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高校受験に親と行くのはあり?付き添いの判断基準を元塾講師が解説

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(指導歴10年超)
早稲田アカデミーに通って慶應義塾高等学校に進学し、慶應義塾大学経済学部在学中は同じ早稲田アカデミーで受験生を指導しました。高校受験の現場で、入試当日に生徒を送り出す側と迎える側の両方を経験しています。

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公開日:2026年9月4日/最終更新日:2026年9月4日
※情報変更があった場合は随時更新します。

🎯 結論:付き添うかどうかは「移動の安全」と「本人の希望」で決める

結論:高校受験に親と行くかどうかは、世間の平均に合わせるのではなく、会場までの移動リスクと本人が望むかどうかの2点で決めるのが最も合理的です。「過保護に見えないか」「浮かないか」という不安から判断すると、本当に必要な場面で付き添えなかったり、逆に本人の集中を削いだりします。

初めての会場に一人で向かわせて道に迷えば、それだけで実力を出し切れません。一方で、本人が「一人で行きたい」と言っているのに親がついていけば、当日の緊張を増やすこともあります。判断の軸は「安全に、平常心で着席させること」ただ一つです。

🔍 この記事で解決できること

  • 入試当日・学校説明会・出願のどの場面で親が行くべきなのか
  • 付き添いは禁止されていないのか(公式情報で確認できる範囲)
  • 付き添うか迷ったときに使える5つの判断基準
  • 付き添う場合に当日どう動けばよいか(前日〜帰宅まで)
  • 元塾講師が見てきた「親の付き添いでよくある失敗」

読み終えるころには、ご家庭の状況に当てはめて「行く・行かない」を自分の言葉で説明できる状態になります。

📚 執筆にあたっての立場と限界

私は塾講師として高校受験の当日を何度も現場で経験していますが、全国すべての高校の当日運用を見たわけではありません。制度・日程に関する記述は東京都教育委員会などの公式資料に基づき、出典を明記しています。特定の学校の当日ルールについては、必ず募集要項・受検票同封の案内をご確認ください。本記事に関して、特定の学校・塾からの報酬や依頼は一切受けていません。

  1. 高校受験に親と行くとは?付き添いが問題になる3つの場面
    1. 親と行く場面は当日・説明会・出願の3つに整理できる
    2. 入試当日の付き添いは禁止されているのか?
    3. 学校説明会に親と行くのはむしろ一般的
  2. 高校受験当日に親と行くメリットとデメリット
    1. 親と行くメリットは「移動の不確実性」を消せること
    2. デメリットは本人の緊張とペースを乱すこと
    3. 迷ったときは4象限で自分の家庭の位置を確認する
  3. 親と行くか迷ったら確認したい5つの判断基準
    1. 基準1:会場までの経路と乗り換えの難易度
    2. 基準2:集合時刻と通勤ラッシュの重なり
    3. 基準3:本人の性格・体調・当日の不安の強さ
    4. 基準4:学校・塾からの案内の有無
    5. 基準5:保護者側のスケジュールを無理していないか?
  4. 親と行くと決めた場合の当日の動き方
    1. 前日までに終わらせておく3つの準備
    2. 当日の朝は「確認」ではなく「肯定」で送り出す
    3. 試験中の待機と帰り道の設計
  5. 親の付き添いの落とし穴
    1. 校門前に保護者が滞留してしまう
    2. 直前の暗記確認が本人の集中を奪う
    3. 付き添わない選択が本人の自信になることもある
  6. 説明会・出願・面接で親が行くべき場面
    1. 学校説明会・見学会は同行を優先する
    2. 出願は方式によって親の役割が変わる
    3. 面接に親が同席するのかは事前に確認する
  7. よくある質問
  8. まとめ:高校受験に親と行くかは条件で決めてよい

高校受験に親と行くとは?付き添いが問題になる3つの場面

📌 まず「どの場面の話か」を切り分ける

「高校受験に親と行く」と一口に言っても、場面によって答えはまったく変わります。入試当日の付き添いと、学校説明会への同行を同じ基準で考えてしまうと判断を誤ります。まずは3つの場面を切り分けたうえで、それぞれの一般的な扱いを整理します。

親と行く場面は当日・説明会・出願の3つに整理できる

📋 3つの場面と保護者の関わり方

場面保護者の一般的な関わり判断の主導権
入試当日会場までの同行・送迎。校内は受検者のみのことが多い本人の希望+移動の安全
学校説明会・見学会保護者同伴が前提の回も多く、同行が一般的学校の案内
出願・書類提出窓口持参の場合に保護者が行くことがある各校の募集要項

迷いが生じやすいのは、明確なルールがない「入試当日」です。以降はここを中心に解説します。

入試当日の付き添いは禁止されているのか?

📌 公式資料で確認できること・できないこと

私が確認した範囲では、東京都立高等学校入学者選抜実施要綱(令和7年度)のような都道府県の選抜実施要綱に、「保護者が会場まで同行してはならない」という趣旨の規定は見当たりませんでした。つまり、会場の最寄り駅や校門付近まで一緒に行くこと自体を一律に禁じる公的ルールは、確認できていません。

一方で、当日の校内への立ち入り可否、自家用車での送迎の可否、待機場所の有無は、学校ごとに案内が異なります。ここは全国一律ではないため、受検票に同封される注意事項や各校の募集要項が唯一の正解になります。

⚠️ 「禁止されていない=何をしてもよい」ではない

付き添い自体が禁止されていなくても、自家用車での送迎は周辺道路の混雑を理由に控えるよう案内されることがあります。詳しくは入試当日の車送迎が制限される理由と正しい動き方で整理していますので、車での送迎を考えている方は先に確認してください。

学校説明会に親と行くのはむしろ一般的

✅ 説明会は「保護者も対象」の回が多い

学校説明会や見学会は、学費・奨学金・通学経路・進学実績など、保護者が判断すべき情報が多く扱われます。実際、東京都教育委員会も都立高等学校募集案内を「受検する皆さんとその保護者」向けに作成しており、保護者が情報を受け取ることが前提になっています。

説明会に親と行くことは、迷う必要のない場面だと考えてよいでしょう。

高校受験当日に親と行くメリットとデメリット

⚖️ 付き添いは「安心」と「緊張」を同時に増やす

付き添いには、移動トラブルを防ぐという明確な効果があります。一方で、親がそばにいることで本人の緊張が高まるケースも確かに存在します。どちらか一方だけを見て決めると失敗するため、両面を並べて確認します。

親と行くメリットは「移動の不確実性」を消せること

⭕ 付き添いで得られる4つの効果

  • 道に迷うリスクがゼロに近づく:初めて行く会場、複数路線の乗り換え、駅から徒歩15分以上といった条件では効果が大きい
  • 遅延・トラブル時に判断できる大人がいる:振替輸送やタクシーへの切り替えを中学生一人で決めるのは難しい
  • 体調不良に即応できる:発熱や腹痛が起きたとき、学校への連絡や追検査の相談を親が担える
  • 忘れ物のリカバリーができる:受検票を家に取りに戻る、文具を買い足すといった対応が可能になる

特に受検票は当日の生命線です。届く時期と紛失時の対応は受検票が届く時期と紛失・忘れた場合の対処法にまとめています。

デメリットは本人の緊張とペースを乱すこと

❌ 付き添いが裏目に出るパターン

  • 直前の声かけが不安を増幅させる:「大丈夫?」「見直しはした?」という確認は、本人の意識を失敗の可能性に向けてしまう
  • 友人と会ったときに気まずさが生じる:本人が気にするタイプなら、駅で別れるだけで解消できる
  • 親の緊張が伝染する:保護者のほうが顔色を変えていると、子どもは自分の不安として受け取る
  • 当日のルーティンが崩れる:普段一人で通学している生徒にとって、同行は「いつもと違うこと」になる

💬 講師として見てきた「別れ際」の差

私が早稲田アカデミーで受験生を送り出していたころ、会場前で最後に交わす言葉の質は、生徒の表情にはっきり出ていました。落ち着いて入室していく生徒に共通していたのは、親御さんが確認ではなく短い肯定で送り出していたことです。「いってらっしゃい」で終わる家庭の子は、そのまま自分のペースを保てていました。

逆に、直前まで暗記事項の確認を続けていた組は、教室に入る前の段階ですでに消耗して見えました。付き添いの是非よりも、別れ際の30秒をどう使うかのほうが当日の出来に効いている、というのが私の実感です。

迷ったときは4象限で自分の家庭の位置を確認する

駅まで同行 乗換だけ一緒に 改札で別れる 付き添う 会場近くまで同行 迷わせない優先 行かない 普段の通学と同じ 見送りのみ 要相談 本人は不要と言うが 安全面で不安あり → 会場までの移動が難しい → 本人が同行を望む 縦軸=本人の同行希望/横軸=乗換回数・所要時間・初見の会場かで判定
付き添い判断の4象限(筆者作成)

🏷️ 図の見方

右上(移動が難しく本人も望む)は迷わず付き添う領域、左下(移動が容易で本人が望まない)は行かない領域です。判断が割れるのは右下で、ここだけは「安全のためについていく」と親の側から理由を説明する必要があります。

📝 確認できなかったこと

「実際に何割の家庭が付き添っているのか」という割合については、公的機関が公表している統計を確認できませんでした。したがって本記事では、多数派か少数派かを根拠に判断することを推奨していません。同様に、保護者控室の設置状況についても全国的な集計は確認できておらず、志望校の案内が唯一の確実な情報源になります。

親と行くか迷ったら確認したい5つの判断基準

🧭 感覚ではなく条件で決める

「心配だから」「もう中3だから」という感覚で決めると、家庭内で意見が割れます。ここでは、私が保護者から相談を受けたときに実際に一緒に確認していた5つの基準を示します。3つ以上当てはまれば付き添いを前向きに検討してよい、という目安で使ってください。

基準1:会場までの経路と乗り換えの難易度

🔢 チェックする5項目

確認項目付き添いを検討する目安
乗り換え回数2回以上
片道の所要時間おおむね60分以上
会場に行った経験一度も行ったことがない
駅からの徒歩15分以上、または経路が分かりにくい
路線の性質遅延が多い、代替経路が乏しい

逆に、模試や説明会で本人が単独で行った実績のある会場なら、付き添いの必要性は大きく下がります。なお、この目安は公的な基準ではなく、私が保護者から相談を受ける際に使ってきた実務上の目安です。

基準2:集合時刻と通勤ラッシュの重なり

📊 集合時刻は想像より早い

公立入試の集合時刻は早朝に設定されます。東京都立高校の場合、令和7年度入学者選抜実施要綱で学力検査等の集合時刻が午前8時30分と定められていました。自宅を出るのは多くの家庭で午前7時前後になり、通勤ラッシュの真っただ中を移動することになります。

混雑した車内で立ち続けること自体が体力を削ります。当日の時間割の全体像は入試当日は何時から何時までかかるのかで確認できます。

6:00 起床試験開始の3時間前が目安 6:40 朝食・持ち物最終確認受検票・筆記具・時計 7:00 出発(ラッシュ帯)遅延を見込み30分の余裕 8:00 会場最寄り駅に到着付き添うならここで別れる 8:30 集合 集合時刻の出典:東京都教育委員会「令和7年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱」/他は筆者による逆算例
集合8時30分から逆算した当日朝の流れ(東京都立高校の例)

基準3:本人の性格・体調・当日の不安の強さ

💡 「一人で行きたい」の裏側を確認する

本人が一人で行きたいと言った場合、それが自信からなのか、親に気を遣っているだけなのかで対応は変わります。私は生徒に確認するとき、「行き方は説明できる?」と聞いていました。経路を自分の言葉で説明できる生徒は、実際に問題なく到着します。説明が曖昧な生徒は、口では大丈夫と言っていても当日つまずくことが多いという印象があります。

体調に持病や不安がある場合は別です。当日インフルエンザなどで受検できない場合の追検査についてはインフルエンザにかかったときの追検査と当日の対応を先に読んでおくと、判断が早くなります。

基準4:学校・塾からの案内の有無

❗ 案内があれば案内が最優先

中学校や塾が集合場所を指定していたり、志望校が保護者の立ち入り範囲を案内していたりする場合、家庭の判断より案内が優先されます。「校門付近での滞留はご遠慮ください」といった記載があるのに大勢の保護者が留まると、後続の受検者の動線をふさぐことになります。

基準5:保護者側のスケジュールを無理していないか?

💰 仕事を休むかどうかも含めて設計する

付き添いを決めると、多くの家庭で仕事の調整が必要になります。無理に半休を取って気持ちに余裕がない状態で同行すると、その焦りは本人に伝わります。休むべき日の優先順位は入試期間に親が仕事を休むべき日の考え方で整理していますので、複数校を受ける方はあわせて確認してください。

💬 2校目以降は付き添いを外していい

私が相談を受けていて多かったのが、「すべての受験校に付き添うべきか」という質問です。私の考えでは、付き添いが必要なのはその会場に初めて行く日だけです。同じ会場で2日目がある場合や、1校目で一人でも問題なく動けた場合は、2校目以降を本人に任せてよいと考えます。

むしろ、すべてに同行しようとして保護者側が消耗し、後半の学校で余裕を失う家庭のほうが目立ちました。受験校数が多い家庭ほど、この配分を先に決めておくべきです。受験校数の考え方は高校受験は何校受けるのが一般的かで整理しています。

親と行くと決めた場合の当日の動き方

🔰 付き添いは「前日から帰宅まで」で設計する

付き添いは当日だけの話ではありません。前日の準備、朝の移動、別れ方、試験中の待機、帰り道までを一続きで設計しておくと、当日の判断が減ります。ここでは実際の流れに沿って手順を示します。

前日までに終わらせておく3つの準備

📋 前日の手順

① 経路を2通り決める
通常ルートに加え、遅延時の代替ルートを紙にメモして本人にも渡します。スマートフォンが使えない場面を想定するためです。
② 持ち物を本人に声出しで確認させる
親が詰めると、本人がどこに何を入れたか分からなくなります。当日の持ち物リストと注意点を使い、本人の手で入れさせてください。
③ 別れる場所を先に決めておく
「改札を出たところ」「校門の手前の角」など具体的に決めます。当日その場で決めると、なし崩しに校門前まで行くことになります。

当日の朝は「確認」ではなく「肯定」で送り出す

✅ 別れ際に使える声かけ

  • 「ここまでよくやってきたね」(過程の肯定)
  • 「終わったら駅で待ってるね」(帰りの安心)
  • 「いってらっしゃい」(普段どおり)

反対に、「落ち着いてね」「ミスしないでね」は、本人の意識を失敗に向けます。直前に新しい情報や注意を足さないことが、私が現場で最も重要だと感じている原則です。

朝の身支度で迷いやすい服装についても、前日までに当日の服装は制服か私服かの考え方を確認して決めておくと、出発前のやり取りが1つ減ります。

試験中の待機と帰り道の設計

⚠️ 保護者控室があるとは限らない

保護者用の待機場所が用意されているかは学校によって異なり、用意がないことも珍しくありません。近隣の店舗も同じ状況の保護者で混み合うため、一度帰宅する、離れた駅で待つといった選択肢を先に決めておくほうが確実です。

帰りは、本人が話したがらない場合もあります。出来を聞かずに合流し、次の試験がある場合は当日の自己採点を避けるのが無難です。当日に起きがちなつまずきは入試当日の失敗談と再発防止のポイントにまとめています。

親の付き添いの落とし穴

📌 失敗は「距離感」で起きる

付き添うか否かよりも、付き添い方で差が出ます。ここでは、私が指導現場で実際に見てきた典型的なつまずきを3つ挙げます。いずれも善意から起きているものばかりです。

校門前に保護者が滞留してしまう

📉 見送りたい気持ちが動線をふさぐ

入室直前まで見届けたいのは自然な感情ですが、集合時刻が集中する朝の校門前は、受検者・在校生・近隣の通行人が交錯します。写真撮影のために立ち止まる保護者が増えると、後ろの受検者が進めません。

見送るなら、校門から少し離れた場所から視線で送るだけで十分です。

直前の暗記確認が本人の集中を奪う

✏️ 移動中の勉強は「軽いもの」に限る

移動中に一問一答を詰め込む家庭は多いのですが、私の経験では、電車内で難しい問題に手を出して解けなかった生徒は、そのまま自信を落としたまま入室していました。移動中に開くなら、すでに完成している暗記事項の確認や、自分でまとめたノートに限るべきだと考えます。

新しい問題集をこの日に開く意味は、ほとんどありません。当日の朝にできるのは、実力を落とさないことだけです。

付き添わない選択が本人の自信になることもある

🗣️ 「任せる」というメッセージ

本人が単独で行けると判断できる場合、あえて任せることが、当日のコンディションを上げる場面もあります。私が見てきた中では、「自分で行って自分で受けてきた」という感覚が、翌日以降の受験校で効いていた生徒が確かにいました。

付き添いは愛情の量ではなく、条件に対する手段です。行かない選択も、同じだけ子どもを支える判断になり得ます。親の関わり方全般は受験期に親ができること12選で体系的に整理しています。

説明会・出願・面接で親が行くべき場面

🏢 当日以外は「親が行くほうが自然」な場面が多い

入試当日は判断が分かれますが、それ以外の場面では保護者の関与が前提になっていることが少なくありません。場面ごとに整理します。

学校説明会・見学会は同行を優先する

⭕ 保護者が見るべきポイント

  • 入学後にかかる費用と納入時期
  • 通学経路の実際の所要時間と混雑
  • 補習・進路指導の体制
  • 校則や欠席時の対応など、生活面のルール

中学生本人は雰囲気や部活に目が向きがちです。生活と費用の視点は保護者が持ち帰る前提で参加すると、家庭内の話し合いが噛み合います。

出願は方式によって親の役割が変わる

📌 窓口持参とウェブ出願

出願方法は年々変化しており、東京都立高校では推薦・第一次募集で志願者情報を事前に入力する方式が案内される一方、令和9年度入学者選抜の日程では、分割後期募集や第二次募集について入学願書を窓口へ持参する扱いが示されています。方式によって、保護者が動く必要があるかどうかが変わります。

ウェブ出願を保護者の端末で行う際の注意点はウェブ出願を親のスマートフォンで行う場合の注意点にまとめました。

面接に親が同席するのかは事前に確認する

⚠️ 保護者同伴面接は学校ごとに扱いが異なる

高校入試の面接は受検者本人のみで行われるのが一般的ですが、私立校の一部では保護者同伴の面接が設定されることがあります。同伴が指定された場合の服装については面接に同席する保護者の服装の考え方を参考にしてください。

指定がないのに保護者が同席することはできません。募集要項の記載が唯一の判断材料になります。

📝 進路選択にあたっての注記

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。制度・日程は年度ごとに変わるため、必ず各都道府県教育委員会および志望校の最新の募集要項をご確認ください。

よくある質問

❓ Q1.高校受験の当日、親が付き添うのは変ですか?

A.変ではありません。会場が遠い、乗り換えが多い、体調に不安があるといった事情があれば、付き添う家庭は珍しくありません。周囲と同じかどうかではなく、移動リスクと本人の希望で決めるのが合理的です。人数の多寡を気にする必要はありません。

❓ Q2.親と行く場合、校門の前まで一緒に行っていいですか?

A.多くの場合は問題ありませんが、校門前は受検者が集中するため長居は避けるのが無難です。学校が保護者の立ち入り範囲を案内している場合は、その案内が最優先されます。手前で別れて見送る形にすると、混雑を避けながら送り出せます。

❓ Q3.車で送っていっても大丈夫ですか?

A.自家用車での送迎は、学校や自治体が控えるよう案内していることがあります。募集要項や受検票同封の注意事項を必ず確認してください。案内がある場合は公共交通機関を使い、やむを得ない事情がある場合も学校周辺での乗降は避けるのが原則です。

❓ Q4.試験中、親は近くで待機したほうがいいですか?

A.保護者控室が用意されているとは限らないため、近隣で待つか一度帰宅するかを事前に決めておくことをおすすめします。体調面の不安がある場合は連絡が取れる範囲にいると安心ですが、校内での長時間の待機は想定されていないことが多いのが実情です。

❓ Q5.合格発表は親と行くべきですか?

A.近年はウェブ上の合否照会が併用されるため、必ずしも現地に行く必要はありません。東京都立高校では、合否照会サイト上での発表と校内掲示が併用されています。むしろ大切なのは、不合格だった場合にどう動くかを事前に話し合っておくことです。発表の流れは合格発表の時期と確認方法で解説しています。

❓ Q6.きょうだいを連れて行っても大丈夫ですか?

A.校内は受検者以外の立ち入りが制限されることがあり、小さなきょうだいを連れての長時間待機は現実的ではありません。預け先を確保するか、付き添う保護者を1人に絞るほうが当日の負担は小さくなります。会場周辺には休憩できる場所が十分にないことも多い点に注意してください。

まとめ:高校受験に親と行くかは条件で決めてよい

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🎯 この記事の結論

高校受験に親と行くかどうかは、世間体ではなく「移動の安全」と「本人の希望」で決めてください。付き添いは愛情の量を示す行為ではなく、当日のリスクを下げるための手段です。

  • 入試当日の付き添いを一律に禁じる規定は、選抜実施要綱の範囲では確認できなかった
  • ただし校内の立ち入り・車での送迎・待機場所は学校ごとに案内が異なる
  • 乗り換え2回以上、片道60分以上、初めての会場なら付き添いを前向きに検討してよい
  • 付き添う場合は、別れる場所を前日に決め、直前は確認ではなく肯定で送り出す
  • 説明会・出願は保護者の関与が前提の場面が多く、迷わず同行してよい

📋 付き添いが向いている家庭・向いていない家庭

状況向いている(付き添う)向いていない(任せる)
会場初めて行く/経路が複雑模試などで単独訪問済み
本人の希望一緒に来てほしいと言っている一人で行きたいと明言している
体調持病・体調不良の懸念がある直近まで安定している
保護者側時間に余裕を持って動ける無理な調整が必要になる

🧭 今日からできる3つの行動

① 志望校の募集要項で「当日の注意事項」を読む
送迎・立ち入り・持ち物の記載を確認します。これが最優先の判断材料です。
② 本人に「行き方を説明して」と聞く
説明できるかどうかで、単独で行けるかがほぼ判断できます。
③ 付き添う・付き添わないを口頭で合意する
前日ではなく今のうちに決めておくと、当日の朝に揉めません。

🎓 執筆者プロフィール

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師
専門領域:中学受験・高校受験・大学受験/中高一貫校・浪人生・不登校・発達障害のある生徒の指導

中学時代は早稲田アカデミーに通い、慶應義塾高等学校へ進学。慶應義塾大学経済学部在学中は同塾で多数の受験生を指導し、現在はフリーランスのプロ家庭教師として指導歴10年を超えました。この記事を書く資格がある理由は、入試当日に生徒を送り出す立場と、保護者から当日の相談を受ける立場の両方を、10年以上にわたって経験してきたためです。特定の学校・塾に所属していないため、いかなる教育機関にも忖度せず記述しています。

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📝 調査概要

  • 調査対象:高校入試における保護者の付き添い・同行の可否と実務上の注意点
  • 調査方法:東京都教育委員会の公表資料(入学者選抜実施要綱・日程・募集案内)の調査、および著者の塾講師・家庭教師としての業界知見
  • 調査実施日:2026年9月4日
  • 情報の限界:全国すべての都道府県・高校の当日運用は確認できていません。校内への保護者の立ち入り可否、保護者控室の有無、自家用車送迎の可否は学校ごとに異なり、統一された公表データは確認できませんでした。また著者は保護者としての付き添い経験はなく、記述は指導者側の立場からの見聞と公式資料に基づいています。
  • 利益相反の有無:なし。特定の学校・塾・企業から報酬や依頼を受けていません。

📚 参考文献・引用元

  • 東京都教育委員会「令和7年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱」(リンク)2026年9月4日参照
  • 東京都教育委員会「令和8年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目について」(リンク)2026年9月4日参照
  • 東京都教育委員会「令和9年度東京都立高等学校入学者選抜の日程について」(リンク)2026年9月4日参照
  • 東京都教育委員会「令和8年度東京都立高等学校募集案内」(リンク)2026年9月4日参照
  • 消費者庁「景品表示法」(リンク)2026年9月4日参照

公開日:2026年9月4日/最終更新日:2026年9月4日
※情報変更があった場合は随時更新します。