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龍谷大学の受験|2027年度の方式・日程・倍率を元塾講師が解説

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kou(教育系Webライター・プロ家庭教師)
指導歴10年超。中学時代に早稲田アカデミーから慶應義塾高校へ進学し、慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中から早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、現在は大学受験を含む幅広い受験指導を行っています。

公開日:2026年10月23日/最終更新日:2026年10月23日
※情報変更があった場合は随時更新します。
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🎯 結論

結論:龍谷大学の受験は、11月の公募推薦〔総合評価型〕から3月の後期日程まで受験機会が多く、方式の選び方で合格の近さが変わる入試です。ただし2026年度の倍率は公募推薦が約5.4倍、一般選抜前期(共通テスト併用方式を除く)が約4.8倍で、「推薦なら楽に受かる」入試ではありません。

📋 この記事で解決できる疑問

「龍谷大学を受けたいけれど、方式が多すぎて何を選べばいいのかわからない」とお悩みではありませんか。この記事では次の疑問に答えます。

  • 2027年度入試の日程と検定料はどうなっている?
  • 公募推薦・一般選抜・共通テスト利用はどう使い分ける?
  • スタンダード方式と高得点科目重視方式、自分はどちらが有利?
  • 倍率や合格最低点から見て、どのくらい取れば届く?
  • 新学部や手続き費用など、出願前に知っておくべき注意点は?

📝 執筆の前提と情報の限界

私は大学受験の指導経験はありますが、龍谷大学の受験生を担当した経験や、大学関係者への取材は行っていません。そのため本記事は、龍谷大学が公表する「入試ガイド2027」「入試情報サイト」「2026年度入試結果」を私が読み解き、受験指導の知見から方式の選び方を考察したものです。当サイトと龍谷大学の間に利害関係はありません。

  1. 龍谷大学の受験の全体像
    1. 龍谷大学とは?学部構成とキャンパス
    2. 2027年度入試の主な変更点
    3. 入試区分は大きく3つ
  2. 2027年度の入試日程と検定料
    1. 入試日程一覧(出願・試験日・合格発表)
    2. 検定料と複数出願の料金
    3. 試験地と受験料返還制度
    4. 学費と給付型の奨学金
  3. 入試方式ごとの特徴と選び方
    1. 公募推薦〔総合評価型〕のしくみ
    2. スタンダード方式と高得点科目重視方式の違い
    3. 中期・後期・共通テスト利用の使いどころ
    4. タイプ別・向いている方式の目安
  4. 倍率と合格最低点から見る難易度
    1. 2026年度の倍率は前年より上昇
    2. 合格最低点の得点率の目安
    3. 偏差値はどう見ればいい?
  5. 龍谷大学に合格するための対策
    1. 過去問の入手方法と使い方
    2. 時期別の対策スケジュール
    3. 塾・映像授業を使うなら
  6. 龍谷大学の受験で注意したいこと
    1. 公募推薦は「受かりやすい入試」ではない
    2. 入学申込金26万円は返還されない
    3. 新学部は過去データが使えない
  7. 龍谷大学の受験でよくある質問
    1. 龍谷大学の公募推薦入試は他大学と併願できますか?
    2. 英検などの英語資格は使えますか?
    3. 一般選抜前期日程の試験日は選べますか?
    4. 共通テスト利用入試は共通テストの後でも出願できますか?
    5. 龍谷大学の過去問はどこで手に入りますか?
    6. 龍谷大学の検定料はいくらですか?
  8. まとめ:龍谷大学の受験は方式選びと併願設計が鍵

龍谷大学の受験の全体像

🔰 まず押さえたいこと

龍谷大学の受験を考えるとき、最初に知っておきたいのは「どの学部が、どのキャンパスにあり、どの入試区分で受けられるか」です。2027年度は新学部の開設やキャンパス名の変更があるため、昨年度の情報のまま調べると混乱しやすい年です。

龍谷大学とは?学部構成とキャンパス

📌 龍谷大学の概要

龍谷大学は、1639年に西本願寺に設けられた「学寮」を起源とする、京都・滋賀にキャンパスを持つ私立総合大学です(龍谷大学公式サイト)。関西の私立大学では京都産業大学・近畿大学・甲南大学とあわせて「産近甲龍」と呼ばれ、併願先として名前が挙がることの多い大学です。

2027年度は文・経済・経営・心理・法・政策・国際・社会・農・理工・情報・環境サステナビリティの12学部で募集が行われます。京都の深草・大宮キャンパスと、滋賀の瀬田キャンパス(2027年4月から「びわ湖大津キャンパス」に名称変更)があります。

2027年度入試の主な変更点

📋 2027年度の変更点(大学公表資料より)

項目内容
新学部情報学部・環境サステナビリティ学部を2027年4月に開設予定
学部名称先端理工学部 → 理工学部
学科名称経済学部 現代経済学科 → 経済学科
キャンパス瀬田キャンパス → びわ湖大津キャンパス
文学部仏教学科に3領域を新設、歴史学科の一部専攻で定員拡大(予定)
推薦入試2026年度から「公募推薦入試(2教科型)」は「公募推薦入試〔総合評価型〕」に名称変更

💡 名称変更は「検索の落とし穴」になる

受験生を見ていて意外と多いのが、旧名称で調べて古い情報をつかんでしまうケースです。「2教科型」「先端理工学部」「瀬田」で検索すると、2025年度以前の配点や日程が出てくることがあります。過去問や体験記を探すときは旧名称、最新の要項を探すときは新名称と、意識して使い分けてください。

入試区分は大きく3つ

🔍 龍谷大学の主な入試区分

区分時期募集人員(2027年度)
公募推薦入試〔総合評価型〕11月734名
一般選抜入試(前期・中期・後期)1月下旬〜3月2,170名
共通テスト利用入試(前期・中期・後期)1月〜3月703名

出典:龍谷大学「入試ガイド2027」。このほか総合型選抜や専門高校等対象の推薦入試などがあります。大学受験全体の流れを確認したい方は、高1から高3までの受験の全手順もあわせてご覧ください。

2027年度の入試日程と検定料

📌 日程は「受験機会の多さ」を確認する場所

龍谷大学の入試は11月から3月まで続き、前期日程は3日間から試験日を選べます。ここでは公式発表の日程と検定料を一覧にし、併願の組み立て方につながる見方を整理します。

入試日程一覧(出願・試験日・合格発表)

📊 2027年度 龍谷大学の入試日程

入試出願期間試験日合格発表
公募推薦〔総合評価型〕2026/11/1〜11/1111/23・28・29から選択12/11
一般選抜 前期2027/1/4〜1/181/29・30・31から選択2/12
一般選抜 中期1/4〜2/22/14・15から選択2/26
一般選抜 後期2/4〜3/13/103/18
共通テスト利用 前期1/4〜1/17共通テスト(1/16・17)2/12
共通テスト利用 中期1/4〜2/3共通テスト(1/16・17)2/26
共通テスト利用 後期2/4〜3/7共通テスト(1/16・17)3/18

出典:龍谷大学 入試情報サイト(2026年10月23日参照)。出願期間最終日は23時59分00秒まで、受験料の納入期限はWeb入力の翌日までです。

龍谷大学 2027年度入試スケジュール2027年度 龍谷大学 入試スケジュール11月12月1月2月3月公募推薦一般 前期一般 中期一般 後期共テ利用 前期共テ利用 中・後期試験3日から選択1/29〜312/14・153/10共テ1/16・17後期は3/7まで出願可出願期間試験日出典:龍谷大学 入試情報サイト(2026年10月23日参照)

検定料と複数出願の料金

💰 2027年度の入学検定料

入試検定料
公募推薦〔総合評価型〕1出願目35,000円/同一試験日の2出願目以降は1出願につき+10,000円
一般選抜1出願目35,000円/同一試験日の2出願目以降は1出願につき+10,000円
共通テスト利用同一日程で2出願まで計20,000円、5出願まで計30,000円、6出願目以降は1出願につき+7,000円

出典:龍谷大学「入試ガイド2027」。公募推薦・一般選抜と組み合わせる場合は別途料金が必要です。

✏️ 「同じ日に複数出願」が費用対効果の高い受け方

龍谷大学は、同じ試験日・同じ答案で複数の方式や学科に出願できる設計です。たとえば同じ日に「スタンダード方式」と「高得点科目重視方式」を両方出しても、追加は1万円で済みます。同じ1日の試験で合否判定のチャンスを増やせるので、私が指導する立場なら、まず受験日を絞り、その日に複数出願する組み方を検討してもらいます。

🧮 共通テスト利用は「出すほど1出願が安くなる」

共通テスト利用入試の料金を1出願あたりに直すと、2出願なら10,000円、5出願なら6,000円です。共通テストを受けた答案をそのまま使えるため、学科をまたいで5出願まで広げると、一般選抜の1出願(35,000円)より安く合格の機会を増やせます。国公立志望で私立の押さえを探している人には、とくに使いやすい設計だと考えます。

📝 費用情報についての注記

本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は各大学の公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。

試験地と受験料返還制度

🏢 試験地は全国28か所

試験地は札幌・仙台・東京・名古屋・京都・大阪・福岡・沖縄など全国28か所です。学内の試験会場は、環境サステナビリティ・情報・理工・農学部が大津、経済・経営・法・政策・国際・社会学部が京都です。

また、一般選抜前期で合格した学部・学科等と同じ中期日程の出願分は、中期の独自試験を1科目も受けなければ手数料1,000円を差し引いて受験料が返還される制度があります(共通テスト利用入試は対象外)。

学費と給付型の奨学金

💰 入学時の費用と「ひとり暮らし支援奨学金」

入学手続Ⅰの入学申込金は260,000円です。学部別の初年度納入金は、本記事では掲載値を正確に照合できなかったため記載していません。龍谷大学の学費・諸会費(予定額)で確認してください。

自宅外から通う人向けには、返還不要で200,000円を給付する「ひとり暮らし支援奨学金」(採用上限100名)があります。対象は一般選抜前期・中期と共通テスト利用前期・中期の受験者で、給与所得者の場合は年収800万円以下などの基準があります。

出典:龍谷大学「入試ガイド2027」。詳細は大学の奨学金ページをご確認ください。

入試方式ごとの特徴と選び方

⚖️ 方式選びで合否が動く

龍谷大学の入試は、同じ学科でも配点の違う方式が複数並んでいます。自分の得点パターンに合う方式を選ぶだけで、同じ答案でも合否が変わる可能性があります。

公募推薦〔総合評価型〕のしくみ

📋 公募推薦〔総合評価型〕の主な方式

方式配点
スタンダード方式英語100+国語100+調査書50=250点
英語資格試験利用方式英語100+国語100+英語資格100=300点
2科目方式英語100+国語100=200点
高得点科目重視方式高得点1科目×2+残り1科目=300点
英語重視方式英語×3+国語=400点(一部学科)

出典:龍谷大学「入試ガイド2027」(文系型の例)。全方式で事前課題「大学入学希望理由」(200〜400字)の提出が必要です。試験は英語70分・国語60分のマーク式です。理系型の科目は入学試験要項で確認してください。

💬 調査書50点は「何点分の差」になるか

スタンダード方式の調査書点は「全体の学習成績の状況」を10倍した値です。評定4.3なら43点、評定3.5なら35点で、差は8点。英語100点満点のテストで8点を上積みするのは、直前期には簡単ではありません。

逆に言えば、評定が高い人はスタンダード方式、評定に自信がない人は2科目方式や高得点科目重視方式を併せて出すのが合理的です。評定は高3の1学期までで確定するので、出願前に自分の数字で計算しておきましょう。調査書の発行時期は調査書の申請時期と期限で確認できます。

スタンダード方式と高得点科目重視方式の違い

🆚 一般選抜前期の代表的な2方式(心理学部の例)

方式科目満点
スタンダード方式国語・英語・選択1教科(数学・地歴・公民から)各100点300点
高得点科目重視方式同じ3教科のうち最高得点の1教科を2倍400点

出典:ベネッセ「マナビジョン」龍谷大学 一般選抜の入試情報(2027年度)。配点は学部・学科で異なります。

🧮 得点パターン別に計算するとこうなる

得点(英・国・選択)スタンダード高得点科目重視
70・70・70(均等型)210/300=70.0%280/400=70.0%
85・60・65(得意科目型)210/300=70.0%295/400=73.8%

3教科の合計が同じでも、1科目が突出している人ほど高得点科目重視方式で得点率が上がります。私が指導する立場なら、模試の科目別偏差値に5程度以上の開きがある生徒には、この方式を併願候補に入れることを目安にします。反対に均等型の人は、どちらを出しても大きくは変わりません。

※上の表は仮の得点による試算です。実際の合否は方式ごとの合格最低点で決まります。

中期・後期・共通テスト利用の使いどころ

📋 後半日程の特徴

  • 中期日程:2月中旬。前期の結果を見る前に出願を決める必要があります(出願締切2/2)。
  • 後期日程:3月10日。前期・中期より科目数が少ない2教科型が中心で、国語の選択は環境サステナビリティ学部と農学部に限られます。
  • 共通テスト利用:前期は共通テスト当日まで、中期は自己採点後、後期は国公立大学の受験後も出願できます。

共通テストの自己採点を出願判断にどう使うかは、共通テストリサーチの判定の見方が参考になります。

タイプ別・向いている方式の目安

🔍 あなたに合う方式の早見表

受験生のタイプ検討したい方式
評定が高く、英語・国語が安定公募推薦スタンダード方式
英検など英語資格を持っている公募推薦 英語資格試験利用方式、共テ併用方式
得意科目が1つ突出高得点科目重視方式(推薦・一般とも)
国公立が第一志望共通テスト利用(前期・中期)
前期で手応えがなかった中期・後期、共通テスト利用後期

倍率と合格最低点から見る難易度

📊 「何割取れば届くか」を数字で確認する

龍谷大学は入試結果として方式別・学科別の志願者数、合格者数、合格最低点を公表しています。偏差値よりも直接的な目安になるのが、この合格最低点です。

2026年度の倍率は前年より上昇

📊 方式別の全体倍率(全学合計)

入試受験者数合格者数実質倍率
公募推薦〔総合評価型〕2026年度39,9817,421約5.4倍
一般選抜前期(併用除く)2026年度29,3136,087約4.8倍
一般選抜前期(併用除く)2025年度27,1136,845約4.0倍

出典:龍谷大学 2026年度学部入試結果(2026年10月23日参照)。倍率は受験者数÷合格者数で筆者が算出。受験者数は延べ数です。

龍谷大学 方式別実質倍率方式別の実質倍率(全学合計)01倍2倍3倍4倍5倍一般前期 2025一般前期 2026公募推薦 20263.96倍4.82倍5.39倍出典:龍谷大学 2026年度学部入試結果より筆者算出(一般前期は共通テスト併用方式を除く)

💬 倍率上昇をどう受け止めるか

一般選抜前期の全体倍率は、1年で約4.0倍から約4.8倍に上がりました。受験者は約2,200人増え、合格者は約760人減っています。「去年の合格最低点なら届く」という前提は少し危ういと私は考えます。前年の最低点に5〜10点程度の余裕を持たせて目標点を決めるのが安全です。

合格最低点の得点率の目安

🔢 前期スタンダード方式の合格最低点(2026年度)

2026年度一般選抜前期(共通テスト併用方式を除く)のスタンダード方式では、合格最低点の得点率が文系の学科でおおむね5割強〜7割弱、理系の学科で4割〜6割程度に分布していました。同じ大学でも学科によって10ポイント以上の差があります。

出典:龍谷大学 2026年度学部入試結果(一般選抜前期日程)の掲載値を筆者が読み取り。学科名と数値の対応は筆者が個別に照合していないため、志望学科の合格最低点は必ず大学公表資料で確認してください。

偏差値はどう見ればいい?

ℹ️ 偏差値は「模試会社ごとの物差し」

龍谷大学の偏差値は、河合塾・駿台・ベネッセなど模試会社ごとに基準が違うため、数字だけを比べても意味がありません。本記事では特定の偏差値は掲載せず、大学公表の合格最低点を基準にしています。模試会社のボーダーを使う場合は、ボーダーの見方と注意点を押さえたうえで、同じ模試の数字同士で比べてください。

龍谷大学に合格するための対策

🧭 対策は「方式を決めてから」

方式によって必要な科目数も配点も違うため、対策は出願方式を仮決めしてから組み立てるのが効率的です。ここでは、どの方式でも共通する準備と時期別の進め方を紹介します。

過去問の入手方法と使い方

📚 過去問の入手先

  • 龍谷大学公式サイトからの過去問題の資料請求
  • 市販の大学別過去問集
  • 大学が案内する入試直前対策講座・入試対策WEB講座

✏️ 試験日を選べる大学ほど「日程ごとの癖」より「時間配分」

試験日を複数から選べる入試では、日によって問題は変わっても形式は共通です。私が過去問演習で勧めているのは、1回目は時間無制限で解き、2回目以降は本番より5分短い時間で解くことです。公募推薦の英語は70分のマーク式なので、長文に何分使うかを事前に決めておくだけで、当日の焦りがかなり減ります。

時期別の対策スケジュール

📋 高3の時期別ステップ

① 〜9月:基礎の総仕上げ。英単語・文法、現代文の読解法、選択科目の通史を固める。
② 10月:公募推薦の過去問に着手。事前課題(大学入学希望理由)を下書きする。
③ 11月:公募推薦を受験。結果を待たずに一般選抜の過去問へ移る。
④ 12月〜1月:前期日程の過去問を本番形式で反復。共通テスト利用の出願校を決める。
⑤ 2月〜3月:前期の結果を見て中期・後期・共通テスト利用後期を活用する。

塾・映像授業を使うなら

📌 費用を抑えて基礎を固める選択肢

龍谷大学のように英語・国語・選択1教科で受けられる私立大学では、映像授業で基礎を固め、過去問演習を自分で回す方法も現実的です。高1・高2ならスタサプ高校講座の実態、が参考になります。

高3から始めるなら、スタサプ大学受験講座の評判で講座の中身を確認できます。

ただし映像授業だけで足りるかは自己管理力次第です。スタサプだけで大学受験に挑む場合の限界も確認したうえで判断してください。

龍谷大学の受験で注意したいこと

⚠️ 出願前に知っておきたい注意点

受験機会が多い入試は便利な反面、費用やスケジュールの読み違いが起きやすくなります。ここでは、受験生や保護者が見落としやすい点を整理します。

公募推薦は「受かりやすい入試」ではない

❗ 公募推薦の倍率は一般選抜前期より高い

2026年度の公募推薦〔総合評価型〕の全体倍率は約5.4倍で、一般選抜前期(約4.8倍)を上回りました。公募推薦は学力試験で決まる入試なので、推薦の結果を待ってから一般選抜の勉強を始めると、不合格だった場合に立て直す時間が足りなくなります。

入学申込金26万円は返還されない

📉 手続き費用の注意点

入学手続Ⅰで納める入学申込金260,000円は返還されません。延納制度で入学手続Ⅱ(残りの入学時納入金)は公募推薦なら3月11日、一般選抜・共通テスト利用の前期・中期なら3月24日まで延ばせますが、第一志望の発表前に26万円を払うかどうかは、ご家庭で事前に決めておく必要があります。

出典:龍谷大学「入試ガイド2027」。2027年度の学費は予定額です。

新学部は過去データが使えない

🔺 情報学部・環境サステナビリティ学部

2027年4月開設予定の新学部は、過去の倍率や合格最低点がありません。新学部は志願者数が読みにくく、倍率が想定より高くも低くもなり得ます。新学部だけに絞らず、既存学部と組み合わせて出願すると、予測の外れによるリスクを抑えられます。

📝 進路選択についての注記

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。最終的な判断は大学の入試窓口や在籍校の先生にもご相談ください。

龍谷大学の受験でよくある質問

❓ 受験生・保護者から出やすい疑問

出願直前に確認されることの多い疑問を、公式発表に基づいてまとめました。

龍谷大学の公募推薦入試は他大学と併願できますか?

❓ Q&A

A. 併願できます。龍谷大学は他大学併願者向けに入学手続Ⅱの延納制度を設けており、公募推薦入試〔総合評価型〕では2027年3月11日まで入学手続Ⅱの納入を延長できます。ただし入学手続Ⅰの入学申込金260,000円は返還されません。

英検などの英語資格は使えますか?

❓ Q&A

A. 使えます。龍谷大学はすべての入試日程で英語資格検定試験のスコアを活用できるとしています。対象は2024年4月1日以降に受検したスコアで、換算方法は方式ごとに異なるため入学試験要項で確認してください。

一般選抜前期日程の試験日は選べますか?

❓ Q&A

A. 選べます。2027年度の前期日程は1月29日・30日・31日の3日間から受験日を選べ、複数日の受験も可能です。中期日程は2月14日・15日の2日間です。

共通テスト利用入試は共通テストの後でも出願できますか?

❓ Q&A

A. 日程によって異なります。前期日程は共通テスト当日の1月17日まで、中期日程は自己採点後に出願できる2月3日まで、後期日程は国公立大学の受験後も出願できる3月7日までが出願期間です。

龍谷大学の過去問はどこで手に入りますか?

❓ Q&A

A. 龍谷大学の公式サイトから過去問題の資料請求ができます。市販の過去問集と併せ、受験する方式・日程と同じ形式の問題から取り組むのが効率的です。

龍谷大学の検定料はいくらですか?

❓ Q&A

A. 2027年度の公募推薦入試と一般選抜入試は1出願目35,000円で、同一試験日に2出願目以降を追加すると1出願につき10,000円です。共通テスト利用入試は同一日程で2出願まで20,000円、5出願まで30,000円、6出願目以降は1出願につき7,000円が加算されます。

まとめ:龍谷大学の受験は方式選びと併願設計が鍵

🎯 この記事のまとめ

  • 2027年度は情報学部・環境サステナビリティ学部の新設、理工学部への改称、びわ湖大津キャンパスへの名称変更がある
  • 受験機会は11月の公募推薦から3月の後期まで。前期は3日間から試験日を選べる
  • 同一試験日の追加出願は1万円。得点パターンに合う方式を重ねて出すのが効率的
  • 2026年度の倍率は公募推薦約5.4倍、一般前期約4.8倍で、前年より厳しくなった

自分の評定と科目別の得点パターンを数字で把握し、それに合う方式を複数組み合わせることが、龍谷大学の合格に近づく一番の近道だと私は考えます。

✅ 龍谷大学の受験に向いている人

  • 英語・国語を中心に3教科以内で受験したい人
  • 得意科目が1つあり、それを得点源にしたい人
  • 公募推薦と一般選抜で受験機会を複数確保したい人
  • 京都・滋賀で幅広い学部から選びたい人

⚠️ 慎重に検討したい人

  • 推薦だけで決めたいと考えている人(一般選抜の準備は並行して必要)
  • 発表前に入学申込金26万円を払う余裕がないご家庭
  • 新学部の過去データのなさに不安を感じる人

🧭 次の一歩

まずは龍谷大学の入試情報ページで志望学科の入学試験要項を確認し、自分の評定と模試の科目別得点で、どの方式が有利かを計算してみてください。

🎓 著者プロフィール

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kou(教育系Webライター・プロ家庭教師)

指導歴10年超。中学時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高校に合格、慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導しました。現在はフリーランスのプロ家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験、中高一貫校生、浪人生、不登校や発達障害のあるお子さまの指導に携わっています。

この記事を書く資格がある理由:私立大学の多方式入試で、生徒の得点パターンに合わせた方式選びや併願設計を指導してきた経験があるためです。本記事ではその視点で、龍谷大学の公表資料を読み解きました。

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📝 調査概要

  • 調査対象:龍谷大学の2027年度入試制度(日程・方式・配点・検定料・手続)と2025・2026年度入試結果
  • 調査方法:公式サイト調査、大学公表資料(入試ガイド・入試結果)の文献調査、著者の受験指導の知見
  • 調査実施日:2026年10月23日
  • 情報の限界:龍谷大学の受験生の指導経験、在学生・大学関係者への取材はありません。学科別の配点は学部ごとに異なるため一部の例のみ掲載しています。新学部の入試結果は存在しません。学部別の初年度納入金と、合格最低点の学科別の対応は筆者が照合できていないため、数値を掲載していません。
  • 利益相反の有無:なし(龍谷大学および本記事で紹介したサービスとの金銭的な関係はありません)

📚 参考文献・引用元

🏷️ 記事情報

公開日:2026年10月23日/最終更新日:2026年10月23日
※情報変更があった場合は随時更新します。