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🎓 この記事を書いた人

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(指導歴10年超)
慶應義塾高校→慶應義塾大学経済学部卒。在学中は早稲田アカデミーで講師を務め、現在はフリーのプロ家庭教師として中学受験から大学受験・浪人生まで指導しています。教科書・参考書を「どの順で何冊使うか」の設計を日常的に行っている立場から、本記事を執筆しました。
公開日:2026年10月23日/最終更新日:2026年10月23日
※情報変更があった場合は随時更新します。
🎯 結論
結論:大学受験の地理の参考書は、新課程「地理総合、地理探究」対応のものから「講義系1冊+一問一答または問題集1冊+過去問1冊」の3冊を軸に選ぶのがおすすめです。冊数を増やすより、役割の違う本を1冊ずつそろえて繰り返すほうが点数は安定します。
「地理の参考書が多すぎて、どれを買えばいいかわからない」「旧課程の地理Bの本しか家にないけれど大丈夫?」と迷っていませんか。地理は2025年度の共通テストから課程が切り替わったばかりで、ネット上には旧課程の情報もまだ多く残っています。
📋 この記事でわかること
- 地理総合・地理探究とは何か、共通テストの平均点と受験者数の推移
- 失敗しない地理参考書の選び方(3つの基準)
- 講義系・一問一答・問題集・過去問の役割別おすすめ参考書
- 共通テストのみ/私大/国公立二次論述の志望校別ルート
- 参考書選びでつまずきやすいポイントと注意点
💬 この記事の立ち位置
私は塾講師・家庭教師として10年以上、受験生の教材選びと学習計画づくりに関わってきました。紹介する参考書の書誌情報(発売日・価格・収録内容)は、出版社公式サイトと書店・国立国会図書館の書誌データで確認したものだけを載せています。一方で、全冊を実際の指導で使ったわけではないため、使用感は公式情報と指導経験からの見立てとしてお伝えします。特定の出版社・塾との利害関係はありません。
大学受験の地理は「新課程対応」の参考書選びから始まる
📌 この章の要点
参考書の話に入る前に、いまの大学受験の地理がどんな科目なのかを押さえておきましょう。2025年度の共通テストから地理は「地理総合、地理探究」という新しい科目名になり、参考書もそれに合わせて入れ替わりが進んでいます。ここを知らずに本を選ぶと、範囲がずれた教材に時間を使ってしまいます。
地理を含めた受験全体の流れは大学受験の完全攻略ロードマップで整理しています。
地理総合・地理探究とは?共通テストでの位置づけ
🔍 地理総合・地理探究とは
地理総合・地理探究とは、2022年度から高校で始まった新しい学習指導要領の地理科目です。地理総合は全員が学ぶ必履修科目で、地図・GIS(地理情報システム)や防災、国際理解を扱います。地理探究はその上に積み上げる選択科目で、旧課程の地理Bに近い「系統地理(地形・気候・産業・人口など)」と「地誌(地域ごとの特徴)」を学びます。
共通テストでは、両方をまとめた「地理総合、地理探究」(60分・100点)として出題されます。国公立大志望者や、共通テスト利用入試で私大を受ける人が地理で受験するのは、基本的にこの科目です。
なお、地理総合の範囲だけを扱う「地理総合/歴史総合/公共」(3分野から2つを選ぶ科目)もありますが、2026年度の受験者は8,166人と少数です。大学によって指定科目が異なるため、出題科目・試験時間は大学入試センターの共通テスト公式ページと志望校の募集要項で確認してください。
🔗 あわせて確認
地理以外も含めた共通テストの科目構成は大学受験の科目一覧(共通テスト21科目)で整理しています。学習指導要領の原文は文部科学省の高等学校学習指導要領のページで確認できます。
共通テスト地理の平均点と受験者数(2025・2026年度)
📊 地理歴史の平均点・受験者数(本試験)
| 科目 | 2025年度 平均点 | 2026年度 平均点 | 2025年度 受験者数 | 2026年度 受験者数 |
|---|---|---|---|---|
| 地理総合、地理探究 | 57.48点 | 61.87点 | 125,622人 | 143,237人 |
| 歴史総合、日本史探究 | 56.99点 | 62.29点 | 114,599人 | 124,431人 |
| 歴史総合、世界史探究 | 66.12点 | 60.88点 | 69,273人 | 78,710人 |
出典:旺文社教育情報センター(大学入試センター公表の確定値を集計)(参照日:2026年10月23日)
💡 元塾講師の読み解き
この数字から私が受験生に伝えたいのは2点です。1つ目は、地理は地理歴史で最も受験者が多い科目だということ。2025年度(125,622人)から2026年度(143,237人)にかけても17,615人増えました。理系の国公立志望者が共通テスト用に地理を選ぶケースが多いことが背景にあると私は見ていますが、受験者の志望系統別の内訳は公表データでは確認できません。いずれにせよ受験者が多い分、共通テスト向けの参考書が充実しているのは地理を選ぶ利点です。
2つ目は、平均点は1年で4〜5点程度動くということ。世界史は2026年度に5点以上下がり、地理と日本史は上がりました。「地理は簡単だから」「去年は難しかったから」といった1年分の印象で科目や参考書を決めるのはおすすめしません。どの年でも資料を読み解ける力をつける教材を選ぶほうが、結果としてブレに強くなります。
もう一つ大切なのが、目標点からの逆算です。平均点が60点前後ということは、8割(80点)を狙うなら平均より約20点上を取る必要があります。講義系を読み込むだけで届くのは平均点付近までというのが指導での実感で、残りの20点は地図・グラフ・統計問題の演習量で埋めることになります。演習用の問題集を早めに組み込むべき理由はここにあります。
旧課程「地理B」の参考書はまだ使える?
⚠️ 旧課程本を使うときの注意
地形や気候の成り立ちといった「理屈」の部分は、旧課程の地理Bと新課程で大きくは変わりません。ただし、統計データが古いこと、地理総合で重視される地図・GIS・防災の扱いが薄いことの2点には注意が必要です。
たとえば定番だった『村瀬のゼロからわかる地理B』は、学研の公式サイト上では地理B版(系統地理編は2018年発売)のまま掲載されており、調査時点で同シリーズの新課程版の案内は確認できませんでした。手元にある場合は理屈の確認用として読むのは問題ありませんが、メインの1冊は新課程対応版を選ぶのが安全です。
失敗しない地理参考書の選び方
📌 この章の要点
書店の地理コーナーには講義本、一問一答、問題集、過去問が並んでいます。どれも「共通テスト対応」と書かれているため、表紙だけでは違いがわかりにくいのが実情です。ここでは、私が教材を選ぶときに実際に見ている基準を整理します。
地理参考書の選び方は「課程」「役割」「出題形式」の3つ
🔢 地理参考書を選ぶ3つの基準
- 課程:書名や表紙に「地理総合、地理探究」と明記された新課程対応版か
- 役割:理解(講義系)・暗記(一問一答)・演習(問題集)・実戦(過去問)のどれを担う本か
- 出題形式:志望校が共通テスト型のマークか、私大の用語記述か、国公立二次の論述か
この3つを順番に確認すれば、候補はかなり絞り込めます。特に3つ目は見落とされがちで、論述がある大学を受けるのにマーク対策の本だけで終わってしまうケースは避けたいところです。
講義系・一問一答・問題集・過去問の役割の違い
🆚 参考書タイプ別の役割
| タイプ | 役割 | 使う時期の目安 |
|---|---|---|
| 講義系 | 「なぜそうなるか」を理解する | 学習の最初 |
| 一問一答 | 用語・地名・統計の知識を固める | 講義系と並行〜その後 |
| 問題集 | 資料読解・正誤判定の練習 | 講義系を1周した後 |
| 過去問・予想問題 | 時間配分と本番形式に慣れる | 秋以降 |
| 地図帳・統計集 | 位置と最新データの確認 | 全期間 |
元塾講師が見てきた「参考書選びでつまずく人」の共通点
✏️ 指導現場で感じること
地理に限らず、教材選びでつまずく受験生には共通点があります。それは「理解の本」を飛ばして、いきなり一問一答から始めてしまうことです。地理の用語は、気候区分や農業の立地のように「理由」とセットでないと覚えにくく、忘れやすいものがほとんどです。たとえばケッペンの気候区分も、記号だけを覚えるより「なぜその緯度で雨が少ないのか」を大気の動きから理解しておくと、初めて見る雨温図でも判定できるようになります。
もう一つは、評判のよい講義本を2冊、3冊と並行してしまうパターンです。説明の切り口が本ごとに違うため、かえって頭の中が整理されません。私が指導で教材を組むときは、講義系は原則1冊に絞り、わからない箇所だけ教科書や資料集で補う形にしています。
大学受験の地理おすすめ参考書【役割別】
📌 この章の要点
ここからは新課程「地理総合、地理探究」に対応した参考書を、役割別に紹介します。掲載しているのは、出版社公式サイト・書店・国立国会図書館の書誌データで新課程対応と刊行を確認できたものだけです。価格は2026年10月23日時点の税込定価です。
講義系参考書(最初の1冊)
📋 講義系のおすすめ
| 書名 | 出版社・著者 | 特徴 | 価格 |
|---|---|---|---|
| 大学入学共通テスト 地理総合、地理探究の点数が面白いほどとれる本(改訂第2版) | KADOKAWA・瀬川聡 | 地図・系統地理・地誌を1冊で網羅。544ページの大ボリューム(2024年7月発売) | 1,980円 |
| きめる!共通テスト 地理総合+地理探究 | Gakken・宇野仙 | 先生と生徒の会話形式でオールカラー。直前対策の別冊付き(2024年10月発売) | 1,870円 |
| 山岡の地理教室【改訂版】Part1 | ナガセ(東進ブックス)・山岡信幸 | 暗記より理解重視。自然環境を中心に人口・民族・交通なども扱う(2026年2月発行) | 1,320円 |
| 宇野の最速でわかる地理〈地理総合+地理探究〉系統地理編 | Gakken・宇野仙 | 2026年6月刊行の系統地理特化の講義本(国立国会図書館の書誌で刊行を確認) | 出版社サイトで価格を確認できず |
💡 講義系の選び分け
迷ったら、「1冊で全範囲を通したい人は瀬川本、読みやすさ優先ならきめる!」が私の基本の分け方です。瀬川本は情報量が多い分、地理が苦手な人には最初の1周が重く感じるかもしれません。その場合は、会話形式で入りやすい『きめる!』から始めるほうが挫折しにくいと考えます。
『山岡の地理教室【改訂版】』はPart1が自然環境中心の構成で、東進の公式サイトでは続編のPart2が2026年秋頃発売予定とされています(調査時点)。Part1だけでは産業や地誌まで届かないため、今の時期に1冊で完結させたい高3生は、続編の刊行状況を確認してから選んでください。
一問一答・知識整理用の参考書
📋 一問一答のおすすめ
| 書名 | 出版社・著者 | 特徴 | 価格 |
|---|---|---|---|
| 地理一問一答【完全版】3rd edition | ナガセ(東進ブックス)・山岡信幸 | 5,000問以上・重要度3段階。共通テストから国公立・私大まで対応し、地誌編に地図問題あり | 1,320円 |
| 改訂版 大学入学共通テスト 地理総合、地理探究の点数が面白いほどとれる一問一答 | KADOKAWA・森雄介 | センター・共通テスト過去問がベース。選択・空所補充・正誤の3形式(2025年10月発売) | 1,540円 |
💬 一問一答の選び方
共通テストだけなら森本、私大の用語記述まで見据えるなら東進の完全版が目安です。共通テストの地理はマーク式で用語を書く問題は出ないため、5,000問を全部覚える必要はありません。一方で、私大では地名や用語の正確な知識を問う出題があるため、収録量の多い一問一答が役に立ちます。
問題集(演習用)
📋 問題集のおすすめ
| 書名 | 出版社・著者 | 特徴 | 価格 |
|---|---|---|---|
| マーク式基礎問題集 地理総合,地理探究 | 河合出版・脇阪義和 | 分野別構成で弱点補強向き。共通テストレベルの基本問題(2023年11月発売) | 1,210円 |
| 改訂版 瀬川聡の 大学入学共通テスト 地理総合、地理探究[系統地理編]超重要問題の解き方 | KADOKAWA・瀬川聡 | 44テーマ約200題。短文正誤や図表・統計の読み取り練習が中心(2025年7月発売) | 2,200円 |
| 同[地誌編]超重要問題の解き方 | KADOKAWA・瀬川聡 | 31テーマ約180題。系統地理の知識を地域に応用。日本地理も収録(2025年7月発売) | 2,200円 |
過去問・予想問題集と地図帳・統計資料
📋 過去問・資料のおすすめ
| 書名 | 出版社 | 特徴 | 価格 |
|---|---|---|---|
| 2027大学入学共通テスト過去問レビュー 地理総合,地理探究 | 河合出版 | 2021年〜2026年の共通テストに加え、2005年以降のセンター試験も収録(2026年5月発売) | 1,430円 |
| 2027年用 共通テスト実戦模試 地理総合,地理探究 | Z会 | オリジナル模試4回分+2026・2025年本試験+試作問題。スマホ自動採点付き(2026年7月発売) | 1,540円 |
| データブック オブ・ザ・ワールド Vol.38(2026) | 毎年刊行(年版) | 世界各国の要覧と最新統計。毎年改訂(2026年1月発売) | 825円 |
📝 価格・情報についての注記
本記事の価格情報はあくまで目安です。実際の価格・在庫は各出版社の公式サイトまたは書店でご確認ください。記事掲載時点(2026年10月23日)の情報であり、改訂・品切れなどで変わる可能性があります。
志望校別の地理参考書ルート
📌 この章の要点
同じ「地理」でも、共通テストだけで使う人と、二次試験で論述が出る人とでは必要な参考書が変わります。ここでは志望校のタイプ別に、どの順番で何を使うかを具体的に示します。
共通テストのみで地理を使う人のルート
🧭 共通テストのみ(理系国公立・文系の共テ利用など)
💡 理系の受験生へ
理系で共通テストだけ地理を使う場合、高3の秋までは数学・理科を優先し、地理は「講義系1冊+一問一答」で知識の土台だけ作っておく進め方が現実的だと考えます。共通テストの地理は資料読解の比重が大きいため、知識が一通り固まった段階で早めに過去問演習へ切り替えたほうが、伸びを実感しやすい科目です。
私大の地理で使う人のルート
🧭 私大型(用語記述・地名問題がある大学)
国公立二次で論述がある人のルート
💡 論述がある人への提案
論述対策では、「理由を説明できる理解」がそのまま得点になります。そのため講義系は情報量の多い瀬川本を軸にし、高3の夏までに共通テストレベルを固めたうえで、志望校の過去問で論述に入るのが基本の流れです。
新課程に対応した論述専用の問題集については、調査時点で出版社公式情報から確認できたものが限られていたため、本記事では書名を挙げていません。論述は大学ごとに字数や問われ方の差が大きいため、市販の論述問題集よりも志望校の過去問と添削を優先するほうが効率的だと考えます。添削を受けられる環境がない場合は、学校の先生や塾・家庭教師に相談するのも一つの方法です。
映像授業と参考書を組み合わせる場合
🔍 映像授業との併用
講義系参考書が「読むだけでは頭に入らない」という人は、映像授業で講義部分を代替する方法もあります。たとえばスタディサプリには地理の講座があり、スタサプ地理の講座内容と評判は別記事で詳しく解説しています。その場合も、一問一答と過去問は市販の参考書で補う形が現実的です。
大学受験全体での使い勝手はスタサプ大学受験講座の口コミ・評判で、高1・高2の定期テスト対策も兼ねたい場合はスタサプ高校講座の口コミ・評判でまとめています。
地理の参考書で失敗しないための注意点
📌 この章の要点
参考書は選び方と同じくらい「使い方」で結果が変わります。ここでは、地理の参考書学習で起こりやすい失敗と、地理という科目自体の向き不向きを正直にお伝えします。
参考書を何冊も買い足すのは逆効果になりやすい
❌ よくある失敗
- 講義系を2冊以上並行し、どちらも1周しきれない
- 一問一答だけを回して、資料読解の問題で点が取れない
- 過去問を「取っておく」うちに直前期になり、時間配分の練習が足りなくなる
- 旧課程の本をメインにして、地図・防災分野が手薄になる
統計データは「年版」に注意する
❗ 統計の扱い方
地理の統計問題は、生産量の順位や貿易相手国など、年によって変わるデータを扱います。参考書の統計は刊行時点のもので、改訂前の本では順位が入れ替わっている場合があります。
ただし、共通テストは細かい順位の暗記より、グラフや表から国・地域を判定する「傾向の読み取り」が中心です。順位の丸暗記に時間を使うより、「なぜその国が上位なのか」を説明できるようにしておくほうが、データが更新されても対応できます。
地理に向いている人・向いていない人
⭕ 地理選択が向いている人
- 理系で、共通テストの社会を短期間で仕上げたい人
- グラフや地図から情報を読み取るのが苦にならない人
- 暗記量の多さより、理屈で覚えるほうが得意な人
📉 慎重に考えたほうがよい人
- 志望大学の個別試験で地理を選べない人(大学・学部によっては地歴の選択肢に地理がない場合があります)
- 用語の暗記で点を積み上げるタイプの勉強が得意な人
- 地図やデータ問題に強い苦手意識がある人
向き不向きは一つの目安です。科目選択は志望校の募集要項を確認したうえで判断してください。
📝 進路選択についての注記
本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。
地理の参考書に関するよくある質問
❓ よくある質問
受験生や保護者の方から特によく聞かれる疑問をまとめました。
大学受験の地理の参考書は何冊あれば足りますか?
❓ Q&A
講義系1冊、一問一答か問題集を1冊、過去問・予想問題集1冊の計3冊に、地図帳と統計資料を手元に置く形が目安です。役割が重なる参考書を買い足すより、同じ本を繰り返すほうが得点につながりやすいと考えます。
旧課程の「地理B」の参考書は大学受験で使えますか?
❓ Q&A
地形・気候などの理屈は共通する部分が多いものの、2025年度から共通テストは「地理総合、地理探究」に変わり、統計データも年々更新されています。メインの1冊は新課程対応版を選び、旧課程の本は補助的な読み物にとどめるのが安全です。
大学受験の地理はいつから参考書を始めればいいですか?
❓ Q&A
共通テストだけで地理を使う場合は高3の春から夏、二次試験で論述がある場合は高2の終わりから高3の春に講義系参考書へ着手するのが一つの目安です。学校の進度や他教科の負担によって前後します。
地図帳や統計資料集は買う必要がありますか?
❓ Q&A
地名や位置の確認には地図帳が欠かせず、まずは学校で配布された地図帳で十分です。統計は毎年更新されるため、論述や私大の統計問題が出る人は『データブック オブ・ザ・ワールド』などの最新年版を1冊持っておくと安心です。
大学受験の地理は暗記だけで点が取れますか?
❓ Q&A
暗記だけでは点が伸びにくい科目です。共通テストの地理は地図・グラフ・統計の読み取りが中心で、気候や産業の「なぜそうなるか」を理解しているかが問われます。用語の暗記は理解の後に一問一答で固めるのが効率的です。
今日から始める地理参考書学習の第一歩
🧭 この章の要点
参考書を決めたら、あとは始めるだけです。とはいえ、最初の数週間の進め方で続くかどうかが決まります。今日からできる具体的な一歩を紹介します。
まず教科書と地図帳で範囲を把握する
🗝️ 最初にやること
参考書を買う前に、学校の教科書の目次と地図帳を15分ほど眺めてみてください。「系統地理(テーマ別)」と「地誌(地域別)」の2部構成になっていることがわかれば、講義系参考書の章立ても理解しやすくなります。そのうえで書店で候補の本を数ページ読み、説明が自分にとって読みやすいものを1冊選びましょう。
1冊目は「完璧より1周」を優先する
💬 続けるためのコツ
講義系の1周目は、わからない箇所に付箋を貼って先へ進むくらいでかまいません。地理は系統地理の知識が地誌で何度も出てくるため、2周目で「つながった」と感じる場面が多い科目です。私が指導するときも、1周目で完璧を求めず、まず最後まで通すことを優先してもらっています。
独学での計画づくりに不安がある場合は、スタサプだけで大学受験は可能かを解説した記事も参考になるはずです。
まとめ:地理の大学受験参考書おすすめは役割別に3冊が目安
🎯 この記事のまとめ
- 大学受験の地理は2025年度から共通テスト「地理総合、地理探究」に。参考書は新課程対応版を選ぶ
- 講義系1冊+一問一答または問題集1冊+過去問1冊の3冊を軸にし、同じ本を繰り返す
- 共通テストのみ・私大・国公立二次論述で、必要な参考書の種類が変わる
- 統計は年版に注意しつつ、順位の丸暗記より「なぜ」を説明できる理解を優先する
📋 あなたに合う進め方チェック
- ☑ 地理を共通テストだけで使う → 『きめる!』か瀬川本+一問一答+過去問レビュー
- ☑ 私大の地理で用語問題が出る → 瀬川本+東進の一問一答完全版+志望校の過去問
- ☑ 国公立二次で論述が出る → 瀬川本で理解を固め、志望校の過去問と添削を早めに
- ☑ 独学が続かない・質問できる人がいない → 映像授業や塾・家庭教師の併用を検討
🧭 次の一歩
参考書だけで進めるのが不安な場合は、学習計画の管理や質問対応をしてくれる塾・家庭教師を選ぶのも一つの方法です。学習塾・家庭教師のおすすめ比較で、目的別の選び方を整理しています。
個別指導塾を具体的に比べたい場合は、個別指導キャンパスの口コミ・評判分析も判断材料になります。
🎓 著者プロフィール

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師
中学時代に早稲田アカデミーに通い、慶應義塾高校に合格。慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中から早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、指導歴は10年を超えます。現在はフリーランスのプロ家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校生・浪人生のほか、不登校や発達障害のある生徒の指導にも携わっています。
この記事を書く理由:大学受験の指導では、科目ごとに「どの参考書を、どの順番で、何周するか」を生徒と一緒に設計してきました。その経験から、地理の参考書を「おすすめの羅列」ではなく「役割と順番」で整理したいと考え、本記事を執筆しています。
📝 調査概要
- 調査対象:大学受験向け地理参考書(新課程「地理総合、地理探究」対応)、大学入学共通テストの平均点・受験者数
- 調査方法:出版社公式サイト調査/書店・国立国会図書館の書誌データ調査/公表データの確認/著者の指導経験に基づく考察
- 調査実施日:2026年10月23日
- 情報の限界:紹介した参考書のすべてを著者が指導で使用したわけではありません。『宇野の最速でわかる地理』の価格、新課程対応の論述専用問題集、『データブック オブ・ザ・ワールド』の現行の発行元表記は、調査時点で公式情報から確認できませんでした。価格・在庫は変動します。
- 利益相反の有無:なし(本記事に広告・アフィリエイトリンクはありません)
📚 参考文献・引用元(参照日:2026年10月23日)
- 旺文社教育情報センター「2026年度共通テスト平均点」
- 文部科学省「高等学校学習指導要領」
- KADOKAWA『地理総合、地理探究の点数が面白いほどとれる本』改訂第2版
- KADOKAWA『地理総合、地理探究の点数が面白いほどとれる一問一答』改訂版
- KADOKAWA『瀬川聡の 超重要問題の解き方[系統地理編]』
- KADOKAWA『瀬川聡の 超重要問題の解き方[地誌編]』
- Gakken『きめる!共通テスト 地理総合+地理探究』
- Gakken『村瀬のゼロからわかる地理B 系統地理編』
- 国立国会図書館サーチ『宇野の最速でわかる地理 系統地理編』
- 東進ブックス『山岡の地理教室【改訂版】Part1』
- 東進ブックス『地理一問一答【完全版】3rd edition』
- 河合出版『マーク式基礎問題集 地理総合,地理探究』
- 丸善ジュンク堂『2027大学入学共通テスト過去問レビュー 地理総合,地理探究』
- 丸善ジュンク堂『2027年用 共通テスト実戦模試 地理総合,地理探究』
- 紀伊國屋書店『データブック オブ・ザ・ワールド Vol.38(2026)』
🏷️ 記事情報
公開日:2026年10月23日/最終更新日:2026年10月23日
※情報変更があった場合は随時更新します。

