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🎓 この記事を書いた人

kou|教育系Webライター&プロ家庭教師(指導歴10年超)
早稲田アカデミーから慶應義塾高校に合格し、慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導しました。塾の「中の人」として料金体系や講習の組まれ方を見てきた立場から、家計目線で塾代を整理します。
公開日:2026年9月23日/最終更新日:2026年9月23日
※情報変更があった場合は随時更新します。
🎯 結論
結論:高校生の塾代の年間平均は、公立高校生で約14.7万円、私立高校生で約16.7万円です(文部科学省「子供の学習費調査」令和5年度・2026年1月訂正版)。ただしこれは塾に通っていない生徒も含めた平均です。実際に通う家庭の負担はこの数字より大きく、しかも高3で一気に跳ね上がるのが高校生の塾代の特徴です。
🔍 この記事でわかること
「周りはどれくらい払っているの?」「高3になったらいくら必要?」と、塾代の見通しが立たずに不安を感じていませんか。この記事では次の疑問に答えます。
- 高校生の塾代の平均(公立・私立別)はいくらか
- 高1〜高3で塾代がどう変わるか
- 塾のタイプによって費用の決まり方がどう違うか
- 料金表に載らない「膨らむ費用」はどこで発生するか
- 塾代を抑える方法と、使える制度・使えない制度
読み終えるころには、わが家の塾代を何年生にいくら見込めばよいかを自分で試算できるようになります。
📝 本記事の情報について
統計は文部科学省の公表資料に基づき、塾の内部の仕組みは私の講師経験から解説します。個別の塾の料金は公式情報の範囲内でお伝えし、特定の塾から対価は受け取っていません。料金は改定されることがあるため、最新の金額は各塾の公式サイトでご確認ください。
高校生の塾代の平均は?公的データで見る年間相場
📌 この章のポイント
高校生の塾代を知るうえで、最も信頼できる全国データは文部科学省の「子供の学習費調査」です。この章では、塾代に含まれる費用の範囲を整理したうえで、公立・私立別の年間平均と、学年ごとの伸び方を確認します。
高校生の塾代とは?費用に含まれる項目
📋 塾代の中身
高校生の塾代とは、学習塾や予備校に支払う年間の費用の合計のことで、毎月の授業料だけでなく、入塾金・教材費・季節講習費・模試代・施設維持費などを含みます。
- 入塾金:入会時に一度だけかかる費用
- 授業料(月謝・講座受講料):通常授業の費用
- 教材費:テキスト代。年度初めにまとめて請求されることが多い
- 季節講習費:春期・夏期・冬期・直前講習の費用
- 模試代・諸経費:模試の受験料、施設維持費、システム利用料など
月謝だけで比べると、年間総額の見積もりを大きく外します。
公立・私立高校生の年間塾代の平均
📊 学習塾費の年間平均(全日制高校)
| 区分 | 学習塾費(年間) | 月あたり換算 | 学習費総額(年間) |
|---|---|---|---|
| 公立高校 | 約14.7万円 | 約1.2万円 | 約59.7万円 |
| 私立高校 | 約16.7万円 | 約1.4万円 | 約117.9万円 |
出典:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」調査結果の概要(2026年1月16日訂正)。月あたりは年額を12で割った筆者の概算です。
⚠️ この平均値の読み方
この平均は、塾に通っていない生徒の「0円」も含めて割った数字です。調査では「学習塾費に支出した者の平均額」が別に集計されているとおり、実際に通っている家庭の支出はこれを上回ります。「平均が月1万円台なら、うちも同じくらい」と考えるのは危険です。
💡 元塾講師が気になった「訂正版」の存在
令和5年度の調査結果は2024年12月に公表された後、2026年1月16日に文部科学省が訂正版を出しています。私立高校の学習費総額は、当初の約103万円から約117.9万円へと大きく修正されました。ネット上には訂正前の数字のまま解説している記事も残っているので、数字を見るときは「いつ時点の、どの版の資料か」を必ず確かめてください。私がこの記事で訂正版の数字だけを使っているのはそのためです。
学年別に見る塾代の推移(高1〜高3)
📈 公立高校生の補助学習費の学年別推移
公立高校の学習費総額は訂正前後とも約59.7万円で変わっていないため、公立の学年別データを使用しています。訂正で総額が大きく変わった私立は、学年別の訂正後数値を確認できなかったため図から除いています。
💬 数字の裏側にある「高3の跳ね上がり」
高1から高3で約2倍という伸び方は、塾の現場にいた感覚ともよく一致します。多くの大学受験予備校は高2の冬から「新高3生」として受験学年のカリキュラムを始めるため、受験学年の費用は実質的に高2の終わりから発生します。そして高3になると、通常授業の科目数が増えるだけでなく、夏期講習・冬期講習・直前講習の受講講座数が一気に増えるからです。高3の1年間は「月謝×12」では計算できない、と考えておくのが安全です。受験学年の費用をさらに詳しく知りたい方は、大学受験の塾費用の年間相場と総額もあわせてご覧ください。
📝 費用情報についての注記
本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は各サービスの公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。
塾のタイプ別に見る費用の特徴と選び方
📌 この章のポイント
同じ「月3万円」でも、集団の予備校と個別指導塾では払っている対象がまったく違います。この章では、塾のタイプごとに料金の決まり方と費用が増えやすい場面を比べ、目的に合った選び方を整理します。
集団・個別・映像・家庭教師の料金の決まり方
🆚 塾タイプ別の費用構造
| タイプ | 料金の決まり方 | 費用が増えやすい場面 | 向いている高校生 |
|---|---|---|---|
| 集団塾・予備校 | 講座(科目)単位の受講料 | 講座の追加、季節講習 | 志望校が明確で自分で予習復習できる |
| 個別指導塾 | コマ数・回数×講師区分 | コマ追加、講習期の回数増 | 苦手科目を絞って補強したい |
| 映像授業型 | 講座単位または月額制 | 講座の買い足し | 自己管理ができ、部活で時間が不規則 |
| 家庭教師 | 時間単価×回数+交通費 | 時間延長、プロ講師の指名 | 質問対応と学習管理を最優先したい |
| オンライン学習サービス | 月額定額が中心 | オプションの追加 | 費用を抑えて基礎を固めたい |
各タイプの一般的な料金体系を筆者が整理したものです。個別の塾は例外もあります。
🔍 具体的な金額を比べたいとき
塾と予備校の役割の違いから整理したい方は予備校と塾の費用・指導の違いが参考になります。月額の安いオンライン学習サービスの代表例として、スタディサプリは高校講座・大学受験講座のベーシックコースが月額2,178円(税込)で、使い方の実態はスタサプ全4講座の口コミ・評判で詳しく解説しています。
目的別に考える塾の選び方
🧭 目的から逆算する
- 定期テスト・評定対策が目的:学校の進度に合わせてくれる個別指導が合いやすく、科目を絞れば費用も抑えやすいです。
- 一般選抜で難関大を狙う:大学別の対策講座がある集団予備校や映像授業型が中心になります。講座選びで総額が大きく変わります。
- 学校推薦型・総合型選抜を狙う:評定平均の維持が前提なので、高1・高2の定期テスト対策の比重が高くなります。
地域密着型の個別指導塾の実態を知りたい方は、個別指導キャンパスの口コミ1000件超の分析が判断材料になります。
料金表に出ない費用
✏️ 講師側から見えていたこと
私は大学在学中、早稲田アカデミーで講師として多くの受験生を担当しました。講師側にいてよくわかったのは、塾の年間計画は「通常授業+講習」がセットで組まれているということです。季節講習は通常授業の続きとしてカリキュラムに組み込まれていることが多く、「講習は取らない」という選択は、授業の流れから外れることを意味します。
つまり、入塾前に見るべきなのは月謝ではなく、講習・模試・教材を含めた「1年間の請求予定」です。体験や面談の場で「高3の1年間で、講習を含めるといくらになりますか」と聞けば、多くの塾は概算を出してくれます。この質問にはっきり答えない塾は、慎重に検討したほうがよいと私は考えます。
塾代が想定より膨らむ注意点
⚠️ この章のポイント
塾代で後悔する家庭の多くは、入塾時の見積もりと実際の請求額のずれに悩んでいます。この章では、費用が膨らみやすいポイントと、塾が合わないケースを正直にお伝えします。
季節講習・模試・講座追加で年間総額が増える
❗ 見落としやすい3つの出費
- 季節講習:通常授業とは別料金が一般的です。高3では講座数が増え、1回の講習で数万円単位になることもあります。
- 模試代:塾内模試のほか、外部の全国模試を受けるたびに受験料がかかります。
- 講座・コマの追加:成績や志望校の変化に合わせて、途中で講座やコマを足す提案を受けることがあります。
塾代以外の受験費用も同時にかかる
🔺 高3の冬は出費が重なる
高3の冬は、直前講習の費用と、大学入学共通テストの検定料・各大学の受験料・受験時の交通費や宿泊費が同じ時期に重なります。共通テストの検定料は受験する教科数によって異なり、金額は大学入試センターの公式情報で毎年確認できます。私立大学の一般選抜は1学部ごとに受験料がかかるため、併願校が増えるほど負担が大きくなります。塾代の予算とは別枠で準備しておきましょう。
塾が向いていない高校生の特徴
❌ 費用に見合わないケース
- 部活動で週の大半が埋まり、授業の予習復習の時間が取れない
- 「塾に行けば何とかなる」と考え、授業以外の自習がほとんどない
- 目的(定期テストか受験か)が決まらないまま、周りに合わせて入塾する
こうした状態で入塾しても、塾代の割に成果が出にくいのが現実です。塾に通う・通わないで良し悪しは決まりません。家庭学習の時間を確保できるかが先だと考えてください。
高校生の塾代を抑える方法と使える制度
💰 この章のポイント
塾代は「どこを削るか」より「どこにお金を集中させるか」で考えると、成果を落とさずに抑えられます。この章では具体的な抑え方と、公的制度の使える範囲を整理します。
科目を絞り、映像授業やアプリと併用する
🗝️ 費用を抑える4つの考え方
- 通塾は苦手科目に絞る:得意科目や暗記中心の科目は、市販教材や映像授業で補います。
- 高1・高2は基礎固めに徹する:学年別データのとおり費用のピークは高3です。早い段階で苦手を残さないことが、高3の講座数を増やさないことにつながります。
- 講習は「全部」ではなく「必要な講座」だけ:受講前に、担当講師に優先順位を聞いて絞り込みます。
- 低価格のオンライン学習を土台にする:スタサプの高校生料金と総額のように、月額数千円で全教科の授業を見られるサービスを家庭学習の軸にする方法もあります。
就学支援金は塾代に使えない|自治体の支援を確認
🛡️ 公的制度の使える範囲
高等学校等就学支援金(文部科学省)は、高校の授業料に充てる制度で、学習塾の費用は対象外です。「高校が無償化されたから塾代に回せる」と考える家庭もありますが、支援金が直接塾代になるわけではありません。
一方で、塾代そのものを対象にした支援として、東京都の「受験生チャレンジ支援貸付事業」のように、一定の所得要件を満たす受験生世帯に塾代を無利子で貸し付ける自治体独自の制度があります(要件や上限額は年度ごとに変わるため、必ず公式の募集要項で確認してください)。制度の有無や条件は地域ごとに違うため、お住まいの自治体の窓口で確認してください。
よくある質問
❓ よくある質問について
保護者の方や高校生からよく寄せられる、塾代に関する疑問にお答えします。
高校生の塾代は月いくらが平均ですか?
🔢 回答
文部科学省「子供の学習費調査」(令和5年度・2026年1月訂正版)では、学習塾費の年間平均は公立高校生で約14.7万円、私立高校生で約16.7万円です。月に直すと約1.2万〜1.4万円ですが、塾に通っていない生徒も含めた平均なので、実際に通う家庭の負担はこれより大きくなります。
高校1年生から塾に通うべきですか?
💬 回答
全員に必要とは考えていません。定期テストで平均点を安定して取れ、自分で復習の計画を立てられるなら、高1は学校の授業と教材中心で十分なケースが多いです。数学や英語で授業についていけない兆候があるなら、その科目だけ早めに手当てするほうが、高3でまとめて費用をかけるより結果的に安く済むことがあります。
高等学校等就学支援金は塾代に使えますか?
ℹ️ 回答
使えません。就学支援金は高校の授業料に充てる制度で、学習塾の費用は対象外です。塾代については、自治体が独自に行う塾代助成や受験生向けの貸付制度がある地域もあるため、お住まいの自治体の窓口で確認してください。
塾と予備校で費用の考え方は違いますか?
⚖️ 回答
違います。大学受験予備校は講座(科目)単位で受講料を払う形が中心で、取る講座の数と季節講習で総額が決まります。個別指導塾はコマ数や回数で決まる形が中心です。同じ月額でも、何に対して払っているのかを比べることが大切です。
塾に通わずに大学受験は可能ですか?
🔰 回答
可能です。文部科学省の調査でも、学習塾費は塾に通っていない生徒を含めた平均値として集計されており、塾を使わない高校生は珍しくありません。ただし、志望校から逆算した計画づくりと、模試の結果を見て修正する習慣を自分で回せることが前提になります。
塾代で後悔しないための第一歩
🧭 この章のポイント
ここまでの情報を、実際の塾選びにつなげる手順にまとめます。入塾を決める前に、次の順番で進めてみてください。
入塾前に年間の塾代を試算する手順
📋 年間塾代の試算ステップ
定期テスト対策か、一般選抜か、推薦・総合型か。目的で塾のタイプが決まります。
塾で習う科目と、自習で進める科目を分けます。
入塾金・教材費・講習・模試を含めた概算を、2〜3塾から出してもらいます。
今の学年だけでなく、高3まで通った場合の総額で比較します。
🔍 候補の塾を絞り込むには
塾・家庭教師のタイプごとの特徴を横並びで比べたい方は、プロが比較した学習塾・家庭教師おすすめランキングから候補を探すと効率的です。
まとめ:高校生の塾代は平均だけでなく高3の総額で考える

🎯 この記事のまとめ
- 高校生の学習塾費の年間平均は、公立で約14.7万円、私立で約16.7万円(塾に通わない生徒も含む平均)
- 補助学習費は高1から高3で約2倍になり、費用のピークは高3
- 塾代は月謝だけでなく、講習・模試・教材を含めた「年間の請求予定」で比べる
- 就学支援金は塾代には使えないため、自治体独自の支援制度を確認する
✅ 塾に投資する価値が高い人
- 目的(定期テスト・一般選抜・推薦)がはっきりしている
- 塾の授業に加えて、家庭学習の時間を確保できる
- 苦手科目が明確で、そこに費用を集中できる
❌ 入塾を急がなくてよい人
- 定期テストで安定して平均点以上を取れている高1・高2
- 部活で予習復習の時間がまったく取れない時期にある
- 周りが通い始めたから、という理由だけで検討している
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📝 進路・教育の選択について
本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。
🎓 著者プロフィール

kou|教育系Webライター&プロ家庭教師(フリーランス)
中学時代に早稲田アカデミーに通い、慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、現在はプロ家庭教師として中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校生・浪人生のほか、不登校や発達障害のあるお子さんの指導にも携わっています。指導歴は10年を超えます。
この記事を書く理由:塾の講師として講習や料金の組まれ方を内側から見てきた経験と、家庭教師として家庭ごとの学習計画を立ててきた経験から、公的データだけでは見えにくい「塾代の実態」を中立の立場でお伝えできると考えています。
📚 調査概要
- 調査対象:高校生(全日制)の学習塾費・補助学習費と、塾のタイプ別の料金体系
- 調査方法:公的統計の文献調査/公式サイト調査/著者の業界知見
- 調査実施日:2026年9月23日
- 情報の限界:統計は全国平均であり、地域・塾・受講科目による差は反映していません。私立高校の学年別の補助学習費は訂正版での数値を確認できなかったため掲載していません。個別の塾の最新料金は各公式サイトでの確認が必要です。訂正版における「学習塾費に支出した生徒の割合」と「支出した生徒のみの平均額」は確認できなかったため掲載していません。
- 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告は含まれません)
🏷️ 参考文献・引用元
- 文部科学省「令和5年度子供の学習費調査結果のポイント」(2026年1月16日訂正)(参照日:2026年9月23日)
- 文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」調査結果の概要(2026年1月16日訂正)(参照日:2026年9月23日)
- 生命保険文化センター「高校生にかかる教育費はどれくらい?」(参照日:2026年9月23日)
- 独立行政法人大学入試センター(参照日:2026年9月23日)
- 文部科学省「高校生等への修学支援」(参照日:2026年9月23日)
公開日:2026年9月23日/最終更新日:2026年9月23日
※情報変更があった場合は随時更新します。

