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🎓 この記事を書いた人
🎯 結論
結論:河合塾(Kei-Net)の2027年度入試用データでは、国公立の薬学部は京都大学(前期)と千葉大学(後期・薬科学)の65.0が最も高く、私立は慶應義塾大学の62.5、東京理科大学の60.0が上位です。
ただし、この数字は「合格可能性50%のライン」であり、入試方式によって同じ大学でも2.5〜5.0の差が出ます。ランキングの順位だけで志望校を決めると、受かりやすさも入学後の6年間も見誤りやすい、というのが講師として受験生を見てきた私の実感です。
📋 この記事でわかること
- 河合塾の薬学部偏差値(ボーダー偏差値)の意味と読み方
- 国公立・私立の主要な薬学部の偏差値と共通テスト得点率(2027年度入試用)
- 偏差値の順位と共通テスト得点率の順位がずれる大学と、その読み解き方
- 6年制・4年制の違いと、国家試験データで見落としやすいポイント
- 志望校を絞り込むための具体的な手順
💬 この記事の立ち位置
私自身、受験生として模試の判定に一喜一憂した側も、講師として生徒に判定の意味を説明する側も経験してきました。そのうえで本記事は、河合塾の公開データ(Kei-Net)と厚生労働省の公表資料の調査に基づき、数字の「読み方」に重心を置いて書いています。私は薬学部の在籍経験はなく、大学ごとの授業や雰囲気については公式情報の範囲内でお伝えします。特定の大学・予備校から報酬は受け取っていません。
河合塾の薬学部偏差値とは?ランキングを見る前の基本
📌 この章の要点
「慶應の薬学部は62.5」と聞いて、その数字が何を表しているか説明できるでしょうか。この章では、ランキングを正しく読むための前提を3つに絞って整理します。
河合塾の薬学部偏差値は「合格可能性50%」のボーダーライン
🔍 ボーダー偏差値の定義
河合塾の薬学部偏差値とは、河合塾の全統模試でその偏差値をとった受験生の合格可能性がおよそ50%になるライン(ボーダーライン)のことです。Kei-Netの「入試難易予想ランキング表」(表の仕組みと見方)では2.5刻みで示され、たとえば「55.0」は55.0以上57.5未満の帯を意味します。
つまり、偏差値が表の数値に届いていても「合格圏」ではなく「五分五分の入口」に立った状態です。共通テストを使う方式では、偏差値の代わりにボーダー得点率(%)が示されます。
同じ薬学部でも入試方式で偏差値が変わる理由
📊 方式による差の実例(2027年度入試用)
| 大学・学科 | 入試方式 | ボーダー偏差値 |
|---|---|---|
| 明治薬科大 薬 | B方式前期/B方式後期 | 50.0/52.5 |
| 日本大 薬 | A個別方式/N全学統一第1期 | 47.5/52.5 |
| 神戸薬科大 薬 | A日程/B日程(化学) | 47.5/52.5 |
| 京都薬科大 薬 | 前期3教科型/後期2教科型 | 52.5/55.0 |
出典:河合塾Kei-Net 大学検索システム「ボーダー」(2027年度入試、2026年10月9日参照)
💡 元講師の読み解き
差が出る主な理由は、募集人数の少なさと試験科目の数だと考えます。後期日程や科目数の少ない方式は、募集枠が小さい一方で上位層が併願先として集まりやすく、ボーダーが上がりがちです。指導の現場でも「その大学の偏差値」を1つの数字で覚えている生徒ほど、出願直前に方式ごとの差を知って慌てる、という場面がよくありました。見るべきは大学単位ではなく「方式単位」です。
河合塾と駿台・ベネッセの偏差値は直接比べられない
⚠️ よくある読み違い
偏差値は「その模試を受けた集団の中での位置」なので、受験者層が違えば同じ数字でも意味が変わります。河合塾のボーダー偏差値は河合塾の全統模試の偏差値と照らし合わせるのが正しい使い方です。他社の模試しか受けていない場合は、その会社の難易度表を使うほうが判断を誤りにくいと考えます。
国公立大学の薬学部偏差値ランキング(河合塾・2027年度入試用)
📌 この章の要点
国公立の薬学部は、共通テストのボーダー得点率と二次試験の偏差値の両方を見る必要があります。ここでは主要な国公立大学の薬学部を、Kei-Netの大学別ページで確認できた数値をもとに一覧にしました。
国公立薬学部の偏差値・共通テスト得点率一覧
📊 国公立大学 薬学部のボーダー(主要校)
| 大学 | 学科(日程) | 共テ得点率 | 二次偏差値 |
|---|---|---|---|
| 京都大 | 薬学部一括(前期) | 83% | 65.0 |
| 千葉大 | 薬科学(後期) | 80% | 65.0 |
| 大阪大 | 薬(前期) | 80% | 62.5 |
| 千葉大 | 薬学部一括(前期) | 79% | 62.5 |
| 名古屋市立大 | 薬(中期) | 80% | 62.5 |
| 北海道大 | 薬学部(後期) | 81% | 62.5 |
| 九州大 | 臨床薬(前期) | 82% | 60.0 |
| 東北大 | 薬学部一括(前期) | 78% | 60.0 |
| 岐阜薬科大 | 薬(中期) | 79% | 60.0 |
| 名古屋市立大 | 生命薬科学(中期) | 78% | 60.0 |
| 徳島大 | 薬(後期) | 78% | 60.0 |
| 九州大 | 創薬科学(前期) | 77% | 57.5 |
| 静岡県立大 | 薬(中期) | 77% | 57.5 |
| 岡山大 | 薬(前期) | 76% | 57.5 |
| 広島大 | 薬(前期) | 75% | 57.5 |
| 金沢大 | 薬(前期) | 74% | 57.5 |
| 徳島大 | 薬(前期) | 75% | 55.0 |
| 広島大 | 薬科学(前期) | 74% | 55.0 |
| 岡山大 | 創薬科学(前期) | 73% | 55.0 |
| 熊本大 | 薬(前期) | 73% | 55.0 |
| 長崎大 | 薬(前期) | 73% | 55.0 |
| 静岡県立大 | 薬科学(中期) | 73% | 55.0 |
| 金沢大 | 医薬科学(前期) | 71% | 55.0 |
| 富山大 | 薬(前期) | 73% | 52.5 |
| 長崎大 | 薬科学(前期) | 66% | 52.5 |
| 富山大 | 創薬科学(前期) | 72% | 50.0 |
| 熊本大 | 創薬・生命薬科学(前期) | 67% | 50.0 |
出典:河合塾Kei-Net 大学検索システム「ボーダー」2027年度入試(2026年9月時点の公表値、2026年10月9日参照)。金沢大は医薬保健学域。表は主要校の抜粋で、掲載のない大学・日程はKei-Netで確認してください。
📝 進路情報に関する注記
本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。
東京大学・北海道大学が表に載りにくい理由
🔰 学部単位で募集しない大学
東京大学は理科二類などで入学し、2年次以降に学部が決まる仕組みのため、Kei-Netの薬学部欄はボーダーが「-」表示です。北海道大学も前期は「総合入試(理系)」での募集が中心で、薬学部単独のボーダーとして示されているのは後期日程のみでした。これらの大学を目指す場合は、入学時に受ける科類・入試区分のボーダーを確認する必要があります。
中期・後期日程の高い数字をどう読むか
💡 元講師の読み解き
千葉大の薬科学(後期)が前期より高い65.0、徳島大の薬(後期)が前期より2.5高い60.0になっているのは、募集枠が小さく、前期で上位校を受けた層が流れ込む構造を反映していると考えます。名古屋市立大・岐阜薬科大・静岡県立大のような公立の中期日程も、国立前期との併願先として受験生が集まりやすい日程です。
私は生徒に「後期・中期の数字は前期より1ランク上に見積もるくらいでちょうどいい」と伝えてきました。前期の結果が出る前に出願を決める必要があるため、共通テストの得点が届いているかを冷静に判断することが大切です。
私立大学の薬学部偏差値ランキング(河合塾・2027年度入試用)
📌 この章の要点
私立の薬学部は方式の数が多く、1つの大学に5〜10通りの数字が並ぶこともあります。ここでは学科ごとに「一般選抜の偏差値の幅」と「共通テスト利用の得点率の幅」を並べ、比べやすい形に整理しました。
私立薬学部の偏差値・共通テスト得点率一覧
📊 私立大学 薬学部のボーダー(主要校)
| 大学 | 学科 | 偏差値(方式別の幅) | 共テ利用得点率 |
|---|---|---|---|
| 慶應義塾大 | 薬/薬科学 | 62.5/62.5 | 実施なし |
| 東京理科大 | 薬 | 60.0 | 80〜82% |
| 東京理科大 | 生命創薬科学 | 60.0 | 82〜84% |
| 北里大 | 薬/生命創薬科学 | 55.0/52.5 | 表示なし |
| 星薬科大 | 薬 | 52.5〜55.0 | 79% |
| 星薬科大 | 創薬科学 | 55.0 | 77% |
| 立命館大 | 薬 | 55.0 | 77〜78% |
| 立命館大 | 創薬科学 | 52.5 | 75〜76% |
| 京都薬科大 | 薬 | 52.5〜55.0 | 69% |
| 順天堂大 | 薬 | 50.0〜52.5 | 75〜78% |
| 近畿大 | 医療薬 | 52.5 | 69〜72% |
| 近畿大 | 創薬科学 | 52.5 | 63〜71% |
| 明治薬科大 | 薬 | 50.0〜52.5 | 72〜74% |
| 明治薬科大 | 生命創薬科学 | 45.0〜47.5 | 64〜73% |
| 日本大 | 薬 | 47.5〜52.5 | 66% |
| 名城大 | 薬 | 47.5〜52.5 | 62〜68% |
| 神戸薬科大 | 薬 | 47.5〜52.5 | 59〜62% |
| 東京薬科大 | 薬 | 50.0 | 63% |
| 大阪医科薬科大 | 薬 | 45.0〜47.5 | 63〜66% |
| 同志社女子大 | 医療薬 | 45.0〜47.5 | 61〜66% |
| 昭和薬科大 | 薬 | 45.0〜47.5 | 59〜61% |
| 武蔵野大 | 薬 | 45.0〜47.5 | 56〜60% |
| 東邦大 | 薬 | 45.0 | 69% |
| 帝京大 | 薬 | 37.5 | 63% |
出典:河合塾Kei-Net 大学検索システム「ボーダー」2027年度入試(2026年9月時点の公表値、2026年10月9日参照)。偏差値の幅には共通テスト併用方式を含みます。北里大は大学別ページに共通テスト利用方式のボーダー表示がありませんでした。表は主要校の抜粋です。
偏差値と共通テスト得点率の順位がずれる大学
📊 私立薬学部の「偏差値」と「共テ得点率」の関係
赤い点は、偏差値の位置に比べて共通テスト利用の得点率が高い大学です。
💡 元講師の読み解き:順位のずれは「方式の性格」の違い
図を見ると、帝京大は一般選抜37.5に対して共テ利用63%、東邦大は45.0に対して69%と、偏差値のランキングからは想像しにくい得点率が必要です。反対に神戸薬科大は偏差値52.5の方式がある一方で、共テ利用は59〜62%に収まっています。
私はこのずれを、共通テスト利用は「国公立志望者の併願先」として使われやすいかどうかの差だと読んでいます。共テ利用の枠は募集人数が少ないことが多く、国公立と併願する層の得点で決まりやすいためです。指導でも、私立専願の生徒が「偏差値表では射程圏だから共テ利用でも押さえられる」と考えてしまう例を見てきました。偏差値表と得点率は、別々のランキングとして読むのが安全です。
💡 元講師の読み解き:東京理科大の共テ利用は国立並み
東京理科大の共テ利用のボーダーは80〜84%で、国公立の表にある大阪大(80%)や名古屋市立大の中期(80%)と同じ水準です。生命創薬科学の4教科型(82%)は、九州大の臨床薬・前期(82%)とも並びます。
私はこの数字から、東京理科大の共テ利用は「私立の滑り止め」ではなく「国立上位と同じ土俵」と考えています。国公立志望の生徒には、共テ利用で理科大を押さえるつもりなら、それは国立の前期に受かる得点とほぼ同じだと伝えてきました。私立の確実校は、共テ利用ではなく一般選抜で用意しておくほうが安全です。
学科名に「創薬」「生命」がつく4年制学科の位置づけ
🔍 同じ大学の6年制と4年制
表の中で、慶應義塾大の「薬科学」、東京理科大・北里大・明治薬科大の「生命創薬科学」、星薬科大・立命館大・近畿大の「創薬科学」は4年制の学科です。偏差値は大学によって差があり、明治薬科大のように6年制より5.0低い大学もあれば、星薬科大のようにB方式では創薬科学(55.0)が薬学科(52.5)を上回る大学もあります。
4年制学科は研究者や企業での開発職を主に想定した課程で、卒業しても原則として薬剤師国家試験の受験資格は得られません。「偏差値が少し低いから4年制で入る」という選び方は、将来の資格に直結するので注意してください。
偏差値以外で薬学部を比べる3つの視点
📌 この章の要点
薬学部は入学後6年間の学びと国家試験までがひと続きです。偏差値ランキングで候補を絞ったら、次は「入ってから」に関わる3つの視点で比べてみてください。
6年制と4年制の違いと選び方
⚖️ 6年制と4年制の比較
| 項目 | 6年制(薬学科など) | 4年制(薬科学・創薬科学など) |
|---|---|---|
| 主な目的 | 薬剤師の養成 | 研究者・技術者の養成 |
| 国家試験受験資格 | 卒業で得られる | 原則として得られない |
| 主な進路 | 病院・薬局・企業など | 大学院進学・企業の研究開発など |
| 偏差値の傾向 | 大学ごとに異なる | 6年制より低い大学も高い大学もある |
薬剤師国家試験の合格率は「出願者ベース」でも見る
🔢 第111回薬剤師国家試験の結果
| 区分 | 出願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 全体 | 14,261人 | 12,774人 | 8,749人 | 68.49% |
| 新卒者 | 8,856人 | 7,781人 | 6,711人 | 86.25% |
出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験の合格発表」(2026年3月25日発表、2026年10月9日参照)。合格率は受験者に対する割合。
💡 元講師の読み解き:出願と受験の差に注目
新卒者は出願者が8,856人なのに、受験者は7,781人です。出願しながら受験していない新卒者が約1,000人いる計算になります(私の計算値)。厚生労働省の資料は理由までは示していませんが、卒業できる見込みが立たなかったケースなどが考えられます。
そのため、大学が公表する国試合格率を見るときは「受験者に対する合格率」だけでなく「出願者や卒業予定者に対する合格者の割合」も確認することをおすすめします。私は偏差値ランキングの順位よりも、この数字の定義を確認するほうが、入学後の6年間をイメージするうえで役に立つと考えています。
学費・通学・入試科目を確認する
📋 公式サイトで確認したい項目
- 学費の総額:私立の6年制は6年分の総額で比べる(初年度だけで比べない)
- キャンパスの場所:6年間の通学、実務実習先との距離
- 入試科目:化学の配点、数学の範囲、英語外部試験の扱い
- 国家試験の公表方法:合格率の分母が受験者か卒業予定者か
学費は大学・年度で異なるため、本記事では金額を掲載していません。必ず各大学の公式サイトの募集要項でご確認ください。
元塾講師が見た薬学部志望者の偏差値の落とし穴
💬 この章について
ここからは、私が大学受験の指導で理系の生徒の志望校選びに関わってきた経験から、薬学部志望者が偏差値表を使うときにつまずきやすい点をお伝えします。特定の生徒の事例ではなく、指導の中で繰り返し見てきた傾向としてまとめています。
化学の偏差値と総合偏差値を分けて見る
💡 科目別に見ないと判定を読み違える
薬学部では、化学の比重が高い方式ほどボーダーが高く出ることがあります。たとえば神戸薬科大は、A日程が47.5なのに対してB日程(化学)は52.5です。化学の出来が方式選びに直結しやすいのに、生徒が見ているのは模試の「総合偏差値」だけ、ということが少なくありません。英語で稼いで総合偏差値が55あっても、化学が45なら化学の比重が高い方式では苦しくなります。
私は模試の結果を返すとき、志望校の配点に合わせて科目別偏差値を並べ直すことを必ずしていました。全統記述模試の成績表は科目別の偏差値も出るので、ご家庭でもぜひ一度やってみてください。
「偏差値が上がったら志望校を上げる」の順番が逆になりがち
💡 受験校の組み方
薬学部志望の生徒と出願校を考えるとき、私が勧めてきたのは「挑戦・実力相応・確実」の3層を、偏差値2.5刻みで1校以上ずつ置く組み方です。ボーダーは50%ラインなので、仮に合格可能性50%の大学を3校受け、結果が互いに無関係だとしても、3校とも不合格になる確率は12.5%(0.5×0.5×0.5、私の計算値)です。実際には同じ学力で受けるため結果は連動しやすく、全滅の危険はこれより高いと考えます。
特に私立薬学部は方式が多いぶん、同じ大学の別方式を「確実校」と勘違いしやすい点に注意が必要です。同じ大学の方式違いは、出題傾向が近いため結果も連動しやすいと考えます。
河合塾の薬学部偏差値を使うときの注意点
⚠️ この章の要点
ランキング表は便利な反面、使い方を誤ると判断を狂わせます。ここでは、偏差値データの限界として必ず押さえておきたい点をまとめます。
ボーダーは年度途中で更新される予想値
❗ 数値は「予想」であり固定ではない
Kei-Netのランキング表は入試の結果ではなく、模試の志望動向などから作られた予想です。本記事で使った2027年度入試用の数値は2026年9月時点のもので、前年度(2026年度入試用)の表には「11月現在」と記された版も公開されていました。秋以降に数値が動く可能性があるため、出願前には必ず最新版を確認してください。
偏差値の低さは「入りやすさ」であって「卒業しやすさ」ではない
❌ 偏差値表だけではわからないこと
- 入学後の進級・卒業の状況(留年の多さ)
- 国家試験の合格率の定義と実態
- 授業や実習の負担感、キャンパスの環境
偏差値は「入試の難しさ」を測る指標で、6年間を通して学び切れるかは示していません。前章の国家試験データのように、入口の数字と出口の数字は別物として確認する必要があります。
本記事の一覧表は主要校の抜粋
⚠️ 掲載範囲について
本記事の表は、Kei-Netの大学別ページで数値を確認できた主要校に絞っています。全国の薬学部をすべて網羅したものではありません。掲載のない大学や、地域枠・推薦型などの入試区分は、Kei-Netの入試難易予想ランキング表で直接確認してください。
薬学部の偏差値についてよくある質問
❓ この章について
薬学部の偏差値を調べている受験生・保護者の方から寄せられやすい疑問に、Q&A形式で答えます。
河合塾の薬学部の偏差値はいつ更新されますか?
❓ 回答
Kei-Netの入試難易予想ランキング表は、同じ入試年度の中でも時期を変えて更新されます。本記事は2027年度入試用・2026年9月時点の数値を使っています。前年度の表には11月時点の版もあったため、出願前には必ずKei-Netで最新版を確認してください。
河合塾と駿台・ベネッセで薬学部の偏差値が違うのはなぜですか?
❓ 回答
偏差値は模試を受けた集団の中での位置を示す数値なので、受験者層が異なる模試どうしでは同じ数字でも意味が変わります。河合塾の偏差値は全統模試の偏差値と照らし合わせて使い、他社の偏差値と直接比べないことが基本です。
偏差値50の薬学部なら合格しやすいと考えてよいですか?
❓ 回答
河合塾のボーダー偏差値は合格可能性50%のラインで、その偏差値があっても半分は不合格になりうる水準です。また入学後は6年間の学習と薬剤師国家試験が控えているため、入りやすさだけで判断しないことをおすすめします。
薬学部は共通テスト利用と一般選抜のどちらを狙うべきですか?
❓ 回答
私立の共通テスト利用はボーダー得点率が高めに出る傾向があり、東京理科大学では80%台が目安になっています。共通テストの得点力が高い人には併願の選択肢になりますが、私立専願の人は個別試験(一般選抜)を軸にし、共通テスト利用は補助と考えるのが現実的です。
薬学部を選ぶとき、偏差値以外に何を見ればよいですか?
❓ 回答
6年制か4年制か、薬剤師国家試験の合格率(特に出願者に対する合格者の割合)、学費の総額、通学の負担の4点は最低限確認してください。国家試験の結果は大学ごとに公表方法が異なるため、各大学の公式サイトで数値の定義まで確かめることが大切です。
偏差値ランキングから薬学部の志望校を絞る手順
🧭 この章の要点
ここまでの内容を、実際に志望校を絞り込む手順に落とし込みます。今日からできる順番で並べました。
今日からできる3ステップ
🔢 志望校を絞る3ステップ
総合偏差値だけでなく、化学・数学・英語の偏差値を書き出します。
大学ごとに受ける予定の方式のボーダーを調べ、挑戦・実力相応・確実の3層に分けます。
6年制か4年制か、学費総額、国家試験合格率の定義を確認し、候補を最終調整します。
学習環境を見直したいときの選択肢
🧭 偏差値が届いていないときは
ボーダーまで5.0以上の差がある場合は、志望校を下げる前に学習環境そのものを見直すのも一つの方法です。予備校・個別指導・家庭教師を比較したいときは、学習塾・家庭教師の比較ランキングを参考にしてください。
🧭 費用を抑えて化学を補強したいなら
化学など特定科目の基礎を固め直したい場合は、映像授業を併用する方法もあります。理系科目の講座の中身はスタディサプリ全4講座の口コミと実態でまとめています。
自習だけでは続かない場合は、対面で質問できる環境も検討してみてください。身近な個別指導塾の評判は個別指導キャンパスの口コミ分析で整理しています。
まとめ:河合塾の薬学部偏差値ランキングは方式単位で読む
🎯 まとめ
- 2027年度入試用(2026年9月時点)では、国公立は京都大・千葉大(後期)の65.0、私立は慶應義塾大の62.5、東京理科大の60.0が上位
- 河合塾の偏差値は合格可能性50%のラインで、同じ大学でも方式によって2.5〜5.0の差がある
- 私立の共通テスト利用は、偏差値ランキングと順位がずれる大学がある
- 「創薬」「生命」などがつく4年制学科は、原則として薬剤師国家試験の受験資格が得られない
- 国家試験の合格率は、出願者・卒業予定者に対する割合まで確認する
偏差値ランキングは志望校選びの出発点として使い、最終判断は方式ごとのボーダーと大学の公式情報で行うのが、遠回りに見えていちばん確実な方法だと考えます。
✅ この記事の使い方が向いている人
- 全統模試を受けていて、河合塾の偏差値と照らし合わせたい人
- 国公立と私立を併願し、共通テスト利用も検討している人
- 薬剤師を目指すか研究職を目指すかを含めて学科を考えたい人
❌ この記事だけでは足りない人
- 駿台・ベネッセの模試しか受けていない人(各社の難易度表を使うのが適切です)
- 推薦型・総合型選抜で受験する人(一般選抜のボーダーとは別に考える必要があります)
- 本記事に掲載のない大学を志望する人(Kei-Netで直接確認してください)
🧭 次の一歩
まずはKei-Netの入試難易予想ランキング表で、志望校の受験予定方式のボーダーを確認してみてください。判定の仕組みをもっと知りたい方は河合塾バンザイシステムの使い方も役立ちます。
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🎓 著者プロフィール

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師
中学時代に早稲田アカデミーに通い、慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部卒業。大学在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導しました。現在はフリーランスのプロ家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験、中高一貫校生・浪人生、不登校や発達障害のあるお子さまの指導にも携わっています。指導歴は10年を超えます。
この記事を書く理由:受験生として模試の判定を受け、講師として判定を説明してきた両方の経験から、偏差値表の「数字の裏側」を読む手伝いができると考えています。いかなる教育機関にも忖度せず、データの限界も含めてお伝えします。
📝 調査概要
- 調査対象:河合塾Kei-Netに掲載された国公立大学・私立大学の薬学部のボーダー偏差値・ボーダー得点率(2027年度入試用)、厚生労働省の薬剤師国家試験結果
- 調査方法:公式サイト調査(Kei-Net大学検索システム・入試難易予想ランキング表、厚生労働省発表資料)/著者の指導経験に基づく考察
- 調査実施日:2026年10月9日
- 情報の限界:著者は薬学部に在籍した経験がなく、各大学の授業・実習の実態は確認していません。一覧表は主要校の抜粋で、全国の薬学部を網羅していません。ボーダーは2026年9月時点の予想値で、今後更新される可能性があります。学費は大学・年度による差が大きいため掲載していません。私立の入試方式名はKei-Netの表示に基づいていますが、正式名称は各大学の募集要項でご確認ください。関東・関西などの地域別の網羅や、偏差値40未満の大学の一覧は本記事の範囲外です。
- 利益相反の有無:なし(本記事で紹介する大学・予備校から報酬は受け取っていません)
📚 参考文献・引用元
- 河合塾Kei-Net「入試難易予想ランキング表」(2026年10月9日参照)
- 河合塾Kei-Net 大学検索システム「ボーダー」(星薬科大学の例。各大学ページを個別に参照)(2026年10月9日参照)
- 厚生労働省「第111回薬剤師国家試験の合格発表」(2026年10月9日参照)
🏷️ 記事情報
公開日:2026年10月9日/最終更新日:2026年10月9日
※情報変更があった場合は随時更新します。

