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早稲田実業の中学受験|倍率・最低点・学費を元早稲アカ講師が解説

インフォグラフィック

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🎓 この記事を書いた人

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(指導歴10年超)

中学時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導しました。中学受験から大学受験まで指導経験があり、大学附属校に高校から入学した当事者でもあります。

🎯 結論

結論:早稲田実業学校中等部の中学受験は、2月1日の1回・4科300点で決まる入試で、2026年度の実質倍率は男子約3.9倍・女子約4.3倍、合格者最低点は男子177点・女子187点でした。卒業生の約94%が早稲田大学へ推薦進学しており、「受験のない6年間」と「1回勝負のリスク」をセットで受け入れられるかが、志望を決める最大の分かれ目だと私は考えます。

❓ この記事で解決できる疑問

「早実って実際どのくらい難しいの?」「早稲田大学には本当にほぼ全員行けるの?」と、情報が多すぎてかえって判断に迷っていませんか。この記事では、次の疑問に公式データで答えます。

  • 早稲田実業中等部の倍率・合格最低点はどのくらい?
  • 2027年度入試の日程・科目・配点は?面接はある?
  • 初年度の学費はいくら?
  • 早稲田大学への推薦進学は何%で、条件はある?
  • どんな子が向いていて、どんな子は別の選択肢を考えるべき?
  • 合格最低点から逆算すると、何をどう勉強すべき?

💬 この記事の立ち位置

私は早稲田アカデミーで中学受験生を含む多くの受験生を指導してきましたが、早稲田実業の教員や在校生への取材はしていません。数値はすべて早稲田実業学校の公式サイト(2026年10月16日参照)に基づき、そこに私の指導経験と、大学附属校で過ごした当事者としての視点を加えています。特定の塾・学校から報酬を受けて書いた記事ではありません。

  1. 早稲田実業の中学受験とは?学校と入試の基本
    1. 早稲田実業学校中等部とはどんな学校か
    2. 2027年度入試の日程・科目・配点
    3. 面接なし・1回入試という仕組みが意味すること
  2. 早稲田実業中等部の倍率と合格最低点をデータで読む
    1. 2026年度の応募者数・合格者数と実質倍率
    2. 合格最低点と科目別平均点から見える得点戦略
    3. 男子と女子で難易度はどう違うか
  3. 早稲田実業の学費と早稲田大学への推薦進学
    1. 中等部の初年度納付金はいくら?
    2. 早稲田大学への推薦進学率は約94%
    3. 推薦は「全員保証」ではない点に注意
  4. 早稲田実業に向いている子・向いていない子
    1. 早稲田中・早大学院中学部との違い
    2. 早実が向いている子・向いていない子の特徴
    3. 中学から附属に入るか、高校受験で附属を狙うか
  5. 早稲田実業の中学受験で注意すべきこと
    1. 2月1日の1回勝負と併願の組み方
    2. 「早稲田大学に行ける」だけで選ぶ危うさ
    3. 偏差値や合格実績の数字に振り回されない
  6. 早稲田実業合格に向けた勉強法と今からやること
    1. 合格最低点から逆算する科目別の目標点
    2. 学年別の進め方と塾・家庭学習の使い分け
    3. まず今月できること:学校説明会に参加する
  7. 早稲田実業の中学受験に関するよくある質問
    1. 早稲田実業中等部の入試に面接はありますか?
    2. 早稲田実業に入れば全員が早稲田大学に進学できますか?
    3. 早稲田実業中等部の試験日と合格発表はいつですか?
    4. 早稲田実業の中学受験は男子と女子でどちらが難しいですか?
    5. 早稲田実業中等部の学費はいくらですか?
    6. 早稲田実業中等部の入試で合格に必要な得点の目安は?
  8. まとめ:早稲田実業の中学受験は「1回勝負」と「6年後の進路」で判断を

早稲田実業の中学受験とは?学校と入試の基本

🔰 この章のポイント

早稲田実業学校中等部は、東京都国分寺市にある早稲田大学の系属校です。まずは「どんな学校で、どんな入試なのか」という土台を押さえましょう。日程・科目・配点は2027年度の募集概要に基づいて整理します。

早稲田実業学校中等部とはどんな学校か

📌 早稲田実業学校中等部とは

早稲田実業学校中等部は、東京都国分寺市にある早稲田大学系属の共学の中学校です。同じ所在地に初等部・中等部・高等部があり、高等部卒業生の大半が早稲田大学へ推薦で進学します。東京都内の早稲田系中学のうち、早稲田中学校と早稲田大学高等学院中学部は男子校のため、都内で女子が中学から早稲田系に進める学校は早稲田実業のみという点も大きな特徴です。

2027年度入試の日程・科目・配点

📋 2027年度 中等部入試の募集概要

項目内容
募集人員約110名(男子約70名・女子約40名)
Web出願2026年12月20日(日)〜2027年1月10日(日)
書類郵送2027年1月10日(日)〜1月14日(木)消印有効
試験日2027年2月1日(月)※1回のみ
試験科目国語60分・100点/算数60分・100点/理科30分・50点/社会30分・50点(計300点)
面接なし
検定料公式の募集要項ページでは金額を確認できませんでした(出願時に要項で確認してください)
合格発表2027年2月3日(水)13:00〜 合格発表サイト
入学手続2月3日(水)13:00〜2月4日(木)23:59

出典:早稲田実業学校「中等部 募集要項・出願方法」(2026年10月16日参照)

📊 2027年度入試スケジュール(出願〜手続)

12/20〜1/10 Web出願・検定料振込年末年始をはさむため、12月中の完了がおすすめ 1/10〜1/14 書類郵送(消印有効)1月入試(埼玉・千葉など)と時期が重なる 2/1(月) 試験日(4科・1回のみ)国算各60分・理社各30分 計300点・面接なし 2/3(水)13:00 合格発表(Web)2/2・2/3の他校受験と並行しながら確認する日程 2/4(木)23:59 入学手続期限併願校の手続期限・納入金との関係を事前に確認
出典:早稲田実業学校「中等部 募集要項・出願方法」をもとに筆者作成(2026年10月16日参照)。注記は筆者による補足です。

面接なし・1回入試という仕組みが意味すること

💡 筆者の見方:「当日の300点」がすべて

2027年度の募集概要では面接がなく、合否は2月1日の筆記4科目の合計点で決まる形です。複数回入試がある学校なら「1回目で崩れても2回目で取り返す」作戦が使えますが、早実の中等部入試にはそれがありません。

私が中学受験生を指導してきて感じるのは、1回勝負の学校ほど「平均的に取れる力」より「本番で崩れない力」が問われるということです。過去問で最低点を一度超えた、では足りず、体調が万全でない日でも超えられるかどうか。この視点で直前期の過ごし方を設計してほしいと考えます。

早稲田実業中等部の倍率と合格最低点をデータで読む

🔍 この章のポイント

「早実は難しい」とよく言われますが、具体的に何倍で、何点取れば合格なのでしょうか。ここでは公式サイトが公表している2026年度の入試結果を、倍率・最低点・科目別平均点の3方向から読み解きます。

2026年度の応募者数・合格者数と実質倍率

📊 2026年度 中等部入試結果

項目男子女子
募集人員約70名約40名
出願者数348名274名
受験者数316名247名
合格者数81名58名
実質倍率(受験者÷合格者)約3.9倍約4.3倍
合格者最低点(300点満点)177点187点

出典:早稲田実業学校「前年度入試結果」(2026年10月16日参照)。人数は帰国生を含みます。実質倍率は筆者が公表値から算出。

ℹ️ 帰国生の扱い

上の人数には帰国生が含まれ、2026年度は男子2名・女子2名が受験し、合格者は男女とも0名でした。帰国生には別の募集概要が用意されているため、該当するご家庭は早稲田実業学校「帰国生徒募集概要」で条件を確認してください。

💬 数字の裏側:合格者は募集人員より多い

見落とされがちですが、合格者数は男子81名(募集約70名の約1.16倍)、女子58名(募集約40名の約1.45倍)と、募集人員より多く発表されています。他校に進む辞退者を見込んだ人数だと考えられ、特に女子は上乗せ幅が大きい年でした。合格発表が2月3日13時、手続期限が翌4日のため、その間に2月2日・3日の他校の結果が出そろい、そちらを選ぶ受験生が一定数出る日程構造だと私は見ています。

倍率の詳しい読み方は実質倍率と出願倍率の違いで解説していますが、早実の場合は「何倍か」よりも、次に見る「何点取れば合格か」のほうが対策に直結します。

合格最低点と科目別平均点から見える得点戦略

📊 2026年度 科目別の受験者平均得点率と合格ライン

① 科目別 受験者平均点の得点率 100% 50% 社会65.4%(32.7/50) 理科52.8%(26.4/50) 国語52.6%(52.6/100) 算数50.3%(50.3/100) ② 合計点(300点満点)で見た合格ライン 受験者平均 162点 男子最低 177点(59.0%) 女子最低 187点(62.3%) 平均+15点(男子)/平均+25点(女子)が2026年度の合格ライン ※科目別平均は男女合算の受験者平均。平均合計は筆者が4科目を合算
出典:早稲田実業学校「前年度入試結果」(2026年10月16日参照)をもとに筆者作成。得点率・差分は筆者算出。

💡 筆者の分析:差がつくのは「理科」と「算数」

このデータで私が注目したのは3点です。

  • 理科は社会より約13ポイント低い:同じ30分・50点でも、平均得点率は社会65.4%、理科52.8%。2026年度は理科で得点差が開きやすかったと読めます。
  • 国算と理社の「1分あたりの配点」は同じ:国算は60分100点、理社は30分50点で、どちらも約1.67点/分。理社を「おまけの2科目」と考えると、配点の3分の1を軽視することになります。
  • 算数の平均は約50%:満点を狙う試験ではなく、取るべき問題を確実に取る試験と考えるべきです。

早稲田アカデミーで指導していた頃、理社を直前期まで後回しにする受験生をよく見ましたが、早実のように理社の比重が国算と同じ効率で効く学校では、その戦略はリスクが大きいと私は考えます。理科は計算分野と実験・観察の読み取りで得点が割れやすいため、中学受験理科の頻出分野と学年別の勉強法を早めに確認しておくと安心です。

男子と女子で難易度はどう違うか

⚠️ 女子は「点数のハードル」が高い年だった

2026年度は、女子の合格者最低点が男子より10点高い187点で、実質倍率も女子が約4.3倍と男子の約3.9倍を上回りました。募集人員が男子約70名に対し女子約40名と少なく、先ほど触れたとおり女子にとっては中学から入れる唯一の早稲田系の学校であることも、競争の厚みにつながっている可能性があります。

ただし、公式サイトで確認できたのは2026年度の1年分のみです。男女差が毎年同じとは限らないため、模試の判定とあわせて判断してください。

早稲田実業の学費と早稲田大学への推薦進学

🔍 この章のポイント

早実を志望する理由として「早稲田大学に進める」ことを挙げるご家庭は多いはずです。ここでは、その対価となる学費と、実際の推薦進学の状況を公式データで確認します。

中等部の初年度納付金はいくら?

💰 中等部 2026年度入学生の1年次納付金(新入生)

項目金額
入学金300,000円
授業料732,000円
施設設備資金(経常的)252,000円
教育充実費36,000円
学費 計1,320,000円
諸会費(生徒会費・父母の会費・父母の会入会金)32,600円
年額合計1,352,600円

出典:早稲田実業学校「学費等」(2026年10月16日参照)。入学手続金以外は4月と10月の2回に分けて納入。制服・運動着・校外行事等の費用は別途。

🧮 筆者の試算:中等部3年間でおよそ345万円

2年次以降も授業料・施設設備資金・教育充実費・生徒会費・父母の会費が同額と仮定すると、年104万7,600円。中等部3年間の単純試算は約345万円(1,352,600円+1,047,600円×2)になります。ここに制服や行事費、そして入学前の塾代が乗ります。

見方を変えると、早実から早稲田大学に推薦で進む場合は「高校受験・大学受験の塾代がかからない」可能性が高く、そこまで含めて比較すると印象が変わるご家庭もあるはずです。入学前の塾費用の相場は大手4塾の月謝と3年総額で整理しています。

📝 費用情報についての注記

本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は各サービスの公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。公式サイトにも、学費は在学中に改定される場合があると記載されています。

早稲田大学への推薦進学率は約94%

📊 2026年3月卒業生336名の進路と推薦先学部

① 卒業生336名の進路 早稲田大学 推薦 316名(94.0%) ■早大一般2名 ■他大学11名(医学部系を含む) ■その他7名 ② 推薦先学部(人数) 政治経済55 商52 社会科学46 教育31 法29 基幹理工24 創造理工21 先進理工18 国際教養15 文化構想12 文8 スポーツ科学4 人間科学1 緑=理工3学部 計63名(推薦者の約2割)
出典:早稲田実業学校「進路状況」(2026年10月16日参照)をもとに筆者作成。割合は筆者算出。

💬 推薦先の偏りから読めること

推薦316名のうち、政治経済・商・社会科学の3学部だけで153名と約半数を占めます。一方で、理工系3学部にも計63名が進んでおり、文系一辺倒の学校ではないことがわかります。

附属校で過ごした立場から言うと、推薦先の学部は在学中の成績と本人の志望で決まるため、人気学部ほど早い段階からの定期テストの積み重ねが効いてきます。早実の公式サイトも成績を判断材料に挙げており、「早稲田に入れる」より「早稲田のどの学部に入れるか」を中学入学時点から意識しておくと、入学後の過ごし方がぶれにくいと考えます。

推薦は「全員保証」ではない点に注意

❗ 推薦の決まり方

公式サイトでは、早稲田大学への推薦は生徒本人の志望学部・学科と、在学時の成績、人物評価などを総合的に判断して決まると説明されています。具体的な成績基準は公開されていません。

実際、2026年3月卒業生のうち推薦以外の進路を選んだ(または推薦に至らなかった)生徒も20名います。その内訳には医学部など早稲田大学にない分野へ進む生徒も含まれるため、一概に「推薦を受けられなかった人数」とは言えませんが、入学すれば自動的に希望学部へ進めるわけではないことは押さえておきましょう。

早稲田実業に向いている子・向いていない子

⚖️ この章のポイント

偏差値が届くかどうかと、その学校が合っているかどうかは別の問題です。ここでは早稲田系の他校との違いと、早実を選ぶ前に考えておきたい視点を整理します。

早稲田中・早大学院中学部との違い

🆚 早稲田系3中学の基本的な違い

学校大学との関係共学/別学所在地
早稲田実業学校中等部系属校共学東京都国分寺市
早稲田中学校系属校男子校東京都新宿区
早稲田大学高等学院中学部附属校男子校東京都練馬区

3校とも早稲田大学への進学ルートを持ちますが、推薦の枠の大きさや学校の方針はそれぞれ異なります。早稲田中・早大学院中学部の推薦状況は本記事では調査していないため、比較の際は各校の公式サイトで最新の進路データを確認してください。

早実が向いている子・向いていない子の特徴

✅ 向いている可能性が高い子・家庭

  • 大学受験より、中高で部活動・行事・興味のある分野に打ち込みたい
  • 早稲田大学の学部に進みたい気持ちが具体的にある
  • 国算だけでなく理社もバランスよく得点できる
  • 共学の環境を望んでいる(特に女子で早稲田系を目指す場合)
  • 国分寺までの通学を無理なく続けられる

❌ 別の選択肢も検討したい子・家庭

  • 医学部や国公立大学など、早稲田大学以外の進路を強く考えている
  • 本番で緊張しやすく、1回勝負の入試に強い不安がある
  • 「早稲田ブランド」以外に早実を選ぶ理由がまだ見つからない
  • 理科・社会の学習がまだほとんど手つかず

中学から附属に入るか、高校受験で附属を狙うか

✏️ 高校から附属校に入った当事者として

私自身は中学受験ではなく、高校受験で慶應義塾高等学校に入学しました。早稲田実業にも高等部の入試(推薦・一般)があるため、「中学から入る」だけが早稲田系への道ではありません。

中学から入る最大の利点は、思春期の6年間を大学受験から切り離して過ごせることです。一方で、12歳の時点で大学の方向性までほぼ決めることになります。高校受験ルートは選択を3年遅らせられる反面、高校入試の競争を経る必要があります。どちらが正解ということはなく、お子さんの成熟度と「今、受験に向かう意欲があるか」で判断してほしいと考えます。迷っている場合は中学受験と高校受験どちらを選ぶかの判断基準も参考にしてください。

早稲田実業の中学受験で注意すべきこと

⚠️ この章のポイント

人気校だからこそ、メリットだけを見て突き進むと後悔が残ることがあります。早実を目指すうえで、あらかじめ知っておきたいリスクを正直にお伝えします。

2月1日の1回勝負と併願の組み方

🔺 「第一志望の当日」に全てが集中する

早実の中等部入試は2月1日の1回のみで、合格発表は2月3日13時です。つまり2月2日・3日の他校受験は、早実の結果を知らないまま臨むことになります。併願校は「早実が不合格だった場合に進学したい学校」を軸に、2月1日午後や2月2日以降の日程で安全圏の学校を組み込んでおくことが欠かせません。具体的な日程の組み方は中学受験の日程2027と併願の組み方で詳しく解説しています。

「早稲田大学に行ける」だけで選ぶ危うさ

📉 入学後に起こりうるミスマッチ

大学受験がない環境は、裏を返せば外からの強い学習の締め切りがない環境でもあります。推薦は在学中の成績で総合的に決まるため、入学後に勉強の手を緩めると、希望の学部に進めない可能性が出てきます。また、早稲田大学にない分野(医学部など)を志す場合、附属・系属校の利点は小さくなります。

偏差値や合格実績の数字に振り回されない

💬 模試の偏差値は「会社ごとに違う物差し」

早実の偏差値は模試の運営会社によって大きく異なり、同じ子でも模試によって判定が変わります。私は偏差値の数字そのものより、過去問で合格者最低点に何点届いているかを重視するよう指導してきました。偏差値の正しい読み方は模試4社の違いと志望校選びで整理しています。

📝 進路選択についての注記

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。

早稲田実業合格に向けた勉強法と今からやること

🧭 この章のポイント

データと注意点を踏まえたうえで、具体的に何から始めればよいのでしょうか。合格最低点からの逆算と、学年ごとの進め方を整理します。

合格最低点から逆算する科目別の目標点

🧮 筆者が考える目標点の一例(男子177点・女子187点を超える配分)

科目2026年度 受験者平均目標点の一例(男子)目標点の一例(女子)
国語(100点)52.6点60点62点
算数(100点)50.3点60点63点
社会(50点)32.7点36点37点
理科(50点)26.4点31点33点
合計(300点)162.0点187点195点

目標点は、最低点にさらに約10点の「安全マージン」を足し、平均点が低い科目ほど上積み幅を大きくした筆者独自の目安です。お子さんの得意・不得意に合わせて配分を組み替えてください。

学年別の進め方と塾・家庭学習の使い分け

📋 早実を目指す学年別ステップ

① 小4〜小5:4科目の基礎を固める時期。理社を後回しにせず、毎週の学習に組み込む。
② 小6前半:模試で現在地を確認し、苦手単元を洗い出す。理科の計算分野は早めに手当てする。
③ 小6秋:過去問を開始し、合格者最低点との差を科目別に記録。説明会・見学で学校の雰囲気を確かめる。
④ 12月〜1月:Web出願(12/20〜1/10)と併願校の確定。1回勝負を想定し、生活リズムを試験時間に合わせる。
⑤ 2月1日:4科目を1日で受験。終わった科目を引きずらない切り替えの練習を直前期にしておく。

💬 塾と家庭学習の組み合わせ方

早実レベルを目指す場合、中学受験専門塾での学習が中心になるご家庭が大半だと思います。学年ごとの全体像は中学受験の学年別ロードマップで手順を整理しています。

塾の補助として映像授業を使う場合、得意分野の先取りや苦手単元の見直しには役立ちますが、早実の入試問題に向けた演習までは担いきれません。スタサプで中学受験はどこまで対応できるかを把握したうえで、役割を決めて使うことをおすすめします。

低学年のうちに4科目の基礎を固める目的なら、実際に使ったご家庭のスタサプ小学講座の口コミも判断材料になります。

まず今月できること:学校説明会に参加する

🧭 次の一歩:2026年度の中等部説明会

  • 対面の学校説明会(小6対象・予約制):2026年10月18日(日)13:00/14:30、10月25日(日)9:30/11:00
  • 動画配信の説明会:視聴申込は2026年10月26日(月)10:00〜2027年1月14日(木)12:00

数字だけではわからない通学時間や校風を確かめる場として、ぜひ活用してください。予約方法・定員は早稲田実業学校の入試・説明会ページで確認できます。

早稲田実業の中学受験に関するよくある質問

❓ この章のポイント

保護者の方からよく聞かれる疑問を、公式データに基づいてQ&A形式でまとめました。

早稲田実業中等部の入試に面接はありますか?

❓ 回答

2027年度の中等部募集概要では面接はなく、国語・算数・理科・社会の4科目の筆記試験のみです。募集要項は年度ごとに変わる可能性があるため、出願前に公式サイトで最新の要項を確認してください。

早稲田実業に入れば全員が早稲田大学に進学できますか?

❓ 回答

全員が保証されているわけではありません。2026年3月卒業生336名のうち早稲田大学への推薦進学は316名(約94%)で、推薦は本人の志望学部・学科、在学中の成績、人物評価などを総合的に判断して決まると公式サイトに記載されています。

早稲田実業中等部の試験日と合格発表はいつですか?

❓ 回答

2027年度入試は2027年2月1日(月)の1回で、合格発表は2月3日(水)13時から合格発表サイトで行われます。入学手続期限は2月4日(木)23時59分です。

早稲田実業の中学受験は男子と女子でどちらが難しいですか?

❓ 回答

2026年度の合格者最低点は男子177点、女子187点(いずれも300点満点)で、受験者数÷合格者数の実質倍率は男子約3.9倍、女子約4.3倍でした。1年分のデータでは女子のほうが高い得点を求められましたが、年度によって変動する点に注意が必要です。

早稲田実業中等部の学費はいくらですか?

❓ 回答

2026年度入学の新入生の場合、入学金・授業料・施設設備資金・教育充実費と諸会費を合わせた1年次の年額合計は1,352,600円です。制服や校外行事などの費用は別途かかり、学費は在学中に改定される場合があります。

早稲田実業中等部の入試で合格に必要な得点の目安は?

❓ 回答

2026年度は300点満点で男子の合格者最低点が177点(約59%)、女子が187点(約62%)でした。受験者平均点の合計は162.0点だったため、平均より男子で約15点、女子で約25点上積みできるかが一つの目安になります。

まとめ:早稲田実業の中学受験は「1回勝負」と「6年後の進路」で判断を

🎯 この記事のまとめ

  • 入試は2027年2月1日の1回、国算各100点・理社各50点の計300点、面接なし
  • 2026年度の実質倍率は男子約3.9倍・女子約4.3倍、合格者最低点は男子177点・女子187点
  • 受験者平均の合計は162.0点。平均より男子+15点・女子+25点が合格ラインの目安
  • 理科の平均得点率が最も低く、理社の配点効率は国算と同じ
  • 初年度納付金は1,352,600円(2026年度入学生)
  • 2026年3月卒業生の約94%が早稲田大学へ推薦進学。ただし推薦は成績・人物評価などで総合判断

早実は「受験のない6年間」という大きな価値がある一方、1回勝負のリスクと、入学後も成績で進路が決まる現実をセットで受け入れられるかが判断の軸です。まずは説明会で学校を自分の目で確かめ、過去問で最低点との距離を測るところから始めてください。

📋 早実の受験を決める前のチェックリスト

  • □ 早稲田大学で学びたい分野・学部のイメージがある
  • □ 理科・社会を国算と同じ比重で学習できている
  • □ 2月1日に崩れた場合の併願校を決めている
  • □ 国分寺までの通学を6年間続けられる
  • □ 入学後も成績を保つ必要があることを親子で共有している

🎓 著者プロフィール

執筆者kouのプロフィール画像

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(フリーランス)

  • 指導歴10年超
  • 中学時代に早稲田アカデミーに通い、慶應義塾高等学校に合格
  • 慶應義塾大学経済学部卒業
  • 在学中、早稲田アカデミーで多数の受験生を指導
  • 中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校・浪人生・不登校・発達障害の指導経験あり

この記事を書く理由:中学受験生を指導してきた講師であり、大学附属校で学んだ当事者でもあるため、「入試の点数」と「附属校に入った後の6年間」の両方の視点からお伝えできると考えています。

📝 調査概要

  • 調査対象:早稲田実業学校中等部の入試制度・入試結果・学費・卒業生の進路
  • 調査方法:公式サイト調査/著者の指導経験に基づく分析
  • 調査実施日:2026年10月16日
  • 情報の限界:公式サイトで確認できた入試結果は2026年度の1年分のみで、過去の推移は分析していません。科目別平均点は男女合算の値です。検定料の金額、早稲田中学校・早稲田大学高等学院中学部の推薦状況、模試各社の偏差値は本記事では扱っていません。早稲田実業の教員・在校生への取材は行っていません。
  • 利益相反の有無:なし(本記事に広告・アフィリエイトリンクは含まれません)

📚 参考文献・引用元

🏷️ 記事情報

公開日:2026年10月16日/最終更新日:2026年10月16日
※情報変更があった場合は随時更新します。