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早稲田大学の受験科目一覧|2027年度全13学部の配点を解説

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師。指導歴10年超。慶應義塾高校・慶應義塾大学経済学部卒。中学受験から大学受験・浪人生まで指導。

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公開日:2026年10月17日/最終更新日:2026年10月17日 ※情報変更があった場合は随時更新します。

🎯 結論

結論:早稲田大学の受験科目は学部と方式の組み合わせで決まり、2027年度は13学部のうち5学部の一般選抜が共通テスト併用です。「早稲田=英語・国語・社会の3教科」という前提のまま学部を選ぶと、科目の準備が間に合わない可能性があります。

志望学部の候補が複数あるのに、科目や配点がバラバラで比べにくい…と感じていませんか? この記事では、早稲田大学が公表している2027年度一般選抜の資料をもとに、全13学部の科目と配点を同じ形式で並べ直しました。

📋 この記事でわかること

  • 全13学部・方式別の受験科目と配点(2027年度一般選抜)
  • 共通テストが合計点に占める割合(学部別のグラフ)
  • 数学・英検・地理を活かせる学部と方式
  • 慶應義塾大学と比べたときの科目負担の違い
  • 科目選びで失敗しやすいポイントと、確認すべき公式情報

💬 執筆にあたって

私は中学時代に早稲田アカデミーに通って慶應義塾高校に進み、慶應義塾大学経済学部を卒業しました。大学へは内部進学のため、早稲田の一般選抜を自分で受けた経験はありません。そこで科目・配点は早稲田大学入学センターの公表資料の範囲でお伝えし、その読み方を大学受験の指導経験から補足します。特定の塾・予備校との利害関係はありません。

  1. 早稲田大学の受験科目とは?2027年度入試の全体像
    1. 早稲田大学の受験科目は「学部×方式」で決まる
    2. 一般選抜は3つのタイプに分けると整理しやすい
    3. 2027年度の変更点と2028年度以降の予告
  2. 文系学部の受験科目と配点一覧
    1. 政治経済・法・商学部の受験科目
    2. 社会科学・国際教養学部の受験科目
    3. 文学部・文化構想学部の受験科目
    4. 教育・人間科学・スポーツ科学部の受験科目
  3. 理工3学部の受験科目と配点
    1. 基幹・創造・先進理工に共通する試験科目
    2. 理科の選択パターンと学科ごとの傾斜配点
  4. 数字で見る早稲田入試:共通テストの重み
    1. 合計点に占める共通テストの割合(学部・方式別)
    2. 「早稲田は私大専願の3教科」という前提を見直す
  5. 受験科目から考える学部・方式の選び方
    1. 数学を使える文系学部・使わない文系学部
    2. 英検などの英語資格を活かせる方式
    3. 早慶併願で見落としやすい科目の違い
    4. 受験科目が決まったら最初にやること
  6. 受験科目を選ぶ前に知っておきたい注意点
    1. 共通テスト併用型は本番1回の出来に左右されやすい
    2. 同じ「英語」でも学部によって形式と比重が違う
    3. 情報源は必ず最新年度の入試要項で確認する
  7. 早稲田大学の受験科目に関するよくある質問
    1. 早稲田大学は3教科だけで受験できますか?
    2. 早稲田大学の一般選抜で共通テストは必要ですか?
    3. 数学で早稲田大学の文系学部を受験できますか?
    4. 英検などの英語資格は早稲田大学の入試で使えますか?
    5. 地理で早稲田大学を受験できますか?
    6. 早稲田大学の受験科目はいつ確定しますか?
  8. まとめ:早稲田大学の受験科目は学部と方式で選ぶ

早稲田大学の受験科目とは?2027年度入試の全体像

📌 この章のポイント

同じ早稲田でも、学部によって「独自試験だけ」「共通テストと合算」「英語資格で英語を代替」と仕組みがまったく違います。まずは全体の型をつかみ、そのうえで各学部の配点を見ていきましょう。

早稲田大学の受験科目は「学部×方式」で決まる

🔍 受験科目の決まり方

早稲田大学の受験科目とは、学部ごと・入試方式ごとに定められた試験教科と配点のことです。2027年度の一般選抜は全13学部で実施され、多くの学部が「型」「方式」を複数用意しています。たとえば商学部は地歴・公民型と数学型、人間科学部は国英型・数英型・数学選抜方式に分かれ、型によって試験科目も合計点も変わります。

一般選抜は3つのタイプに分けると整理しやすい

📊 一般選抜の3タイプ(2027年度)

タイプ判定のしかた該当する学部・方式
独自試験型大学の試験だけで判定法、商、文、文化構想、教育(A・B方式)、基幹理工、創造理工、先進理工
共通テスト併用型共通テスト+大学の試験を合算政治経済、社会科学、国際教養、人間科学、スポーツ科学、教育(C・D方式)、文・文化構想(共通テスト利用方式)
英語4技能テスト利用型英語資格を出願要件や加点に使う文・文化構想(英語4技能テスト利用方式)、国際教養(加点)

出典:早稲田大学入学センター「2027年度 一般選抜」概要資料(2026年10月17日参照)

2027年度の変更点と2028年度以降の予告

⚠️ 押さえておきたい変更

  • 国際教養学部:「共通テスト+英語4技能テスト利用方式」を新設(募集10名)。一般選抜の募集は175名から170名へ
  • 教育学部:教育学科(教育学・生涯教育学・教育心理学)がA方式・C方式で専修別募集に。数学科C方式の第1段階選抜は約8倍から約12倍へ
  • 2028年度以降の予告:文学部・文化構想学部の英語4技能テスト利用方式でTEAP、ケンブリッジ英語検定、GTEC CBTが利用不可に。政治経済学部の共通テスト利用入試は全教科受験が必須に

高2生は、2028年度の予告まで含めて受験資格を確認しておくと安心です。

📋 2027年度 一般選抜の試験日(大学独自試験)

試験日学部・方式
2月8日(月)人間科学 数学選抜方式
2月12日(金)文化構想
2月13日(土)国際教養
2月15日(月)法
2月16日(火)基幹理工・創造理工・先進理工(建築学科の空間表現は2月17日)
2月17日(水)文
2月18日(木)人間科学 国英型・数英型
2月19日(金)教育(A〜D方式)
2月20日(土)政治経済
2月21日(日)商
2月22日(月)社会科学
2月23日(火)スポーツ科学

試験日が重ならないため、文系学部は日程上ほぼすべてを併願できます。出願期間は2027年1月6日(水)〜1月19日(火)(締切日消印有効)です。

出典:早稲田大学入学センター「2027年度 一般選抜」概要資料(2026年10月17日参照)

文系学部の受験科目と配点一覧

📌 この章のポイント

文系10学部の一般選抜を、学部の性格が近いもの同士でまとめました。配点は満点、(共)は大学入学共通テスト、(独)は大学独自試験を表します。

政治経済・法・商学部の受験科目

📋 政治経済・法・商(2027年度一般選抜)

学部・型科目と配点合計
政治経済(共)国語25・数学Ⅰ,A 25・英語25・選択1科目25(地歴・公民/数学Ⅱ,B,C/理科/情報Ⅰ)+(独)総合問題100(120分)200
法(独)外国語60・国語50・地歴(世界史/日本史)または公民(政治・経済)または数学40150
商 地歴・公民型(独)外国語80・国語60・地歴・公民60(世界史/日本史/政治・経済)200
商 数学型(独)外国語60・国語60・数学60(90分)180

出典:早稲田大学入学センター「2027年度 一般選抜」概要資料。法・商で英語以外の外国語を選ぶ場合は共通テストの成績を換算して利用します。法学部で数学を選ぶ場合も、共通テストの数学Ⅰ,A・数学Ⅱ,B,Cの成績を換算します。

🔍 3学部の特徴

  • 政治経済:総合問題は日英両言語の長文読解と記述式で、英語で「書く」力も問われます。共通テストの外国語は英語のみです。
  • 法:外国語が全体の40%。地歴・公民・数学から1つを選びます。
  • 商:地歴・公民型は外国語80点と比重が大きく、数学型は3教科が60点ずつの均等配点です。

法・商は世界史・日本史だけでなく政治・経済でも受験できます。暗記量を抑えたい人は政治経済の講座内容と勉強法も参考にしてください。

社会科学・国際教養学部の受験科目

📋 社会科学・国際教養(2027年度一般選抜)

学部・型科目と配点合計
社会科学 総合問題型(共)国語40・外国語40・選択1科目40+(独)英語60・総合問題60240
社会科学 数学型(共)国語40・外国語40・選択1科目40+(独)英語60・数学60240
国際教養(共)国語または数学(Ⅰ,A・Ⅱ,B,C)50・選択1科目50+(独)英語80(Reading90分・Writing60分)+英語4技能テスト最大20200

出典:早稲田大学入学センター「2027年度 一般選抜」概要資料。国際教養学部の加点は英検1級20点・準1級14点・2級7点など。

⚠️ 国際教養学部の注意点

国際教養学部の一般選抜で入学すると、適用課程(Study Plan 1)では1年間の海外留学が必須とされています。科目だけでなく、入学後の条件まで確認してから出願しましょう。

文学部・文化構想学部の受験科目

📋 文・文化構想(2027年度一般選抜)

方式科目と配点合計
一般選抜(独)英語75・国語75・地歴50(世界史/日本史)200
英語4技能テスト利用方式英語資格が基準以上の人が対象。(独)国語75・地歴50125
共通テスト利用方式(共)選択1科目50(地歴・公民/数学/理科/情報)+(独)英語75・国語75200

出典:早稲田大学入学センター「2027年度 一般選抜」概要資料。試験日は文化構想学部2月12日、文学部2月17日。

🔍 英語4技能テストの基準(文・文化構想)

主な基準は英検CSE2,200、TEAP280、IELTS(Academic)5.5などで、技能ごとの基準も設けられています。資格は2025年2月1日以降に受けた結果(英検は2024年度第3回以降)が対象です。基準を満たした場合の加点はなく、英語の試験を使わずに判定される仕組みです。

💡 1回の受験で複数方式に挑める

文学部・文化構想学部は、3方式とも同じ問題で大学の試験は1回、しかも方式の併願が可能です。つまり英語資格の基準を満たしている人は、一般選抜と英語4技能テスト利用方式の両方で判定を受けられます。私は受験指導の場面で、英検を「推薦用の資格」と考えて一般入試の戦略から外してしまう生徒をよく見てきました。この2学部に限っては、英語資格がそのまま一般選抜の合格機会を増やす材料になります。

教育・人間科学・スポーツ科学部の受験科目

📋 教育・人間科学・スポーツ科学(2027年度一般選抜)

学部・方式科目と配点合計
教育 A方式(文系)(独)外国語50・国語50・地歴50(世界史/日本史/地理)150
教育 B方式(理系)(独)外国語50・数学50(理系・120分)・理科50(物理/化学)150
教育 C方式(共)多教科で90+(独)学科別の試験150(総合問題・国語・英語・理科・数学など)。第1段階選抜あり240
教育 D方式(生物学専修)(共)数学・理科2科目・外国語で90+(独)理科150240
人間科学 国英型(共)国語20・選択40+(独)英語50・国語40150
人間科学 数英型(共)数学20(2区分)・選択40+(独)英語50・数学40150
人間科学 数学選抜方式(共)5教科で140+(独)数学360(120分)500
スポーツ科学(共)国語または数学Ⅰ,A 100・英語100+(独)総合問題100(データの読み取りや小論文を含む)—

出典:早稲田大学入学センター「2027年度 一般選抜」概要資料。教育学部A方式は国語国文学科で国語、英語英文学科で英語、複合文化学科で外国語の得点を1.5倍に調整。スポーツ科学部の合計点の扱いは入試要項でご確認ください。

❗ 教育学部の「基準点」

教育学部A方式は、全教科に公表されない合格基準点が設けられています。合計点が高くても、1教科が極端に低いと不合格になり得る仕組みです。得意科目で苦手を補う作戦が通りにくい学部だと理解しておきましょう。

理工3学部の受験科目と配点

📌 この章のポイント

基幹理工・創造理工・先進理工の3学部は、2月16日に同じ時間割で試験が行われます。共通テストは使わず、数学・理科・英語が各120点の独自試験です。

基幹・創造・先進理工に共通する試験科目

📋 理工3学部(2027年度一般選抜)

科目試験時間配点
数学(理系)120分120
理科(2科目)120分120(1科目60)
英語90分120
空間表現(創造理工・建築学科のみ)120分40

合計は360点、建築学科のみ400点です。募集は基幹理工が学系単位、創造理工・先進理工が学科単位で、学部内の併願はできません(先進理工は同じ理科パターンの学科を第二志望にできます)。

出典:早稲田大学入学センター「2027年度 一般選抜」概要資料。

理科の選択パターンと学科ごとの傾斜配点

🔢 理科の組み合わせ

  • 基幹理工:学系1・学系4は物理・化学/物理・生物/化学・生物から選択。学系2・学系3は物理・化学のみ
  • 創造理工:全学科で物理・化学のみ
  • 先進理工:学科によって異なり、物理学科・応用物理学科は物理80点・化学40点、化学・生命化学科は化学80点・物理40点、応用化学科は化学80点・物理または生物40点に傾斜

💡 生物選択の人は早めに学系を絞る

理工3学部で生物を使えるのは、基幹理工の学系1・学系4と先進理工の一部学科に限られます。高校で生物を選んでいる理系生は、志望学科を決める前に「生物で出願できるか」を確認する順番にしないと、出願直前に選択肢が大きく減ります。科目の組み合わせは高2の段階で変えにくいので、私は理系の生徒には学科名より先に理科パターンを確認するよう伝えています。

数字で見る早稲田入試:共通テストの重み

📊 この章のポイント

配点表を並べるだけでは見えにくいのが、合計点のうち共通テストがどれだけを占めるかです。学部選びで「共通テスト対策にどこまで時間を割くか」を決める材料として、割合を計算して図にしました。

合計点に占める共通テストの割合(学部・方式別)

📈 共通テスト比率の比較

合計点に占める共通テストの割合政治経済社会科学(2型)国際教養人間科学 国英・数英教育 C方式人間科学 数学選抜文・文構 共テ利用法・商・文・文構教育A/B・理工3学部50%50%50%40%37.5%28%25%0%共通テスト配点÷合計点。国際教養は英語4技能加点20点を含む合計200点で計算。出典:早稲田大学入学センター「2027年度 一般選抜」資料より筆者算出(2026/10/17)

スポーツ科学部は合計点の扱いが資料から読み取れないため除外しています。

「早稲田は私大専願の3教科」という前提を見直す

✏️ 元塾講師の見解

グラフのとおり、政治経済・社会科学・国際教養の3学部は合計点の半分が共通テストです。早稲田を「英語・国語・社会の3教科で受ける私大」とイメージしている受験生は今も多いのですが、この3学部を本命にするなら、共通テストの国語(古典を含む)や選択科目にも私大の個別対策と同じ重みで時間を割く必要があります。

一方で、法・商・文・文化構想・教育A方式は独自試験だけで判定されます。同じ「早稲田の文系」でも、共通テスト対策が合否の半分を左右する学部と、ほぼ関係しない学部が混在していることが、学部選びを難しくしている最大の理由だと私は考えます。秋の時点で共通テスト対策を始めていない私大専願の受験生は、独自試験型の学部を軸に組み直す方が現実的です。

特に注意したいのが出願のタイミングです。共通テストの出願は秋に締め切られるため、共通テストに出願していない場合、その年度は併用型の学部や共通テスト利用方式を受験できません。まず自分が共通テストに出願済みかを確認し、出願済みなら併用型も候補に、未出願なら独自試験型の5学部と理工3学部から組み立てる、という順番で考えると迷いが減ります。

受験科目から考える学部・方式の選び方

⚖️ この章のポイント

学部の中身で志望を決めるのが本来の順番ですが、受験科目の相性で合否の可能性は大きく変わります。数学・英語資格・社会の選択科目という3つの切り口で整理します。

数学を使える文系学部・使わない文系学部

🧮 文系学部での数学の扱い

扱い学部・方式
必須政治経済(共通テスト数学Ⅰ,A)、人間科学 数英型・数学選抜方式
選択できる法(共通テストの数学を換算)、商 数学型、社会科学 数学型、国際教養(共通テスト)、文・文構の共通テスト利用方式
使わない商 地歴・公民型、文・文構の一般選抜、教育A方式

💡 数学を武器にするなら人間科学の数学選抜

人間科学部の数学選抜方式は、500点中360点(72%)が独自試験の数学です。設問によっては文系範囲だけで解答できるとされており、数学が得意な文系生にとっては、科目負担をもっとも数学に寄せられる方式といえます。逆に商学部の数学型は3教科均等配点なので、数学だけ突出していても英語・国語が弱いと届きません。「数学で受けられる」と「数学で稼げる」は別物として、配点比率で比べるのがおすすめです。

英検などの英語資格を活かせる方式

📋 英語4技能テストを使える一般選抜

  • 文・文化構想 英語4技能テスト利用方式:基準以上で英語の試験を使わず、国語75・地歴50の125点で判定
  • 国際教養 一般選抜:出願時のスコアで最大20点を加点
  • 国際教養 共通テスト+英語4技能テスト利用方式(2027年度新設):英語資格の提出が必須

上記以外の学部の一般選抜では、英語4技能テストは利用しません。

早慶併願で見落としやすい科目の違い

🗣️ 慶應OBとして感じる早慶の違い

早慶を併願する受験生がつまずきやすいのが、科目構成の違いです。慶應義塾大学の一般選抜には国語の独立した試験がなく、共通テスト利用入試もありません。代わりに小論文・論述系の試験を課す学部が多くあります。対して早稲田の文系は、独自試験型の学部のほとんどで国語が必須で、共通テスト併用の学部も増えています。

そのため早慶を幅広く併願すると、「早稲田用の古文・漢文」「共通テスト対策」「慶應用の小論文」の3つを同時に抱えることになります。受験指導の経験から言うと、併願校を学部単位で科目の重なりから選ぶだけで、準備の負担はかなり変わります。両校の学風の違いは早稲田と慶應の7つの違いで詳しく比較しています。

受験科目が決まったら最初にやること

🔰 科目確定後の3ステップ

① 志望学部・方式の配点比を書き出す
合計点に占める各科目の割合を出し、学習時間の配分を決めます。
② 共通テストの要否を確認する
併用型を1つでも受けるなら共通テストの出願が前提です。出願期間は大学入試センターの発表で確認し、対策時間を確保します。
③ 過去問で形式に慣れる
政治経済の総合問題や国際教養のWritingなど、形式が独特な試験は早めに1年分解いておきます。

年間の学習計画の立て方は大学受験の全体ロードマップにまとめています。

受験科目を選ぶ前に知っておきたい注意点

⚠️ この章のポイント

科目の組み合わせは、合格の可能性だけでなく失敗したときのダメージの大きさにも関わります。メリットだけで方式を選ばないために、構造上の注意点を確認しておきましょう。

共通テスト併用型は本番1回の出来に左右されやすい

📉 併用型のデメリット

共通テスト併用型の学部では、1月の共通テストの得点がそのまま2月の合否に持ち越されます。共通テストで崩れると、2月の独自試験で取り返せる幅は合計点の半分以下です。また共通テストの成績は当該年度のもののみ利用可能で、前年度の成績は使えません。

同じ「英語」でも学部によって形式と比重が違う

🔺 英語対策の落とし穴

英語の配点は、商学部 地歴・公民型の80点(40%)から、教育学部A方式や人間科学部の50点まで幅があります。国際教養はReadingとWritingに分かれ、政治経済は英語単独の試験ではなく総合問題の一部として出題されます。「早稲田の英語」とひとまとめに対策すると、学部固有の形式で失点しやすいため、併願する学部ごとに過去問で形式を確認してください。

情報源は必ず最新年度の入試要項で確認する

📝 情報の確かめ方

早稲田大学は、2027年度一般選抜の入試要項を11月上旬に入学センターのWebサイトへ掲載予定としています。本記事は2026年10月17日時点の公表資料をもとにしており、要項の公開後に細部が変わる可能性があります。なお大学は2026年5月28日に『学部入学案内2027』の一部記載を訂正しており、紙のパンフレットだけで判断するのは避けた方が安全です。

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。

早稲田大学の受験科目に関するよくある質問

❓ この章のポイント

受験生や保護者の方から出やすい疑問を、2027年度の公表資料にもとづいてQ&A形式でまとめました。

早稲田大学は3教科だけで受験できますか?

❓ Q&A

A. 法学部・商学部・文学部・文化構想学部・教育学部(A・B方式)・理工3学部の一般選抜は、大学独自の3教科で判定します。一方、政治経済・社会科学・国際教養・人間科学・スポーツ科学の各学部の一般選抜は大学入学共通テストとの併用です。

早稲田大学の一般選抜で共通テストは必要ですか?

❓ Q&A

A. 学部と方式によります。2027年度は政治経済・社会科学・国際教養・人間科学・スポーツ科学の一般選抜と、教育学部C・D方式、文学部・文化構想学部の共通テスト利用方式で共通テストが必要です。

数学で早稲田大学の文系学部を受験できますか?

❓ Q&A

A. できます。政治経済学部は共通テストの数学Ⅰ・A が必須で、法学部は数学の選択が可能、商学部と社会科学部には数学型、人間科学部には数英型と数学選抜方式があります。

英検などの英語資格は早稲田大学の入試で使えますか?

❓ Q&A

A. 使える学部があります。国際教養学部は英語4技能テストのスコアを最大20点で加点し、文学部・文化構想学部の英語4技能テスト利用方式は基準を満たすと英語の試験を使わず国語と地歴の125点で判定します。他の学部の一般選抜では利用しません。

地理で早稲田大学を受験できますか?

❓ Q&A

A. 大学独自試験で地理を選べるのは教育学部A方式です。法学部・商学部・文学部・文化構想学部の独自試験の地歴は世界史・日本史(法・商は政治・経済も可)です。共通テストを使う学部・方式では地理を選択できる場合があります。

早稲田大学の受験科目はいつ確定しますか?

❓ Q&A

A. 大学は2027年度一般選抜の入試要項を11月上旬に入学センターのWebサイトへ掲載予定としています。出願期間は2027年1月6日から1月19日(締切日消印有効)です。

まとめ:早稲田大学の受験科目は学部と方式で選ぶ

🎯 この記事のまとめ

  • 早稲田大学の受験科目は学部×方式で決まり、2027年度は13学部で一般選抜を実施
  • 政治経済・社会科学・国際教養は合計点の50%が共通テスト
  • 法・商・文・文化構想・教育A/B・理工3学部は独自試験のみで判定
  • 数学は人間科学の数学選抜方式で最も比重が大きく、英語資格は文・文構・国際教養で活かせる
  • 正式な科目・配点は11月上旬掲載予定の入試要項で必ず確認

学部の中身で候補を絞り、最後は「科目の重なり」と「共通テストの比重」で併願の組み方を決めるのが、私が受験生におすすめしたい順番です。

✅ 共通テスト併用型の学部が向いている人

  • 国公立大学も併願し、共通テストの5教科対策をしている
  • 古典を含む国語や選択科目で安定して得点できる
  • 総合問題や記述式の試験に抵抗がない

❌ 独自試験型の学部を軸にした方がよい人

  • 私大専願で、共通テスト対策の時間を確保できていない
  • 英語・国語・社会の3教科に学習時間を集中させたい
  • 1月の1回の試験に合否の半分を預けることに不安がある

🧭 次にやること

科目が決まったら、次は教材と学習環境の選択です。映像授業で科目を補強したい人はスタサプ大学受験講座の評判を、塾・家庭教師を比べたい人は学習塾・家庭教師のおすすめ比較を参考にしてください。

🎓 著者プロフィール

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(フリーランス)

中学時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高校に合格。慶應義塾大学経済学部を卒業し、在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導しました。指導歴は10年を超え、中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校生・浪人生・不登校や発達障害のある生徒まで担当しています。

この記事を書く理由:早慶の受験は、学部ごとの科目の違いを知っているかどうかで準備の効率が大きく変わります。慶應側から早慶受験を見てきた立場として、特定の塾に偏らない科目選びの判断材料を届けたいと考えています。

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🏷️ 調査概要

  • 調査対象:早稲田大学 2027年度一般選抜(全13学部)の試験科目・配点・方式
  • 調査方法:早稲田大学入学センターの公表資料の調査、大手教育情報サイトとの照合、著者の受験指導経験に基づく考察
  • 調査実施日:2026年10月17日
  • 情報の限界:2027年度の入試要項(11月上旬掲載予定)公開前の情報です。著者は早稲田大学の一般選抜を受験していません。スポーツ科学部の合計点の扱い、教育学部C方式の学科別の共通テスト科目の詳細、受験料は本記事では扱っていません。
  • 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告はありません)

📝 更新情報

公開日:2026年10月17日/最終更新日:2026年10月17日
※情報変更があった場合は随時更新します。