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高校受験の駿台模試とは?難易度・偏差値と受け方を元塾講師が解説

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🎓 この記事を書いた人

元塾講師・プロ家庭教師のkoukou/教育系Webライター・プロ家庭教師(指導歴10年超)。中学時代は早稲田アカデミーに通い、中学1年から駿台模試を毎回受け続けて慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部在学中は早稲田アカデミーで受験生を指導しました。「受ける側」と「返却された成績表を見て指導する側」の両方を経験しているため、駿台模試の数字をどう読むかを実感を持ってお伝えできます。

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🎯 結論:駿台模試は「偏差値を見る模試」ではなく「差を測る模試」

結論:高校受験の駿台模試(正式には駿台中学生テスト)は、難関国私立高校を目指す受験生が集まるハイレベルな公開テストであり、偏差値の数字そのものより「難関校の問題に対して今どこが足りないか」を測る道具として使うべき模試です。他の模試と同じ物差しで偏差値を比べると、必ず低く見えて落ち込みます。

私は中学1年から中学3年まで、早稲田アカデミーの方針に沿って駿台模試を毎回受け続けました。当時は返却のたびに気持ちが沈んだこともありましたが、指導する側に回ってから、あのテストが何を測っていたのかがようやく腑に落ちました。

📌 この記事で解決できること

  • 駿台模試(駿台中学生テスト)の種類と、2026年度の日程・受験料
  • 偏差値が他の模試より低く出る構造的な理由
  • V模擬・W模擬など都県別模試との使い分け方
  • 受ける価値が高い人/無理に受けなくてよい人の線引き
  • 申し込みから成績表の復習までの具体的な手順

読み終えるころには、「うちの子は駿台模試を受けるべきか」「返ってきたこの数字をどう扱えばいいか」を自分で判断できる状態になっているはずです。

📝 情報の範囲と利益相反について

日程・受験料・実施方法などの事実情報は、駿台中学生テストセンターの公開情報(2026年8月16日参照)に基づいて記載しています。受験の実感に関する記述は、私が中学生だった当時の経験と、指導者としての知見に基づく個人の見解です。本記事の執筆に関して、駿台予備学校・駿台中学生テストセンターおよび早稲田アカデミーと資本関係・広告契約等の利害関係を持ちません。

高校受験の駿台模試とは?まず押さえる基本

🔰 この章で分かること

「駿台模試」と一口に言っても、大学受験の駿台模試と高校受験の駿台模試はまったく別物です。まずは名称・対象学年・種類を整理し、そのうえで2026年度の日程と受験料という「申し込みに必要な数字」まで一気に確認します。

駿台模試(駿台中学生テスト)とは?高校受験生向けテストの正体

📋 定義:難関高校志望者向けの全国公開テスト

高校受験でいう「駿台模試」とは、駿台中学生テストセンターが実施する駿台中学生テストを指すのが一般的です。公式情報によれば、このテストは昭和44年(1969年)に始まった全国実施の公開テストで、国公私立の難関高校合格を目指す受験生に長く利用されてきました。良質な出題とレベルの高い受験者層、詳細な成績分析資料が特徴として挙げられており、私立中学校や公立中高一貫校でも採用されています。

つまり駿台模試は、「地域の平均的な中学生の中で自分がどのあたりか」を測るテストではありません。難関校を狙う層の中での立ち位置を測るテストです。この前提を取り違えると、返却された成績表の読み方をまるごと間違えます。

なお申し込みは塾を通さなくても可能なため、塾なしで高校受験に挑む場合でも、外部の物差しとして取り入れられる点は覚えておいて損はありません。

💬 「大学受験の駿台模試」と混同されやすい理由

保護者の方から「駿台の模試って高校生が受けるものでは?」と聞かれることが何度もありました。実際、駿台予備学校の名前は大学受験で広く知られており、高校生向け模試のほうが露出は多いはずです。

この混同が厄介なのは、単なる言葉の行き違いで終わらない点にあります。私が実際に困ったのは、大学受験用の駿台偏差値の感覚を持ったまま、高校受験の成績表を読もうとするご家庭でした。大学受験の駿台模試も難関大志望者が集まるため偏差値は低めに出ますが、それは高校受験の駿台模試とはまったく別の集団の話です。「駿台で偏差値60なら難関」といった大まかな相場観を学年をまたいで持ち込むと、志望校の難易度も、お子さんの現在地も、両方を読み違えます。

名前が同じでも、受ける学年・出題範囲・判定対象・比べている相手のすべてが違う。ここは面談のたびに、いちばん最初に切り分けていた部分です。

中1・中2の「学力テスト」と中3の「高校受験公開テスト」の違い

🆚 学年別のラインナップ

名称対象位置づけ
中1・中2駿台学力テスト中学1年・2年応用レベルの学力定着を確認する公開テスト
中3駿台高校受験公開プレテスト中学3年(4月)年度最初の腕試し。教科型は3教科のみ
中3駿台高校受験公開テスト中学3年(6月以降)志望校判定を伴う本格的な受験模試

出典:駿台中学生テストセンター公式サイト(2026年8月16日参照)

🔍 中3の公開テストで押さえるべき3点

  • 判定は第6志望校まで:国公私立を問わず合格判定が行われ、第1志望校内での順位も示されます
  • 6月以降は入試教科型に対応:各高校の主な入試教科型で志望校判定が行われます
  • 9月以降は中学全範囲:出題範囲が中学で学習する全範囲となり、まとめテストとしても機能します

また出題には、学習指導要領の範囲外の項目が含まれる場合があると公式に案内されています。学校の進度どおりに勉強していれば全部解ける、という設計ではないということです。

2026年度の駿台模試の日程と受験料を一覧で確認する

💰 2026年度の一般受験料(税込)

テスト名3教科5教科
中1・中2駿台学力テスト5,700円
中3高校受験公開プレテスト6,400円
中3高校受験公開テスト6,400円6,700円

出典:駿台中学生テストセンター「2026年度 テスト日程・受験料のご案内」(2026年8月16日参照)

🔢 受験料を1回あたりで比べる

2026年度 一般受験料(税込・1回あたり) 中1・中2 学力テスト/3教科 5,700円 中3 公開プレテスト/3教科 6,400円 中3 公開テスト/3教科 6,400円 中3 公開テスト/5教科 6,700円 中3で全5回受験した場合の単純合計:3教科32,000円/5教科33,500円

出典:駿台中学生テストセンター公開情報をもとに作成(2026年8月16日参照)

📝 費用に関する注記

本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。

📊 中3・2026年度の年間スケジュール

中3 高校受験公開テスト 2026年度 4/19(日)プレテスト3教科のみ・年度最初の腕試し 6/7(日)第1回ここから入試教科型で志望校判定 8/23(日)第2回夏の学習量が最初に反映される回 9/23(水・祝)第3回ここから出題範囲が中学全範囲に 10/25(日)第4回出願校の絞り込みが始まる時期 11/23(月・祝)第5回最終判断材料となる最後の回 試験時間 9:00〜15:45(1科60分・昼食休憩あり)/5科各100点 出典:駿台中学生テストセンター公開情報(2026年8月16日参照)

⚠️ 日程は必ず公式で最新版を確認してください

上記は執筆時点で公開されていた2026年度の予定日です。公式には、感染症・自然災害等の影響やその他の事情でスケジュールが変更になる場合があると明記されています。申し込み前に駿台中学生テストセンターの日程表で最新情報をご確認ください。なお中1・中2向けテストの個別日程は、本記事執筆時点で公式の一覧を確認できたものだけを扱う方針のため、あえて掲載していません。

駿台模試の難易度と、偏差値が低く出る本当の理由

🔍 この章で分かること

駿台模試で最も検索されるのは、間違いなく「難しすぎる」「偏差値が低すぎる」という悩みです。この章では、なぜそうなるのかを構造から説明し、私自身が中学生として受け続けた実感と、指導者として成績表を見てきた視点の両方から、数字の受け止め方をお伝えします。

なぜ駿台模試の偏差値は他の模試より低く出るのか?

🧮 偏差値は「誰と比べたか」で決まる

偏差値は絶対的な学力の値ではなく、そのテストを受けた集団の中での相対的な位置を表す指標です。したがって、同じ答案でも受験者層が変われば偏差値は変わります。駿台中学生テストは公式にも難関高校を目指す受験生を主な対象とし、レベルの高い受験者層であることが特徴として挙げられています。

つまり駿台模試の偏差値が低いのは、あなたの学力が落ちたからではなく、比較対象がそもそも上位に偏っているからです。ここを理解しないまま数字だけを見ると、実力が伸びている時期に自信を失うという最悪の事態が起きます。偏差値そのものの意味については偏差値60を目指す場合の勉強時間の考え方でも触れているので、目標設定に迷う場合は併せて確認してみてください。

⚠️ 「駿台偏差値−○○=一般模試の偏差値」という換算式は存在しない

ネット上では具体的な換算数値が語られることがありますが、私が公開情報を確認した範囲では、公式に示された換算式は見当たりませんでした。教科・時期・受験回によって受験者層は変動するため、固定の係数で機械的に読み替える発想自体が危険だと考えます。数字を直したくなったら、換算するのではなく同じ模試の中での推移を追うほうが確実です。

同じ理由で、本記事では「この高校なら駿台偏差値でいくつ」という学校別の目安も掲載していません。私が公開情報を確認した範囲では、公式に公表された学校別の基準値を確認できなかったためです。判定は成績表に示される合格判定と志望校内順位を材料にし、外部で見かけた数字を鵜呑みにしないことをおすすめします。

中1から毎回受け続けて感じた「問題の質」

💬 私が受験生として体感したこと

私は中学1年から中学3年まで、早稲田アカデミーに通いながら駿台模試を毎回受けていました。最初に受けたときの記憶は今でも残っています。問題文が長く、設問がひとひねりしてあって、学校のテストで通用していた解き方がまったく通らない。時間内に解ききれず、返却された成績表の偏差値も、学校の成績から想像していた数字とは別世界でした。

ただ、繰り返し受けるうちに感覚が変わってきます。駿台模試の問題は、公式を覚えているかではなく「その公式をなぜ・どこで使うのか」を分かっているかを突いてきます。国語は記述量が多く、英語も設問の意図を読み違えると一気に失点する。だからこそ、点数が取れなかった箇所がそのまま「自分の理解が浅い場所のリスト」になっていました。

私自身の体感としては、同時期に受けた他の模試とは10前後の開きを感じました。ただしこれは私個人の記憶に基づく感覚であり、教科・時期・受験回で変わります。数値そのものを一般化できるものではない、という前提で受け取ってください。

📈 難しい模試を受け続けることの実利

指導する側になってから分かったのは、難関校を受ける生徒にとって「解けない問題に対する耐性」そのものが得点力になるということです。入試本番で難問に当たったとき、初めて経験する生徒は焦って崩れますが、駿台模試で毎回打ちのめされてきた生徒は「これは捨てて次に行く」という判断が冷静にできます。この判断力は、易しい模試を高得点で通過し続けても身につきません。

偏差値の数字だけを見て落ち込む必要がない理由

✅ 数字の代わりに見るべきもの

  • 設問別の正答率:全体正答率が高いのに自分が落とした問題こそ、最優先の復習対象です
  • 教科ごとの偏差値の差:総合偏差値より、教科間の凸凹のほうが対策に直結します
  • 前回からの推移:同じ物差しの中での上下は、学習が効いているかの正確な指標になります

❌ やってはいけない数字の使い方

最も避けてほしいのは、駿台模試の偏差値を学校や他塾の模試の数字と並べて、家庭内で「下がった」と評価してしまうことです。母集団が違う数字を比べるのは、体重計と身長計の数値を比べるようなもので、意味を持ちません。判定が厳しく出るのは仕様であり、お子さん個人の問題ではないと理解したうえで会話してください。

他の模試との違いと、志望校別の使い分け

⚖️ この章で分かること

模試は受ければ受けるほど良いものではありません。1回で半日を使い、費用もかかります。ここでは駿台模試と都県別模試の性格の違いを整理し、志望校のタイプ別にどう組み合わせるかを具体的に示します。

都県別模試(V模擬・W模擬など)との位置づけの違い

🆚 性格がまったく違う2種類の模試

比較軸駿台模試都県別模試
主な受験層難関国私立志望が中心その都県の公立志望を含む幅広い層
問題の傾向難関校の入試を想定した応用・記述重視各都県の公立入試の形式に近い
偏差値の出方低めに出やすい実感に近い数字が出やすい
得意な判定難関国私立高校の合否見通し地元公立高校の合否見通し

※ 都県別模試の運営・仕様は主催団体により異なります。詳細は各主催団体の公式情報をご確認ください。

✏️ 講師として見ていた「両方受ける生徒」の共通点

難関私立と地元公立を併願する生徒は、どちらの模試も必要になります。ただ、両方を漫然と受けている生徒ほど成績が伸び悩む傾向を感じました。理由は単純で、模試の後の復習時間が足りなくなるからです。模試は受けた瞬間ではなく、間違えた問題を潰した瞬間に価値が生まれます。日程を埋めることが目的化していないかは、定期的に見直してほしいところです。

志望校のタイプ別・模試の組み合わせ方

🧭 タイプ別の考え方

志望校のタイプ推奨する軸駿台模試の使い方
難関国私立が第一志望駿台模試を主軸に判定と推移を追う中心的な材料にする
公立トップ校(自校作成問題)都県別模試が主軸記述力の負荷トレーニングとして年数回
公立標準校が第一志望都県別模試のみで十分無理に受けなくてよい
併願で幅広く受ける両方を役割分担難関校の出題型に近い回を選んで受ける

⭕ 公立志望でも受ける意味があるケース

公立トップ校の自校作成問題は、記述量・思考の深さの点で標準的な共通問題とは別物です。この層の生徒には、駿台模試の記述問題を「本番より重い負荷」として使う価値があると考えます。ただしこれはあくまで負荷トレーニングであり、合否判定の主軸を移す話ではありません。内申点の扱いが公立入試でどれほど効くかは内申点と入試の仕組みを整理した記事で詳しく解説しています。

受験回数と費用のバランスをどう決めるか?

💰 年間コストで考える

中3の公開テストを5教科で全5回受けた場合、単純計算で受験料だけで3万円を超えます。ここに都県別模試や塾の内部模試が加わるため、模試だけで相応の金額になります。塾代を含めた受験全体の費用感を把握したい方は、高校受験の塾費用の相場をまとめた記事も参考にしてください。

私が現実的だと考えるのは、夏以降に3回前後へ絞り、浮いた時間と費用を復習と過去問に回す組み方です。判定は回数を重ねれば精度が上がるものですが、判定を集めることが合格につながるわけではありません。

駿台模試を受けるべき人・受けなくてよい人

📌 この章で分かること

ここは、この記事で最も正直に書きたい部分です。駿台模試は良いテストですが、全員に向いているテストではありません。受けたほうがよい人と、今は受けなくてよい人を分けて示します。

受ける価値が高い受験生の特徴

✅ こんな人には強くおすすめできます

  • 難関国私立高校、または公立トップ校を本気で狙っている
  • 基礎的な問題集はひととおり回せていて、次の負荷を探している
  • 点数より「どこが弱いか」を知るために模試を使えるタイプ
  • 結果が悪くても切り替えられる、または家庭がそう支えられる
  • 記述・論述の練習量を増やしたい

無理に受けなくてよい受験生の特徴

❌ 今は優先度が低いと考えるケース

  • 学校の定期テストや教科書レベルの定着が途中の段階
  • 第一志望が標準的な共通問題で受験する公立高校
  • 結果が振るわないと学習意欲が大きく落ちてしまう
  • 模試の復習に充てる時間が確保できていない

誤解しないでいただきたいのは、これは学力の優劣の話ではないということです。今の学習段階に合う負荷を選ぶという、順序の問題にすぎません。基礎固めの段階なら、まず高校受験の勉強法を時期別に整理した記事の手順どおりに土台を作るほうが、確実に成績は動きます。

❗ 難しい模試が逆効果になる瞬間

指導していて何度か見たのは、実力が足りていない段階で難関模試を受け続け、「自分は勉強しても伸びない」と思い込んでしまうケースです。模試は現在地を測る道具であって、自己評価を下げるための装置ではありません。返却のたびに落ち込む状態が続くようなら、一度受験を止める判断も立派な戦略です。

塾のクラス分けに使われる場合の注意点

🗣️ 私が通っていた当時の早稲田アカデミーでの扱い

私が中学生だった当時、早稲田アカデミーでは駿台模試の結果がクラス分けの指標のひとつとしても使われていました。だから受験生としては、単なる腕試しではなく「次のクラスがかかった試験」でもあったわけです。緊張感が生まれる一方で、点数そのものへの意識が強くなりすぎるという副作用もありました。

ここで正直にお伝えしておくと、これは私の在籍当時の経験であり、現在の各校舎の運用がどうなっているかを私は確認できていません。クラス基準は年度や校舎、コースによって変わりうるものです。塾の運用については、通っている校舎に直接ご確認ください。早稲田アカデミーそのものの特徴や費用感については、元早稲アカ講師として書いた早稲田アカデミーの解説記事にまとめています。

💡 中1から3年間受け続けて、実際に起きたこと

クラスがかかっていると、受験生の意識は自然と「今回の点数」に寄ります。私自身も中1のうちは、成績表が届く前から順位ばかり気にしていました。今から振り返って断言できるのは、あの3年間で本当に効いたのは点数ではなく、同じ形式の問題を12回以上通過したという事実そのものだったということです。設問の並び方、記述の分量、時間配分の癖まで体に入っていたので、中3の後半には問題を開いた瞬間に「今日はどこで時間を使うか」が決まっていました。

逆に、講師として見ていて危ういと感じたのは、クラス落ちを避けるために模試の直前だけ詰め込み、返却後の復習を飛ばす生徒です。クラスは「今の立ち位置」であって志望校の合否ではありません。下のクラスに落ちたなら、それは基礎の穴を埋め直す機会を1回分もらったということです。中1・中2から受けるかどうかを迷っているご家庭には、点数を追う覚悟ではなく、3年かけて同じ物差しに慣れる覚悟があるかで判断することをおすすめします。

駿台模試の申し込み方法と当日の流れ

🔰 この章で分かること

「受けてみよう」と決めたあとに必要なのは、手続きの具体像です。個人での申し込み手順、会場受験と自宅受験の違い、当日の時間割までを順に確認します。

個人で申し込む手順と、会場受験・自宅受験の選び方

🧭 申し込みの流れ

① 日程表で受験する回を決める
公式サイトの日程表で実施日・受付期間を確認します。受付期間はテストごとに設定されています。
② マイページのアカウントを作る
個人申込は受験生1人につき1つのアカウントが必要です。兄弟姉妹で申し込む場合はそれぞれ新規登録します。
③ 会場受験か自宅受験かを選ぶ
2026年度の会場受験は都内近郊および札幌で実施予定と案内されています。自宅受験は日本国内在住者が対象です。
④ 教科型を選んで申し込む
中3の公開テストは3教科型と5教科型があり、受験料も異なります。志望校の入試教科に合わせて選びます。
⑤ 受験・成績表の受け取り
自宅受験の場合は問題が登録住所に送付され、指定期間内に受験します。

出典:駿台中学生テストセンター公式サイト(2026年8月16日参照)

💡 迷ったら会場受験を勧める理由

自宅受験は移動がなく、部活や習い事との両立もしやすい方式です。それでも私が可能なら会場受験を勧めるのは、入試本番の緊張感は自宅では再現できないからです。知らない受験生に囲まれて着席する感覚、休憩時間の過ごし方、昼食の量の調整。こうした「テスト以外の要素」で当日に崩れる生徒を、私は何人も見てきました。会場が遠い場合は無理をする必要はありませんが、行ける距離なら一度は体験しておく価値があります。

当日の時間割と持ち物の目安

🔢 中3・5教科受験の場合の時間感覚

公式に案内されている試験時間は9:00〜15:45、1科60分で昼食休憩を挟み、国語・数学・英語・理科・社会の5科目を各100点満点で実施します。つまり、丸1日を使う長丁場です。集中力の配分を考えず前半で力を使い切ると、理科・社会で崩れます。

持ち物や当日の過ごし方の基本は入試本番と共通する部分が多いので、高校受験当日の持ち物リストをまとめた記事を模試のリハーサルとして使ってみてください。

駿台模試の結果を志望校選びと勉強に活かす方法

📌 この章で分かること

成績表が返ってきた日から3日以内に何をするかで、その模試の価値は決まります。判定の読み方、復習の手順、志望校決定への使い方を具体化します。

判定より先に見るべき3つの指標

📈 成績表を開いたら、この順で見る

見る順番指標読み取ること
1番目設問別の正答率と自分の正誤「みんなが取れて自分が落とした問題」=最優先の穴
2番目教科別偏差値の凸凹次の1か月をどの教科に投下するかの判断材料
3番目志望校内での順位と推移合格ラインまでの距離感と、学習の効き具合

判定アルファベットを最初に見るのは、いちばん情報量が少ない見方です。判定は結果の要約にすぎず、次の行動を教えてくれません。

1回の結果で志望校を変えてはいけない理由

⚠️ 判定は「その回の出題との相性」を含んだ数字です

模試の判定は、その日の出題分野・体調・時間配分の影響を強く受けます。特に9月以降は出題範囲が中学全範囲に広がるため、未習分野の有無で数字が上下します。最低でも2〜3回分の推移を並べて、傾向として判断するのが安全です。1回の結果で志望校を下げる判断をするのは、材料が足りていません。

✏️ 講師として重視していた「下がり方」

私が生徒の成績推移を見るときに気にしていたのは、偏差値の絶対値より下がり方の質でした。全教科が均等に下がっているなら学習量や体調の問題、特定教科だけが落ちているならその単元に穴がある。同じ「偏差値5ダウン」でも、原因も打ち手もまったく違います。ご家庭でも、この視点で成績表を並べてみてください。

模試の復習を3日以内に終わらせる手順

🧭 復習の具体手順

① 当日中に自己採点する
記憶が新しいうちに、解けなかった問題に「時間不足」「知識不足」「読み違い」の3分類でしるしを付けます。
② 知識不足の問題だけ即日やり直す
教科書・参考書に戻って穴を埋めます。ここが最も点に直結します。
③ 時間不足の問題は解き直しで測る
時間をかければ解けるのかを確認します。解けるなら訓練量、解けないなら理解の問題です。
④ 成績表返却後に正答率と突き合わせる
正答率の高い問題での失点を最優先で潰し直します。
⑤ 弱点を次の1か月の計画に落とす
「復習した」で終わらせず、教材とページ数まで決めます。

⭕ 教科別の掘り下げに使える記事

弱点が数学に集中していたなら、高校受験の数学勉強法をまとめた記事で単元の学習順を確認してください。英語であれば、長文で崩れているのか語彙で崩れているのかで打ち手が変わるため、英語の勉強法を時期別に整理した記事が参考になります。

🗝️ 弱点が自力で埋まらないと感じたときの選択肢

模試で穴が見えても、そこを自分で埋められるかは別問題です。集団塾で扱いきれない単元だけを補うなら個別指導、映像授業で単元を戻るなら通信教材と、手段は分かれます。費用を抑えて単元を戻したいご家庭にはスタディサプリ中学講座の実際の使い勝手をまとめた記事が、対面で演習量を確保したいご家庭には個別指導キャンパスの口コミを1000件超分析した記事が判断材料になるはずです。

📝 進路選択についての注記

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。個別の判断に迷う場合は、通っている塾・学校の先生など、状況を把握している方にご相談ください。

よくある質問

❓ Q1. 駿台模試は塾に通っていなくても受けられますか?

A. 個人での申し込みが可能です。会場受験と自宅受験の2つの方法が用意されており、2026年度の会場受験は都内近郊および札幌で実施予定と案内されています。会場が遠いご家庭でも、自宅受験という選択肢があります。

❓ Q2. 駿台模試の偏差値はどのくらい低く出ますか?

A. 何ポイント下がるという公式の換算式は公表されていません。難関高校志望者が集まるためレベルの高い受験者層になり、同じ学力でも偏差値が低く出やすい構造です。私自身の体感では他模試と10前後の開きを感じましたが、教科・時期・受験回で変動するため、あくまで個人の感覚として受け取ってください。

❓ Q3. 公立高校志望でも受ける意味はありますか?

A. 自校作成問題を出す公立トップ校を狙うなら、記述量の多い問題に慣れる練習として意味があると考えます。一方、標準的な共通問題で受験する公立高校が第一志望なら、都県別の模試を軸にしたほうが判定精度も対策効率も上がります。

❓ Q4. 中1・中2から受ける必要はありますか?

A. 全員に必要とは考えません。私は中学1年から毎回受けていましたが、これは早稲田アカデミーに通っていて塾の運用に沿っていたためです。難関校志望で、点数より問題の質に触れる目的があるなら早期受験に価値があります。学校内容の定着が途中なら、まずそちらを優先するほうが伸びると考えます。

❓ Q5. 受験料はいくらですか?

A. 2026年度の一般受験料(税込)は、中1・中2駿台学力テストの3教科が5,700円、中3高校受験公開プレテストの3教科が6,400円、中3高校受験公開テストが3教科6,400円・5教科6,700円と案内されています(2026年8月16日参照)。最新の金額は公式サイトでご確認ください。

❓ Q6. 年に何回受ければよいですか?

A. 回数の正解はありませんが、推移が読める間隔で受けるのが基本です。2026年度の中3向けは4月のプレテストと6月・8月・9月・10月・11月の全5回が案内されています。都県別模試と併願するなら、志望校の出題傾向に近い回に絞って3回前後にする組み方も現実的だと考えます。

まとめ:高校受験の駿台模試は「使い方」で価値が決まる

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🎯 この記事の結論

駿台模試は、偏差値の高低を確かめるための模試ではなく、難関校の問題に対する自分の穴を可視化するための模試です。数字が低く出るのは母集団の性質によるものであり、それ自体を悲観する必要はありません。

要点内容
正体1969年から続く、難関高校志望者向けの全国公開テスト
費用中3公開テストは3教科6,400円・5教科6,700円(2026年度)
難易度指導要領外を含む出題があり、記述量も多い
偏差値受験者層が上位に偏るため低く出やすい。換算式は非公表
使い方判定より設問別正答率と推移を見る

✅ 駿台模試が向いている人

  • 難関国私立高校・公立トップ校を本気で狙っている
  • 基礎教材を一巡し、次の負荷を探している
  • 結果より「どこが弱いか」を知るために模試を使える
  • 模試後の復習時間を確保できる

❌ 今は受けなくてよい人

  • 教科書レベルの定着が途中の段階
  • 第一志望が標準的な共通問題で受験する公立高校
  • 低い判定が続くと学習意欲が大きく落ちてしまう
  • 復習に充てる時間が取れない

💬 中1から受け続けた私からの最後の一言

当時の私は、返ってくる成績表が怖くて仕方ありませんでした。それでも毎回受け続けたことで、入試本番で難問に当たったときに「ああ、駿台のほうが難しかった」と思えたのは事実です。難しい模試の価値は、受けている最中ではなく、本番の1問目を開いた瞬間に分かります。今つらい数字を見ているご家庭に、この視点が少しでも届けば嬉しく思います。

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🎓 執筆者プロフィール

元塾講師・プロ家庭教師のkoukou/教育系Webライター・プロ家庭教師。指導歴10年超。中学時代は早稲田アカデミーに在籍し、中学1年から駿台模試を毎回受験。慶應義塾高等学校に合格し、慶應義塾大学経済学部を卒業しました。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導。現在は中学受験・高校受験・大学受験に加え、中高一貫校生・浪人生・不登校・発達障害のあるお子様の指導にも携わっています。

この記事を書く資格がある理由:駿台模試を受験生として3年間受け続けた経験と、講師として生徒の成績表を読み解いてきた経験の両方を持っているためです。数字の裏側で受験生と家庭に何が起きるかを、両側から見てきました。

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📋 調査概要

  • 調査対象:駿台中学生テスト(中1・中2駿台学力テスト、中3駿台高校受験公開プレテスト・公開テスト)
  • 調査方法:駿台中学生テストセンターおよび駿台予備学校の公開情報の調査/著者の受験経験および指導経験に基づく分析
  • 調査実施日:2026年8月16日
  • 情報の限界:中1・中2向けテストの回別日程、駿台偏差値と他模試偏差値の公式換算値、学校別の駿台偏差値の基準、直近年度の受験者数・平均点は、公開情報の範囲で確認できなかったため本記事では扱っていません。また、早稲田アカデミーのクラス分け基準に関する記述は著者の在籍当時の経験に基づくもので、現在の運用は確認していません。受験の実感に関する記述は著者個人の体験であり、すべての受験生に当てはまるものではありません。
  • 利益相反の有無:なし。本記事の執筆に関して、駿台予備学校・駿台中学生テストセンター・早稲田アカデミーと資本関係および広告契約を持ちません。本記事にアフィリエイト広告は含まれません。

🏷️ 記事情報

公開日:2026年8月16日/最終更新日:2026年8月16日
※情報変更があった場合は随時更新します。