当サイトはプロモーションを含みます。一部の記事にアフィリエイト広告を掲載し、全ページにGoogleアドセンス広告を掲載しております。

てこの原理を中学受験で攻略|元塾講師が解き方と頻出パターンを解説

アイキャッチ

📝 広告掲載について

本記事にはアフィリエイト広告を掲載していません。当サイトは記事によってアフィリエイト広告を掲載することがありますが、その場合も記事の内容・評価の公正性が損なわれることはなく、メリット・デメリットの双方を公正に情報提供しています。PR表記の考え方は消費者庁・景品表示法のページに準拠しています。

🎓 この記事を書いた人

著者kouのプロフィール画像

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師

指導歴10年超。中学時代に早稲田アカデミーへ通い慶應義塾高等学校に合格、慶應義塾大学経済学部卒。在学中は早稲田アカデミーで受験生を指導し、現在はフリーのプロ家庭教師として中学受験生の理科・算数も担当しています。

プロフィール|運営理念|プライバシーポリシー|お問い合わせ

公開日:2026年10月15日/最終更新日:2026年10月15日
※情報変更があった場合は随時更新します。

🎯 結論

結論:中学受験の「てこの原理」は、「重さ×支点からの距離」が左右で等しくなるという1つのルールと、図の書き方の型を身につければ得点源にできる単元です。

「比で解くのか式で解くのか分からない」「棒の重さが出てくると急に手が止まる」——てこは、お子さんがそう言って算数と理科の境目でつまずきやすい単元です。私自身、受験生としてこの単元を通り、講師・家庭教師としては多くの小学生にてこを教えてきました。その経験から言えるのは、てこが苦手な子の多くは計算力ではなく「図に情報を書き込む手順」で崩れているということです。

📋 この記事で解決できる疑問

  • てこの原理とは何か、小学校の授業と中学受験では何が違うのか
  • てこの計算をミスなく解く基本手順
  • 棒の重さ・ばねばかり・輪軸など、頻出パターンの考え方
  • てこが苦手な子のつまずきと、家庭でできるサポート
  • いつ・どの順番で学べば得点源になるのか

読み終えるころには、お子さんがどこでつまずいているかを見極め、家庭で声をかけるポイントが分かるはずです。なお、本記事は文部科学省の学習指導要領などの公開情報と、私自身の指導経験に基づいて執筆しています。特定の塾・教材の宣伝を目的とした記事ではありません。

  1. てこの原理とは?中学受験で問われる基本
    1. てこの原理とは「支点のまわりで回す力がつり合うこと」
    2. 支点・力点・作用点と3種類のてこ
    3. 小学校の授業と中学受験の「てこ」はどこが違う?
  2. てこの計算の解き方|基本の3ステップ
    1. モーメント(重さ×支点からの距離)の計算方法
    2. てこの問題を解く基本の3ステップ
    3. 支点にかかる力(上向きの力)の求め方
  3. 中学受験で頻出のてこ問題パターンと攻略法
    1. 棒の重さを考える問題(重心の考え方)
    2. ばねばかりや糸で棒をつるす問題
    3. 複数のおもり・連結したてこの問題
    4. 輪軸・滑車と組み合わせた応用問題
  4. てこが苦手な子のつまずきと家庭でのサポート
    1. 指導現場で見てきた典型的なつまずき3つ
    2. 家庭でできる身近な道具を使った確認
  5. てこの学習で注意したいこと
    1. 公式の丸暗記だけでは応用問題に対応しにくい
    2. 志望校の出題傾向によって優先度は変わる
    3. 映像授業や通信教材だけで仕上げる場合の注意点
  6. てこの原理と中学受験に関するよくある質問
    1. てこの原理は小学校の何年生で習いますか?
    2. てこの問題は比と式のどちらで解くべきですか?
    3. 棒の重さがある問題はどう考えればいいですか?
    4. てこが苦手でも中学受験に間に合いますか?
    5. てこと輪軸・滑車はまとめて学ぶべきですか?
  7. てこを得点源にするための学習ステップ
    1. 今日から始める4段階の練習法
    2. 受験学年までの全体計画の中で位置づける
  8. まとめ:てこの原理は中学受験で得点源にできる単元

てこの原理とは?中学受験で問われる基本

📌 この章の内容

はさみや栓抜きのように、小さな力で大きな力を生み出す道具はすべて「てこ」です。この章では、てこの原理の定義と3つの点、そして小学校の授業と中学受験の出題レベルの違いを整理します。

てこの原理とは「支点のまわりで回す力がつり合うこと」

🔰 てこの原理の定義

てこの原理とは、棒を支点で支えたとき、支点の左右で「おもりの重さ×支点からの距離」が等しいと棒は水平につり合うというきまりです。この「重さ×距離」は棒を回そうとするはたらきの大きさを表し、物理では「モーメント」と呼びます。受験参考書でも、この語や「回転させるはたらき」という言い方がよく使われます。

言いかえると、支点から遠い位置ほど、軽い力で棒を回せるということです。くぎ抜きの持ち手が長いのは、この性質を利用しているからです。

支点・力点・作用点と3種類のてこ

📊 3つの点の並び方で分けるてこの種類

てこには、支点(棒を支える点)、力点(力を加える点)、作用点(ものに力がはたらく点)の3つがあります。真ん中にどの点が来るかで、道具の性質が変わります。

真ん中の点身近な道具の例性質
支点はさみ・くぎ抜き・ペンチ・シーソー支点からの距離しだいで、小さな力にも大きな動きにもできる
作用点栓抜き・穴あけパンチ・空き缶つぶし器力点が支点から遠く、小さな力で大きな力を出せる
力点ピンセット・トング・和ばさみ必要な力は大きくなるが、細かい作業がしやすい

💡 道具の分類問題で迷わないコツ

私が教えるときは、道具を見たらまず「どこを押さえて動かないか(支点)」から探すよう伝えています。力点や作用点から探すと、ピンセットのように力点が真ん中にある道具で混乱しやすいからです。支点さえ決まれば、指で押す場所が力点、ものをはさむ場所が作用点と自然に決まります。

小学校の授業と中学受験の「てこ」はどこが違う?

⚖️ 学校の学習内容と入試の出題レベル

文部科学省の小学校学習指導要領では、てこは第6学年の理科「てこの規則性」で扱われ、てこのつり合いのきまりや、身の回りの道具での利用を実験を通して学ぶ内容です。

一方、中学受験では学校の範囲を土台にしながら、棒の重さ・複数のおもり・ばねばかり・輪軸との組み合わせなど、計算を何段階も重ねる問題が出題されます。学校のテストで満点でも、入試問題では手が止まることが珍しくないのはこの差によるものです。

✏️ 理科の中での「てこ」の位置づけ

てこは理科の中でも、算数の比・逆比の力がそのまま点数に直結する「計算系」の代表格です。物理分野のほかの単元とあわせた理科全体の対策は理科の頻出4分野と学年別の勉強法で整理していますので、てこの位置づけを確認したい方は参考にしてください。

💡 てこは中学校の理科でも再登場する

てこの考え方は、中学受験で終わりではありません。中学3年の理科では「仕事とエネルギー」の単元で、てこや滑車が「道具を使っても仕事の大きさは変わらない」という視点から再び登場します。私は中学受験生と高校受験生の両方を指導してきましたが、小学生のうちに「力×距離」で考える習慣がついた子は、中学の物理でも式の意味を取り違えにくいと感じています。中学での学び方は高校受験の理科の時期別・単元別の対策で解説しています。

てこの計算の解き方|基本の3ステップ

📌 この章の内容

てこの計算問題は、どれほど複雑に見えても同じ手順で解けます。ここでは基本となるモーメントの式、ミスを防ぐ3ステップ、見落としやすい「支点にかかる力」の求め方を、例題つきで解説します。

モーメント(重さ×支点からの距離)の計算方法

🧮 つり合いの式

(左側のおもりの重さ×支点からの距離の合計)=(右側のおもりの重さ×支点からの距離の合計)

例題:支点から左に20cmの位置に30g、右に15cmの位置に□gのおもりをつるすと棒が水平になった。□は何gか。

左のモーメントは30×20=600。右は□×15なので、□=600÷15=40gです。

📊 図で見る:距離と必要な重さの関係

てこのつり合いと距離・重さの反比例関係例題:30g×20cm = □g×15cm支点30g□g20cm15cm600 ÷ 15 = 40g / 支点にかかる力 = 30+40 = 70g左のモーメントが600のとき、右に必要な重さ120g5cm60g10cm40g15cm30g20cm20g30cm支点からの距離(距離が2倍になると、必要な重さは2分の1)出典:著者作成(重さ×距離=600が一定となる計算値/棒の重さは考えない)

💡 「比」で解く方法との関係

重さと距離は反比例の関係なので、距離の比が20:15=4:3なら、重さの比は逆の3:4になります。30gが「3」にあたるので、1あたり10g、□は「4」で40gです。

私の指導では、まず式で全問解けるようにしてから比に移る順番を守ってもらっています。比は速い反面、おもりが3個以上になると逆比が使えず、式に戻れない子がそこで崩れるからです。逆比の考え方そのものは算数の比の単元と共通ですので、算数の学年別の勉強法とあわせて固めると効率的です。

てこの問題を解く基本の3ステップ

🔢 どんな問題でも使える手順

① 支点を決めて図に書き込む
問題文の数字(重さ・距離)をすべて図に書き込み、距離は「支点から」の長さに書き直します。端からの距離のまま計算するのが最も多いミスです。
② 左回り・右回りに分ける
支点を中心に、棒を左に回そうとする力と右に回そうとする力を分けます。上向きの力(ばねばかり・糸)は、向きに注意して逆回りに数えます。
③ 「左回りの合計=右回りの合計」で式を立てる
それぞれ「重さ×距離」を合計して等号で結び、□を求めます。最後に、求めた値を図に書き戻して検算します。

支点にかかる力(上向きの力)の求め方

🔍 上下の力のつり合い

棒が静止しているとき、回す力だけでなく上向きの力と下向きの力もつり合っています。支点(または棒をつるす糸)には、棒にかかる下向きの力の合計と同じ大きさの力がかかります。

先ほどの例題なら、支点にかかる力は30+40=70gです。棒に重さがある場合は、その重さも足します。入試では「支点にかかる力」や「天井の糸が引く力」を問う小問が続くことが多く、ここを落とすと連続で失点しかねません。

中学受験で頻出のてこ問題パターンと攻略法

📌 この章の内容

入試のてこ問題は、基本の式にいくつかの「ひねり」を加えた形がほとんどです。ここでは代表的な4パターンと、それぞれで押さえるべき考え方を例題つきで紹介します。

棒の重さを考える問題(重心の考え方)

🔍 棒の重さは「真ん中にかかるおもり」

太さが均一な棒なら、棒の重さはすべて棒の真ん中(重心)にかかると考えます。

例題:長さ100cm・重さ40gの均一な棒を、左端から20cmの点で支えた。左端に何gのおもりをつるすと水平になるか。

重心は左端から50cm、つまり支点から右に30cmの位置です。右回りは40×30=1200、左回りは□×20なので、□=60g。このとき支点にかかる力は60+40=100gになります。

ばねばかりや糸で棒をつるす問題

🔍 「片方のつるし点を支点とみなす」

棒の両端をばねばかりでつるす問題は、支点が2つあるように見えて戸惑う子が多いパターンです。どちらか一方のつるし点を仮の支点とみなすと、ふつうのてこと同じ式で解けます。

例題:長さ60cm・重さ30gの均一な棒の両端をばねばかりA(左)・B(右)でつるし、左端から20cmの位置に60gのおもりをつるした。A・Bはそれぞれ何gを示すか。

Aを支点とみなすと、右回りは30×30+60×20=2100、左回り(Bが引く力)はB×60なので、B=35g。全体の重さは30+60=90gなので、A=90-35=55gです。

複数のおもり・連結したてこの問題

🔍 連結は「下の段から」順に

棒の先に別の棒をつるす「連結したてこ(モビール型)」は、いちばん下の棒から順に解き、その棒全体を1つのおもりとして上の棒に渡すのが鉄則です。下の棒をつるす糸には、下の棒にかかる重さの合計がかかります。

おもりが3個以上ある問題では、左回り・右回りそれぞれの合計を表にまとめると、計算の抜けを防げます。

輪軸・滑車と組み合わせた応用問題

🔍 輪軸は「半径を距離とみなすてこ」

輪軸は、大きさの違う輪を同じ軸に固定した道具で、中心を支点、それぞれの輪の半径を「支点からの距離」とみなせば、てこと同じ式で解けます。例えば半径30cmの大輪と半径10cmの小輪の輪軸で、小輪に90gをつるすなら、大輪には90×10÷30=30gをつるすとつり合います。

滑車はてことは考え方が少し異なり、動滑車では滑車の重さを考えない場合、ひもを引く力はおもりの半分になります。入試では「輪軸+動滑車」「てこ+滑車」のように組み合わさるため、どの部分をてこ・輪軸・滑車のどれとして見るかを区切って考えることが大切です。

🆚 頻出パターン別・攻略ポイント一覧

パターンつまずきやすい点攻略ポイント
基本のつり合い端からの距離で計算する距離を「支点から」に書き直す
棒の重さあり棒の重さを忘れる重心におもりを書き足す
ばねばかり2本支点が分からない片方のつるし点を支点とみなす
連結したてこ上から解き始める下の棒から順に解く
輪軸・滑車道具の区別があいまい部分ごとに区切って考える

てこが苦手な子のつまずきと家庭でのサポート

📌 この章の内容

てこの点数が伸びない原因は、お子さんによって異なります。ここでは私が指導の中で繰り返し見てきたつまずきの型と、保護者の方が家庭でできる関わり方をお伝えします。

指導現場で見てきた典型的なつまずき3つ

🗣️ 私が見てきたつまずきの型

  • 図を書かずに頭の中で計算する:数字が3つ以上になると、どの重さとどの距離を掛けるかが混ざります。
  • 距離を「端から」のまま使う:問題文の「左端から20cm」をそのまま式に入れてしまうミスです。
  • 回る向きを考えない:ばねばかりのような上向きの力を、おもりと同じ側に数えてしまいます。

3つに共通するのは、計算の前段階である「情報の整理」が抜けていることです。計算練習を増やしても改善しにくく、図の書き方を矯正すると急に正答率が上がる子が多いと感じています。

私が実際に矯正するときは、次の3つのルールを決めて守らせています。①距離は必ず支点から矢印を引いて書く、②上向きの力(ばねばかり・糸)は赤など色を変えて書く、③式を立てる前に「左回り」「右回り」と声に出して指差す、の3つです。計算の前に図を完成させる習慣がつくと、新しいパターンの問題にも同じ手順で入っていけるようになります。

家庭でできる身近な道具を使った確認

✅ 家庭で試せること

  • 定規と消しゴムでつり合いを確かめる:鉛筆を支点にして、消しゴムの位置を変えると傾きが変わることを体感できます。
  • はさみ・栓抜き・トングの支点を探す:「動かない場所はどこ?」と問いかけるだけで、3種類のてこの区別が身につきます。
  • 解き終わった図を説明してもらう:保護者が答えを知らなくても、「どこが支点で、何と何を掛けたの?」と聞けば、図の書き方の抜けが見えます。

💬 家庭で教えるときの注意

保護者の方が自分で解き方を教える場合、つい「逆比を使えば一瞬だよ」と近道を教えたくなりますが、塾で習っている解き方と食い違うと子どもが混乱する原因になります。まずは塾のノートの解き方に合わせることをおすすめします。家庭だけでのサポートが難しい場合は、学習塾・家庭教師の比較も参考に、第三者に任せる選択肢を検討してもよいと考えます。

てこの学習で注意したいこと

📌 この章の内容

てこは得点源にしやすい一方で、学び方を誤ると時間をかけても伸びない単元でもあります。ここでは学習を進めるうえで知っておきたい注意点を、デメリットも含めて正直にお伝えします。

公式の丸暗記だけでは応用問題に対応しにくい

⚠️ 「解き方の暗記」の限界

例題の解き方をパターンとして暗記するだけでは、問題の形が少し変わったときに対応できません。特に、棒が傾いている・支点が棒の端にあるといった設定では、暗記した解法が当てはまらないことがあります。例えば、棒を支点の位置で傾けても、左右の距離の比は変わらないため、水平のときつり合っていた棒は傾けてもつり合ったままです。こうした問題は、理由を理解していれば一瞬で答えられます。「なぜ重さ×距離で比べるのか」を言葉で説明できる状態を目指すことが、応用への近道です。

志望校の出題傾向によって優先度は変わる

⚠️ すべての学校で同じ比重ではない

てこは多くの塾で重点的に扱われる単元ですが、入試での出題頻度や難度は学校によって異なります。物理分野からの出題が少ない学校もあれば、てこと滑車の複合問題を大問で出す学校もあります。志望校の過去問で、てこを含む力学分野がどの程度出ているかを確認してから時間配分を決めることをおすすめします。

映像授業や通信教材だけで仕上げる場合の注意点

❌ 映像・通信教材のみで進める場合の弱点

映像授業は解説を何度も見直せる点が便利ですが、てこのように「自分で図を書く過程」に弱点がある単元では、誤りを指摘してくれる人がいないことがデメリットになります。映像教材で中学受験の対策がどこまでできるかはスタサプで中学受験は可能かを検証した記事で詳しくまとめています。

✏️ 教材を選ぶときの私の見方

てこの基本を学校の授業レベルから復習したい場合、映像授業は「最初の理解」には役立つと考えます。小学生向け講座の利用者の声や向き不向きはスタサプ小学講座の口コミ・評判で整理しています。いずれの教材でも、解いた図を誰かに見てもらう機会を別に確保できるかが、てこで伸びるかどうかの分かれ目になります。

📝 進路選択に関する注記

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。

てこの原理と中学受験に関するよくある質問

📌 この章の内容

保護者の方や受験生からよく寄せられる疑問に、Q&A形式でお答えします。

てこの原理は小学校の何年生で習いますか?

❓ 回答

小学校学習指導要領では、第6学年の理科で「てこの規則性」として学びます。中学受験塾では学校より早い時期に扱うことが多く、時期は塾のカリキュラムによって異なります。

てこの問題は比と式のどちらで解くべきですか?

❓ 回答

まずは「重さ×支点からの距離」の式で解けるようにし、慣れてから距離の比と重さの比が逆になる関係を使って速く解くのがおすすめです。式は複雑な問題でも崩れにくく、比は単純な問題で時間を短縮できます。

棒の重さがある問題はどう考えればいいですか?

❓ 回答

太さが均一な棒なら、棒の重さがすべて棒の真ん中(重心)にかかっていると考え、おもりの一つとして扱います。支点にかかる力を求めるときも棒の重さを忘れずに足します。

てこが苦手でも中学受験に間に合いますか?

❓ 回答

てこは解き方の型がはっきりした単元のため、基本の式と図の書き方を身につければ短期間で改善しやすい分野です。ただし残り期間や志望校の出題傾向によって優先度は変わるため、過去問で出題の有無を確認したうえで計画を立てることをおすすめします。

てこと輪軸・滑車はまとめて学ぶべきですか?

❓ 回答

輪軸はてこと同じ「回す力のつり合い」で解けるため、てこの直後に学ぶと理解しやすくなります。滑車はてことは考え方が少し異なるので、てこの基本が固まってから組み合わせ問題に進むのが安全です。

てこを得点源にするための学習ステップ

📌 この章の内容

ここまでの内容を、今日から取り組める順番に並べました。お子さんの現在地に合わせて、できていない段階から始めてください。

今日から始める4段階の練習法

🔢 てこを仕上げる順番

① 3種類のてこと身近な道具を区別できるようにする
支点から探す習慣をつけ、道具の分類問題を確実に取れるようにします。
② 棒の重さなしの基本問題を「式」で解く
図に距離を書き直す手順を、毎回声に出すくらい徹底します。
③ 棒の重さ・ばねばかりの問題に進む
重心におもりを書き足す、片方を支点とみなす、という2つの型を練習します。
④ 輪軸・滑車との複合問題と過去問に挑戦する
間違えた問題は図ごと記録し、同じ型のミスを繰り返していないか確認します。

受験学年までの全体計画の中で位置づける

🧭 次の一歩

てこは単元単体で仕上げるより、受験学年までの全体計画の中で「いつ・どこまで」を決めておくと、復習のタイミングを逃しにくくなります。学年ごとの全体像は中学受験の学年別ロードマップで確認できます。間違えた図の記録方法は、算数の間違いノートの作り方がてこの復習にもそのまま応用できます。

まとめ:てこの原理は中学受験で得点源にできる単元

🎯 この記事のまとめ

  • てこの原理は「重さ×支点からの距離」が左右で等しいとつり合うという1つのルール
  • 解き方は「支点を決めて図に書く→左回り・右回りに分ける→等号で結ぶ」の3ステップ
  • 棒の重さは重心に、ばねばかりは片方を支点に、連結は下の棒から考える
  • つまずきの多くは計算力ではなく、図への書き込み手順にある
  • 志望校の過去問で、力学分野の出題比重を確認してから時間を配分する

⭕ この記事の進め方が向いている人

  • てこの基本は分かるが、応用問題で手が止まる
  • 計算ミスが多く、どこで間違えたか分からない
  • 家庭で子どもの理科を見てあげたい保護者

❌ 別の対策を優先したほうがよい人

  • 比・逆比の計算そのものがまだ不安定(先に算数の比を固める)
  • 志望校で物理分野の出題がほとんどない
  • 入試直前で、得点源のほかの単元の仕上げが終わっていない

🎓 著者プロフィール

著者kouのプロフィール画像

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師

指導歴10年超。中学生時代に早稲田アカデミーへ通い、慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導しました。現在はフリーランスのプロ家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験のほか、中高一貫校生・浪人生・不登校・発達障害のあるお子さんの指導も行っています。

この記事を書く理由:中学受験生の理科・算数を指導する中で、てこは「型を知れば伸びるのに、図の書き方で損をしている子が多い単元」だと感じてきました。特定の塾や教材に偏らず、家庭で使える考え方をお伝えするために執筆しています。

プロフィール|運営理念|プライバシーポリシー|お問い合わせ

📚 調査概要

  • 調査対象:中学受験理科「てこの原理」の学習内容と頻出の出題パターン
  • 調査方法:公的資料調査(文部科学省 学習指導要領)/著者の指導経験に基づく分析
  • 調査実施日:2026年10月15日
  • 情報の限界:特定の中学校の出題頻度を統計的に集計したデータは確認できなかったため、出題頻度の数値は掲載していません。記事中の例題はすべて著者が作成したもので、実際の入試問題ではありません。塾ごとのカリキュラム上の学習時期は塾によって異なります。
  • 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告は含まれません)

📚 参考文献・引用元

🏷️ 公開日・更新日

公開日:2026年10月15日/最終更新日:2026年10月15日
※情報変更があった場合は随時更新します。