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🎓 この記事を書いた人
kou/教育系Webライター・プロ家庭教師(指導歴10年超)
中学生時代に早稲田アカデミーへ通い慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導しました。現在はフリーランスとして中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校・浪人生の指導に携わり、スタディサプリを併用している生徒も担当しています。当サイトはいかなる教育機関にも忖度しない方針で、メリットだけでなくデメリットも開示しています。
🎯 結論:スタサプの英語ルートは「積み上げ順」より「絞る順」で決まる
結論:スタサプの英語ルートは、「文法 → 解釈 → 長文 → 志望校対策」という縦の順番を守りつつ、同時に走らせる講座を1本か2本に絞るのがもっとも崩れにくい形だと私は考えています。スタサプは7教科26科目・約4万本の講義が定額で見放題という設計なので、英語だけでも文法編・読解編・長文編・英作文編・リスニング編と選択肢が並びます。この「選べすぎる」構造こそが、私が併用生徒を見てきて最初につまずくポイントでした。
📋 この記事で解決できること
- スタサプの英語講座がどう区分されていて、どこから手をつければいいのか
- 高1・高2と高3で、受けるべき講座がどう変わるのか
- 国公立・難関私大・英検併用で、ルートがどこから枝分かれするのか
- ルートを完走するのに必要な講義数・時間・費用の目安
- 映像講座だけでは埋まらない部分を、何で補うべきか
読み終えたときには、「自分は明日どの講座の第1講を再生すればいいか」が1本に決まっている状態を目指しています。
📝 執筆にあたっての立場と情報の範囲
私はスタディサプリを併用する生徒の指導は経験していますが、私自身が全講座を最後まで受講した立場ではありません。そのため講座名・講義数・料金・機能はスタディサプリ公式の講座案内など一次情報の範囲でお伝えし、ルート設計の考え方については指導経験に基づく私見であることを明示して書き分けます。本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教材の選択は、ご本人と保護者の方が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。
スタサプの英語ルートとは?
🔰 この章でわかること
「スタサプ 英語 ルート」と検索する人の多くは、講座が多すぎて順番が決められない状態にあります。実際、スタサプの英語は学年ではなくレベルと分野の掛け合わせで並んでいます。この構造を先に理解しておくと、あとのルート表が一気に読みやすくなります。
スタサプの英語講座は「4レベル×分野別」で組み立てられている
📊 レベルの区分と想定される到達点
公式は講座レベルを4段階に分け、それぞれ目指す大学像を明示しています。まず自分がどの段のどこにいるかを決めるのが、ルート設計の第一歩です。
| レベル | 公式が示す対象 |
|---|---|
| トップレベル | 最難関国公立・最難関私立大学を目指す方向け |
| ハイレベル | 難関国公立・難関私立大学を目指す方向け |
| スタンダードレベル | 一般的な国公立・私立大学を目指す方向け |
| ベーシックレベル | 教科書レベルの基礎項目をしっかり学びたい方向け |
出典:スタディサプリ公式「通年・科目別講座」(2026年4月時点の情報)
🔍 分野は「文法・読解・長文・解釈・英作文・リスニング」に分かれる
高1・高2の通年講座は文法編・読解編・長文編が中心で、高3になると英文解釈編・長文演習編・英作文編(和文英訳編/自由英作文編)・リスニング編・英単語補充編が加わります。つまり学年が上がるほど分野が細かく割れていく構造です。英文法だけをどう選ぶかは関先生と肘井先生の文法講座を比べた解説で詳しく整理しています。
英語ルートを考えるうえで押さえたい講師の役割分担
🏢 公式が示す担当領域
公式のプロフィールでは、関正生先生は「スタディサプリでは主に英文法の講座を担当」、肘井学先生は「主に英文読解の講座を担当」と紹介されています。ただし実際の講座一覧を見ると、高1・高2の文法編・読解編・長文編は肘井先生の担当が並び、高3スタンダードレベルの文法編は関先生が担当しています。「関=文法、肘井=読解」と単純に割り切ると、学年によっては担当が食い違います。
💬 講師で選ぶ前に確認してほしいこと
私が生徒から一番多く受ける質問が「関先生と肘井先生、どっちを受ければいいですか」です。ただ、ルートという観点では順番より先に決めるべきは自分が受けるレベルで、担当講師はその結果として決まります。講師の指導スタイルそのものを知りたい場合は、関正生先生の担当講座と評判のまとめを先に読んでから講座を選ぶと、ミスマッチが減ると考えています。
💬 ルートの継ぎ目は「学年」ではなく「講師交代」に出る
私がこの記事で最も伝えたいのはここです。高1・高2の文法編・読解編・長文編はいずれも肘井先生の担当で並びますが、高3スタンダードレベルの文法編では関先生の担当に切り替わります。ルートの継ぎ目は学年の変わり目ではなく、解説の体系が入れ替わるこの一点に出ると私は考えています。
選択肢は二つです。高3で関先生の文法編に移り、丸暗記に頼らない視点で入試頻出問題を整理し直すか。あるいは肘井先生のハイレベル・トップレベルへ横に伸ばし、同じ体系のまま難度だけを上げるか。どちらが優れているかという話ではなく、途中で体系を乗り換えるコストを払う価値があるかどうかで決める問題です。
公式に掲載されている2025年度の明治大学合格者の声でも、関先生を英文法、肘井先生を長文と役割で分けて挙げています(出典:スタディサプリ公式サイト 合格者の声)。両先生を併用する前提なら、この継ぎ目をいつ置くかを先に決めておくと迷いが減ります。
学年別ではなく「到達度別」に選ぶのが基本
⭕ 学年を超えて選べる仕組みがルートの自由度を生む
ベーシックコースでは、現在の学年や年齢に関わらず小1から高3までの講座をすべて視聴できます。学年を超えた復習も先取りも追加料金なしで可能という設計です。これはルート設計上とても大きな意味を持ちます。高2の生徒が中学総復習英語に戻ることも、高1の生徒が高3の文法編に進むことも、契約上は何の制約もありません。
⚠️ 自由度が高いことの裏返し
一方で、この自由度は「どこから始めても良い」=「どこから始めるかを自分で決めなければならない」ということでもあります。塾なら講師が学年とクラスで自動的に決めてくれる部分を、スタサプでは受講者側が判断します。ルートを事前に紙に書き出しておくかどうかで、成果の差が最も大きく出るのはここだと私は感じています。
学年・到達度別のスタサプ英語ルート早見表
🧭 この章の使い方
ここからは実際のルートを、公式の講座名と講義数をもとに具体化します。数字は2026年4月時点の公式講座案内に基づくもので、講座名・講義数・講義内容は変更される場合があります。受講前にログイン後の講座一覧で最新の状況をご確認ください。
高1・高2の基本ルート(土台づくり〜文法・読解)
📋 高1・高2で通るべき順番
中学総復習英語10講(竹内健先生)/英語超入門2講・英単語入門編3講(関正生先生)で、単語と文の仕組みの土台を作ります。
ベーシックレベル英語33講(肘井学先生)。公式では「ゼロから英語を学べる講座」とされ、高校英文法の範囲を網羅的に扱います。
高1・高2 スタンダードレベル英語<文法・読解編>24講(肘井学先生)。例外を極力省き、ルールが存在する理由に焦点を当てる構成です。
高1・高2 ハイレベル英語<文法編>24講(肘井学先生)。基本的な英文法の定着を前提に、復習テストを含めると約1000問の入試実戦問題を扱います。
高1・高2では読解編・長文編へ進み、高3ではここに英文解釈編・長文演習編が加わります。どのレベルで開講されているかは変更される場合があるため、進む前に講座一覧でご確認ください。
どの段も「講義を見る → 確認テストで到達度を測る → 問題集で演習する」までで1セットです。講義の消化本数だけを数えないようにしてください。
✏️ ②と③を飛ばしていいかの判断基準
私が使っているのは点数ではなく単元での判定です。ベーシックレベル英語33講は、文型と文の要素・時制・助動詞・受動態・不定詞・動名詞・分詞・比較・関係詞・仮定法といった単元を順に扱います。この一覧を手元に置いて、直近の定期テストや模試で失点した単元が3つ以上ここに含まれるなら②から、1つか2つなら③から入ってその単元だけ②に戻るという切り分け方です。
点数だけで切ると「7割は取れているのに関係詞だけ壊滅している」という生徒を取りこぼします。どの講座が人気かではなく、自分の穴で決める。実際にどの講座が選ばれているかを知りたい方は、合格者の声から人気講座を分析した記事も参考になります。
⚠️ レベルを1段上げたくなったときの判断
ルートが崩れる原因として、順番の間違いと同じくらい多いのがレベルの背伸びです。高1・高2のハイレベル英語<文法編>は、公式の講座概要で基本的な英文法の定着を前提として進めると位置づけられており、復習テストを含めると約1000問の入試実戦問題を扱う演習中心の構成です。前提が満たされていない状態で入ると、解説を聞いても手が動かず、演習だけが積み残っていきます。
症状は分かりやすく出ます。1講あたりの正答率が半分を切り、1講の消化に2日以上かかるようなら1段下げる合図だと私は判断しています。レベル選びで迷った受講者が実際にどう感じているかは、高校講座の口コミをまとめた記事も判断材料になります。
高3・受験学年のルート(文法→解釈→長文→志望校対策)
📋 高3で分野が細かく割れる
高3の英語は、スタンダードレベルで文法編・英文解釈編・読解編・長文演習編・和文英訳編・自由英作文編・英単語補充編、ハイレベルとトップレベルではリスニング編・英作文編まで用意されています。順番としては、文法で穴を埋め、解釈で一文を正確に取り、長文でスピードを上げ、最後に志望校対策で形式に慣れるという流れが素直です。
| 時期の目安 | 中心に置く講座 |
|---|---|
| 春〜初夏 | 高3 文法編(スタンダードは関正生先生が24講で担当) |
| 初夏〜夏 | 英文解釈編・読解編 |
| 夏〜秋 | 長文演習編+共通テスト対策講座 |
| 秋〜直前 | 志望校対策講座・英作文編・リスニング編 |
※ 時期の割り振りは私の指導経験に基づく目安であり、公式が定めたカリキュラムではありません。
📌 浪人生・高卒生はどこから入るか
公式は高3と高卒生を同じカテゴリーで扱っており、受けられる講座も共通です。ただし入口は学年ではなく現役時の到達度で決まります。現役時に文法を一通り仕上げているなら英文解釈編・長文演習編から、文法に穴を残したまま入試を迎えたなら高3の文法編に戻ってから。学年に関わらず全講座を視聴できる仕組みなので、戻ること自体に追加費用も制約も発生しません。
🧭 公式の学習プランと自作ルートの使い分け
見落とされがちですが、スタサプには志望校に応じた講師監修の学習プランが用意されており、いつ何を勉強すべきかが提示されます。しかもプランには講座だけでなく市販の参考書や問題集も組み込まれています。つまり「ルートを自分で組む」か「公式のプランに乗る」かは、最初から選べる状態にあります。
私の考えでは、志望校が固まっているなら公式プランを土台にして英語だけ自分で調整するのが最も速く、志望校がまだ揺れている段階なら本記事のような汎用ルートで文法と読解を固めておくほうが無駄が出ません。ゼロから全部を自作する必要はありません。
📈 志望校対策講座は講義数が少なく、終盤に置きやすい
志望校対策講座は1講座あたりの講義数が絞られています。東京大学・京都大学・北海道大学・東北大学・名古屋大学・大阪大学・九州大学・早稲田大学・慶應義塾大学の英語対策講座はいずれも10講、難関国公立大英語対策講座と国公立大英語対策講座は5講、関東難関私大は7講、関西難関私大と私大は6講という構成です。通年講座を終えてから短期集中で当てられるボリュームなので、秋以降に置く前提でルートを引くと組みやすくなります。
英語が苦手な人・基礎から立て直す場合のリカバリールート
🔺 高3から始める場合は「削る勇気」が要る
高3の夏以降にゼロから始める場合、ベーシックレベル英語33講をすべて視聴してから高3の文法編に進むと、それだけで秋が終わります。この場合は、まず志望校の出題形式を確認し、必要な分野に絞って講座を横断的に拾う組み方に切り替えたほうが現実的です。「全部受けきる」ことは目的ではありません。
📊 ルート順に見た累積講義数と、負荷が集中する位置
🧭 まずは講座一覧の実物を確認する
ルートを紙の上で決めても、実際の講座名や講義数が変わっていれば意味がありません。最新のラインナップは公式で確認するのが確実です。
※PR・広告/※講座名・講義数は変更される場合があります。公式サイトで最新情報をご確認ください。
志望校別に見るスタサプ英語ルートの分岐点
🆚 分岐が起きるのは「長文の次」
ここまでのルートは志望校を問わずほぼ共通です。分かれるのは長文演習を終えたあと、どの出題形式に時間を割くかという段階です。国公立と私大では、そもそも英語で問われる技能の比重が違います。
国公立志望のルート(共通テスト+記述への対応)
📌 リスニングと記述を先に組み込む
国公立志望では、共通テスト対策講座の英語がリーディング編とリスニング編に分かれて用意されている点が効いてきます。加えて国公立大英語対策講座は、長文読解・要約・グラフや図表を使った英作文といった国公立特有の出題傾向を扱う構成です。難関国公立大英語対策講座は5講で、予習・講義・復習で1つの長文を完璧にするイメージで取り組むよう案内されています。大学入試センターが公表する各年度の出題方針も併せて確認しておくと、講座の位置づけが掴みやすくなります。
難関私大志望のルート(長文量と正誤問題への対応)
📌 大学ごとに扱う設問形式が違う
私大系の志望校対策講座は、大学ごとに設問形式が明確に分かれています。早稲田大学英語対策講座は段落要旨問題の解法に踏み込み、慶應義塾大学英語対策講座は連立完成問題・正誤問題・選択問題を扱ったうえでSFCの超長文演習まで含みます。関東難関私大は7講、関西難関私大は6講で複数大学の過去問を横断する形です。志望校が確定しているなら大学別を、まだ幅があるなら地域別を選ぶのが素直な分け方だと考えます。実際の受講者の受け止め方は大学受験講座の口コミを整理した記事にまとめています。
🔗 演習に使う市販教材との接続
スタサプの講師陣は市販参考書の著者でもあります。講義と同じ体系で書かれた本を演習に充てると用語や解法の言い換えでつまずきにくく、シリーズ全体の位置づけはポラリス全26冊をレベル別に整理した記事にまとめています。
英検を併用する場合のルート
📌 資格対策講座は通年講座と別枠にある
スタサプには資格対策講座として英検®対策講座が用意されており、2級対策講座8講と準2級対策講座9講を肘井学先生、3級対策講座9講を岩瀬俊介先生が担当しています。リーディング・リスニング・ライティングの問題形式に沿って類題に取り組む構成です。通年講座の代わりにはならず、受検前の仕上げとして横に差し込む位置づけと考えるのが実態に近いでしょう。級ごとの出題形式は日本英語検定協会の公式サイトで確認できます。
※「英検®」は公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。本記事は同協会の承認や推奨を受けたものではありません。
英語ルート設計の落とし穴
🗣️ ここからは私の見解です
この章は公式情報の紹介ではなく、スタサプを併用する生徒を指導してきた立場からの私見です。同じ教材を使っていても伸びる子と止まる子がいて、その差は講座選びよりも講座の外側の設計にあると感じています。
「講座を全部受ける」ルートは高い確率で崩れる
❌ 見放題であることが計画を壊す
定額で全講座が見放題という設計は、費用面では大きな利点です。ただ計画面ではこれが逆に働きます。理由は気持ちの問題ではなく、講座の構造にあります。公式の講座内容を並べると、高1・高2の文法編と読解編には不定詞・分詞・関係詞・比較・仮定法といった単元が双方に登場します。同じ単元を別々の講座で二度受けると、復習が二か所に分散して、どちらも定着しないまま次の単元に進んでしまうのです。
だからこそ私は、同時に走らせる講座を2本までに決めることをすすめています。1本を主軸に据え、もう1本は軽い並走にとどめ、単元が重なる講座どうしは時期をずらす。この形に変えてから中断が減った生徒を、私は何人も見てきました。
演習量は市販教材で補う前提でルートを引く
❗ これは公式も前提にしている
公式の学習プランには、理解の定着や実践力の養成のためにスタディサプリの講座だけでなく市販の参考書や問題集も提示すると明記されています。つまり演習量の不足は欠点というより設計思想です。ルートを引くときに問題集の枠を先に確保しておかないと、講義だけ進んで得点が動かない状態になります。演習量の実態と補い方は問題集・演習量についての検証記事で詳しく扱っています。
音読と単語は映像講座の外側に置く
💬 講義の外側に置くもの、仕組みに任せるもの
英単語入門編は3講、英語超入門は2講と、入口の講座は意図的に短く作られています。ここから先の単語暗記と音読は、講義を見る行為とは別の時間として確保しないと積み上がりません。一方で進捗の管理まで自力でやる必要はなく、講義ごとの確認テストで到達度を測る仕組みは用意されています。使い方は確認テストの仕組みを解説した記事にまとめました。共通テストのリスニングに向けては、ディクテーションと音読トレーニングの機能をルートに組み込むのが合理的だと考えています。
学校の進度とルートが衝突したときは、私は定期テストの2週間前だけ学校の範囲を優先し、それ以外の時期はルートを止めない方針を取っています。先取りを完全に止めると再開のコストが大きく、かといって内申点を捨てるのも現実的ではないからです。
スタサプ英語ルートの費用と時間の目安
💰 料金は全講座共通の定額制
ベーシックコースの料金は、月払いで月額2,178円、12か月一括払いで総額21,780円(月あたり1,815円)です。入会金・初期費用は不要で、現在の学年に関わらず小1から高3までの全講座を視聴できます。英語だけを受けても全教科を受けても料金は変わりません。
| 支払い方法 | 金額 |
|---|---|
| 月払い | 月額2,178円 |
| 12か月一括払い | 総額21,780円(月あたり1,815円) |
| テキスト冊子 | 1冊1,320円(税込・送料込) |
| テキストPDF | ダウンロード無料(一部対象外あり) |
| 無料体験 | 14日間 |
出典:スタディサプリ公式サイト 料金ページ・特定商取引法に基づく表記/表示価格はWebサイトで受講申し込み手続きをした場合に適用されます。
金額の位置づけも確認しておきます。公式は文部科学省「子供の学習費調査」(令和5年度)の高等学校(全日制)学習塾費などをもとに、学習塾が年間約38万円であるのに対しスタディサプリは年間約2.2万円と比較しています。差は大きいものの、塾の費用には質問対応や強制力のある学習環境といった映像教材に含まれない要素が入る点は、差し引いて考える必要があります。コース自体の仕組みはベーシックコースの解説記事で整理しています。
📝 費用に関する注記
本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。アプリ内決済(App Store決済・Google Play Store決済)は決済手数料を含むため、他の決済方法と価格が異なります。また、利用停止に伴う残期間分の払い戻しは原則として行われません。
ルート完走に必要な講義数と時間の試算
🧮 講義数から逆算する
基礎から高3の文法編までを通す標準的なルートを、公式の講義数で足し合わせてみます。中学総復習英語10講+ベーシックレベル英語33講+スタンダード文法・読解編24講+高3スタンダード文法編24講で、合計91講。ここに読解編・長文編・志望校対策が加わります。高校講座の授業は1回約10分と案内されています。ここまでが公式サイトで確認できる事実です。
そのうえで、あくまで私が生徒の計画を組むときの目安をお伝えすると、1日1講のペースで約3か月、復習と演習の時間を含めれば半年前後を見ています。これは公式が示した期間ではありません。視聴時間だけで計画を立てると、まず足りなくなります。
💳 テキスト費用をどう見るか
テキストはPDFを無料でダウンロードできますが、英語のように書き込みながら進める科目では冊子を選ぶ人もいます。1冊1,320円という単価をルート全体でどう積むかは、受講する講座数によって変わります。判断の基準はテキスト購入の要否を検証した記事と、学年別の総額をまとめた高校生料金の解説記事を併せてご覧ください。
【PR】14日間の無料体験で関先生・肘井先生の授業を確かめる
※PR・広告/※14日間には受講申し込み日を含みます。適用条件は公式サイトで最新情報をご確認ください。
スタサプ英語が向いている人・向いていない人
⚖️ 相性は「自分で順番を決められるか」で決まる
ここは記事の中で最も正直に書いておきたい部分です。教材の質と、その教材が自分に機能するかどうかは別の問題だからです。
向いている人の特徴
✅ こういう人はルートが機能しやすい
- 学習計画を自分で立て、週単位で修正できる
- 戻り学習に抵抗がなく、必要なら中学範囲まで下がれる
- 問題集を別に用意して、講義と演習を分けて回せる
- 費用を抑えつつ、志望校別の対策まで一つの教材で完結させたい
向いていない人の特徴
❌ 別の選択肢を検討したほうがよい場合
- 何をいつやるかを外部から指示されないと着手できない
- 質問できる相手がいないと、疑問が出た時点で止まってしまう
- 英作文の添削のように、人が見る必要がある指導を求めている
- 強制力のある環境(通塾・自習室など)がないと机に向かえない
これは能力の問題ではなく、単に学習環境との相性の問題です。私自身、映像教材が合わずに個別指導へ切り替えて伸びた生徒を何人も見ています。他の選択肢と並べて比べたい方は、学習塾・家庭教師のおすすめ比較を先に確認してください。
教材そのものへの評価がどう割れているかを知りたい場合は、スタサプ全4講座の口コミ実態も併せてご覧ください。
よくある質問
❓ Q1.スタサプの英語だけで大学受験に対応できますか?
A.講義と講師監修テキストで、文法・読解・長文・英作文・リスニング、さらに志望校別対策までを一通りそろえることは可能です。ただし公式の学習プラン自体が市販の参考書や問題集の併用を前提に組まれているため、演習量は講座外で補う設計だと考えたほうが安全です。
❓ Q2.関正生先生と肘井学先生はどちらから受けるべきですか?
A.講師で決めるのではなく、自分が受けるレベルの担当講師を講座一覧で確認するのが確実です。高1・高2の文法編・読解編は肘井先生、高3スタンダードレベルの文法編は関先生と、学年とレベルで担当が入れ替わります。
❓ Q3.スタサプの英語ルートは何か月くらいで終わりますか?
A.講義本数から機械的に見積もると、ベーシックレベル英語33講、スタンダードレベルの文法・読解編24講のように1講座あたり20〜30講前後です。1日1講のペースなら1講座あたり約1か月ですが、復習と演習を含めると実質はその1.5倍から2倍を見ておくと計画が崩れにくくなります。
❓ Q4.スタサプの英語テキストは購入しないといけませんか?
A.すべての講義に講師監修のテキストが用意されており、ダウンロードして無料で利用できます。一部ダウンロードできないテキストもあり、冊子版は1冊1,320円(税込・送料込)で販売されています。印刷にかかる費用は自己負担です。
❓ Q5.英語が苦手でも中学内容からやり直せますか?
A.ベーシックコースでは学年に関わらず小1から高3までの講座を視聴できます。英語では中学総復習英語10講や英語超入門2講、英単語入門編3講といった入口の講座が用意されているため、高校英文法に入る前に土台を作り直すルートが取れます。
❓ Q6.共通テストのリスニング対策もスタサプでできますか?
A.英語音声付きの共通テスト対策講座がリーディング編とリスニング編に分かれて用意されています。加えて、聞き取った英文を書き出すディクテーションと、お手本音声に合わせて読む音読トレーニングの機能があり、講義視聴だけで終わらせない設計になっています。
まとめ:スタサプ英語ルートは「絞って回す」が結論

🎯 この記事の要点
- スタサプの英語は学年ではなく4レベル×分野で並ぶ。まず自分のレベルを決めるのが出発点
- 順番は「文法 → 解釈 → 長文 → 志望校対策」。同時に走らせる講座は2本までに絞ると崩れにくい
- 志望校対策講座は5〜10講と短く、秋以降に置く前提でルートを引ける
- 料金は月額2,178円、12か月一括なら月あたり1,815円。全講座見放題で英語だけでも料金は同じ
- 演習量は市販教材で補う設計。これは欠点ではなく公式が明示している前提
- 自分で順番を決められるかどうかが、この教材が機能するかの分かれ目
⭕ 向いている人・向いていない人チェックリスト
| チェック項目 | 判定 |
|---|---|
| 週単位で自分の計画を修正できる | 向いている |
| 問題集を別に用意して演習を回せる | 向いている |
| 戻り学習に抵抗がない | 向いている |
| 指示がないと着手できない | 向いていない |
| 質問できる相手が必要 | 向いていない |
| 英作文の添削を求めている | 向いていない |
🗝️ 最後に:ルートは机上で完成しない
ここまで読んで自分のルートが見えたなら、次は実際に第1講を再生して、講義のテンポと自分の相性を確かめる段階です。14日間の無料体験には受講申し込み日が含まれ、Webサイトかつクレジットカード決済での申し込み手続きをした場合に適用されます。
※PR・広告/※適用条件・料金は変更される場合があります。公式サイトで最新情報をご確認ください。
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🎓 執筆者プロフィール
kou/教育系Webライター・プロ家庭教師(フリーランス)
専門領域:中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校・浪人生・不登校・発達障害のある生徒の指導。指導歴は10年を超えます。
経歴:中学生時代に早稲田アカデミーへ通い慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導しました。
この記事を書ける理由:大学受験英語の指導を長く担当し、スタディサプリを併用する生徒のカリキュラム設計にも関わってきました。映像教材が機能する生徒と機能しない生徒の差を現場で見てきた立場から、講座の並べ方だけでなく「どこで崩れるか」まで踏み込んで書いています。
📋 調査概要
- 調査対象:スタディサプリ 高校講座・大学受験講座の英語関連講座(通年・科目別講座/志望校対策講座/共通テスト対策講座/資格対策講座)および料金・支払い条件
- 調査方法:スタディサプリ公式サイトの講座案内・料金ページ・講師紹介ページ・特定商取引法に基づく表記の調査/著者の業界知見(大学受験英語の指導およびスタディサプリ併用生徒の指導経験)
- 調査実施日:2026年8月1日
- 情報の限界:私は本サービスの全講座を受講者として最後まで視聴した経験がありません。各講座の講義内容の詳細、受講者の学習効果に関する定量データ、講座ごとの受講者数の内訳は確認できませんでした。講義数は公式が「2026年4月時点の情報」と注記した講座案内に基づくもので、その後の変更は反映されていません。本記事に受講者へのヒアリングや実地調査は含みません。
- 利益相反の有無:本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。成果が発生した場合、当サイトに報酬が支払われます。ただし紹介対象からの記事内容に関する指示・監修・事前確認は一切受けていません。
📚 参考文献・引用元一覧
- スタディサプリ 高校講座(2026年8月1日参照)
- スタディサプリ 高校講座 料金(2026年8月1日参照)
- スタディサプリ 通年・科目別講座(2026年8月1日参照)
- スタディサプリ 大学受験講座(2026年8月1日参照)
- スタディサプリ 志望校対策講座(2026年8月1日参照)
- スタディサプリ 講師紹介(2026年8月1日参照)
- 特定商取引法に基づく表記(2026年8月1日参照)
- 大学入試センター(2026年8月1日参照)
- 公益財団法人 日本英語検定協会(2026年8月1日参照)
- 消費者庁 景品表示法(2026年8月1日参照)
🏷️ 更新履歴
公開日:2026年8月1日/最終更新日:2026年8月1日
※情報変更があった場合は随時更新します。



