
📝 広告掲載についての注記
本記事にはアフィリエイト広告を掲載していません。当サイトは記事によってアフィリエイト広告を掲載することがありますが、その場合も記事の内容・評価の公正性が損なわれることはなく、メリット・デメリットの双方を公正に情報提供しています。PR表記の考え方は消費者庁・景品表示法のページに準拠しています。
🎓 この記事を書いた人

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(指導歴10年超)
慶應義塾大学経済学部卒。在学中は早稲田アカデミーで中学受験生を含む多数の受験生を指導。現在はフリーランスで中学受験から大学受験まで担当しています。
公開日:2026年10月15日/最終更新日:2026年10月15日 ※情報変更があった場合は随時更新します。
🎯 結論
結論:中学受験の星座は「季節の目印になる星の位置」「1等星の色」「時刻と月による動き」の3点を押さえれば、得点源にできる単元です。88星座すべてを覚える必要はなく、覚える量は理科の中でも比較的コンパクトです。
一方で「名前は言えるのに、動きの問題になると崩れる」子が多い単元でもあります。早稲田アカデミーで中学受験生を教えていたころ、私が何度も見てきたのがこのパターンでした。
📋 この記事でわかること
- 中学受験で問われる星座の範囲と、学ぶ時期
- 季節ごとに覚えるべき代表的な星座と1等星
- 星の色・明るさと表面温度の関係
- 日周運動・年周運動の問題を規則で解く手順
- つまずきやすいポイントと、家庭でできる覚え方
📝 この記事の前提
天体の数値や星の性質は、国立天文台などの公開情報と一般的な理科の学習内容をもとに整理しています。特定の学校の出題頻度は調査していないため、志望校の傾向は過去問で必ず確かめてください。本記事は特定の塾・教材の宣伝を目的としたものではありません。
中学受験の星座とは?出題範囲と学ぶ時期
🔍 この章のポイント
全天には88の星座がありますが、入試で問われるのはその一部です。この章では、まず「どこまで覚えればよいか」の線引きをします。
中学受験で問われる星座の範囲とは
📌 星座の出題範囲
中学受験の星座とは、季節ごとの代表的な星座と1等星の名前・色・位置、そして星が時刻や季節で動く規則を問う理科の天体分野です。全天の星座は国際天文学連合(IAU)が定めた88個ですが、入試で中心になるのは次の4つです。
- 季節の目印(春・夏・冬の大三角、秋の四辺形、冬のダイヤモンド)
- 代表的な星座と1等星の名前、星の色
- 北の空(北斗七星・カシオペヤ座・北極星)の見つけ方
- 日周運動・年周運動と、星座早見盤の読み取り
学校の授業と塾の進度の違い
⚖️ 学校と塾での扱い
学校では、学習指導要領に沿って小学4年の「月と星」で星の明るさや色、時間による並び方の変化を学びます。ただし扱うのは観察が中心で、計算はほとんど出てきません。
中学受験塾では4〜5年生で一度扱い、6年生の総復習で動きの計算まで仕上げる流れが一般的です。順番や時期は塾ごとに異なるため、お通いの塾のカリキュラム表で確認してください。全体の学年別スケジュールは中学受験の学年別ロードマップにまとめています。
季節ごとに覚えたい代表的な星座と1等星
🔍 この章のポイント
星座の名前をばらばらに覚えると、すぐに混ざります。季節ごとに「まず目印の図形、次にその頂点の星、最後に周りの星座」という順で積み上げるのが近道です。
季節別の星座と1等星の一覧
📊 季節別・覚えるべき星座と星
| 季節 | 目印 | 主な星(星座) |
|---|---|---|
| 春 | 春の大三角・春の大曲線 | アークトゥルス(うしかい座)、スピカ(おとめ座)、デネボラ(しし座) |
| 夏 | 夏の大三角 | ベガ(こと座)、アルタイル(わし座)、デネブ(はくちょう座)、アンタレス(さそり座) |
| 秋 | 秋の四辺形 | ペガスス座、アンドロメダ座、フォーマルハウト(みなみのうお座) |
| 冬 | 冬の大三角・冬のダイヤモンド | ベテルギウス・リゲル(オリオン座)、シリウス(おおいぬ座)、プロキオン(こいぬ座) |
| 一年中(北) | 北極星を中心に回る | 北斗七星(おおぐま座)、カシオペヤ座、北極星(こぐま座) |
春と夏の星座で押さえるポイント
📌 春と夏
- 春:北斗七星のひしゃくの柄のカーブを延ばすと、アークトゥルス、スピカへとつながります(春の大曲線)。春の大三角のうちデネボラだけは2等星です。
- 夏:ベガ(織姫星)とアルタイル(彦星)は七夕の星。南の低い空には赤いアンタレスを持つさそり座が見えます。
秋と冬の星座で押さえるポイント
📌 秋と冬
- 秋:明るい星が少なく、秋の四辺形(ペガスス座)が目印です。1等星はみなみのうお座のフォーマルハウトくらいで、南の低い空に見えます。
- 冬:1等星が最も多い季節です。冬のダイヤモンドは、シリウス・プロキオン・ポルックス(ふたご座)・カペラ(ぎょしゃ座)・アルデバラン(おうし座)・リゲルの6つを結んだ六角形で、その内側にベテルギウスがあります。オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンで冬の大三角。シリウスは夜空でいちばん明るい恒星です。
一年中見える北の空の星座
📌 北の空の見つけ方
北極星(こぐま座の2等星)は、北斗七星のひしゃくの先の2つの星の間隔をおよそ5倍延ばした位置にあります。カシオペヤ座のW字からも同じように見つけられます。北極星はほぼ真北にあり、その高さは観測地の緯度とほぼ同じです(東京なら約35度)。
星の色・明るさと表面温度の関係
🔍 この章のポイント
「ベテルギウスは何色?」という一問一答は、実は表面温度の問題とセットで出されます。色と温度を一本の物差しで覚えておくと、記述問題にも対応できます。
星の色と表面温度の一覧
📊 星の色と表面温度の目安
| 色 | 表面温度の目安 | 代表的な星 |
|---|---|---|
| 青白 | 約1万度以上 | リゲル、スピカ |
| 白 | 約1万度 | シリウス、ベガ、デネブ |
| 黄 | 約6000度 | カペラ、太陽 |
| だいだい | 約4000〜5000度 | アークトゥルス、アルデバラン |
| 赤 | 約3000度 | ベテルギウス、アンタレス |
温度は代表的な目安です。星によって幅があります。
等級と明るさの考え方
🔢 等級の基本
星の明るさは「等級」で表し、数字が小さいほど明るい星です。等級は「5等級の差でちょうど100倍」と決められているため、1等星は6等星の100倍明るく、1等級違うと約2.5倍(2.5を5回かけるとおよそ100)の差になります。ここで注意したいのは、見かけの明るさは星までの距離にも左右されるという点。明るく見える星が、本当に明るい星とは限りません。
星座の動きは規則で解く|日周運動と年周運動
🔍 この章のポイント
星座の単元で差がつくのはここです。とはいえ使う数字は「1時間で15度」「1か月で30度」の2つだけ。規則を言葉で説明できるかどうかが分かれ目になります。
日周運動は1時間に15度動く
📌 日周運動
地球が1日(24時間)で1回自転するため、星は1時間に約15度(360÷24)、東から西へ動いて見えます。北の空では北極星を中心に反時計回り、南の空では東から昇って南で最も高くなり、西へ沈みます。
図の矢印を選ぶ問題では、東の空は右上へ、南の空は左から右へ、西の空は右下へと、方角ごとの向きで覚えると迷いません。
年周運動は1か月に30度動く
📌 年周運動
地球が1年で太陽のまわりを1周するため、同じ時刻に見える星は1か月に約30度(360÷12)西へずれます。言いかえると、同じ位置に見える時刻は1か月で約2時間早くなります。下の図は、オリオン座が真南に来る時刻を月ごとに並べたものです。
時刻と月が両方変わる問題を解く手順
🧮 解き方の3ステップ
例:1月20時に真南にあった星は、3月20時には30度×2=60度西へ。同じ3月なら4時間早い16時に真南(ただし昼なので見えません)。
元講師が見てきた動きの問題のつまずき方
💬 指導経験から
早稲田アカデミーで教えていたころ、動きの問題で失点する子の多くは、計算そのものではなく「向き」で間違えていました。15度や30度は覚えているのに、北の空で時計回りに回してしまう、あとの月を東にずらしてしまう、という失敗です。
私が授業でやっていたのは、数字より先に「自分が南を向いて立ち、右手が西」という体の向きを決めさせることでした。北の空の問題では、くるっと後ろを向いて「北を向くと左手が西」。この一手間で、向きのミスは目に見えて減りました。
💡 見えている時間の長さは位置で決まる
動きの単元を教えるとき、私がもう一段深く伝えていたのが「星が地平線の上にいる時間の長さは、空のどこにあるかで決まる」という見方です。
南の低い空を通るさそり座のアンタレスは、東京では昇ってから沈むまでおよそ9時間しかありません。反対に、北極星に近いカシオペヤ座は東京では一日中沈まずに北極星のまわりを回り続けます。これは夏と冬で昼の長さが変わる太陽の動きと、まったく同じ仕組みです。星と太陽を別々の暗記にせず「同じ規則の別の例」として結びつけられた子は、天体分野全体が安定していきました。
星座の学習で気をつけたい注意点
⚠️ この章のポイント
星座は「覚えれば取れる」と思われがちですが、だからこそ落とし穴があります。ここでは私が指導で特に注意してきた3点を挙げます。
名前の丸暗記だけでは得点が伸びにくい
⚠️ 暗記一辺倒の落とし穴
星の名前を一覧で覚えても、入試では「図のAの星は何か」「この星座はこの後どちらへ動くか」と、位置や動きと組み合わせて問われることが多いです。名前と一緒に「どの季節の、どの方角の、何色の星か」をセットで覚えるようにしましょう。
知識と思考を組み合わせる理科の出題傾向は中学受験の問題の難しさと出題傾向で解説しています。
星座早見盤の東と西は地図と逆になる
⚠️ 早見盤の方角
星座早見盤は頭上にかざして使うため、北を上にしたとき東が左、西が右に書かれています。地図と同じ感覚で読むと東西を取り違えます。使うときは、見たい方角の文字を下にして持ちます。
誕生日の星座はその季節の夜には見えにくい
⚠️ 星占いとの混同
星占いの「誕生日の星座」は、その時期に太陽と同じ方向にある黄道上の星座です。太陽と一緒に昇り沈みするので、誕生月の夜にはほぼ見えず、見ごろは半年ほどずれます。子どもが「12月生まれのいて座は冬の星座」と思い込んでいる場合は、ここを説明してあげてください。
元塾講師がすすめる星座の覚え方と家庭学習
🔍 この章のポイント
星座は家庭で伸ばしやすい単元です。保護者の方が理科に詳しくなくても、手順を決めておけば十分にサポートできます。
今日からできる3ステップの覚え方
🧭 家庭での進め方
白紙に描けるかが本当の理解のサイン
💡 筆者の見解
私は理科の天体分野では、テキストを見ずに図を描けるかを理解の目安にしていました。描けない部分が、そのまま覚えきれていない部分だからです。描いた図は捨てずに日付を書いて残しておくと、直前期の見直しにも使えます。
塾・映像授業・家庭教師の使い分け
⚖️ サポートの選び方
動きの単元は、平面の図だけでは理解しにくい子がいます。塾の授業で消化しきれない場合は、繰り返し見返せる映像授業で補う方法もあります。スタディサプリを中学受験に使う場合の限界はスタサプで中学受験ができるかの検証で、小学講座の実際の評価は小学講座の口コミ分析で整理しています。
理科全体の学年別の進め方は中学受験理科の頻出4分野と勉強法も参考にしてください。
中学受験の星座でよくある質問
❓ よくある質問
保護者の方からよく受ける質問を5つまとめました。
中学受験の星座は何年生で習いますか?
❓ Q&A
Q. 中学受験の星座は何年生で習いますか?
A. 学校の理科では小学4年の「月と星」で学びます。中学受験塾では4〜5年生で扱うことが多いものの、学年や順番は塾ごとに異なるため、通っている塾のカリキュラムで確認してください。
88星座をすべて覚える必要はありますか?
❓ Q&A
Q. 88星座をすべて覚える必要はありますか?
A. 必要ありません。中心になるのは季節の大三角などの目印、代表的な星座、主な1等星の名前と色です。数を増やすより、位置と動きを説明できることを優先しましょう。
星座が苦手でも6年生から挽回できますか?
❓ Q&A
Q. 星座が苦手でも6年生から挽回できますか?
A. 挽回は可能と考えます。覚える範囲が比較的限られ、動きの問題も1時間に15度、1か月に30度という規則で解けるためです。ただし必要な時間は本人の理解度によって変わります。
星座早見盤は買ったほうがよいですか?
❓ Q&A
Q. 星座早見盤は買ったほうがよいですか?
A. 必須ではありませんが、日付と時刻を合わせて星の位置が変わる様子を手で確かめられるため、動きの理解に役立ちます。入試では早見盤の読み取りが出ることもあるので、使い方は押さえておくと安心です。
誕生日の星座が誕生月の夜に見えにくいのはなぜですか?
❓ Q&A
Q. 誕生日の星座が誕生月の夜に見えにくいのはなぜですか?
A. 星占いの誕生日の星座は、その時期に太陽と同じ方向にある黄道上の星座だからです。太陽と一緒に昇り沈みするため、夜には見えにくく、見ごろは誕生月からおよそ半年ずれます。
まとめ:中学受験の星座は位置・色・動きの3点で攻略する
🎯 まとめ
中学受験の星座は、季節の目印・1等星の色・「1時間15度、1か月30度」の動きの3点を、図で説明できるようにすれば得点源になります。
- 88星座すべてではなく、季節の大三角・秋の四辺形・北の空が中心
- 星の色は表面温度とセットで覚える(青白→白→黄→だいだい→赤)
- 動きの問題は数字より先に「向き」を決める
- 早見盤の東西、誕生日の星座など、混同しやすい点を先に潰す
✅ 家庭学習で取り組みやすい子
- 図を描くことが苦にならない
- 実際の夜空や早見盤で確かめることを楽しめる
- 名前は覚えているが、動きの問題だけ失点している
⚠️ 外部のサポートを検討したい子
- 方角や回転の向きが何度説明しても定着しない
- 天体分野全体(月・太陽を含む)に苦手意識がある
- 家庭で丸付けや説明をする時間がとりにくい
塾や家庭教師を比較したいときは学習塾・家庭教師のおすすめ比較が参考になります。
📝 進路・教育の選択について
本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。
🎓 著者プロフィール

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(フリーランス)
中学時代に早稲田アカデミーに通い、慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導しました。指導歴は10年を超え、中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校生・浪人生・不登校・発達障害のお子さんの指導経験があります。
この記事を書く理由:塾講師として中学受験理科の天体分野を教え、どこでつまずくかを現場で見てきました。その経験をもとに、覚える範囲の線引きと解き方の型をお伝えします。
📝 調査概要
- 調査対象:中学受験理科の星座・天体分野の学習内容
- 調査方法:公的機関・学術団体の公開情報の調査、文献調査、著者の指導経験に基づく整理
- 調査実施日:2026年10月15日
- 情報の限界:特定の中学校の出題頻度や配点は調査していません。南中時刻のグラフは筆者の概算で、天文台の暦計算とは数十分程度ずれる場合があります。
- 利益相反の有無:なし(本記事に広告・提携先はありません)
📚 参考文献・引用元
- 国立天文台「ほしぞら情報」(参照日:2026年10月15日)
- International Astronomical Union(国際天文学連合)公式サイト(参照日:2026年10月15日)
- 文部科学省「学習指導要領」(参照日:2026年10月15日)
🏷️ 記事情報
公開日:2026年10月15日/最終更新日:2026年10月15日 ※情報変更があった場合は随時更新します。

