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🎓 この記事を書いた人

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師
指導歴10年超。中学時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高等学校に合格、慶應義塾大学経済学部卒業。在学中は早稲田アカデミーで講師を務め、現在はフリーランスで中学受験から大学受験まで指導しています。
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公開日:2026年10月16日/最終更新日:2026年10月16日
※情報変更があった場合は随時更新します。
🎯 結論
結論:女子の併願パターンは「偏差値」より先に「2月1日〜3日の日程」と「女子校特有の入試日の固まり方」から組むのが基本です。御三家・難関女子校は2月1日に集中し、多くの学校が1〜2回しか入試を行いません。だからこそ、2月1日の結果に関係なく2月2日までに合格を1つ確保できる設計が、最後まで力を出し切るための土台になります。
📋 この記事でわかること
「女子の併願はどう組めばいいの?」「男子向けの情報を見ても当てはまらない」とお悩みではありませんか?この記事では、次の疑問に答えます。
- 女子の併願パターンが男子より複雑になる理由
- 1月の埼玉・千葉入試から2月5日までの入試カレンダー
- 2026年の「サンデーショック」で何が起き、2027年はどうなる見込みか
- 志望レベル別の併願パターン例と、組み立ての5ステップ
- 併願でよくある失敗と、受験料・手続きの注意点
💬 この記事の立ち位置
私は早稲田アカデミーでの講師経験と、現在のプロ家庭教師としての中学受験指導の中で、ご家庭と一緒に併願表を作る作業を何度も行ってきました。本記事では、その経験から得た考え方と、各校の募集要項や首都圏模試センターなどの公開データを組み合わせて解説します。私自身は女子校の受験生ではなく、特定の学校・塾との利害関係もありません。入試日程は2026年10月16日時点の公開情報に基づくため、出願前には必ず各校の最新の募集要項をご確認ください。
中学受験の併願パターンとは?女子ならではの前提
📌 この章のポイント
首都圏では2026年、私立・国立中学の受験者数が推定52,050名、受験率は18.06%と過去3番目の高さでした(首都圏模試センター推定、2026年2月19日発表)。受験生が多い状況が続くなか、女子には女子特有の「日程の壁」があります。まずは併願パターンの基本と、女子ならではの前提を押さえましょう。
併願パターンとは?基本の考え方
🔰 併願パターンの定義
併願パターンとは、第一志望校に加えて複数の学校・入試回を、試験日・難易度・合格発表日を組み合わせて受ける計画のことです。中学受験では同じ学校でも入試回によって難易度や定員が異なるため、「どの学校を受けるか」だけでなく「どの日の、どの回を受けるか」までを決めるのが併願パターンです。
一般的には、次の3つの層を組み合わせて作ります。
- チャレンジ校:現時点の成績では届くかどうか五分以下の学校
- 実力相応校:模試の結果から合格の可能性が十分ある学校
- 安全校:合格の可能性が高く、進学してもよいと思える学校
女子の併願が男子より複雑になる3つの理由
🔍 女子特有の3つの事情
- 難関女子校の入試が2月1日に集中している
桜蔭・雙葉・フェリス女学院などは2月1日の1回のみの入試です(2026年度実績)。第一志望を2月1日に置くと、それ以外の難関校は2月2日以降の回から選ぶことになります。 - 入試回数が1〜2回の学校が多い
2026年度の難関女子校13校の日程を見ると、6校が入試を1回だけ行い、2回の学校でも2月1日と2月2日・3日に分かれる程度です。「同じ学校を3回受けてチャンスを広げる」という作戦を取りにくいのが女子の特徴です。 - 曜日によって入試日が動く学校がある
キリスト教系(プロテスタント系)の学校には、2月1日が日曜日の年に入試日を移す学校があります。年ごとに併願の組み合わせが変わるため、前年の併願例をそのまま使えません。
2026年入試で見えたサンデーショックの影響
📊 2026年サンデーショックの実例
2026年は2月1日が日曜日だったため、女子学院・東洋英和女学院・立教女学院・横浜共立学園などが入試日を2月2日に移しました(リセマム、2026年2月9日)。その結果、2月1日の桜蔭・雙葉と、2月2日の女子学院を併願できる「珍しい年」になりました。
| 学校(2026年) | 応募者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 女子学院 | 1,088(前年706) | 947(前年640) | 329(前年276) | 2.88(前年2.32) |
| 桜蔭 | 599(前年542) | 567(前年516) | 287(前年289) | 1.98(前年1.79) |
| 立教女学院 | 594(前年382) | 495(前年364) | 145(前年144) | 3.41(前年2.53) |
| 東洋英和女学院A | 443(前年289) | 348(前年242) | 121(前年97) | 2.88(前年2.49) |
出典:リセマム「【中学受験2026】2月入試結果と繰り上げ状況速報(2/6時点)」(声の教育社の速報をもとにした記事)。2026年2月6日時点の速報値です。
💡 数字から私が読み取ること
女子学院の応募者が前年の約1.5倍に増えたのは、「2月1日に別の学校を受けたうえで女子学院にも挑戦できる」という日程の変化が、そのまま出願行動に表れた結果だと考えます。ここで押さえたいのは、併願パターンは本人の実力だけでなく「その年の日程」で倍率ごと変わるという点です。
また同記事では、桜蔭が応募増にもかかわらず合格者をほぼ据え置いた点について、繰り上げ合格を見込んだ動きと読んでいます。私はこれを「女子の併願は、2月1日〜3日だけでなく、繰り上げ連絡が来る2月中旬までが勝負の期間になり得る」という意味で受け止めています。
女子の併願パターンを組む前に知っておく入試カレンダー
📌 この章のポイント
首都圏の中学入試は、1月10日ごろの埼玉から始まり、1月20日ごろの千葉、2月1日の東京・神奈川へと続きます。併願パターンは、このカレンダーのどこに「合格を取りに行く日」を置くかで決まります。全体像と、2027年入試の見通しを整理します。入試日程の全体は2027年の首都圏・関西の入試日程でもまとめています。
1月入試から2月5日までの全体像
📋 カレンダーの読み方
- 埼玉(1月10日〜):2027年度は栄東Ⅰが1月10日、淑徳与野の第1回が1月13日、浦和明の星女子の第1回が1月14日です(埼玉県公表の令和9年度入試要項)。
- 千葉(1月20日〜):2026年度は市川が1月20日、国府台女子学院が1月21日、渋谷教育学園幕張が1月22日でした。
- 東京・神奈川(2月1日〜):難関女子校は2月1日に集中し、2月2日・3日に2回目の入試を置く学校が続きます。
- 2月4日・5日:浦和明の星女子・淑徳与野の第2回(2月4日)、頌栄女子学院の第2回(2026年度は2月5日)など、最後のチャンスとなる回があります。
💡 1月入試の結果を2月の「判定」に読み替えない
浦和明の星女子の2026年度第1回は、受験者1,831名に対して合格者が1,103名、実質倍率は1.7倍でした(インターエデュ、2026年1月19日時点)。このように合格者を多く出す1月入試は、合格しても「2月の難関校に届く」という保証にはならず、不合格だった場合の気持ちへの影響は大きいと私は考えています。
私は1月入試を「合否を占う場」ではなく、会場の空気・時間配分・当日の持ち物と移動を本番で試す場と位置づけるようご家庭に伝えてきました。そう決めておけば、結果がどちらでも2月1日に向けた準備がぶれません。
2027年入試の曜日と日程の見通し
⚠️ 2026年の併願例を2027年に流用しない
2027年2月1日は月曜日です。そのため、2026年のように日曜日を理由として入試日を2月2日へ移す動きは起きない見込みです。つまり、2026年に可能だった「桜蔭・雙葉(2月1日)+女子学院(2月2日)」のような組み合わせは、2027年には成り立たない可能性が高いと考えられます。
インターネット上には2026年入試の併願例が多く残っていますが、2027年受験生がそのまま参考にすると日程が重なるおそれがあります。2027年度の日程は各校の募集要項で必ず確認してください。たとえば鷗友学園女子は2027年度入試を2月1日(約160名)・2月3日(約60名)の2回と公表しています(鷗友学園女子 募集要項)。
主な難関女子校の入試日一覧(2026年度実績)
📊 難関女子校の入試日(2026年度)
| 学校名 | 2026年度の入試日 | 入試回数 |
|---|---|---|
| 桜蔭 | 2/1 | 1回 |
| 雙葉 | 2/1 | 1回 |
| フェリス女学院 | 2/1 | 1回 |
| 女子学院 | 2/2(サンデーショックで移動) | 1回 |
| 立教女学院 | 2/2(サンデーショックで移動) | 1回 |
| 白百合学園 | 2/2 | 1回 |
| 鷗友学園女子 | 2/1・2/3 | 2回 |
| 吉祥女子 | 2/1・2/2 | 2回 |
| 洗足学園 | 2/1・2/2 | 2回(2025年までの3回から変更) |
| 学習院女子 | 2/1・2/3 | 2回 |
| 頌栄女子学院 | 2/1・2/5 | 2回 |
| 香蘭女学校 | 2/1・2/2午後 | 2回 |
| 東洋英和女学院 | 2/2・2/3 | 2回 |
出典:インターエデュ「御三家・難関女子13校の入試日程」(2025年11月時点の募集要項に基づく)。豊島岡女子学園は例年2月2日以降に複数回の入試を行っており、2027年度の募集要項は2026年9月16日に公式サイトで公開されています。
📝 日程情報についての注記
本記事の入試日程は公開時点の情報であり、変更の可能性があります。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。
志望レベル別・女子の併願パターン例
📌 この章のポイント
ここでは、志望レベルごとに「どの日に何を狙うか」という考え方の型を紹介します。具体的な学校名は日程の構造を説明するための例であり、受験をすすめるものではありません。お子さんの模試の結果と校風の好みに合わせて、学校を差し替えて使ってください。偏差値の読み方に不安がある方は、模試4社の偏差値の違いを先に確認しておくと判断がぶれにくくなります。
女子御三家・最難関志望の併願パターン
🧮 最難関志望の組み方の型(2月1日が平日の年)
| 日程 | 役割 | 考え方の例 |
|---|---|---|
| 1月(埼玉・千葉) | 本番慣れ+合格確保 | 浦和明の星女子・渋幕など、1月の大規模入試で本番を経験 |
| 2月1日 | 第一志望 | 桜蔭・女子学院・雙葉のいずれか(3校は同日のため1校のみ) |
| 2月2日 | 難関校で合格を狙う | 2月2日に入試を行う難関女子校(2026年度は白百合など。豊島岡は2月2日以降に複数回) |
| 2月3日 | 押さえ+再挑戦 | 2月1日の結果を見て、2回目入試がある学校を選ぶ |
| 2月4日・5日 | 最終手段 | それまでの結果に応じて出願を判断する回 |
💡 最難関志望で私が重視すること
最難関志望のご家庭ほど、2月2日・3日を「どれだけ強い学校で埋めるか」に意識が向きがちです。しかし私が指導で優先していたのは、2月2日の夜までに「この学校なら喜んで通える」と言える合格を1つ持つことでした。合格が1つあるかないかで、3日以降の答案の落ち着きが目に見えて変わるからです。
難関校ばかりを並べた併願表は一見強気ですが、全滅したときの逃げ場がありません。私は、1月入試の合格を「安全校」とみなしすぎないことも伝えていました。1月の学校に本当に通う気があるかどうかで、2月の作戦の組み方自体が変わるためです。
難関女子校志望の併願パターン
🔍 2回入試の学校を「軸」に使う
鷗友学園女子(2月1日・3日)、吉祥女子(2月1日・2日)、学習院女子(2月1日・3日)のように、2回の入試を持つ学校は併願の軸にしやすいのが特徴です。2月1日に第一志望として受け、不合格でも2回目で再挑戦できるからです。
- 2月1日:第一志望校の1回目
- 2月1日午後または2月2日:実力相応校で合格を確保
- 2月3日:第一志望校の2回目、または別の難関校
- 2月4日・5日:結果次第で使う予備の回
ただし、2回目は定員が少ないのが一般的です。2027年度の鷗友学園女子でいえば、1回目約160名に対し2回目は約60名で、募集全体の3割弱にとどまります。「2回目があるから大丈夫」とは考えず、2回目は難度が上がる前提で計画しましょう。倍率の見方は実質倍率と出願倍率の違いで詳しく解説しています。
中堅女子校・共学校を軸にする併願パターン
📋 合格を積み上げる組み方
中堅校を中心に考える場合は、入試回数の多い学校や午後入試をうまく使い、早い日程で合格を積み上げてから挑戦校に向かう順番が組みやすくなります。
- 2月1日午前:第一志望校
- 2月1日午後:実力相応〜安全校の午後入試
- 2月2日:実力相応校の別回、または挑戦校
- 2月3日以降:結果に応じて再挑戦か押さえを選ぶ
2月2日以降に入試がある学校は多いため、日程に余裕がある分、「通える範囲」「校風が合うか」で候補を絞る作業が重要になります。
女子校と共学校を組み合わせる併願の考え方
✏️ 女子校と共学校の混在について
女子校の入試がない日を共学校で埋める組み方は、日程上はとても合理的です。2026年の入試では、東京の私立中で応募者増の多くが共学校によるものだったと報じられています(JBpress、2026年)。
一方で私は、女子校と共学校は「同じ偏差値でも別物」だと考えています。女子校志望の子が共学校の雰囲気になじめない、あるいはその逆も起こり得ます。併願に共学校を入れる場合は、合否の前に「進学したら楽しく通えそうか」を本人と話しておくことが、入学後の後悔を減らす一番の方法です。
失敗しない併願校の選び方
📌 この章のポイント
併願校選びで迷うのは「何校受けるか」「どの順番で受けるか」です。ここでは、私が併願表を作るときに使っていた判断基準と、具体的な手順を紹介します。塾選びの段階から見直したい方は中学受験の学年別ロードマップも参考にしてください。
チャレンジ校・実力相応校・安全校の配分
⚖️ 配分の考え方
| 区分 | 置く日程の目安 | 判断のポイント |
|---|---|---|
| チャレンジ校 | 2月1日・2月3日以降 | 不合格でも次の日に響かない位置に置く |
| 実力相応校 | 2月1日午後〜2月2日 | ここで合格を取れるかが全体の安定を左右する |
| 安全校 | 1月入試・2月1日午後など | 「通ってもよい」と本人が思えることが絶対条件 |
配分は模試の結果だけで決めず、過去問との相性も加味します。過去問の始め方は過去問の時期と復習法で解説しています。
午後入試を使うときの判断基準
❗ 午後入試は体力との相談
午後入試は、2月1日・2日のうちに合格を確保できる便利な仕組みです。一方で、午前の試験後に移動して続けて受ける負担は小学生にとって大きいものです。
- 午前校から午後校への移動時間と経路を、事前に実際の時間帯で確認する
- 昼食をどこで、何分でとるかまで決めておく
- 過去問演習で「1日2回分を解いても集中が続くか」を一度試しておく
集中が続かないタイプのお子さんの場合は、午後入試を無理に入れず、2月2日午前で合格を狙う形も選択肢です。
合格発表と手続き締切から逆算する
💡 併願表に「3つの列」を足す
多くのご家庭の併願表は「学校名・試験日・偏差値」で止まっています。私は必ず、次の3列を足してもらっていました。
- 合格発表の日時(当日夜か、翌日か)
- 入学手続きの締切(入学金の支払期限)
- 次の回の出願締切(当日出願ができるか)
この3列があると、「2月1日の発表を見てから2月3日の回に出願できるか」が一目でわかります。逆にこれがないと、発表待ちの間に出願締切が過ぎる、入学金を払う前に別校の結果が出ないといったすれ違いが起きます。出願状況の見方は出願状況の読み方も参考になります。
女子の併願パターンを組む5ステップ
🧭 今日からできる併願表づくり
2027年度の募集要項で、第一志望校の入試日と回数を確認します。
第一志望と同じ日・同じ時間帯の学校を候補から外します。
実力相応校・安全校の中から、2月1日午後〜2月2日に置ける回を選びます。
2月1日・2日の結果ごとに、3日以降どの回を受けるかを分岐図にします。
各校の発表日時、入学金の期限、出願締切を一覧にして家族で共有します。
元早稲アカ講師が考える併願の組み立て方
📌 この章のポイント
ここでは、日程表だけでは見えにくい「本番の受験生の心の動き」を踏まえた考え方をお伝えします。塾の先生と相談する前に、ご家庭で方針を整理する材料にしてください。
2月1日の結果で崩れない計画の作り方
🗣️ 指導の中で感じてきたこと
私が指導してきた中で強く感じるのは、受験生は「点数」より「結果の順番」に揺さぶられるということです。同じ実力でも、先に合格を1つ持っている子は次の試験に落ち着いて臨めます。反対に、不合格が続いた状態で迎える試験では、普段なら解ける問題を落としやすくなります。
だからこそ私は、併願パターンを「強い学校を並べる表」ではなく、「どの順番で結果が出れば、本人が最後まで戦えるか」を設計する表だと考えています。女子は第一志望が2月1日に集中しやすいぶん、1日の結果を受けた2日・3日の組み方が、ほかの学年や男子以上に重要です。
私が併願の相談で必ず確認する3つのこと
✏️ 3つの確認事項
- 本人が「行きたい」と言える学校が何校あるか
保護者の希望だけで組んだ併願表は、本人の気持ちが続きません。 - 全落ちを防ぐ安全校が、本当に「通ってもよい学校」か
受けるだけの安全校は、合格しても進学先として機能しません。 - 繰り上げ合格の連絡を受けられる体制があるか
2026年の速報では女子校で繰り上げを見込む動きが報じられました。入学金を払った学校と繰り上げ校の間でどう判断するか、事前に家族で決めておくと慌てずに済みます。
万一、思うような結果が出なかった場合の考え方は全落ちした直後の行動でまとめています。
女子の併願パターンで注意したいこと
📌 この章のポイント
併願パターンは「受けられる日程」がわかると、つい回数を増やしたくなります。ここでは、受験校が増えすぎることのデメリットや、よくある失敗を正直にお伝えします。
よくある失敗パターン
❌ 避けたい組み方
- 前年の併願例をそのまま使う:2026年はサンデーショックの年で、2027年とは日程が異なる可能性が高い
- 難関校だけで2月1日〜3日を埋める:全落ちの場合に立て直す回が残らない
- 通う気のない学校を安全校にする:合格しても進学先にならず、精神的な支えにもなりにくい
- 連日の午後入試を詰め込む:体力が落ち、本命の回で実力を出せなくなる
- 発表時刻と出願締切を確認していない:結果を見てから出願するつもりが、締切に間に合わない
受験料と入学金の負担を見積もる
💰 費用の考え方(仮定の試算)
私立中学の受験料は学校ごとに異なり、1回ごとにかかります。たとえば仮に1回2万5千円の入試を8回受けると、受験料だけで20万円になります。さらに、第一志望の結果が出る前に押さえ校の入学金を納める場合は、受験料とは別に入学金がかかります。
受験料の割引(複数回同時出願の割引など)や入学金の延納制度の有無は学校ごとに違うため、各校の募集要項で確認したうえで、併願表に金額の列を加えておくと安心です。塾代を含む全体の費用感は大手4塾の月謝と総額で整理しています。
📝 費用情報についての注記
本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は各校の公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。
この組み方が向いていない家庭の特徴
🔺 当てはまる場合は計画を見直す
- お子さんが連日の受験で疲れやすく、試験回数を増やすと実力が出にくい
- 「この学校以外は行かない」という強い意思があり、併願の必要性自体が低い
- 通学時間の上限が厳しく、受けられる学校が限られる
こうした場合は、本記事の「合格を積み上げる型」をそのまま当てはめず、受験回数を絞る、公立中高一貫校との組み合わせを検討するなど、ご家庭の事情に合わせて調整してください。
女子の併願パターンに関するよくある質問
❓ よくある質問
保護者の方からよく聞かれる疑問を、Q&A形式でまとめました。
女子の中学受験では併願校を何校受けるのが一般的?
❓ Q&A
Q. 女子の中学受験では併願校を何校受けるのが一般的ですか?
A. 決まった校数の正解はありません。校数から決めるのではなく、2月1日から3日までの間に「通ってもよいと思える学校の合格」を最低1つ確保できる回数から逆算するのがおすすめです。受験料や体力の負担も考え、お子さんが受け切れる範囲に収めてください。
東京・神奈川の女子でも1月入試は受けたほうがいい?
❓ Q&A
Q. 東京・神奈川の女子でも1月の埼玉・千葉入試は受けたほうがいいですか?
A. 本番の雰囲気に慣れる、2月前に合格を持てるという利点があります。一方で、大規模な1月入試は不合格もあり得るため、結果が2月の気持ちに響かない難度の回を選ぶことが大切です。通学可能で、本人が入学してもよいと思える学校を選ぶのが前提です。
女子校と共学校を併願しても問題ない?
❓ Q&A
Q. 女子校と共学校を併願しても問題ありませんか?
A. 問題ありません。日程の空きを共学校で埋める組み方は一般的です。ただし、女子校と共学校では学校生活の雰囲気が大きく異なるため、どちらに進学しても本人が納得できるかを、説明会や文化祭で事前に確かめておくことをおすすめします。
2027年の中学入試にサンデーショックの影響はある?
❓ Q&A
Q. 2027年の中学入試にサンデーショックの影響はありますか?
A. 2027年2月1日は月曜日のため、2026年のように日曜日を理由とした入試日の移動は起きない見込みです。2026年は女子学院などが2月2日に移動したため、2026年の併願例をそのまま2027年に当てはめないよう注意してください。正式な日程は各校の募集要項で確認してください。
女子も午後入試を併願パターンに入れるべき?
❓ Q&A
Q. 女子も午後入試を併願パターンに入れるべきですか?
A. 午後入試は、2月1日・2日のうちに合格を確保する手段として有効です。ただし午前の試験後の移動と連続受験は体力的な負担が大きいため、模試や過去問演習で1日2回の受験に耐えられるかを確認したうえで組み込むのがよいと考えます。
2月1日の第一志望が不合格だったら当日どう動く?
❓ Q&A
Q. 2月1日の第一志望が不合格だったら、当日どう動けばよいですか?
A. 事前に「1日の結果が不合格だった場合に出願する回」を決め、出願締切と合格発表時刻を一覧にしておくことが最も重要です。当日に慌てて決めると判断を誤りやすいため、合格・不合格それぞれの分岐を受験前に保護者とお子さんで共有しておいてください。
まとめ:中学受験の併願パターンは女子特有の日程から組む
🎯 この記事のまとめ
- 女子の難関校は2月1日に集中し、入試回数も少ないため、日程から先に組むのが基本
- 2月2日の夜までに「喜んで通える学校の合格」を1つ確保する設計が、最後まで戦うための土台
- 2027年2月1日は月曜日。2026年(サンデーショック)の併願例は流用しない
- 併願表には発表日時・手続き締切・次回の出願締切の3列を足す
- 安全校は「通ってもよい学校」に限り、受験回数は体力と費用の範囲に収める
✅ この記事の組み方が向いている人
- 第一志望が2月1日にあり、2日・3日の組み方に悩んでいる
- 1月入試を受けるかどうか迷っている
- 2026年の併願例を見て、2027年にも使えるか不安になった
❌ 別の方法を検討したほうがよい人
- 第一志望1校のみを受ける方針がすでに固まっている
- 公立中高一貫校が第一志望で、私立は併願の位置づけにとどまる
💬 最後に
併願パターンに「正解の表」はありません。大切なのは、お子さんが最後の試験まで自分の力を出し切れる順番を、ご家庭で納得して選ぶことです。家庭学習の補強を検討している方は、スタサプで中学受験ができるかの検証も判断材料にしてください。
🎓 著者プロフィール

kou|教育系Webライター・プロ家庭教師
- 指導歴10年超
- 中学時代に早稲田アカデミーに通い、慶應義塾高等学校に合格
- 慶應義塾大学経済学部卒業
- 在学中、早稲田アカデミーで多数の受験生を指導
- 中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校・浪人生・不登校・発達障害の指導経験あり
この記事を書く理由:塾講師・家庭教師として、受験校の選び方や併願の組み方をご家庭と一緒に考える場面に数多く立ち会ってきました。特定の学校や塾に偏らない立場から、日程と公開データに基づく判断材料をお届けします。
📋 調査概要
- 調査対象:首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)の女子が受験する主な私立中学の入試日程と2026年入試結果
- 調査方法:公式サイト調査/公的機関資料の調査/教育メディアの記事調査/著者の指導経験に基づく知見
- 調査実施日:2026年10月16日
- 情報の限界:千葉県・東京都の一部学校は2027年度の日程を確認できず、2026年度実績を掲載しています。豊島岡女子学園の2027年度各回の日程は募集要項PDFの内容を確認できていません。2026年の入試結果は2月6日時点の速報値です。著者は学校・保護者への取材は行っていません。
- 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告は含まれません)
📚 参考文献・引用元
- 首都圏模試センター「2026年の首都圏私立・国立中学受験者数は52,050名と微減」(参照日:2026年10月16日)
- 埼玉県「令和9年度 私立中学校入試要項」(参照日:2026年10月16日)
- 鷗友学園女子中学高等学校「募集要項」(参照日:2026年10月16日)
- 豊島岡女子学園「生徒募集要項」(参照日:2026年10月16日)
- リセマム「【中学受験2026】2月入試結果と繰り上げ状況速報(2/6時点)」(参照日:2026年10月16日)
- インターエデュ「御三家・難関女子13校の入試日程」(参照日:2026年10月16日)
- インターエデュ「千葉県の主な私立中高一貫校 2026年入試日程」(参照日:2026年10月16日)
- JBpress「サンデーショックで併願戦略が激変!」(参照日:2026年10月16日)
公開日:2026年10月16日/最終更新日:2026年10月16日
※情報変更があった場合は随時更新します。

