校3校)の適性検査による「受検」と、私立中学校の学力試験などによる「受験」の総称です。県立は合計805人を募集し、選抜は適性検査Ⅰ・Ⅱ、集団面接、調査書などで総合判定されます。私立は県内に10校以上あり、4教科型・適性検査型・英語型など入試形式が学校ごとに異なります。

県立中高一貫校13校の一覧と募集定員

📊 県立中高一貫校13校(令和9年度)

学校名所在地募集定員調査書面接
日立第一高校附属中日立市70人25点25点
太田第一高校附属中常陸太田市35人30点20点
水戸第一高校附属中水戸市70人30点20点
鉾田第一高校附属中鉾田市35人30点20点
鹿島高校附属中鹿嶋市35人40点10点
土浦第一高校附属中土浦市70人30点20点
竜ヶ崎第一高校附属中龍ケ崎市35人5点45点
下館第一高校附属中筑西市35人25点25点
下妻第一高校附属中下妻市35人30点20点
水海道第一高校附属中常総市35人30点20点
勝田中等教育学校ひたちなか市105人20点30点
並木中等教育学校つくば市140人25点25点
古河中等教育学校古河市105人30点20点

※適性検査Ⅰ・Ⅱ(各100点)に調査書・面接を加えた総合成績250点満点。出典:茨城県教育委員会「令和9年度入学者選抜実施要項」(2026年10月14日参照)

📝 附属中と中等教育学校の違い

附属中学校は県立高校に併設された中学校、中等教育学校は前期・後期の6年間を1つの学校として運営する形態です。高校段階で新たに入学者を募集するかどうかや募集人数は学校・年度によって異なるため、気になる場合は県の高校入学者選抜の要項で確認してください。

茨城県の私立中学一覧

🏢 茨城県私学協会に掲載の私立中学(11校)

学校名所在地
茨城中学校水戸市
水戸英宏中学校水戸市
茨城キリスト教学園中学校日立市
清真学園中学校鹿嶋市
江戸川学園取手中学校取手市
土浦日本大学中等教育学校土浦市
常総学院中学校土浦市
茗溪学園中学校つくば市
青丘学院つくば中学校つくば市
東洋大学附属牛久中学校牛久市
開智望中等教育学校県南地域

出典:茨城県私学協会掲載の中学校入試日程一覧(令和7年度入試版)。学校の新設・募集停止がありうるため、最新の状況は各校の公式サイトで確認してください。

💡 一覧を見て私が感じること

私立は県南(つくば・土浦・取手・牛久)に集中し、県立は県北から県西まで分散しています。住んでいる地域によって「現実的に通える選択肢」の数がまったく違うのが茨城の特徴だと考えます。私が首都圏で指導していた頃は、電車で通える範囲に多くの私立中学があり、候補を広く比較する家庭が少なくありませんでしたが、茨城では通学手段まで含めると候補が2〜3校に絞られる家庭も多いはずです。学校選びは偏差値より先に「毎日通えるか」から始めてください。

茨城県立中高一貫校の入試制度と倍率

📌 県立一貫校の入試は「1回勝負」

県立一貫校は志願できるのが1校だけで、検査日も県内共通の1日のみです。ここでは令和9年度の日程と配点、直近の倍率を確認します。

令和9年度の日程は1月9日検査・1月21日発表

📋 令和9年度 県立中高一貫校の入試スケジュール

① Web出願の情報入力
2026年10月9日(金)〜11月20日(金)
② 出願書類の郵送
12月1日(火)〜3日(木)必着(簡易書留・配達日指定。持参不可)
③ 適性検査・面接
2027年1月9日(土) 適性検査Ⅰ 9:30〜/適性検査Ⅱ 10:45〜/午後に集団面接
④ 合格者発表
1月21日(木)9:00からインターネットで発表
⑤ 入学確約書の提出
1月21日(木)13:00〜16:00、1月22日(金)9:00〜16:00
⑥ 欠員時の追加合格
1月25日(月)・26日(火)に電話で入学意思を確認

出典:茨城県教育委員会「令和9年度入学者選抜実施要項」。入学者選抜手数料は2,200円(電子納付)。

⚠️ 令和9年度の変更点

令和9年度から、出願はWeb出願、手数料は電子納付となり、調査書も専用アプリで作成・登録する方式に変わりました。記事公開日の時点ですでにWeb入力期間が始まっています。書類郵送は12月1〜3日の必着で持参できないため、締切直前に慌てないよう早めに準備してください。

適性検査Ⅰ・Ⅱと面接・調査書の配点

📋 検査内容と配点(総合成績250点満点)

検査時間・形式みる力・配点
適性検査Ⅰ45分小学校の学習内容をもとに思考力・判断力・課題発見と解決力をみる(100点)
適性検査Ⅱ45分文章や資料をもとに読解力・分析力・表現力をみる(100点)
集団面接約5人・20分程度学習意欲や6年間の学校生活への適性(10〜45点)
調査書小学校が作成学校により5〜40点
志願理由書面接の補完資料記載内容で不利になることはないとされる

✏️ 配点表から読み取れること

配点を足し算すると、適性検査Ⅰ・Ⅱの200点が総合成績250点の8割を占めます。面接と調査書で逆転できる幅は限られており、対策の中心はやはり適性検査です。

ただし学校ごとの差は見逃せません。竜ヶ崎第一附属は面接45点・調査書5点で、面接の比重が他校の2倍以上あります。反対に鹿島附属は調査書40点・面接10点です。同じ「県立一貫校」でも、志望校の配点に合わせて面接練習と日々の学校生活のどちらに力を割くかが変わる、というのが私の見立てです。

令和8年度の志願倍率は全体2.82倍

📊 13校の志願倍率を比べる

令和8年度 茨城県立中高一貫校の志願倍率令和8年度 県立中高一貫校の志願倍率(志願者数÷募集定員)水戸第一附属4.13倍竜ヶ崎第一附属4.11倍水海道第一附属3.69倍並木中等3.51倍土浦第一附属3.34倍下妻第一附属3.20倍日立第一附属2.84倍鹿島附属2.29倍鉾田第一附属2.20倍下館第一附属2.00倍古河中等1.91倍勝田中等1.78倍太田第一附属1.66倍全体 2.82倍(2,272人÷805人)3倍以上3倍未満出典:茨城県教育委員会(2025年12月公表)

出典:茨城県教育委員会「令和8年度茨城県立中学校及び茨城県立中等教育学校の第1学年入学志願者数等」。全体倍率は各校の数値から当サイトで算出。

💡 元塾講師が見る倍率の読み方

グラフで目を引くのは地域差です。水戸第一附属・竜ヶ崎第一附属は4倍を超える一方、太田第一附属は1.66倍で、同じ県立一貫校でも倍率に2.5倍近い開きがあります。

もう1つ注目したいのが、志願倍率と実質倍率(受検者数÷合格者数)の差の小ささです。民間の集計では、鹿島附属が2.29倍→2.11倍、並木中等が3.51倍→3.46倍程度でした。出願した子のほぼ全員が当日受検する入試なので、首都圏の私立のように欠席者が出て倍率が大きく下がる展開は期待しにくい、と読み取れます。

ただ、倍率が低い学校を「狙い目」と決めつけるのはおすすめしません。受検者数が少ない学校ほど、上位層の数人の動きで合格ラインが変わりやすいからです。また民間の集計(育伸社「2026年度入試結果」茨城県版)では、複数校で入学辞退に伴う追加合格が出ています。倍率は「受けるかどうか」ではなく、不合格だった場合の進路をどれだけ厚く用意するかを決める材料として使ってください。倍率の基本的な見方は中学受験の倍率の見方で解説しています。

📝 偏差値と合格最低点について

県立一貫校の適性検査は4教科型と出題形式が異なるため、「偏差値」は模試会社ごとに数値が大きく変わります。合格最低点については、県が全校分を一律に公表している資料は確認できませんでした(民間の集計でも一部校は非公表)。偏差値の扱い方は中学受験の偏差値の見方を参考にしてください。

茨城県の私立中学の入試日程と県立との併願

📌 私立は「県立より先」に始まる

県立の検査日は1月9日ですが、私立には12月から入試を始める学校があります。併願を考えるなら、県立の日程だけでなく私立の日程を先に押さえておく必要があります。

私立入試は12月から始まる学校もある

📋 例:江戸川学園取手中の2027年度入試日程

試験日入試区分募集人数
2026年12月12日(土)適性型(適性A・適性B)40人
2027年1月8日(金)4教科型/英語型から選択70人
2027年1月17日(日)4教科型/英語型から選択70人
2027年1月25日(月)4教科型/英語型から選択50人
2027年2月5日(金)4教科型/英語型から選択若干名

出典:中学受験情報サイト「スタディ」掲載の2027年度入試日程(2026年10月14日参照)。最新情報は学校公式サイトの募集要項で確認してください。

💬 適性型の私立入試をどう使うか

江戸川学園取手のように適性検査型の入試を設ける私立は、県立志望の子にとって「本番前の実戦の場」になります。私が首都圏で受験生を見てきた経験でも、初めての入試会場で普段の力を出し切れる子は多くありません。試験会場の空気、時間配分、緊張したときの自分のクセを本番前に一度経験できる価値は大きいと考えます。

ただし「練習のためだけに受ける」のはおすすめしません。合格した場合に本当に通いたいかを親子で話し合ってから出願してください。

県立と私立の併願スケジュールの組み方

🧮 併願を組むときの3つの確認ポイント

  1. 私立の入学手続き締切と県立の合格発表(1月21日)の前後関係:私立の手続き期限が先に来る場合、延納制度の有無で家計の負担が変わります。
  2. 入試形式:県立と同じ適性検査型なら対策を兼ねられますが、4教科型は別の準備が必要です。
  3. 首都圏校を受けるか:例年、埼玉は1月10日、千葉は1月20日、東京・神奈川は2月1日以降に入試が始まります。県南からは通学圏に入る学校もあります。

首都圏を含む全体の入試日程は中学受験の日程と併願の組み方で整理しています。

⚠️ 県立の入学確約は2日間だけ

県立は合格発表後、1月21日と22日に入学確約書を出さないと入学辞退とみなされます。私立の手続きと重なるかどうかは、出願前の段階でカレンダーに書き出して確認しておくことをおすすめします。

県立中高一貫校と私立中学はどちらを選ぶべき?

📌 偏差値や倍率の前に考えること

県立と私立のどちらが「上」ということはありません。費用、入試形式、6年間の過ごし方がそれぞれ違うため、お子さんの性格と家庭の方針に合うほうを選ぶのが基本です。

費用・入試形式・6年間の違いを比較

🆚 県立中高一貫校と私立中学の比較

比較項目県立中高一貫校私立中学
入試形式適性検査Ⅰ・Ⅱ+集団面接+調査書4教科型・2教科型・適性型・英語型など学校ごと
受験できる数1校のみ複数校・複数回の受験が可能
検査日県内共通の1日(1月9日)12月〜2月に分散
中学1年間の学習費総額公立中学の平均:542,475円私立中学の平均:1,560,359円
出願資格保護者とともに県内に居住学校ごとに定める

学習費は文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」の全国平均で、塾代など学校外活動費を含みます。

📝 費用情報についての注記

本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の学費は各学校の公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。受験期の塾代の相場は中学受験の塾費用と3年総額でまとめています。

県立一貫校が向いている子・私立が向いている子

⭕ 県立中高一貫校が向いている子

  • 本を読んだり、自分の考えを文章にしたりするのが苦にならない
  • 学校の授業にまじめに取り組み、通知表も安定している
  • 不合格でも地元の公立中に進む選択肢を前向きに受け止められる
  • 学費をできるだけ抑えて6年間の一貫教育を受けたい

⭕ 私立中学が向いている子

  • 算数や理科の問題を解くこと自体が好きで、知識を積み上げるのが得意
  • 複数回の入試で「チャンスを増やしたい」
  • 学校独自のカリキュラムや校風に強く惹かれる学校がある
  • 通学可能な範囲に志望校がある(県南在住など)

元塾講師が考える学校選びで見落としがちな視点

🎓 高校受験組だった私から伝えたいこと

私自身は中学受験をせず、早稲田アカデミーに通って高校受験で慶應義塾高校に進みました。その経験から強く思うのは、中学受験は「12歳の時点で6年間の環境を選ぶ」手段の1つにすぎず、高校受験という道も十分に戦えるということです。

茨城でも、県立高校・私立高校への高校入試というルートは中学受験とは別にしっかり用意されています。「中学受験でなければ届かない」と考えて家族全体が疲弊するくらいなら、高校受験も含めて比較したほうがお子さんに合う道が見えるはずです。判断の材料は中学受験と高校受験の判断基準にまとめています。

茨城県の中学受験で後悔しないための注意点

📌 情報が少ない地域だからこそ

首都圏に比べると、茨城の中学受験は塾や情報の選択肢が限られます。ここでは、受検前に知っておいてほしい注意点を正直にお伝えします。

倍率3〜4倍の県立は不合格も想定して計画する

❌ 「県立1本」で起きやすいこと

令和8年度は13校中6校が3倍を超えました。3倍なら受検者の3人に2人は不合格です。県立1本に絞り、不合格後の進路を話し合わないまま本番を迎えると、結果を受け止める準備ができません。

不合格でも地元の公立中に進めば、高校受験で再挑戦できます。受検を始める時点で「不合格だったらどうするか」を親子で言葉にしておくことが、お子さんを守ることにもつながります。考え方は中学受験で全落ちしたときの行動も参考にしてください。

適性検査対策と私立の4教科対策は別物

⚠️ 対策の「兼ねられる範囲」は思ったより狭い

適性検査は資料の読み取りと記述が中心で、私立の4教科型は知識量と処理スピードが問われます。私が指導してきた4教科型の受験生を見ても、計算や知識を短時間で正確に処理する訓練には長い時間がかかります。県立と私立4教科型の両方を狙うなら、5年生のうちにどちらを主軸にするか決めるのが現実的だと考えます。

通塾距離と家庭の負担を見積もる

🔺 送迎・通塾の負担

住んでいる地域によっては塾まで公共交通で通いにくく、塾が遠いと送迎が保護者の大きな負担になります。週何回通えるか、家族の誰が送迎するかを、入塾前に具体的に決めておきましょう。通塾が難しい場合は、オンライン教材や家庭教師を組み合わせる方法もあります。

茨城県の中学受験の進め方と対策

📌 いつ、何から始めるか

ここからは具体的な進め方です。県立と私立のどちらを主軸にするかで準備は変わりますが、共通して早めにやるべきことがあります。

学年別ロードマップ

📋 学年別にやること(県立一貫校を主軸にする場合の一例)

① 小4まで
読書と、学校の授業の理解を固める時期。日記や感想文など「書く」習慣をつける。
② 小5
県立・私立のどちらを主軸にするか決める。学校説明会に参加し、通学可能な学校を絞り込む。
③ 小6の春〜夏
適性検査の過去問に着手し、記述の添削を受ける。私立併願校を決める。
④ 小6の秋
10〜11月に県立のWeb出願、12月1〜3日に書類郵送。並行して私立の出願と面接練習。
⑤ 小6の冬
12月以降の私立入試で実戦経験を積み、1月9日の県立検査へ。

学年ごとの全体像は中学受験の学年別ロードマップで詳しく解説しています。

塾・家庭教師・通信教育の選び方

⚖️ 学習手段の比較

手段向いている家庭注意点
集団塾通える範囲に適性検査・私立対策のコースがある地域によって選択肢が限られる
個別指導・家庭教師記述の添削や苦手単元を重点的に見てほしい講師の質の差が大きい
オンライン教材通塾が難しい、費用を抑えたい記述の添削は別途必要になりやすい

家庭教師の選び方は中学受験の家庭教師の選び方と費用、塾と家庭教師の比較は学習塾・家庭教師の比較ランキングで詳しく解説しています。

💬 オンライン教材を使うときの私の考え

塾が遠い地域では、オンライン教材で基礎を固め、記述だけを人に見てもらう組み合わせが現実的です。たとえばスタディサプリは低価格で基礎講義を見られますが、適性検査の作文添削までは担えません。実力と限界はスタサプで中学受験ができるかで検証しています。

小学生向けの使い心地はスタサプ小学講座の口コミも参考にしてください。

今日からできる第一歩

🧭 今日やっておきたい3つのこと

  1. 志望候補の県立一貫校と私立中学の公式サイトで、説明会日程を確認する
  2. 自宅から各校までの通学時間と手段を調べる
  3. 県立の過去の適性検査問題を1回分だけ親子で眺め、出題の雰囲気をつかむ

過去の検査問題の公開状況は、茨城県教育委員会の中学入試ページや各校の公式サイトで確認してください。

茨城県の中学受験でよくある質問

📌 検索の多い疑問に答えます

茨城県の中学受験について、保護者の方から特に多い疑問をまとめました。

茨城県立中高一貫校は何校まで受検できますか?

❓ 回答

志願できるのは1校のみです。令和9年度の実施要項では、他の公立併設型中高一貫校との併願もできないと定められています。私立中学との併願は可能です。

県外に住んでいても茨城県立中高一貫校を受検できますか?

❓ 回答

出願資格は「保護者とともに県内に居住する者」です。ただし入学日までに県内へ転居することが確実な場合は、転入先住居の証明書類を提出すれば出願できると実施要項に定められています。

通知表(調査書)は合否にどれくらい影響しますか?

❓ 回答

総合成績250点のうち適性検査Ⅰ・Ⅱが計200点を占め、調査書は学校により5〜40点です。調査書の比重は大きくありませんが、鹿島高附属(40点)のように比重が高めの学校もあります。

県立一貫校と私立中学は併願できますか?

❓ 回答

併願できます。私立は12月から入試を始める学校もあり、例えば江戸川学園取手中は2027年度入試で12月12日に適性型入試を予定しています。県立の合格発表は1月21日のため、私立の入学手続き期限と重ならないか各校の募集要項で確認してください。

茨城県の中学受験にかかる費用はどれくらいですか?

❓ 回答

文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」では、中学校1年間の学習費総額は公立が約54万円、私立が約156万円です。県立中高一貫校の中学段階は授業料がかからない一方、私立は学校ごとに学費が異なるため募集要項での確認が必要です。

塾に通わずに県立中高一貫校に合格できますか?

❓ 回答

不可能ではありませんが、適性検査は記述量が多く、第三者の添削を受ける機会を確保できるかが鍵です。通塾しない場合も、作文や記述の添削だけは家庭教師や通信添削などで補うことをおすすめします。

まとめ:茨城県の中学受験は県立と私立の併願設計が鍵

🎯 この記事の結論

茨城県の中学受験は、県立一貫校1校の受検に私立の併願を組み合わせ、不合格の場合の進路まで含めて設計することが成功の条件です。

  • 県立中高一貫校は13校・合計805人募集、令和8年度の志願倍率は全体2.82倍
  • 令和9年度は1月9日(土)検査、1月21日(木)発表。出願はWeb+書類郵送
  • 総合成績250点の8割は適性検査。面接・調査書の比重は学校で差がある
  • 私立は12月から入試がある学校もあり、手続き期限と県立発表の前後関係を要確認
  • 高校受験という選択肢も含めて比較すると、お子さんに合う道が見えやすい

✅ 茨城県の中学受験が向いている家庭・慎重に考えたい家庭

向いている家庭

  • 通学できる範囲に、子どもが行きたいと思える学校がある
  • 不合格でも次の道を前向きに話し合える
  • 小5〜小6の2年間、送迎や学習のサポート時間を確保できる

慎重に考えたい家庭

  • 「県立に受からなければ意味がない」と考えている
  • 子ども本人が受験に気持ちが向いていない
  • 通塾や送迎の負担を家族で分担できる見通しが立たない

📝 進路選択についての注記

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。

🎓 著者プロフィール

著者kouのプロフィール写真

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(フリーランス)

  • 中学時代に早稲田アカデミーに通い、慶應義塾高等学校に合格
  • 慶應義塾大学経済学部卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導
  • 指導歴10年超。中学受験・高校受験・大学受験、中高一貫校生、浪人生、不登校・発達障害のお子さんの指導経験あり

この記事を書く理由:中学受験と高校受験の両方を指導してきた立場から、地域の制度を公式資料で確認したうえで、特定の塾や学校に偏らない判断材料を届けたいと考えています。

プロフィール/運営理念/プライバシーポリシー/お問い合わせ

📝 調査概要

  • 調査対象:茨城県立中学校・中等教育学校13校および茨城県内の私立中学校の入試制度・日程・志願状況
  • 調査方法:公式サイト調査(茨城県教育委員会、茨城県私学協会、文部科学省)/民間の入試情報資料の文献調査/著者の業界知見
  • 調査実施日:2026年10月14日
  • 情報の限界:著者は茨城県内の学校で受験指導をした経験がなく、学校への取材や在校生へのヒアリングは実施していません。私立中学の入試日程・学費は全校分を確認できていないため、江戸川学園取手中を例示するにとどめています。令和9年度の志願倍率は記事公開時点で未公表です。
  • 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告は含まれません)

🏷️ 記事情報

公開日:2026年10月14日/最終更新日:2026年10月14日
※情報変更があった場合は随時更新します。