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大学受験者数の推移|18歳人口と共通テストの変化を元塾講師が解説

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kou(教育系Webライター・プロ家庭教師)
指導歴10年超。慶應義塾大学経済学部在学中に早稲田アカデミーで講師を務め、現在はフリーランスで中学受験から大学受験・浪人生まで指導しています。

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公開日:2026年10月17日/最終更新日:2026年10月17日
※情報変更があった場合は随時更新します。

🎯 この記事の結論

結論:大学受験者数は2018年度をピークに減ってきましたが、2025・2026年度は共通テスト志願者数が約49.5万人前後で横ばいです。その一方で、入学者の53.6%が総合型選抜・学校推薦型選抜で決まる時代になり、「一般選抜で受ける人」はさらに少数派になっています。

受験者数の減少=どこでも入りやすい、ではありません。志望校の層と入試方式ごとに数字を読み分けることが、これからの受験の出発点です。

📌 「数字が多すぎて何が起きているのかわからない」と感じていませんか?

少子化で受験は楽になる、浪人は減っている、推薦が増えている……。ニュースで断片的に聞く話は、実はそれぞれ別のデータを指しています。この記事では、公表データを3つの指標に整理し、受験生と保護者が判断に使える形に読み解きます。

📋 この記事でわかること

  • 「大学受験者数」の数え方と、3つの指標の違い
  • 18歳人口・大学進学率・共通テスト志願者数の最新の推移
  • 2026年度に浪人生(既卒生)の志願者が増えた事実と、その読み方
  • 総合型選抜・学校推薦型選抜が過半数になった入試の構図
  • 受験者数が減っても難易度が下がりにくい層と、受験生・保護者が今できること

💬 この記事の立ち位置

私は塾講師・家庭教師として10年以上、受験生を指導してきました。大学受験には受験生としてではなく、主に指導者として関わってきた立場から書いています。数値はすべて文部科学省・大学入試センター等の公表データに基づき、データから言えることと私の見解は分けて書きます。

  1. 大学受験者数の推移とは?まず押さえたい3つの指標
    1. 「大学受験者数」とは何を指す?数え方で数字が変わる理由
    2. 18歳人口・共通テスト志願者数・大学入学者数の違い
  2. 18歳人口と大学進学率の推移
    1. 18歳人口は1992年の約205万人から約半分に
    2. 大学進学率は約6割、それでも分母の縮小が上回る
    3. 2026年は一時的な「下げ止まり」、2027年以降は再び減少
  3. 共通テスト志願者数の推移(2017〜2026年度)
    1. 共通テスト志願者数の年度別一覧
    2. 浪人生(既卒生)はなぜ減り、2026年度に増えたのか
    3. 18歳人口が増えたのに現役志願者は減った理由
  4. 入試方式別に見る受験者数の変化
    1. 総合型選抜・学校推薦型選抜が入学者の過半数に
    2. 国立と私立でまったく違う構図
    3. 元塾講師が見た「年内入試シフト」の現場感
  5. 受験者数の減少は「入りやすくなった」を意味するか
    1. 易化しやすい層と、ほとんど変わらない層
    2. 「全入時代」という言葉を鵜呑みにしてはいけない理由
    3. 受験者数のデータを読むときの注意点
  6. 受験者数の推移から考える受験戦略
    1. 受験生がいまやるべき3つの行動
    2. 保護者が押さえたいお金と情報の話
  7. 大学受験者数の推移に関するよくある質問
    1. 大学受験者数は毎年どれくらい減っていますか?
    2. 2026年度の共通テストで浪人生が増えたのはなぜですか?
    3. 受験者数が減れば、大学には入りやすくなりますか?
    4. 総合型選抜や学校推薦型選抜はどれくらい増えていますか?
    5. 18歳人口はこの先どうなりますか?
  8. まとめ:大学受験者数の推移から読む、これからの受験

大学受験者数の推移とは?まず押さえたい3つの指標

🔍 最初に確認したいこと

「大学受験者数」という統計は、実は1つではありません。どの数字を見るかで、増えているようにも減っているようにも見えます。まずは数え方を整理しましょう。

「大学受験者数」とは何を指す?数え方で数字が変わる理由

📌 大学受験者数の定義

大学受験者数とは、一般にその年度に大学入試を受ける人の数を指します。ただし、全大学の受験者を重複なく数えた公式統計はありません。そのため実際には、①18歳人口、②大学入学共通テストの志願者数、③大学入学者数の3つを組み合わせて推移を読むのが基本です。

18歳人口・共通テスト志願者数・大学入学者数の違い

📊 3つの指標の比較

指標何がわかるか主な公表元注意点
18歳人口受験生になり得る人の母数文部科学省(学校基本調査)3年前の中学校卒業者数等で数える
共通テスト志願者数受験者の規模と浪人生の動向大学入試センター私立大学のみ受験する人は含まれないことが多い
大学入学者数・入試方式別入学者最終的に入学した人と入試方式の内訳文部科学省志願者数は延べ人数で、実人数ではない

💡 指導者として強調したいこと

保護者面談でよく見かけるのが、「共通テストの志願者が減った=大学受験生全体が同じだけ減った」という読み方です。共通テストを使わず、年内の総合型選抜や推薦で私立大学に進む生徒は数字に表れにくいので、共通テストの数字は「一般選抜を中心に受ける層」の動きと考えるのが実態に近いと私は考えています。

実際に数字で確かめてみます。2025年度の総合型選抜の入学者126,766人が全体の19.5%にあたることから逆算すると、大学入学者の総数は約65万人です。これに対して2026年度の共通テスト志願者は約49.6万人で、約15万人分の差があります。浪人生や進学しない受験者も含む共通テストの数字が入学者より小さいということは、それ以上の規模の生徒が共通テストを受けずに大学へ進んでいることを意味します。

18歳人口と大学進学率の推移

🔍 この章のポイント

受験者数のもとになるのが18歳人口です。いまの18歳は、親世代が受験した頃と比べてどれくらい少ないのでしょうか。長期の推移と、進学率との関係を見ていきます。

18歳人口は1992年の約205万人から約半分に

18歳人口の推移と将来推計18歳人口の推移と将来推計推計を含む期間05010015020025019701980199020002010202020302040249205137110106.3109.39682単位:万人 ━ 実績 ╍ 推計出典:文部科学省「関係データ集」(2024年7月)、リクルート進学総研「18歳人口予測」(2025年2月)より作成

📊 18歳人口の主な数値

年18歳人口区分
1966年約249万人実績(過去最多)
1992年約205万人実績(第2のピーク)
2005年約137万人実績
2023年約110万人実績
2024年106.3万人実績
2026年109.3万人推計
2035年約96万人推計
2040年約82万人推計

1992年のピークから現在まで、18歳人口はおよそ半分になりました。保護者の方が受験した1990年前後は、同じ学年の人数がいまの約2倍いた時代です。

📚 出典

文部科学省「関係データ集」(2024年7月19日版)、リクルート進学総研「18歳人口予測」(2025年2月)をもとに作成(参照日:2026年10月17日)。1992年の値は、文部科学省「学校基本調査」の3年前の中学校卒業者数等にもとづく18歳人口の値です。

大学進学率は約6割、それでも分母の縮小が上回る

📌 進学率と在学者数の最新値

文部科学省「令和7年度学校基本調査」(確定値)によると、浪人を含む大学(学部)進学率は58.6%で、前年度とほぼ同水準でした。一方、大学の在学者数は297万2,412人で過去最多です。リクルート進学総研の集計では、現役の大学進学率は2015年の48.9%から2024年には58.4%まで上がっています。

つまり「大学に行く人の割合」は上がり続けてきた一方、18歳人口の減少がそれを上回るペースで進んでいるため、受験者の総数は縮んでいく構図です。

📝 数値についての注記

大学進学率の分母(18歳人口)の算出方法について、文部科学省は2025年12月に見直しを表明しています。そのため年度間の細かな比較には注意が必要です。

2026年は一時的な「下げ止まり」、2027年以降は再び減少

⚠️ 2026年の数字を読むときの注意

18歳人口は2024年の106.3万人から2026年には109.3万人まで一時的に増えると推計されています。これは出生数の小さな揺れによるもので、2027年からは再び減少に転じる見込みです。「今年は受験生が多いから厳しい」「来年は減るから楽になる」といった1年単位の比較より、長期の流れで考えるほうが判断を誤りにくいと考えます。

共通テスト志願者数の推移(2017〜2026年度)

🔍 この章のポイント

受験者数の推移を最もはっきり示すのが、大学入学共通テスト(2020年度までは大学入試センター試験)の志願者数です。国公立大学の受験には原則として必要なため、一般選抜の規模を測る物差しになります。共通テストのボーダーの見方とあわせて押さえておくと、志望校選びに役立ちます。

共通テスト志願者数の年度別一覧

共通テスト志願者数と既卒生志願者数の推移共通テスト志願者数の推移(2017〜2026年度)0万10万20万30万40万50万60万57.61758.31857.71955.82053.52153.02251.32349.22449.52549.62610.710.08.17.77.26.86.57.1年度(20xx)/単位:万人/2020年度まではセンター試験志願者数(全体)うち既卒生(浪人生)出典:大学入試センター公表値(河合塾Kei-Net集計資料より作成)。既卒生は2019年度以降のみ表示。

📊 共通テスト(センター試験)志願者数の推移

年度志願者数受験者数受験率
2017575,967人547,892人95.1%
2018582,671人554,212人95.1%
2019576,830人546,198人94.7%
2020557,699人527,072人94.5%
2021535,245人484,114人90.4%
2022530,367人488,384人92.1%
2023512,581人474,051人92.5%
2024491,914人457,608人93.0%
2025495,171人462,066人93.3%
2026496,237人464,090人93.5%

2021年度に共通テストへ移行してから志願者は減り続け、2024年度に50万人を割りました。2025年度・2026年度は前年比でわずかに増え、横ばいに近い動きです。

📚 出典

大学入試センター公表値(河合塾Kei-Net「2026年度共通テスト実施結果」掲載の推移表より、参照日:2026年10月17日)。

浪人生(既卒生)はなぜ減り、2026年度に増えたのか

📊 既卒生・現役生の志願者数(2025→2026年度)

区分2025年度2026年度前年比
全体495,171人496,237人100.2%
現役生425,968人420,311人98.7%
既卒生64,974人71,310人約109.8%

既卒生(浪人生)の志願者は、センター試験時代の2019年度には10万人を超えていましたが、2025年度には6万4,974人まで減りました。ところが2026年度は7万1,310人と、約1割増えています。

✏️ 私の見方:浪人が減ってきた構造と2026年度の反転

浪人が長く減ってきた背景には、年内入試で早く進学先を決める流れと、「1年待つより今の合格を取る」という家庭の判断があると私は見ています。私が指導してきた中でも、浪人するかどうかは学力だけでなく、費用と本人の気力をどう見積もるかで決まることがほとんどでした。

2026年度の増加の理由は公式には示されていないため、断定はできません。ただ、浪人生の数が底を打った可能性は、これから受験する人にとって「一般選抜の競争相手が今後も減り続けるとは限らない」というサインとして受け止めておくべきだと考えます。

📝 既卒生の数値の出典

2025・2026年度:河合塾Kei-Net「2026年度共通テスト志願者数確定」。2019年度の値は大学入試センター公表値。前年比は筆者算出。

18歳人口が増えたのに現役志願者は減った理由

💡 公表データを重ねて見えること

見落とされがちなのが、18歳人口は2025年の109.1万人から2026年の109.3万人へわずかに増えると推計されているのに、共通テストの現役志願者は42万5,968人から42万311人へ5,657人減っている点です。母数が増えて受験者が減ったということは、現役生の中で「共通テストを受けない進路」を選ぶ人の割合が増えていると読めます。

次の章で見る総合型選抜・学校推薦型選抜の拡大とあわせて考えると、高校3年生の受験は「年内に決める層」と「共通テスト・一般選抜まで戦う層」に二極化しているというのが、私がデータから受け取った一番大きなメッセージです。

入試方式別に見る受験者数の変化

🔍 この章のポイント

大学入学者のうち、一般選抜で入学する人はいまどれくらいいるのでしょうか。文部科学省の最新データでは、すでに半数を割っています。

総合型選抜・学校推薦型選抜が入学者の過半数に

📊 大学入学者に占める選抜区分の割合

選抜区分2024年度2025年度
総合型選抜16.1%(98,520人)19.5%(126,766人)
学校推薦型選抜35.0%(214,549人)34.1%(221,415人)
年内入試の合計51.1%53.6%

2025年度入試では、大学入学者の53.6%が総合型選抜・学校推薦型選抜で入学しました。総合型選抜の入学者は前年度より約2万8,000人多く集計されていますが、選抜区分の再整理による影響も含まれます。

📚 出典と注記

文部科学省「令和7年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」(2025年11月26日公表、参照日:2026年10月17日)。文部科学省は、選抜区分の再整理などにより前年度との厳密な比較はできないと注記しています。

国立と私立でまったく違う構図

設置者別の入学者選抜区分の割合入学者に占める選抜区分の割合(2025年度)国立7.7%12.7%79.6%年内入試計 20.4%公立26.9%67.1%年内入試計 32.9%私立22.8%38.8%38.4%年内入試計 61.6%大学全体19.5%34.1%46.4%年内入試計 53.6%総合型選抜学校推薦型選抜一般選抜ほか出典:文部科学省「令和7年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」(2025年11月26日公表)より作成。「一般選抜ほか」は100%から総合型・推薦の割合を差し引いた値です。

⚖️ 設置者別に見ると

年内入試が過半数というのは大学全体の話です。国立大学は総合型・推薦あわせて約2割にとどまり、入学者の大半は今も共通テストと個別試験の一般選抜で決まっています。一方で私立大学は約6割が年内入試です。大学ごとに推薦の種類や条件は異なるため、大学ごとの推薦制度の違いを確認することが欠かせません。

元塾講師が見た「年内入試シフト」の現場感

🗣️ 指導現場から見える変化

家庭教師として大学受験生を見ていると、年内入試の広がりは数字以上に「受験の始め方」を変えたと感じます。一般選抜だけを考えていた頃の感覚で準備を始めると、高2の終わりには総合型・推薦を視野に入れるかを決めておかないと、評定平均や活動実績の準備が間に合わないケースが出てきます。

一方で、年内入試を「楽な受験」と捉えて一般選抜の勉強を止めてしまうと、不合格になった場合の立て直しが難しくなる点にも注意が必要です。総合型選抜の対策を塾に頼るべきかも含め、早めに方針を決めることが大切だと考えます。

受験者数の減少は「入りやすくなった」を意味するか

❓ よく聞かれる疑問

「子どもの数が減っているなら、昔より大学に入りやすいのでは?」という質問を保護者の方からよくいただきます。答えは「層によって違う」です。

易化しやすい層と、ほとんど変わらない層

📈 入りやすくなっている層

日本私立学校振興・共済事業団「私立大学・短期大学等入学志願動向」によると、2024年度は私立大学の約6割(59.2%)が入学定員を満たしていませんでした。定員割れが目立つのは主に地方や中小規模の私立大学で、こうした大学では受験生確保のため年内入試の枠を広げる傾向があります。かつて難関とされた大学の偏差値が下がった例は、30年前と今の偏差値を比較した記事でも詳しく扱っています。

📉 ほとんど易しくなっていない層

難関国公立大学や人気私立大学の一般選抜は、定員自体が大きく変わらないうえ、年内入試に定員の一部が回ることで一般選抜の枠がむしろ絞られることがあります。受験者の総数が減っても、上位層の競争は大きくは緩んでいないと私は見ています。

「全入時代」という言葉を鵜呑みにしてはいけない理由

⚠️ 「全入時代」の落とし穴

大学の入学定員の合計と志願者数が近づいた状態を「大学全入時代」と呼ぶことがありますが、これはどこかの大学には入れるという意味にすぎません。希望する大学・学部に入れるかどうかは別の問題です。「全入時代だから大丈夫」と準備を後回しにすると、結果的に志望校の選択肢を狭めることになりかねないと私は考えています。

受験者数のデータを読むときの注意点

❗ データを判断に使う前に

  • 共通テスト志願者数には、私立大学の年内入試だけで進学する層がほとんど含まれない
  • 入学志願者数は延べ人数で、1人が複数校に出願すると重複して数えられる
  • 選抜区分の定義変更や18歳人口の算出方法の見直しがあり、年度間の厳密な比較が難しい年がある
  • 全国の平均値は、志望校の倍率や難易度をそのまま表すものではない
  • 私立大学の一般選抜の実受験者数や、2040年時点の大学入学者数の公式推計は、今回の調査では確認できなかった

受験者数の推移から考える受験戦略

🔍 この章のポイント

データを知ったうえで、受験生と保護者は何をすればよいのでしょうか。私が指導の中で実際に伝えていることを、行動に落とし込んで整理します。

受験生がいまやるべき3つの行動

🔰 受験生のための3ステップ

① 自分が受ける入試方式を決める
一般選抜中心か、総合型・推薦を軸にするか、併用するかを高2のうちに決めます。年内入試を使うなら評定平均の確保が最優先です。
② 志望校の「方式別」の倍率を確認する
全国の受験者数ではなく、志望校・学部の一般選抜と年内入試それぞれの募集人員と実質倍率を大学の公式サイトで確認します。
③ 年内入試を受けても一般選抜の勉強は止めない
年内入試は不合格になる可能性もあります。共通テストと一般選抜に戻れる学力を並行して維持することが、最大のリスク対策です。

🧭 全体の計画を立てるなら

受験方式の選択から直前期までの流れは、大学受験の時期別ロードマップで全体像をまとめています。

保護者が押さえたいお金と情報の話

💰 費用面で考えておきたいこと

年内入試は合格発表が早く、入学金の納付も早い時期に求められることがあります。一般選抜の併願校の入学金と重なる可能性も含めて、早めに資金計画を立てておくと安心です。塾・予備校にかかる費用の目安は大学受験の塾費用の相場で整理しています。

費用を抑えたい家庭では、映像授業を組み合わせるのも一つの方法です。スタサプだけで大学受験に挑む場合の限界も事前に知っておくと、選択を誤りにくくなります。

📝 費用・進路情報についての注記

本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は各サービスの公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。

大学受験者数の推移に関するよくある質問

❓ よくある質問

受験生・保護者の方からよく寄せられる疑問に、公表データをもとにお答えします。

大学受験者数は毎年どれくらい減っていますか?

❓ 回答

共通テスト志願者数で見ると、2018年度の582,671人から2024年度の491,914人まで約9万人減りました。ただし2025年度は495,171人、2026年度は496,237人と、直近2年はほぼ横ばいです。

2026年度の共通テストで浪人生が増えたのはなぜですか?

❓ 回答

2026年度の既卒生の志願者は71,310人で、前年度の64,974人から約1割増えました。理由は大学入試センターから公式に示されておらず確定できません。前年度の結果を受けて再挑戦を選んだ層が一定数いたと考えられますが、これは推測です。

受験者数が減れば、大学には入りやすくなりますか?

❓ 回答

大学全体では入りやすくなっていますが、一律ではありません。定員割れが目立つのは主に中小規模の私立大学で、難関国公立大学や人気私立大学の一般選抜では、受験者数の減少ほど難易度は下がっていないと私は見ています。

総合型選抜や学校推薦型選抜はどれくらい増えていますか?

❓ 回答

文部科学省によると、2025年度入試の大学入学者のうち総合型選抜は19.5%、学校推薦型選抜は34.1%で、合計53.6%と過半数でした。前年度は合計51.1%でしたが、選抜区分の再整理があったため厳密な比較はできないと注記されています。

18歳人口はこの先どうなりますか?

❓ 回答

リクルート進学総研の推計では、18歳人口は2026年の約109.3万人でいったん増加が止まり、2027年から再び減少に転じます。文部科学省の資料では2035年に約96万人、2040年に約82万人まで減る推計が示されています。

まとめ:大学受験者数の推移から読む、これからの受験

🎯 この記事のまとめ

  • 18歳人口は1992年の約205万人から2024年の106.3万人へ、約半分になった
  • 共通テスト志願者数は2018年度の58.3万人から減り、2025・2026年度は約49.5万人前後で横ばい
  • 既卒生(浪人生)の志願者は減り続けてきたが、2026年度は7万1,310人と約1割増えた
  • 2025年度の大学入学者の53.6%が総合型選抜・学校推薦型選抜。ただし国立は約2割、私立は約6割と大きく異なる
  • 受験者数が減っても、難関大学の一般選抜の競争は大きくは緩んでいない

大学受験者数の推移は「全体として入りやすくなった」と同時に「受け方の選択がより重要になった」ことを示しています。全国の数字に安心せず、志望校と入試方式ごとの数字で判断してください。

✅ このデータを参考にしやすい人

  • 受験方式(一般か年内入試か)をこれから決める高校1〜2年生
  • 子どもの受験環境を親世代と比べて正しく理解したい保護者
  • 浪人するかどうかを判断材料をそろえて考えたい人

❌ この記事だけで判断しないほうがよい人

  • 志望校がすでに決まっていて、具体的な倍率や合格最低点を知りたい人(大学の公式発表を確認してください)
  • 医学部など、特定学部の競争状況を知りたい人

🧭 次の一歩

入試方式を決めたら、自分に合う学習手段を比べてみましょう。塾・家庭教師の選び方は学習塾・家庭教師の比較ランキングで、費用を抑えた学習法はスタサプ大学受験講座の評判で詳しく解説しています。

🎓 著者プロフィール

著者kouのプロフィール写真

kou(教育系Webライター・プロ家庭教師)

  • 指導歴10年超。中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校生・浪人生・不登校・発達障害のある生徒の指導経験あり
  • 中学生時代に早稲田アカデミーに通い、慶應義塾高等学校に合格
  • 慶應義塾大学経済学部卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導
  • 現在はフリーランスの教育系Webライター&プロ家庭教師

この記事を書く理由:受験生と保護者が「数字の印象」ではなく「数字の中身」で進路を選べるよう、指導者として公表データを読み解いてお伝えしたいと考えたためです。いかなる教育機関にも忖度せず、データの限界も含めてお伝えします。

プロフィール|運営理念|プライバシーポリシー|お問い合わせ

公開日:2026年10月17日/最終更新日:2026年10月17日
※情報変更があった場合は随時更新します。

📝 調査概要

  • 調査対象:18歳人口、大学進学率、大学入学共通テスト志願者数、大学入学者の選抜区分別内訳
  • 調査方法:公的機関・公式資料の調査(文部科学省、大学入試センター公表値)、大手予備校・調査機関の公開資料の確認、著者の指導経験に基づく考察
  • 調査実施日:2026年10月17日
  • 情報の限界:全大学の受験者数を重複なく数えた公式統計は存在しないため、複数の指標から推計的に読み解いています。2026年度の既卒生増加の理由は公式に確認できませんでした。将来の18歳人口は推計値です。私自身は大学受験を主に指導者の立場から見ており、受験生・保護者へのヒアリング調査は行っていません。
  • 利益相反の有無:なし(本記事で紹介する教育機関・サービスとの提携・広告掲載はありません)

🏷️ 記事情報

公開日:2026年10月17日/最終更新日:2026年10月17日
※情報変更があった場合は随時更新します。