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高校受験で学習塾ステップは合う?実績と費用を元塾講師が解説

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kou/教育系Webライター・プロ家庭教師(指導歴10年超)
早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、現在は中学受験・高校受験・大学受験を横断して指導しています。集団指導塾の内側で「合格実績がどう作られるか」を見てきた経験から、公表数字の読み方に踏み込んで解説します。
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🎯 結論

結論:学習塾ステップは、神奈川県の公立高校入試だけに最適化された集団指導塾であり、県内の上位公立校を第一志望に据えられる中学生にとっては、最初に検討すべき選択肢のひとつです。一方で、県外への転居可能性がある家庭、中学受験や難関私立高校の個別最適化を望む家庭には、必ずしも第一候補になりません。

私はステップの授業を内側から見た経験はありません。そのため本記事は、公式サイト・神奈川県教育委員会の公表資料といった一次情報の調査と、集団指導塾で受験生を指導してきた業界知見に基づいて執筆しています。

📋 この記事で解決できる疑問

合格実績の大きな数字と、見えにくい月謝。その両方に挟まれて決めきれないまま説明会に行くと、判断軸のないまま入会を決めることになりがちです。

  • 学習塾ステップはどんな塾で、他の神奈川県内の塾と何が違うのか
  • 2026年度の合格実績の数字は、どこまで信じてよいのか
  • 入会金・授業料・講習費は、結局いくら見ておけばよいのか
  • 入会テストや集団授業に、うちの子は耐えられるのか
  • ステップが向いていないのはどんな家庭か

読み終えるころには、「わが家がステップの説明会に行くべきか、別の選択肢を見るべきか」を自分で判断できる状態になります。

高校受験における学習塾ステップとは?神奈川県に特化した集団指導塾

🔍 この章の要点

「ステップ」という名前は聞くけれど、実際どういう塾なのか。まずは運営会社とコース構成という、事実として確認できるところから整理します。ここを押さえておくと、後の合格実績や費用の話が正確に読めます。

学習塾ステップの基本情報と運営会社

🏢 学習塾ステップの基本情報

項目内容
運営会社株式会社ステップ(本社:神奈川県藤沢市)
創業1975年
上場2012年10月に東証一部上場、2022年4月に東証プライムへ移行
展開エリア神奈川県内のみ
主なコース高校受験ステップ/Hi-STEP/大学受験ステップ/K-STEP(個別指導)ほか
指導形態正社員教師による集団授業(20代〜60代の教師が在籍)

出典:株式会社ステップ「会社情報」(2026年8月13日参照)

💡 上場企業であることの実務的な意味

「東証プライム上場」は、それ自体が授業の質を保証するものではありません。ただ、塾を選ぶ側には実務的な使い道があります。上場企業は決算資料で校舎数や生徒数の推移を開示するのが一般的で、保護者が「この塾は伸びているのか、縮んでいるのか」を自分で確かめられるからです。

具体的には、期末の校舎数が前年から減っていないか、生徒数が続けて前年割れしていないかの2点を見れば十分です。私が講師として在籍していた塾では、校舎の統廃合が保護者に伝えられるのは決定後の直前でした。通っている校舎がなくなる、担当が総入れ替えになるという事態は、事前に察知できるかどうかで打てる手がまったく違います。数字を追える相手かどうかは、地域密着型の塾を選ぶときほど効いてきます。塾を比較検討する段階の方は、全国規模の塾・家庭教師を横並びで比較した記事もあわせて読むと、地域密着型と全国展開型の違いが見えてきます。

高校受験ステップとHi-STEPなどコース構成の違い

📋 中学生が関係するコースの整理

コース位置づけ
高校受験ステップ中学生の高校受験対策の中心コース。小5・小6の受講設定もある
Hi-STEP授業料体系が別に設けられている、上位志向のコース
K-STEP個別指導。授業料は別体系で、兄弟姉妹特典の一部対象外
大学受験ステップ高校部。中3から進級する形で接続する

出典:学習塾ステップ「授業料(高校受験ステップ)」(2026年8月13日参照)

✏️ 公式ページの一文から読み取れること

高校受験ステップの公式ページには、このコースからでも湘南・横浜翠嵐・柏陽といった難関公立校が十分ねらえる、という趣旨の記載があります。裏を返せば、Hi-STEPは「難関校志向のクラス」として別に用意されているということです。

私が上位クラスを担当していたとき、毎年一定数いたのが「席は上位クラスにあるが、授業中はノートを写すだけになっている生徒」でした。共通しているのは、質問が出なくなることです。わからない箇所が多すぎて、どこがわからないかを言語化できない。そのまま数か月が過ぎ、模試の結果でクラスが下がると、今度は「落ちた」という事実そのものが勉強へのブレーキになる。この立て直しには、私の実感では最低でもひと学期を要しました。

だから重要なのは「どちらに入れるか」ではなく、お子さんの現在地に合った進度で、質問が出せる状態にあるかです。上位クラスで板書を写すだけの一年を過ごすより、標準クラスで理解しながら進むほうが、最終的な合格可能性は高くなると考えています。

神奈川県外に展開しない「県内特化」戦略の意味

⭕ 県内特化が生む具体的なメリット

  • 入試制度への最適化:神奈川県は内申点・学力検査・面接に加え、上位校では特色検査という独自試験が課される。他県の制度に合わせる必要がない
  • 私立併願の精度:県内私立高校の書類選考・確約の実務は地域差が大きく、県内だけを見ている塾は情報が濃くなりやすい
  • 高校の内部事情:各高校の校風・進学実績・部活動の実態など、進路指導で効く定性情報が蓄積される

📌 神奈川の入試制度は「特殊」だと知っておく

神奈川県教育委員会の公表によると、令和8年度入試では学力向上進学重点校(横浜翠嵐・川和・柏陽・横浜緑ケ丘・多摩・湘南・厚木・小田原)とエントリー校(希望ケ丘・横浜平沼・光陵・横浜国際・横須賀・鎌倉・茅ケ崎北陵・平塚江南・大和・相模原)の全18校で、共通問題と共通選択問題による特色検査が実施されます。教科の枠を超えた思考力を問う試験で、学校の授業だけで対策するのは難しい領域です。

出典:神奈川県「学力向上進学重点校および同エントリー校におけるマークシート方式による特色検査の実施について」神奈川県「令和6年度以降の学力向上進学重点校の指定について」(いずれも2026年8月13日参照)

学習塾ステップの高校受験合格実績はどう読むべきか?

🔢 この章の要点

塾選びで最も誤解されやすいのが合格実績です。数字そのものより、その数字が何を数えているかのほうが重要です。ここではステップの公表値をそのまま示したうえで、元講師として「どう割り引いて読むか」まで踏み込みます。

2026年度神奈川県公立高校の合格者数

2026年度 ステップの合格者数(学力向上進学重点校8校) 湘南 225 厚木 221 小田原 200 柏陽 188 川和 178 横浜翠嵐 146 横浜緑ケ丘 133 多摩 113 単位:名(2026年3月11日15時30分現在のステップ全体集計) 出典:学習塾ステップ「2026年度 公立高校合格実績」 全国学習塾協会の自主基準に沿って集計されたもの

📊 数字が示していること

湘南225名、厚木221名、小田原200名という数字は、1つの高校の合格者のうち相当な割合を一塾が占めていると推測できる規模です。エントリー校でも鎌倉213名、平塚江南163名、希望ケ丘160名といった数字が公表されています。特定の県でここまで一塾に集中している例は、全国的に見ても多くないと考えます。

出典:学習塾ステップ「2026年度 公立高校合格実績」(2026年8月13日参照)

学力向上進学重点校とエントリー校での位置づけ

📈 単年ではなく積み上げで見る

前提として、学力向上進学重点校は令和6年度に5校から8校へ拡大されており、エントリー校を含めた指定校の数は年度によって変わります。そのうえで、ステップは経営方針のページで、2025年度入試における学力向上進学重点校およびエントリー校(当時の計17校)の合格者数を2,589名と公表しています。また、通学圏内の国立最難関である東京学芸大学附属高校については、2025年度に223名(帰国生・内部進学者を除く)で17年連続の全塾中1位としています。単年の突出ではなく、十数年単位で継続しているという点が、この塾の実績の性質です。

出典:株式会社ステップ「経営方針」(2026年8月13日参照)

合格実績の数字を鵜呑みにしない読み方

💬 元塾講師として、ここは正直に書きます

私は塾の内部で合格実績の集計に関わる立場にいました。その経験から断言できるのは、合格者数という指標は「入口の学力」と「母集団の大きさ」に強く依存するということです。県内160スクール規模(中学部・高校部合計、2025年度)で生徒を集めれば、上位校の合格者数が積み上がるのは構造上当然の面があります。

集計の現場では、次のような点で塾ごとに判断が分かれます。私が関わっていた集計でも、ここが毎年の論点でした。

  • 季節講習だけを受講した生徒を「塾生」に数えるか:数えれば合格者数は目に見えて増える
  • 1人が複数校に合格した場合、それぞれの学校で1名としてカウントするか:私立の実績は特に膨らみやすい
  • 在籍期間の下限を設けるか:入試直前の数か月だけ在籍した生徒を含めるかどうか

だからこそ、保護者が見るべきは合格者数そのものではなく次の3点です。第一に集計基準の明示。ステップは全国学習塾協会の自主基準に沿って集計していると明記しており、この点は評価できます。第二に合格率の開示。ステップは自社の進学情報ブログで学力向上進学重点校の在籍生合格率を公開した事例が確認でき、合格者数だけを掲げるより一歩踏み込んだ開示といえます。第三に入会時の学力層。中学生に入会テストが課される以上、母集団は無選抜ではありません。

つまり、この数字は「ステップに入れば上位校に受かる」の証拠ではなく、「上位校を目指す層がステップに集まっている」ことの証拠として読むのが正確です。この読み方は他塾にもそのまま当てはまるので、早稲田アカデミーの実績と料金を検証した記事サピックス中学部の合格実績を扱った記事と読み比べると、判断軸がぶれにくくなります。

学習塾ステップの授業料・費用の実態

🧮 この章の要点

塾費用でもめる原因は、月謝そのものより「聞いていなかった追加費用」です。公式サイトで確認できた費用構造と、見積もりの段階で必ず確認しておくべき項目を分けて整理します。

入会金と授業料の公開状況

💰 公式に明記されている費用(2026年度・税込)

項目金額・条件
入会金(小学生)10,000円
入会金(中学生)20,000円
再入会金3,000円(一度退会後に再入会する場合)
入会金の免除兄弟姉妹が在籍・卒業生、または保護者のいずれかが卒業生の場合は不要
3人兄弟姉妹特典高校受験ステップ・Hi-STEP・大学受験ステップに3人同時在籍で、最も学年の低い方の通常授業料が無料(個別指導は対象外)
月額・年間授業料学年別・受講科目数別のPDFで公開

出典:学習塾ステップ「授業料(高校受験ステップ)」(2026年8月13日参照)

✏️ 本記事で月額の具体額を転記しない理由

月額授業料は公式サイトで学年別・科目数別のPDFとして公開されています。金額を非公開にせず誰でも見られる形にしている点は、業界の中では明確に誠実な部類です。一方で、授業料は年度ごとに改定されうる情報であり、記事に転記した数字が古くなったまま独り歩きするほうが読者の不利益になると判断しました。そのため本記事では金額の転記を行わず、公式PDFで学年と科目数を選んで確認するという方法をお伝えします。塾費用の全国的な相場観については、高校受験の塾費用の総額と内訳をまとめた記事が判断材料になります。

見落とされがちな「希望制」の費用

⚠️ 通常授業料の外側にある費用

公式の授業料ページを読み込むと、通常授業とは別に希望制の講座・模試が用意されていることがわかります。具体的には、特色検査対策講座・特色検査添削講座、英検対策講座、各種強化講座、中2〜中3のオープン模試、特色検査対策模試、中3私立模試です。

ここが重要です。中2・中3の通常授業は英語・数学・国語・理科・社会・特色/総合対策の6科目で構成されている一方、特色検査の専用対策講座と模試は別枠になっています。上位校を志望するほど、希望制の講座を積み増す前提で費用を見積もる必要があるということです。さらに春期・夏期・冬期の特別講習費も通常授業料とは別建てです。

英検対策講座も希望制ですが、高校受験で英検がどの級から有利に働くかを整理した記事を先に読み、志望校に加点や優遇があるかを確認してから受講を決めると、無駄な出費を避けられます。

🔰 費用を正確に把握する3ステップ

① 学年と受講科目数を決める
中1は3科目または2科目、中2・中3は6科目が基本設定です(中2には1学期のみの3科目設定もあります)。ここで月額のベースが決まります。
② 該当するPDFで月額と年間額を確認する
公式サイトの授業料ページは「中学3年生/6科目受講」のように、学年と科目数の組み合わせでPDFが分かれています。自分の学年のリンクを開けば、月額と年間額の両方が確認できます。
③ 希望制講座・模試・季節講習を足す
特色検査対策、英検対策、模試、春夏冬の講習費を加えて、はじめて年間総額になります。

📝 費用情報についての注記

本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は各サービスの公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。

学習塾ステップが神奈川の高校受験で強い理由

🔍 この章の要点

「実績があるから強い」では説明になりません。公表されている経営方針と制度設計から、再現性のある強さの根拠を3点に絞って読み解きます。

正社員教師中心の体制と「営業をしない」方針

💬 業界にいた人間が最も注目する一点

ステップは経営方針で、教師による電話勧誘・ポスティング・学校前での勧誘グッズ配布といった営業活動を「しない、させない」と明言しています。会社情報では20代〜60代の正社員教師が在籍していることも示されています。

これは塾業界を知る人間ほど重く受け止める情報です。多くの集団塾では、講師が授業と並行して生徒募集・継続面談・講習の追加受講案内を担っています。私自身、講習前の時期は面談の予定が夕方から夜まで埋まり、翌日の授業の準備を移動中や深夜に回さざるを得ない週がありました。その分の時間は、確実に授業の精度から差し引かれています。

営業活動を「しない、させない」と明言することは、裏返せば教師の時間を授業準備と補習に配分するという設計です。保護者から見れば、面談が講習の売り込みに変質しにくいという実利もあります。逆に言えば、他塾を検討する際には「面談で毎回オプション講座を勧められないか」を体験時に必ず確認するのが有効なチェックになります。

出典:株式会社ステップ「経営方針」(2026年8月13日参照)

特色検査・内申対策という神奈川特有の設計

✅ 神奈川仕様のカリキュラム

  • 定期テスト前は進度を止める:公式ページによると、先取りで進めたうえで定期テスト前は進度を止め、各中学校に合わせた対策授業を行う設計
  • 特色/総合対策が通常授業の科目に入っている:中2・中3の6科目構成に含まれる
  • 自作の入試分析公式の進学情報ブログで、特色検査の模範解答・配点・解説を自社作成して公開している

神奈川の公立入試では内申点の比重が大きく、定期テスト対策と入試対策を両立させる必要があります。「進度を止めてまで学校別対策をする」という判断は、内申を落とさないことを優先した合理的な設計だと私は考えます。内申の仕組みそのものに不安がある方は、内申点が合否にどう影響するかを解説した記事を先に読んでおくと、面談での質問の精度が上がります。

出典:学習塾ステップ「高校受験ステップ」(2026年8月13日参照)

自習室への投資という見えにくい強み

📌 99%のスクールに自習環境

公表資料によると、中学部・高校部を合わせた160スクールのうち159スクール(約99%)に自習室または自習スペースが設置されています(2025年度)。個別ブースの設置が難しい校舎では、空き教室を自習室として活用する運用も示されています。

地味な情報に見えますが、指導者としてはここを重視します。中学生の学習量は「机に向かった総時間」でほぼ決まるからです。家庭に集中できる環境がない子ほど、通塾日以外に使える自習室の有無が成績を左右します。自宅学習が続かないことが悩みなら、高校受験の勉強法を時期別に整理した記事で学習計画の型を先に作っておくと、自習室の効果が何倍にもなります。

学習塾ステップの注意点と向いていない人

⚖️ この章の要点

ここまで強みを挙げてきましたが、すべての家庭に合う塾は存在しません。ステップの構造上、どうしても不利になるケースを正直に書きます。ここを読んだうえで「それでも合いそうだ」と思えるなら、判断としてかなり堅いはずです。

入会テストがあるという事実

❗ 誰でも入れる塾ではない

公式の授業料ページには、中学生は入会テストを受験すると明記されています(受験料は不要)。合否基準や不合格になる割合は公表されていないため、「落ちることがあるのか」を断定することはできません。ただし、テストが課される以上、入会時点で一定の選抜機能が働いていると考えるのが自然です。

現在の成績に不安がある場合、まず基礎の立て直しが必要な段階かもしれません。集団授業は「授業についていける学力がある子」に最も効く仕組みです。その段階にない場合は、個別指導や映像教材で土台を作ってから集団に移るほうが、結果的に早いことが少なくありません。

💬 入会テストで塾側が見ているもの

入会テストと聞くと「落とすための試験」と身構えがちですが、集団塾の実務では目的の大半はクラス配置です。私が採点する側にいたときに見ていたのは、点数そのものより次の3点でした。

  • 計算の正確さと処理速度:授業の演習時間についていけるかを最も分けるのがここ
  • 途中式や解答の書き方:白紙で答えだけを書く生徒は、集団授業だと後半で必ず失速する
  • 未習範囲での粘り方:解けない問題を前にして手が止まるか、条件を書き出そうとするか

つまり、直前に詰め込んだ知識より、日々の学習の型が出る試験です。そして塾側から見れば、上位クラスに配置した生徒が半年後に沈むのは避けたい事態なので、配置は保守的になりがちです。入会時のクラスが希望より下でも、それは「見放された」という意味ではありません。むしろ、そこで結果を出してクラスが上がった生徒のほうが、最後まで崩れずに走り切る例が多いというのが私の実感です。

集団授業ゆえの限界

❌ 構造上どうしても起きること

  • 進度は個人に合わない:クラス全体の進度で進むため、特定単元でつまずいた場合の巻き戻しは自力または補習頼みになる
  • 曜日・時間が固定される:部活動や習い事との両立に制約が出る
  • 質問のしやすさは性格に依存する:授業中に手を挙げられない子は、疑問を持ち帰りやすい
  • 私立中学受験を主目的としたコースは確認できない:公式の授業料ページで確認できる小学生向けの設定は、高校受験を見据えたコースと、一部スクールで開講される小5・小6の県立中高一貫校対策コース

集団授業が合うかどうかは学力以上に性格の問題です。手が挙げられないタイプなら、個別指導キャンパスの口コミを1000件超分析した記事のように、個別指導の実態を具体的に見てから比較したほうが公平な判断ができます。

県外への転居可能性がある家庭のリスク

📉 「神奈川専門」の裏側

ステップの校舎は神奈川県内のみです。転勤の可能性がある家庭にとって、これは明確なデメリットになります。県外へ転居した時点で、通塾も、蓄積された指導記録も、そこで途切れるからです。全国展開の塾やオンライン教材であれば、引っ越し後も同じ教材・同じ体系で継続できます。

転勤リスクがある、あるいは近くに校舎がない場合は、スタディサプリ中学講座の実力と限界を検証した記事や、塾なしで高校受験に臨む場合の進め方を解説した記事を先に読み、居住地に依存しない選択肢を並べて比較してください。

学習塾ステップと他の選択肢の比較・入会前の確認事項

🆚 この章の要点

神奈川県内には有力な集団塾が複数あります。どこが優れているかではなく、どの前提の家庭にどれが噛み合うかという観点で整理します。

県内他塾との立ち位置の違い

📋 タイプ別の比較軸

比較軸見るべきポイント
展開エリア県内特化型か、全国展開型か。転居可能性と直結する
合格実績の集計基準自主基準の明示があるか。講習生・模試生を含むかどうか
費用の開示度金額がサイト上で確認できるか、問い合わせないとわからないか
入会選抜入会テストの有無。母集団の学力層を推定する材料になる
講師の雇用形態正社員中心か、学生アルバイト中心か

神奈川県内には臨海セミナー、湘南ゼミナール、中萬学院なども展開しています。各塾の合格者数を単純比較するのは適切ではありません。比較するなら、数字の下や末尾にある注記で次の3点を確認してください。

  • 集計時点:速報値か、最終確定値か(発表直後の数字は後日更新されることがある)
  • 集計対象:通年在籍生のみか、講習受講生や模試受験生を含むのか
  • 準拠基準:全国学習塾協会の自主基準など、外部基準への準拠が明示されているか

個別指導・映像授業との併用は必要か?

💡 併用を勧めるケース・勧めないケース

私の指導経験では、集団塾に通いながら別の個別指導を併用して成功する子は、思ったより多くありません。理由は単純で、宿題量が二重になり、どちらも中途半端になるからです。

崩れ方には決まった順序があります。まず集団塾の宿題の解き直しが省かれ、次に提出が遅れ、最後に個別指導の時間が「宿題を消化する時間」に変わる。ここまで来ると、月謝を払って宿題をやっているだけの状態です。逆に言えば、解き直しの有無と提出の遅れは、併用が機能しているかを測る観察指標になります。

併用が機能するのは、特定科目だけが極端に足を引っ張っている場合に限られます。5教科のうち数学だけが平均以下、といったケースです。この場合は期間を3か月程度に区切り、その科目の穴埋めだけを目的に併用します。期間を区切るのは、目的が曖昧なまま続けると前述の崩れ方に入るからです。全体的に伸び悩んでいる場合は、併用ではなく学習時間と復習サイクルの設計を見直すほうが効果的です。映像授業で高校受験に対応できるかを検証した記事も、補完手段を検討する際の参考になります。

入会前に確認すべきチェックリスト

⭕ 説明会・体験授業で必ず聞く7項目

  • 希望する学年・科目数での月額授業料と年間総額(PDFの該当ページを一緒に確認する)
  • 春期・夏期・冬期の講習費の目安と、受講が前提かどうか
  • 特色検査対策講座・模試を、志望校に対してどの時期からどれだけ取るべきか
  • 通っている中学校の定期テスト対策が具体的にどう行われるか
  • クラス編成の基準と、途中でクラスが変わる可能性
  • 自習室の利用可能時間と席数
  • 欠席時の振替・補習の有無

通える範囲の校舎は公式サイトのスクール検索から確認でき、残席状況や時間割については各スクールへ電話で問い合わせるよう案内されています。塾選びで最も情報量が多いのは、実際に通う校舎の責任者との会話です。塾長・教室長が何を担っているかを解説した記事を読んでおくと、面談相手の裁量範囲がわかり、質問の精度が上がります。

通塾開始の時期そのものを迷っている段階なら、高校受験の塾はいつから通うべきかを学年別に判断する記事を先に読んでおくと、面談で確認すべき優先順位が整理できます。

📝 口コミ・評判を本記事で扱っていない理由

「学習塾ステップ 評判」で検索された方のために、扱わない理由を明示しておきます。私はステップの在籍生・保護者へのヒアリングを行っておらず、投稿型サイトの口コミは投稿者の学力層・在籍校舎・在籍時期が特定できないため、記事の判断材料として提示することが適切でないと考えました。校舎ごとの運営や教師個人の指導力の評価は、体験授業と説明会でご自身の目で確認されることをおすすめします。

よくある質問

❓ Q1. 学習塾ステップは神奈川県外にもありますか?

A. 公式サイトのスクール一覧で確認できる校舎は神奈川県内のみです。県外への展開は確認できないため、県外からの通塾や転居後の継続は前提にできません。

❓ Q2. 学習塾ステップの入会テストに落ちることはありますか?

A. 公式サイトには中学生は入会テストを受験する旨が明記されています(受験料は不要)。合否基準や不合格の割合は公表されていないため、確実に入れるとは言い切れません。結果の扱いは各スクールにご確認ください。

❓ Q3. 高校受験ステップとHi-STEPはどう違いますか?

A. 公式サイトでは授業料ページがコースごとに分かれており、高校受験ステップとHi-STEPは別コースとして案内されています。高校受験ステップのページには、このコースからでも難関公立校が十分ねらえるという趣旨の記載があります。どちらに在籍するかは入会テストや在籍スクールの開講状況によるため、各スクールへの確認が必要です。

❓ Q4. 学習塾ステップの授業料はどこで確認できますか?

A. 公式サイトの授業料ページで、学年別・受講科目数別のPDFとして月額授業料と年間授業料が公開されています。入会金は小学生10,000円、中学生20,000円(2026年度・税込)と明記されています。

❓ Q5. 特色検査の対策は通常授業に含まれますか?

A. 公式の授業料ページによると、中2・中3の通常授業には特色/総合対策を含む6科目が設定されている一方、特色検査対策講座や特色検査対策模試は希望制の別料金として案内されています。どこまで通常授業に含まれるかは学年と受講内容で変わるため、見積もり時に確認してください。

❓ Q6. 中3の夏からでも学習塾ステップに入れますか?

A. 公式サイトは残席状況や時間割については各スクールへ電話で問い合わせるよう案内しています。学年途中の入会可否は校舎ごとの空き状況と入会テストの結果によるため、一律の可否は公表されていません。

まとめ:高校受験で学習塾ステップを選ぶ前に確認したいこと

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🎯 この記事の結論

学習塾ステップは、神奈川県の公立高校入試という一点に資源を集中させた塾です。合格実績は「入れば受かる」証拠ではなく「上位校志望層が集まっている」証拠として読むのが正確ですが、営業活動を行わない方針、費用の公開、ほぼ全校舎への自習環境の設置といった設計は、外から検証できる材料として信頼に足ります。

📌 記事のポイント

  • 神奈川県内のみに展開する県内特化型の集団指導塾。運営は東証プライム上場の株式会社ステップ
  • 2026年度の公立高校合格実績は、湘南225名・厚木221名・小田原200名など(全国学習塾協会の自主基準による集計)
  • 入会金は小学生10,000円・中学生20,000円。月額授業料は学年別・科目数別のPDFで公開
  • 特色検査対策講座・模試・季節講習は希望制の別費用。総額は「通常授業料+α」で見積もる
  • 中学生には入会テストがあり、誰でも入れる塾ではない
  • 中学受験専門コースはなく、県外転居時に継続できない点は明確な弱点

✅ 向いている人

  • 神奈川県内に長く住む予定があり、公立高校を第一志望にしている
  • 学力向上進学重点校・エントリー校を視野に入れている
  • 集団授業のペースについていける学力と、競争を前向きに捉えられる性格がある
  • 通塾日以外も自習室を使い倒す意思がある

❌ 向いていない人

  • 転勤・転居の可能性があり、継続通塾の見通しが立たない
  • 中学受験を目指している
  • 特定単元でつまずいており、まず個別の巻き戻しが必要な段階にある
  • 部活動などで曜日・時間の固定が難しい

🧭 次にとるべき行動

候補として残るなら、次は通える範囲の校舎を特定し、説明会または体験授業で本記事のチェックリスト7項目を聞くことです。金額と運用は校舎ごとの事情も絡むため、公式サイトで最新情報を確認したうえで、必ず直接確認してください。

校舎の所在地・説明会や体験授業の日程・授業料の詳細は、学習塾ステップの公式サイトで最新情報をご確認ください。

📝 進路選択についての注記

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。

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🎓 執筆者プロフィール

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kou/教育系Webライター・プロ家庭教師
専門領域:中学受験・高校受験・大学受験/集団指導・個別指導の比較/中高一貫校・浪人生・不登校・発達障害のある生徒の指導

この記事を書く資格がある理由
中学生時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高等学校へ進学、慶應義塾大学経済学部を卒業しました。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、その後も指導歴は10年を超えています。集団指導塾の内側で、クラス編成・進路指導・合格実績の集計がどのように行われるかを実務として経験してきました。本記事で合格実績の読み方に踏み込んだのは、その経験に基づく判断です。

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📚 調査概要

  • 調査対象:学習塾ステップ(株式会社ステップ)の高校受験向けコース、料金体系、公表合格実績、および神奈川県公立高校入学者選抜制度
  • 調査方法:公式サイト調査(会社情報・経営方針・授業料・合格実績の各ページ)/神奈川県公表資料の調査/著者の学習塾業界における指導・運営経験に基づく分析
  • 調査実施日:2026年8月13日
  • 情報の限界:著者はステップの授業を受講・見学した経験がなく、在籍生・保護者へのヒアリングも実施していません。したがって授業の雰囲気、教師個人の指導力、校舎ごとの運営差については記述していません。月額授業料は公式サイトでPDF形式により公開されていますが、年度改定の可能性を踏まえ本記事では金額を転記していません。入会テストの合否基準および不合格率は公表されておらず、確認できませんでした。合格実績は各塾で集計基準が異なる可能性があるため、他塾との単純比較は行っていません。退会・休会の条件および違約金の有無は、公式サイト上では確認できませんでした。在籍生・保護者の口コミは調査対象に含めていません。
  • 利益相反の有無:本記事に広告掲載はなく、株式会社ステップおよび競合各社との間に金銭その他の利害関係はありません。

🏷️ 参考文献・引用元

公開日:2026年8月13日/最終更新日:2026年8月13日/※情報変更があった場合は随時更新します。