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🎓 この記事を書いた人

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(指導歴10年超)
早稲田アカデミー出身で慶應義塾高校に合格し、慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、現在はフリーランスのプロ家庭教師として中学受験生も担当しています。
公開日:2026年10月15日/最終更新日:2026年10月15日/※情報変更があった場合は随時更新します。
🎯 結論
結論:中学受験の持ち物は、「受験票・筆記用具・時計」の必須3点を軸に、学校ごとの指定(上履き・定規やコンパスの可否など)を募集要項で確認し、前日の夜までにカバンを完成させておくことが最も大切です。
「何を持たせればいいのか」「忘れ物をしたらどうしよう」と不安になるのは自然なことです。私は塾講師・家庭教師として受験生を送り出す側に立ってきましたが、当日の失敗の多くは学力ではなく準備の段取りで防げるものだと感じています。
📋 この記事でわかること
- 中学受験当日に必ず持って行くべきもの・あると安心なもの
- 鉛筆・消しゴムの本数、時計や定規の持ち込みルール
- 付き添いの保護者が用意しておくもの
- 1月入試・2月入試・午後入試・公立中高一貫校での違い
- 前日〜当日朝の準備手順と、よくある持ち物トラブル
📝 この記事の前提
持ち物の指定は学校ごとに異なります。本記事は一般的な傾向と私の指導経験に基づく目安であり、最終的には各校の募集要項・受験上の注意を優先してください。特定の塾・学校との利害関係はありません。
中学受験の持ち物とは?当日に必要なものの全体像
📌 この章のポイント
入試当日、子どもが会場に持ち込めるのは基本的にカバン1つです。この章では、持ち物を考えるときの「分け方」と、なぜ学校ごとの確認が欠かせないのかを整理します。
中学受験の持ち物は「必須・推奨・状況次第」の3層で考える
🔍 持ち物の3分類
中学受験の持ち物とは、入試当日に受験生が試験を受けるために持参するもののことで、大きく次の3層に分けて考えると漏れがなくなります。
| 分類 | 内容 | 代表例 |
|---|---|---|
| 必須 | ないと受験できない・大きく不利になる | 受験票、筆記用具、時計 |
| 推奨 | 体調・集中力を保つために持っておきたい | 防寒具、マスク、ハンカチ、飲み物、カイロ |
| 状況次第 | 学校の指定や入試の形によって必要になる | 上履き、定規・コンパス、昼食、面接用の服装 |
💡 講師としての見方
「推奨」まで完璧にそろえるより、「必須」を確実に入れることを最優先にするほうが大切です。推奨品は会場近くのコンビニで買えるものがほとんどですが、受験票と時計は代わりがききません。
学校ごとの指定を必ず確認すべき理由
⚠️ 指定は学校によってバラバラです
上履きの要不要、定規・コンパスの持ち込み可否、受験票の印刷方法などは学校ごとに違います。インターネット出願が主流になった今は、受験票を自宅で印刷して持参する形式が多く、印刷のし忘れや用紙サイズの指定にも注意が必要です。
受験校が複数ある場合は、学校ごとに「持ち物メモ」を作っておくと混乱しません。受験準備全体の流れは学年別の中学受験ロードマップでも整理しています。
中学受験当日の持ち物チェックリスト
📌 この章のポイント
ここからは具体的な持ち物を見ていきます。チェックリストとして印刷して使えるよう、必須品から順に並べました。
絶対に忘れてはいけない必須の持ち物
📋 必須の持ち物リスト
| 持ち物 | 準備のポイント |
|---|---|
| 受験票 | クリアファイルに入れ、折れ・濡れを防ぐ。保護者はコピーを別に持つ |
| 鉛筆 | 削った状態で6〜8本程度 |
| 消しゴム | 2〜3個(使い慣れたもの) |
| 時計 | 計算・通信・アラーム機能のないアナログ腕時計 |
| 上履き | 学校の指定がある場合のみ |
| 交通系ICカード・現金 | 電車遅延や移動に備えて少額の現金も |
鉛筆・消しゴムは何本、どんな種類を用意する?
🔍 筆記用具の選び方
- 鉛筆:濃さはHB〜Bが一般的。削った状態で6〜8本あれば、芯が折れても慌てずに済みます。
- シャープペンシル:使える学校が多いものの、芯折れのタイムロスを考えると予備扱いがおすすめです。
- 消しゴム:落として拾えない場面もあるため2〜3個。
- 鉛筆削り:手のひらサイズのものを1つ。休み時間の調整用です。
💬 「新品」より「使い慣れたもの」を
消しゴムは製品によって消え方や崩れ方がかなり違い、新品は角が硬く使い心地も変わります。本番で使う筆記用具は、少なくとも直前の模試や過去問演習で一度使っておくのが私の考えです。
時計・定規・コンパスの持ち込みルール
⚠️ 持ち込み可否は特に要確認
- 時計:試験会場に時計がない、または見えにくい席になることがあります。計算機能付き・スマートウォッチは不可とする学校が一般的です。
- 定規・コンパス・分度器:「持参必須」「持ち込み可」「持ち込み不可」と学校で対応が分かれます。算数で作図問題が出る学校は要注意です。
- 下敷き:不可とする学校もあるため、指定がなければ持たないのが無難です。
💡 時計は「解く順番を決める道具」
入試では、難しい問題に時間をかけすぎて、解けるはずの問題に手が回らないことが失点につながりやすいと私は考えています。そのため、過去問演習の段階から本番と同じ腕時計で時間を計り、大問ごとに「何分で切り上げるか」を決めておくことをおすすめします。時計を見るタイミングまで練習しておけば、当日も焦らずに判断できます。
寒さ・体調管理のための持ち物
🛡️ 体調を守る持ち物
- 脱ぎ着しやすい上着(教室は暖房が効きすぎていることも、寒いこともあります)
- 貼らないカイロ・ひざ掛け(使用可否は学校の指示に従う)
- マスク、ハンカチ、ポケットティッシュ
- 常備薬(酔い止め・胃腸薬など、普段から使い慣れているもの)
入試期は感染症が流行しやすい時期です。体調不良時の受験方法(別室受験・追試の有無)は学校ごとに異なるため、事前に募集要項を確認しておきましょう。流行状況は厚生労働省のインフルエンザ関連ページでも確認できます。
服装はどうする?面接がある場合の考え方
🔍 服装の選び方
私立中学の入試では、服装を指定しない学校が一般的です。面接がある学校でも、特別な服装を求めない旨を案内している学校があります。大切なのは見た目より試験に集中できることで、着慣れていて脱ぎ着で温度調整しやすい服を選びましょう。服装に指定がある場合は募集要項に記載されるため、受験校ごとに確認してください。
昼食・飲み物と、午後入試がある日の持ち物
🔍 食事まわりの準備
午前で終わる入試なら昼食は不要なことが多いですが、面接がある日や午後入試へ移動する日は昼食が必要です。移動中にも食べられるおにぎりやゼリー飲料など、普段から食べ慣れたものを選びましょう。飲み物は試験中に机へ出せない学校もあるため、休み時間に飲む前提で用意します。
保護者が用意しておく持ち物と付き添いの準備
📌 この章のポイント
中学受験は保護者が付き添うのが一般的です。子どもの「予備」を持つのは保護者の役割、と考えると準備が整理しやすくなります。
保護者のバッグに入れておきたいもの
📋 保護者の持ち物リスト
- 受験票のコピー(子どもの受験票紛失に備える)
- 予備の筆記用具・消しゴム
- スマートフォンとモバイルバッテリー(合格発表の確認・連絡用)
- 受験校の地図・アクセス情報(紙でも持っておく)
- 自分用の防寒具・スリッパ(控室で求められる学校もある)
- 待ち時間用の本など
待ち時間の過ごし方と控室での注意点
💬 保護者の表情は子どもに伝わります
私自身が入試当日を経験したのは中学受験ではなく高校受験(慶應義塾高校)ですが、緊張すると普段は気にならないことまで不安の種になる感覚は今も覚えています。見送りのときに持ち物を何度も確認し直すより、「準備は昨日終わっているから大丈夫」と送り出すほうが、子どもは落ち着いて試験に向かえると考えています。
合格発表・入学手続きに備えて準備するもの
💰 手続きまわりの準備
首都圏の私立中入試では、試験当日の夜や翌日に合格発表を行い、入学手続きの締め切りが短く設定されている学校もあります。発表を確認するためのログイン情報、入学金の支払い方法(オンライン決済・振込)を事前に確認しておきましょう。
発表の結果によって翌日以降の受験校を変えることもあるため、出願しておく学校の候補を整理しておくと慌てずに済みます(結果が思わしくないときの考え方は全落ちしたときの直後の行動で解説しています)。
※手続き方法・期限・金額は学校ごとに異なります。必ず各校の募集要項でご確認ください。
入試の時期・形態で変わる持ち物の違い
📌 この章のポイント
同じ「中学受験」でも、1月の前受け校と2月の本命校、午後入試、公立中高一貫校では準備の重点が変わります。
1月入試と2月入試で持ち物の考え方はどう違う?
🆚 1月入試と2月入試の比較
| 項目 | 1月入試(埼玉・千葉など) | 2月入試(東京・神奈川) |
|---|---|---|
| 位置づけ | 「前受け」として受ける家庭が多い | 第一志望が集中する本番 |
| 持ち物の考え方 | 2月本番と同じ持ち物で臨む予行演習 | 1月で気づいた不足を補って完成形に |
| 注意点 | 学校外の大型会場で実施する入試もある | 連日受験・午後入試で予備品が多めに必要 |
入試日の詳細は首都圏・関西の中学入試日程で解説しています。
午前・午後入試を同じ日に受けるときの持ち物
❗ 1日2校受験の注意点
- 受験票は学校別のクリアファイルに分け、取り違えを防ぐ
- 移動中に食べられる昼食と、甘いものなど軽い補食
- 午前で使い切った鉛筆の補充分
- 乗換案内アプリだけに頼らず、移動ルートと所要時間を事前に確認
公立中高一貫校の適性検査で注意すること
📌 公立中高一貫校の場合
公立中高一貫校の適性検査は、自治体の教育委員会が定める実施要綱や各校の募集要項に持ち物が示されます。東京都立の中高一貫校であれば、東京都教育委員会や各校の公式サイトで最新の要綱を確認してください。記述量が多い検査では、消しゴムの消しやすさが私立入試以上に効いてきます。
元塾講師が考える持ち物の失敗と注意点
📌 この章のポイント
持ち物の失敗は「知らなかった」より「確認したつもりだった」から起きます。ここでは注意点とデメリットを正直にお伝えします。
持ち物の忘れ物が起きやすい3つの場面
✏️ 指導経験から見えること
準備の流れを分解すると、忘れ物が起きやすいのは次の3つの場面だと私は考えています。
- 連日受験の2日目以降:前日の受験票がカバンに残り、当日の分が入っていない
- 当日の朝に入れるもの:お弁当や上履きなど、前夜にカバンへ入れられないもの
- 保護者が準備を全部引き受けた場合:子ども自身が中身を把握しておらず、会場で探せない
特に3つ目は見落とされがちです。子ども自身が「何がどこに入っているか」を言える状態にしておくことが、当日の安心感につながります。
持ち込み禁止・注意が必要なもの
❌ 持ち込みに注意が必要なもの
- スマートウォッチ・計算機能付き時計
- 電源を入れたままのスマートフォン(試験中は電源を切ってカバンへ)
- 文字や公式が書かれた筆箱・下敷き
- 音の鳴るもの(アラーム付き時計・キーホルダーの鈴など)
不正を意図していなくても、試験監督の指示によっては疑いを招くおそれがあります。
持ち物を増やしすぎることのデメリット
📉 「念のため」が負担になることも
不安から参考書を何冊も詰め込むと、カバンが重くなり、休み時間に「どれを見よう」と迷う原因になります。直前に見るものは自分でまとめたノートや間違い直し1冊に絞るのがおすすめです。
前日・当日朝の持ち物準備の手順
📌 この章のポイント
持ち物の準備は前日だけで完結させるものではありません。2週間前から段階的に進めると、当日の朝はほぼ確認だけで済みます。
2週間前から前日までの準備スケジュール
📊 準備スケジュールの全体像
当日朝の最終確認の手順
🔰 当日朝の3ステップ
💡 直前期の学習とのバランス
持ち物準備に気を取られて、前日の学習リズムを崩しては本末転倒です。前日は新しい問題に手を出さず、これまでの復習に絞りましょう。家庭学習で中学受験にどこまで対応できるかはスタサプで中学受験は可能かを検証した記事でも触れています。
中学受験の持ち物に関するよくある質問
❓ Q. 受験票を忘れたら受験できませんか?
A. 当日に受付へ申し出ることで仮の受験票を発行してもらえる学校もありますが、対応は学校ごとに異なります。気づいた時点で落ち着いて受付の先生に相談してください。予防策として、受験票のコピーを保護者が別に持っておくと安心です。
❓ Q. シャープペンシルは使ってもいいですか?
A. 多くの学校では使用できますが、芯が折れたときのタイムロスを考えると、削った鉛筆をメインにしてシャープペンシルは予備にするのがおすすめです。使用の可否は必ず募集要項で確認してください。
❓ Q. スマートフォンは持って行ってもいいですか?
A. 持参自体を認める学校が一般的ですが、試験中は電源を切ってカバンにしまうよう指示されることがほとんどです。電源の切り忘れは不正を疑われる原因になるため、会場に入る前に保護者と一緒に電源を切る習慣をつけておきましょう。
❓ Q. お弁当は必要ですか?
A. 午前で終わる入試なら不要なことが多いですが、面接がある場合や午後入試に移動する日は昼食が必要です。食べ慣れた量・メニューにし、移動中でも食べやすいおにぎりなどにしておくと安心です。
❓ Q. 上履きは必要ですか?
A. 上履きの持参を求める学校と不要な学校があり、保護者控室用にスリッパの持参を求める学校もあります。募集要項や受験上の注意で必ず確認し、学校ごとにメモしておきましょう。
まとめ:中学受験の持ち物は学校の指定確認と前日準備が鍵
🎯 この記事のまとめ
- 持ち物は「必須・推奨・状況次第」の3層で考え、必須3点(受験票・筆記用具・時計)を最優先に
- 上履き・定規コンパス・受験票の印刷形式は学校ごとに募集要項で確認
- 保護者は受験票のコピーと予備の筆記用具を持つ「バックアップ役」
- 連日受験・午後入試の日は学校別にクリアファイルを分ける
前日の夜にカバンを完成させ、当日の朝は「確かめるだけ」にしておくことが、子どもが実力を出し切るためのいちばんの準備だと私は考えています。
✅ 準備が整っている家庭の状態
- 学校別の持ち物メモがある
- 子どもがカバンの中身を自分で説明できる
- 本番用の筆記用具・時計を模試で使ったことがある
⚠️ 見直しが必要な状態
- 受験票の印刷や保管場所が決まっていない
- 持ち物の準備を保護者だけで進めている
- 当日朝にまとめて準備しようとしている
🎓 著者プロフィール

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師
中学生時代に早稲田アカデミーに通い、慶應義塾高校に合格。慶應義塾大学経済学部卒業。在学中から早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、指導歴は10年を超えます。現在はフリーランスのプロ家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験のほか、中高一貫校生・浪人生・不登校・発達障害のある生徒の指導も担当しています。
この記事を書く理由:受験生を送り出す講師の立場と、自分自身が入試当日を経験した立場の両方から、当日の不安を減らすための準備を具体的に伝えられると考えたためです。
📝 調査概要
- 調査対象:中学受験当日の持ち物・持ち込みルール
- 調査方法:公的機関の公式サイト調査/著者の指導経験に基づく知見
- 調査実施日:2026年10月15日
- 情報の限界:個別の学校の募集要項を網羅的に調査したものではありません。持ち物の指定や体調不良時の対応は学校・年度により異なります。
- 利益相反の有無:なし(特定の塾・学校・商品からの依頼や報酬はありません)
📚 参考文献・引用元
- 厚生労働省「インフルエンザ」(参照日:2026年10月15日)
- 東京都教育委員会(参照日:2026年10月15日)
- 気象庁(参照日:2026年10月15日)
🏷️ 掲載情報について
公開日:2026年10月15日/最終更新日:2026年10月15日/※情報変更があった場合は随時更新します。本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。

