当サイトはプロモーションを含みます。

スタサプ勉強法を元塾講師が解説|成績が上がる継続と復習の全手順

インフォグラフィック

🏷️ 広告・PRについて

本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。収益は当サイトの運営に充てられますが、これにより記事の内容・評価の公正性が損なわれることはありません。メリット・デメリットともに公正に情報提供しています。PR表記の考え方は消費者庁・景品表示法のページに準拠しています。

🎓 この記事を書いた人

執筆者kouのプロフィール画像

kou/教育系Webライター・プロ家庭教師(指導歴10年超)
慶應義塾高校・慶應義塾大学経済学部卒。在学中から早稲田アカデミーで受験生を指導し、現在は中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校・浪人生・不登校のご家庭を担当しています。スタディサプリを併用している生徒の指導経験があるため、「映像授業が学習リズムのどこに効き、どこで止まるか」を現場目線で書けます。

プロフィール運営理念

🎯 結論

結論:スタサプの勉強法は「講義を見る時間」ではなく「演習と復習に何分残すか」で決まります。私が家庭教師として見てきた範囲でも、伸びる子と止まる子の差は理解力ではなく、動画を見たあとの数分の使い方にありました。

スタディサプリは小1〜高3の全講座が定額で見放題という設計上、教材が足りなくなることはまず起きません。逆に「どこから手をつけるか」を決めないまま始めると、面白い授業を消費しただけで終わります。この記事では、講義→演習→復習を回す具体的な型を、公式情報に基づいて学年別に整理します。

📋 この記事を読むと分かること

  • スタサプで成果が出る人と出ない人の、行動レベルの違い
  • 小学生・中学生・高校生/大学受験生それぞれの進め方
  • 1日15〜20分から回せる、視聴・演習・復習のサイクル
  • 料金と学習時間の目安、塾費用との比較データ
  • 続かない原因と、向いていない人の特徴

読み終えたときには、「今日の夜、何の講座をどの順番で開くか」まで決められる状態になります。

📝 情報の扱いについて

料金・講座構成・機能に関する記述は、スタディサプリ公式サイトおよびサポートページ(2026年8月1日時点)の公開情報に基づいています。学習の進め方に関する部分は、私自身の指導経験に基づく見解です。私はスタディサプリの運営会社と雇用・資本関係にはありません。

慶應義塾大学経済学部在籍当時の学生証

慶應義塾大学経済学部在籍当時の学生証

私の早稲アカ講師時代の給与明細

早稲アカで働いていた証明として、当時の給与明細を載せておきます。

スタサプの勉強法とは?成果が出る使い方の基本

🔰 この章で扱うこと

スタサプの勉強法とは、見放題の映像授業から必要な単元だけを選び、確認テストと演習で定着させるまでを一つのサイクルとして回す学習設計のことです。

「スタサプ 勉強法」と検索する方の多くは、すでに登録済みか、登録を迷っている段階です。どちらの場合も、最初に押さえるべきは操作方法ではなく学習の設計です。ここでは、教材の性格そのものから逆算して、成果が出る型を整理します。

スタサプの勉強が「映像を見るだけ」で終わる理由

💬 現場で見てきたつまずき方

私が担当したご家庭でも、スタサプを併用している生徒は少なくありませんでした。そこで一番多かったのが、「先週見た単元の内容を、今週まったく再生できない」という状態です。本人は真面目に取り組んでいます。授業も理解できています。それでも点数が動かない。

原因はシンプルで、映像授業は理解のコストを極端に下げてくれるからです。プロ講師が要点を整理して話してくれるので、聞いている間は「分かった」という感覚が続きます。ところが、自力で手を動かして再現する工程を挟まないと、その感覚は翌週まで残りません。紙の参考書だと「読んでも分からない」という摩擦が、皮肉なことに復習の必要性を自覚させてくれるのですが、映像授業ではそれが起きにくいのです。

ですから、スタサプを使う際の鉄則は一つだけです。視聴時間と同じかそれ以上を、演習と復習に割り当てる。これができているかどうかで、同じ講座を使っても結果は変わります。

📖 公式の注記から読み取れる設計思想

スタディサプリは講座説明の注記として、学校の授業で習ったことの復習を前提とし、学校で習う概念を大幅に凝縮して要点を説明しているという趣旨を自ら明記しています。価格や講座数よりも、この一文のほうが教材の性格を正確に表していると私は考えています。

1回約5分という長さは、要点を削ぎ落とした結果です。凝縮された5分は、一度触れた知識を整理し直す作業には非常に強い一方、初見の概念をゼロから立ち上げるには情報量が足りません。「先取りに使ったら理解できなかった」という声が出るのは、教材の質ではなく、この設計と使い方がずれているからです。予習に使うなら、分からない前提で一度通し、学校の授業で回収する二段構えにしてください。

成績が上がる人に共通する3つの型

✅ 伸びる使い方に共通する3点

  • 範囲を絞る……全教科を一気に始めない。まず1〜2科目、しかも「今つまずいている単元」に限定する。見放題だからこそ、意図的に狭める判断が要ります。
  • 確認テストを必ず通す……講義動画には対応する確認テストがあります。公式サポートによれば、確認テストに全問正解すると学習画面に王冠マークが付く仕様です。ここを「クリア条件」に据えると、視聴が学習に変わります。
  • 戻ることをためらわない……ベーシックコースの仕組みでは、学年に関わらず小1〜高3の講座を視聴できます。中3生が中1範囲に戻るのは後退ではなく、最短ルートであることが多い、というのが私の実感です。

⚠️ よくある誤解

「見放題だから、たくさん見たほうが得」という発想は、この教材と最も相性が悪い考え方です。公式サイトによれば高校・大学受験講座だけで7教科26科目・約4万本の授業があります。全部を消化することは誰にもできません。使い切ることではなく、必要な数十本を選び抜くことがコスト効率を最大化します。

講座レベルの選び方

📊 高校・大学受験講座の4レベル

レベル公式の想定対象選ぶ目安
トップ最難関国公立・最難関私立基礎が固まり、演習量を積む段階
ハイ難関国公立・難関私立教科書内容は理解済み
スタンダード一般的な国公立・私立学校の授業についていけている
ベーシック教科書レベルの基礎項目用語や公式の意味から確認したい

出典:スタディサプリ公式サイト 講座案内(2026年8月1日参照)

💡 レベル選びで私が伝えていること

迷ったら一段下げてください。志望校の偏差値でレベルを選ぶと、ほぼ確実に高すぎる講座を掴みます。判断基準は志望校ではなく、「その単元の基本問題を、解説を見ずに完答できるか」です。できないならベーシックかスタンダード。ここを見栄で決めた生徒が、2週間で止まるのを何度も見てきました。

なお公式サイトも、選んだレベルが難しければ一つ下のレベルへ、さらに下の学年の講座受講も有効だと案内しています。下げることは想定内の使い方です。

学年別・スタサプ勉強法の組み立て方

📌 学年で「何が武器になるか」が変わる

同じ月額で同じ教材を使っていても、小学生・中学生・受験生では効かせどころがまったく違います。小学生は習慣、中学生は定期テストと内申、高校生以降は年間の設計です。ここを取り違えると、機能を持て余します。

小学生:ドリルと約10分授業で学習習慣をつくる

⭕ 小学生の設計図

  • 小1〜小3……公式サイトによると、この学年はドリル演習中心の構成で、テキストは付きません。1回約5分のドリルが基本単位になります。ここで狙うのは点数ではなく「机に向かう回数」です。
  • 小4〜小6……基礎レベル講座は1コマ約10分。国算理社に対応し、応用レベル講座は中学入試を見据えた演習解説中心の構成です。
  • 保護者側……まなレポ(保護者用管理画面)で学習時間やドリルの正答率を確認できます。「勉強したの?」と聞く回数を減らすための機能だと考えてください。

✏️ 私が小学生に勧める順番

小学生は「学校で今日やった単元」を当日中に1本だけ、が最も続きます。予習から入ると、学校の授業が退屈になるか、逆に難しくて止まるかのどちらかになりやすい。復習で「できた」を積み上げてから、得意科目だけ先取りに回す。この順番を崩さないことです。

ゲーム的な仕組み(勉強してコインを貯めるサプモン)については、公式サイトに保護者の声として学習意欲につながったという内容が紹介されています。私の立場から言えば、これは開始のハードルを下げる装置であって、内容理解を保証するものではありません。使うなら「学習が終わったあと」に固定するのが無難です。

🎁 まずは中身を確認したい方へ

【PR】スタサプ小学講座の授業とドリルを公式サイトで見る

※PR・広告/※料金・講座内容は変更される場合があります。公式サイトで最新情報をご確認ください。

中学生:定期テスト対策講座と戻り学習の併用

🔍 中学講座で使える主な機能

機能内容使いどころ
授業対策講座教科書に対応した映像授業(1回約5分が中心)日々の予習・復習
定期テスト対策講座教科書準拠の「厳選予想問題」テスト2週間前から
スピード暗記一問一答形式の暗記ドリル(数学・国語を除く)スキマ時間
実技4教科音楽・美術・技術家庭・保健体育に対応内申対策
受験対策講座入試問題を用いた演習(1回約27分の講座もあり)中3の入試対策

出典:スタディサプリ中学講座 公式サイト(2026年8月1日参照)

💬 中学生で最も効くのは「実技4教科」だと考えます

これは私が首都圏で指導してきた中で繰り返し感じたことですが、公立高校入試の調査書点には、実技4教科の評定を2倍して算出する自治体があります(東京都の都立高校入試などが該当します)。受験先によっては、実技4教科が5教科と同等以上の重みを持つということです。にもかかわらず、塾の授業では基本的に扱いません。教材も少なく、対策は各家庭任せになりがちです。

スタサプの中学講座は、この実技4教科にも厳選予想問題とスピード暗記が用意されています。主要5教科の補習として見るより、塾では埋められない実技4教科の穴埋めとして使うほうが、費用対効果は高いというのが私の見解です。塾と併用している方には、特にここを勧めています。

📋 定期テスト2週間前からの回し方

① 14日前〜10日前:テスト範囲の授業対策講座を通す。理解が怪しい単元だけ、前の学年に戻って確認する。
② 9日前〜4日前:厳選予想問題を1周。間違えた問題の単元だけ、動画に戻る。
③ 3日前〜前日:スピード暗記と、間違えた問題の2周目。実技4教科はここに集中させる。

公式サイトでは、定期テスト対策講座を2〜3回繰り返す計画を立てて点数アップにつながったという利用者の声も紹介されています。1周で終わらせないことが前提の教材です。

🔗 学年別の詳しい評価はこちら

各講座の中身と限界については、中学講座を実際の利用者評価から検証した記事で個別に扱っています。

高校生・大学受験:年間学習プランと過去問の往復

📈 受験学年で軸になる2つの機能

  • 年間学習プラン……志望校や受験科目を入力すると、いつ何を学習すべきかを示すプランが自動生成されます。志望校や科目が変わった場合はプロフィール画面から再作成できますが、公式の案内どおりプランは4月起点で再構成される点に注意が必要です。
  • 志望校対策講座・共通テスト対策講座……東京大学・京都大学から関東難関私大・私大まで、大学別/大学群別の対策講座が追加料金なしで視聴できます。

💡 受験生に伝えている「往復」の型

高3以降でスタサプが最も力を発揮するのは、過去問を解いた直後です。順番を間違えないでください。講座を全部見てから過去問に入るのではなく、過去問を解く→詰まった単元を特定する→該当する講座だけ見る→もう一度解く。この往復に使うのが最短です。

公式サイトの合格体験記でも、過去問で理解できていない箇所を見つけて該当単元の映像授業を探し、理解できたら再挑戦する、というサイクルが受験対策の中心だったという内容が紹介されています。目安としては、過去問の大問1つで詰まったら該当講座を1〜2本(10〜20分程度)だけ見る、という粒度が現実的です。1年分の演習と復習に2〜3時間、そこへ映像授業を30分足す。この比率を崩して映像側を厚くすると、演習量が確保できなくなります。私自身、講義を頭から順に消化しようとした受験生が秋に間に合わなくなる例を何度も見ています。受験学年の映像授業は、体系的な講義というより「辞書」として使うべきです。

❗ 高3から始める場合の注意

公式サイトも、夏までの基礎固めで秋以降の伸びが左右されると説明しています。高3の春以降にゼロから全科目を映像授業で組み立てるのは、時間的にかなり厳しい。すでに手持ちの参考書がある場合は、それを主軸に置いて、スタサプは苦手単元の解消に限定するほうが現実的です。

なお、コーチングが付いていた「合格特訓コース」は、公式発表により2026年3月30日をもって提供終了となっています。現在申し込めるのはベーシックコースです。伴走者が必要な方は、この点を前提に判断してください。

1日の学習サイクル:視聴・演習・復習の回し方

📌 ここが記事の核心です

学年が違っても、1日単位でやることは共通しています。家庭学習の実態は文部科学省「全国学力・学習状況調査」でも継続的に調べられていますが、各家庭でできるのは毎日の手順を固定することだけです。ポイントは順番記録。以下の3つを固定できれば、教材の性能は十分に引き出せます。

確認テストを先に解く「逆順」学習

⭕ 動画の前にテストを開く

公式サイトの利用者の声の中に、動画を見る前に確認テストを解き、解ける部分と解けない部分を把握してから視聴するという方法が紹介されています。これは、私が指導現場で勧めてきたやり方とほぼ同じです。

理由は二つあります。第一に、先に解くと「分からない箇所」が明確になり、視聴中の集中の質が変わること。第二に、すでに理解している単元の動画をまるごと省略でき、時間を圧縮できることです。見放題の教材では、飛ばす判断ができることが最大の時短になります。

📊 スタサプ学習サイクル(1単元・目安20〜30分)

① 確認テスト 先に解く 約5分 ② 動画視聴 解けなかった所のみ 約5〜10分 ③ 演習・書く テキストに手を動かす 約10分 ④ 翌日に再テスト 王冠が付くまで 約5分 全問正解(王冠マーク)が出るまで①〜④を繰り返す 1週間の目安(基礎講座の場合) 平日 1日1単元 × 5日 = 5単元/週末 未達成の王冠を回収する日にあてる ※講義数 ÷(受講完了月数 × 4週)で週あたりのコマ数を算出する方法が公式ガイドで案内されています

参照:スタディサプリ公式サポート(2026年8月1日)。所要時間は基礎講座の講義長に基づく目安です。

倍速とテキストの使い分け

🧮 倍速の判断基準

スタサプの授業動画は0.75倍から2.00倍まで再生速度を変えられます。通信量が気になる場合はWi-Fi環境で動画をダウンロードする方法もあります。公式サイトの利用者の声でも、理解できている内容は倍速、苦手な内容は繰り返し、という使い分けが紹介されています。

場面推奨理由
初見の単元等倍板書を書き写す時間が必要
既習の復習1.5〜2.0倍思い出す作業が主目的
理解が浅い箇所0.75〜1.0倍で反復一時停止して自分で解く

💬 テキストは「買うか」ではなく「書けるか」で決める

テキストのPDFは無料でダウンロードでき、冊子は1冊1,320円(税込・送料込)です。公式サイトは、テキスト利用者の学習時間が非利用者の倍以上というデータを掲載しています。

私の見立てでは、この差はテキストそのものの効果というより、「手を動かす前提で座っているかどうか」の差です。画面だけで完結させようとすると、どうしても視聴が受け身になる。だから判断基準は、「PDFを毎回印刷する運用が自宅で続くか」の一点です。続かないなら、主要科目だけ冊子を買ったほうが結果的に安く済みます。冊子購入の判断基準を整理した記事も参考にしてください。

王冠マークを指標にした復習管理

✅ 進捗を「感覚」で測らない

公式サポートによると、確認テストを全問正解すると学習画面に王冠マークが付き、全問正解していない場合はチェックマークのみが付きます。また、まなレポの正答率は学習日ごとの「正解数÷回答数×100」で表示されるため、その日に全問正解しない限り100%にはなりません。

この仕様は、復習管理にそのまま使えます。チェックマーク止まりの単元=未完了リストと定義してしまえば、「どこまでやったか分からない」という状態が消えます。私が生徒に渡していた紙の進捗表と、機能としては同じ役割です。判定の仕組みは確認テストと王冠マークを解説した記事で整理しています。わざわざ別のノートを作る必要はありません。

費用と学習時間の目安

🔢 判断に必要な数字を先に置きます

勉強法を考えるうえで、かけられる金額と時間は前提条件です。ここでは公式サイトが公表している金額と、公的統計に基づく比較を整理します。

月額料金と塾費用の比較

💰 ベーシックコースの料金(税込)

支払い方法金額備考
12か月一括払い21,780円(月あたり1,815円)2か月分(4,356円)お得
月払い月額2,178円
アプリ内決済月額2,800円Apple・Googleの決済手数料を含むため割高
テキスト冊子1冊1,320円(送料込)PDFは無料ダウンロード可

出典:スタディサプリ公式サイト 料金ページ・ご利用ガイド(2026年8月1日参照)。表示価格はWebサイトでの受講申し込み手続きをされた場合に適用されます。入会金・初期費用は不要です。

📝 費用に関する注記

本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は各サービスの公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。

📊 年間費用の比較(学習塾費との対比)

年間費用の比較(学習塾費 支出者平均額との対比) 高校 学習塾費 約38万円 中学 学習塾費 約35万円 小学 学習塾費 約16万円 スタサプ 年額 21,780円 0円 15万円 30万円 40万円 出典:学習塾費は「子供の学習費調査(令和5年度・文部科学省)」の学習塾費(支出者平均額)に「学校基本調査(令和5年度)」の 児童生徒数で加重平均し、スタディサプリ公式サイトが公表している数値(中学・高校)。小学は公式表記の月額13,357円を当サイトが12倍した算出値。 スタサプはベーシックコース12か月一括払い21,780円(Web申し込み時)。通信料・テキスト冊子等は別途。2026年8月1日参照。

💬 この差をどう読むか

金額差は歴然としていますが、これを「塾より優れている証拠」として読むのは誤りです。塾の費用には、質問対応・進捗管理・演習量の強制・環境の提供が含まれています。スタサプの料金には、講義コンテンツと演習教材が含まれています。含まれるものが違う以上、単純比較はできません。

私が保護者の方に伝えているのは、「自分で計画を立てて実行できる子ならスタサプで十分足りるが、そこが弱い子は差額分を管理役に払っている」という整理です。どちらが正しいかではなく、お子さんがどちらのタイプかで決まります。塾・家庭教師の選択肢を比較した記事と併せて検討すると、判断しやすくなります。

1本5〜10分の授業をどれだけ積むか?

🧮 週あたりのコマ数を決める公式

公式の学習ガイドでは、講座の講義数を「受講完了月数×4週」で割って1週間あたりのコマ数を出す方法が案内されています。たとえば24講義の講座を3か月で終えるなら、24÷(3×4)=週2コマです。

① 講座を選ぶ:年間学習プランまたは自分の弱点から1〜2講座に絞る
② 締切を決める:定期テスト日や模試日を終了期限にする
③ 週コマ数を算出:講義数 ÷(月数×4)で計算する
④ 曜日に固定:予備日を1日確保しておく(遅れは必ず出ます)

💡 「30時間」という公式が引いたライン

量の目安を考えるうえで参考になる数字があります。スタディサプリの大学合格実績ページには、掲載対象を受験直前6か月間に3か月以上の会員登録期間があり、受講時間が30時間以上あった会員とする条件が明記されています。

これは実績の集計基準にすぎませんが、裏を返せば運営側が「使ったと言える水準」として引いた線でもあります。30時間を1本5〜10分の授業に換算すると、おおよそ200〜360本。6か月で割れば週8〜15本です。月2,178円を成果に変えている層は、週10本前後の授業とそれに対応する演習を積んでいる。この規模感を最初に持っておくと、伸び悩んだときに原因が量なのか方法なのかを切り分けられます。

💳 料金と講座内容を比べたい方へ

【PR】スタサプ中学講座の料金プランと9教科対応を確認する

※PR・広告/※料金・キャンペーン内容は変更される場合があります。公式サイトで最新情報をご確認ください。

続かない原因と向いていない人

📌 ここは正直に書きます

スタサプは万人向けの教材ではありません。安価で高品質であることと、誰にでも成果が出ることは別の話です。この章では、私が現場で見てきた失敗パターンと、公式情報から読み取れる仕様上の限界を率直に挙げます。

続かない人に起きていること

❌ 挫折の典型パターン

  • 全教科を同時に始める……初週の意欲で5教科分の講座を登録し、2週目に総崩れになる。最も多いパターンです。
  • 視聴だけで終える……確認テストを飛ばすと、進捗が可視化されず、達成感が得られないまま単調な作業になります。
  • レベルを上げすぎる……志望校基準で選んだ結果、解説が理解できず「自分には向いていない」と結論づけてしまう。
  • 質問できないまま放置する……分からない箇所を尋ねる相手がいない状態が続くと、そこで学習が止まります。これは仕様上、この教材が構造的に抱える弱点です。

⚠️ 対策として現実的なもの

  • 開始時は1科目・1講座のみに限定し、王冠が5個貯まってから2科目目を追加する
  • 視聴の時間帯を固定する(夕食前・入浴前など、既存の生活習慣に紐づける)
  • 質問先を先に確保する。詰まった単元名をメモし、翌日の休み時間に学校の先生へ持ち込む——ここまで手順化しておくと止まりにくくなります
  • 解約条件を最初に確認しておく(心理的な負担が減り、かえって続きます)

📝 視聴環境も継続に影響します

公式サイトは、スマートフォンでWeb版を使った会員とアプリを使った会員を比較すると、アプリ利用者の学習量が約1.3〜1.5倍だったとするデータを掲載しています(対象期間2020年4月〜8月、対象は中3〜既卒生、同社算出)。古いデータであり因果関係を示すものではありませんが、起動までの手数を減らすことが継続に効くという方向性は、私の実感とも一致します。

向いていない人の特徴

📉 慎重に検討したほうがよいケース

  • 質問対応が必須の方……ベーシックコースは映像授業と演習が中心です。個別のコーチングが付いていた合格特訓コースは2026年3月30日で提供終了しています。
  • 強制力がないと机に向かえない方……いつでも見られることは、いつでも見なくてよいことと表裏一体です。
  • 難関私立中学入試の主軸として使いたい方……小学講座の応用レベル講座は中学受験を見据えた内容ですが、志望校別の演習量や答案添削までは含まれません。
  • 公立入試の特殊問題に対応したい方……公式サイトによれば、中学講座の受験対策実践講座は標準・難関レベルの公立高校入試に対応する一方、私立高校入試、東京都の自校作成問題、神奈川県の特色検査、大阪府のC問題には対応していません。
  • スマホ・タブレットのブラウザで小中講座を使いたい方……公式のサポートページによれば、小学講座・中学講座は仕様上、スマートフォン・タブレットのブラウザでは利用できません(アプリまたはPCが必要です)。

🆚 他の通信教育と迷っている場合の比較軸

優劣を断じることはできませんが、構造上の違いは事実として整理できます。公式サイトが自社の特徴として挙げているのは、専用端末が不要学年が上がっても料金が変わらないベーシックコースの全機能を14日間試せるの3点です(他社との比較記載は2026年4月時点の同社調べ)。

逆に、添削・質問対応・学習の強制力を重視するなら、それらを標準で備えたサービスと比べるべきです。受験での適性は、高校受験で使えるかを検証した記事中学受験での使い方を整理した記事で個別に扱っています。

📝 進路選択にあたって

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。

保護者ができる関わり方

🗣️ まなレポの使い方を間違えないこと

まなレポでは学習時間・視聴回数・確認テストの回答数と正答率が確認できます。便利な機能ですが、使い方を誤ると逆効果になります

私が繰り返し見てきたのは、正答率の数字だけを見て「なんでこんなに低いの」と指摘してしまうケースです。前述のとおり正答率はその日の全問正解を前提とした計算式なので、新しい単元に挑戦した日ほど下がります。つまり、挑戦した日ほど数字は悪く見える。ここを咎めると、子どもは簡単な単元しかやらなくなります。

見るべきは正答率ではなく「何日連続で開いているか」です。継続の記録だけを話題にして、内容には踏み込まない。それだけで、この機能は十分に機能します。

今日から始める手順

🧭 迷ったら、この順番で動いてください

勉強法をいくら読んでも、最初の1本を再生しなければ何も変わりません。ここでは無料体験の条件を確認したうえで、初週にやることを具体化します。

14日間無料体験で試す前に確認すること

🔺 無料体験の条件(公式サイトの記載)

  • 初回の方は14日間の無料体験が利用できる
  • 14日間には「受講申し込み日」を含む
  • Webサイト、かつクレジットカード決済での受講申し込み手続きをした場合のみ適用
  • 無料体験終了の24時間前までに利用停止の手続きが必要

アプリ内決済では条件が異なり、月額も割高になります。無料体験を確実に使いたい場合は、Webサイトから申し込むのが確実です。

🔗 解約条件も先に確認しておく

公式サイトによれば、解約時に返金制度はなく、団体契約への切り替えや高校卒業に伴う解約など一部の場合に限り残期間に応じた返金が検討されます。自動更新である点も含め、14日間無料体験の全条件をまとめた記事で先に確認しておくと安心です。

最初の1週間でやること

📋 初週のタスク

1日目:登録と初期設定を済ませる(手順は操作手順をまとめた記事を参照)。ここから先は「何を・どの順で学ぶか」に集中します。
2日目最も苦手な1科目を選び、該当講座をマイ講座に登録する。ここで欲張らない。
3〜5日目:確認テスト→動画→演習の順で1日1単元。テキストはPDFを印刷するか、画面横にノートを開く。
6日目:王冠が付かなかった単元だけ再挑戦する。
7日目:続けられそうか判断する。無理なら科目を変えるかレベルを下げる。継続できたら2科目目を追加する。

💡 初週で見るべきは点数ではありません

1週間で成績は動きません。見るべきは「何日開けたか」だけです。7日中5日開けたなら、その子にとってこの教材は機能しています。2日で止まったなら、教材ではなく設計(科目数・レベル・時間帯)を疑ってください。私の経験上、初週で挫折する原因の大半は本人の意志ではなく、最初に決めた分量が多すぎることにあります。なお「何か月で成績が上がるか」については、公式に平均値が公表されておらず、今回の調査では確認できませんでした。期間を保証する情報は存在しない、という前提で始めてください。

よくある質問

❓ Q1. スタサプだけで成績は上がりますか?

A. 映像授業を見るだけでは上がりにくく、演習と復習をセットにして初めて定着します。公式サイトも「授業で理解+演習で定着」という流れを掲げており、講義動画には対応する確認テストや演習問題が用意されています。塾を使わず志望校に合格したという利用者の声も公式サイトに掲載されていますが、それが全員に当てはまるわけではありません。私の見解では、自分で計画を立てて実行できるかどうかが分かれ目です。

❓ Q2. 1日どのくらい勉強すればいいですか?

A. 基礎講座は1回約5〜10分の設計なので、最初は動画1〜2本と確認テストで15〜20分から始めるのが現実的です。公式の学習ガイドでは、講義数を「受講完了月数×4週」で割って1週間あたりのコマ数を決める方法が案内されています。まとまった時間を確保するより、短時間を毎日固定するほうが続きます。

❓ Q3. テキストは購入すべきですか?

A. テキストのPDFは無料でダウンロードでき、冊子は1冊1,320円(税込・送料込)で購入できます。公式サイトはテキスト利用者の学習時間が非利用者より長いというデータを掲載しています。判断基準は「毎回印刷する運用が自宅で続くか」です。続かないなら主要科目だけ冊子を購入するほうが、結果的に無駄が少なくなります。

❓ Q4. 塾と併用しても意味はありますか?

A. 併用は現実的な選択肢です。公式サイトの利用者の声でも、塾で扱っていない科目の学習や、他の生徒がいる場で質問しづらかった箇所の確認に使ったという内容が紹介されています。重要なのは役割を分けることです。同じ内容を二重にやると、時間だけが削られます。

❓ Q5. 学年を超えた先取り・戻り学習に追加料金はかかりますか?

A. かかりません。ベーシックコースでは、現在の学年や年齢に関わらず小1〜高3の講座をすべて視聴できると公式サイトに明記されています。志望校対策講座や資格対策講座も追加料金なしで受講可能です。ただし小1〜小3は、学び直しとして提供されているドリル演習中心の構成です。

❓ Q6. 無料体験だけで解約できますか?

A. できます。初回の方は14日間の無料体験が利用でき、無料体験終了の24時間前までに利用停止の手続きをすれば料金は発生しないと公式サイトに記載されています。ただし14日間には受講申し込み日が含まれ、Webサイトかつクレジットカード決済での申し込みが条件です。手続きはサポートWebから行います。解約手順を整理した記事も参考にしてください。

まとめ:スタサプの勉強法は「視聴後の10分」で決まる

インフォグラフィック

🎯 この記事の要点

  • 視聴時間と同じかそれ以上を、演習と復習に割り当てる。これが唯一かつ最大の原則です
  • 確認テストを先に解き、解けなかった単元だけ動画を見る。飛ばす判断が時短になります
  • 王冠マークが付かない単元=未完了リストとして扱い、進捗を感覚で測らない
  • 中学生は、塾が扱わない実技4教科の内申対策に使うと費用対効果が高い
  • 受験学年では、講義を頭から消化せず過去問と往復する「辞書」として使う
  • ベーシックコースは12か月一括払いで年額21,780円(月あたり1,815円)、月払いは月額2,178円
  • 質問対応や強制力を求める場合は、この教材だけでは補えません

⭕ 向いている人

  • 自分で計画を立て、決めた分量を実行できる
  • 学校の授業でつまずいた単元を、自分で特定できる
  • 前の学年に戻ることに抵抗がない
  • 塾に通いながら、扱われない科目を補いたい
  • 部活や習い事で通塾の時間が取りにくい

❌ 向いていない人

  • その場で質問して解決したい
  • 見張られていないと机に向かえない
  • 難関私立中学入試や、公立入試の特殊問題を主軸で対策したい
  • 答案の添削指導を受けたい

🗝️ 判断がついたら、あとは試すだけです

ここまで読んで「自分(お子さん)は続けられそうだ」と感じたなら、14日間の無料体験で実際の授業を確かめるのが最短です。逆に不安が残るなら、無理に始める必要はありません。判断材料が足りない場合は、実際の利用者評価を先に確認してください。

【PR】スタサプ高校講座・大学受験講座を14日間無料で試してみる

※PR・広告/※無料体験の適用条件・料金は変更される場合があります。申し込み前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

🎓 執筆者プロフィール

執筆者kouのプロフィール画像

kou/教育系Webライター・プロ家庭教師(フリーランス)

専門領域:中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校の学習指導、家庭学習の設計

経歴:中学生時代に早稲田アカデミーへ通い慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、指導歴は10年を超えます。現在はプロ家庭教師として、浪人生・不登校のお子さん・発達障害のあるお子さんの指導も担当しています。

この記事を書く資格:集団塾と家庭教師の双方で指導した経験があり、スタディサプリを併用している生徒を実際に担当してきました。そのため、映像授業が家庭学習のどの工程で効き、どこで止まるかを、教材の宣伝文句ではなく現場の観察から書くことができます。特定の教育サービスに所属していない立場から、メリットと同じ密度でデメリットを開示することを方針としています。

プロフィール運営理念プライバシーポリシーお問い合わせ

📋 調査概要

  • 調査対象:スタディサプリ ベーシックコース(小学講座・中学講座・高校講座・大学受験講座)の学習機能、料金体系、講座構成
  • 調査方法:公式サイト・公式サポートページ・運営会社のプレスリリースの調査、および著者の指導経験に基づく分析
  • 調査実施日:2026年8月1日
  • 情報の限界:著者自身が有料会員として全講座を受講した経験はありません。したがって講義の内容評価や機能の操作感については、公式に公開されている情報と、指導した生徒の学習状況から観察できた範囲に限られます。個別の講義品質の網羅的な検証、他社サービスとの直接的な学習効果の比較実験は行っていません。また、公式サイトに掲載されている利用者の声は運営会社が選定・掲載したものであり、平均的な結果を示すものではない点にご留意ください。料金・講座構成は変更される可能性があるため、申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。
  • 利益相反の開示:本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。著者は株式会社リクルートおよびスタディサプリと、雇用・資本・顧問等の関係を有していません。掲載内容の決定に運営会社の関与はありません。

📚 参考文献・引用元

🏷️ 更新情報

公開日:2026年8月1日/最終更新日:2026年8月1日
※情報変更があった場合は随時更新します。