当サイトはプロモーションを含みます。一部の記事にアフィリエイト広告を掲載し、全ページにGoogleアドセンス広告を掲載しております。

60歳からの大学受験は可能?入試方式と費用・勉強法を解説

インフォグラフィック

🏷️ 広告掲載について

本記事にはアフィリエイト広告を掲載していません。当サイトは記事によってアフィリエイト広告を掲載することがありますが、その場合も記事の内容・評価の公正性が損なわれることはなく、メリット・デメリットの双方を公正に情報提供しています。PR表記の考え方は消費者庁・景品表示法のページに準拠しています。

🎓 この記事を書いた人

著者kouのプロフィール写真

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師。指導歴10年超。慶應義塾大学経済学部卒。早稲田アカデミーで受験生を指導し、現在は中学受験から大学受験・浪人生まで個別に担当しています。

プロフィール|運営理念|プライバシーポリシー|お問い合わせ
公開日:2026年10月25日/最終更新日:2026年10月25日 ※情報変更があった場合は随時更新します。

🎯 この記事の結論

結論:60歳からの大学受験は制度上まったく問題なく可能です。勝負を分けるのは年齢ではなく「どの入り方を選ぶか」と「科目をどこまで絞れるか」です。

「今さら受験なんて」「若い人に混ざって浮かないか」と迷っている方は少なくないと思います。一般選抜の出願資格に年齢の上限はなく、社会人選抜はむしろ一定の年齢や社会人経験を条件にしています。学力試験のない放送大学という道もあります。

私は60代の受験生を直接指導した経験はありません。本記事は、10年以上の大学受験・浪人生指導で見てきた「大人になってから伸びる人」の共通点と、文部科学省・大学入試センター・各大学の公開情報の調査をもとに書いています。

📋 この記事でわかること

  • 60歳で大学を受ける資格と、高校を出ていない場合の道筋
  • 一般選抜・社会人選抜・放送大学などの違いと選び方
  • 国立・私立・放送大学の4年間の学費と、使える制度
  • 若い受験生と同じやり方をしない勉強法と年間スケジュール
  • 年齢ゆえの注意点と、向いている人・向いていない人
  1. 60歳からの大学受験とは?年齢制限と入学資格の基本
    1. 60歳からの大学受験とは?年齢の上限はあるのか
    2. 高校を卒業していない場合の入学資格(高卒認定)
    3. 共通テストは何歳でも受けられる?出願の流れと検定料
  2. 60歳から選べる入試方式と学び方の比較
    1. 一般選抜・社会人選抜・総合型選抜の違い
    2. 試験なしで学べる放送大学・科目等履修生という選択肢
    3. 大卒の方は編入学・学士入学・大学院も視野に
    4. 目的別の選び方:学位・教養・資格のどれを取りにいくか
  3. 60歳からの大学4年間にかかる費用と使える制度
    1. 国立・私立・放送大学の学費を比較
    2. 受験そのものにかかる費用
    3. 教育訓練給付金と長期履修制度
  4. 元塾講師が考える60歳からの大学受験の勉強法
    1. 若い受験生との違い:時間・記憶・経験をどう使うか
    2. 科目選択の考え方:英語・国語・小論文から固める
    3. 1年間の学習スケジュール例
    4. 独学・映像授業・個別指導の使い分け
  5. 60歳からの大学受験の注意点とデメリット
    1. 面接で年齢がどう扱われるかは公表されていない
    2. 学費の回収や就職を目的にすると合いにくい
    3. 体力・通学・家族の理解という現実
    4. 60歳からの大学受験に向いている人・向いていない人
  6. 60歳からの大学受験でよくある質問
    1. 60歳でも大学受験に年齢制限はありませんか?
    2. 高校を卒業していなくても大学を受験できますか?
    3. 大学入学共通テストは60歳でも受けられますか?
    4. 定年退職後でも教育訓練給付金は使えますか?
    5. 60歳だと面接で不利になりますか?
    6. 60歳から大学に入ると卒業は何歳になりますか?
  7. 60歳から大学受験を始めるための5ステップ
    1. 今日からできる準備の手順
    2. 受験までの全体像をつかむ
  8. まとめ:60歳からの大学受験は目的と入り方で決まる

60歳からの大学受験とは?年齢制限と入学資格の基本

📌 この章のポイント

そもそも60歳で大学を受けることに、制度上の壁はあるのでしょうか。この章では年齢制限の有無、入学資格、共通テストの出願の仕組みという「受験の前提」を整理します。

60歳からの大学受験とは?年齢の上限はあるのか

🔰 60歳からの大学受験とは

60歳からの大学受験とは、定年前後の世代が学位取得や学び直しを目的に、一般選抜・社会人選抜・放送大学などを通じて大学に入学することです。大学の出願資格は「高校卒業」または「それと同等以上の学力があると認められること」が基本で、年齢の上限を設ける仕組みは一般的ではありません。

社会人選抜では、たとえば広島国際大学の2027年度社会人入学選抜が「社会人経験3年以上・満21歳以上」を条件にしているように、上限ではなく下限が設けられる形がよく見られます。

高校を卒業していない場合の入学資格(高卒認定)

ℹ️ 高卒認定試験で大学入学資格を得る

中学卒業後に就職した方などは、文部科学省の高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)に合格すれば大学入学資格が得られます。受験する年度の終わりまでに満16歳以上であれば受験でき、試験は年2回です。2026年度は第1回が8月6日・7日、第2回が11月7日・8日に実施されます。

なお、令和8年度から試験科目が変更されているため、昔の情報や古い過去問を前提にしないことが大切です。

共通テストは何歳でも受けられる?出願の流れと検定料

📊 大学入学共通テストの基本情報

項目内容(令和9年度試験)
検定料3教科以上18,000円/2教科以下12,000円(成績閲覧希望は+300円)
出願方法全員が個人でパソコン・スマートフォンからWeb出願
出願期間2026年9月15日〜10月2日(終了)
本試験2027年1月16日・17日

出典:大学入試センター「大学入学共通テストの仕組み等」・同Q&A(2026年10月25日参照)

⚠️ 今から動く方への注意

本記事の公開時点で、2027年度入学向けの共通テスト出願はすでに締め切られています。共通テストを使う方の最短ルートは2028年1月の試験です。一方、社会人選抜や総合型選抜は大学ごとに日程が異なり、2027年度入学分の出願をまだ受け付けている大学もあります。

なお、インターネットを使えない方は、事前に大学入試センターへ申し出て許可されれば郵送で出願できる仕組みもあります。

60歳から選べる入試方式と学び方の比較

🆚 この章のポイント

同じ「大学に入る」でも、学力試験で勝負するのか、書類と面接で勝負するのか、試験なしで入るのかで準備はまるで違います。ここでは60歳の方が現実的に選べる入り方を並べて比べます。

一般選抜・社会人選抜・総合型選抜の違い

⚖️ 入り方別の比較表

入り方主な選考学力試験60歳での相性
一般選抜共通テスト・個別学力試験あり(重い)志望校の自由度は最大。科目数の負担が大きい
社会人選抜書類・面接・小論文など大学による(書類・面接中心の例もある)社会人経験が出願条件になり有利に働きやすい。実施大学・学部が限られる
総合型選抜志望理由書・面接・プレゼンなど大学による経歴を語れる強みがある。年齢条件の有無は要項次第
放送大学(全科履修生)書類による入学なし学位を目指せて費用も抑えやすい。通学型のキャンパス生活とは異なる

※各大学の選抜方法は学生募集要項で定められます。表は一般的な傾向を整理したものです。

💬 元塾講師の見解:社会人選抜は「楽な入試」ではない

社会人選抜は学力試験がない分、合否を分けるのは小論文と面接で「なぜこの大学のこの学部なのか」を論理的に示せるかです。私が大学受験の小論文を添削してきた経験では、人生経験の豊富な書き手ほど「体験談」を長く書いてしまい、肝心の主張と根拠が薄くなりがちでした。経験はあくまで根拠の一つとして使い、結論から書く練習をしておくことをおすすめします。

試験なしで学べる放送大学・科目等履修生という選択肢

🔍 学力試験のない学び方

  • 放送大学:公式の学費ページによると、卒業に必要な124単位を積み上げると学士の学位が得られます。テレビ・ラジオ・オンラインで学べ、自宅中心で進められます。
  • 科目等履修生・聴講生:通学制の大学で、興味のある授業だけを受ける制度です。大学によっては、修得した単位を後に正規入学した際に認定してもらえる場合があります。

「いきなり4年間の受験勉強は不安」という方は、まず科目単位で学び、手応えを得てから正規入学を目指す順番も選択肢になります。

大卒の方は編入学・学士入学・大学院も視野に

📌 すでに学位を持っている場合

すでに大学を卒業している方は、1年次から入り直す以外に、2・3年次への編入学(学士入学)や大学院の社会人入試という道があります。在学年数が短くなる分、学費と時間の負担を抑えられます。実施の有無・募集人数は大学ごとに大きく異なるため、志望先の募集要項で確かめることが前提です。

目的別の選び方:学位・教養・資格のどれを取りにいくか

🧭 目的から逆算する

目的向いている入り方
特定の大学・学部で学びたい一般選抜・社会人選抜・総合型選抜
学位を費用を抑えて取りたい放送大学(全科履修生)
興味のある分野だけ学びたい科目等履修生・聴講生・放送大学(選科・科目履修生)
資格取得につなげたい資格課程のある学部(実習・年齢要件に注意)

60歳からの大学4年間にかかる費用と使える制度

💰 この章のポイント

年金生活が視野に入る年代にとって、学費は避けて通れない問題です。国立・私立・放送大学で4年間の総額がどれだけ違うのかを、公的資料の数字で比べます。

国立・私立・放送大学の学費を比較

4年間の学費目安の比較4年間で卒業した場合の学費目安(入学料込み)放送大学国立大学私立大学124単位×6,000円国の標準額平均・授業料+施設費約76.8万円約242.5万円約480.3万円出典:放送大学公式、文部科学省「国立大学と私立大学の授業料等の推移」「私立大学等の令和7年度入学者に係る学生納付金等調査」をもとに筆者算出

🧮 内訳と計算方法

区分入学料年間の主な費用4年間の目安
放送大学24,000円1単位6,000円(2単位科目12,000円)768,000円
国立大学282,000円授業料535,800円2,425,200円
私立大学240,365円授業料968,069円+施設設備費172,550円4,802,841円

出典:放送大学「学費」、文部科学省「国立大学と私立大学の授業料等の推移」、文部科学省「私立大学等の令和7年度入学者に係る学生納付金等調査結果」(いずれも2026年10月25日参照)

※国立大学の額は国が示す標準額で、2005年度以降据え置かれています。標準額を上回る授業料を設定している国立大学もあるため、志望校の公表額を確かめてください。

💡 数字を見るときの私の視点

私立の平均値は学部の違いを均した数字で、医療系・理工系ではさらに上がります。また、私立の初年度納付金等の総計は1,507,647円とされており、実験実習料などが別にかかる学部もあります。60歳からの進学は「回収」より「納得」で判断する買い物だと私は考えています。だからこそ、総額を先に把握したうえで「この金額を払っても学びたいか」を自分に問う順番が大切です。

📝 費用情報についての注記

本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は各大学の公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。

受験そのものにかかる費用

📋 入学前にかかるお金

  • 共通テスト検定料:18,000円(3教科以上)
  • 各大学の入学検定料:大学・方式ごとに異なる
  • 教材費・模試代・映像授業や塾の費用(使う場合)

大学受験の塾・予備校にかかる年間相場は大学受験の塾費用の目安で詳しく整理しています。

教育訓練給付金と長期履修制度

🎁 専門実践教育訓練給付金の条件

条件給付率・年間上限
基本経費の50%・年40万円
資格取得・就職した場合経費の70%・年56万円
さらに賃金が5%以上上昇経費の80%・年64万円

受講開始時点で雇用保険の加入期間が3年以上(初めての方は2年以上)必要で、離職後は1年以内に受講を始めることが条件です。対象は厚生労働大臣の指定講座に限られ、大学の通常の学部課程がすべて対象になるわけではありません。

出典:ハローワークインターネットサービス「教育訓練給付金」(2026年10月25日参照)

ℹ️ 長期履修制度という選択肢

働きながら、あるいは介護や体力面を考えて通いたい方には、標準の4年を超えて計画的に履修できる長期履修制度を設ける大学もあります。在学年数が延びても授業料総額を標準年限分に抑える仕組みの大学なら、年間の負担が軽くなるため、60歳からの進学とは相性のよい制度です。対象学部や申請時期は大学ごとに異なります。

元塾講師が考える60歳からの大学受験の勉強法

✏️ この章のポイント

18歳と同じ勉強法をそのまま真似すると、60歳の方は遠回りになりやすいと私は考えています。この章では、浪人生指導で見てきた「大人になってから伸びる人」の共通点をもとに、年齢を踏まえた戦い方をお伝えします。

若い受験生との違い:時間・記憶・経験をどう使うか

💬 浪人生指導から見えた共通点

私が浪人生を指導してきて感じたのは、伸びる人ほど「やらないこと」を先に決めているという点です。現役生のように全科目を広く浅く回すのではなく、志望校に必要な科目だけに時間を集中させていました。

60歳の方は、学校の授業や部活に時間を取られない一方、丸暗記の量で若い受験生と張り合うのは得策ではないと考えます。代わりに強みになるのは、文章を読む習慣と、物事を因果で理解する力です。歴史なら年号の暗記より「なぜそうなったか」の流れから入る、英語なら単語帳より先に文の構造をつかむ、という順番が向いています。

科目選択の考え方:英語・国語・小論文から固める

📌 優先順位の目安

  1. 英語:一般選抜ではほぼ必須で、配点も大きい科目です。中学英文法の総復習から始めます。
  2. 国語(現代文):読書量のある方は得点源にしやすく、小論文の読解力にも直結します。
  3. 小論文:社会人選抜・総合型選抜の中心。書いたものを第三者に添削してもらう前提で準備します。
  4. 選択科目:数学・理科は学部によって必要かどうかが大きく変わるため、志望校の要項を見てから決めます。

💡 英語の学び直しで私が勧める順番

大人の学び直しで多いのが「単語から覚え直そうとして挫折する」パターンです。私は指導で、文法の型(品詞と文型)→短い英文の構造把握→単語の順を勧めています。型が入ると、覚えた単語がどこにはまるかが見えるので定着が早くなるためです。

1年間の学習スケジュール例

1年間の学習スケジュール例翌春入学を目指す1年間の例4〜6月7〜9月9〜10月9〜12月11月1月中旬2〜3月4月基礎固め:英文法・現代文読解高卒認定が必要なら第1回(8月)に向け並行志望校と入試方式を確定募集要項を取り寄せ、出願条件を確認共通テスト出願(Web)例年9月中旬〜10月上旬。締切厳守社会人選抜・総合型選抜出願・試験時期は大学ごとに異なる高卒認定 第2回不合格でも共通テストは受験可(個別試験は別)大学入学共通テスト令和9年度は2027年1月16日・17日一般選抜の個別試験国公立の前期・後期、私立の一般選抜入学61歳で入学なら標準で65歳卒業出典:大学入試センター、文部科学省の公表日程をもとに筆者作成

独学・映像授業・個別指導の使い分け

🔍 学習手段の比較

手段向いている場面弱点
独学(参考書)費用を抑えたい・自分のペースで進めたい計画のズレや弱点に気づきにくい
映像授業基礎の講義を何度でも見返したい演習と添削は別に確保が必要
個別指導・家庭教師小論文・面接の対策、学習計画の管理費用が高く、社会人の受け入れは教室による

💬 私が勧める組み合わせ

費用と効果のバランスで考えると、講義は映像授業、演習は市販問題集、小論文と面接だけは人に見てもらうという組み合わせが現実的だと考えます。映像授業の代表例であるスタディサプリについては、スタサプ全講座の評判や、受験対策の中心となる大学受験講座の実際の評価で本音を書いています。

📌 基礎がかなり抜けている方へ

高校の内容をほとんど覚えていない場合は、受験講座の前に高校範囲を学び直す方が近道です。スタサプ高校講座の評判を見ると、どこから戻るべきか判断しやすいと思います。

60歳からの大学受験の注意点とデメリット

❗ この章のポイント

ここまで前向きな情報を中心にお伝えしましたが、年齢ならではの壁も確かにあります。後悔しない判断のために、あらかじめ知っておいてほしい点を正直にまとめます。

面接で年齢がどう扱われるかは公表されていない

⚠️ 評価の中身は外から見えない

年齢を評価に用いているかどうかを公表している大学は、調べた範囲では確認できませんでした。制度上は平等でも、面接の評価の中身は外から見えないという前提で、志望理由を大学のアドミッション・ポリシーに沿って具体的に語れる準備をしておくことが現実的な対策です。

学費の回収や就職を目的にすると合いにくい

📉 経済的なリターンは期待しにくい

61歳で入学すると卒業は65歳前後です。学位を就職や収入増につなげる前提で考えると、学費と4年間の時間を回収するのは難しいケースが多いと考えます。資格取得を目指す場合も、実習先の確保や就業年齢の実態などを事前に確かめておく必要があります。

体力・通学・家族の理解という現実

❌ 見落としがちな負担

  • 1限からの通学、階段の多いキャンパス、長時間の試験
  • グループワーク中心の授業で、年齢差のある学生と協働する場面
  • 介護・家計・配偶者の理解など、家庭側の調整

オープンキャンパスや科目等履修で、実際の授業の雰囲気を一度体験してから決める方法をおすすめします。

💬 試験時間への慣れは早めに

共通テストは2日間、朝から夕方まで続きます。浪人生の指導でも、学力は足りているのに後半の科目で集中が切れて失点する例を見てきました。60歳の方こそ、直前期に本番と同じ時間割で過去問を通して解く日を何度か作ることをおすすめします。休憩中の食事や移動も含めてリハーサルしておくと、当日の不安がかなり減ります。

⚠️ 独学・映像授業だけで進める限界

映像授業や参考書は基礎の理解には強い一方、小論文の添削や面接練習、学習の進み具合の点検は自分だけでは難しい部分です。映像授業だけで合格まで届くかの判断材料はスタサプのみで大学受験に挑む場合の注意点で解説しました。

60歳からの大学受験に向いている人・向いていない人

⭕ 向いている人

  • 学びたい分野が具体的に決まっている
  • 学位を取ること自体に価値を感じている
  • 毎日の学習時間を1年程度継続して確保できる
  • 若い学生と対等に議論することを楽しめる

❌ 向いていない人

  • 収入アップや再就職を主な目的にしている
  • 「なんとなく大学生活を味わいたい」だけで学ぶ分野が決まっていない
  • 学費が生活資金を圧迫する

当てはまる場合でも、放送大学や科目等履修生から始めれば負担を抑えて試せます。

📝 進路選択についての注記

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、ご本人とご家族が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。最終的な判断は各大学の入試窓口にご相談ください。

60歳からの大学受験でよくある質問

❓ この章のポイント

60歳前後で大学受験を考える方から出やすい疑問を、公開情報で確かめられる範囲でまとめました。

60歳でも大学受験に年齢制限はありませんか?

❓ 回答

一般選抜の出願資格は高校卒業またはそれと同等以上の学力があることで、年齢の上限を設けている大学は一般的ではありません。社会人選抜はむしろ「満21歳以上」「社会人経験3年以上」など下限を設ける形が多く、60歳は条件を満たしやすい立場です。

高校を卒業していなくても大学を受験できますか?

❓ 回答

高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)に合格すれば大学入学資格が得られます。受験する年度の終わりまでに満16歳以上であれば受験でき、試験は年2回実施されています。

大学入学共通テストは60歳でも受けられますか?

❓ 回答

出願資格を満たせば年齢に関係なく受験できます。検定料は3教科以上で18,000円、2教科以下で12,000円です。出願はインターネットで個人が行い、令和9年度試験の出願期間は2026年9月15日から10月2日まででした。

定年退職後でも教育訓練給付金は使えますか?

❓ 回答

専門実践教育訓練給付金は、離職日の翌日から受講開始日までが1年以内で、雇用保険の加入期間が原則3年以上(初めての場合は2年以上)あれば対象になり得ます。ただし厚生労働大臣が指定した講座に限られ、大学の通常の学部課程がすべて対象になるわけではありません。

60歳だと面接で不利になりますか?

❓ 回答

年齢を評価に用いているかどうかを公表している大学は確認できませんでした。不利になるとも有利になるとも断言はできないため、志望理由を大学のアドミッション・ポリシーに沿って具体的に語れるよう準備することが現実的な対策です。

60歳から大学に入ると卒業は何歳になりますか?

❓ 回答

4年制大学に61歳で入学すれば標準的には65歳で卒業します。長期履修制度を設けている大学なら、年間の負担を抑えながら在学期間を延ばして学ぶ方法もあります。放送大学は自分のペースで単位を積み上げられます。

60歳から大学受験を始めるための5ステップ

🧭 この章のポイント

「受けてみたい」と思った今日から何をすればいいのか。迷わず動けるよう、最初の一歩を順番に並べました。

今日からできる準備の手順

📋 5つのステップ

① 目的を1文で書く
「〇〇学を体系的に学びたい」など、学位・教養・資格のどれが目的かを決めます。
② 入学資格を確認する
高校卒業証明が取れるか確認し、なければ高卒認定の日程を押さえます。
③ 候補校の募集要項を集める
社会人選抜の有無、出願条件、試験科目、長期履修制度の有無を比べます。
④ 学費と給付の可否を計算する
4年間の総額と、教育訓練給付金の対象になるかをハローワークで確かめます。
⑤ 学習計画を立てて始める
英語・国語・小論文の基礎から着手し、月ごとの到達目標を決めます。

受験までの全体像をつかむ

🔗 全体の流れを確認する

出願から合格発表までの一般的な流れや時期ごとにやるべきことは、大学受験の全体ロードマップで整理しています。年齢に関係なく使える内容なので、計画づくりの土台にしてください。

🏢 人に教わる環境を探すなら

対面の個別指導を検討する場合、多くの教室は中高生向けのため、社会人を受け入れているかは教室ごとに問い合わせが必要です。全国展開の例として個別指導キャンパスの口コミ分析があります。塾と家庭教師を横並びで比べたい方は学習塾・家庭教師の比較ランキングもご覧ください。

まとめ:60歳からの大学受験は目的と入り方で決まる

🎯 この記事のまとめ

  • 大学の出願資格に年齢の上限は一般的になく、60歳からの大学受験は制度上可能
  • 高校を出ていなくても高卒認定で大学入学資格が得られる
  • 入り方は一般選抜・社会人選抜・総合型選抜・放送大学などから選べる
  • 4年間の学費目安は放送大学約77万円、国立約243万円、私立約480万円
  • 勉強は英語・国語・小論文に絞り、映像授業と添削を組み合わせる

年齢はハンデではなく「科目を絞り、目的をはっきりさせる理由」になります。まずは志望校の募集要項を1校分取り寄せるところから始めてみてください。

📋 チェックリスト

向いている人向いていない人
学びたい分野が具体的収入アップが主目的
学位そのものに価値を感じる学ぶ分野が決まっていない
1年程度の学習時間を確保できる学費が生活資金を圧迫する

🎓 著者プロフィール

著者kouのプロフィール写真

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(フリーランス)

中学時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部卒業。在学中から早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、指導歴は10年超。中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校・浪人生・不登校・発達障害の生徒を担当してきました。

この記事を書く理由:大学受験と浪人生の指導で、年齢や経歴の異なる受験生が「何を捨て、何に集中すると伸びるか」を見てきました。いかなる教育機関にも忖度せず、デメリットも含めて判断材料をお届けします。

プロフィール|運営理念|プライバシーポリシー|お問い合わせ

📝 調査概要

  • 調査対象:60歳前後で大学進学を検討する方に関わる入学資格・入試方式・学費・給付制度
  • 調査方法:公式サイト調査(文部科学省・大学入試センター・厚生労働省・放送大学・各大学)/著者の大学受験指導の知見
  • 調査実施日:2026年10月25日
  • 情報の限界:著者は60代の受験生を直接指導した経験がありません。各大学が面接で年齢をどう評価しているかは公表情報がなく確認できませんでした。社会人選抜の実施状況は大学・年度により変わります。
  • 利益相反の有無:なし(本記事に広告・提携先はありません)

公開日:2026年10月25日/最終更新日:2026年10月25日 ※情報変更があった場合は随時更新します。