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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師
指導歴10年超。早稲田アカデミーから慶應義塾高校へ進学し、慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、現在はフリーランスで中学受験から大学受験・浪人生まで指導しています。
公開日:2026年10月28日/最終更新日:2026年10月28日/※情報変更があった場合は随時更新します。
結論:防衛大学(正式名称:防衛大学校)の受験は、推薦・総合選抜・一般の3種目から最大2つまで併願でき、学力だけでなく口述試験と身体検査で「幹部自衛官になる適性」まで問われる試験です。
第74期(2026年4月入校)の一般採用試験は全体で8.8倍。ただし人文・社会科学専攻は21.5倍と、理工学専攻(6.3倍)の3倍以上の狭き門でした。学費はかからず学生手当も出ますが、その代わりに全寮制の4年間と卒業後の任官が前提になります。
「防衛大学を受けてみたいけれど、普通の大学受験と何が違うのかわからない」「倍率や試験科目、身体検査の基準が知りたい」とお悩みではありませんか?
- 防衛大学校が一般の大学と違う点(身分・学費・手当)
- 推薦・総合選抜・一般の3種目の日程と受験資格、併願ルール
- 第74期の専攻別・男女別の倍率と、数字の読み方
- 一般採用試験の科目と、2次試験(口述・身体検査)の中身
- 全寮制・任官辞退など、受験前に知っておきたい注意点
読み終えるころには、自分が受けるべき試験種目と、今日から何を準備すればよいかが判断できるはずです。
私は防衛大学校を受験した経験はなく、防大志望者を専門に指導してきたわけでもありません。そのため本記事は、防衛省・防衛大学校の公式情報と募集要項を調査したうえで、大学受験の指導者として「日程の組み方」「科目の優先順位」「面接・小論文」をどう考えるかを加えてまとめています。特定の教育機関から対価を受けて書いた記事ではありません。
- 令和9年度(2027年4月)入校の推薦・総合選抜採用試験は試験が終了しています。
- 一般採用試験の出願は10月15日で締め切られ、1次試験は10月31日(土)です。
- 高1・高2で防大を考えている方は、次年度(令和10年度入校)の募集要項の公表を待ちつつ、本記事の科目・倍率を目安に準備を始めてください。
防衛大学の受験とは?一般の大学受験との違い
「防衛大学」と呼ばれることが多いものの、正式名称は「防衛大学校」です。名前は似ていても、文部科学省が所管する大学とは仕組みが根本から違います。まず受験の前提となる学校の性格と、学生の身分・お金の話を整理します。
防衛大学校とは?幹部自衛官を育てる防衛省の学校
防衛大学校とは、将来の幹部自衛官となる人材を教育・訓練する防衛省の教育機関です。神奈川県横須賀市にあり、防衛省が設置する教育機関のため、文部科学省が所管する一般の大学とは別の枠組みで運営されています。本科は4年制で、人文・社会科学専攻と理工学専攻に分かれて学びます。
卒業時には陸・海・空曹長に任命され、幹部候補生学校での約1年の教育を経て3等陸・海・空尉に昇任するのが基本ルートです(自衛官募集サイト)。
学生は特別職の国家公務員|学費・学生手当の仕組み
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 身分 | 特別職の国家公務員 |
| 入学金・授業料 | かからない |
| 学生手当 | 月額161,000円(令和8年1月1日現在) |
| 賞与 | 年2回(6月・12月) |
| 生活面 | 制服・食事の支給、週休2日、年次休暇あり |
本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の金額は防衛省・自衛隊の公式サイトまたは最寄りの自衛隊地方協力本部でご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。
一般の大学受験と違う3つのポイント
- 共通テストを使わない:選考はすべて防衛大学校独自の試験です。共通テスト対策のスケジュールとは別に、10月末の1次試験に英語・数学などを間に合わせる必要があります。
- 身体検査で不合格になりうる:一般の大学では学力が足りれば合格できますが、防大は身長・視力・聴力などの基準を満たさなければ進めません。
- 入学=就職に近い:在学中から給与にあたる手当が出る代わりに、卒業後は自衛官として任官することが前提です。
受験指導をしていると、「学費がかからず手当ももらえるから」という理由で興味を持つ生徒や保護者に出会います。動機のきっかけとしては自然ですが、3つ目の「入学=就職に近い」を家族で話し合わないまま出願するのは避けてほしいというのが私の率直な考えです。
防衛大学の入試は3種類|日程・受験資格・併願ルール
防衛大学校の入試は「推薦」「総合選抜」「一般」の3種目です。どれを受けるかで、出願時期も試験内容も大きく変わります。ここでは令和9年度(2027年4月)入校の要項をもとに、日程と受験資格、併願の組み合わせを確認します。
推薦・総合選抜・一般採用試験の違い
| 種目 | 対象となる人 | 主な試験内容 | 募集人員(約) |
|---|---|---|---|
| 推薦 | 成績優秀で生徒会・部活動などで顕著な実績があり、高校長等の推薦を受けた人 | 学力(専攻別)、口述、身体検査 | 215名 |
| 総合選抜 | 自薦。各種活動に主体的に取り組み、合格したら入校を確約できる人 | 1次:学力/2次:適応能力・問題解決能力・基礎体力・口述・身体検査 | 50名 |
| 一般 | 年齢・学歴の要件を満たす人 | 1次:学力/2次:口述・身体検査 | 215名 |
出典:防衛大学校「受験要項」(2026年10月28日参照)
令和9年度入校の試験日程と合格発表日
| 種目 | 受付期間 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| 推薦 | 2026年9月5日〜9月8日 | 9月19日・20日 | 10月22日 |
| 総合選抜 | 2026年9月5日〜9月8日 | 1次:9月19日 2次:10月24日・25日 | 1次:10月8日 最終:11月18日 |
| 一般 | 2026年7月1日〜10月15日 | 1次:10月31日 2次:11月27日〜12月2日のうち指定日 | 1次:11月18日 最終:12月25日 |
受付期間はいずれも締切日必着。出典:防衛大学校「受験要項」
願書の請求・提出は防衛大学校ではなく、最寄りの自衛隊地方協力本部が窓口です。一般採用試験はインターネット応募も可能です。志願票と受験票には写真の貼付が必要なので、受験用の証明写真をどこで撮るかは早めに決めておくと慌てません。1次試験の会場は受験票の案内で確認してください。
受験資格と年齢制限
- 学歴:高校・中等教育学校の卒業者(見込み含む)、高専3年次修了者(見込み含む)など
- 年齢:2027年4月1日現在で18歳以上21歳未満(総合選抜・一般は自衛官のみ23歳未満)
- 推薦のみ:高等学校長等の推薦が必要
- 受験できない人:日本国籍を有しない人、自衛隊法第38条第1項に該当する人など
併願できる組み合わせと注意点
防衛大学校の試験は最大2つまで受験できます。組み合わせは「推薦または総合選抜」+「一般」のみで、推薦・総合選抜で合格した人は一般を受験できません(防衛大学校「入試の全体像」)。
一般採用試験の最終発表は12月下旬で、共通テストより前に結果が出ます。大学受験の日程設計を手伝ってきた立場から言うと、これは「年内に1つ合格を持った状態で共通テスト・私大入試に向かえる」という大きな利点です。
一方で、10月末の1次試験に向けて英語・数学を仕上げる必要があるため、私大や国公立の対策と範囲がずれる科目(人文・社会科学専攻の小論文など)に時間を取られすぎないよう注意が必要です。さらに11月下旬〜12月上旬の2次試験の前後は、面接準備と会場への移動で勉強時間が削られます。私が日程を組むなら、2次試験の週は共通テストの過去問演習を「量より復習」に切り替え、12月25日の最終発表から例年1月中旬の共通テストまでの約3週間を総仕上げに充てる計画にします。全体の年間計画は大学受験の時期別ロードマップで確認し、防大の日程を当てはめてみてください。
防衛大学の倍率と難易度|第74期の合格状況
防衛大学校の倍率は「全体で何倍」と一言で語れません。種目・専攻・男女で、2倍前後から30倍超まで開きがあるからです。防衛大学校が公表している第74期(2026年4月入校)の合格状況から、数字の読み方を解説します。
試験種目・専攻・男女別の倍率一覧
| 専攻・区分 | 募集人員 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 人文・社会 男子 | 約30名 | 1,926 | 114 | 16.9倍 |
| 人文・社会 女子 | 約10名 | 1,455 | 43 | 33.8倍 |
| 理工 男子 | 約150名 | 3,676 | 636 | 5.8倍 |
| 理工 女子 | 約25名 | 1,253 | 147 | 8.5倍 |
| 合計 | 約215名 | 8,310 | 940 | 8.8倍 |
| 種目・専攻 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 推薦 人文・社会 | 164 | 55 | 3.0倍 |
| 推薦 理工 | 356 | 186 | 1.9倍 |
| 推薦 合計 | 520 | 241 | 2.2倍 |
| 総合選抜 人文・社会 | 76 | 20 | 3.8倍 |
| 総合選抜 理工 | 103 | 39 | 2.6倍 |
| 総合選抜 合計 | 179 | 59 | 3.0倍 |
出典:防衛大学校「本科第74期学生 合格状況」(2026年10月28日参照)。専攻の区分は表の並びと募集人員の合計から判断しています。
一般採用試験の合格者が募集人員の4倍以上いる理由
第74期の一般採用試験は、募集人員約215名に対して合格者が940名でした。募集の約4.4倍の合格者を出している計算です。
公式に理由は示されていませんが、私は合格者の多くが他大学に進学し、入校を辞退することを見込んだ数だと考えています。一般の大学でいう「補欠や追加合格を見越した多めの合格発表」に近い構造です。
受験生にとっての意味は2つあります。1つは、表面の倍率ほど「上位わずかしか受からない試験」ではないこと。もう1つは、受験者の中には他大学が本命の併願組が相当数いるため、本気で防大を志望する人ほど口述試験で志望の本気度を示せば差がつくことです。
倍率から考える種目・専攻の選び方
- 理工学専攻は人文・社会科学専攻より門が広い:一般で6.3倍対21.5倍。数学・理科に抵抗がなければ、理工での受験は合格可能性の面で有利です。
- 推薦・総合選抜は倍率2〜4倍:要件を満たすなら、一般とあわせて2回のチャンスを持てる点が最大の価値です。
- 人文・社会の女子は33.8倍:募集約10名に1,455人が受験しています。ここを狙う場合は、推薦や総合選抜との併願を真剣に検討する価値があります。
ただし、専攻は入校後の学びの中身そのものです。倍率だけで選ぶと4年間がつらくなるので、「受かりやすさ」は判断材料の1つにとどめてください。
防衛大学の試験科目と対策
一般採用試験は、1次の学力試験と2次の口述試験・身体検査の2段階です。学力試験の科目は専攻で異なり、どちらにも小論文が含まれます。科目構成を押さえたうえで、限られた時間の配分を考えましょう。
一般採用試験1次の科目(人文・社会科学/理工学)
| 専攻 | 試験科目 |
|---|---|
| 人文・社会科学 | 英語、国語、選択(数学・日本史・世界史から1科目)、小論文 |
| 理工学 | 英語、数学、選択(物理・化学から1科目)、小論文 |
出典:防衛大学校「受験要項」。推薦は人文・社会が英語・小論文、理工が英語・数学・理科(物理または化学)です。
2次試験の口述試験と身体検査の基準
| 項目 | 基準 |
|---|---|
| 身長 | 男子150cm以上、女子140cm以上 |
| 体重 | 身長と均衡がとれていること(体脂肪率による基準あり) |
| 視力 | 裸眼で両眼0.6以上、または矯正で両眼0.8以上 |
| 色覚・聴力 | 色盲・強度の色弱でないこと、聴力が正常であること |
| その他 | 入れ墨がないこと、虫歯が多数ないこと など |
出典:防衛大学校学生(一般)募集要項の要約。飛行要員(パイロット)は別の基準と適性検査があります。
2次の口述試験は、全国10か所の駐屯地などのうち指定された会場で行われます。これまでの受験指導で面接練習を担当してきた経験から言うと、面接で評価が伸びない生徒には「志望理由が待遇の話で終わる」という共通点があります。
防大の場合、「学費がかからない」「手当が出る」は事実ですが、それだけでは幹部自衛官として何をしたいのかが伝わりません。「なぜ一般の大学ではなく防大なのか」「どの自衛隊で何に関わりたいのか」を自分の言葉で話せるよう準備してください。
元塾講師が考える科目別対策の優先順位
英語は両専攻・全種目に共通する唯一の科目で、一般の1次では試験時間も100分と長く設定されています。まず英語の長文読解を安定させることが、防大受験でもっとも費用対効果の高い対策だと私は考えます。
理工学専攻なら次に数学です。人文・社会科学専攻は国語と選択科目を固めつつ、小論文は「型」を早めに身につけておくと直前期に慌てません。一般の1次では小論文の試験時間が40分と短いため、私なら字数を増やす練習よりも「設問を読んで5分で構成メモを作り、残り時間で書き切る」練習を繰り返させます。小論文の独学には、スタサプの小論文講座の中身と添削の有無を一度確認しておくと、自分に足りないものが見えてきます。
英語・数学・国語といった基礎科目は一般の大学受験と共通なので、防大専用の対策にこだわらず、映像授業で基礎を固める方法も現実的です。スタサプ大学受験講座の口コミと実態で向き不向きを確認したうえで選ぶと失敗が少なくなります。
防衛大学を受験する前に知っておきたい注意点
「受かってから考えればいい」と思っていませんか?防衛大学校は、入校後の生活と卒業後の進路が一般の大学とまったく違います。合格後に後悔しないために、受験の前に知っておくべき点をまとめます。
4年間の全寮制と外出の制限
- 4年間、全員が学生舎(寮)で生活します。
- 外出には制限があり、特に1学年時は厳しいと募集要項に明記されています。
- 入校日(令和9年度は2027年4月1日)には薬物検査などを含む再検査があります。
卒業後の任官と任官辞退の扱い
2017年4月の政府答弁書によると、防衛大学校の本科卒業生には、防衛医科大学校のような学費の償還制度はありません。2012年に償還金を課す法案が国会に提出されましたが、審査未了で廃案になっています。また、2013年度以降、任官を辞退した卒業生は卒業式典に参加させない扱いとされています(衆議院 答弁書第158号)。
制度上の返還義務はなくても、手当を受けながら学ぶ以上、任官を前提とした進学であることに変わりはありません。
防衛大学の受験に向いていない人の特徴
- 学費や手当が主な理由で、自衛官として働くイメージがまだ持てない人
- 集団生活や時間・規律で管理される生活に強い抵抗がある人
- 学びたい分野を入学後にじっくり選びたい人(専攻は出願時に選び、陸・海・空の要員は2年次進級時に決まります)
- 身体検査の基準(視力・身長など)を満たせるか確認していない人
当てはまるからといって防大が「ダメ」なわけではありません。迷いがあるなら、出願窓口でもある最寄りの自衛隊地方協力本部に相談し、入校後の生活や進路について直接確認してから判断するのがおすすめです。
防衛大学の受験に関するよくある質問
防衛大学校の受験について、保護者の方や受験生からよく出る疑問をQ&A形式でまとめました。
防衛大学の受験に共通テストは必要ですか?
A. 必要ありません。防衛大学校の推薦・総合選抜・一般の各採用試験は、いずれも防衛大学校が独自に行う学力試験で選考します。大学入学共通テストの出願・受験は求められていません。
浪人生でも防衛大学を受験できますか?
A. 受験できます。一般採用試験の受験資格は入校年の4月1日時点で18歳以上21歳未満(自衛官は23歳未満)です。令和9年度入校の場合は2027年4月1日が基準日なので、浪人生も年齢要件を満たせば対象になります。対象となる生年月日の範囲は募集要項で確認してください。
防衛大学の受験料はいくらですか?
A. 令和9年度入校の一般採用試験の募集要項を確認した範囲では、受験料の納付手続きに関する記載は見当たりませんでした。出願書類の郵送費などは別途かかります。最新の扱いは最寄りの自衛隊地方協力本部に確認してください。
視力が悪くても防衛大学を受験できますか?
A. 裸眼視力が両眼で0.6以上、または矯正視力が両眼で0.8以上であれば、身体検査の視力基準を満たします(令和9年度入校の募集要項の概要)。眼鏡やコンタクトでの矯正も認められます。ただし飛行要員(パイロット)を希望する場合は別の基準があります。
防衛大学に合格したら必ず入校しなければいけませんか?
A. 一般採用試験の合格者は、期限までに入校請書を提出して入校の意思を示します。令和9年度入校では2027年2月19日(消印有効)が期限です。一方、総合選抜採用試験は合格した場合に入校を確約できることが受験資格に含まれています。
防衛大学は学費がかかりますか?
A. 入学金・授業料はかかりません。学生は特別職の国家公務員として、学生手当が月額161,000円(令和8年1月1日現在)支給され、期末手当に相当する賞与も年2回(6月・12月)支給されます。制服や食事も支給されます。
防衛大学の受験に向けて今日からできること
受験までの残り時間によって、やるべきことは変わります。ここでは高1・高2生と、受験学年・浪人生に分けて、最初の一歩を整理します。
高1・高2生がまず取り組むこと
視力・身長など、自分でわかる項目を先にチェックします。
推薦を視野に入れるなら、評定と生徒会・部活動の実績づくりが必要です。
高校の授業内容の定着が最優先です。スタサプ高校講座の評判も参考に、授業の予習・復習の手段を決めておきましょう。
受験学年・浪人生が直前期にやること
- 1次試験までは新しい問題集に手を出さず、英語長文と計算・典型問題の復習に絞る
- 小論文は時間を計って1本書き、構成メモの作り方を確認する
- 1次の結果を待つ間に、口述試験の志望理由を家族や先生に聞いてもらう
- 自力での対策に限界を感じたら、目的別の塾・家庭教師の比較から面接・小論文を見てもらえる指導先を探す
本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。
まとめ:防衛大学の受験は試験種目選びと覚悟の確認から
最後に、防衛大学校の受験で押さえるべきポイントと、向いている人・向いていない人を整理します。
防衛大学受験のポイント
- 入試は推薦・総合選抜・一般の3種目で、最大2つまで併願できる
- 一般採用試験は1次(10月末)・2次(11月下旬〜12月上旬)で、共通テストは使わない
- 第74期の一般は8.8倍、人文・社会は21.5倍、理工は6.3倍
- 合格者は募集の約4.4倍で、辞退を見込んだ合格発表と読める
- 身体検査と口述試験があり、学力だけでは決まらない
まず身体検査の基準と専攻・種目を確認し、英語を軸に準備を始めること。そして「幹部自衛官になる」という前提を家族で話し合うことが、防衛大学受験の第一歩です。
防衛大学受験に向いている人・向いていない人
- 国の防衛や災害派遣など、公の仕事に関わりたい人
- 規律ある集団生活の中で自分を鍛えたい人
- 学費の負担なく大学レベルの教育を受け、卒業後も働き続ける覚悟がある人
- 自衛官として任官する意思がまだ固まっていない人
- 自由度の高い大学生活を最優先したい人

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師
指導歴10年超。中学時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高校に合格、慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導しました。現在はフリーランスのプロ家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校生・浪人生・不登校・発達障害のある生徒の指導に携わっています。
この記事を書く理由:大学受験の指導では、一般入試の日程設計や小論文・面接の準備を生徒と一緒に考えてきました。防衛大学校は情報が募集要項・地方協力本部・SNSに分散しやすいため、公式情報を一か所に整理し、受験生と保護者が自分で判断できる材料を届けたいと考えて執筆しています。
- 調査対象:防衛大学校の学生採用試験(令和9年度入校・第75期)と第74期の合格状況
- 調査方法:防衛大学校・防衛省(自衛官募集サイト)・衆議院の公式資料の調査、著者の大学受験指導の知見
- 調査実施日:2026年10月28日
- 情報の限界:著者は防衛大学校の受験経験・在籍経験がなく、防大志望者の専門指導の経験もありません。学力試験の出題傾向や口述試験の具体的な質問内容は公式に公表されていないため、本記事では扱っていません。受験料は募集要項で記載を確認できませんでした。合格最低点や偏差値は防衛大学校から公表されていないため掲載していません。
- 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告はありません)
- 防衛大学校「受験要項」(2026年10月28日参照)
- 防衛大学校「防衛大学校入試の全体像」(2026年10月28日参照)
- 防衛大学校「本科第74期学生 合格状況」(2026年10月28日参照)
- 防衛大学校学生(一般)募集要項(2026年10月28日参照)
- 自衛官募集サイト「防衛大学校学生」(2026年10月28日参照)
- 衆議院「答弁書第158号」(2026年10月28日参照)
公開日:2026年10月28日/最終更新日:2026年10月28日/※情報変更があった場合は随時更新します。

