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愛知県立大学の受験科目|全学部の配点と2028年度変更点を解説

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(指導歴10年超)

慶應義塾高校・慶應義塾大学経済学部卒。在学中から早稲田アカデミーで受験生を指導し、現在はフリーの家庭教師として中学受験〜大学受験・浪人生まで担当。

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公開日:2026年10月24日/最終更新日:2026年10月24日
※情報変更があった場合は随時更新します。

🎯 結論

結論:愛知県立大学の受験科目は、前期日程は全学部で共通テストの5教科以上+個別試験、後期日程は外国語・日本文化・社会福祉学科が共通テストのみという構造です。ただし同じ大学でも、外国語学部は英語が総点の約44%、情報科学部は数学が約47%を占めるなど、学部ごとに「勝負科目」がまったく違います。まず志望学部の配点比率を確認し、勉強時間の配分をそこに合わせることが最初の一手だと私は考えます。

🔍 この記事で解決できる疑問

  • 愛知県立大学の各学部で必要な受験科目と配点は?
  • 情報Ⅰは必要?数学が苦手でも受けられる学部は?
  • 前期と後期、どちらで勝負するのが現実的?
  • 合格者は共通テストで何割くらい取っている?
  • 2028年度以降、外国語学部の入試はどう変わる?

💬 この記事の立場と情報の範囲

「科目は分かったけれど、どこに力を入れればいいのかが分からない」という声は、大学受験生を指導していると本当によく聞きます。本記事では、愛知県立大学が公表している募集人員・入試日程・入試結果・変更予告と、大手受験情報サイトの2027年度科目情報をもとに、配点の比重まで踏み込んで整理しました。

なお、私自身は愛知県立大学の在籍者・関係者ではなく、同大学の受験生を直接指導した経験もありません。公式サイト・一次資料の調査に基づいて執筆しており、大学から利益を受け取る関係もありません。

  1. 愛知県立大学の受験科目の全体像
    1. 愛知県立大学の受験科目とは?前期・後期の基本構造
    2. 5学部の募集人員と選抜区分(2027年度)
  2. 学部別の受験科目と配点一覧【2027年度一般選抜】
    1. 外国語学部の受験科目と配点
    2. 日本文化学部の受験科目と配点
    3. 教育福祉学部の受験科目と配点
    4. 看護学部の受験科目と配点
    5. 情報科学部の受験科目と配点
  3. 配点から読み解く学部別の戦略
    1. 科目別の配点比率を学部ごとに比較
    2. 元塾講師が注目する「リスニング70点」の重み
    3. 前期と後期の違いと後期日程の選び方
  4. 過去の入試結果データ(令和8年度)
    1. 学科別の実質競争率
    2. 合格者平均点と共通テスト得点率の目安
  5. 受験科目に関する注意点と今後の変更
    1. 2028年度から外国語学部の個別試験配点が変わる
    2. 2029年度から外国語学部で情報Ⅰが選択対象に
    3. 教育発達学科は前期募集が縮小・後期なし
    4. 配点だけで志望校を決めることのリスク
  6. 愛知県立大学の受験科目に関するよくある質問
    1. 愛知県立大学の受験に情報Ⅰは必要ですか?
    2. 数学が苦手でも愛知県立大学を受験できますか?
    3. 愛知県立大学の個別試験(2次試験)の試験時間は?
    4. 愛知県立大学で2段階選抜(足切り)はありますか?
    5. 愛知県立大学の後期日程に個別試験はありますか?
    6. 愛知県立大学の一般選抜で英検などの外部試験は使えますか?
  7. 合格に向けて今日からできる準備
    1. 受験科目から逆算した学習計画の立て方
    2. 独学・塾・家庭教師の使い分け
  8. まとめ:愛知県立大学の受験科目は学部ごとの配点比重で対策を変える

愛知県立大学の受験科目の全体像

📌 この章のポイント

愛知県立大学は外国語・日本文化・教育福祉・看護・情報科学の5学部を持つ公立大学です。文系から医療系・理系まで同居しているため、「愛知県立大学の受験科目」とひとくくりにすると誤解が生まれます。まずは全学部に共通する骨格を押さえましょう。

愛知県立大学の受験科目とは?前期・後期の基本構造

📋 受験科目の基本構造(2027年度一般選抜)

愛知県立大学の一般選抜は、大学入学共通テスト+大学独自の個別テスト(2次試験)の合計点で判定する方式です。前期日程は全学部で共通テストの国語・数学・理科・外国語・地歴公民を課し、個別テストは文系3学部が「英語+国語」、看護学部が「英語+面接」、情報科学部が「数学」です。後期日程は外国語・日本文化・社会福祉学科が共通テストのみ、看護・情報科学が共通テスト+面接で判定します。

📅 2027年度一般選抜の日程

区分試験日合格発表
出願期間2027年1月25日(月)〜2月3日(水)
前期日程2月25日(木)3月8日(月)
後期日程3月12日(金)3月23日(火)

出典:愛知県立大学「入試日程」(2026年10月24日参照)

5学部の募集人員と選抜区分(2027年度)

📊 学科・専攻別の一般選抜募集人員

学部・学科(専攻)入学定員前期後期
外国語・英米90703
外国語・ヨーロッパ(フランス語圏)45363
外国語・ヨーロッパ(スペイン語・ポルトガル語圏)55404
外国語・ヨーロッパ(ドイツ語圏)45333
外国語・中国50383
外国語・国際関係55423
日本文化・国語国文50423
日本文化・歴史文化50405
教育福祉・教育発達4022なし
教育福祉・社会福祉50423
看護・看護90455
情報科学・情報科学905418

スペイン語・ポルトガル語圏専攻の前期40名の内訳(合格予定者数)はスペイン語圏32名・ポルトガル語圏8名、教育発達学科の前期22名は小学校教育3名・保育幼児教育19名です。
出典:愛知県立大学「入学定員・募集人員」(2026年10月24日参照)

💡 表から読み取れること

入学定員710名のうち一般選抜前期が504名と約7割を占めます。一方で後期は全体で53名しかなく、多くの学科は3名前後です。愛知県立大学は「前期で決めにいく大学」と捉え、後期はあくまで保険と考えるのが妥当だと考えます。大学受験全体のスケジュール感をつかみたい方は、高1から入試本番までの大学受験ロードマップもあわせてご覧ください。

学部別の受験科目と配点一覧【2027年度一般選抜】

📌 この章の見方

ここからは学部ごとに、共通テストと個別テストの科目・配点を整理します。数値は旺文社「大学受験パスナビ」と河合塾「Kei-Net」の2027年度入試科目情報を照合し、大学公表の令和8年度入試結果の総点と一致することを確認したものです。

外国語学部の受験科目と配点

📋 外国語学部(英米・ヨーロッパ・中国・国際関係)

日程共通テスト個別テスト総点
前期国語100/数学50(1科目)/理科50(基礎2科目または発展1科目)/外国語150(英語はリーディング80・リスニング70に換算)/地歴公民100(2科目・各50)=450点英語200(90分)/国語150(60分、論理国語・文学国語)=350点800点
後期国語200/英語200(リーディング160・リスニング40)/地歴公民100(1科目)=500点なし500点

前期の外国語は英語のほか独・仏・中・韓から選択可、後期は英語のみ。情報Ⅰの配点はありません。

日本文化学部の受験科目と配点

📋 日本文化学部(国語国文・歴史文化)

学科・日程共通テスト個別テスト総点
国語国文・前期国語100/数学100/理科100/外国語100(リスニング20)/地歴公民100(1科目)=500点国語300(古典探究を含む)/英語200=500点1,000点
歴史文化・前期国語国文・前期と同じ=500点国語200(古典探究を含む)/英語200=400点900点
国語国文・後期国語200/数学100/理科100/外国語200(リスニング40)/地歴公民100=700点なし700点
歴史文化・後期国語200/数学100/理科100/外国語200(リスニング40)/地歴または公民200=800点なし800点

教育福祉学部の受験科目と配点

📋 教育福祉学部(教育発達・社会福祉)

学科・日程共通テスト個別テスト総点
前期(両学科)国語100/数学100/理科100/外国語100(リスニング20)/地歴公民100(1科目)=500点国語200(古典探究を含む)/英語200=400点900点
社会福祉・後期国語200/数学100/理科100/外国語200(リスニング40)/地歴公民100=700点なし700点

教育発達学科は2027年度の後期日程の募集がありません。

看護学部の受験科目と配点

📋 看護学部(看護学科)

日程共通テスト個別テスト総点
前期国語200/数学100/理科100/外国語100(リスニング20)/情報Ⅰ50/地歴公民100(1科目)=650点英語200/面接100=300点950点
後期国語200/数学100/理科100/外国語200(リスニング40)/情報Ⅰ50/地歴公民100=750点面接100850点

前期・後期とも、筆記の成績に関係なく面接の得点が著しく低い場合は不合格になる旨の注記があります。

情報科学部の受験科目と配点

📋 情報科学部(情報科学科)

日程共通テスト個別テスト総点
前期国語200/数学200(数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・B・C)/理科150(物理・化学・生物・地学から1)/英語200(リスニング40)/情報Ⅰ150/地歴公民100=1,000点数学500(数学Ⅲ・Cまで)1,500点
後期数学500/理科200/情報Ⅰ200/国語または英語200=1,100点面接1001,200点

📝 配点表の注記

配点は2026年10月24日時点の公開情報に基づく目安です。科目の選択条件(地歴公民の組み合わせ、「地理総合,歴史総合,公共」の可否など)を含め、出願前には必ず大学公式の学生募集要項で最終確認してください。本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。

配点から読み解く学部別の戦略

📌 この章のポイント

配点表を眺めるだけでは「全部大事」に見えてしまいます。そこで、総点に占める各科目の割合を計算し直しました。どの科目が合否を動かすのかが、数字ではっきり見えてきます。

科目別の配点比率を学部ごとに比較

前期日程・総点に占める科目別配点比率(共通テスト+個別テスト) 前期日程:総点に占める科目別の配点比率 外国語800点 国語国文1,000点 歴史文化・教福900点 看護950点 情報科学1,500点 英44%国31%6613% 英30%国40%101010 英33%国33%111111 英32%国21%111151111 1313数47%10107 英語(外国語) 国語 数学 理科 情報Ⅰ 地歴公民 面接 ※数値は総点に対する%(四捨五入)。共通テストと個別テストの同一教科を合算。 出典:旺文社パスナビ・河合塾Kei-Netの2027年度入試科目情報をもとに筆者算出

💡 グラフから見える「勝負科目」

  • 外国語学部:英語が約44%。数学・理科は合わせて約13%にすぎません。
  • 国語国文学科:国語が40%で最大。個別の国語300点には古典も含まれます。
  • 歴史文化・教育福祉:英語と国語が3分の1ずつで並びます。
  • 看護学部:英語・国語の比重が大きく、面接も約1割を占めます。
  • 情報科学部:数学が約47%。共通テスト200点+個別500点で「数学の大学」です。

私が受験生の学習計画を立てるときは、まずこの比率を出してから勉強時間の配分を決めます。たとえば外国語学部志望なら、数学に時間をかけすぎて英語の演習量が落ちるのは、配点の上では割に合わない選択だと考えます。共通テストで何点必要かの考え方は、共通テストボーダーの見方と注意点で詳しく解説しています。

元塾講師が注目する「リスニング70点」の重み

✏️ 外国語学部前期はリスニングがほぼリーディングと同格

配点表で私がいちばん目を引かれたのは、外国語学部前期の共通テスト英語です。リーディング80点・リスニング70点と、リスニングの比重がリーディングとほぼ同じに設定されています。日本文化・教育福祉の前期はリーディング80・リスニング20なので、同じ大学でも扱いがまったく違います。

大学受験生を見ていると、リスニングは「直前期に過去問を数回解けばいい」と後回しにされがちです。しかし外国語学部では、共通テストのリスニングでの10点差が、そのまま約7点の差として合計点に響きます。英語の合計350点のうち、リスニングは70点でちょうど2割を占めます。高3の秋以降からでも、毎日短時間の音声学習を続ける価値は大きいと考えます。英語の学習順に迷う方は、スタサプ英語の最短ルートの考え方も参考になります。

前期と後期の違いと後期日程の選び方

🆚 前期と後期の比較

項目前期日程後期日程
募集人員504名(全体の約7割)53名
個別テスト全学部で実施外国語・日本文化・社会福祉はなし/看護・情報科学は面接のみ
令和8年度 実質競争率(全体)2.2倍7.0倍

出典:愛知県立大学「令和8年度入試結果 一般選抜」(2026年10月24日参照)

⚠️ 後期は「共通テストの完成度」で決まる

後期の文系3学部は個別テストがないため、共通テストの得点がそのまま合否を左右します。募集は数名で、令和8年度は国語国文学科後期が21.7倍、社会福祉学科後期が17.0倍でした。後期を本命にするのは現実的ではなく、前期で合格を狙い、後期は共通テストで高得点を取れた場合の選択肢と位置づけるのが無難です。

過去の入試結果データ(令和8年度)

📌 この章のポイント

受験科目と配点が分かったら、次に気になるのは「何点取れば届くのか」です。大学が公表している令和8年度(2026年度)前期日程の結果から、競争率と合格者の平均点を整理します。令和9年度の前期総点は各学科とも令和8年度と同じです。

学科別の実質競争率

📊 令和8年度 一般選抜の実質競争率

学科・専攻前期後期
英米1.7倍10.8倍
フランス語圏2.4倍5.3倍
スペイン語圏2.4倍12.0倍
ポルトガル語圏3.7倍20.0倍
ドイツ語圏1.1倍7.7倍
中国1.5倍2.7倍
国際関係1.9倍10.7倍
国語国文2.6倍21.7倍
歴史文化2.7倍9.4倍
教育発達(小学校教育)1.8倍9.0倍
教育発達(保育幼児教育)2.2倍17.0倍
社会福祉2.5倍17.0倍
看護2.3倍2.4倍
情報科学3.0倍1.6倍

実質競争率=受験者数÷合格者数。令和8年度は全学部・全学科で2段階選抜は実施されていません。
出典:愛知県立大学「令和8年度入試結果 一般選抜」(2026年10月24日参照)

💬 数字の読み方で注意したいこと

ドイツ語圏前期の1.1倍は低く見えますが、前年の令和7年度は1.8倍でした。募集人員が30〜40名規模の学科では、志願者が数十人動くだけで倍率は大きく変わります。単年の低倍率を「狙い目」と判断して学科を選ぶのは危険で、学びたい言語・分野を優先したうえで、倍率は複数年で見るべきだと考えます。

合格者平均点と共通テスト得点率の目安

🔢 令和8年度 前期日程の合格者平均点

学科・専攻総点(満点)共通テスト合格者平均(得点率)
英米580.3(800)326.1/450(72.5%)
フランス語圏531.5(800)295.0/450(65.6%)
スペイン語圏564.5(800)310.6/450(69.0%)
ポルトガル語圏542.6(800)290.1/450(64.5%)
ドイツ語圏529.8(800)290.4/450(64.5%)
中国516.2(800)291.6/450(64.8%)
国際関係590.8(800)321.8/450(71.5%)
国語国文705.5(1,000)364.4/500(72.9%)
歴史文化630.1(900)364.9/500(73.0%)
教育発達(小学校教育)561.6(900)329.4/500(65.9%)
教育発達(保育幼児教育)570.1(900)337.9/500(67.6%)
社会福祉605.2(900)358.0/500(71.6%)
看護640.1(950)419.7/650(64.6%)
情報科学984.0(1,500)658.1/1,000(65.8%)

大学は合格者の最高点・最低点を公表していないため、平均点で示しています。
出典:愛知県立大学「令和8年度入試結果 一般選抜(前期日程)」(2026年10月24日参照)

💡 平均点から逆算する目標設定

合格者平均の共通テスト得点率は、おおむね65〜73%の範囲に収まっています。ただし平均点は「合格者の真ん中」であり、合格最低点ではありません。私は目標設定の際、合格者平均を「本番で取りたい点」、そこから数%下を「最低限守りたい点」として二段階で置くことをおすすめしています。たとえば英米学科なら、共通テストは合格者平均の326点(72.5%)前後を取りたい点、310点(約69%)前後を守りたい点とする考え方です。共通テスト後の出願判断には、共通テストリサーチの判定の見方も役立ちます。

📝 データの注記

入試結果は令和8年度(2026年度)の実績であり、令和9年度以降の合否を保証するものではありません。年度ごとの共通テストの難易度や志願者動向によって変動します。

受験科目に関する注意点と今後の変更

⚠️ 高1・高2生と浪人を検討中の方は特に注意

愛知県立大学は、外国語学部を中心に今後2年連続で入試の配点・科目を変更すると予告しています。2026年10月時点で高3の方は2027年度入試、高2の方は2028年度入試、高1の方は2029年度入試が対象です。自分が受ける年度のルールで対策を組み立てることが大切です。

2028年度から外国語学部の個別試験配点が変わる

📋 外国語学部前期の配点変更(2028年度入試〜)

項目2027年度2028年度〜
個別テスト 英語200点250点
個別テスト 国語150点100点
英語の合計(共テ+個別)350点400点
国語の合計(共テ+個別)250点200点
総点800点800点(変更なし)

英語の比重は総点の約44%から50%へ上がります。あわせて学校推薦型選抜(全国枠)では、小論文が面接に変わり、英語・国語の評定基準や英検準1級以上などの英語の出願基準が加わります。

出典:愛知県立大学「令和10年度入学者選抜の変更点(外国語学部)」(2026年7月31日公表・10月24日参照)

2029年度から外国語学部で情報Ⅰが選択対象に

📋 外国語学部前期の共通テスト変更(2029年度入試〜)

2028年度までは共通テストの数学・理科を各1科目(各50点)受験し、情報Ⅰは受験不要です。2029年度入試からは数学・理科・情報Ⅰの3科目(各50点)を受験し、高得点の2科目を利用する方式に変わります。共通テストの合計450点、総点800点は変わりません。

出典:愛知県立大学「一般選抜(前期日程)外国語学部の変更点」(2026年7月31日公表・10月24日参照)

💬 高1生へのアドバイス

この変更は、数学が苦手な外国語学部志望者にとっては実質的な救済になり得ると私は見ています。情報Ⅰが得意科目になれば、苦手な数学や理科を合計点から外せる可能性があるからです。ただし3科目すべての受験が必要で、1科目を白紙にしてよいわけではありません。そのため、情報Ⅰは高1・高2の授業内容を定期テストから固めておくのが近道です。授業の予習復習を動画で補いたい方は、スタサプ高校講座の評判と使い方も参考にしてください。

教育発達学科は前期募集が縮小・後期なし

❗ 小学校教育コース志望者は選抜区分の確認を

令和8年度入試結果では、教育発達学科小学校教育コースの前期合格予定者は10名、後期は1名でした。2027年度は前期3名で後期の募集はなく、代わりに総合型選抜(10名)が設けられています。小学校教員を目指す方は、一般選抜だけでなく総合型選抜も含めて受験計画を立てる必要があります。総合型選抜の準備に外部の力を借りるべきかは、総合型選抜で塾が必要な人・不要な人で整理しています。

配点だけで志望校を決めることのリスク

❌ 配点重視の学科選びで起こりやすい失敗

  • 「数学が少ないから」という理由だけで外国語学部を選び、入学後の専門言語の学習が想像と違った
  • 倍率が低かった年の学科を選んだが、翌年に志願者が増えて倍率が上がった
  • 看護学部で筆記対策に集中し、面接の準備が不十分だった(面接が著しく低いと不合格の規定あり)

配点はあくまで「対策の配分」を決める材料です。学びたい内容と将来の進路を先に決め、そのうえで配点に合わせて戦略を組む順番を守ることをおすすめします。

愛知県立大学の受験科目に関するよくある質問

❓ よくある質問

受験生・保護者の方から出やすい疑問をまとめました。

愛知県立大学の受験に情報Ⅰは必要ですか?

❓ Q. 情報Ⅰは必要?

A. 2027年度一般選抜で共通テストの情報Ⅰに配点があるのは看護学部と情報科学部です。外国語学部は2028年度まで情報Ⅰの受験は不要で、2029年度入試から数学・理科・情報Ⅰのうち高得点2科目を利用する方式に変わると大学が予告しています。

数学が苦手でも愛知県立大学を受験できますか?

❓ Q. 数学が苦手でも受けられる?

A. 前期日程は全学部で共通テストの数学が必要ですが、外国語学部前期は数学の配点が800点中50点と小さく抑えられています。外国語学部・日本文化学部・社会福祉学科の後期日程は共通テストの国語・外国語・地歴公民などで判定し、外国語学部後期には数学がありません。

愛知県立大学の個別試験(2次試験)の試験時間は?

❓ Q. 個別試験の試験時間は?

A. 外国語学部前期の個別テストは外国語(英語)90分、国語60分と大学が公表しています。他学部の試験時間は今回参照した公開資料の本文から確認できなかったため、学生募集要項でご確認ください。

愛知県立大学で2段階選抜(足切り)はありますか?

❓ Q. 足切りはある?

A. 大学公表の令和8年度入試結果では、全学部・全学科・全専攻で2段階選抜は実施されていません。令和9年度の実施の有無は、出願後に大学から公表される情報をご確認ください。

愛知県立大学の後期日程に個別試験はありますか?

❓ Q. 後期に個別試験はある?

A. 外国語学部・日本文化学部・教育福祉学部社会福祉学科の後期日程は個別テスト等を課さず、共通テストと出願書類で判定します。看護学部と情報科学部の後期日程は面接(100点)を課します。2027年度は教育発達学科の後期日程の募集はありません。

愛知県立大学の一般選抜で英検などの外部試験は使えますか?

❓ Q. 英検は使える?

A. 今回参照した2027年度一般選抜の科目情報には、英語外部試験を得点換算・出願要件に使う規定は見当たりませんでした。一方、外国語学部の学校推薦型選抜(全国枠)では、2028年度入試から英検準1級以上などが英語の出願基準の一つになると予告されています。

合格に向けて今日からできる準備

📌 この章のポイント

受験科目と配点を把握できたら、それを具体的な学習計画に落とし込む段階です。ここでは、配点比率から逆算する手順と、学習手段の選び方をまとめます。

受験科目から逆算した学習計画の立て方

🔰 配点から逆算する4ステップ

① 受験年度の配点を確定する
自分が受ける年度の配点を、本記事の表と大学の募集要項で確認します。
② 科目別の比率を出す
総点に占める割合を出し、上位2科目を「勝負科目」と決めます。
③ 目標点を二段階で置く
令和8年度の合格者平均を参考に、「取りたい点」と「守りたい点」を科目別に割り振ります。
④ 時間配分を比率に寄せる
週の学習時間を、勝負科目に厚く配分します。苦手科目は「最低限守る」水準を目標にします。

独学・塾・家庭教師の使い分け

💬 学習手段の選び方

共通テスト科目の基礎固めは、映像授業を使った独学でも十分に進められます。スタサプ大学受験講座の評判と実態では、共通テスト対策講座の使い勝手も解説しています。ただし、個別テストの英作文や国語の記述、看護学部の面接は、第三者の添削・練習相手がいないと伸ばしにくい分野です。映像授業だけでどこまで戦えるかは、スタサプだけで大学受験に臨む場合の限界で整理しています。

記述添削や面接練習まで任せたい場合は、塾・家庭教師の比較から検討するのが近道です。学習塾・家庭教師のおすすめ比較で、目的別に選び方をまとめています。

まとめ:愛知県立大学の受験科目は学部ごとの配点比重で対策を変える

🎯 この記事のまとめ

  • 前期は全学部で共通テスト+個別テスト。後期は外国語・日本文化・社会福祉が共通テストのみ
  • 外国語学部は英語が約44%、国語国文学科は国語が40%、情報科学部は数学が約47%
  • 外国語学部前期は共通テストのリスニングが70点と重い
  • 令和8年度の前期合格者平均は、共通テスト得点率でおおむね65〜73%
  • 外国語学部は2028年度に英語の比重が50%へ、2029年度に情報Ⅰが選択対象に

愛知県立大学の受験科目は、学部ごとに「勝負科目」がはっきり分かれています。配点比率から逆算して勉強時間を配分することが、合格への最短ルートだと私は考えます。

✅ 愛知県立大学の受験科目と相性がよい人

  • 英語・国語が得意で、文系科目を軸に戦いたい人(外国語・日本文化・教育福祉)
  • 数学に自信があり、2次で逆転を狙いたい人(情報科学)
  • 共通テストで幅広く安定して得点できる人

❌ 対策の組み直しが必要になりやすい人

  • 共通テストを少数科目に絞って受験する予定の人(前期は5教科以上が必要)
  • リスニング対策を後回しにしている外国語学部志望者
  • 面接対策をしていない看護学部志望者

🎓 著者プロフィール

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師

中学時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高校に合格。慶應義塾大学経済学部卒業。在学中から早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、指導歴は10年超。現在はフリーランスのプロ家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校生・浪人生・不登校・発達障害のある生徒の指導に携わっています。

この記事を書く理由:大学受験生の学習計画づくりで、配点比率から勉強時間を逆算する指導を続けてきました。その視点で、公開情報だけでは見えにくい「どの科目が合否を動かすか」を整理するために本記事を執筆しました。

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📚 調査概要

  • 調査対象:愛知県立大学 2027年度(令和9年度)一般選抜の受験科目・配点、募集人員、入試日程、令和8年度入試結果、2028・2029年度の変更予告
  • 調査方法:大学公式サイト・公表資料の調査/大手受験情報サイトの入試科目情報との照合/著者の指導経験に基づく分析
  • 調査実施日:2026年10月24日
  • 情報の限界:学生募集要項の配点表本文は画像形式で参照できなかったため、科目・配点は旺文社・河合塾の掲載情報を大学公表の総点と照合して記載しました。外国語学部以外の個別テストの試験時間、地歴公民の詳細な選択条件、個別テストの出題形式・傾向は確認できていません。著者は愛知県立大学の受験生を直接指導した経験はありません。
  • 利益相反の有無:なし(愛知県立大学および紹介サービスとの金銭的関係はありません)

🏷️ 記事情報

公開日:2026年10月24日/最終更新日:2026年10月24日
※情報変更があった場合は随時更新します。

慶應義塾大学経済学部在籍当時の学生証

慶應義塾大学経済学部在籍当時の学生証

私の早稲アカ講師時代の給与明細

早稲アカで働いていた証明として、当時の給与明細を載せておきます。

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