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河合塾の模試範囲【高2】全5回の出題単元と対策を元講師が解説

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(指導歴10年超)

早稲田アカデミーから慶應義塾高校に合格し、慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、現在はプロ家庭教師として、大学受験・中高一貫校生を含む幅広い指導経験があります。
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公開日:2026年10月2日/最終更新日:2026年10月2日
※情報変更があった場合は随時更新します。

🎯 結論

結論:河合塾の高2模試は、第1回〜第3回の全統高2模試が英語・数学・国語の3教科で、範囲が回ごとに大きく入れ替わるのは数学だけです。理科・地理歴史・公民が加わるのは12月受付の全統共通テスト高2模試と全統記述高2模試で、どちらも2026年度の詳細は11月初旬に公開予定とされています。

「次の模試、数学はどこまで出るの?」「学校でまだ習っていない単元が入っていたら?」と不安を感じている高2生や保護者の方は多いと思います。この記事では、河合塾の公式ページ(2026年10月2日確認)をもとに高2向け5つの模試の範囲を1本に整理し、範囲表の読み方と対策の手順まで解説します。

📋 この記事でわかること

  • 高2生が受けられる河合塾の全統模試5つと、それぞれの出題教科
  • 第1回〜第3回全統高2模試の英語・数学・国語の出題範囲
  • 数学の大問が回ごとにどう入れ替わるか(図解)
  • 12月受付の記述・共通テスト高2模試の範囲(2025年度参考)
  • 学校の進度と範囲がずれたときの対処法と、範囲別の対策手順

💬 執筆の立場と情報の限界

私は河合塾の関係者ではなく、河合塾から報酬を受けて書いている記事でもありません。範囲や形式は河合塾の公式ページの調査に基づき、分析や対策は早稲田アカデミーと家庭教師での指導経験から私の見解として書いています。河合塾の模試問題そのものや受験者の声は確認していないため、難易度の感想などは書いていません。

  1. 河合塾の高2模試とは?年間ラインアップと範囲の全体像
    1. 高2生が受けられる河合塾の全統模試は年5回
    2. 記述式とマーク式の違いと選び方
  2. 全統高2模試(第1回〜第3回)の出題範囲一覧
    1. 英語の出題範囲と形式
    2. 数学の出題範囲は回ごとにどう変わる?
    3. 国語の出題範囲と形式
  3. 12月受付の高2模試(記述・共通テスト)の範囲
    1. 全統記述高2模試の範囲(2025年度参考)
    2. 全統共通テスト高2模試の範囲(2025年度参考)
  4. 元講師が範囲表から読み解く高2模試の傾向
    1. 数学は選択問題の「保険」を1つ持つと安定する
    2. 指数・対数関数が大問にない理由をどう考えるか
    3. 学校の進度と範囲がずれたときの考え方
  5. 範囲表だけで対策する前に知っておきたい注意点
    1. 範囲は年度ごとに変わり、早く確定しない
    2. 選択問題があっても「1分野だけ」は危うい
    3. 高2の偏差値・判定を過信しない
  6. 高2の河合塾模試に向けた範囲別の対策手順
    1. 申込前に確認する3つのこと
    2. 模試2〜3週間前からの対策ステップ
    3. 受験後の復習と次の回への接続
  7. 河合塾の高2模試の範囲に関するよくある質問
    1. 第1回〜第3回の全統高2模試に理科・社会はありますか?
    2. 高2の河合塾模試で数学Bの数列は出ますか?
    3. 高2の河合塾模試で数学Cは出ますか?
    4. 学校でまだ習っていない単元が模試の範囲に入っていたらどうすればよいですか?
    5. 2026年度の全統共通テスト高2模試・全統記述高2模試の範囲はいつわかりますか?
    6. 会場受験と自宅受験で出題範囲は変わりますか?
  8. まとめ:河合塾の高2模試は範囲を回ごとの差分で読む

河合塾の高2模試とは?年間ラインアップと範囲の全体像

📌 まず全体像から

高2の1年間で、河合塾の全統模試は何回受けられるのでしょうか。公式の「高2生対象模試」ページには、2026年度の記述式模試3回と、12月受付の2模試(2025年度分を参考掲載)が並んでいます。この章では、5つの模試の位置づけと、記述式・マーク式の違いを整理します。

高2生が受けられる河合塾の全統模試は年5回

📊 高2向け全統模試の一覧

河合塾の高2生向け全統模試は、記述式の全統高2模試が年3回、12月受付の模試が2つの計5つです。

模試名受付開始形式出題教科
第1回 全統高2模試4月記述式英語・数学・国語
第2回 全統高2模試6月記述式英語・数学・国語
第3回 全統高2模試9月記述式英語・数学・国語
全統共通テスト高2模試12月マーク式英語(リーディング・リスニング)・数学・国語・理科・地理歴史,公民・情報
全統記述高2模試12月記述式・論述式英語・数学・国語・理科・地理歴史,公民

出典:河合塾「高2生対象模試」(2026年10月2日参照)。12月受付の2模試は2025年度の実施内容です。

📝 受付と日程の確認方法

第3回全統高2模試の受付は、2026年度は専用申込案内書をお持ちの方・河合塾生が9月1日(火)12:00、それ以外の方が9月16日(水)12:00に開始と公式に記載されています。実施日・受験料・成績提供日は模試ごとのページではなく全統模試年間スケジュールにまとめて掲載されているため、申込前にこちらで確認してください。

また、全統模試とは別枠で、高2生も対象の「大学入学共通テスト トライアル」が11月15日(日)に自宅受験で実施されると河合塾の公式サイトに掲載されています。概要は共通テストトライアルの解説にまとめています。

記述式とマーク式の違いと選び方

🆚 記述式とマーク式の比較

比較項目全統高2模試(第1〜3回)全統共通テスト高2模試
形式記述式マーク式(共通テスト準拠)
範囲の示し方大問ごとに単元を指定科目単位で指定(一部除外あり)
志望校評価国公立大は第3志望まで、私立大は第4志望まで最大9大学まで登録可能
向いている目的二次・私大の記述力を早めに測る共通テストの形式に早く慣れる

出典:河合塾の各模試ページ(2026年10月2日参照。共通テスト高2模試は2025年度情報)

💡 どちらを優先すべきか

私が高2生に勧めているのは、まず第1〜3回の記述式を「定点観測」として受け続けることです。3回とも英数国・同じ時間配分なので、偏差値の推移を同じ物差しで比べられるからです。マーク式の共通テスト高2模試は、高2の冬に一度形式を体験しておく位置づけで十分だと考えています。共通テスト高2模試の日程や活用法は共通テスト高2模試の解説記事で詳しくまとめています。

全統高2模試(第1回〜第3回)の出題範囲一覧

📌 第1回〜第3回は英数国のみ

第1回〜第3回の全統高2模試は、3回とも英語90分・数学100分・国語80分、各200点の構成です。英語と国語の出題内容は3回とも同じ表記で、範囲が回ごとに変わるのは数学だけです。教科ごとに見ていきます。

全統記述模試・共通テスト模試の回別範囲は河合塾の模試範囲の回別一覧にまとめています。

英語の出題範囲と形式

🔍 英語(第1回〜第3回共通)

  • 科目範囲:英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ
  • 出題内容:リスニング、単語・イディオム、文法・語法、整序作文・和文英訳、長文総合問題
  • 時間・配点:90分・200点(試験時間内に約10分のリスニングあり)

出典:河合塾 第1回・第2回・第3回 全統高2模試ページ(2026年10月2日参照)

✏️ 英語は「範囲」より「語彙の蓄積」で差がつく

英語は単元の指定がないため、範囲表を見ても対策の手がかりが少ない教科です。公式の出題内容5項目のうち、単語・イディオム、文法・語法、整序作文・和文英訳の3項目は知識の正確さで点が決まる設問です。大問ごとの配点は公式ページに記載がないため比重は断定できませんが、高2の段階では長文より知識系の設問で取りこぼす生徒が多いと私は感じています。模試前は新しい長文に手を広げるより、学校で使っている単語帳と文法問題集の既習範囲を固め直す方が効率的だと考えています。

数学の出題範囲は回ごとにどう変わる?

📋 数学の回別出題範囲(100分・200点)

回必須の大問選択問題
第1回小問集合(数学Ⅰ・A※)、数学Ⅰ(図形と計量)、数学A(場合の数)、数学Ⅰ(2次関数)2題から1題:数学Ⅱ(いろいろな式/高次方程式を除く)、数学A(確率)
第2回小問集合(数学Ⅰ・A・Ⅱ)、数学Ⅰ(2次関数)、数学Ⅱ(図形と方程式)、数学Ⅱ(いろいろな式)3題から1題:数学A(場合の数と確率)、数学Ⅱ(三角関数)、数学B(数列)
第3回小問集合(数学Ⅰ・A・Ⅱ)、数学Ⅱ(いろいろな式)、数学A(場合の数と確率)、数学Ⅱ(図形と方程式)3題から1題:数学Ⅱ(三角関数)、数学Ⅱ(微分法)、数学B(数列)

※第1回の数学Aは「図形の性質」から出題。出典:河合塾 第1回・第2回・第3回 全統高2模試ページ(2026年10月2日参照)

数学の大問はどう入れ替わる?(高2記述模試)第1回4月受付第2回6月受付第3回9月受付記述高2数学Ⅱ型・2025年度2次関数必須必須——図形と計量必須———場合の数・確率必須*1選択必須必須*2いろいろな式選択*3必須必須—図形と方程式—必須必須—三角関数—選択選択必須微分法——選択選択数列(数学B)—選択選択選択指数・対数関数————必須の大問選択問題の1つ大問としての指定なし(小問集合は別)*1 場合の数が必須・確率は選択 *2 場合の数 *3 高次方程式を除く出典:河合塾 全統高2模試 第1〜3回(2026年度)・全統記述高2模試(2025年度)各公式ページ/2026年10月2日参照
小問集合(数学Ⅰ・A、第2回以降は数学Ⅱも含む)で問われる単元は、この図には反映していません。

💡 図から読み取れる「大問の主役交代」

こうして並べると、大問の主役が「2次関数・図形と計量」→「図形と方程式・いろいろな式」→「三角関数・微分法」へ移っていくのがわかります。2次関数は第3回で大問の指定から外れますが、小問集合の範囲(数学Ⅰ)には残ります。私はこの流れを「前の回の主役は次の回で小問に降格する」と読んでいて、模試の復習では前回の大問を小問レベルで解き直せるようにしておくことを勧めています。

国語の出題範囲と形式

🔍 国語(第1回〜第3回共通)

  • 出題内容:現代文(評論)、現代文(随筆・小説)、古文、漢文
  • 時間・配点:80分・200点

4つのジャンルを80分で解くため、1題あたりの時間は単純計算で20分です。古文・漢文の文法や句法の範囲は指定されていません。

出典:河合塾 第1回・第2回・第3回 全統高2模試ページ(2026年10月2日参照)

✏️ 国語は「時間配分の練習」が範囲対策になる

国語は範囲の指定がない分、4題を80分で回す時間配分が実質的な対策になると私は考えています。古文・漢文は単語と基本句法が曖昧なまま本文を読むと、時間を使った割に点が伸びません。模試前に古文単語と漢文の句法を見直しておくだけでも、現代文に回せる時間が変わります。

12月受付の高2模試(記述・共通テスト)の範囲

📌 理科・社会が初めて加わる模試

高2で理科・地理歴史・公民を受けられるのは、12月受付の2つの模試だけです。ただし公式ページはどちらも2025年度の情報で、2026年度の詳細は「申込受付開始の約1ヶ月前(11月初旬)に公開予定」とされています。ここでは2025年度の範囲を参考として整理します。

全統記述模試そのものの仕組みや判定については全統記述模試の解説記事をご覧ください。

全統記述高2模試の範囲(2025年度参考)

📋 全統記述高2模試の出題範囲(2025年度)

科目出題範囲・内容時間・配点
英語リスニングまたは中文空所補充(2題から1題)、文法・語法、総合問題2題、英作文(整序・50words程度の自由英作文含む)100分・200点
数学Ⅰ型小問集合、三角比または場合の数(2題から1題)80分・100点
数学Ⅱ型小問集合、三角関数、場合の数、微分法または数列(2題から1題)100分・200点
国語現・古・漢型/現・古型/現代文型から選択現代文型80分・150点、他100分・200点
物理・化学・生物基礎全範囲+物理(力学)、化学(物質の状態変化、気体、結晶)、生物(生物の進化)各60分・100点
基礎4科目物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎 各全範囲各30分・50点
日本史原始・古代~鎌倉幕府滅亡まで60分・100点
世界史ヨーロッパ12世紀末まで、中国は元朝末までなど地域別に指定60分・100点
地理地図と地理情報、自然環境、資源と産業、人口、地誌など60分・100点
政治・経済/倫理政治・経済:公共(政治・経済部分)全範囲+現代日本の政治・経済/倫理:公共(倫理部分)全範囲+人間としての在り方生き方の自覚など各60分・100点

出典:河合塾「全統記述高2模試(記述式・論述式)」(2025年度情報・2026年10月2日参照)

全統共通テスト高2模試の範囲(2025年度参考)

📋 全統共通テスト高2模試の出題範囲(2025年度)

科目出題範囲時間・配点
英語リーディング・リスニングとも英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、論理・表現ⅠR80分・100点/L30分・100点
数学①数学Ⅰ,A(数学A「数学と人間の活動」を除く)または数学Ⅰ70分・100点
数学②数学Ⅱ,B,C(数学B「数学と社会生活」、数学C「数学的な表現の工夫」を除く。B・Cは選択問題)70分・100点
国語現代文、古文、漢文90分・200点
理科基礎4科目は全範囲。物理(力学)、化学(物質の状態)、生物(生物の進化、生命現象と物質)、地学(固体地球、岩石・鉱物、地質・地史)60分・各100点(基礎は2つで各50点)
地理歴史,公民歴史総合・地理総合は全範囲。日本史探究は鎌倉幕府滅亡まで、世界史探究は地域別に指定60分・100点
情報Ⅰ情報社会の問題解決、情報デザイン、プログラミング、ネットワークとデータの活用60分・100点

出典:河合塾「全統共通テスト高2模試(マーク式)」(2025年度情報・2026年10月2日参照)。共通テスト本番の出題教科・科目は大学入試センターが公表しています。

💡 記述高2と共テ高2の「数学の範囲」の違いに注意

2つを見比べて私が一番気になったのは、マーク式の数学②は数学Cまで範囲に入る点です(選択問題)。記述式の第1〜3回では数学Cの記載がないため、同じ高2向けでも準備する単元が変わります。共通テスト高2模試の理科では、「基礎を付していない科目」の一部の大問が授業進度を考慮して基礎科目範囲から出題されるとされているので、専門科目が未習でも基礎科目を固めておけば受ける意味はあると考えます。

📝 進路情報についての注記

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。模試の範囲・日程・受験料は年度ごとに変わるため、必ず河合塾の公式ページで最新情報をご確認ください。

元講師が範囲表から読み解く高2模試の傾向

💬 範囲表は「出る単元」以上の情報を持っている

範囲表を「どこが出るか」の一覧として眺めるだけでは、もったいないと私は感じています。どの単元が必須でどれが選択か、どの単元が大問として名指しされていないかを見ると、高2の学習で何を優先すべきかが見えてきます。この章では、公式の範囲表から私が読み取ったことを3つお伝えします。

数学は選択問題の「保険」を1つ持つと安定する

✏️ 選択問題の分析から言えること

第2回・第3回では、三角関数と数列が2回続けて選択肢に入っています。どちらか1分野を得意にしておけば、2回とも選択問題を同じ分野で取りにいけます。2025年度の全統記述高2模試でも数列は選択肢に入っていたため、私は高2生には数列を「選択問題の保険」として早めに仕上げることを勧めています。三角関数は記述高2模試で必須だったので、どのみち避けて通れない単元です。

指数・対数関数が大問にない理由をどう考えるか

✏️ 名指しされていない単元の扱い

今回調べた記述式4回分の範囲表には、数学Ⅱの指数関数・対数関数が大問として一度も登場しません。理由は公式に説明されていないため断定はできませんが、高2の進度では学校ごとに扱う時期がばらつきやすい単元なので、大問にしにくいのではないかと私は推測しています。

ただし、第2回以降の小問集合は数学Ⅱも対象です。小問で問われるかどうかは公式ページからは判断できないため、「出ない」と決めつけて捨てるのは危険です。学習済みなら公式の確認程度はしておきましょう。

学校の進度と範囲がずれたときの考え方

🎓 進度のずれは「必須か選択か」で判断する

中高一貫校と公立高校では、高2時点の数学の進度にかなり差があります。私も家庭教師として中高一貫校生と大学受験生の両方を指導してきたので、この差は実感していますが、模試の範囲に未習単元が入ったときに慌てる必要はないと考えています。判断の基準は次のとおりです。

  • 選択問題の未習単元:既習の分野を選べば影響なし
  • 必須問題の未習単元:教科書の例題レベルだけ予習し、部分点を狙う
  • 小問集合に含まれる未習範囲:深追いせず、既習範囲の正答率を優先する

未習分野での失点は実力不足ではないので、偏差値に一喜一憂するより、次に学ぶ単元の予告として受け止めるのが健全です。

範囲表だけで対策する前に知っておきたい注意点

⚠️ 範囲表には限界がある

範囲表はとても便利ですが、それだけで対策を組むと見落としが出ます。私が特に気をつけてほしいと考える点を3つ挙げます。

範囲は年度ごとに変わり、早く確定しない

⚠️ 前年度の範囲をそのまま信じない

12月受付の2模試は、2026年10月2日時点で公式ページが2025年度の情報のままです。2026年度の範囲は11月初旬の公開予定とされているため、先輩や過去のネット情報の範囲で準備を始めた場合は、公開後に必ず差分を確認してください。第1回〜第3回も、年度が変われば範囲が変わる可能性があります。

選択問題があっても「1分野だけ」は危うい

❗ 選択問題の落とし穴

選択問題は保険になりますが、選んだ分野の問題が難しかったときに逃げ場がなくなるのも事実です。三角関数と数列のように2回続けて選択肢に入る分野は、片方を得意分野、もう片方を「標準問題なら解ける」状態にしておくと安心です。

高2の偏差値・判定を過信しない

⚠️ 高2の判定は「現時点の距離」

全統高2模試でも志望大学の合格可能性評価は出ますが、範囲は入試本番のごく一部です。高3になると範囲が入試本番に近づき、受験者層も変わるため、高2の判定がそのまま続くとは限りません。判定の仕組みは河合塾の判定の見方を解説した記事も参考にしてください。

高2の河合塾模試に向けた範囲別の対策手順

🧭 範囲を確認したら次は行動へ

範囲がわかったら、次は何から手をつければよいのでしょうか。ここでは申込前の確認から受験後の復習まで、私が指導で使っている手順を紹介します。

申込前に確認する3つのこと

🔰 申込前のチェック手順

① 受験教科と申込型を決める
第1〜3回は1型(英・数)、2型(英・国)、3型(英・数・国)。国公立志望は英数国の3教科が学力評価に使われます。
② 数学の未習単元をチェックする
範囲表と学校の授業の進み具合を照らし合わせ、未習単元が必須か選択かを確認します。
③ 会場か自宅かを決めて時間割を見る
時間割は会場受験と自宅受験で別のPDFです。日程・受験料は年間スケジュールで確認します。

模試2〜3週間前からの対策ステップ

📋 教科別の直前対策

① 数学:必須大問の単元を教科書傍用問題集で一周
第3回なら、いろいろな式・場合の数と確率・図形と方程式が中心です。
② 数学:選択問題の分野を1つ決めて標準問題を解く
選ぶ分野を当日迷わないよう、事前に決めておきます。
③ 英語:単語・文法の既習範囲を総復習
長文より小問の取りこぼしを減らす方が点につながりやすいと考えています。
④ 国語:80分で4題を解く時間配分を一度試す
古文単語と漢文句法の確認も並行します。

💡 自習で回らないと感じたら

範囲が毎回動く数学は、自分だけで計画を立てると抜けが出やすい教科です。映像授業で単元を先取りする方法についてはスタサプ全4講座の実態をまとめた記事で、長所と限界の両方を書いています。過去の問題で練習したい場合は河合塾模試の過去問を合法的に入手する方法も参考になるはずです。

受験後の復習と次の回への接続

🔍 復習は「次の回の範囲」から逆算する

高2の模試は回ごとに範囲がつながっているため、復習の優先順位は次の回でも出る単元からつけるのが効率的です。たとえば第2回の図形と方程式・いろいろな式は第3回でも必須なので、最優先で解き直します。成績資料がいつ見られるかは河合塾の模試結果の返却時期の記事で整理しています。

河合塾の高2模試の範囲に関するよくある質問

❓ よくある質問

高2生や保護者の方から出やすい疑問を、公式情報の範囲でまとめました。

第1回〜第3回の全統高2模試に理科・社会はありますか?

❓ 回答

ありません。2026年度の第1回〜第3回全統高2模試(記述式)は、公式ページ上の出題教科が英語・数学・国語の3教科です。理科・地理歴史・公民を高2で受けられるのは、12月受付の全統共通テスト高2模試と全統記述高2模試です(2025年度の実施内容による)。

高2の河合塾模試で数学Bの数列は出ますか?

❓ 回答

第2回・第3回全統高2模試では、数列が3題から1題を選ぶ選択問題の1つとして出題範囲に入っています。第1回の範囲には数列の大問はありません。2025年度の全統記述高2模試(数学Ⅱ型)でも、微分法との2題から1題の選択でした。

高2の河合塾模試で数学Cは出ますか?

❓ 回答

第1回〜第3回全統高2模試(記述式)の出題範囲に数学Cの記載はありません。一方、2025年度の全統共通テスト高2模試(マーク式)では数学②が数学Ⅱ・B・Cの範囲(数学B「数学と社会生活」、数学C「数学的な表現の工夫」を除く)で、数学Bと数学Cは選択問題でした。

学校でまだ習っていない単元が模試の範囲に入っていたらどうすればよいですか?

❓ 回答

まず、その単元が必須問題か選択問題かを公式の範囲表で確認してください。選択問題なら既習の分野を選べば対応できます。必須問題の場合は、教科書の例題レベルだけでも予習しておくと失点を抑えやすくなります。未習分野の失点は、復習の優先順位を決める材料として扱えば十分です。

2026年度の全統共通テスト高2模試・全統記述高2模試の範囲はいつわかりますか?

❓ 回答

河合塾の公式ページには、2026年度の詳細は申込受付開始の約1ヶ月前(11月初旬)に公開予定と記載されています。それまでは2025年度の範囲を参考にし、公開後に必ず差分を確認してください。

会場受験と自宅受験で出題範囲は変わりますか?

❓ 回答

公式ページ上、出題科目・出題内容は会場受験と自宅受験で区別されずに1つの表で掲載されており、別々に示されているのは時間割です。受験形式を決めたら、該当する時間割のPDFを確認しておきましょう。

まとめ:河合塾の高2模試は範囲を回ごとの差分で読む

🎯 この記事のまとめ

河合塾の高2模試の範囲は、英語・国語が年間を通じて同じ形式で、数学だけが回ごとに大問の主役を入れ替えます。範囲表は「前の回との差分」で読むと、次に何を固めればよいかがはっきりします。

  • 高2向けは第1〜3回の全統高2模試(英数国)と、12月受付の2模試の計5つ
  • 数学は2次関数・図形と計量 → 図形と方程式・いろいろな式 → 三角関数・微分法へと移る
  • 三角関数と数列は第2・3回で続けて選択肢に入るため、どちらかを早めに仕上げる
  • 12月受付の2模試は2026年度の範囲が11月初旬公開予定のため、公開後に差分確認が必要
  • 未習単元は「必須か選択か」で対処を決め、偏差値に一喜一憂しない

✅ 高2で河合塾模試を受けるのが向いている人

  • 二次試験や私大入試の記述問題に早めに慣れておきたい人
  • 年3回の同じ形式の模試で、成績の推移を追いたい人
  • 国公立志望で、英数国3教科の到達度を全国規模で確かめたい人

❌ 優先度を下げてもよい人

  • 学校の定期テストの基礎が固まっておらず、復習時間を確保できない人
  • 理科・社会の到達度を高2の春〜秋に測りたい人(第1〜3回は英数国のみのため)

模試は受けた後の復習で価値が決まります。復習の時間が取れない時期なら、無理に毎回受けなくてもよいと私は考えています。

🧭 次の一歩

まずは河合塾の高2生対象模試ページで受けたい回の範囲を確認し、学校の進度と照らし合わせてみてください。模試の復習まで含めて学習を見てくれる環境を探している場合は、学習塾・家庭教師のおすすめ比較で塾と家庭教師の違いから整理しています。

🎓 著者プロフィール

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(フリーランス)

指導歴10年超。中学時代に早稲田アカデミーに通って慶應義塾高校に合格し、慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導しました。現在は中学受験・高校受験・大学受験、中高一貫校生、浪人生、不登校や発達障害のある生徒の指導に携わっています。

この記事を書く理由:大学受験の指導経験から、模試の範囲表は学習の優先順位まで読み取れる資料だと考えています。その読み方を、特定の塾に偏らない立場でお伝えしたいと考えました。

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📝 調査概要

  • 調査対象:河合塾の高2生向け全統模試5種の出題科目・出題内容・時間・配点
  • 調査方法:公式サイト調査/著者の指導経験に基づく分析
  • 調査実施日:2026年10月2日
  • 情報の限界:全統共通テスト高2模試・全統記述高2模試は2025年度の情報です。模試の実施日・受験料・平均点、実際の問題の難易度は確認しておらず記載していません。小問集合で問われる単元は公式ページに明示がないため判断していません。著者は河合塾の模試を高2で受験した経験はありません。
  • 利益相反の有無:なし(河合塾との提携・報酬関係はありません)

公開日:2026年10月2日/最終更新日:2026年10月2日
※情報変更があった場合は随時更新します。