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🎓 この記事を書いた人

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師
指導歴10年超。元早稲田アカデミー講師。中学受験・高校受験・大学受験を指導。慶應義塾高等学校・慶應義塾大学経済学部卒。
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公開日:2026年10月16日/最終更新日:2026年10月16日 ※情報変更があった場合は随時更新します。
🎯 結論
結論:首都圏の中学受験者数は2023年をピークに「高止まりの微減」です。首都圏模試センターの推定では2026年は52,050名・受験率18.06%で、少子化のなかでも受験率は過去最高水準が続いています。
ただし、ニュースで見る数字は調査機関によって3,000人近く違うことがあります。「増えた・減った」の見出しだけで判断せず、同じ機関の数字を時系列で比べることが、推移を正しく読む第一歩です。
📋 この記事でわかること
- 2026年の首都圏中学受験者数と受験率の最新データ
- 1991年からの3つのピークと、2020〜2026年の年別推移
- 首都圏模試センターと四谷大塚で数字が違う理由
- 小6児童数の減少予測から考える今後の見通し
- 推移データをわが子の受験判断に使うときの注意点
💬 この記事の立ち位置
「中学受験をする子が増えていると聞いて焦っている」「少子化だから今後は入りやすくなるのでは」――推移データは、そんな期待と不安の両方を生みやすい数字です。
私は早稲田アカデミーで講師として多くの受験生を指導し、現在もプロ家庭教師として中学受験生を担当しています。本記事の数値は公表資料の調査に基づくもので、私自身が集計したものではありません。そのうえで、現場の指導者として「この数字をどう読むか」をお伝えします。
中学受験者数の推移とは?最新データの要点
📌 この章の概要
そもそも「中学受験者数」とは誰が、どうやって数えている数字なのでしょうか。この章では定義と2026年の最新値を先に確認します。
中学受験者数とは?数字の定義と出どころ
🔍 定義
中学受験者数とは、私立・国立中学校の入試を実際に受けた子どもの人数(実人数)の推計値です。本記事で扱う数値は公的統計ではなく、首都圏模試センターや四谷大塚といった民間の模試・塾が、各校の入試結果などをもとに独自に推定・集計しています。
あわせて使われる「受験率」は、受験者数を小学6年生の児童数で割った割合です。少子化の影響を除いて「受験する子の割合」を見るための指標といえます。
2026年の首都圏私立・国立中学受験者数は52,050名
📊 2026年入試の速報値(首都圏模試センター推定)
| 項目 | 2026年 |
|---|---|
| 受験者数 | 52,050名(前年比250名減・99.5%) |
| 受験率 | 18.06%(過去3番目の高さ) |
| 過去最多 | 2023年の52,600名 |
| 位置づけ | 過去40年で4番目に多い水準 |
出典:首都圏模試センター(ONETES)受験情報ブログ(2026年2月19日公表・参照日2026年10月16日)
首都圏の中学受験者数・受験率の年別推移
📌 この章の概要
中学受験者数は、昔から右肩上がりだったわけではありません。長期の波と直近7年の動きを分けて見ると、今の状況がよりはっきりします。
1991年・2007年・2023年の3つのピーク
📋 長期推移の山(首都圏模試センター推定)
| 年 | 受験者数 | 背景として言われること |
|---|---|---|
| 1991年 | 51,000名 | 1回目のピーク(バブル景気の時期) |
| 2007年 | 50,500名 | 2回目のピーク |
| 2023年 | 52,600名 | 過去最多 |
| 2024年 | 52,400名 | 受験率18.12%で過去最高と報じられた |
| 2026年 | 52,050名 | 過去2回のピークを上回る水準を維持 |
出典:首都圏模試センター(ONETES)、2024年の受験率は現代ビジネス(2024年5月17日)(参照日2026年10月16日)
💡 元塾講師の読み方
本記事の調査範囲では、各ピークの間の年別推移までは確認できていません。そのうえで注目したいのは、2023年のピーク後も2024年52,400名、2025年52,300名、2026年52,050名と、3年連続で52,000名台を保っている点です。私はこの点を、中学受験が一時的なブームではなく、首都圏の進路選択の選択肢として定着してきたサインだと考えています。
2020〜2026年の受験者数と受験率一覧
📊 直近7年の推移(四谷大塚集計)
| 年度 | 受験者総数 | 小6児童数 | 受験率 |
|---|---|---|---|
| 2020 | 51,500人 | 297,280人 | 17.3% |
| 2021 | 52,000人 | 296,777人 | 17.5% |
| 2022 | 53,500人 | 295,321人 | 18.1% |
| 2023 | 54,700人 | 294,574人 | 18.6% |
| 2024 | 54,700人 | 289,201人 | 18.9% |
| 2025 | 55,000人 | 288,951人 | 19.0% |
| 2026 | 55,000人 | 288,173人 | 19.1% |
出典:四谷大塚集計(スクール21「2026年度の首都圏中学入試の振り返りと今後の展望」掲載、参照日2026年10月16日)。首都圏(1都3県)の数値。
小6児童数が減っても受験率は上がり続けている
📈 グラフで見る推移
下のグラフは、2つの集計の受験者数と、首都圏の小6児童数を並べたものです。児童数は2020年度から約9,000人減っているのに、受験者数は横ばい〜微増。つまり「子どもの数」ではなく「受験する割合」が上がることで、受験者数が支えられている構図です。
💬 グラフから読み取れること
注目してほしいのは、同じ2026年でも赤線(52,050名)と青線(55,000人)に約3,000人の差がある点です。どちらが正しい・間違いという話ではなく、集計の考え方が違うだけです。次の章で詳しく整理します。
調査機関で数字が違う理由と正しい読み方
📌 この章の概要
「受験者数は5万2千人」という記事もあれば「5万5千人」という記事もあります。どちらを信じればよいのでしょうか。
首都圏模試センターと四谷大塚の数字の違い
🆚 2026年の数字を並べると
| 項目 | 首都圏模試センター | 四谷大塚 |
|---|---|---|
| 受験者数 | 52,050名 | 55,000人 |
| 受験率 | 18.06% | 19.1% |
| 前年比 | 250名減(微減) | 前年と同数(横ばい) |
📝 差が出る理由について
どちらも民間の独自推計で、集計対象の範囲や推計方法が異なると考えられます。ただし、各社の算出方法の詳細や、公立中高一貫校の受検者を含むかどうかは、公表資料の範囲では確認できませんでした。本記事では「どちらが正確か」の断定はしていません。
「受験者数」「受験率」「出願数」を混同しない
⚠️ よくある読み違い
- 出願数(延べ数):1人が何校も出願するため、受験者数(実人数)よりはるかに大きくなります。人気校で「出願1万人超」と報じられても、受験者全体が増えたとは限りません。
- 受験率:児童数が減ると、受験者数が横ばいでも受験率は上がります。
- 前年比:異なる機関の数字をまたいで比べると、実態と違う増減に見えることがあります。
元塾講師が推移データを見るときの3つの視点
🎓 私が数字を見るときに意識していること
私が指導者として受験データを読むときは、次の3点を必ず確認します。
- 同じ機関の数字か:時系列で比べるのは、必ず同一の集計どうし。
- 全体か、個別校か:全体が微減でも、人気が集中する学校は倍率が上がることがあります。
- 実人数か、延べ数か:「出願者数」は併願の数だけ膨らみます。
全体の受験者数は、いわば「天気予報の全国概況」です。実際に傘が必要かどうかは、志望校という「地域の予報」を見ないと決められません。
実際、この記事の数字でも差が出ます。2023年→2024年は、首都圏模試センターでは52,600名→52,400名の「減少」、四谷大塚では54,700人→54,700人の「横ばい」です。同じ年なのに、どちらの数字を使うかで「受験者減少」とも「高止まり」とも書けてしまう。見出しの言葉より、どの集計かを先に確認する習慣が大切だと私は考えています。
中学受験者数が高止まりしている背景
📌 この章の概要
少子化が進むなかで、なぜ受験率は上がり続けているのでしょうか。公表データから言えることと、私の考察を分けてお伝えします。
受験率を押し上げていると考えられる要因
💡 考察(私見を含みます)
- 入試の多様化:思考力型・英語・適性検査型など、4教科以外の入試が広がり、受験の入り口が広がっていると考えます。
- 受験層の広がり:難関校志望だけでなく、中堅校・大学付属校を視野に入れる家庭が増えていると感じます。
- 大学入試改革への備え:中高6年間の一貫教育で大学入試に備えたいというニーズもあると考えます。
データ面で確かに言えるのは、首都圏の小6児童数が2020年度から2026年度で約9,000人減ったのに対し、受験者数は横ばい〜微増だったことです。つまり受験者数を支えているのは「子どもの数」ではなく「受験を選ぶ家庭の割合」であり、上の要因はその割合を押し上げる方向に働いていると私は見ています。
これらはいずれも単一の統計で証明されたものではなく、指導経験と公表資料をもとにした私の見方です。
受験者数が多い=わが子も受けるべき、ではない
❌ 推移データに振り回されるリスク
受験率が約18〜19%ということは、裏を返せば首都圏でも8割以上の子は中学受験をしていないということです。周りが受けるからという理由だけで始めると、費用・時間・親子関係の負担が大きくなりがちです。
中学受験と高校受験のどちらが合うかは家庭によって異なります。迷っている場合は、中学受験と高校受験の判断基準もあわせて確認してみてください。
推移データから考える今後の見通しと注意点
📌 この章の概要
今後、中学受験者数はどうなっていくのでしょうか。確実に言えるのは「児童数の予測」までで、受験者数そのものは誰にも断定できません。
首都圏の小6児童数は2029年度以降に減少見込み
🔢 小6児童数の予測(四谷大塚集計)
| 入試年度 | 小6児童数(予測) | 現在の学年 |
|---|---|---|
| 2027 | 289,947人 | 現6年生 |
| 2028 | 287,908人 | 現5年生 |
| 2029 | 278,316人 | 現4年生 |
| 2030 | 270,481人 | 現3年生 |
| 2031 | 262,292人 | 現2年生 |
出典:スクール21コラム掲載の四谷大塚集計(参照日2026年10月16日)。「現在の学年」は同コラム公表時点のもの。
「少子化で入りやすくなる」と読むのは早計
⚠️ 注意したいポイント
児童数が2026年度比で約2万6千人減る見込みの2031年度でも、受験率がさらに上がれば受験者数は大きく減らない可能性があります。また、人気校に志願者が集中すれば、全体が減っても個別校の難易度は下がりません。「少子化=易化」と単純に結びつけるのは避けたほうが安全です。
推移データを家庭の判断に使うときの注意点
📝 進路判断に関する注記
本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。数値は記事掲載時点の公表値で、今後更新される可能性があります。
中学受験者数の推移に関するよくある質問
📌 この章の概要
推移データについて、保護者の方が抱きやすい疑問をまとめました。
2026年の中学受験者数は何人ですか?
❓ 回答
A. 首都圏模試センター(ONETES)の推定では、2026年の首都圏私立・国立中学受験者数は52,050名、受験率は18.06%です。前年より250名少ない微減でした。
中学受験者数は過去最多ですか?
❓ 回答
A. 首都圏模試センター推定の過去最多は2023年の52,600名です。2026年は微減ですが、過去40年で4番目に多い水準で、1991年と2007年のピークを上回っています。
調査機関によって中学受験者数が違うのはなぜですか?
❓ 回答
A. 各社が独自に集計・推定しており、集計の対象や算出方法が異なるためです。四谷大塚の集計では2026年度の受験者総数は55,000人、受験率は19.1%とされています。比較は同じ機関の数字どうしで行うのが基本です。
少子化で中学受験は易しくなりますか?
❓ 回答
A. 小6児童数は2029年度以降に減少が見込まれていますが、受験率や学校ごとの人気によって難易度は変わります。全体の受験者数だけで易しくなると判断することはできません。
受験者数の推移は志望校選びにどう使えばよいですか?
❓ 回答
A. 全体の推移は「市場の背景」として捉え、志望校ごとの出願数・実倍率の推移、偏差値、通学時間、家庭の費用と組み合わせて判断するのがおすすめです。
推移データを踏まえて家庭で今日からできること
📌 この章の概要
全体の推移を知ったら、次は「わが家の判断」に落とし込む番です。順番を決めておくと、数字に振り回されにくくなります。
推移データを家庭の判断に落とし込む4ステップ
🔰 判断の進め方
周囲の動向ではなく、子どもの意思と家庭の方針から考えます。
説明会や公式サイトで校風・通学時間を確認します。
全体ではなく、各校が公表する入試結果を数年分見比べます。
大手集団塾・個別指導・家庭教師・通信教材から、家庭に合う形を選びます。
中学受験の全体像と学習手段を比較する
🧭 次に読みたい情報
中学受験を本格的に検討するなら、まずは学年別の準備の流れをつかんでおくと、いつ何を決めるべきかが見えてきます。
💰 学習手段の選び方
塾や家庭教師を比べる際は、学習塾・家庭教師の比較で費用感と特徴を横並びで確認するのがおすすめです。費用を抑えたい家庭では、スタサプを中学受験にどこまで使えるかも判断材料になります。
まとめ:中学受験者数の推移は「高止まり」、数字は同じ物差しで読む
🎯 この記事の結論
- 首都圏の中学受験者数は2023年の52,600名をピークに、2026年は52,050名と微減ながら高水準を維持しています。
- 小6児童数は減っているのに受験率は約18〜19%と過去最高水準です。
- 首都圏模試センターと四谷大塚では数字が約3,000人違うため、同じ機関どうしで比べることが大切です。
- 2029年度以降は児童数の減少が見込まれますが、「少子化=易化」とは限りません。
✅ 推移データを活かしやすい人
- 受験の「全体の流れ」を把握したうえで、志望校研究に進みたい方
- 周囲の情報に惑わされず、自分の物差しを持ちたい保護者の方
❌ 推移データだけで判断しないほうがよい人
- 「受験者が多いから」という理由だけで受験を決めようとしている方
- 少子化を理由に、準備を後回しにしようとしている方
💬 最後に
推移データは、受験という大きな決断の「地図」にはなりますが、「行き先」は教えてくれません。行き先を決めるのは、お子さん本人とご家庭です。学習手段に迷ったら、スタサプ小学講座の実際の評判のように、身近な選択肢から具体的に比べてみてください。
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🎓 著者プロフィール

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師
指導歴10年超。元早稲田アカデミー講師。中学受験・高校受験・大学受験を指導。慶應義塾高等学校・慶應義塾大学経済学部卒。
中学時代に早稲田アカデミーに通い、慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導しました。現在は教育系Webライター・プロ家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験のほか、中高一貫校生・浪人生・不登校・発達障害のある生徒の指導にも携わっています。
この記事を書く理由:受験生を指導する立場として、受験データが保護者の不安をあおる形で伝わる場面を減らしたいと考えているためです。いかなる教育機関にも忖度せず、公表データをもとに解説しています。
プロフィール|運営理念|プライバシーポリシー|お問い合わせ
公開日:2026年10月16日/最終更新日:2026年10月16日 ※情報変更があった場合は随時更新します。
📝 調査概要
- 調査対象:首都圏(1都3県)の私立・国立中学受験者数、受験率、小6児童数の推移
- 調査方法:公式サイト・公表資料の調査/著者の指導経験に基づく考察
- 調査実施日:2026年10月16日
- 情報の限界:受験者数は民間各社の推計値であり、算出方法の詳細は確認できませんでした。首都圏模試センターの各ピーク間(1992〜2006年、2008〜2022年)の年別値、公立中高一貫校の受検者数は本記事の調査範囲外です。
- 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告は含まれません)
📚 参考文献・引用元
- 首都圏模試センター(ONETES)「2026年の首都圏私立・国立中学受験者数は52,050名と微減。受験率は18.06%に!」(2026年2月19日公表、参照日2026年10月16日)
- スクール21「2026年度の首都圏中学入試の振り返りと今後の展望」(四谷大塚集計を掲載、参照日2026年10月16日)
- 現代ビジネス「首都圏の中学受験率」関連記事(2024年5月17日公開、参照日2026年10月16日)
- 消費者庁「表示対策」(参照日2026年10月16日)
🏷️ 記事情報
公開日:2026年10月16日/最終更新日:2026年10月16日
※情報変更があった場合は随時更新します。

