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🎓 この記事を書いた人

kou(教育系Webライター・プロ家庭教師)
指導歴10年超。慶應義塾大学経済学部卒。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、現在はフリーランスで中学受験から大学受験・浪人生まで担当しています。
公開日:2026年10月17日/最終更新日:2026年10月17日
※情報変更があった場合は随時更新します。
🎯 結論
結論:大学受験料の「平均」は1校あたり共通テスト18,000円・国公立17,000円・私立一般35,000円前後で、総額は併願の組み方しだいで約5万円から30万円近くまで大きく変わります。首都圏の私大に下宿して通う新入生の家庭では、交通費・宿泊費を含む受験費用の平均が27万円台という調査もあります。
「受験料って結局いくら用意すればいいの?」「滑り止めを増やしたいけれど家計が心配」とお悩みではありませんか。この記事では、公表されている検定料と統計をもとに、併願パターン別の総額を私自身が試算しました。
📋 この記事でわかること
- 共通テスト・国公立・私立それぞれの受験料の相場
- 統計データで見る「受験費用」の平均額
- 国公立専願/国私併願/私立専願の3パターンの総額試算
- 交通費・宿泊費・滑り止めの入学金など見落としがちな出費
- 受験料を抑えつつ合格の可能性を落とさない併願の組み方
📝 本記事の情報について
受験料の金額は大学入試センター・各大学・公的機関が公表している情報に基づき、試算部分は私の指導経験をふまえた著者独自の計算です。特定の大学・予備校との利益相反はありません。金額は2026年10月時点の情報で、年度ごとに変わる可能性があります。
大学受験料の平均はいくら?まず相場の全体像を知る
📌 この章のポイント
共通テスト、国公立の個別試験、私立の一般選抜では、1回あたりの受験料がはっきり違います。まずは「1校いくらか」と「統計上の平均はいくらか」を分けて押さえましょう。
大学受験料(入学検定料)とは?
🔰 用語の意味
大学受験料(入学検定料)とは、大学の入学試験を受けるために出願時に支払う手数料のことです。募集要項では「入学検定料」「検定料」と表記され、試験の実施・採点・合否判定の費用にあてられます。合否にかかわらず、原則として返還されません。
試験の種類別・受験料の相場一覧
📊 1回あたりの受験料の目安
| 試験の種類 | 受験料の目安 | 根拠 |
|---|---|---|
| 大学入学共通テスト(3教科以上) | 18,000円 | 大学入試センター公表額 |
| 大学入学共通テスト(2教科以下) | 12,000円 | 同上 |
| 共通テストの成績閲覧(希望者) | 300円 | 同上(検定料と同時に支払い) |
| 国立大学の個別試験(前期・後期それぞれ) | 17,000円 | 「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」の標準額 |
| 公立大学の個別試験 | 大学ごとに設定 | 各大学の募集要項で確認 |
| 私立大学の一般選抜 | 35,000円前後 | 例:早稲田大学の一般方式は35,000円 |
| 私立大学の共通テスト利用入試 | 一般選抜より安い設定が多い | 例:早稲田大学は学部により20,000〜35,000円 |
出典:大学入試センター公表の令和9年度共通テスト検定料、河合塾Kei-Net掲載の早稲田大学2026年度入試情報ほか(2026年10月17日参照)
📝 金額についての注記
本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は各大学の募集要項または公式サイトでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。
統計で見る「受験費用」の平均額
🔍 公的・団体調査の数値
- 首都圏私大・自宅外通学の受験費用:平均27万3,800円(2024年度入学者、前年度比7.9%増。首都圏の宿泊費高騰が主因)
- 同調査の2025年度入学者では、受験から入学までの費用が自宅外235万3,983円・自宅通学164万7,883円と過去最高を更新
- 日本政策金融公庫の調査では、受験費用・学校納付金・入学しなかった学校への納付金を合わせた「入学費用」が国公立大学67.2万円、私立大学文系81.8万円、私立大学理系88.8万円
💡 数字を読むときの視点
東京私大教連の数字には交通費・宿泊費が含まれるため、受験料だけの合計よりかなり大きく出ます。私は、ご家庭には「受験料」と「受験に行くための費用」を分けて見積もるよう伝えています。地方から首都圏の私大を複数受ける場合、後者が受験料を上回ることも珍しくないからです。
もう一つ注目したいのは、私の試算した私立専願型(受験料だけで28.8万円)が、交通費・宿泊費込みの平均27万3,800円を上回る点です。ここから、平均的な家庭は一般選抜を6校も重ねてはおらず、共通テスト利用を組み合わせて校数を絞っていると読めます。「みんなもっと受けている」という不安は、数字の上では当てはまらないと考えます。
併願パターン別に受験料の総額を試算
📌 この章のポイント
「平均」よりも役に立つのは、自分に近いパターンの総額です。ここでは典型的な3つの併願パターンで、受験料だけの合計を試算しました。
3パターンの受験料総額一覧
🧮 併願パターン別の試算
| パターン | 受験内容 | 受験料合計 |
|---|---|---|
| A:国公立専願型 | 共通テスト+国公立 前期・後期 | 52,000円 |
| B:国公立+私立併願型 | Aに加え、私立の共通テスト利用2校・一般選抜3校 | 197,000円 |
| C:私立専願型 | 共通テスト+私立の共通テスト利用3校・一般選抜6校 | 288,000円 |
※共通テスト18,000円、国公立17,000円、私立共通テスト利用20,000円、私立一般35,000円で著者が試算。交通費・宿泊費・成績閲覧手数料は含みません。
📊 内訳を図で比べる
試算から見える「お金がかかるポイント」
✏️ 試算を見て私が伝えたいこと
図を見ると、総額を押し上げているのは私立の一般選抜の校数だとわかります。1校35,000円は国公立の約2倍なので、一般選抜を1校増やすたびに、国公立の後期日程をもう1回受けるより高くつきます。
一方、私立の共通テスト利用は試験会場へ行く必要がなく、交通費・宿泊費がかかりません。地方の受験生ほど、受験料の差以上に「移動コストの差」が効いてきます。
具体的には、パターンCの一般選抜を6校から3校に絞るだけで105,000円減り、これは国公立の個別試験約6回分に相当します。私は「この1校は、国公立6回分の価値があるか」と問い直すことを勧めています。
受験料以外にかかる見落としがちな費用
📌 この章のポイント
受験シーズンの家計を圧迫するのは、受験料そのものより「その周辺の出費」であることが多いです。予算表に入れ忘れやすい3つを確認しておきましょう。
遠方受験の交通費・宿泊費
⚠️ 宿泊費は早めの確保が前提
東京私大教連の調査では、首都圏の宿泊費高騰で自宅外通学者の受験費用が前年度から約2万円増えたと報告されています。入試期間は受験生向けの宿泊プランが早く埋まるため、日程が固まった段階で予約しておくと安心です。
入学しなかった大学への入学金(滑り止め)
❗ 受験料より大きな出費になりやすい
私立大学の合格発表は国公立大学の発表より前に来ることが多く、入学手続きの締切までに入学金を納めないと合格が取り消されます。国公立が第一志望でも、私立の入学金を「押さえ」として払うケースがある点は、早い段階で家族で話し合っておきたいところです。入学金は原則として返還されません。
💬 入学金を払うかの判断軸
入学金を払って押さえるかどうかは、私は「国公立の合格可能性」と「その私立に本当に進学するか」の2点だけで決めるよう伝えています。共通テストの自己採点後に各予備校のリサーチ判定が出るので、共通テストリサーチの判定の見方を押さえておくと、押さえの要否を数字で判断しやすくなります。「行くつもりのない大学の入学金」は、受験料の何校分にもなる出費だという点を忘れないでください。
模試・過去問など出願前の費用
📋 出願前にも出費は続く
高3の1年間は、模試の受験料や志望校の過去問題集の購入費もかかります。どの模試をいつ受けるかは、河合塾の模試一覧と受験料で全体を把握しておくと予算が立てやすくなります。
元塾講師が考える受験料で後悔しない併願の組み方
📌 この章のポイント
併願校を増やせば安心感は増えますが、費用も体力も削られます。ここでは私の指導経験から、受験料と合格可能性のバランスの取り方をお伝えします。
併願校数は「日程」と「学力差」で決める
💬 指導現場で見てきたこと
私が受験生の併願相談で最初に作るのは、志望校の一覧ではなく入試日程のカレンダーです。連日の受験は、1校ごとの得点力を確実に落とします。受験料を払って受けても、疲れた状態で本命の前日に受けるなら意味が薄いと考えています。
そのうえで、合格可能性の高い大学・五分五分の大学・挑戦校をバランスよく置き、同じ層に何校も重ねないことが、受験料の無駄を減らす一番の近道です。全体の流れは大学受験の年間ロードマップでも整理しています。
受験料を抑える3つの工夫
✅ 費用を抑える方法
- 共通テスト利用入試を活用する:受験料が一般選抜より安い傾向があり、会場へ行かないため交通費もかかりません
- 併願割引・複数学部割引を確認する:同じ大学の複数学部・複数方式を受けると、2つ目以降の受験料を減額する大学があります
- 国立大学の第1段階選抜の返還を知っておく:共通テストの成績による第1段階選抜で不合格の場合、17,000円のうち13,000円が返還されます
大学受験料の注意点
📌 この章のポイント
受験料は金額だけでなく、払い方と期限にも落とし穴があります。出願直前に慌てないために、事前に知っておきたい点をまとめます。
支払い期限と出願締切は別の場合がある
⚠️ 期限の確認は二重に
共通テスト(2027年1月実施)は、Web出願の締切が2026年10月2日午後5時、検定料の支払い締切が同日午後11時59分と、時刻が分かれていました。2026年度から出願はWeb方式が原則となり、高校在籍者も含めて個人で出願する形に変わっています。
払った受験料は原則として戻らない
❌ 「念のため出願」は高くつく
出願後に受験をやめても、受験料は基本的に返ってきません。先に合格した大学で進学先が決まり、後の日程を欠席する場合も同じです。出願の時点で「本当に受けに行くか」を一校ずつ確認してから支払うことをおすすめします。
金額は年度ごとに変わる
📝 最新情報の確認について
本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。受験料は大学・方式ごとに毎年見直されることがあるため、出願前には必ず各大学の募集要項をご確認ください。
大学受験料についてよくある質問
📌 この章のポイント
保護者の方から特によく聞かれる疑問を5つ取り上げました。
大学受験料はいつ払うのですか?
❓ Q&A
A. 各試験の出願期間内に支払います。大学入学共通テスト(2027年1月実施分)の検定料は2026年9月15日から10月2日まで、私立大学の一般選抜はおおむね12月〜2月、国公立大学の個別試験は1月下旬〜2月上旬に出願・支払いを行うのが一般的です。正確な期限は各大学の募集要項で確認してください。
大学受験料は返金されますか?
❓ Q&A
A. 原則として返還されません。例外として、国立大学では共通テストの成績による第1段階選抜で不合格となった場合、検定料17,000円のうち13,000円が返還されます。出願が受理されなかった場合の扱いなどは大学ごとの規定によります。
大学受験料はクレジットカードで払えますか?
❓ Q&A
A. 共通テストの検定料はクレジットカード、コンビニエンスストア、Pay-easy(ペイジー)から選べます。私立大学・国公立大学の支払い方法は大学ごとに募集要項で定められているため、出願前に使える方法を確認してください。
大学受験の併願校数の平均は何校ですか?
❓ Q&A
A. 併願校数の平均を示す公的な統計は、調査した範囲では確認できませんでした。校数は志望校との学力差や受験日程によって大きく変わるため、平均に合わせるよりも、日程表と予算表を作って必要な校数を逆算するのがおすすめです。
受験料や受験時の交通費は教育ローンで借りられますか?
❓ Q&A
A. 日本政策金融公庫の「国の教育ローン」は、入学金や授業料だけでなく受験費用(受験料や受験時の交通費・宿泊費など)にも利用できるとされています。審査や所得の条件があるため、日本政策金融公庫の公式サイトで最新の要件を確認してください。
今日からできる受験費用の準備
📌 この章のポイント
受験料の総額は、志望校が固まる前でもおおまかに見積もれます。早めに数字にしておくと、併願の判断が感情ではなく計画で決められるようになります。高3の塾代まで含めた総額は大学受験の塾費用の相場もあわせてご覧ください。
受験料の予算を見積もる3ステップ
🔰 見積もりの手順
国公立・私立の共通テスト利用・私立一般に分けて、受ける可能性のある大学を並べます。
募集要項の金額、わからなければ本記事の目安額で計算し、割引制度があれば差し引きます。
遠方受験の交通費・宿泊費と、滑り止めに払う可能性のある入学金を別枠で加えます。
費用が厳しいときに使える制度
🧭 公的な支援の選択肢
- 国の教育ローン:日本政策金融公庫が扱い、受験費用にも使えるとされています(日本政策金融公庫の教育費コラム)
- 受験料の免除制度:災害で被災した受験生などを対象に、受験料を免除する大学があります。対象と申請方法は各大学の募集要項で確認してください
- 入学後の奨学金:日本学生支援機構の奨学金は入学後の学費・生活費が中心で、受験料そのものにはあてられない点に注意が必要です
📝 ローン・制度についての注記
各制度の利用条件は変更される場合があります。借入を検討する際は、各機関の公式サイトで最新の条件をご確認ください。
まとめ:大学受験料の平均を知って無理のない併願計画を
🎯 この記事のまとめ
- 受験料の目安は共通テスト18,000円、国公立17,000円、私立一般35,000円前後
- 総額は国公立専願で約5万円、国私併願で約20万円、私立専願で約29万円が試算上の目安
- 首都圏私大・自宅外の家庭では交通費・宿泊費込みの受験費用が平均27万円台という調査もある
- 滑り止めの入学金は受験料より大きな出費になりやすい
平均額に合わせるのではなく、日程表と予算表から必要な併願校数を逆算することが、受験料で後悔しないいちばんの方法です。
⭕ 試算どおりに組みやすい人
- 志望校の層(安全・実力相応・挑戦)がはっきりしている
- 共通テスト利用入試をうまく使える科目構成になっている
- 自宅から通える範囲に受験校が多い
🔺 試算より膨らみやすい人
- 地方から首都圏など遠方の大学を複数受ける
- 私立医学部や複数方式の一般選抜を重ねる
- 国公立第一志望で、私立の入学金を押さえる必要がある
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🎓 著者プロフィール

kou(教育系Webライター・プロ家庭教師)
中学時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導しました。現在はフリーランスのプロ家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校・浪人生・不登校・発達障害のある生徒の指導に携わっています。
この記事を書く理由:指導歴10年超のなかで、受験生と保護者の併願相談に何度も向き合ってきました。受験料は「知っていれば防げる出費」が多い分野だと感じ、公表情報を整理して試算をまとめました。
📚 調査概要
- 調査対象:大学入学共通テスト・国公立大学・私立大学の入学検定料、受験費用に関する統計
- 調査方法:公式サイト調査/文献調査/著者の業界知見
- 調査実施日:2026年10月17日
- 情報の限界:全大学の受験料を網羅的に調べたものではありません。私立大学の金額は代表例と一般的な傾向です。併願校数の平均を示す公的統計は確認できませんでした。日本政策金融公庫の調査は2021年実施で、最新の物価水準を反映していない可能性があります。
- 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告はありません)
📚 参考文献・引用元
- 独立行政法人 大学入試センター(参照日:2026年10月17日)
- 東京私大教連「私立大学新入生の家計負担調査」(参照日:2026年10月17日)
- 日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査結果」2021年12月(参照日:2026年10月17日)
- 河合塾Kei-Net 早稲田大学 受験料(参照日:2026年10月17日)
- 文部科学省「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」(検定料の標準額・第1段階選抜時の返還額)
- 独立行政法人 日本学生支援機構(参照日:2026年10月17日)
🏷️ 記事情報
公開日:2026年10月17日/最終更新日:2026年10月17日
※情報変更があった場合は随時更新します。

