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🎓 この記事を書いた人
🎯 結論
結論:北海道科学大学の受験科目は、学科ごとではなく「学科グループ」ごとに決まり、一般選抜の多くの学科は「数学を含む得点の高い3教科」で判定されます。古文・漢文は課されず、理科は物理・化学・生物から選べます。
そのうえで大事なのは、3教科より多く受けて得点の低い教科を切り捨てられる「高得点採用」の仕組みを、併願戦略として使いこなすことだと私は考えています。
📋 この記事でわかること
- 一般選抜(前期・後期)の学科グループ別の必須教科・選択教科と配点
- 共通テスト利用選抜の600点満点の仕組みと、数学を2科目受けたときの扱い
- 学校推薦型選抜[公募]と総合型選抜カタライズの試験内容
- 看護・薬学・工学など、志望学科別の科目選択の考え方
- 同じ時間帯の科目や前年度情報など、科目選びで失敗しやすいポイント
読み終えるころには、志望学科で「何教科を、どの組み合わせで受けるか」を自分で決められる状態になります。
💬 なぜこの記事を書いたのか
私は塾講師・家庭教師として10年以上、受験生の志望校選びと科目選択に関わってきました。その経験からいえるのは、受験科目を「何が出るか」だけで調べて終わる受験生ほど、得点の取り方で損をしやすいということです。北海道科学大学は、科目数・時間割・高得点採用のルールを理解しているかどうかで、同じ学力でも戦い方が大きく変わる入試だと感じています。
なお、私は北海道科学大学の入試を自分で受験したり、同大学の受験生を直接指導した経験はありません。本記事は大学公式サイトの2027年度入試情報(2026年10月24日確認)をもとに、私の指導経験から読み解いたものです。
北海道科学大学の受験科目の全体像
📌 この章のポイント
「北海道科学大学は何科目で受けられるのか」は、入試方式によってまったく違います。まずは方式ごとの違いと、2027年度入試で変わった点をつかんでおきましょう。
北海道科学大学の受験科目とは?入試方式ごとの違い
🔍 受験科目の基本
北海道科学大学の受験科目とは、入試方式(一般選抜・共通テスト利用選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜)と学科グループによって決まる試験教科のことです。一般選抜は大学独自の60分試験で、多くの学科が3教科300点満点、共通テスト利用は3科目600点満点、推薦・総合型は30分の基礎学力試験に面接などを組み合わせます。
📊 入試方式別の受験科目の早見表(2027年度)
| 入試方式 | 主な試験内容 | 満点 |
|---|---|---|
| 一般選抜[前期・後期]学力型 | 独自試験。得点の高い3教科(一部学科は2教科)で判定 | 300点(200点・350点の学科あり) |
| 一般選抜[後期]総合評価型 | 記述式総合問題+書類審査・面接+外国語または理科 | 300点 |
| 共通テスト利用選抜[前期・後期] | 共通テストの得点の高い3科目(各200点換算) | 600点(地域創造学部は650点) |
| 学校推薦型選抜[公募] | 評定+基礎学力試験(30分)+書類・面接+実績点 | 200点(地域創造学部は150点) |
| 総合型選抜カタライズ | 全3回のプログラム(基礎学力試験・面接・プレゼン) | 配点は公式ページに記載なし |
出典:北海道科学大学「一般選抜」ほか公式入試ページ(2026年10月24日参照)
2027年度入試で押さえたい変更点
⚠️ 学部構成の変化に注意
- 地域創造学部 地域創造学科:大学公式ページによると、人間社会学科が2027年4月1日に改組予定。一般選抜では国語・外国語・公民の3教科に志望動機(50点)が加わる独自の判定になります。
- 情報科学部 情報科学科:2025年4月に情報工学科から改組されています。古い資料では「工学部 情報工学科」と表記されていることがあります。
- 義肢装具学科:募集停止と案内されています。
学部名が変わった年は、過去の受験情報と現在の募集要項がずれやすいので、必ず2027年度の学生募集要項で確認してください。
💡 受験生の全体スケジュールの中で考える
入試方式の選択は、受験科目の選択と表裏一体です。推薦で勝負するのか、一般で3教科を固めるのかで、高2・高3の勉強の配分が変わります。時期ごとに何をすべきかは高1〜高3の大学受験ロードマップで整理しているので、あわせて確認してみてください。
一般選抜(前期・後期)の受験科目と配点
📌 この章のポイント
一般選抜の募集人員は全学科で335名と、最も多くの合格者を出す方式です。前期は2027年2月1日・2日、後期は3月6日に実施され、学科グループごとに必須教科と判定方法が分かれています。
学科グループ別の必須教科・選択教科一覧
📊 一般選抜[前期・後期]学力型の受験科目(2027年度)
| 学部・学科 | 必須(指定教科) | 選択教科 | 判定 |
|---|---|---|---|
| 工学部(機械・電気電子・建築・都市環境) | 数学(Ⅰ・A・Ⅱ・B・C) | 国語・外国語・理科・情報から2教科以上 | 高得点3教科/300点 |
| 情報科学部 情報科学科 | 数学(Ⅰ・A・Ⅱ・B・C) | 国語・外国語・理科・情報から2教科以上 | 高得点3教科/300点 |
| 薬学部 薬学科 | 数学(Ⅰ・A・Ⅱ・B・C) | 国語・外国語・理科・情報から2教科以上 | 高得点3教科/300点 |
| 保健医療学部 臨床工学科・診療放射線学科 | 数学(Ⅰ・A・Ⅱ・B・C) | 国語・外国語・理科・情報から2教科以上 | 高得点3教科/300点 |
| 保健医療学部 看護学科・理学療法学科 | 数学(「Ⅰ・A」または「Ⅰ〜C」から選択) | 国語・外国語・理科・情報から2教科以上 | 高得点3教科/300点 |
| 情報科学部 経営情報学科・未来デザイン学部 | なし | 国語・数学・外国語・理科・情報から2教科以上 | 高得点2教科/200点 |
| 地域創造学部 | 国語・外国語・公民の3教科 | なし | 3教科+志望動機50点/350点 |
※各教科100点満点。「情報」は前期のみ実施。出典:北海道科学大学「一般選抜」(2026年10月24日参照)
✏️ 表の読み方で一番大事なところ
この表で見落とされがちなのは、「2教科以上選択」の「以上」です。工学部なら、数学に加えて国語・英語・理科・情報をすべて受け、その中から得点の高い2教科が使われます。つまり苦手教科を「捨て科目」にしても、得意教科の数だけ逆転のチャンスが増える設計です。私が指導してきた受験生でも、当日の出来に波がある子ほど、この種の高得点採用の恩恵は大きいと感じています。
たとえば工学部を前期で受け、数学62点・英語70点・理科48点・国語66点だったとします。3教科だけ受けていれば理科の48点がそのまま入りますが、国語も受けていれば数学62+英語70+国語66=198点で判定されます。1教科多く受けるだけで、苦手教科の失敗を「なかったこと」にできるのが、この入試の最大の特徴だと私は読み解いています。
📋 出願の仕組みも科目選択に関わる
- 第3志望まで出願可能:全学科で第3志望まで出願でき、出願した学科すべてで判定されます。
- 前期は2日間とも受験可能:1日目と2日目で異なる学科に出願できます。
- 検定料:一般選抜は30,000円。共通テスト利用選抜(10,000円)と併願する場合、共通テスト利用の検定料は免除されます。
出典:北海道科学大学「一般選抜」(2026年10月24日参照)
試験時間割と出題範囲(数学B・Cの範囲に注意)
📋 一般選抜[前期]の時間割と出題形式
| 教科 | 時間(各60分) | 出題範囲 | 形式 |
|---|---|---|---|
| 国語 | 9:30〜10:30 | 現代の国語・言語文化(古文・漢文を除く) | マーク式・記述式 |
| 数学 | 11:15〜12:15 | 「数学Ⅰ・A」または「数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C」 | マーク式・記述式 |
| 外国語 | 13:45〜14:45 | 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ | マーク式 |
| 理科 | 15:30〜16:30 | 物理・化学・生物から選択 | マーク式 |
| 情報/公民 | 17:15〜18:15 | 情報Ⅰ/公共,政治・経済(同時間帯のためどちらか一方) | マーク式 |
後期は「情報」がなく、「公民」は理科と同じ時間帯です。出典:北海道科学大学「一般選抜」(2026年10月24日参照)
❗ 数学の出題範囲は「全範囲」ではない
数学Ⅱ・B・Cまで含む範囲で受ける場合でも、大学の案内では数学Aは「数学と人間の活動」を除く、数学Bは「数列」のみ、数学Cは「ベクトル」のみとされています。統計的な推測や平面上の曲線・複素数平面は対象外なので、ここに時間をかけすぎないようにしてください。
💬 1日5教科・各60分という負荷
前期は1日で最大5教科、9時30分から18時15分まで試験が続きます。私の経験上、模試でも後半の教科ほど集中力が落ちて失点する受験生は少なくありません。5教科受けるなら、過去問は時間割どおりに1日通しで解く練習を一度はしておくことをおすすめします。理科で物理を選ぶ人は、物理の伸びる順番と時期別対策も参考にしてください。
後期の総合評価型は何が課される?
🔍 後期・総合評価型の構成(各100点・計300点)
- 工学部・情報科学部・保健医療学部・未来デザイン学部:記述式総合問題、書類審査・面接試験、外国語または理科のうち得点の高い1教科
- 薬学部:記述式総合問題、書類審査・面接試験、理科
記述式総合問題は60分で、論理的思考力と理数系の基礎的な力を問うと案内されています。面接は1グループ25分です。地域創造学部は、公式ページ上で総合評価型の記載を確認できませんでした。
共通テスト利用選抜の利用教科と配点
📌 この章のポイント
共通テスト利用選抜は、大学独自の試験を行わず共通テストの得点だけで判定する方式です。2027年度の共通テストは1月16日・17日に実施され(実施機関は大学入試センター)、北海道科学大学では前期・後期とも同じ科目指定で判定されます。
600点満点の仕組みと指定科目
📊 共通テスト利用選抜の判定方法(2027年度)
| 学部・学科 | 指定科目 | 判定 |
|---|---|---|
| 工学部・情報科学部 情報科学科・薬学部・保健医療学部 | 数学①または数学②から1科目以上 | 高得点3科目/600点 |
| 情報科学部 経営情報学科・未来デザイン学部 | なし | 高得点3科目/600点 |
| 地域創造学部 | 国語・外国語・公共,政治・経済 | 3科目+志望動機50点/650点 |
※各科目200点満点換算。数学①=「数学Ⅰ,数学A」「数学Ⅰ」、数学②=「数学Ⅱ,数学B,数学C」。国語は近代以降の文章のみ。英語はリスニングを含む。出典:北海道科学大学「大学入学共通テスト利用選抜」(2026年10月24日参照)
📝 英語のリーディング・リスニング比率について
大学の共通テスト利用選抜のページでは、英語は「リスニングテストを含む」とされていますが、リーディングとリスニングの配点比率は確認できませんでした。比率は学生募集要項で確認してください。
数学Ⅰ・Aと数学Ⅱ・B・Cを両方受けるとどうなる?
🧮 数学2科目の扱い
大学の入試Q&Aによると、数学①・②の両方を受験した場合は高得点の科目を指定科目に使い、もう一方も「他の得点の高い2科目」に入るなら、2科目とも判定に使われます。たとえば数学Ⅰ・A 160点、数学Ⅱ・B・C 150点、英語120点、化学110点なら、数学2科目+英語の3科目で判定される計算です。
💡 理系なら数学2科目を「1セット」で考える
工学部や情報科学科を志望する理系の受験生は、国公立大学の併願で数学①・②の両方を受けるケースが多いはずです。その場合、北海道科学大学の共通テスト利用では数学2科目+得意な1科目で600点を組めるので、理科や国語で失敗しても挽回しやすくなります。共通テスト後の出願判断には、共通テストリサーチの判定の見方も役立ちます。
募集人員で見る一般選抜との比重
📊 学科別の募集人員(一般選抜と共通テスト利用)
✏️ グラフから読み取れること
一般選抜と共通テスト利用の合計に占める共通テスト利用の割合は、情報科学科が約38%と最も高く、薬学科は約22%と最も低いという差があります。薬学科は一般選抜だけで70名を募集しているので、薬学志望なら共通テスト利用は「併願の保険」、本命は一般選抜の独自試験と位置づけるのが自然だと私は考えます。逆に情報科学科は、共通テストの出来がよければそれだけで勝負できる枠が比較的厚いといえます。
※募集人員の比率は合格者数や倍率とは異なります。倍率は年度によって変動するため、大学公表の入試結果で確認してください。
学校推薦型・総合型選抜の試験内容
📌 この章のポイント
年内に結果が出る推薦・総合型でも、基礎学力試験という形で「受験科目」があります。2027年度の学校推薦型選抜[公募]の出願は2026年11月1日から始まるため、検討中の人は今すぐ確認が必要です。
学校推薦型選抜[公募]の基礎学力試験と評定基準
📊 学校推薦型選抜[公募]の選考内容(2027年度)
| 学部 | 評定の基準 | 基礎学力試験(記述式30分) | 配点の内訳 |
|---|---|---|---|
| 工学部・保健医療学部(診療放射線学科以外)・未来デザイン学部 | 3.0以上 | 数学Ⅰ・A または 英語コミュニケーションⅠ | 評定30+基礎学力50+書類・面接100+実績点20=200点 |
| 情報科学部・診療放射線学科 | 3.3以上 | 数学Ⅰ・A または 英語コミュニケーションⅠ | 評定30+基礎学力50+書類・面接100+実績点20=200点 |
| 薬学部 | 3.3以上 | 数学Ⅰ・A または 化学基礎 | 評定30+基礎学力100+書類・面接50+実績点20=200点 |
| 地域創造学部 | 3.0以上 | なし(小論文50点) | 書類審査+集団面接100+小論文50=150点 |
出願期間:2026年11月1日〜9日(書類は10日必着)/試験日:11月21日/合格発表:12月1日。出典:北海道科学大学「学校推薦型選抜[公募]」(2026年10月24日参照)
💡 薬学部だけ「学力の比重」が倍になる
表を並べると、薬学部だけ基礎学力試験が100点と、他学部(50点)の2倍で、その分面接が50点に抑えられています。推薦だから面接対策中心で大丈夫、と考えていると薬学部では足をすくわれかねません。化学基礎を選ぶなら、30分の記述式で計算過程を書き切る練習が必要だと考えます。推薦で使う調査書の発行時期は調査書の発行期限と申請時期で確認できます。
総合型選抜カタライズの選考の流れ
🔰 カタライズの3回のプログラム(2027年度)
地域創造学部は10月17日の書類審査・面接のみ。2027年度入試の出願はすでに締め切られています。出典:北海道科学大学「総合型選抜 カタライズ」(2026年10月24日参照)
💬 高2生がいまから知っておくべきこと
カタライズは、文系学部である地域創造学部を除き、第1回で数学Ⅰ・Aの基礎学力試験が課されます。総合型だから学力不問、というわけではない点は、高1・高2のうちに知っておきたい情報です。総合型選抜の準備に塾が必要かどうかは、総合型選抜で塾が必要な人・不要な人で詳しく解説しています。
元塾講師が考える科目選択の戦略
📌 この章のポイント
ここからは、公式情報のルールを踏まえて、私が受験生を指導するならどう科目を選ばせるかをお伝えします。あくまで一般的な指導経験に基づく考え方なので、ご自身の得意・不得意に合わせて調整してください。
「高得点3教科採用」は保険受験に使える
💡 必要な教科数+1で受けるのが基本
私が勧めたいのは、判定に使う教科数より1教科多く受けるやり方です。工学部なら数学+英語+理科を軸に、国語か情報を4教科目として受けておく。当日どれか1教科で崩れても、残りの教科が判定に使われます。
ただし、4教科目のために本命教科の勉強時間を削るのは本末転倒です。4教科目は「対策ゼロでもそこそこ取れる教科」にとどめ、過去問を1〜2年分解いて形式に慣れる程度で十分だと考えます。
🎁 スカラーシップの対象になる方式
大学の入試Q&Aによると、スカラーシップは一般選抜[前期]と共通テスト利用選抜[前期]で優秀な成績を収めた合格者が対象です。目安は得点率80%以上、各学科定員の10%以内とされています。区分ごとの具体的な基準は公式ページでは確認できませんでした。
出典:北海道科学大学「入試Q&A」(2026年10月24日参照)
💡 高得点採用は「特待の得点率」を押し上げる
得点率80%は、300点満点なら240点です。高得点の3教科だけが判定に使われる仕組みなので、得意教科を4つ持つ受験生ほど80%に届きやすいことになります。合格を確実にしたい人だけでなく、学費負担を抑えたいご家庭にとっても、4教科目を受ける意味は小さくないと考えます。合格後に推薦などで入学手続きを済ませた人も、対象の試験に再出願すればスカラーシップに挑戦できると案内されています。
看護・理学療法で数学Ⅰ・Aを選ぶ判断基準
✏️ 数学の範囲は「どこまで固まっているか」で決める
看護学科・理学療法学科は、数学を「Ⅰ・A」だけで受けられます。私なら、数学Ⅱ・B・Cの数列・ベクトルに不安があるならⅠ・Aを選ぶよう助言します。範囲を絞って基礎問題の取りこぼしをなくすほうが、60分試験では得点が安定しやすいからです。
一方、国公立大学の看護学科と併願する人は、共通テストで数学Ⅱ・B・Cも学習しているはずです。その場合は無理に範囲を狭める必要はありません。基礎の総復習には、高校講座で数学Ⅰ・Aを学び直す方法と注意点も参考になります。
理科は物理・化学・生物のどれで受けるべきか
🆚 志望学科と理科の相性(著者の見解)
| 志望学科 | 相性がよいと考える科目 | 理由 |
|---|---|---|
| 機械・電気電子・臨床工・診療放射線 | 物理 | 力学・電磁気が入学後の専門科目の土台になりやすい |
| 薬学 | 化学 | 推薦の基礎学力試験も化学基礎で、学習が無駄になりにくい |
| 看護・理学療法 | 生物 | 人体の仕組みの理解が入学後の学びにつながる |
| 建築・都市環境・情報科学 | 物理または化学 | 学科との直結度より、得点が安定する科目を優先してよい |
※大学は理科の科目指定をしていません(後期総合評価型の薬学部を除き、理科自体が選択)。上表は著者の指導経験に基づく考え方です。
💬 迷ったら「得点が安定する科目」
入試は入学後の準備ではなく、合格のための試験です。相性のよい科目が苦手なら、得点が安定する科目を選び、入学前に補うという順番で考えて問題ないと私は考えています。独学で基礎から固めたい人は、映像授業だけで大学受験を乗り切る条件と限界もチェックしてみてください。
受験科目選びで失敗しないための注意点
⚠️ この章のポイント
科目選択の自由度が高い入試ほど、ルールの読み違いで損をする受験生が出ます。ここでは、公式情報を読み込んで気づいた「落とし穴」をまとめます。
同じ時間帯の科目は両方受けられない
⚠️ 時間割の重なりに注意
- 前期:「情報」と「公民」は同じ時間帯(17:15〜)のため、どちらか一方しか受けられません。
- 後期:「理科」と「公民」が同じ時間帯(15:30〜)です。地域創造学部(公民必須)を後期で受ける人は、同じ日に理科を使う学科と組み合わせにくくなります。
- 後期には「情報」がありません。前期で情報を得点源にした人は、後期では別の教科で3教科をそろえる必要があります。
受験情報サイトの前年度情報をうのみにしない
❗ 2026年度情報が残っているケースがある
執筆にあたって大手受験情報サイトも確認したところ、2026年度の情報として薬学部の一般選抜で「理科が必須」と掲載されているものがありました。一方、大学公式ページの2027年度情報では、薬学部の指定教科は数学で、理科は選択教科とされています。
年度をまたいで科目指定が変わることは珍しくありません。最終確認は必ず大学の2027年度学生募集要項で行ってください。
また、倍率や合格最低点は本記事の調査では確認できていません。共通テスト利用で「何点あれば届くか」を考えるときは、予備校の共通テストボーダーの見方と注意点を押さえたうえで、大学公表の入試結果とあわせて判断してください。
この入試が合いにくい人の特徴
❌ 次のような人は戦略の見直しを
- 数学を完全に避けたい理系学科志望の人:工学部・情報科学科・薬学部・保健医療学部は一般選抜・共通テスト利用とも数学が指定されています。数学なしで受けられるのは経営情報学科・未来デザイン学部・地域創造学部です。
- 古文・漢文を得点源にしたい人:一般選抜も共通テスト利用も古文・漢文を使わないため、その強みは生かせません。
- 英語の外部検定スコアで一般選抜を有利にしたい人:大学の案内で外部検定の加点が確認できたのは学校推薦型選抜[公募]の実績点のみです。
どれかに当てはまっても、志望をあきらめる必要はありません。方式や学科の組み合わせを変えれば、強みを生かせる受け方が見つかることも多いです。
📝 進路選択に関する注記
本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。入学検定料(一般選抜30,000円、共通テスト利用10,000円)など費用の情報は記事掲載時点の目安であり、変更の可能性があります。
北海道科学大学の受験科目に関するよくある質問
❓ よくある質問
受験生や保護者の方から出てきそうな疑問を、大学の公式情報をもとにQ&A形式でまとめました。
4教科以上受験した場合、どのように判定されますか?
❓ A.
一般選抜の多くの学科は「3教科以上受験必須」で、指定教科を含む得点の高い3教科の合計で判定されます。4教科以上受験すれば、得点の低い教科は判定に使われません。経営情報学科・メディアデザイン学科は得点の高い2教科で判定されます。
国語で古文・漢文は出題されますか?
❓ A.
一般選抜の国語は古文・漢文を除く範囲です。共通テスト利用選抜でも国語は「近代以降の文章」のみを利用します。
看護学科は数学Ⅱ・B・Cまで必要ですか?
❓ A.
必要ありません。看護学科と理学療法学科の一般選抜では、数学を「数学Ⅰ・数学A」か「数学Ⅰ〜数学C」のどちらかで受験できます。
薬学部は理科が必須ですか?
❓ A.
2027年度の一般選抜(前期・後期学力型)と共通テスト利用選抜では、大学公式ページ上、薬学部の指定教科は数学で、理科は選択教科です。後期の総合評価型と学校推薦型(基礎学力試験は数学か化学基礎)では扱いが異なります。
地域創造学部の受験科目は何ですか?
❓ A.
一般選抜では国語・外国語・公民(公共,政治・経済)の3教科と志望動機(50点)の合計350点満点です。共通テスト利用では国語・外国語・「公共,政治・経済」と志望動機の650点満点です。
過去問はどこで入手できますか?
❓ A.
大学の入試Q&Aによると、過去問題は北海道科学大学の公式ホームページで公開されています。
英語の外部検定試験は使えますか?
❓ A.
大学の入試Q&Aでは、英語の外部検定成績は学校推薦型選抜[公募]の実績点として加点されると案内されています。一般選抜・共通テスト利用選抜のページには外部検定の扱いの記載は確認できませんでした。
まとめ:北海道科学大学の受験科目は学科グループで決まる
🎯 この記事のまとめ
- 一般選抜の多くの学科は数学を含む得点の高い3教科(300点)で判定。経営情報・メディアデザインは高得点2教科、地域創造は国語・外国語・公民+志望動機。
- 国語は古文・漢文なし、数学Bは数列のみ・数学Cはベクトルのみ、理科は物理・化学・生物から選択。
- 共通テスト利用は高得点3科目×200点の600点満点。数学①・②を両方使える場合がある。
- 推薦[公募]は30分の基礎学力試験あり。薬学部は学力の配点が他学部の2倍。
- 判定に使う教科数より1教科多く受け、高得点採用を「保険」として使うのが基本戦略。
✅ 一般選抜の高得点採用を生かしやすい人
- 数学に加えて、英語・理科・国語のうち2教科以上で安定して得点できる人
- 当日の出来に波があり、受験教科数で保険をかけたい人
- 前期の2日間で複数学科を受け、合格の可能性を広げたい人
❌ 別の方式・学科も検討したい人
- 理系学科志望だが数学をどうしても避けたい人
- 古文・漢文や地歴を得点源にしたい人
- 年内に進路を決めたい人(学校推薦型選抜[公募]を検討)
🧭 今日からやること
💬 最後に
北海道科学大学の入試は、科目を選ぶ自由がある分、「何を受けるか」を自分で設計した受験生が有利になる入試だと私は考えています。苦手を無理に埋めるより、得意教科を1つ増やす。その発想で、残りの時間を使ってみてください。学習環境を整えたい人は、塾・家庭教師を比較したランキングも参考にしてください。
🎓 著者プロフィール

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師
中学時代に早稲田アカデミーへ通い慶應義塾高校に合格。慶應義塾大学経済学部卒業。在学中から早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、指導歴は10年超。現在はフリーランスのプロ家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校生・浪人生のほか、不登校や発達障害のある生徒の指導にも携わっています。
この記事を書く理由:大学受験の志望校選びと科目選択を長く指導してきた立場から、公式情報の「ルール」を受験生の「戦略」に翻訳して届けたいと考えています。特定の大学・教育機関に忖度せず、注意点も含めて公正にお伝えします。
📝 調査概要
- 調査対象:北海道科学大学の2027年度入学者選抜(一般選抜、共通テスト利用選抜、学校推薦型選抜[公募]、総合型選抜カタライズ)の受験科目・配点・日程
- 調査方法:大学公式サイト調査、受験情報サイトとの照合、著者の指導経験に基づく考察
- 調査実施日:2026年10月24日
- 情報の限界:著者は北海道科学大学の受験経験・在籍経験がなく、同大学の受験生を直接指導した経験もありません。学生募集要項(PDF)の全文、倍率・合格最低点、英語共通テストのリーディング・リスニング比率、カタライズの配点は本記事では確認できていません。
- 利益相反の有無:なし(北海道科学大学および記事内で紹介する教育サービスとの金銭的関係はありません)
📚 参考文献・引用元
- 北海道科学大学「一般選抜」(2026年10月24日参照)
- 北海道科学大学「大学入学共通テスト利用選抜」(2026年10月24日参照)
- 北海道科学大学「学校推薦型選抜[公募]」(2026年10月24日参照)
- 北海道科学大学「総合型選抜 カタライズ」(2026年10月24日参照)
- 北海道科学大学「入試Q&A」(2026年10月24日参照)
🏷️ 記事情報
公開日:2026年10月24日/最終更新日:2026年10月24日
※情報変更があった場合は随時更新します。

