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大学受験の親同伴の割合は約2割|付き添う判断基準を元塾講師が解説

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(指導歴10年超)

早稲田アカデミーから慶應義塾高校に合格し、慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで講師を務め、現在はフリーランスで中学受験から大学受験・浪人生まで指導しています。

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公開日:2026年10月17日/最終更新日:2026年10月17日
※情報変更があった場合は随時更新します。

🎯 結論

結論:大学受験で試験会場まで親が付き添う割合は、複数の調査でおよそ2割(22〜23%)です。一方、送迎まで含めると9割を超えたという調査もあり、「会場の中までは行かないが、何らかの形で関わる親」が多数派です。

付き添うかどうかは「周りがどうしているか」ではなく、受験生本人の希望と、移動距離・体調・初めての土地かといった事情で決めるのが基本です。

📋 この記事でわかること

「大学受験で親がついていくのは普通なの?」「過保護だと思われないか」と迷っている保護者の方、「親に来てほしいけど言い出しにくい」と感じている受験生の方に向けた記事です。

  • 大学受験で親が同伴する割合(小・中・高受験との比較つき)
  • 付き添ってもらった受験生の本音と、付き添いのデメリット
  • 付き添うべきケース・一人で行かせたほうがよいケースの判断基準
  • 控室・送迎・待ち方など当日の注意点
  • 付き添わない場合に親ができるサポート

読み終えるころには、ご家庭として「付き添うか・どう関わるか」を本人と話し合って決められる状態になっているはずです。

📝 執筆の前提と情報の限界

私は慶應義塾高校から内部進学したため、大学の一般入試を受験生として経験していません。本記事の数値は河合塾・大幸薬品・全国大学生協連などが公表した調査に基づき、判断基準や注意点は、塾講師・家庭教師として受験生や保護者と関わってきた私の指導経験からの考察です。特定の塾・予備校とは利害関係がありません。

  1. 大学受験の親同伴の割合は?調査データで見る実態
    1. 大学受験の「親同伴」とはどこまでを指すのか
    2. 試験会場まで付き添う親の割合は約2割
    3. 小学校・中学・高校受験と比べた同行率
    4. 送迎まで含めると9割超の親が関わっている
  2. 大学受験で親同伴が増えている背景
    1. オープンキャンパスの保護者同行率は過去最高の58.1%
    2. 入試方式の多様化と遠方受験
    3. 中学受験・高校受験を親子で乗り越えた世代
  3. 親同伴のメリットとデメリット
    1. 付き添ってもらった受験生の約7割が「安心した」
    2. 付き添いが逆効果になるケース
    3. 受験生が親に望むのは「普段どおり」
  4. 親が付き添うべきかの判断基準
    1. 付き添いを検討したほうがよいケース
    2. 一人で行かせたほうがよいケース
    3. 親子で決めるための判断チェック表
  5. 付き添う場合の注意点と当日のマナー
    1. 保護者控室がない試験場がある
    2. 車での送迎は試験場の規定を必ず確認
    3. 付き添い当日の流れ
  6. 大学受験の親同伴についてよくある質問
    1. 大学受験で親が付き添うのは過保護ですか?
    2. 大学受験の付き添いで親は試験会場の中に入れますか?
    3. 付き添いの親は試験中どこで待てばよいですか?
    4. 車で試験会場まで送迎してもよいですか?
    5. 遠方受験で宿泊する場合も親は同伴すべきですか?
    6. 付き添わないと子どもは寂しいと感じますか?
  7. 付き添わない親ができる受験サポート
    1. 受験前日までにできること
    2. 受験当日の朝にできること
    3. 試験後と結果待ちの期間にできること
  8. まとめ:大学受験の親同伴の割合と判断のポイント

大学受験の親同伴の割合は?調査データで見る実態

🔍 この章のポイント

「うちの子の周りでは親が来る家庭なんてあるの?」と気になる方も多いはずです。この章では、公表されている調査データから、大学受験で親が同伴する割合と、他の受験段階との違いを整理します。

大学受験の「親同伴」とはどこまでを指すのか

📌 親同伴の定義

大学受験の親同伴とは、受験生が試験会場へ向かう際に保護者が一緒に移動し、会場付近まで付き添うことを指します。会場の建物内まで入れることはほとんどなく、実際には「最寄り駅や試験場の門まで一緒に行く」「遠方受験で前日から同じホテルに泊まる」「車で送迎する」といった形が中心です。

調査によって「付き添い」と「送迎」を分けている場合があるため、割合を見るときはどこまでを同伴と数えているかに注意が必要です。

試験会場まで付き添う親の割合は約2割

📊 2つの調査が示す「約2割」

調査対象結果
河合塾(2017年実施)全国の大学生600人受験会場まで親に付き添ってもらった:22.2%
大幸薬品(2024年実施)直近2年に子が受験した保護者1,000人大学受験当日に同行した:23.4%

調査時期も対象(受験生側・保護者側)も異なる2つの調査で、ほぼ同じ約5人に1人という数字が出ています。大学受験で親が付き添うのは少数派ですが、「珍しすぎる」というほどでもない、というのが実態です。

河合塾の調査では、女性のほうが男性より付き添ってもらった割合が高く、特に理系女子は34.7%と3人に1人を超えていました。

小学校・中学・高校受験と比べた同行率

📊 学校段階別・受験当日の保護者同行率

受験段階別の保護者同行率と大学受験期の保護者の関わりA.受験当日に保護者が同行した割合小学校受験中学受験高校受験大学受験97.8%72.1%31.1%23.4%出典:大幸薬品「子どもの受験に関する意識調査」(2024年10月、保護者1,000人)B.大学受験〜入学期に保護者が関わった割合会場付き添いOC同行入学式出席22.2%58.1%80.7%出典:会場付き添い=河合塾(2017年調査・大学生600人)OC同行・入学式出席=全国大学生協連「2026年度保護者に聞く新入生調査」

※図Bは調査時期・対象が異なる調査の数値を並べたもので、単純比較はできません。傾向をつかむための参考としてご覧ください。

受験する子どもの年齢が上がるほど同行率は大きく下がり、大学受験は4段階のなかで最も低い23.4%です。一方で図Bのとおり、オープンキャンパスへの同行や入学式への出席は過半数の保護者が行っています。大学受験期の親は「試験当日は離れて、それ以外の節目では一緒に動く」という関わり方が主流だと読み取れます。

🔗 高校受験の場合

高校受験の同行率は31.1%と大学受験より高めです。中学生のお子さんもいるご家庭は、高校受験で親が付き添うときの判断基準もあわせて参考にしてください。

送迎まで含めると9割超の親が関わっている

📌 「付き添い」と「送迎」は別物

大幸薬品の調査を報じた記事によると、大学受験でも送迎を含めれば9割を超える保護者が会場まで足を運ぶか、車で送り届けていました。会場まで一緒に歩く「付き添い」は2割程度でも、駅まで車で送る、朝ごはんを作って見送るといった形で、ほとんどの親が当日に何らかの関わりを持っていることになります。

💡 数字の読み方についての私見

この「2割」と「9割」の差は、保護者の方に安心材料として知っておいてほしい数字です。私が受験生の保護者と面談してきた経験上、「付き添わない=放任」と感じて罪悪感を持つ方も、「付き添う=過保護」と思われないか気にする方もいます。実際には大多数の家庭が「会場の手前まで」の範囲で関わっており、どちらを選んでも少数派として浮くことはありません。周りの家庭と比べるより、わが子にとってどちらが力を出しやすいかで考えて大丈夫です。

もう一つ注目したいのが、当日の同行率が2017年の河合塾調査の22.2%から2024年の大幸薬品調査の23.4%へとほぼ横ばいである点です。同じ時期にオープンキャンパスの同行率は上がり続けています。調査方法が異なるため断定はできませんが、私は親の関わりが「試験当日」ではなく「大学を選ぶ段階」へ移ってきていると読んでいます。当日に付き添えなくても、志望校選びにしっかり伴走できていれば、それが今の大学受験における親の役割の中心だと考えます。

大学受験で親同伴が増えている背景

🔍 この章のポイント

「自分の頃は一人で受けに行くのが当たり前だった」という保護者の方もいるかもしれません。試験当日の付き添い自体は少数派ですが、大学受験のプロセス全体で見ると、保護者の関わりは年々深くなっています。その背景を整理します。

オープンキャンパスの保護者同行率は過去最高の58.1%

📈 全国大学生協連の調査(2026年度)

項目2019年2020年2026年
オープンキャンパス保護者同行率52.0%55.6%58.1%
入学式の保護者出席率77.7%―80.7%

全国大学生協連が新入生の保護者を対象に行った調査では、オープンキャンパスへの保護者同行率が過去最高を更新しました。大学選びの段階から親子で動く家庭が増えており、その延長として「受験当日も一緒に」と考える家庭が出てくるのは自然な流れだといえます。

入試方式の多様化と遠方受験

📋 付き添いが検討されやすい場面

  • 遠方受験・前泊:地方から首都圏・関西の大学を受ける場合、宿泊や長距離移動が必要になる
  • 連日受験:私立大学の一般選抜を数日続けて受けると、体調管理や食事の負担が大きい
  • 総合型選抜・推薦の面接:試験時間が短く、日帰りで親が同行しやすい
  • 初めての都市部:乗り換えの複雑な駅や満員電車に慣れていない

大学受験は受験校数・日程・入試方式の組み合わせが複雑で、全体像を早めに把握しておくと当日の動き方も決めやすくなります。受験全体のスケジュールは大学受験の年間ロードマップで整理しています。

中学受験・高校受験を親子で乗り越えた世代

💬 塾講師として感じてきたこと

私は早稲田アカデミーで中学受験・高校受験の生徒を指導してきましたが、中学受験は親子二人三脚で進むのが一般的です。同行率72.1%というデータもそれを裏づけており、今の大学受験生の中には「受験は親と一緒に行くもの」という経験を一度している子が少なくありません。

私の考えでは、大学受験で付き添いを望む受験生がいるのは、精神的に幼いからというより、過去の受験で「親がいると落ち着く」という成功体験があるから、というケースも多いはずです。そうした背景を知っておくと、子どもからの「ついてきて」を否定せずに受け止めやすくなります。

親同伴のメリットとデメリット

🔍 この章のポイント

実際に付き添ってもらった受験生は、どう感じていたのでしょうか。調査データから見えるメリットと、データには表れにくいデメリットの両方を整理します。

付き添ってもらった受験生の約7割が「安心した」

✅ 付き添いのメリット

河合塾の調査で親に付き添ってもらった受験生に感想を聞いたところ、「安心した」が69.9%、「落ち着いた」が41.4%でした。「邪魔だった」「恥ずかしかった」といった否定的な回答は少数にとどまっています。

  • 移動中の道迷い・乗り換えミスのリスクを減らせる
  • 受験票忘れなど、出発前の確認を二重にできる
  • 試験直前まで話し相手がいて、緊張をほぐしやすい
  • 体調不良や交通トラブルのとき、すぐに対応してもらえる

付き添いが逆効果になるケース

❌ 付き添いのデメリット

  • 親の緊張が伝わる:大幸薬品の調査では、受験前に保護者自身が緊張していたと答えた人が64.6%にのぼる
  • 本人の自立の機会が減る:大学入学後は一人で動く場面が一気に増える
  • 友人と一緒に行く予定が崩れる:同じ学校の友人と待ち合わせて行くほうが落ち着く受験生もいる
  • 連日受験では費用と負担が増える:遠方受験で親も宿泊すると、交通費・宿泊費が2人分になる

💬 指導経験から見た「逆効果」の典型

私が指導の中で特に気をつけてほしいと感じるのは、親の不安を解消するための付き添いになってしまうケースです。会場に向かう道すがら「単語は見直した?」「時間配分は大丈夫?」と確認を重ねると、本人は試験前に自分の頭を整理する時間を奪われます。

付き添うのであれば、勉強や試験の話は親からは振らず、本人が話したいことに相づちを打つくらいがちょうどよいと考えます。

受験生が親に望むのは「普段どおり」

📊 受験期に親がしてくれてうれしかったこと(河合塾調査)

順位内容割合
1位普段と変わらず接してくれた62.8%
2位受験する大学について、自分で決めさせてくれた29.8%
3位余計な口出しはせず、いつも信頼してくれた28.7%

付き添いの有無よりも、普段どおりに接し、本人の判断を尊重することのほうが受験生にとっての支えになっていることがわかります。付き添う場合も、付き添わない場合も、この姿勢が土台になります。

親が付き添うべきかの判断基準

🔍 この章のポイント

付き添うかどうかに正解はありませんが、判断の材料はあります。ここでは、付き添いを前向きに検討したいケースと、一人で行かせたほうがよいケースを整理し、親子で話し合うためのチェック表を用意しました。

付き添いを検討したほうがよいケース

⭕ 付き添いが力になりやすいケース

  • 本人が「来てほしい」とはっきり希望している
  • 遠方受験で、一人での宿泊・長距離移動が初めて
  • 体調を崩しやすい、持病がある、極度に緊張しやすい
  • 試験会場が複雑な乗り換えの先にあり、下見もできない
  • 雪など天候の影響で交通機関が乱れやすい時期・地域

一人で行かせたほうがよいケース

⚠️ 付き添わない選択を優先したいケース

  • 本人が「一人で行きたい」「友達と行く」と言っている
  • 模試で何度も行った会場、または通い慣れた地域の大学
  • 親のほうが不安で落ち着かず、それを隠せる自信がない
  • 受験が数日連続し、親の仕事や家庭の事情で無理が出る

本人が一人で行くと決めた場合は、その判断を尊重し、出発前の準備を手伝う形でサポートするのがよいと考えます。

親子で決めるための判断チェック表

🧮 付き添い判断チェック表

確認項目付き添い寄り一人で寄り
本人の希望来てほしい一人・友人と行きたい
会場までの距離新幹線・飛行機・前泊が必要普段の生活圏内
会場の経験初めて・下見不可模試や下見で行ったことがある
体調・緊張崩しやすい・強い不安がある大きな不安はない
親の状態落ち着いて送り出せる親のほうが緊張しやすい

最優先は「本人の希望」です。本人が迷っている場合に、残りの4項目で「付き添い寄り」が多いかどうかを目安にしてください。

💡 家庭教師としておすすめしている決め方

私が保護者の方に提案しているのは、「付き添うかどうか」ではなく「どこまで一緒に行くか」を決める方法です。たとえば「家の玄関まで」「最寄り駅まで」「会場の最寄り駅まで」「前泊のホテルまで」と段階を分けて本人に選んでもらうと、子どもも希望を言いやすく、親の側も心の準備ができます。

この話し合いは、直前期ではなく出願が固まった時点で済ませておくのがおすすめです。直前に話題にすると、本人が「心配されている」と受け取ってプレッシャーになりかねません。

🔗 地方から都市部の大学を目指す場合

近くに大手予備校がなく遠方の大学を受ける受験生は、普段の学習環境づくりも課題になりがちです。オンラインで受けられる授業の選択肢としては、スタサプ大学受験講座の評判と実態が参考になります。

オンライン教材を中心に据える場合は、スタサプだけで大学受験に対応できるかもあわせて確認しておくと判断しやすくなります。

付き添う場合の注意点と当日のマナー

🔍 この章のポイント

付き添うと決めた場合、知っておかないと当日に困ることがあります。控室・送迎・待ち方を中心に、試験場の公式案内をもとに確認しておきたい点をまとめます。

保護者控室がない試験場がある

⚠️ 会場には入れない前提で計画する

例えば、佐賀大学が公表した令和8年度共通テストの注意事項では、保護者控室は設置せず、許可された場合を除いて保護者の試験場内への立ち入りもできないとされています。下見も建物入口までです。

扱いは試験場・大学・入試方式によって異なります。付き添う予定があるなら、受験票や受験案内の「保護者・付添者」に関する記載を必ず確認してください。

なお、障害や病気などで試験中に介助が必要な場合は、大学入試センターの「受験上の配慮」申請の対象になり得ます。申請には期限があるため、該当する場合は早めに確認してください。

車での送迎は試験場の規定を必ず確認

❗ 渋滞で遅刻しても救済されない場合がある

同じ佐賀大学の案内では、下見・試験当日とも許可された場合を除き自家用車での入構はできず、交通渋滞で遅刻しても救済措置はないと明記されています。試験日の朝は会場周辺に送迎車が集中しやすく、道路が混み合うことが予想されます。

車で送る場合は、試験場から離れた駅などで降ろし、そこから公共交通機関や徒歩で向かう計画にしておくと安全です。

付き添い当日の流れ

📋 付き添う日のステップ

① 前日:受験票・筆記用具・時計など持ち物を本人が確認し、親はそれを見守る。合流場所と試験終了時刻を共有する
② 出発:交通トラブルに備え、余裕をもった時間に出発する。遅延時の連絡先(試験場の案内に記載)を控えておく
③ 会場前:門や入口の手前で、短い言葉で送り出す。長い声かけや勉強の確認はしない
④ 試験中:会場の外で待機する。周辺の飲食店は混み合うことがあるため、待機場所を事前に調べておく
⑤ 試験後:出来について親から聞かない。本人が話したければ聞き、翌日の試験に向けて早めに休ませる

🔗 持ち物の確認に

受験票・時計・筆記用具など、会場に持ち込めるもの・持ち込めないものの考え方は、模試の持ち物と禁止物の解説が本番の準備にも役立ちます。

大学受験の親同伴についてよくある質問

❓ よくある質問

保護者・受験生から寄せられやすい疑問をまとめました。

大学受験で親が付き添うのは過保護ですか?

❓ Q&A

Q. 大学受験で親が付き添うのは過保護ですか?

A. 過保護とは言い切れません。調査では受験会場まで付き添ってもらった大学生は22.2%で、そのうち69.9%が「安心した」と回答しています。大切なのは親の不安ではなく、受験生本人の希望と事情で決めることです。

大学受験の付き添いで親は試験会場の中に入れますか?

❓ Q&A

Q. 大学受験の付き添いで親は試験会場の中に入れますか?

A. 入れない前提で計画するのが安全です。例えば令和8年度共通テストの佐賀大学試験場では、許可された場合を除き保護者の試験場内への立ち入りはできず、保護者控室も設置されていません。扱いは試験場・大学ごとに異なるため、受験票や受験案内で確認してください。

付き添いの親は試験中どこで待てばよいですか?

❓ Q&A

Q. 付き添いの親は試験中どこで待てばよいですか?

A. 試験場に控室がない場合は、試験場の外で待つことになります。近くのカフェや公共施設は受験生の保護者で混み合うことが考えられるため、事前に待機場所を調べ、試験終了時刻と合流場所を本人と決めておくと安心です。

車で試験会場まで送迎してもよいですか?

❓ Q&A

Q. 車で試験会場まで送迎してもよいですか?

A. 試験場によっては自家用車での入構が禁止されています。佐賀大学試験場の案内では、渋滞で遅刻しても救済措置はないと明記されています。送迎する場合は試験場の手前で降ろし、公共交通機関を基本に計画するのが安全です。

遠方受験で宿泊する場合も親は同伴すべきですか?

❓ Q&A

Q. 遠方受験で宿泊する場合も親は同伴すべきですか?

A. 必須ではありません。初めての一人での宿泊・移動に本人が不安を感じている、体調を崩しやすいといった事情があれば同伴を検討する価値があります。一方で本人が一人で行きたいと望むなら、宿泊先の予約や経路確認など事前準備を手伝う形でも十分なサポートになります。

付き添わないと子どもは寂しいと感じますか?

❓ Q&A

Q. 付き添わないと子どもは寂しいと感じますか?

A. そうとは限りません。河合塾の調査では、受験期に親がしてくれてうれしかったことの1位は「普段と変わらず接してくれた」で62.8%でした。付き添いの有無より、普段どおりの関わり方を保つことが受験生の安心につながると考えます。

付き添わない親ができる受験サポート

🔍 この章のポイント

付き添わないと決めても、親にできることはたくさんあります。当日だけでなく、受験期全体で見たサポートを時期別に紹介します。

受験前日までにできること

🧭 今日からできる準備

  • 受験日程・会場・交通手段を一覧にして家族で共有する
  • 遠方受験の宿泊先は早めに予約する(試験会場付近は混み合いやすい)
  • 家族全員の体調管理を意識する(大幸薬品の調査では、当日のトラブルで最も多かったのは受験生本人の体調不良)
  • 学習面の不安が大きい場合は、塾・家庭教師など相談できる大人を確保しておく

学習環境を見直したい場合は、塾・家庭教師の比較ランキングで特徴を比べられます。

受験当日の朝にできること

🧭 送り出しのポイント

  • いつもどおりの時間に起こし、いつもどおりの朝食を用意する
  • 持ち物確認は本人に任せ、親は「受験票と時計だけ」最後に一緒に確認する
  • 声かけは短く。「いってらっしゃい」「帰りを待ってるね」程度で十分
  • 交通機関の遅延情報を親がチェックし、必要なら連絡する

試験後と結果待ちの期間にできること

✏️ 試験後の関わり方で差がつく

私が指導してきた受験生を見ていて感じるのは、試験が終わった直後の家庭での一言が、翌日以降の受験に影響するということです。「どうだった?」と聞きたくなる気持ちは自然ですが、大学受験は連日続くことも多く、終わった試験を反省するより次の試験に気持ちを切り替えることが大切です。

共通テストのように自己採点がある試験では、採点の結果を見て親が一喜一憂しないことも大切です。自己採点の手順は共通テスト後の自己採点のやり方で解説しています。

まとめ:大学受験の親同伴の割合と判断のポイント

🎯 この記事のまとめ

  • 大学受験で試験会場まで親が付き添う割合は約2割(22.2〜23.4%)
  • 小学校・中学・高校受験と比べると最も低いが、送迎まで含めると9割超が関わる
  • オープンキャンパス同行率は58.1%と過去最高で、親の関わりは全体として深まっている
  • 付き添ってもらった受験生の69.9%が「安心した」と回答
  • 保護者控室がない・車で入構できない試験場もあるため、事前に案内を確認する

付き添うかどうかは、周りの割合ではなく本人の希望を最優先に、「どこまで一緒に行くか」を出願時点で親子で決めておくことをおすすめします。

📋 付き添いが向いている家庭・向いていない家庭

付き添いが向いている一人で行くほうが向いている
本人が付き添いを希望している本人が一人・友人と行きたがっている
遠方受験・前泊が必要慣れた地域・模試で行った会場
体調や緊張に不安がある親のほうが緊張しやすい
親が落ち着いて送り出せる連日受験で親の負担が大きい

🎓 著者プロフィール

執筆者kouのプロフィール画像

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師

中学時代に早稲田アカデミーに通い、慶應義塾高校に合格。慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、指導歴は10年を超えます。現在はフリーランスのプロ家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校・浪人生・不登校・発達障害のある生徒の指導に携わっています。

この記事を書く理由:受験期の親子の関わり方について、生徒と保護者の双方から相談を受けてきました。どこにも忖度せず、データと指導経験の両面から、ご家庭が自分たちで判断するための材料をお届けしたいと考えています。

プロフィール/運営理念/プライバシーポリシー/お問い合わせ

📝 調査概要

  • 調査対象:大学受験における保護者の付き添い・同行に関する公表データ、共通テスト試験場の注意事項
  • 調査方法:公的機関・教育機関・企業の公表資料の文献調査/著者の指導経験に基づく考察
  • 調査実施日:2026年10月17日
  • 情報の限界:著者は大学の一般入試を受験生として経験していません。河合塾の調査は2017年実施の大学生600人、大幸薬品の調査は保護者1,000人を対象としたインターネット調査で、全国の受験生を代表する数値ではありません。保護者控室や自家用車の扱いは試験場ごとに異なり、本記事では佐賀大学試験場の例のみ確認しています。
  • 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告は含まれません)

🏷️ 記事情報

公開日:2026年10月17日/最終更新日:2026年10月17日
※情報変更があった場合は随時更新します。

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。