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🎓 この記事を書いた人

kou(元塾講師・プロ家庭教師)
指導歴10年超。慶應義塾大学経済学部卒。在学中は早稲田アカデミーで受験生を指導し、現在はフリーランスのプロ家庭教師として大学受験生・浪人生も担当しています。
公開日:2026年10月18日/最終更新日:2026年10月18日
※情報変更があった場合は随時更新します。
🎯 結論
結論:今からでも大学受験は「全部やる」をやめれば間に合う可能性があります。2027年の共通テスト本試験(1月16日・17日)までは、10月18日時点で約90日。残り時間で合否を動かすのは、勉強量そのものより「何を捨て、何に集中するか」を決める速さです。
📋 この記事で解決できる疑問
- 今からでも本当に間に合うのか、何を基準に判断すればいいのか
- 共通テストまでに使える勉強時間は、実際どのくらいあるのか
- どの科目から手をつけるべきか
- 10月〜2月をどう逆算して過ごせばいいのか
- 今から塾や映像授業を使うべきか
💬 先にお伝えしておきたいこと
「もう遅いかもしれない」と焦っている受験生や、お子さんの様子を見て不安を感じている保護者の方は多いと思います。私は塾講師・家庭教師として、秋以降に追い込む受験生を何度も見てきました。この時期に伸びる生徒は、多くが「やらないこと」を先に決めていました。
一方で、私自身は慶應義塾高校からの内部進学のため、大学の一般選抜を受験生として経験していません。本記事は、指導者としての経験と、大学入試センターなどの公式情報に基づいて執筆しています。特定の塾や教材を勧める目的はなく、読者が自分で判断できる材料を届けることを優先しています。
今から大学受験は間に合う?判断の前に知っておきたい前提
🔍 この章でわかること
「間に合うかどうか」は気持ちではなく、残り日数と志望校の要求水準で決まります。まずは、残り時間を数字で把握するところから始めましょう。
「今から間に合う」とはどういう状態か
📌 定義
大学受験で「今から間に合う」とは、残り期間で志望校の合格最低点付近まで得点を引き上げられる見込みがある状態を指します。全科目を完璧にする必要はなく、配点の高い科目と頻出分野で合格点に届けば十分です。
共通テストまでの残り日数と使える勉強時間
📊 2026年10月18日から共通テスト前日までの試算
大学入試センターの公表によると、2027年の共通テスト本試験は1月16日(土)・17日(日)です。そこから逆算すると、使える日数と時間は次のとおりです。
| 期間 | 日数(平日/土日) | 勉強時間の試算 |
|---|---|---|
| 10/18〜11/30 | 44日(31/13) | 約241時間 |
| 12/1〜12/31 | 31日(23/8) | 約164時間 |
| 1/1〜1/15 | 15日(11/4) | 約80時間 |
| 合計 | 90日(65/25) | 約485時間 |
※平日4時間・土日9時間で計算した筆者の試算です。冬休みや祝日は平日として扱っているため、実際にはもう少し確保できる人が多いはずです。
💡 数字で見ると見え方が変わる
「あと3か月しかない」と感じていた生徒に、この表を一緒に作ってもらうと表情が変わることがよくありました。約485時間は、参考書1冊を2〜3周できる程度の量です。逆に言えば、新しい教材を何冊も始める余裕はありません。時間を「増やす」より「配分を決める」ほうが、この時期は効果が大きいと私は考えています。
間に合うかどうかを分ける3つの条件
🔢 判断の3条件
- 志望校の入試科目数:私立大学の3教科型と、国公立大学の共通テスト6教科8科目では、必要な準備量が大きく違います。
- 配点の高い科目の現在地:配点比率が高い科目に伸びしろがあれば、短期間でも合計点を動かしやすくなります。
- 過去問に着手できる時期:12月中に過去問演習へ入れるかどうかが、形式への慣れを左右します。
今からでも間に合う人・計画の見直しが必要な人の違い
⚖️ この章でわかること
同じ「残り90日」でも、置かれている条件によって取るべき戦略は変わります。自分がどちらに近いかを確認してみてください。
今からでも間に合う可能性が高い人の特徴
✅ 可能性を残しやすい条件
- 英語の単語・文法など、基礎の土台がある程度できている
- 受験科目が3教科以内で、配点の高い科目がはっきりしている
- 模試で、得点が安定している分野と不安定な分野を区別できている
- 毎日の勉強時間を、すでに一定量確保できている
計画の見直しが必要な人の特徴
⚠️ このままでは届きにくいサイン
- 全科目の基礎が同時に抜けていて、優先順位をつけられていない
- 参考書を次々に替え、どれも1周目の途中で止まっている
- 志望校の配点や出題形式を、まだ調べていない
- 共通テスト6教科8科目が必要なのに、手つかずの科目がある
当てはまっても、合格の可能性がないわけではありません。今すぐ計画を組み替える必要があるというサインです。
志望校を変えるべきか判断する基準
✏️ 私が生徒と話すときの基準
志望校を下げるかどうかで迷う生徒には、「第一志望は変えずに、併願校の幅を広げる」ことをまず提案してきました。目標を下げると勉強の緊張感まで下がりやすいからです。
判断材料にしてほしいのは、最新の模試での「合格者平均との差が科目別にどこで開いているか」です。差が1〜2科目に集中しているなら挽回の余地があり、全科目で均等に開いているなら併願戦略の見直しが優先だと考えます。共通テスト後の判断には、共通テストリサーチの判定の見方も参考になります。
もし浪人も選択肢に入れるなら、「現役で受ける大学」と「浪人した場合の目標」を分けて考えることをおすすめします。現役での受験を最後までやり切った経験は、浪人後の計画の質を大きく左右するからです。浪人時の学習環境は浪人生の塾・予備校の選び方で比較しています。
元塾講師が見てきた「直前期に伸びる受験生」の共通点
🗣️ この章でわかること
ここでは、私が塾講師・家庭教師として秋以降の受験生を指導してきた中で感じた傾向をお伝えします。統計ではなく一人の指導者の見解ですが、計画を立てるうえでのヒントにしてください。
伸びた受験生が「やめたこと」
💬 共通していた3つの「やめたこと」
- 新しい参考書を買うこと:伸びた生徒ほど、手元の1冊を繰り返していました。
- まとめノートをきれいに作ること:書く時間を、問題を解く時間に置き換えていました。
- 苦手科目を全範囲やり直すこと:頻出分野だけに絞って、取れる点を確実に取りにいっていました。
反対に、伸び悩んだ生徒は「不安だから全部やる」を選びがちでした。直前期の不安は、作業量を増やすことでは消えず、得点源を確認することで小さくなる――これが10年以上の指導で私が実感していることです。
私が指導で使ってきたのは、間違えた問題を次の3つに分けて対処を変える方法です。
| 失点の種類 | よくある例 | 直前期の対処 |
|---|---|---|
| 知識不足 | 単語・公式・用語を覚えていない | 手元の1冊の該当ページだけ復習する |
| 時間不足 | 最後の大問に手が回らない | 解く順番と1問あたりの目安時間を決める |
| ケアレスミス | 符号・マーク・設問の読み違い | ミスの型をメモし、見直しの観点を固定する |
分類してみると、新しい知識を入れなくても防げる失点が意外に多いことに気づく生徒がほとんどでした。
内部進学だった私が、大学受験生に伝えたいこと
📖 指導者としての視点
私は高校受験を経て慶應義塾高校に進学し、大学へは内部進学しました。つまり、大学の一般選抜を受験生として戦った経験はありません。だからこそ、自分の成功体験を押しつけるのではなく、多くの受験生を外から見てきた立場で、再現しやすいやり方を伝えることを意識しています。
指導者として見てきた中で、直前期に強いのは「過去問の間違いを分析する習慣」がある受験生だと感じています。これは高校受験の指導でも大学受験の指導でも、共通して見られた傾向です。
今から間に合わせるための科目別の優先順位
📋 この章でわかること
限られた時間でどこに力を入れるか。科目ごとの特性から優先順位を整理します。最終的には、志望校の配点に合わせて調整してください。
英語:単語と長文の「毎日接触」を最優先に
📌 英語の進め方
英語はほとんどの大学・学部で受験科目に含まれるため、優先度を上げておきたい科目です。一方で、短期間で急に伸びにくい科目でもあります。だからこそ単語の復習と長文読解を毎日欠かさないことが重要です。共通テストのリーディングは分量が多いため、12月以降は時間を計って解く練習を増やしてください。
数学・国語:頻出分野と解き方の型に絞る
📌 数学・国語の進め方
- 数学:志望校の過去問で頻出の単元を洗い出し、典型問題の解法を再現できるまで繰り返す
- 現代文:設問の根拠を本文から探す解き方を固め、解説を読んで「なぜその選択肢か」を言語化する
- 古文・漢文:単語・文法・句形は短期間でも得点に直結しやすいため、早めに仕上げる
理科・社会:今からでも点数が動きやすい科目
💡 暗記科目は「範囲の順番」が鍵
理科・社会は、取り組んだ分だけ得点に反映されやすい傾向があります。私が指導するときは、教科書の後半(手薄になりやすい分野)から先に固めるよう伝えてきました。学校の進度が遅い場合、後半分野は自分で進めない限り手つかずのまま本番を迎えてしまうからです。
受験方式別:共通テスト中心か私大中心かで配分を変える
🆚 受験方式別の時間配分の考え方
| 受験方式 | 優先すること | 注意点 |
|---|---|---|
| 国公立中心 | 共通テスト全科目の底上げ | 情報Ⅰを含む科目数が多く、捨て科目を作りにくい |
| 私大中心 | 3教科の過去問演習 | 大学ごとに出題傾向が大きく異なる |
| 共通テスト利用併用 | 共通テストの得点安定 | 出願締切が共通テスト前の大学もある |
※科目数や出願時期は大学・学部ごとに異なります。必ず各大学の募集要項でご確認ください。
残り90日で間に合わせる逆算スケジュール
🧭 この章でわかること
共通テスト本番から逆算した、時期ごとの過ごし方の目安です。全体像は大学受験全体のロードマップでも整理しています。
10月〜11月:基礎の穴を埋める期間
📋 ステップで見る10月〜11月
12月:過去問で出題形式に合わせ込む期間
📋 ステップで見る12月
模試の過去問を演習に使いたい場合は、模試の過去問を合法的に入手する方法も参考になります。
1月:共通テスト直前の最終調整
❗ 直前期に意識したいこと
- 本番と同じ時間帯に解く練習をして、生活リズムを試験時間に合わせる
- 新しい問題より、これまで間違えた問題の解き直しを優先する
- 受験票・持ち物・会場までの経路は、前週までに確認しておく
共通テスト後〜2月:出願と私大・二次試験対策
📌 共通テスト後の流れ
共通テスト後は自己採点をもとに、国公立大学の出願校を最終決定します。自己採点のやり方とミス防止策は事前に確認しておくと安心です。国公立大学の前期日程は例年2月25日から始まり、私立大学の一般選抜も2月に集中します。共通テストが終わった翌日から、二次試験・私大対策に頭を切り替える準備をしておきましょう。
今から追い込むときの注意点とデメリット
⚠️ この章でわかること
焦りから選んだ方法が、かえって得点を下げることがあります。追い込み期にこそ気をつけたい点を正直にお伝えします。
睡眠を削る追い込みは逆効果になりやすい
❌ 睡眠不足のデメリット
勉強時間を増やそうとして睡眠を削ると、日中の集中力が落ちやすくなります。共通テストは朝から始まるため、夜型の生活のまま本番を迎えると実力を出しにくくなると私は考えます。勉強時間は睡眠ではなく、スマートフォンや移動中のすきま時間から生み出してください。
新しい参考書・勉強法に手を出すリスク
📉 乗り換えが招くこと
- 1冊目が中途半端なまま終わり、どちらも身につかない
- 「新しいことを始めた安心感」で、実際の演習量が減る
- 直前期に解説の書き方が違う教材を混ぜ、理解が混乱する
今から塾・予備校・映像授業を使う場合の注意点
🔺 今から外部の力を借りるなら
今から塾や予備校に入る場合、新しいカリキュラムを一から受ける時間は残っていないと考えてください。目的を「過去問の添削」「学習計画の管理」「苦手単元のピンポイント指導」に絞ることが大切です。塾と予備校の役割の違いは予備校と塾の違いで整理しています。
スタディサプリなどの映像授業は、苦手単元の穴埋めには便利です。ただし、視聴だけでは得点力につながりにくいため、演習とセットで使う必要があります。限界と使い方はスタサプだけで大学受験に挑む場合の限界で詳しく解説しています。
📝 ご注意
本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。
今から間に合う大学受験のよくある質問
❓ この章でわかること
今から大学受験に臨む受験生や保護者の方から、よく寄せられる疑問にお答えします。
高3の10月からでも大学受験は間に合いますか?
❓ 回答
A. 志望校と現在地の差、受験科目数、残り時間の使い方によります。2027年の共通テスト本試験は1月16日・17日で、10月中旬からなら約90日あります。科目を絞り、過去問で出題形式に合わせ込めば、合格可能性を引き上げる余地は十分にあります。
偏差値40台からでも今から間に合いますか?
❓ 回答
A. 偏差値だけでは判断できません。志望校の入試科目が少ない、配点の高い科目に伸びしろがある、といった条件がそろえば可能性は残ります。一方で全科目の基礎が抜けている場合は、志望校の幅を広げる判断もあわせて検討してください。
1日何時間勉強すれば間に合いますか?
❓ 回答
A. 必要な時間は人によって違うため、一律の正解はありません。目安として平日4時間・土日9時間なら、10月18日から共通テスト前日までで約485時間になる計算です。時間の長さより、その時間を何に使うかを先に決めることが重要です。
今から塾や予備校に入っても意味はありますか?
❓ 回答
A. 過去問の添削や学習計画の管理など、目的を絞れば意味はあります。ただし、新しいカリキュラムを一から受けると時間が足りなくなりがちです。入るなら、直前期に何をしてもらえるのかを体験授業や面談で具体的に確認してください。
志望校はいつまでに決めればよいですか?
❓ 回答
A. 私立大学の一般選抜は1月前後に出願期間を設ける大学が多く、国公立大学の出願は共通テストの後に行います。出願期間は大学ごとに異なるため、受験候補の大学の募集要項を今のうちに確認し、併願校も含めた候補を早めに固めておくことをおすすめします。
スタサプなどの映像授業だけで今から間に合いますか?
❓ 回答
A. 弱点単元の穴埋めには有効ですが、映像授業の視聴だけでは得点力は上がりにくいと私は考えます。視聴後の演習と過去問での確認を必ずセットにし、時間配分の練習は自分で計画する必要があります。
まとめ:今から間に合う大学受験は「絞る力」で決まる
🎯 この記事のまとめ
- 2027年の共通テスト本試験は1月16日・17日。10月18日時点で残りは約90日
- 平日4時間・土日9時間なら約485時間。教材を増やす余裕はない
- 間に合うかは「科目数」「配点の高い科目の伸びしろ」「過去問に入れる時期」で決まる
- 12月中に過去問演習へ入り、出題形式と時間配分に合わせ込む
- 睡眠を削る追い込みや教材の乗り換えは避ける
残り90日でやるべきことは、全部を少しずつではなく、得点につながることを確実に。今日、最新の模試を開いて失点単元を書き出すところから始めてみてください。
✅ 今からの追い込みが向いている人
- 優先科目を2つ程度に絞る決断ができる
- 手元の参考書を繰り返すことに抵抗がない
- 過去問の間違いを分析する時間を取れる
❌ 計画の組み直しから始めたほうがよい人
- 全科目を同時に一からやり直そうとしている
- 志望校の配点・出題形式をまだ調べていない
- 睡眠時間を削れば何とかなると考えている
🧭 次の一歩
自分だけで計画を立てるのが難しい場合は、外部の力を借りるのも一つの方法です。塾・家庭教師を比較したい方は学習塾・家庭教師のタイプ別比較を、大学受験向けの映像授業を検討している方はスタサプ大学受験講座の実態をご覧ください。
🎓 著者プロフィール

kou(教育系Webライター・プロ家庭教師)
中学時代に早稲田アカデミーへ通い、慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部を卒業しました。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、指導歴は10年を超えます。現在はフリーランスのプロ家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験のほか、中高一貫校生、浪人生、不登校や発達障害のある生徒の指導にも携わっています。
この記事を書く理由:秋以降に焦って勉強量だけを増やし、伸び悩む受験生を指導の現場で見てきました。特定の塾や教材に偏らず、限られた時間を正しく配分するための判断材料を届けたいと考えています。
公開日:2026年10月18日/最終更新日:2026年10月18日
※情報変更があった場合は随時更新します。
📚 調査概要
- 調査対象:2027年度大学入学共通テストの実施期日、大学入試の一般的な日程
- 調査方法:公的機関の公式サイト調査/報道機関の記事調査/著者の指導経験に基づく知見
- 調査実施日:2026年10月18日
- 情報の限界:著者は大学へ内部進学しており、一般選抜を受験生として経験していません。勉強時間は一定の条件を置いた試算で、個人の状況により異なります。各大学の出願期間・配点は大学ごとに異なるため、本記事では一般的な傾向のみを扱っています。
- 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告は含まれません)
🏷️ 参考文献・引用元
- 独立行政法人 大学入試センター「大学入学共通テスト」(参照日:2026年10月18日)
- 文部科学省「大学入学者選抜」(参照日:2026年10月18日)
- リセマム「共通テスト2027 実施要項公表」(参照日:2026年10月18日)
📝 記事情報
公開日:2026年10月18日/最終更新日:2026年10月18日
※情報変更があった場合は随時更新します。

