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🎓 この記事を書いた人
🎯 結論
結論:横浜の中学受験は「私立」「公立中高一貫」「国立」のどのルートを軸にするかで、準備も塾も費用も大きく変わります。公立中高一貫校は5校とも2月3日に一斉実施されるため受けられるのは1校のみで、2026年度の倍率は横浜市立の2校とも4倍台後半でした。公立1本に賭けず、2月1日・2日の私立と組み合わせる併願設計が現実的な選択肢です。
📋 この記事でわかること
「横浜で中学受験をするなら、まず何から考えればいいの?」「南高附属とサイフロ、私立のどれを目指すべき?」と迷っていませんか。この記事では次の疑問に答えます。
- 横浜の中学受験にはどんなルートがあるのか
- 2027年度入試の日程と、私立・公立の併願の組み方
- 横浜市立の公立中高一貫校2校の違いと最新倍率
- 横浜で塾を選ぶときの基準と費用の目安
- 後悔しないために知っておきたい注意点
読み終えるころには、ご家庭がどのルートで準備を進めるべきか、判断の軸がはっきりするはずです。
💬 この記事の前提
私は早稲田アカデミーの生徒として受験を経験し、高校の3年間は横浜市港北区の日吉に通いました。講師時代も多くの受験生と保護者の進路相談を受けてきました。ただし横浜市内の個々の学校を取材したわけではないため、学校情報は横浜市教育委員会の要項など公式資料と報道をもとに整理し、私の見解とは区別して書いています。特定の塾や学校との利害関係はありません。
横浜の中学受験とは?3つのルートと全体像
📌 この章のポイント
首都圏では小学6年生のおよそ5〜6人に1人が私立・国立中学を受験しています。横浜の中学受験は選択肢が多い一方、ルートごとに入試の性格がまったく違います。まずは全体像を押さえましょう。
横浜の中学受験とは?私立・公立中高一貫・国立の3ルート
🔍 横浜の中学受験の3ルート
横浜の中学受験とは、横浜市内に住む小学生が、私立中学・公立中高一貫校・国立大学附属中学のいずれかを受けることを指します。私立は4教科(または2教科)の教科型入試、公立中高一貫校は「適性検査」と呼ばれる資料読解・作文型の検査が中心です。
| ルート | 入試の形 | 受験できる数 | 主な費用 |
|---|---|---|---|
| 私立中学 | 4教科・2教科の教科型入試が中心 | 日程が重ならなければ複数可 | 授業料など学費が必要 |
| 公立中高一貫校 | 適性検査Ⅰ・Ⅱ(作文・資料読解・数理) | 神奈川の5校から1校のみ | 中学段階の授業料は不要 |
| 国立大学附属中学 | 学校ごとに独自の選考 | 日程次第で私立と併願可 | 授業料は不要 |
神奈川県内の私立中学は2026年度に55校(男子校9・女子校18・共学校28)が生徒を募集しました(神奈川県発表をもとにしたリセマム報道)。国立大学附属中学(横浜国立大学教育学部附属横浜中学校など)は選考方法や日程が独自のため、本記事では詳しく扱いません。同校の公式情報で確認してください。
首都圏の中学受験者数と受験率の推移
📊 首都圏の私立・国立中学の受験者数
首都圏模試センターの推定では、2026年の首都圏私立・国立中学の受験者数は52,050名、受験率は18.06%でした。前年より250名少ないものの、受験者数は過去40年で4番目、受験率は過去3番目の高さです。
| 入試年 | 受験者数(推定) |
|---|---|
| 2023年 | 52,600名 |
| 2024年 | 52,400名 |
| 2025年 | 52,300名 |
| 2026年 | 52,050名 |
出典:首都圏模試センター(ONETES)2026年2月19日掲載記事。この数字には公立中高一貫校の受検者は含まれません。神奈川県・横浜市単独の受験率は公表資料で確認できませんでした。
💡 数字の読み方
受験者数が「微減」でも、競争が楽になったとは考えないほうがいいと私は見ています。受験率は18%台で高止まりしており、しかもこの数字には公立中高一貫校の受検者が含まれていません。横浜市立の2校だけでも2026年度は1,121人(南高附属747人+サイエンスフロンティア附属374人)が受検しており、横浜で「中学から別の学校を目指す」子は統計の印象より多いと考えるべきです。全体の数字よりも、志望校ごとの倍率の動きを追うことが大切です。倍率の正しい読み方は実質倍率と出願倍率の違いの解説で詳しくまとめています。
横浜在住なら東京・川崎の学校も視野に入る
✏️ 横浜ならではの選択肢の広さ
横浜は東急東横線・田園都市線・JR線・京急線などで都内や川崎とつながっているため、私立なら東京都や川崎市の学校も現実的な候補になります。私が通った日吉も、東京方面と横浜方面の両方から生徒が集まる場所でした。
一方で、公立中高一貫校には住所の条件があります。横浜市立の2校は横浜市在住者が中心で、川崎市立川崎高附属は川崎市内在住者が対象です。「私立は広く、公立は住所で絞られる」という構造を最初に理解しておくと、志望校選びで迷いにくくなります。学年ごとにやるべきことの全体像は中学受験の学年別ロードマップで確認できます。
横浜の中学受験の日程と併願の組み立て方
📌 この章のポイント
神奈川の中学入試は、私立が2月1日以降に始まり、公立中高一貫校は2月3日に一斉に実施されます。日程の重なりを理解すると、併願の組み方が見えてきます。
神奈川の私立中入試は2月1日から始まる
📋 2026年度の主な私立中の試験日(実績)
神奈川県と神奈川県私立中学高等学校協会の募集要項では、私立中学の入学者選抜は2月1日以降に開始されます。横浜周辺の主な学校の2026年度の試験日は次のとおりでした。
| 試験日 | 主な学校(回) |
|---|---|
| 2月1日 | 慶應義塾普通部、フェリス女学院、サレジオ学院(A)、神奈川大学附属(1回)、中央大学附属横浜(1回)、洗足学園(1回)、逗子開成(1次) |
| 2月2日 | 聖光学院(1回)、栄光学園、慶應義塾湘南藤沢中等部(一般・一次) |
| 2月3日 | 浅野 |
出典:リセマム(2025年10月24日、神奈川県発表の2026年度募集要項をもとにした記事)。2027年度の日程は各校の募集要項で必ず確認してください。
公立中高一貫校は2月3日に一斉実施で1校のみ
⚠️ 公立中高一貫校は1校しか受けられない
2027年度入試でも、神奈川の公立中高一貫校5校(県立相模原中等・県立平塚中等・横浜市立南高附属・横浜市立サイエンスフロンティア附属・川崎市立川崎高附属)はすべて2027年2月3日(水)に検査を行います。そのため、公立どうしの併願はできません。
横浜市立2校の2027年度の主な日程は次のとおりです。
- ウェブでの志願手続き:2026年12月21日(月)〜2027年1月4日(月)
- 出願書類の提出:2027年1月5日(火)〜1月7日(木)必着または消印有効
- 適性検査:2027年2月3日(水)
- 合格発表:2027年2月10日(水)午前10時(ウェブ)
出典:横浜市教育委員会「横浜市立高等学校附属中学校 入学者選抜」(令和9年度要項)。
私立と公立中高一貫校を併願するスケジュール例
💡 元講師が勧める併願の考え方
図を見ると、公立中高一貫校の合格発表が私立の入試・手続きより後に来ることがわかります。公立が第一志望でも、2月1日・2日に受けた私立に合格した場合、公立の結果が出る前に入学金を納めるかどうか判断を迫られることがあります。延納制度の有無は学校ごとに違うので、併願校を決める段階で要項を確認しておきましょう。
私の考えでは、公立中高一貫校志望の家庭ほど「2月1日か2日に、適性検査型や作文型の入試を行う私立があれば1校入れておく」設計が有効です。実施の有無や日程は年度ごとに変わるため、各校の募集要項で確認してください。対策の重なりが大きく、本番の会場の空気を一度経験してから2月3日に臨めます。入試日程の組み方は首都圏の入試日と併願パターンの解説も参考にしてください。
横浜市立の公立中高一貫校2校を比較
📌 この章のポイント
横浜市立の公立中高一貫校は、南高等学校附属中学校と横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校の2校です。どちらも人気が高く、2026年度の倍率は4倍台後半でした。
南高附属とサイエンスフロンティア附属の違い
🆚 横浜市立2校の比較(2027年度要項)
| 項目 | 南高附属 | サイエンスフロンティア附属 |
|---|---|---|
| 募集人員 | 160名 | 80名 |
| 住所の条件 | 本人と保護者が神奈川県内在住(横浜市外からは定員の30%以内) | 本人と保護者が横浜市内在住 |
| 適性検査Ⅰ(45分) | 資料を読み解き、課題をとらえて表現する力 | 文章・図・表・データを読み解き、課題をとらえて表現する力 |
| 適性検査Ⅱ(45分) | 自然科学的・数理的な問題を分析・考察する力 | 情報を科学的・数理的にとらえ課題を解決する力 |
| 2026年度倍率 | 4.67倍 | 4.68倍 |
出典:横浜市教育委員会 令和9年度要項、倍率は2026年2月3日発表の受検状況(リセマム報道)。
💬 2校をどう選ぶか
要項の文言を読み比べると、サイエンスフロンティア附属は「情報を科学的・数理的にとらえる」力をより前面に出していることがわかります。理科や算数の資料を読むのが好きな子にはサイフロ、文章の読解や意見文で力を発揮する子には南附属、という分け方が一つの目安になると考えます。ただし、どちらも検査は2つで、文系・理系どちらかだけで合格できる構成ではありません。
2026年度の受検倍率は4倍台後半
📊 数字から読み取れること
- サイエンスフロンティア附属は前年度比0.43ポイント上昇し、5校で唯一倍率が上がった学校でした。
- 南高附属は前年度比0.05ポイント減とほぼ横ばいで、受検者747人のうち62人が横浜市外からの受検でした。
- 単純に計算すると、横浜市立2校では受検者のおよそ5人に4人が不合格になります。
2027年度の倍率は、出願締切後に横浜市教育委員会から発表されます。
💡 倍率を「わが家の数字」に読み替える
公表されている倍率は全受検者で割った値ですが、南高附属は横浜市在住かどうかで条件が違います。要項では、横浜市外からの入学は定員160人の30%以内、つまり最大48人です。2026年度は市外から62人が受検したので、市内在住の受検者は685人でした。
市外からの合格者数は公表資料で確認できませんでしたが、仮に市外枠が0人なら市内在住者の倍率は約4.3倍(685÷160)、48人まで埋まれば約6.1倍(685÷112)になる計算です。市内在住者にとっての実際の競争は、表の4.67倍より厳しくなる可能性があると私は考えます。サイエンスフロンティア附属は定員が南高附属の半分の80人で、模試の判定がわずかに届かないだけでも結果が分かれやすい点に注意してください。
適性検査は私立の教科型入試と何が違うのか
⚖️ 適性検査と教科型入試の違い
| 観点 | 公立の適性検査 | 私立の教科型入試 |
|---|---|---|
| 問われる力 | 資料の読み取り・記述・説明 | 教科ごとの知識と解法 |
| 出題の範囲 | 小学校の学習内容が土台 | 小学校の範囲を超える内容も多い |
| 答え方 | 作文・記述が中心 | 選択・数値・記述の組み合わせ |
🎓 指導経験から見た「適性検査の落とし穴」
私が指導してきた中で感じるのは、適性検査は「小学校の内容だから簡単」ではないということです。知識の量では差がつきにくいぶん、限られた時間で資料から条件を拾い、自分の言葉で筋道立てて書く力の差がそのまま点数に出ます。この力は問題集を一人で解くだけではなかなか伸びず、書いた答案を第三者に添削してもらう回数が結果を左右すると考えています。
家庭で基礎を固めたい場合は、映像授業で小学校範囲を先取り・復習する方法もあります。スタサプ小学講座の実際の評判も参考になるはずです。
横浜の私立中学の選び方と見落としがちな視点
📌 この章のポイント
横浜市内には男子校・女子校・共学校、大学附属校と進学校がそろっています。偏差値だけで選ぶと、入学後に「こんなはずでは」と感じることもあります。
横浜市内にある主な私立中学一覧
🏢 横浜市内の主な私立中学(区分別)
| 区分 | 主な学校 |
|---|---|
| 男子校 | 聖光学院、浅野、慶應義塾普通部、サレジオ学院 |
| 女子校 | フェリス女学院、横浜雙葉、横浜共立学園 |
| 共学校 | 神奈川大学附属、中央大学附属横浜、森村学園、山手学院、桐蔭学園中等教育学校 |
| 近隣の候補 | 栄光学園(鎌倉市)、洗足学園(川崎市)、慶應義塾湘南藤沢中等部(藤沢市) |
ここに挙げたのは一部です。神奈川県内では2026年度に55校の私立中学が募集を行いました。偏差値の目安は模試によって異なるため、模試ごとの偏差値の見方を押さえたうえで比較してください。
日吉に3年間通った私が考える通学環境の重要性
📖 元慶應義塾高校生として伝えたいこと
私は慶應義塾高校で3年間、日吉に通いました。慶應義塾普通部も同じ日吉にあり、高校では普通部出身の同級生と机を並べました。そこで実感したのは、中高6年間の生活の質は、偏差値より「通学」と「周りの生徒」で決まる部分が大きいということです。
朝の東横線の混雑、部活動で帰りが遅くなる日の帰宅時間、雨の日の駅から校舎までの距離。こうした日常の負担は、説明会の1回の訪問ではなかなか見えません。志望校を絞る段階では、実際に登校時間帯に親子で電車に乗ってみることを強く勧めます。
大学附属校と進学校、どちらを選ぶべきか
⚖️ 大学附属校と進学校の違い
| 観点 | 大学附属校 | 進学校 |
|---|---|---|
| 大学進学 | 内部進学の枠がある | 大学受験が前提 |
| 中高生活 | 部活動・行事に打ち込みやすい | 高校後半は受験勉強が中心 |
| 注意点 | 内部進学にも成績基準がある | 入学後も学習ペースが速い |
💡 附属校に進んだ立場からの見解
附属校は「大学受験がないから楽」と見られがちですが、私の実感では、内部進学でも学部選択は高校の成績で決まるため、定期試験を軽視すると希望の学部に進めないという別の緊張感があります。逆に、大学受験に縛られずに興味を深められる時間は大きな財産でした。どちらが合うかは、お子さんが「目標に向かって追い込むタイプ」か「自分の関心を広げるタイプ」かで考えるとよいと思います。中学受験そのものをするかどうか迷っている場合は、中学受験と高校受験の判断基準もあわせて読んでみてください。
横浜で中学受験の塾を選ぶときの基準
📌 この章のポイント
横浜には大手集団塾の校舎も、公立中高一貫校対策に強い地域の塾も数多くあります。大切なのは、目指すルートに合った塾を選ぶことです。
私立対策と公立中高一貫対策で塾を分けて考える
🔍 ルート別に合う学習スタイル
| 目指すルート | 合いやすい学習スタイル |
|---|---|
| 私立難関・上位校 | 大手集団塾の4教科カリキュラム(新4年生から) |
| 私立中堅校 | 集団塾、または個別指導で弱点を補強 |
| 公立中高一貫校 | 適性検査対策コースのある塾+作文の添削 |
| 私立と公立の併願 | 私立型を軸に、小6から適性検査対策を追加 |
大手塾の比較は大手6塾の違いを比べた塾選びの基準で詳しく解説しています。
元早稲田アカデミー講師が考える塾選びの3基準
🎓 講師として見てきた「伸びる子の塾選び」
生徒としても講師としても大手集団塾を経験した立場から、塾選びで私が重視してほしいのは次の3点です。
- 通塾時間が片道30分以内か:小学生にとって移動は想像以上に体力を削ります。
- 宿題の量を家庭で回せるか:集団塾の成績は、授業より家庭学習で差がつきます。
- 質問・面談の仕組みがあるか:わからない問題を翌週まで放置しない環境が大切です。
横浜は校舎の選択肢が多いぶん、「有名だから」で決めず、体験授業で子どもの表情を見て判断してほしいと思います。塾と家庭教師を横断して比較したい場合は学習塾・家庭教師のおすすめ比較も役立ちます。
中学受験にかかる費用の目安
💰 入学後の学習費(文部科学省調査)
中学受験では塾代だけでなく、入学後の学費も考えておく必要があります。文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」では、1年間の学習費総額は次のとおりです。
| 学校種 | 学習費総額(年額) |
|---|---|
| 公立中学校 | 542,475円 |
| 私立中学校 | 1,560,359円 |
私立中学の内訳は、学校教育費が1,128,061円、学校外活動費が422,981円です。公立中高一貫校は中学段階の授業料がかからないため、学校教育費の負担は私立より抑えられます。ただし塾代などの学校外活動費は家庭の方針によって大きく変わります。受験までの塾代の目安は大手4塾の月謝と3年間の総額で整理しています。
📝 費用・進路情報についての注意
本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は各サービスの公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。また、本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。
今日からできる最初の3ステップ
🧭 横浜の中学受験を始める手順
横浜市立2校・県立2校・川崎市立のどれを受けられるかを、教育委員会の要項で確認します。
私立中心か、公立中高一貫中心か、併願かを家族で話し合います。
ルートに合う塾を2〜3校比較し、志望校候補の説明会で通学経路も確かめます。
横浜の中学受験で後悔しないための注意点
📌 この章のポイント
中学受験は家族全体で数年がかりの取り組みになります。メリットだけでなく、起こりうるリスクも事前に知っておきましょう。
公立中高一貫校1本に絞るリスク
❌ 公立中高一貫校のみで受験するデメリット
- 受けられるのは1校だけで、2026年度の横浜市立2校の倍率は4倍台後半
- 適性検査は出題形式が独特で、当日の出来に左右されやすい
- 不合格の場合、準備した内容が地元の公立中学の学習と直結しにくい部分がある
私は、公立中高一貫校を目指すこと自体には賛成です。ただ、不合格だった場合に「地元の公立中学で何を頑張るか」まで家族で話しておくことが大切だと考えます。万が一の結果への向き合い方は全落ちしたときの直後の行動でもお伝えしています。
中学受験が向いていない家庭の特徴
⚠️ 慎重に考えたほうがよいケース
- 子ども本人が受験の目的を理解しておらず、親の希望だけで進んでいる
- 家庭学習のサポートや塾の送迎に時間を割くのが難しい
- 入学後の学費まで含めた資金計画が立っていない
- 習い事やスポーツを最優先にしたい時期と重なっている
これらに当てはまっても、中学受験ができないわけではありません。ただ、高校受験という選択肢も十分に検討する価値があります。
受験後に起きやすいミスマッチ
✏️ 入学後につまずく子に共通すること
受験で燃え尽きてしまい、中学1年の最初の定期試験で大きく崩れる子は少なくありません。私の指導経験では、合格がゴールになっていた子ほど、入学後の速い授業ペースに戸惑う傾向がありました。集団授業についていけなくなった場合は、個別指導で早めに立て直す選択肢もあります。個別指導キャンパスの口コミ分析のように、利用者の声から個別指導の向き不向きを確かめておくと判断しやすくなります。
横浜の中学受験に関するよくある質問
📌 この章のポイント
横浜で中学受験を考える保護者から特に多い質問をまとめました。
横浜市外に住んでいても南高附属やサイフロ附属は受けられる?
❓ 住所の条件
Q. 横浜市外に住んでいても南高附属やサイフロ附属は受けられる?
A. 学校によって異なります。2027年度の要項では、南高附属は志願者本人と保護者が神奈川県内に住んでいれば出願でき、横浜市外からの入学は附属中学校長が認めた場合に限り募集定員の30%以内です。サイエンスフロンティア附属は本人と保護者がともに横浜市内に住所を有することが条件で、市外から転居予定の場合は教育長の承認申請が必要です。
神奈川県立と横浜市立の公立中高一貫校は併願できる?
❓ 公立どうしの併願
Q. 神奈川県立と横浜市立の公立中高一貫校は併願できる?
A. できません。2027年度も神奈川の公立中高一貫校5校はすべて2月3日に検査を行うため、受けられる公立は1校だけです。私立中学(2月1日以降に入試開始)や国立中学と組み合わせるのが現実的な併願です。
横浜の中学受験はいつから準備を始めるべき?
❓ 準備を始める時期
Q. 横浜の中学受験はいつから準備を始めるべき?
A. 私立難関校を目指す場合、大手塾の本格カリキュラムは新4年生(小学3年生の2月)から始まるのが一般的です。公立中高一貫校のみを受ける場合、私の指導経験では小学5年生前後から対策を始める家庭が目立ちますが、読解力と計算力の土台は早めに作っておくと安心です。
塾なしで横浜の公立中高一貫校に合格できる?
❓ 塾なし受験
Q. 塾なしで横浜の公立中高一貫校に合格できる?
A. 不可能ではありませんが、2026年度の受検倍率は南高附属4.67倍、サイエンスフロンティア附属4.68倍と高く、作文型・資料読解型の適性検査は第三者の添削なしでは伸ばしにくいのが実情です。塾なしで進めるなら、映像授業で基礎を固めつつ、過去問の作文だけでも学校の先生や家庭教師に見てもらう方法を勧めます。
映像授業だけでどこまで対応できるかはスタサプで中学受験は可能かの検証で詳しく書いています。
サービス全体の評判を知りたい場合はスタサプ全4講座の口コミ解説が参考になります。
横浜から東京の私立中学に通うのは現実的?
❓ 都内への通学
Q. 横浜から東京の私立中学に通うのは現実的?
A. 住んでいる地域と路線次第です。横浜市東部や北部から東京都内へ通う生徒は珍しくありませんが、片道60分を超えると部活動や睡眠時間への影響が大きくなります。志望校候補が決まったら、実際に朝の通学時間帯に親子で一度乗ってみることを勧めます。
まとめ:横浜の中学受験は志望ルートを決めることから
🎯 この記事の結論
横浜の中学受験は、私立・公立中高一貫・国立のどれを軸にするかを最初に決めることが、後悔しない最大のポイントです。
- 神奈川の私立入試は2月1日以降に始まり、県内では2026年度に55校が募集
- 公立中高一貫校5校は2027年2月3日に一斉実施で、受けられるのは1校のみ
- 2026年度の倍率は南高附属4.67倍、サイエンスフロンティア附属4.68倍
- 公立の合格発表(2月10日)は私立の手続き期限より後になる場合がある
- 塾は目指すルートと通塾時間、家庭学習の回しやすさで選ぶ
公立志望でも私立を組み合わせた併願設計にし、通学環境まで親子で確かめてから志望校を決めることをおすすめします。
✅ 横浜の中学受験に向いている家庭
- 子ども本人が行きたい学校や受験の目的を持っている
- 家庭学習の時間を毎日確保できる
- 入学後の学費を含めた資金計画が立てられる
- 不合格でも次の道を前向きに考えられる
❌ 慎重に検討したほうがよい家庭
- 親の希望だけで受験を決めようとしている
- 公立中高一貫校1校だけに全てを懸けようとしている
- 塾の宿題やスケジュールを家庭で支える余裕がない
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🎓 著者プロフィール
📝 調査概要
- 調査対象:横浜の中学受験(私立中学・公立中高一貫校)の日程、募集条件、倍率、費用
- 調査方法:公式資料調査(横浜市教育委員会の募集要項、文部科学省の統計)/報道・受験情報機関の公表データの確認/著者の受験・指導経験に基づく考察
- 調査実施日:2026年10月14日
- 情報の限界:横浜市内の各学校への訪問・取材は行っていません。私立中学の試験日は2026年度実績で、2027年度の日程は記事執筆時点で各校の発表を確認していません。神奈川県・横浜市単独の中学受験率は公表資料で確認できませんでした。県立・川崎市立の公立中高一貫校の2027年度要項の詳細は確認範囲外です。国立大学附属中学の選考内容も本記事では扱っていません。南高附属の市外からの合格者数は確認できなかったため、市内在住者の倍率は試算の幅で示しています。
- 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告は含まれません)
📚 参考文献・引用元
- 横浜市教育委員会「令和9年度 横浜市立南高等学校附属中学校 入学者の募集及び決定に関する要項」(参照日:2026年10月14日)
- 横浜市教育委員会「令和9年度 横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校 入学者の募集及び決定に関する要項」(参照日:2026年10月14日)
- 文部科学省「令和5年度子供の学習費調査の結果について」(参照日:2026年10月14日)
- 首都圏模試センター(ONETES)「2026年の首都圏私立・国立中学受験者数」(2026年2月19日掲載/参照日:2026年10月14日)
- リセマム「神奈川県公立中高一貫校の受検状況」(2026年2月4日掲載/参照日:2026年10月14日)
- リセマム「神奈川県私立中学の2026年度募集概要」(2025年10月24日掲載/参照日:2026年10月14日)
公開日:2026年10月14日/最終更新日:2026年10月14日
※情報変更があった場合は随時更新します。


