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予備校の大学受験費用はいくら?大手3校の年間総額を元塾講師が解説

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🎓 この記事を書いた人

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師
指導歴10年超。中学時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高等学校に合格、慶應義塾大学経済学部卒。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、現在はフリーランスで大学受験生・浪人生も指導しています。

塾の「教える側」に立って講座や講習の組み方を見てきた経験から、料金表だけでは見えない費用の膨らみ方をお伝えします。

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公開日:2026年10月17日/最終更新日:2026年10月17日/※情報変更があった場合は随時更新します。

🎯 結論

結論:予備校の大学受験費用は、浪人生の本科コースなら入学金と授業料だけで年間およそ84万〜132万円です(河合塾・駿台・東進の公式料金より)。現役生は受講する講座数しだいで大きく変わり、映像授業の単科4講座なら年間約45万円が一つの目安になります。

ただし、これは「入口の価格」にすぎません。夏期・冬期・直前講習、模試代、受験料が後から積み上がるため、家計の計画では授業料とは別に、講習と受験料のための枠を確保しておくと安心です。本記事の試算では、講習4講座と国公立1校・私大4校の受験で約25万円が上乗せされます。

📋 この記事でわかること

「予備校に通わせたいけれど、結局いくらかかるのかわからない」と感じていませんか? 料金表はコースごとに分かれていて、講習や模試も別料金のため、総額が見えにくいのが予備校費用の難しさです。

  • 河合塾・駿台・東進の入学金と授業料(公式料金)
  • 現役生と浪人生で費用がどれくらい違うか
  • 授業料以外に必要になる講習・模試・受験料
  • 元塾講師が考える「講座の取りすぎ」を防ぐ判断基準
  • 減免制度や映像授業を使った費用の抑え方

読み終えるころには、ご家庭の状況に合わせて1年間の総額をご自身で試算できる状態になるはずです。

📝 情報の範囲について

料金は各予備校の公式サイト・公式資料の調査に基づき執筆しています。私は本記事で扱う大手予備校で勤務した経験はないため、各校の内部事情ではなく、公開情報と塾講師としての指導経験から言える範囲でお伝えします。特定の予備校から報酬は受け取っていません。

  1. 予備校の大学受験費用とは?まず費用の全体像を押さえる
    1. 予備校の費用とは何か|入学金・授業料・講習費・模試代の4つ
    2. 予備校と塾で費用の考え方はどう違う?
    3. 平均的な家庭は塾・予備校にいくら使っている?
  2. 大手予備校の費用を公式料金で比較|河合塾・駿台・東進
    1. 浪人生の予備校費用一覧|入学金と年間授業料
    2. 現役生の予備校費用|講座単位で決まる仕組み
    3. 分割払いと入学金の減額制度
  3. 授業料以外にかかる見落としがちな大学受験費用
    1. 夏期・冬期・直前講習の費用
    2. 大学の受験料・検定料はいくら?
    3. 1年間でお金が出ていく時期|支出カレンダー
  4. 元塾講師が考える費用で後悔しない予備校の選び方
    1. 塾の現場で見た「講座の取りすぎ」が起きる理由
    2. 費用対効果を上げる予備校選びの基準4つ
    3. 大手予備校が向いている人・向いていない人
  5. 予備校の費用で注意したいデメリットとリスク
    1. 高い費用を払っても合格が保証されるわけではない
    2. 途中退塾の返金と契約条件を確認する
    3. 浪人の費用は予備校代だけでは終わらない
  6. 予備校の大学受験費用を抑える方法と今日からできること
    1. 入学金の減免・授業料補助の制度を使う
    2. 映像授業やオンライン教材を組み合わせる
    3. 今日からできる費用試算の3ステップ
  7. 予備校の大学受験費用でよくある質問
    1. 予備校の費用は年間いくらが目安ですか?
    2. 現役生と浪人生では、予備校の費用はどちらが高いですか?
    3. 予備校の授業料は分割払いできますか?
    4. 予備校の入学金を安くする方法はありますか?
    5. 予備校代以外に、大学受験でかかるお金はありますか?
  8. まとめ:予備校の大学受験費用は総額で比べて選ぶ

予備校の大学受験費用とは?まず費用の全体像を押さえる

🔍 この章のポイント

「予備校代」と一口に言っても、実際に払うお金は何種類にも分かれています。この章では、費用を構成する項目と、塾との違いを整理します。

予備校の費用とは何か|入学金・授業料・講習費・模試代の4つ

📌 予備校の費用の定義

予備校の大学受験費用とは、大学入試に向けて予備校に支払う入学金・授業料・季節講習費・模試代などの合計のことです。多くの予備校は「入学金+年間授業料」を基本料金として公表し、夏期・冬期・直前講習や模試は別料金にしています。

費用項目支払う時期特徴
入学金入学時に1回減免制度がある予備校が多い
授業料入学時(一括)または分割コース・講座数で決まる最大の出費
講習費夏・冬・直前1講座単位で追加。積み上がりやすい
模試代・諸経費年に数回サポート料などとして毎月かかる場合も

予備校と塾で費用の考え方はどう違う?

⚖️ 予備校と塾の違い

予備校は大学受験に特化し、大教室の集団授業や映像授業で多くの生徒に同じ講義を届ける形が中心です。1人あたりの授業単価は個別指導塾より抑えやすい一方、浪人生向けの本科コースは平日昼間の授業を1年分まとめて払うため、年額では100万円前後になりやすいのが特徴です。

指導形態ごとの違いをもう少し詳しく知りたい方は、予備校と塾の違いと選び方で整理しています。

🔗 個別指導塾の費用も比べたい方へ

本記事は集団授業・映像授業の「予備校」に絞って解説しています。個別指導塾や家庭教師を含めた相場は、大学受験の塾費用の年間相場で別にまとめています。

平均的な家庭は塾・予備校にいくら使っている?

📊 公的調査で見る高校生の補助学習費

文部科学省の「令和5年度子供の学習費調査」によると、塾代や参考書代などを含む補助学習費は、公立高校(全日制)で年約20.1万円、私立高校(全日制)で年約23.8万円です。

この数字は塾に通っていない生徒も含めた平均です。予備校の浪人本科(年約84万〜132万円)は、平均の4〜7倍ほどにあたる水準だとわかります。

出典:文部科学省「子供の学習費調査」(令和5年度結果、2026年1月公表)

💡 元塾講師の見方

「平均20万円」という数字を見て、予備校代が高すぎると感じる方もいると思います。ただ、この平均は高1〜高3と塾に通わない生徒をならした数字です。受験学年に限って集中的に費用をかけるご家庭は珍しくありません。大事なのは平均との比較より、「どの学年で、どの科目に、いくらかけるか」を先に決めることだと私は考えています。受験までの全体設計は大学受験の完全攻略ロードマップで学年別に解説しています。

大手予備校の費用を公式料金で比較|河合塾・駿台・東進

🔍 この章のポイント

大手予備校の料金は、どこも「コースによって数十万円の差」があります。ここでは公式サイト・公式資料で確認できた金額だけを並べ、浪人生と現役生に分けて比べます。

浪人生の予備校費用一覧|入学金と年間授業料

📋 大手3校の浪人生向けコース料金(税込)

予備校・コース入学金年間授業料料金の時点
河合塾 大学受験科100,000円(条件により減額あり)960,000円(早慶大文系)〜1,078,000円(難関国公立大医進など)※一括払い2026年度
駿台予備学校 高卒クラス70,000円(事前会員登録で40,000円)870,000円〜1,250,000円(4月入学の最大額)公式サイト掲載
東進ハイスクール 大学受験本科101,200円742,500円(早慶・私立医学部)〜1,173,700円(AI完全修得)2025年度

入学金と授業料を合計すると、年間およそ84万〜132万円の幅に収まります。東進の授業料には通年講習講座などが含まれず、追加講習講座は1講座77,000円です。

浪人本科の初年度費用(入学金+授業料)の比較浪人本科の「入学金+授業料」の幅(万円)濃い帯=公式料金で確認できたコース間の幅/講習・模試・受験料は含まない020406080100120140河合塾 大学受験科駿台 高卒クラス東進 本科(主要コース)東進 本科(AI完全修得)高校生の補助学習費平均106〜11894〜13284〜86127.5公立 約20.1/私立 約23.8河合塾は2026年度の掲載例、駿台は授業料87万〜125万円+入学金7万円、東進は2025年度。出典:各予備校公式サイト・公式資料、文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」

📝 費用情報についての注意

本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は各サービスの公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。代々木ゼミナールも同じ価格帯のコースを設けていますが、執筆時点で年度を明示した公式料金を確認できなかったため、表には含めていません。

現役生の予備校費用|講座単位で決まる仕組み

🧮 現役生の料金体系

現役生向けのコースは、浪人生のような「年額パック」ではなく、受講する講座の数で授業料が決まるのが基本です。

  • 河合塾 高校グリーンコース(2026年度):入塾金33,000円。授業料は「1講座あたりの授業料×講数」で、例として高1の1学期13講は150分授業で89,440円。塾生サポート料は高3で月7,140円(年85,680円)
  • 東進衛星予備校の単科受講(改定前の料金):入学金33,000円、通期講座1講座77,000円、担任指導費77,000円、模試費29,700円

東進衛星予備校の料金で4講座を受講した場合を試算すると、33,000円+77,000円×4+77,000円+29,700円=約44.8万円になります。

📝 試算の前提

東進衛星予備校の単科料金は、公式サイト上で「2025年3月31日まで有効」と表記された料金を使った参考試算です。同年4月以降に改定予定とされており、現在の金額は校舎でご確認ください。講習講座は含んでいません。

💬 比較するときに私が見るポイント

料金表を比べるとき、私が最初に確認するのは「その金額に何が含まれていて、何が含まれていないか」です。たとえば東進の本科は授業料が低めに見えますが、通年講習講座は含まれません。河合塾や駿台はコースに授業がまとまっている分、授業料の数字そのものは高く見えます。授業料の数字だけで「安い・高い」を判断すると、比較の前提がずれてしまいます。

公開料金で同じ条件にそろえてみます。東進の早慶コース(入学金と授業料で843,700円)に追加講習講座を4講座(77,000円×4=308,000円)足すと約115万円となり、河合塾の早慶大文系(1,060,000円)や駿台の中位帯と同じ水準になります。「追加講座を何講座取るか」で順位が入れ替わることは、料金表を並べるだけでは見えにくい点です。

2校の違いを費用以外も含めて比べたい方は、駿台と河合塾の違いや河合塾と東進の比較も参考にしてください。

分割払いと入学金の減額制度

💳 支払い方法と減額の例

  • 河合塾 大学受験科:2回の分割払いが選べ、一括払いより20,000円高くなる(2026年度)
  • 駿台:事前の会員登録で入学金が70,000円→40,000円。在籍生などは入学金の全額免除の対象。授業料補助の制度もあり、対象・金額は入学要項で案内

河合塾の入学金や授業料の細かい内訳は、河合塾の料金の詳しい解説にまとめています。

授業料以外にかかる見落としがちな大学受験費用

🔍 この章のポイント

入学時に払う金額だけで予算を組むと、秋以降に「思ったよりかかる」と感じやすくなります。ここでは授業料の外側で発生する費用と、その時期を整理します。

夏期・冬期・直前講習の費用

⚠️ 講習費は「講座数×単価」で膨らむ

季節講習は1講座ごとの申し込みが基本で、東進の講習講座(単科)は90分×5回で19,250円、90分×10回で38,500円です(改定前の料金)。夏・冬・直前で各数講座ずつ取ると、年間で十数万〜数十万円が上乗せされます。

講習の選び方は夏期講習の講座数別の総額で具体的に試算しています。

大学の受験料・検定料はいくら?

🔢 主な受験料の目安

試験金額
大学入学共通テスト3教科以上18,000円/2教科以下12,000円
国立大学の個別試験標準額17,000円
私立大学の一般選抜多くの大学で1回35,000円前後

私立大学を5回受ければ、受験料だけで約17.5万円になります。遠方の大学を受ける場合は、交通費と宿泊費も加わります。

共通テストの検定料の出典:独立行政法人 大学入試センター。国立大学は国が定める標準額、私立大学は一般的な目安で、大学・方式により異なります。

1年間でお金が出ていく時期|支出カレンダー

予備校に通う1年間の支出カレンダー予備校1年間の支出カレンダー(浪人生の例)右側の帯の長さ=その時期の支出の大きさのイメージ2〜4月7〜8月9〜10月12〜1月1〜3月入学金+年間授業料一括なら年間で最大の支払い(約84万〜132万円)夏期講習苦手科目の補強で講座が増えやすい時期共通テスト出願・模試検定料18,000円(3教科以上)と模試代冬期・直前講習志望校別対策の講座が並び、追加しやすい私大・国公立の受験料と交通費併願数×約35,000円+遠征費時期は一般的な例。出典:各予備校公式サイト、大学入試センター。帯の長さは目安の比較で正確な金額比ではありません。

💡 予算を組むときの考え方

家庭教師として受験生のご家庭と話していると、春に払った金額を「1年分の予算」と考えてしまうケースに出会います。実際には秋から冬にかけて、講習・出願・受験料が短期間に重なります。私がおすすめしているのは、入学時点で「授業料とは別に、講習と受験料のための枠」を先に確保しておくことです。たとえば講習4講座(東進の単科90分×5回で19,250円×4=77,000円)、共通テスト18,000円、国立1校17,000円、私大4校140,000円を足すと約25万円になります。直前期に「お金が足りないから講座をあきらめる」状況を避けられます。直前講習を取るべきかは直前講習の必要性と選び方で判断基準を示しています。

元塾講師が考える費用で後悔しない予備校の選び方

🔍 この章のポイント

同じ100万円でも、使い方しだいで価値は大きく変わります。ここでは、塾の現場で講座を組む側にいた経験から、費用対効果を高める判断基準をお伝えします。

塾の現場で見た「講座の取りすぎ」が起きる理由

🗣️ 教える側から見えていたこと

私は中学時代に早稲田アカデミーへ通い、大学在学中は同じ塾で講師として受験生を指導しました。生徒と講師の両方の立場を経験して感じたのは、講習の提案は「合格に必要だから」行われるものの、全員に同じだけ必要とは限らないということです。

講習は生徒の弱点を埋める良い機会である一方、塾にとっては大切な収入源でもあります。どちらか一方が悪いわけではありません。ただ、「勧められたからすべて取る」と、授業を受ける時間が増えるほど復習の時間が削られるという逆転が起こります。私の指導経験では、成績が伸びた生徒ほど講座数を絞り、受けた授業の復習を最後までやり切っていました。講習を選ぶときは、直近の模試で失点の多かった単元に直結する講座だけを残すと、取りすぎを防ぎやすくなります。

費用対効果を上げる予備校選びの基準4つ

📋 予備校を選ぶ前に決める4つのこと

① 志望校との差を数字で把握する
模試の偏差値や得点で、どの科目が何点足りないかを書き出します。
② 予備校で習う科目を絞る
独学で伸ばせる科目と、授業が必要な科目を分けます。全科目を予備校に任せる必要はありません。
③ 形態を決める
集団授業・映像授業・個別指導のどれが合うかを、生活リズムと自習の習慣から選びます。
④ 講習込みの総額で比べる
授業料だけでなく、講習・模試・受験料まで含めて比較します。

✏️ 私が「授業と復習」で目安にしている考え方

家庭教師として大学受験生の計画を立てるとき、私は授業1コマにつき、少なくとも同じ時間の復習を確保できる講座数までに絞るよう伝えています。たとえば平日に自習へ回せる時間が1日2時間なら、週に受けられる授業の量にはおのずと上限があります。この考え方で講座数を決めると、費用も自然と必要な分だけに収まります。浪人生の場合の形態の選び方は浪人生の塾の選び方で詳しく比較しています。

大手予備校が向いている人・向いていない人

✅ 大手予備校が向いている人

  • 難関大学レベルの授業やテキストで、周りと競いながら学びたい
  • 自分で復習の計画を立て、自習室を使いこなせる
  • 志望校別の講座や模試の情報を活用したい

❌ 大手予備校が向いていない人

  • 基礎に大きな抜けがあり、授業のペースについていくのが難しい
  • 質問を自分からするのが苦手で、つまずきを放置しやすい
  • 費用を抑えたく、授業を受ける科目を絞りたい

このタイプの方は、個別指導や家庭教師を組み合わせるほうが費用に見合う成果につながる場合があります。指導形態の違いは学習塾・家庭教師のおすすめ比較で整理しています。

予備校の費用で注意したいデメリットとリスク

🔍 この章のポイント

予備校は受験に必要な情報と授業がそろう一方で、費用面では知っておきたい弱点もあります。契約前に確認しておきたい点をまとめます。

高い費用を払っても合格が保証されるわけではない

❌ 費用と成果は比例しない

予備校の費用は授業と環境の対価であり、合格を約束するものではありません。100万円を超えるコースに通っても、授業を受けるだけで復習が追いつかなければ成績は伸びにくいのが現実です。お金をかけること自体が目的にならないよう、通う目的と科目をはっきりさせておくことが大切です。

途中退塾の返金と契約条件を確認する

❗ 一括払いの前に確認したいこと

  • 途中でやめた場合に、授業料がどの範囲で返金されるか
  • 分割払いを選んだときの総額と支払時期
  • 講習や模試が授業料に含まれるか、別料金か

返金の条件は予備校ごとに入学要項や規約で定められています。本記事では各校の返金規定の詳細までは確認できていないため、契約前に必ず書面でご確認ください。

浪人の費用は予備校代だけでは終わらない

💬 浪人を考えるご家庭へ

浪人の1年間には、予備校代に加えて通学の交通費、昼食代、参考書代、そして2回目の受験料がかかります。さらに大学に入れば、入学金と学費が待っています。私は浪人を検討するご家庭には、「予備校の1年分」ではなく「大学卒業までの総額」で考えることをおすすめしています。授業料を1教科だけに絞る方法もあり、1教科だけ通う場合の料金も選択肢の一つです。

📝 進路の選択について

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。

予備校の大学受験費用を抑える方法と今日からできること

🔍 この章のポイント

費用を下げる方法は「値引きを探す」だけではありません。予備校で受ける授業を絞り、残りを安価な手段で補う発想が、結果として最も効果があると私は考えています。

入学金の減免・授業料補助の制度を使う

🎁 使える可能性がある制度

  • 会員登録・在籍経験による入学金の減免:駿台は事前の会員登録で入学金が30,000円下がり、高校生クラスなどの在籍生は全額免除の対象
  • 授業料補助:駿台は経済的支援が必要な方などへの授業料補助を設けており、定員に達し次第締め切り
  • 講習・模試の受講歴による減額:河合塾も条件により入塾金が減額される場合がある

申し込み時期が遅れると対象外になる制度もあるため、資料請求の段階で確認しておくのがおすすめです。なお、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」が予備校代に使えるかは、執筆時点の調査では公式情報で確認できませんでした。利用を考える場合は公庫に直接お問い合わせください。

映像授業やオンライン教材を組み合わせる

📌 予備校+安価な教材の組み合わせ

得意科目や基礎の復習は、月額制のオンライン教材で補う方法があります。予備校では苦手科目や記述対策だけを受講し、それ以外を映像教材で学べば、講座数を減らせます。

代表的な選択肢であるスタディサプリについては、スタサプ大学受験講座の評判で講座の中身と限界を解説しています。

💡 映像教材だけで足りるかの見極め

映像教材は費用を大きく下げられる反面、学習の管理を自分で行う必要があります。私の考えでは、毎日の学習計画を自分で立てて守れるかどうかが分かれ目です。迷ったら、まず2週間分の計画を自分で立て、8割以上こなせたかで判断してみてください。予備校を使わずに挑む場合の注意点はスタサプだけで大学受験は可能かの検証でまとめています。

今日からできる費用試算の3ステップ

🧮 1年間の総額を試算する手順

① 候補の予備校の資料を取り寄せる
入学要項で、入学金・授業料・減免制度・返金条件を確認します。
② 受講科目を決めて講習費を見込む
本科の授業料に、夏・冬・直前講習で取る講座数×単価を足します。
③ 受験料と生活費を加える
共通テスト18,000円、私大の併願数×約35,000円、交通費を加えて総額を出します。

高校生のうちは学校の授業との両立も考える必要があります。高1・高2の段階で使える教材はスタサプ高校講座の評判で紹介しています。

予備校の大学受験費用でよくある質問

❓ よくある質問への回答

保護者の方や受験生からよく寄せられる疑問を、公式情報に基づいてお答えします。

予備校の費用は年間いくらが目安ですか?

❓ 年間の目安

浪人生向けの本科コースは、河合塾・駿台・東進の公式料金で入学金と授業料を合わせて年約84万〜132万円です。講習費・模試代・受験料は別にかかります。現役生は受講する講座数によって大きく変わります。

現役生と浪人生では、予備校の費用はどちらが高いですか?

❓ 現役生と浪人生の違い

一般的には浪人生のほうが高くなります。浪人生は平日の昼間に授業が組まれた年額制のコースに通うのに対し、現役生は学校の放課後に必要な講座だけを選んで受講する形が中心だからです。

予備校の授業料は分割払いできますか?

❓ 分割払い

予備校によって異なります。河合塾の大学受験科は2026年度の料金で2回の分割払いが選べ、一括払いより20,000円高くなります。他校の支払い方法は入学要項や校舎窓口でご確認ください。

予備校の入学金を安くする方法はありますか?

❓ 入学金の減額

あります。駿台は事前に会員登録すると入学金が70,000円から40,000円に減額され、在籍生などは全額免除の対象です。河合塾も講習や模試の受講経験などの条件で入塾金が減額される場合があります。

予備校代以外に、大学受験でかかるお金はありますか?

❓ 予備校代以外の費用

受験料がかかります。共通テストの検定料は3教科以上で18,000円、国立大学の個別試験は標準額17,000円、私立大学の一般選抜は多くの大学で1回35,000円前後です。併願数が増えるほど総額が膨らみ、遠方受験なら交通費と宿泊費も必要です。

まとめ:予備校の大学受験費用は総額で比べて選ぶ

🎯 この記事のまとめ

  • 浪人本科は入学金+授業料で年約84万〜132万円(河合塾・駿台・東進の公式料金)
  • 現役生は講座単位の料金で、受講数しだいで大きく変わる
  • 講習・模試・受験料が後から積み上がるため、授業料とは別の予算枠を確保する
  • 費用対効果は「復習時間を確保できる講座数」に絞れるかで決まる
  • 減免制度や映像教材の併用で、必要な授業だけにお金を使える

予備校の費用は、高い・安いではなく「何に、いくら使うかを自分で決められているか」で価値が変わります。まずは候補の予備校の資料を取り寄せ、講習と受験料まで含めた1年間の総額を試算してみてください。

📋 予備校が合うかのチェックリスト

向いている人向いていない人
授業後の復習を自分で回せる授業のペースについていくのが難しい
難関大レベルの授業と競争環境がほしい質問が苦手でつまずきを放置しやすい
志望校別の講座・模試情報を使いたい費用を抑えて科目を絞りたい

🎓 著者プロフィール

著者kouのプロフィール写真

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師

指導歴10年超。中学時代に早稲田アカデミーに通い、慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導しました。現在はフリーランスのプロ家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校・浪人生・不登校・発達障害の指導に携わっています。

この記事を書く理由:塾に通う生徒と、塾で教える講師の両方を経験し、講座や講習の組み方を内側から見てきました。いかなる教育機関にも忖度せず、料金表だけでは見えにくい費用の実態をフラットにお伝えすることを大切にしています。

プロフィール|運営理念|プライバシーポリシー|お問い合わせ

📝 調査概要

  • 調査対象:河合塾・駿台予備学校・東進ハイスクール/東進衛星予備校の公表料金、大学入学共通テストの検定料、高校生の補助学習費
  • 調査方法:公式サイト調査/公的統計の文献調査/著者の業界知見
  • 調査実施日:2026年10月17日
  • 情報の限界:東進の料金は公式サイトで確認できた2025年度表記・改定前の料金です。代々木ゼミナールは年度を明示した公式料金を確認できなかったため比較から除外しました。各校の返金規定の詳細、校舎ごとの料金差は確認していません。著者は本記事で扱う予備校での勤務経験はありません。
  • 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告は含まれていません)

📚 参考文献・引用元

公開日:2026年10月17日/最終更新日:2026年10月17日/※情報変更があった場合は随時更新します。