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中学受験の暗記一覧|4教科の必須事項と覚え方を元塾講師が解説

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(指導歴10年超)

慶應義塾高校・慶應義塾大学経済学部卒。在学中は早稲田アカデミーで講師を務め、中学受験から大学受験まで幅広く指導。プロフィール|運営理念

公開日:2026年10月16日/最終更新日:2026年10月16日
※情報変更があった場合は随時更新します。

🎯 この記事の結論

結論:中学受験の暗記は「全部を同じ熱量で覚える」のではなく、算数の計算用数値と漢字を早めに固め、理科・社会は習った直後に一覧で整理し、当日・翌日・1週間後の3回復習で定着させるのが最も効率的です。

「覚えることが多すぎて、どこから手をつければいいかわからない」と感じている受験生や保護者の方は多いのではないでしょうか。私自身は中学受験ではなく高校受験で早稲田アカデミーに通った経験がありますが、講師として中学受験生を指導してきた中で、暗記でつまずく原因の多くは「量」より「順番と復習の仕方」にあると感じてきました。

本記事では、4教科で共通して出題されやすい暗記事項を一覧表にまとめ、覚え方と復習のタイミングまで整理しています。一覧の内容は文部科学省・国土地理院などの公式情報と一般的な入試傾向をもとにしており、特定の塾や教材に偏らない立場で執筆しています。

🔍 この記事でわかること

  • 中学受験の暗記が4教科でどれくらいあり、何から覚えるべきか
  • 算数・理科・社会・国語の頻出暗記事項の一覧表
  • 忘れにくくする復習タイミングと学年別の進め方
  • 一覧表を使った暗記で失敗しやすいポイント

読み終えるころには、お子さんの今の学年で「何を・いつ・どう覚えるか」が具体的に決められる状態を目指しています。

  1. 中学受験の暗記一覧の全体像|何をどこまで覚えるか
    1. 中学受験の暗記とは?4教科に共通する「覚える知識」の範囲
    2. 教科別の暗記量と覚える優先順位
    3. 暗記が得点を左右する理由|元塾講師の視点
  2. 算数の暗記一覧|計算を速くする数値と公式
    1. 円周率3.14の段と平方数の一覧
    2. 分数と小数の換算・単位換算の一覧
    3. 図形と速さの公式一覧
  3. 理科の暗記一覧|気体・水溶液・天体・人体・植物
    1. 気体の性質と発生方法の一覧
    2. 水溶液の性質と指示薬の色の変化
    3. 星座と人体(消化)の頻出事項
    4. 月の満ち欠けと植物の発芽条件
  4. 社会の暗記一覧|地理・歴史・公民の基本
    1. 都道府県名と県庁所在地名が違う18都道県
    2. 地理で覚えたい日本の「一番」と端の島
    3. 歴史年号の基本一覧
    4. 公民で問われる数字の一覧
  5. 国語の暗記一覧|漢字・語句・敬語
    1. 小学校で習う漢字1026字と入試での扱い
    2. 慣用句・ことわざ・四字熟語の頻出例
    3. 尊敬語と謙譲語の一覧
  6. 暗記一覧を得点に変える覚え方と注意点
    1. 忘却曲線から考える復習のタイミング
    2. 学年別の暗記スケジュールと進め方
    3. 一覧表の丸暗記が危ない理由
    4. 暗記が苦手な子に合う覚え方・合わない覚え方
  7. 中学受験の暗記に関するよくある質問
    1. 中学受験の暗記はいつから始めればいいですか?
    2. 暗記カードや一問一答は効果がありますか?
    3. 時事問題の暗記はいつから必要ですか?
    4. 暗記が苦手な子はどうすればいいですか?
    5. この暗記一覧だけで中学受験に対応できますか?
  8. まとめ:中学受験の暗記は一覧で全体をつかみ復習で定着させる

中学受験の暗記一覧の全体像|何をどこまで覚えるか

📌 まず全体像をつかみましょう

中学受験の暗記は、社会や理科だけのものだと思っていませんか?実は算数や国語にも「覚えているかどうか」で得点が決まる部分があります。この章では、暗記の範囲と優先順位を最初に整理します。

中学受験の暗記とは?4教科に共通する「覚える知識」の範囲

📋 中学受験の暗記の定義

中学受験の暗記とは、算数の計算に使う数値・公式、理科の性質や用語、社会の地名・年号・制度、国語の漢字・語句・敬語など、理解したうえで即座に取り出せる状態にしておく知識のことです。小学校の学習指導要領の範囲をこえる内容も多く含まれるため、塾のテキストや入試問題に合わせて覚える範囲を決めるのが一般的です。

教科別の暗記量と覚える優先順位

💬 私が考える教科別の優先順位

教科暗記の比重主な暗記事項始めたい時期
社会非常に大きい地名・産業・年号・人物・制度習った単元から順次
理科大きい気体・水溶液・生物・天体習った単元から順次
国語中程度漢字・慣用句・ことわざ・敬語4年生から毎日少しずつ
算数小さいが効果大3.14の段・平方数・換算・公式4年生のうちに完成

この表は、私の指導経験にもとづく目安です。算数は暗記の量こそ少ないものの、計算スピードに直結して全分野に効くため、最初に完成させたい暗記だと考えています。全体の学年別スケジュールは中学受験を学年ごとに整理したロードマップで詳しく解説しています。

暗記が得点を左右する理由|元塾講師の視点

✏️ 指導の現場で感じてきたこと

私が指導してきた中で強く感じるのは、暗記は「点数の底上げ」に効くということです。思考力を問う難問は日によって解けたり解けなかったりしますが、覚えた知識で答える問題は、覚えてさえいれば毎回確実に取れます。

模試では、正答率の高い基本問題を落とすと、多くの受験生が取れている点を自分だけ失うことになり、偏差値が大きく下がります。暗記で答える問題はこの「みんなが取る問題」になりやすいため、偏差値が伸び悩む時期ほど、難問対策より暗記の穴埋めのほうが得点が安定しやすいと考えています。一方で、暗記だけで最難関校に届くわけではありません。暗記は「取るべき問題を落とさないための土台」と位置づけて取り組むのがよいと考えています。

算数の暗記一覧|計算を速くする数値と公式

📌 算数こそ暗記が効く理由

「算数は考える教科だから暗記は関係ない」と思われがちですが、3.14のかけ算を毎回筆算していると、それだけで試験時間を大きく失います。ここでは計算スピードを上げる数値と、図形・速さの公式を一覧にしました。

円周率3.14の段と平方数の一覧

🔢 3.14の段(円の計算で毎回使う)

式答え式答え
3.14×13.143.14×618.84
3.14×26.283.14×721.98
3.14×39.423.14×825.12
3.14×412.563.14×928.26
3.14×515.73.14×1031.4

🔢 平方数(同じ数を2回かけた数)

式答え式答え
11×1112116×16256
12×1214417×17289
13×1316918×18324
14×1419619×19361
15×1522525×25625

あわせて、50までの素数(2・3・5・7・11・13・17・19・23・29・31・37・41・43・47の15個)も約分や整数問題で頻繁に使います。

💡 3.14は「最後に1回だけかける」

私が算数の暗記を最優先にすすめる理由は、3.14の段と分配法則を組み合わせると計算量が大きく減るからです。たとえば「半径4cmの円の面積+半径2cmの円の面積」は、4×4×3.14+2×2×3.14を別々に計算せず、(16+4)×3.14=20×3.14=62.8とまとめます。3.14をくくり出して最後に1回だけかける習慣は、3.14の段を覚えていてこそ使える技術です。

分数と小数の換算・単位換算の一覧

📋 分数⇔小数の換算

分数小数分数小数
1/20.51/80.125
1/40.253/80.375
3/40.755/80.625
1/50.27/80.875

📋 単位換算

  • 面積:1km²=100ha、1ha=100a、1a=100m²
  • 体積:1L=10dL=1000mL=1000cm³、1mL=1cm³、1m³=1000L
  • 速さ:時速3.6km=秒速1m(時速36km=秒速10m)

図形と速さの公式一覧

📋 必ず覚えたい公式

求めるもの公式
台形の面積(上底+下底)×高さ÷2
ひし形の面積対角線×対角線÷2
円の面積半径×半径×3.14
円周直径×3.14
おうぎ形の面積半径×半径×3.14×中心角/360
角柱・円柱の体積底面積×高さ
角すい・円すいの体積底面積×高さ×1/3
速さ道のり÷時間

💡 公式は「導き方」とセットで

公式を丸暗記した子ほど、少しひねった問題で手が止まりやすいと私は感じています。台形の公式なら「同じ台形をひっくり返して並べると平行四辺形になる」という成り立ちまで一度理解しておくと、忘れても自分で復元できます。算数全体の学年別の進め方は中学受験算数の学年別勉強法もあわせてご覧ください。

理科の暗記一覧|気体・水溶液・天体・人体・植物

📌 理科は「表にして比べる」と覚えやすい

理科の暗記は、似たもの同士を並べて違いで覚えると定着しやすい分野です。ここでは出題されやすい気体・水溶液・天体・人体・植物を比較表にまとめました。

気体の性質と発生方法の一覧

📊 主な気体の比較

気体発生方法の例主な性質集め方
酸素二酸化マンガン+過酸化水素水(オキシドール)ものを燃やすはたらき水上置換
二酸化炭素石灰石+塩酸石灰水を白くにごらせる下方置換・水上置換
水素亜鉛・鉄・アルミニウム+塩酸最も軽い・燃えると水ができる水上置換
アンモニア塩化アンモニウム+水酸化カルシウムを加熱刺激臭・水に非常によく溶けアルカリ性上方置換

空気の成分は窒素が約78%、酸素が約21%です。

水溶液の性質と指示薬の色の変化

📊 水溶液の分類と指示薬

性質代表的な水溶液BTB溶液リトマス紙
酸性塩酸・炭酸水・酢黄色青→赤
中性食塩水・砂糖水緑色変化なし
アルカリ性石灰水・アンモニア水・水酸化ナトリウム水溶液青色赤→青

フェノールフタレイン溶液はアルカリ性のときだけ赤色に変わります。

星座と人体(消化)の頻出事項

📋 夏と冬の大三角

季節一等星星座
夏の大三角ベガ/アルタイル/デネブこと座/わし座/はくちょう座
冬の大三角ベテルギウス/シリウス/プロキオンオリオン座/おおいぬ座/こいぬ座

📋 消化液とはたらき

消化液消化こう素分解するもの
だ液アミラーゼでんぷん
胃液ペプシンたんぱく質
すい液アミラーゼ・トリプシン・リパーゼなどでんぷん・たんぱく質・脂肪
たん汁(消化こう素をふくまない)脂肪の消化を助ける

理科の頻出分野と学年別の対策は中学受験理科の頻出4分野の解説で詳しくまとめています。

月の満ち欠けと植物の発芽条件

📋 月の満ち欠け(夕方に見える位置)

月の形光っている側夕方(18時ごろ)の位置
新月見えない太陽と同じ方向
上弦の月右半分南の空
満月全体東の空からのぼる
下弦の月左半分見えない(真夜中にのぼる)

📋 植物の基本

  • 発芽の3条件:水・適当な温度・空気(光と肥料は発芽には不要)
  • 成長の条件:発芽の3条件に加えて、光と肥料
  • 光合成:二酸化炭素と水から、光のエネルギーででんぷんをつくり、酸素を出す

社会の暗記一覧|地理・歴史・公民の基本

📌 社会は量が最も多い教科

社会は4教科の中で暗記の量が最も多く、早めに手をつけた子ほど有利になりやすい教科です。ここでは地理・歴史・公民のうち、まず押さえたい基本事項に絞って一覧にしました。

都道府県名と県庁所在地名が違う18都道県

📋 県名と県庁所在地名が異なるところ

地方都道府県 → 県庁所在地
北海道・東北北海道→札幌市、岩手県→盛岡市、宮城県→仙台市
関東茨城県→水戸市、栃木県→宇都宮市、群馬県→前橋市、埼玉県→さいたま市、神奈川県→横浜市
中部山梨県→甲府市、石川県→金沢市、愛知県→名古屋市
近畿三重県→津市、滋賀県→大津市、兵庫県→神戸市
中国・四国島根県→松江市、香川県→高松市、愛媛県→松山市
九州・沖縄沖縄県→那覇市

※東京都は都庁所在地の扱いが教材によって異なるため、上記には含めていません。

地理で覚えたい日本の「一番」と端の島

📊 日本の地理の基本データ

項目答え
最も高い山富士山(標高3776m)
最も長い川信濃川
流域面積が最も広い川利根川
最も大きい湖琵琶湖(滋賀県)
面積が最大/最小の都道府県北海道/香川県
日本の端(北・南・東・西)択捉島・沖ノ鳥島・南鳥島・与那国島

なお日本の島の数は、国土地理院が2023年に公表した島数の調査で14,125島とされています(国土地理院)。白地図を使った地理の覚え方は中学受験社会の白地図の使い方で解説しています。

⚠️ 統計データは毎年変わる

農産物の生産量や工業出荷額の順位は、統計の更新によって毎年入れかわることがあります。古い一覧で覚えると入試で誤答につながるため、統計にかかわる暗記は、塾の最新版テキストで確認した順位で覚えるようにしてください。一方で、上の表のような地形のデータは変わりにくいため、早めに覚えてしまって問題ありません。

歴史年号の基本一覧

📋 まず押さえたい年号

年できごと
607年小野妹子が遣隋使として派遣される
645年大化の改新が始まる
710年平城京に都を移す
794年平安京に都を移す
1185年源頼朝が守護・地頭を置く(鎌倉幕府の成立とする見方)
1274・1281年元寇(文永の役・弘安の役)
1338年足利尊氏が征夷大将軍になる
1467年応仁の乱が始まる
1543年鉄砲が伝わる
1549年キリスト教が伝わる
1600年関ヶ原の戦い
1603年徳川家康が江戸幕府を開く
1853年ペリーが浦賀に来航
1867年大政奉還
1889年大日本帝国憲法の発布
1894年日清戦争が始まる
1904年日露戦争が始まる
1945年第二次世界大戦の終結
1946年日本国憲法の公布(施行は1947年)
1951年サンフランシスコ平和条約の調印

⚠️ 鎌倉幕府の成立年に注意

鎌倉幕府の成立年は、1192年(源頼朝の征夷大将軍就任)とする説明と、1185年(守護・地頭の設置)とする説明があり、教科書・教材によって記述が異なります。そのため、通っている塾の教材の記述に合わせて覚えるのが安全です。

公民で問われる数字の一覧

🔢 国会と選挙の数字

項目衆議院参議院
議員定数465人248人
任期4年(解散あり)6年(3年ごとに半数改選)
被選挙権満25歳以上満30歳以上

選挙権は満18歳以上、日本国憲法の三大原則は国民主権・基本的人権の尊重・平和主義です。

※議員定数は2026年10月時点の法律上の数です。衆議院の定数削減については国会で議論が続いており、変更される可能性があります。最新の情報は衆議院の公式サイトでご確認ください。

国語の暗記一覧|漢字・語句・敬語

📌 国語の暗記は毎日の積み重ね

国語の暗記は、短時間でも毎日続けた子とそうでない子で差がつきやすい分野です。漢字・語句・敬語の3つに分けて整理します。

小学校で習う漢字1026字と入試での扱い

📋 漢字の範囲

小学校で習う漢字は、学年別漢字配当表で1026字と定められています(2020年度から)。中学受験ではこの範囲の漢字が中心ですが、中学校で習う常用漢字や、同音異義語・同訓異字の使い分けが出題される学校もあります。「対象・対照・対称」「保証・保障・補償」のように、意味の違いを短い例文とセットで覚えるのが効果的です(文部科学省 学習指導要領)。

慣用句・ことわざ・四字熟語の頻出例

📋 頻出の語句(意味とセットで)

種類語句意味
慣用句猫の手も借りたいとてもいそがしいこと
慣用句腹を割る本心をかくさずに話す
ことわざ石の上にも三年がまん強く続ければいつか報われる
ことわざ猿も木から落ちる名人でも失敗することがある
四字熟語異口同音多くの人が同じことを言う
四字熟語単刀直入前置きなしにすぐ本題に入る

「猿も木から落ちる」は「弘法にも筆の誤り」「かっぱの川流れ」と似た意味のことわざとまとめて覚えると、選択問題で強くなります。

尊敬語と謙譲語の一覧

📋 特別な形になる敬語

ふつうの言い方尊敬語(相手を高める)謙譲語(自分を低める)
言うおっしゃる申す・申し上げる
行く・来るいらっしゃる参る・うかがう
食べる召し上がるいただく
見るご覧になる拝見する
いるいらっしゃるおる

暗記一覧を得点に変える覚え方と注意点

📌 一覧は「作る」より「使う」が大切

せっかく覚えたのに、テストのときには忘れていた経験はありませんか?この章では、記憶の性質をふまえた復習のタイミングと、学年別の進め方、そして一覧表に頼りすぎる危うさを解説します。

忘却曲線から考える復習のタイミング

忘却曲線(エビングハウスの実験・節約率)100%75%50%25%0%復習①当日復習②翌日復習③1週間後10058443634282521直後20分1時間約9時間1日2日6日31日経過時間(目盛りは等間隔ではありません)出典:H.エビングハウス『記憶について』(1885年)の実験結果をもとに作成。数値は「再学習で節約できた時間の割合」

🔍 グラフの正しい読み方

この曲線は「1日で7割忘れる」という意味でよく紹介されますが、正確にはもう一度覚え直すときに、最初より何%手間を省けたか(節約率)を示したものです。つまり忘れたように見えても、記憶は完全には消えていません。

ここから言えるのは、早めに復習するほど少ない手間で記憶を戻せるということです。具体的には、習った当日・翌日・1週間後の3回を目安に確認すると取り組みやすくなります。

学年別の暗記スケジュールと進め方

🧭 学年別の暗記の進め方(目安)

① 4年生:3.14の段・平方数・単位換算を完成させる。漢字は毎日5〜10個ずつ。理科・社会は習った単元をその週のうちに確認する。
② 5年生:理科・社会の全範囲を一周する時期。単元ごとに自分用の一覧を作り、当日・翌日・1週間後に見直す。
③ 6年生前半:総復習で抜けている知識を洗い出す。間違えた項目だけを集めた「苦手一覧」を作る。
④ 6年生夏以降:過去問で問われる知識の深さを確認し、時事問題を加える。新しい暗記を増やしすぎず、苦手一覧の反復に集中する。

学年ごとの勉強時間の目安は中学受験の学年別勉強時間の解説を参考にしてください。

💬 映像授業を暗記の「入口」に使う選択肢

塾の授業だけでは理科・社会の暗記が追いつかない場合、映像授業で単元の流れを先に聞いてから一覧で覚える方法もあります。ただし映像授業は見ただけで覚えた気になりやすいため、視聴後に一覧で確認する手順を必ずセットにしてください。中学受験での使いどころはスタサプは中学受験に使えるのかの検証記事で、利用者の声はスタサプ小学講座の口コミ分析で詳しく解説しています。

一覧表の丸暗記が危ない理由

❌ 一覧表だけに頼るデメリット

  • 理由や流れを問う問題に弱くなる:「なぜその県で生産が多いのか」「なぜその気体はその集め方なのか」を説明できない
  • 表の並び順で覚えてしまう:順番が変わると思い出せなくなる
  • 覚える範囲を広げすぎる:志望校で出ない細かい知識に時間を使ってしまう

一覧表はあくまで「全体を見わたす地図」です。覚えた知識は問題集や過去問で使ってはじめて得点力になります。

暗記が苦手な子に合う覚え方・合わない覚え方

⭕ 取り入れやすい覚え方

  • 一度に覚える量を5〜10個に絞る
  • 書く・声に出す・親に説明するなど方法を組み合わせる
  • 語呂合わせは年号など「理屈がない数字」に限って使う

🔺 合わないことが多い覚え方

  • ノートをきれいにまとめることが目的になってしまう方法
  • 1日に何十個も詰め込み、その後見直さない方法
  • 答えを見ながら書き写すだけの方法

暗記の向き不向きには個人差があります。合わない方法を続けて自信をなくすより、お子さんに合う方法を親子で試しながら探していくことをおすすめします。

中学受験の暗記に関するよくある質問

❓ 保護者の方からよくいただく疑問

ここでは、中学受験の暗記について特によく聞かれる5つの疑問にお答えします。

中学受験の暗記はいつから始めればいいですか?

❓ 暗記を始める時期

算数の計算に使う数値(3.14の段・平方数)と漢字は4年生から少しずつ始めるのがおすすめです。理科・社会の暗記は塾で単元を習った直後に覚えるのが基本で、5年生で全範囲を一周し、6年生の夏以降は総復習と弱点の穴埋めに充てる流れが一般的です。

暗記カードや一問一答は効果がありますか?

❓ 暗記カード・一問一答の効果

用語と意味を結びつける段階では効果があります。ただし入試では用語を理由や資料と結びつけて答える問題も多いため、カードで覚えた語句は必ず問題集や過去問で使う練習をセットにしてください。

時事問題の暗記はいつから必要ですか?

❓ 時事問題の対策時期

本格的な対策は6年生の秋以降が一般的です。それ以前はニュースを親子で話題にする程度で十分で、基本の地理・歴史・公民の知識を固めておくほうが時事問題にも対応しやすくなります。

暗記が苦手な子はどうすればいいですか?

❓ 暗記が苦手な場合

一度に覚える量を5〜10個に絞り、当日・翌日・1週間後の3回に分けて確認する方法が取り組みやすいです。書く・声に出す・人に説明するなど複数の方法を組み合わせ、理由や流れとセットで覚えると定着しやすくなります。

この暗記一覧だけで中学受験に対応できますか?

❓ 一覧だけで足りるか

対応できません。本記事の一覧は多くの受験生に共通する土台を整理したもので、志望校によって求められる知識の量と深さは大きく異なります(中学受験の出題傾向の解説)。最終的には通っている塾のテキストと志望校の過去問で、出題範囲と深さを確認してください。

まとめ:中学受験の暗記は一覧で全体をつかみ復習で定着させる

🎯 この記事のまとめ

  • 中学受験の暗記は社会・理科が中心だが、算数と国語にも得点に直結する暗記がある
  • 算数の計算用数値と漢字は4年生のうちに固めると全体が楽になる
  • 理科・社会は習った直後に一覧で整理し、当日・翌日・1週間後に復習する
  • 一覧表は全体の地図であり、問題で使ってはじめて得点力になる

暗記は才能ではなく「順番」と「復習のタイミング」で結果が変わります。まずはお子さんの今の学年で、一覧のどこが抜けているかを親子で確認するところから始めてみてください。

✅ この記事の進め方が向いている人

  • 何から覚えればいいかわからず、全体像を知りたい人
  • 覚えてもすぐ忘れてしまい、復習の仕方を見直したい人
  • 家庭で暗記の進み具合を確認したい保護者の方

⚠️ 別の対策を優先したほうがよい人

  • すでに暗記は安定しており、記述や思考力問題で点を落としている人
  • 最難関校志望で、一覧の範囲をこえる深い知識が必要な人(塾のテキストと過去問を優先)

📝 進路選択についての注意

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。

🎓 著者プロフィール

執筆者kouのプロフィール写真

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(フリーランス)

中学生時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高校に合格。慶應義塾大学経済学部卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、指導歴は10年を超えます。中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校・浪人生・不登校・発達障害の指導経験があります。

この記事を書く理由:中学受験生の指導で、暗記の「量」より「順番と復習」でつまずく子を多く見てきたためです。特定の塾や教材に偏らず、家庭で使える形に整理することを心がけました。

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📝 調査概要

  • 調査対象:中学受験で出題されやすい4教科の暗記事項
  • 調査方法:公的機関の公式サイト調査/文献調査/著者の指導経験にもとづく知見
  • 調査実施日:2026年10月16日
  • 情報の限界:各塾のテキストや個別の学校の出題範囲を網羅的に調べたものではありません。著者自身は中学受験を経験しておらず、中学受験に関する記述は講師・家庭教師としての指導経験にもとづきます。議員定数など制度にかかわる数値は変更される可能性があります。
  • 利益相反の有無:なし(本記事に広告は掲載していません)

📚 参考文献・引用元

公開日:2026年10月16日/最終更新日:2026年10月16日
※情報変更があった場合は随時更新します。