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東京農工大学の受験対策|配点・倍率・合格最低点を元塾講師が解説

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師
指導歴10年超。慶應義塾大学経済学部卒。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、現在はフリーランスで中学・高校・大学受験の指導を行っています。
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公開日:2026年10月23日/最終更新日:2026年10月23日
※情報変更があった場合は随時更新します。

🎯 結論

結論:東京農工大学の受験は、共通テストと個別試験がほぼ半々の配点で、個別試験の「理科2科目」が合否を大きく動かす入試です。2026年度の工学部前期の合格最低点は満点の約62〜65%で、共通テストで多少出遅れても二次で取り返せる余地があります。

「農工大は国立の中でどのくらいの難しさ?」「共通テストは何割あれば戦える?」と迷っている受験生・保護者の方は多いと思います。この記事では、大学の公式要項と大手予備校・出版社の公開データを私自身が読み解き、受験生を指導してきた立場から「どこで点を取るべきか」まで落とし込みます。

📋 この記事でわかること

  • 東京農工大学の選抜の種類と2027年度入試の日程
  • 農学部・工学部の学科別の配点と科目(2027年度)
  • 2026年度の倍率・合格最低点と、共通テスト得点率ごとの「二次で必要な得点率」
  • 農学部と工学部、どちらが自分に合うかの判断軸
  • 科目別の対策、受験前に知っておきたい注意点と学費

読み終えるころには、自分の現在地から合格まで何点足りないかを数字で考えられるようになります。

📝 情報の扱いについて

私自身は国立大学の一般選抜を受験しておらず、東京農工大学の在籍経験もありません。本記事は大学公式の入学者選抜要項と公開データの調査に基づいて執筆しており、利益相反はありません。数値は記事公開時点のもので、最新情報は必ず大学公式サイトで確認してください。

  1. 東京農工大学の受験とは?入試の全体像
    1. 東京農工大学の受験とは?農学部・工学部の2学部11学科
    2. 一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜の違い
    3. 2027年度入試の日程と二段階選抜の有無
  2. 学部・学科別の配点と入試科目(2027年度)
    1. 工学部の配点と理科の科目指定
    2. 農学部の配点と共同獣医学科の違い
    3. 配点から見える「農工大で点を取る場所」
  3. 倍率と合格最低点から読む東京農工大学の難易度
    1. 2026年度の学科別倍率と合格最低点
    2. 共通テストの得点率別・二次で必要な得点率
    3. 後期日程の倍率は見かけほど高くない?
  4. 東京農工大学に向いている人と学部・学科の選び方
    1. 農学部と工学部の違いを入試目線で比較
    2. 東京農工大学の受験に向いている人・向いていない人
    3. 志望学科を決めるときに見落としがちな視点
  5. 東京農工大学合格に向けた科目別対策と勉強の進め方
    1. 理科2科目の仕上げ方
    2. 数学と英語の得点戦略
    3. 高3の1年間でやること
  6. 東京農工大学を受験する前に知っておきたい注意点
    1. 授業料は国の標準額より高い
    2. 合格最低点は単年度の数値で毎年変わる
    3. 農学部後期は英語1教科の勝負になる
  7. 東京農工大学の受験に関するよくある質問
    1. 東京農工大学の一般選抜に二段階選抜(足切り)はありますか?
    2. 東京農工大学の受験で共通テストは何割取れば安心ですか?
    3. 東京農工大学の後期日程は倍率が高いですが、受ける価値はありますか?
    4. 東京農工大学工学部は生物選択でも受験できますか?
    5. 東京農工大学農学部の後期日程では何が課されますか?
    6. 東京農工大学の学費はいくらですか?
  8. まとめ:東京農工大学の受験は理科2科目と二次の記述が鍵

東京農工大学の受験とは?入試の全体像

📌 まず押さえたい全体像

東京農工大学の入試には、一般選抜のほかに総合型選抜と学校推薦型選抜があります。ここでは学部・学科の構成と、2027年度入試のスケジュールを整理します。

東京農工大学の受験とは?農学部・工学部の2学部11学科

🔰 東京農工大学の受験の基本

東京農工大学の受験とは、農学部(5学科)と工学部(6学科)のいずれかの学科を選んで出願する国立大学の入試です。一般選抜は前期・後期の2日程で、共通テストと大学独自の個別学力検査の合計で合否が決まります。農学部は府中キャンパス、工学部は小金井キャンパスが拠点です。

学部学科(入学定員)
農学部生物生産(57)、応用生物科学(71)、環境資源科学(61)、地域生態システム(76)、共同獣医(35)
工学部生命工(81)、生体医用システム工(56)、応用化学(81)、化学物理工(81)、機械システム工(102)、知能情報システム工(120)

出典:東京農工大学「令和9年度入学者選抜要項」

一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜の違い

⚖️ 選抜の種類と対象学科(2027年度)

選抜対象
一般選抜(前期・後期)農学部・工学部の全学科
総合型選抜(ゼミナール入試)農学部 環境資源科学科
総合型選抜(SAIL入試)工学部(応用化学科を除く全学科)
学校推薦型選抜農学部・工学部の全学科(産業動物獣医師養成枠を含む)

募集人員の大半は一般選抜です。たとえば工学部機械システム工学科は入学定員102人のうち、前期52人・後期37人が一般選抜の枠です。推薦・総合型は「受かればラッキー」ではなく、一般選抜の準備を崩さない範囲で検討するのが現実的だと考えます。

出典:東京農工大学「選抜の種類と募集要項」

2027年度入試の日程と二段階選抜の有無

📋 2027年度 一般選抜の主な日程

項目日程
共通テスト2027年1月16日(土)・17日(日)
出願期間2027年1月25日(月)〜2月3日(水)
前期 個別試験2月25日(木)/合格発表 3月6日(土)
後期 個別試験3月12日(金)/合格発表 3月20日(土)

要項の一覧では、一般選抜の全学科で二段階選抜(いわゆる足切り)は実施しない扱いです。共通テストで失敗しても、個別試験を受ける権利そのものは残ります。

出典:東京農工大学「令和9年度入学者選抜要項」(令和8年7月時点の内容。変更の可能性があります)

学部・学科別の配点と入試科目(2027年度)

📊 配点を見る前に

同じ「理系の国立大」でも、配点の置き方で勝ち方はまったく変わります。農工大は学科ごとに理科の指定が異なるため、志望学科の欄を必ず確認してください。

工学部の配点と理科の科目指定

📊 工学部 前期日程(共通テスト950点+個別900点=1,850点)

区分科目と配点
共通テスト国語200、数学200、理科2科目200、外国語200(リスニング70)、情報Ⅰ50、地歴・公民100
個別学力検査数学350、理科400(2科目)、外国語150
学科理科の指定(共通テスト・個別とも)
生命工・応用化学物理・化学・生物から2科目
生体医用システム工・機械システム工・知能情報システム工物理必須+もう1科目(共通テストは化学・生物・地学、個別は化学・生物から)
化学物理工物理・化学

後期日程は共通テスト680点+個別650点(数学150、理科300、外国語200)の1,330点です。後期の理科は1科目で、学科により指定が異なります。

出典:旺文社 大学受験パスナビ「東京農工大学 工学部 入試科目」(2027年度)

農学部の配点と共同獣医学科の違い

📊 農学部(共通テストは全学科・両日程とも950点)

日程個別学力検査配点比率(個別)
前期数学300、理科400(物理・化学・生物から2科目)、外国語30051%
後期外国語400のみ30%

共通テストの理科は、生物生産・応用生物科学・環境資源科学・地域生態システムの4学科が物理・化学・生物・地学から2科目、共同獣医学科は地学を選べません(物理・化学・生物から2科目)。

出典:旺文社 大学受験パスナビ「東京農工大学 農学部 入試科目」(2027年度)

配点から見える「農工大で点を取る場所」

💡 元塾講師の読み解き:主戦場は個別の理科

工学部前期の個別試験900点の内訳を見ると、理科400点が数学350点を上回り、英語は150点です。共通テストでは英語が200点あるのに、二次では英語の比重がぐっと下がる。つまり農工大工学部は「英語で稼ぐ」より「理科2科目を記述で仕上げる」人が有利な設計です。

指導の現場で理系の受験生を見ていると、数学と1科目目の理科には早く手をつける一方、理科の2科目目が高3の秋になっても教科書レベルで止まっているケースが少なくありません。農工大はその2科目目にも200点前後が乗る計算になるので、ここが遅れると取り返しにくくなります。

一方で農学部前期は数学300・理科400・英語300と、英語の比重が工学部の2倍です。同じ大学でも、工学部は理科偏重、農学部は3教科バランス型と覚えておくと、学部選びと勉強配分の判断がしやすくなります。

倍率と合格最低点から読む東京農工大学の難易度

📊 数字で現在地を測る

偏差値だけを見ても「あと何点必要か」はわかりません。ここでは2026年度の入試結果を使い、合格ラインを得点率で捉え直します。なお偏差値は模試ごとに基準が異なるため本記事では扱わず、見方は河合塾の理系偏差値の読み方で解説しています。

2026年度の学科別倍率と合格最低点

🔢 2026年度 前期日程の結果

学科志願倍率実質倍率合格最低点(得点率)
工・生命工3.62.81182.7/1850(63.9%)
工・生体医用システム工3.02.61162.9/1850(62.9%)
工・応用化学2.82.51181.3/1850(63.9%)
工・化学物理工3.32.91168.8/1850(63.2%)
工・機械システム工4.03.71197.0/1850(64.7%)
工・知能情報システム工3.12.61155.8/1850(62.5%)
農・生物生産3.12.41074.5/1650(65.1%)
農・応用生物科学3.73.11124.5/1650(68.2%)
農・環境資源科学3.22.61054.2/1650(63.9%)
農・地域生態システム3.02.41031.8/1650(62.5%)
農・共同獣医5.44.41247.8/1650(75.6%)

志願倍率=志願者÷募集人員、実質倍率=受験者÷合格者。得点率は筆者が算出。出典:河合塾Kei-Net「2026年度 東京農工大学 出願状況」、河合塾Kei-Net「東京農工大学 入試結果」(いずれも2026年10月23日参照)

💬 共同獣医学科だけは別の入試と考える

表を並べると、共同獣医学科だけ合格最低点の得点率が7割台半ばと突出しています。他学科が6割台前半〜後半に収まるのとは明らかに水準が違います。農学部志望で「獣医も受けてみようかな」と軽く考えている場合は、同じ大学の別学科ではなく、医療系に近い別の入試として計画を立て直すのが安全だと考えます。

共通テストの得点率別・二次で必要な得点率

🧮 工学部前期:合格最低点から逆算した目安

共通テスト得点率別・個別試験で必要な得点率共通テスト得点率 → 個別試験(900点)で必要な得点率機械システム工(最低点1197.0)知能情報システム工(最低点1155.8)0%20%40%60%80%共テ65%共テ70%共テ75%共テ80%共テ85%64.4%59.1%53.8%48.6%43.3%59.8%54.5%49.3%44.0%38.7%計算:(2026年度合格最低点-950×共テ得点率)÷900。出典:河合塾Kei-Net「東京農工大学 入試結果」をもとに筆者作成

たとえば共通テストが75%なら、機械システム工学科でも個別試験は54%前後で合格最低点に届く計算です。反対に共通テストが65%でも、二次で6割強を取れば射程に入ります。

※合格最低点は年度ごとに変動します。単年度の数値による試算であり、合格を保証するものではありません。

💡 共通テスト後の出願判断で見てほしい視点

共通テストの自己採点が伸びなかったとき、受験生はつい「判定」だけで志望校を下げがちです。ただ農工大は個別の配点比率が約5割あるので、判定より「自分の二次の得点力で、この差を埋められるか」で判断したほうが後悔が少ないと考えます。

判断材料としては、予備校のボーダーラインの読み方を知っておくと役立ちます。共通テストボーダーの見方と注意点や、共通テストリサーチの判定の読み方もあわせて確認してください。

後期日程の倍率は見かけほど高くない?

🆚 2026年度 後期日程:志願倍率と実質倍率の差

学科志願倍率受験者/志願者実質倍率
工・生命工11.6131/2893.4
工・応用化学7.3108/2622.5
工・知能情報システム工6.5121/2712.4
工・機械システム工5.578/2041.7
工・化学物理工3.652/1131.3
農・共同獣医22.385/13414.2

2026年度の工学部後期全体では、志願者1,220人のうち実際に受験したのは約4割(522人、学科別の受験者数から筆者算出)でした。要項上、前期に合格して入学手続を済ませた人は後期の合格者として扱われないため、前期合格者や他大学への進学を決めた人が受験しないことが主な理由と考えられます。ただし共同獣医学科は実質でも14倍を超えており、例外です。

出典:河合塾Kei-Net「東京農工大学 入試結果」(2026年10月23日参照)

💡 後期は「前期とは別の入試」として配点を読む

工学部後期は共通テスト680点・個別650点で、共通テストの比重が約51%と前期(約51%)とほぼ同じに見えます。ただ中身は大きく違い、個別の英語が200点と前期の150点より重く、理科は1科目300点です。

つまり前期で理科2科目目に苦戦した人ほど、後期の理科1科目は相対的に戦いやすい可能性があります。逆に英語が苦手な人は、後期のほうが不利になりえます。後期を「前期のおまけ」と考えず、配点の違いを踏まえて受けるかどうかを決めてください。

東京農工大学に向いている人と学部・学科の選び方

🔍 「合格できるか」の前に

農工大は学科単位の出願で、入学後に専門分野が大きく変わることは前提にしにくい大学です。何を学びたいかと、入試の形が自分に合うかの両面から考えましょう。

農学部と工学部の違いを入試目線で比較

⚖️ 入試の形で見る2学部の違い

比較軸農学部工学部
前期の個別配点数300・理400・英300数350・理400・英150
後期の個別試験英語のみ(400)数・理・英(650)
理科の選択物・化・生から2科目学科ごとに物理必須などの指定
前期の合格最低点(2026年度)62.5〜68.2%(獣医除く)62.5〜64.7%
キャンパス府中小金井

東京農工大学の受験に向いている人・向いていない人

⭕ 向いている人

  • 理科2科目を記述で得点できるところまで仕上げる覚悟がある人
  • 共通テストよりも二次の記述で勝負したい人
  • 学びたい分野(生物・化学・機械・情報など)がある程度決まっている人
  • 都内の国立大学で、研究に近い環境を求める人

⚠️ 慎重に考えたほうがよい人

  • 理科1科目受験の私立大学を中心に準備してきた人(2科目目の負担が大きい)
  • 英語が最大の武器で、工学部前期を第一志望にしている人(二次の英語は150点)
  • 学科を決めきれず「入ってから考えたい」人

志望学科を決めるときに見落としがちな視点

✏️ 「理科の選択」から逆算して学科を選ぶ

工学部の6学科は名前で選ばれがちですが、実際には「高校で何を選択しているか」で出願できる学科がかなり絞られます。生物選択者が工学部を受けられるのは生命工学科と応用化学科だけで、化学物理工学科は物理と化学の両方が必要です。

私が受験生の相談に乗るときは、まず理科の選択と得意不得意を確認し、そのうえで学科の中身を調べてもらう順番にしています。高1・高2の段階で理科の選択を迷っているなら、「農工大のどの学科が受けられるか」も判断材料に加えてください。学年ごとの準備の流れは高1〜高3の大学受験ロードマップにまとめています。

東京農工大学合格に向けた科目別対策と勉強の進め方

📌 対策の優先順位

配点と合格最低点から考えると、やるべきことは「共通テストで大崩れしない」「二次の理科・数学で6割前後を安定させる」の2点に集約されます。過去問の具体的な出題傾向は、大学や出版社が公開・販売している過去問で必ず確認してください。

理科2科目の仕上げ方

💡 2科目目を「高3夏まで」に一周させる

工学部・農学部とも個別の理科は400点で、最も重い教科です。2科目目の基礎(教科書・基本問題集の一周)を高3の夏休みまでに終えることを目標にすると、秋以降に記述演習と過去問に時間を割けます。

映像授業で理科の基礎を固める方法もあり、たとえばスタサプの化学講座の実力と注意点は、化学を2科目目に選んだ人の参考になると思います。

数学と英語の得点戦略

📋 科目ごとの役割

  • 数学:工学部前期350点、農学部前期300点。共通テストでも200点あり、両方で効く教科です。
  • 英語:工学部前期は二次150点と軽めですが、共通テストでは200点。農学部は前期300点、後期は英語400点のみの一発勝負になります。
  • 国語・地歴公民・情報:共通テストのみで計350点。理系の受験生が後回しにしがちですが、工学部前期では全体の約19%を占めます。

高3の1年間でやること

📋 高3の学習ステップ(目安)

① 4〜7月:数学・理科2科目の基礎を一周。英語は長文の読解スピードを上げる。
② 8〜10月:二次レベルの記述演習に移行。記述模試で「部分点の取り方」を確認する。
③ 11〜12月:共通テスト対策を本格化。国語・地歴公民・情報も週単位で時間を確保する。
④ 1月〜2月下旬:共通テスト後は配点表をもとに必要な二次得点率を計算し、農工大の過去問演習に集中する。

💬 塾・映像授業をどう組み合わせるか

農工大の二次は記述式なので、答案を誰かに見てもらう仕組みがあるかどうかで伸び方が変わります。映像授業はインプットには効率的ですが、記述の添削までは自分で用意する必要があります。

映像授業を中心にする場合の限界と使い方はスタサプだけで大学受験は可能かを検証した記事で、塾や家庭教師を比べたい場合は学習塾・家庭教師のおすすめ比較で整理しています。

東京農工大学を受験する前に知っておきたい注意点

⚠️ 出願前の確認ポイント

農工大は「国立だから学費が安い」「後期は倍率が高いから無理」といった思い込みが、判断を誤らせやすい大学です。代表的な注意点をまとめます。

授業料は国の標準額より高い

💰 2026年度入学者の学生納付金

項目金額
入学金282,000円
授業料(年額)642,960円
初年度合計924,960円

授業料は国の標準額535,800円の約1.2倍です。「国立なら年53万円台」と考えて資金計画を立てていると、4年間で約43万円の差が出ます。共同獣医学科は6年制なので、その分の期間も見込んでおきましょう。

出典:河合塾Kei-Net「東京農工大学 学費」(2026年度入学者用、2026年10月23日参照)。教材費・諸会費などは別途必要です。

📝 費用情報について

本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の金額は大学の公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。

合格最低点は単年度の数値で毎年変わる

❗ 前年の数字を「合格ライン」と思い込まない

2026年度の工学部前期は志願倍率が3.3倍で、前年の2.3倍から大きく上がりました。倍率は前年の反動で上下しやすく、合格最低点も問題の難易度で動きます。本記事の試算は「おおよその水準をつかむための目安」として使ってください。

また、農学部前期の2026年度の満点は1,650点として公表されており、2027年度の配点表(共通テスト950点+個別1,000点)の単純合計とは一致しません。換算方法を含め、最新の要項で確認することをおすすめします。

農学部後期は英語1教科の勝負になる

🔺 後期を併願先に組み込むときの注意

農学部後期の個別試験は英語400点のみです。前期で数学・理科を中心に準備してきた人ほど、後期のために英語の記述対策を別途用意する必要があります。工学部後期も個別の理科が1科目になるなど、前期とは形が変わる点に注意してください。

📝 進路選択について

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。

東京農工大学の受験に関するよくある質問

❓ よく寄せられる疑問

受験生や保護者の方が迷いやすい点を、公式要項と公開データの範囲でお答えします。

東京農工大学の一般選抜に二段階選抜(足切り)はありますか?

❓ Q&A

令和9(2027)年度入学者選抜要項の一覧では、一般選抜の全学科で二段階選抜は実施しない扱いになっています。ただし要項は変更される可能性があるため、出願前に最新の学生募集要項を確認してください。

東京農工大学の受験で共通テストは何割取れば安心ですか?

❓ Q&A

合否は共通テストと個別試験の合計で決まるため、共通テストだけで安心できる割合はありません。2026年度の工学部前期の合格最低点は満点の約62〜65%で、共通テストが75%なら個別試験で約49〜54%が目安になります。単年度の数値なので幅を持って見てください。

東京農工大学の後期日程は倍率が高いですが、受ける価値はありますか?

❓ Q&A

後期は志願倍率に比べて実質倍率が大きく下がる傾向があります。2026年度の工学部生命工学科は志願倍率11.6倍に対し、受験者÷合格者の実質倍率は3.4倍でした。前期合格者や他大学への進学を決めた人が受験しないためと考えられ、見かけの倍率だけで出願をあきらめる必要はないと考えます。

東京農工大学工学部は生物選択でも受験できますか?

❓ Q&A

2027年度の配点では、生命工学科と応用化学科は物理・化学・生物から2科目を選べるため生物選択でも受験できます。生体医用システム工学科・機械システム工学科・知能情報システム工学科は物理が必須、化学物理工学科は物理と化学の指定です。

東京農工大学農学部の後期日程では何が課されますか?

❓ Q&A

2027年度の配点では、農学部後期の個別学力検査は外国語400点の1教科のみです。共通テスト950点と合わせて判定されるため、共通テストの得点と英語の記述力が合否を左右します。

東京農工大学の学費はいくらですか?

❓ Q&A

2026年度入学者の場合、入学金282,000円、授業料年額642,960円で、初年度納入金の合計は924,960円です。授業料は国の標準額535,800円より高く設定されています。最新の金額は大学公式の案内で確認してください。

まとめ:東京農工大学の受験は理科2科目と二次の記述が鍵

🎯 この記事のまとめ

  • 農学部5学科・工学部6学科の学科別出願。2027年度は全学科で二段階選抜なし
  • 個別試験の配点比率は約5割。共通テストの出遅れは二次で取り返せる設計
  • 2026年度の前期合格最低点は多くの学科で満点の6割台。共同獣医学科は7割台半ばで別格
  • 工学部は理科偏重、農学部は3教科バランス型。理科の選択で受けられる学科が変わる
  • 後期は実質倍率が大きく下がる一方、農学部後期は英語のみの勝負
  • 授業料は年642,960円(2026年度入学者)で国の標準額より高い

📋 受験準備のセルフチェック

  • □ 志望学科の理科指定と、自分の選択科目が一致している
  • □ 理科2科目目の基礎を高3夏までに一周する計画がある
  • □ 共通テストの国語・地歴公民・情報の学習時間を確保している
  • □ 記述答案を添削してもらえる環境がある
  • □ 授業料を含めた4年間(獣医は6年間)の費用を家族と確認した

チェックが付かない項目があれば、そこが今いちばん手をつけるべき場所です。

🧭 次の一歩

まずは東京農工大学の公式募集要項ページで志望学科の配点と日程を確認し、手元の模試の得点を本記事の試算に当てはめてみてください。自分に足りない点数が見えれば、塾・映像授業・独学のどれを選ぶべきかも判断しやすくなります。

🎓 著者プロフィール

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師

中学生時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、指導歴は10年を超えます。現在はフリーランスのプロ家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験、中高一貫校生、浪人生、不登校や発達障害のあるお子さんの指導も行っています。

この記事を書く理由:大学受験生を指導してきた立場から、公式データを「何点取れば届くか」という実践的な形に読み替えて届けたいと考えています。どの教育機関にも忖度せず、デメリットも含めて誠実にお伝えすることを方針としています。

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📝 調査概要

  • 調査対象:東京農工大学 農学部・工学部の2027年度入学者選抜、2026年度入試結果、学生納付金
  • 調査方法:大学公式サイト・入学者選抜要項の調査/大手予備校・出版社の公開データの調査/著者の受験指導経験に基づく考察
  • 調査実施日:2026年10月23日
  • 情報の限界:著者は国立大学の一般選抜の受験経験と東京農工大学の在籍経験がありません。個別試験の出題傾向の詳細、模試の偏差値、学科ごとの得点開示データは本記事では扱っていません。2027年度一般選抜の学生募集要項は10月下旬公表予定のため、要項公表後に内容が変わる可能性があります。
  • 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告は含まれません)

🏷️ 記事情報

公開日:2026年10月23日/最終更新日:2026年10月23日
※情報変更があった場合は随時更新します。