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大学受験の一般入試とは?仕組み・日程・対策を元塾講師が解説

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師
指導歴10年超。早稲田アカデミーから慶應義塾高校に合格し、慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、現在は大学受験・浪人生を含む幅広い受験指導を行っています。

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公開日:2026年10月17日/最終更新日:2026年10月17日
※情報変更があった場合は随時更新します。

🎯 結論

結論:大学受験の一般入試(現在の正式名称は「一般選抜」)は、学力試験の得点で合否が決まる入試で、国立大学では入学者の約8割がこのルートです。私立大学では入学者の約4割にとどまり、年内入試の比重が大きくなっています。だからこそ、志望校の配点・出題形式から逆算し、共通テスト後の短い出願期間に迷わないよう「併願の型」を秋のうちに決めておくことが合否を左右すると私は考えています。

💬 こんな不安はありませんか?

「推薦や総合型選抜の話ばかり聞くけれど、一般入試で受けるのは不利なの?」「共通テストと二次試験、私立の個別試験の関係がよくわからない」。大学受験の指導をしていると、受験生からも保護者の方からも、こうした声を本当によく聞きます。入試制度は名称も仕組みも変わってきたので、混乱するのは自然なことです。

📋 この記事でわかること

  • 一般入試(一般選抜)の定義と、推薦・総合型選抜との違い
  • 国公立と私立で一般入試の仕組みがどう違うか
  • 2027年度入試の共通テスト・二次試験の日程
  • 高1から高3までの時期別の対策と併願校の組み方
  • 一般入試の注意点と、向いている人・向いていない人

📝 この記事の前提

当サイトは「いかなる教育機関にも忖度しない、フラットな情報発信」を運営理念としています。本記事は、私自身の受験経験と受験指導の経験に加え、文部科学省・大学入試センター・各大学の公表資料を調査して執筆しました。入試日程や制度は年度ごとに変わるため、出願前には必ず志望校の募集要項をご確認ください。本記事で特定の塾・サービスから報酬を受けていることはありません。

  1. 大学受験の一般入試(一般選抜)とは?基本の仕組み
    1. 一般入試とは?2021年度入試から「一般選抜」に名称変更
    2. 学校推薦型選抜・総合型選抜との違い
    3. 入学者の46.3%が一般選抜|国立は約8割、私立は約4割
  2. 一般入試の種類|国公立と私立で仕組みが違う
    1. 国公立大学:共通テスト+個別学力検査(前期・後期)
    2. 私立大学:個別試験・共通テスト利用・全学部日程
    3. 国公立型と私立専願型、どちらを軸にするかの選び方
  3. 一般入試の年間スケジュール(2027年度入試)
    1. 2027年の共通テストは1月16日・17日
    2. 共通テストから国公立出願まで、判断に使える時間は約1週間
    3. 一般入試の受験料はいくら?
  4. 元塾講師が見た「一般入試で合格をつかむ受験生」の共通点
    1. 偏差値より先に「配点と出題形式」を見ている
    2. 指導の現場で感じた「伸びる受験生」の共通点
  5. 一般入試の対策|時期別の勉強と併願校の組み方
    1. 高1から高3までの時期別ロードマップ
    2. 過去問はいつから?使い方の目安
    3. 併願校の組み方:挑戦校・実力相応校・安全校
  6. 一般入試の注意点・デメリット
    1. 当日の得点で決まる「一発勝負」のリスク
    2. 年内入試の拡大で生まれる心理的な負担
    3. 一般入試が向いている人・向いていない人
  7. 大学受験の一般入試に関するよくある質問
    1. 一般入試と一般選抜は違うものですか?
    2. 2027年度入試の一般入試の出願はいつですか?
    3. 推薦入試や総合型選抜に落ちても一般入試は受けられますか?
    4. 一般入試では何校くらい受けるべきですか?
    5. 塾に通わず、スタディサプリなどの独学で一般入試に合格できますか?
  8. まとめ:大学受験の一般入試は「配点からの逆算」と「併願の型」で決まる

大学受験の一般入試(一般選抜)とは?基本の仕組み

📌 この章のポイント

そもそも「一般入試」という言葉は、実は今の大学の募集要項には出てきません。この章では、正式名称・他の入試との違い・どれくらいの人がこのルートで入学しているかを、公的データで整理します。

一般入試とは?2021年度入試から「一般選抜」に名称変更

🔰 一般入試の定義

一般入試(一般選抜)とは、大学が実施する学力試験や大学入学共通テストの得点によって合否を判定する入試方式です。2021年度入試から文部科学省の「大学入学者選抜実施要項」で名称が改められ、「一般入試」は「一般選抜」、「推薦入試」は「学校推薦型選抜」、「AO入試」は「総合型選抜」になりました。

あわせて、一般選抜でも学力だけでなく「思考力・判断力・表現力」や「主体性」を多面的に評価することが求められるようになり、調査書などを活用することが求められています。とはいえ、実際の合否の中心は今も学力試験の得点です。

学校推薦型選抜・総合型選抜との違い

⚖️ 3つの入試区分の比較

区分主な評価時期の目安専願・併願
一般選抜学力試験・共通テストの得点1月〜3月併願が自由
学校推薦型選抜調査書(評定)・推薦書・面接・小論文など11月以降に出願専願が多い
総合型選抜志望理由書・面接・活動実績など9月以降に出願大学による

※時期は文部科学省「大学入学者選抜実施要項」の一般的な定めによる目安です。大学ごとに異なります。

💡 私の見方

指導者の立場から一番大きな違いだと感じるのは、「併願が自由で、何度でも挑戦できる」点です。推薦は専願が多く、基本的に1校に絞ります。一般選抜は国公立と私立、複数の私立を組み合わせられるので、評定に自信がなくても、本番までの伸びで勝負できる入試だといえます。

入学者の46.3%が一般選抜|国立は約8割、私立は約4割

📊 選抜区分別の入学者割合(令和7年度)

文部科学省「令和7年度国公私立大学入学者選抜実施状況」によると、2025年度の大学入学者648,430人のうち、一般選抜による入学者は300,249人(46.3%)でした。設置者別に見ると、構造がまったく違うことがわかります。

選抜区分別の入学者割合(令和7年度)選抜区分別の入学者割合(令和7年度)一般選抜学校推薦型選抜総合型選抜全体国立公立私立46.3%34.1%19.5%79.6%12.7%67.1%26.9%38.3%38.8%22.8%7.7%6.0%出典:文部科学省「令和7年度国公私立大学入学者選抜実施状況」(2025年5月1日現在の入学者数)

💡 データから読み解けること

この数字から私が受験生に伝えたいのは2点です。1つは、国公立志望なら一般選抜が「本線」だということ。国立の入学者の79.6%が一般選抜なので、推薦を狙う場合でも共通テスト対策は外せません。

もう1つは、私立志望の一般入試組は「周りが先に決まっていく」環境で戦うことになる点です。私立では一般選抜の入学者(38.3%)を学校推薦型(38.8%)がわずかに上回っています。秋以降に同級生の合格報告が増えても、それは制度上ごく自然なことだと知っておくだけで、気持ちの揺れはかなり抑えられます。

📚 データの注記

令和7年度から入試区分の整理や外国人留学生の選抜の扱いが変わったため、令和6年度以前の数値とは単純比較できない点にご注意ください。

一般入試の種類|国公立と私立で仕組みが違う

📌 この章のポイント

同じ「一般入試」でも、国公立と私立では受験の流れがまったく異なります。ここを混同したまま勉強計画を立てると、後半で科目の手当てが間に合わなくなることがあります。

国公立大学:共通テスト+個別学力検査(前期・後期)

🏢 国公立大学の一般選抜

  • 1次:大学入学共通テスト(1月中旬)を受験し、自己採点をもとに出願校を決める
  • 2次:各大学の個別学力検査(いわゆる二次試験)を受ける
  • 日程は前期日程と後期日程(一部の公立大学は中期日程も)に分かれ、前期で合格して入学手続きをすると後期は合格対象外になる
  • 国立大学の多くは、共通テストで「5教科7科目」から新課程の「情報Ⅰ」を加えた6教科8科目を原則として課している(国立大学協会の方針)

人気の大学・学部では、共通テストの得点で二次試験の受験者を絞る「第1段階選抜(足切り)」が行われることもあります。

私立大学:個別試験・共通テスト利用・全学部日程

🔍 私立大学の主な方式

方式特徴
個別日程(学部別)大学・学部が独自に作問。3教科型が中心で、出題傾向がはっきり出る
全学部日程(統一日程)1回の試験で複数学部を併願できる方式。大学により名称が異なる
共通テスト利用共通テストの得点だけで判定。大学に行かずに合否が出る
共通テスト併用共通テストと大学独自試験を組み合わせる

同じ大学に何度も挑戦できる反面、方式ごとに配点や科目が違うため、「どの方式で受けるか」自体が戦略になります。

💡 方式選びについての私の考え

私は、第一志望の大学ほど個別日程(学部別)で受けることを勧めています。全学部日程は一度の試験で複数学部に出願できて効率的ですが、多くの場合は大学全体で共通の問題のため、学部ごとの傾向対策が得点に結びつきにくいからです。全学部日程は「同じ大学の別学部を押さえる」「試験日を分散させる」ための補助と位置づけると、併願全体が組みやすくなります。

🔗 あわせて読みたい

なお、すべての私立大学に共通テスト利用方式があるわけではありません。たとえば母校の慶應義塾大学には共通テスト利用方式がないため、併願の組み方が変わってきます。詳しくは慶應の共通テスト利用がない理由と併願戦略で解説しています。

国公立型と私立専願型、どちらを軸にするかの選び方

🆚 学習負担の比較

比較軸国公立型私立専願型
必要な科目数多い(共通テストは原則6教科8科目)少ない(3教科型が中心)
合否の決まり方共通テスト+二次の合計大学・方式ごとの個別試験
併願の幅前期・後期の実質2回+私立日程が重ならなければ多数可
注意点苦手科目を捨てにくい大学ごとの傾向対策が必要

✏️ 私が勧める決め方

私は、高2の終わりまでに「国公立型でいくか、私立3教科に絞るか」を一度決めることを勧めています。途中で私立専願に切り替えるのは科目を減らすだけなので比較的容易ですが、逆に高3の秋から国公立型に広げるのは、理科や社会、情報の手当てが間に合わないことが多いからです。迷っているなら、まずは国公立型で準備を始めておくほうが選択肢を残せると考えます。

一般入試の年間スケジュール(2027年度入試)

📌 この章のポイント

一般入試の本番は1月から3月に集中します。ここでは、現在の高3生・既卒生が受ける2027年度入試の日程を、大学入試センターと大学の公表情報をもとに整理しました。

2027年の共通テストは1月16日・17日

📋 2027年度入試の主な日程

時期内容
2026年9月15日〜10月2日共通テストの出願(受付終了)
2027年1月16日(土)・17日(日)共通テスト本試験
2027年1月23日(土)・24日(日)共通テスト追試験
1月下旬〜2月中旬私立大学の一般選抜(2月上旬〜中旬に集中)
1月25日(月)〜2月3日(水)国公立大学の個別試験の出願(東京大学の例)
2月25日〜国公立大学の前期日程
3月上旬〜中旬前期日程の合格発表(東京大学は3月10日)
3月12日以降国公立大学の後期日程

出典:大学入試センター、東京大学「一般選抜(前期日程)」2026年10月17日参照。私立大学の日程は大学ごとに異なります。

共通テストから国公立出願まで、判断に使える時間は約1週間

💡 日程表の「すき間」に注目

表を見ると、共通テスト(1月17日)から国公立の出願開始(1月25日)までは約1週間しかありません。自己採点、予備校のリサーチ結果の確認、出願校の最終決定までを、私立入試の直前期に並行して行うことになります。

だから私は、共通テストの前に「得点が想定より上ならA大学、想定どおりならB大学、下ならC大学」という出願パターンを紙に書いておくことを強く勧めています。本番直後の動揺した状態で一から考えるより、ずっと冷静に判断できるからです。

一般入試の受験料はいくら?

💰 受験料の目安

項目金額
共通テスト(3教科以上)18,000円
共通テスト(2教科以下)12,000円
国立大学の個別試験17,000円(標準額)
私立大学の一般選抜大学・方式ごとに異なる(各大学の募集要項に記載)

出典:大学入試センター(共通テスト)、国立大学等の授業料その他の費用に関する省令(国立大学の標準額)。2026年10月17日参照。

私立大学は、共通テスト利用方式を個別試験より低い検定料に設定している大学や、複数学部の同時出願で割引を設けている大学もあります。受験料に加えて、遠方受験の交通費・宿泊費も含めて総額を見積もっておくと、出願直前に慌てずに済みます。

📝 費用情報について

本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は各大学・大学入試センターの公式サイトでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。

元塾講師が見た「一般入試で合格をつかむ受験生」の共通点

💬 この章について

ここからは、制度の説明ではなく、私自身の受験経験と、10年以上の指導の中で感じてきたことをお話しします。あくまで一人の指導者の見解として読んでいただければ幸いです。

偏差値より先に「配点と出題形式」を見ている

✏️ 私の受験経験から

私は中学時代に早稲田アカデミーに通い、慶應義塾高校に合格しました。そのとき身についたのが、「志望校の問題に合わせて勉強の中身を変える」という発想です。偏差値が同じ学校でも、出題の形式や時間配分はまったく違います。

大学の一般選抜はこの差がさらに大きく、英語の配点比率を高くしている大学もあれば、記述中心の大学、マーク式のみの大学もあります。同じ「英語」でも、必要な力の配分が変わるのです。模試の偏差値だけを見て志望校を決めている受験生ほど、過去問を開いたときに戸惑う傾向があると、指導の中で感じてきました。

指導の現場で感じた「伸びる受験生」の共通点

🗣️ 指導者としての実感

早稲田アカデミーでの指導や、現在の家庭教師としての指導を通じて、最後に伸びる受験生には次のような共通点があると感じています。

  • 間違えた問題を「なぜ間違えたか」の言葉で説明できる(知識不足か、読み違いか、時間不足か)
  • やる教材を絞り、同じ問題集を何周もしている
  • 模試の判定より、設問ごとの失点理由を見ている
  • 苦手科目を「捨てる」のではなく「平均点まで戻す」計画を持っている

特に1つ目の「失点理由を言葉にする」は、私が指導の中で最も重視している習慣です。次のように3つに分けるだけで、次にやるべき勉強がはっきりします。

失点の種類次にやること
知識不足単語帳・一問一答・教科書に戻って覚え直す
読み違い・ケアレスミス設問の条件に線を引く習慣をつける
時間不足大問ごとの目標時間を決めて解き直す

逆に、教材を次々に買い替える、判定が悪い模試を見返さない、という受験生は、秋以降に伸び悩むことが多い印象です。

🔗 全体像を押さえたい方へ

高1から合格までの流れを時系列で確認したい方は、大学受験の全体ロードマップもあわせてご覧ください。

一般入試の対策|時期別の勉強と併願校の組み方

📌 この章のポイント

一般入試の対策は「いつ、何を終わらせるか」の逆算がすべてです。ここでは標準的な時期の目安と、併願校の組み方を整理します。

高1から高3までの時期別ロードマップ

🧭 時期別の対策ステップ

① 高1〜高2:英語・数学の基礎を固める
一般入試で最も差がつきやすく、短期間で伸ばしにくいのが英語と数学です。学校の定期テストを軸に、英単語・文法・数学の基本問題を取りこぼさないことが最優先です。
② 高2の冬〜高3の春:志望校と受験型を決める
国公立型か私立型かを決め、必要科目を確定します。理科・社会の本格的な学習もここから始めます。
③ 高3の夏:基礎の総仕上げ
全科目の基礎を一通り終わらせる時期です。苦手分野の穴をここで埋めておくと、秋以降の演習がスムーズになります。
④ 高3の秋:過去問演習と出願校の決定
第一志望の過去問に取り組み、併願校も含めて出願先を固めます。
⑤ 高3の冬:共通テスト対策と直前演習
12月以降は共通テスト形式の演習を増やし、1月の本番後は私立・国公立の個別試験対策に切り替えます。

💡 映像授業を使う場合の私の考え

①〜③の基礎固めの段階では、スタディサプリのような映像授業はコストを抑えて全範囲を見直せる有力な選択肢です。講座の中身や実際の評判はスタサプ大学受験講座の口コミ・評判で確認できます。

高1・高2のうちから使う場合の注意点はスタサプ高校講座の口コミ・評判で詳しく解説しています。

過去問はいつから?使い方の目安

🔍 過去問の進め方

  • 夏休み前後に1年分だけ解く:点数より、出題形式と時間配分を知るのが目的
  • 秋から本格演習:第一志望を中心に、時間を計って解く
  • 解きっぱなしにしない:失点を「知識」「読解」「時間」に分けて記録する

✏️ 早めに1年分を見るべき理由

私が夏前の「お試し1年分」を勧めるのは、先ほどお話しした配点と出題形式の差を、早い段階で体感してほしいからです。秋になって初めて過去問を開き、「記述がこんなに多いとは思わなかった」と方向転換するのは、時間的にかなり苦しくなります。

併願校の組み方:挑戦校・実力相応校・安全校

📋 併願校を組むときのチェック項目

  • 合格可能性の異なる3層(挑戦校・実力相応校・安全校)を必ず入れる
  • 試験日が3日以上連続しないかを確認する(体力と復習時間の確保)
  • 安全校は早い日程に置き、本番の雰囲気に慣れておく
  • 入学金の納付期限と、第一志望の合格発表日の前後関係を確認する
  • 受験料と交通費の総額を保護者と共有しておく

💬 保護者の方へ

入学金の納付期限は、ご家庭の負担に直結します。第一志望の発表より前に、併願校の入学金を納めなければならないケースは珍しくありません。出願前に「どの大学の入学金を払う可能性があるか」をお子さんと一緒に整理しておくと、直前期の家庭内の不安を減らせると考えます。

一般入試の注意点・デメリット

📌 この章のポイント

一般入試は「努力が点数で報われる」公平な入試である一方、特有のリスクもあります。事前に知っておけば、対策できるものがほとんどです。

当日の得点で決まる「一発勝負」のリスク

📉 一般入試のデメリット

  • 当日の体調や緊張が結果に直結する:普段の実力が出せなくても救済はほぼない
  • 合否が出るのが遅い:国公立前期の発表は3月上旬〜中旬で、年内入試組より数か月遅い
  • 受験料・交通費がかさみやすい:併願が増えるほど負担が大きくなる

年内入試の拡大で生まれる心理的な負担

⚠️ 秋以降に気をつけたいこと

先ほどのデータのとおり、私立大学では学校推薦型と総合型を合わせた年内入試の入学者が6割を超えています。クラスの雰囲気が12月ごろから緩み、勉強のペースが乱れやすい点には注意が必要です。自習室や図書館など、勉強に集中できる場所を秋のうちに確保しておくと安心です。

一般入試が向いている人・向いていない人

⭕ 向いている人

  • 評定平均より、模試や本番での伸びに自信がある
  • 国公立大学や難関私立大学を第一志望にしている
  • 複数の大学・学部を比較しながら選びたい
  • コツコツ積み上げる勉強を継続できる

❌ 向いていない人

  • 志望理由や活動実績がはっきりしていて、早く進路を決めたい
  • 評定平均が高く、指定校推薦の枠が見込める
  • 本番で極端に緊張してしまい、模試でも実力が出せないことが多い

ただし、向いていないからといって一般入試を諦める必要はありません。年内入試を本命にしながら、一般入試の準備を並行して「保険」にする受験生も多くいます。

🔗 年内入試も検討している方へ

推薦の仕組みを知りたい方は慶應義塾大学の推薦3種類の解説が参考になります。

総合型選抜で塾が必要か迷っている方は総合型選抜で塾に行くべきかの判断基準が参考になります。

大学受験の一般入試に関するよくある質問

❓ よくある質問

受験生・保護者の方からよくいただく疑問に、簡潔にお答えします。

一般入試と一般選抜は違うものですか?

❓ 回答

同じものです。2021年度入試から文部科学省の大学入学者選抜実施要項で「一般入試」が「一般選抜」に名称変更されました。現在も日常的には「一般入試」と呼ばれることが多いですが、大学の募集要項では「一般選抜」と表記されます。

2027年度入試の一般入試の出願はいつですか?

❓ 回答

大学入学共通テストの出願は2026年9月15日〜10月2日で、すでに締め切られています。国公立大学の個別試験の出願は共通テスト後で、東京大学の場合は2027年1月25日〜2月3日です。私立大学の一般選抜は大学ごとに出願期間が異なり、共通テスト利用方式は共通テスト本番より前に出願を締め切る大学が多いため、早めに各大学の募集要項で確認してください。

推薦入試や総合型選抜に落ちても一般入試は受けられますか?

❓ 回答

受けられます。不合格であれば一般選抜への出願に制限はありません。ただし専願(合格したら入学する条件)の推薦や総合型選抜に合格した場合は、原則としてその大学に入学する義務が生じるため、一般選抜には進めないと考えてください。

一般入試では何校くらい受けるべきですか?

❓ 回答

決まった目安はありません。大切なのは校数よりも、合格可能性の異なる挑戦校・実力相応校・安全校をバランスよく組み、試験日の連続や受験料の総額が無理のない範囲に収まっているかを確認することです。

塾に通わず、スタディサプリなどの独学で一般入試に合格できますか?

❓ 回答

可能性はありますが、自己管理と過去問の答案添削をどう確保するかが鍵になります。映像授業は基礎のインプットに強い一方、記述答案の採点や出願校の戦略づくりは自分だけでは難しいため、学校の先生や外部サービスで補える体制を作っておくと安心です。具体的な限界と使い方はスタサプだけで大学受験は可能かの検証で解説しています。

まとめ:大学受験の一般入試は「配点からの逆算」と「併願の型」で決まる

🎯 この記事のまとめ

  • 一般入試の正式名称は「一般選抜」で、学力試験の得点で合否が決まる
  • 令和7年度の入学者のうち一般選抜は46.3%。国立は79.6%、私立は38.3%
  • 2027年の共通テストは1月16日・17日、国公立前期は2月25日から
  • 共通テストから国公立出願までは約1週間。出願パターンは事前に決めておく
  • 偏差値より配点と出題形式から逆算して勉強の中身を決める

一般入試は、評定や実績に関係なく、本番までの伸びで勝負できる入試です。今日やるべきことは、志望校の募集要項を開き、配点と試験日を書き出すこと。そこからすべての計画が始まります。

✅ あなたは一般入試向き?チェックリスト

こんな人は一般入試が向いているこんな人は年内入試も検討を
□ 本番での伸びに自信がある□ 評定平均が高い
□ 国公立・難関私大が第一志望□ 志望理由や活動実績が明確
□ 複数校を比較して選びたい□ 早く進路を決めて安心したい

🧭 次の一歩

勉強の環境選びに迷っている方は、学習塾・家庭教師のおすすめ比較で、自分に合う学習サポートの形を探してみてください。

🎓 著者プロフィール

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師

  • 指導歴10年超(中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校・浪人生・不登校・発達障害の指導経験あり)
  • 中学時代に早稲田アカデミーに通い、慶應義塾高等学校に合格
  • 慶應義塾大学経済学部卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導
  • 現在はフリーランスの教育系Webライター・プロ家庭教師

この記事を書く理由:受験する側と指導する側の両方を経験してきた立場から、制度の説明だけで終わらない「実際にどう準備すればよいか」をフラットにお伝えしたいと考えています。

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📝 調査概要

  • 調査対象:大学入試の一般選抜の制度・日程・入学者数データ
  • 調査方法:公的機関・大学の公式サイト調査/文献調査/著者の受験指導経験に基づく知見
  • 調査実施日:2026年10月17日
  • 情報の限界:私立大学の検定料・出願期間は大学ごとに異なるため個別の金額は掲載していません。また、個々の大学の合格最低点や倍率の分析は本記事の対象外です。
  • 利益相反の有無:なし(特定の大学・塾・サービスからの報酬は受けていません)

🏷️ 記事情報

公開日:2026年10月17日/最終更新日:2026年10月17日
※情報変更があった場合は随時更新します。

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。