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立命館大学の受験ガイド|入試方式・日程・対策を元塾講師が解説

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kou(教育系Webライター・プロ家庭教師)
指導歴10年超。慶應義塾高校・慶應義塾大学経済学部卒。在学中は早稲田アカデミーで受験生を指導し、現在は中学受験から大学受験・浪人生まで個別に担当しています。

私大入試の方式選び・配点戦略・過去問の使い方を、受験生と一緒に組み立ててきた経験をもとに執筆しています。

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公開日:2026年10月17日/最終更新日:2026年10月17日
※情報変更があった場合は随時更新します。

🎯 結論

結論:立命館大学の受験は「どの方式で、何回受けるか」の設計で合格の確率が大きく変わります。試験日が違えば学部・方式を問わず何度でも受験でき、全学統一方式(2月1日〜4日)・学部個別配点方式・共通テスト併用方式・3月の後期分割方式と、得意科目に合わせて選べる仕組みがあるからです。

そのうえで学力面では、全学統一方式(文系)で最も配点が高い英語(120点)を土台にし、過去問と公開されている合格最低点で「あと何点」を測りながら仕上げるのが、私が私大受験の指導で一貫して勧めてきた進め方です。

📋 この記事でわかること

「立命館大学を受けたいけれど、方式が多すぎて何を選べばいいかわからない」「受験料や日程の全体像をつかみたい」とお考えではありませんか?

  • 立命館大学の一般選抜にどんな方式があり、いつ実施されるのか
  • 全学統一方式と学部個別配点方式の配点の違い、どちらが自分に有利か
  • 入学検定料の目安と、併願を組むときの考え方
  • 科目別の対策の優先順位と、過去問・合格最低点の使い方
  • 出願や併願で失敗しやすいポイント

読み終えるころには、自分が受けるべき方式と、今日から取りかかる勉強の順番が決まる状態を目指しています。

📝 この記事の情報について

入試方式・日程・配点は、立命館大学の入試情報サイトと2027年度の出願の手引き、および河合塾Kei-Net・ベネッセ「マナビジョン」の掲載情報(2026年10月17日参照)にもとづいています。私は立命館大学の在籍経験や入試の実施に関わった経験はなく、学部ごとの内部事情については公式情報の範囲内でお伝えします。2027年度の入学試験要項は11月上旬に公開予定とされているため、出願前には必ず最新の要項を確認してください。

  1. 立命館大学の受験とは?まず押さえたい全体像
    1. 立命館大学の受験とは?3つの選抜区分の違い
    2. 3キャンパスと学部の配置
    3. 志願者数・合格者数・募集人数から見る受験の規模
  2. 立命館大学の一般選抜の入試方式と日程
    1. 一般選抜の入試方式一覧
    2. 2027年度入試の日程の目安
    3. 立命館大学の受験料(入学検定料)はいくら?
  3. 配点から考える立命館大学の受験方式の選び方
    1. 全学統一方式と学部個別配点方式の違い
    2. 共通テスト併用方式・共通テスト方式が向いている人
    3. 英語資格や情報Ⅰを活かせる方式
    4. 併願の組み方は何回受けるかから逆算する
  4. 元塾講師が考える立命館大学の受験対策
    1. 英語は配点が最も高い科目から仕上げる
    2. 国語と選択科目は失点を減らす発想で
    3. 過去問と合格最低点で「あと何点」を測る
    4. 指導経験から見る、伸び悩む受験生の共通点
  5. 立命館大学の受験で注意したいこと
    1. 志願者数や倍率の数字をそのまま信じない
    2. 併願の受けすぎは費用と体力を削る
    3. 出願手続きでつまずきやすいポイント
    4. この受験戦略が向いていない人
  6. 立命館大学の受験でよくある質問
    1. 立命館大学は同じ学部を何回も受験できますか?
    2. 立命館大学の入学検定料はいくらですか?
    3. 立命館大学の全学統一方式(文系)の配点は?
    4. 英検などの英語資格は立命館大学の受験で使えますか?
    5. 立命館大学の受験勉強はいつから始めればいいですか?
  7. 今日から始める立命館大学の受験準備
    1. 時期別にやるべきこと
    2. 勉強手段は費用と自己管理力で選ぶ
  8. まとめ:立命館大学の受験は方式選びと過去問で決まる

立命館大学の受験とは?まず押さえたい全体像

📌 この章のポイント

2026年度の立命館大学の総志願者数は98,635名。関西の私立大学のなかでも、全国から多くの受験生が集まる大学です。この章では、受験の入り口として「どんな選抜があるのか」「どれくらいの規模なのか」を整理します。

立命館大学の受験とは?3つの選抜区分の違い

🔰 立命館大学の受験の基本

立命館大学の受験とは、京都・滋賀・大阪の3キャンパスに文系・理系の多くの学部を置く立命館大学の入学者選抜を受けることです。選抜は大きく「一般選抜」「総合型選抜」「学校推薦型選抜」に分かれ、2027年度の募集人数8,194名のうち約60%が一般選抜、約40%が総合型選抜・学校推薦型選抜などで募集されます。

一般選抜はさらに、大学独自の試験で判定する方式、大学入学共通テストの得点だけで判定する方式、両方を組み合わせる方式の3系統に分かれます。

3キャンパスと学部の配置

🏢 学部とキャンパス

キャンパス所在地
衣笠キャンパス京都府京都市
びわこ・くさつキャンパス(BKC)滋賀県草津市
大阪いばらきキャンパス(OIC)大阪府茨木市

2026年度入試からはデザイン・アート学部の募集も始まっています。学部の所属キャンパスは移転などで変わることがあるため、志望学部のキャンパスは必ず大学の公式サイトで最新の情報を確認してください。

💬 キャンパスは「通学」まで含めて考える

私が受験生の志望校相談で必ず確認するのが「4年間どこに通うのか」です。立命館大学は同じ大学名でも、学部によって京都・滋賀・大阪とキャンパスがまったく違います。偏差値や受けやすさだけで学部を選ぶと、入学後に通学時間や下宿の有無で生活が想定と変わることがあります。方式を選ぶ前に、学部ごとのキャンパスを地図で一度確かめておくことを勧めています。

志願者数・合格者数・募集人数から見る受験の規模

📊 数字で見る立命館大学の受験

立命館大学の受験規模(2026年度志願者・合格者、2027年度募集人数)① 志願者数・合格者数・募集人数総志願者数(2026年度)98,635名合格者数(2026年度)30,288名募集人数(2027年度)8,194名※志願者数は延べ数。総志願者数÷合格者数は約3.3倍② 募集人数の選抜区分別の割合(2027年度)一般選抜 約60%総合型・推薦など 約40%③ 志願者の出身地域(2026年度)近畿以外 51%近畿 49%出典:立命館大学「2027年度 一般選抜 出願の手引き」(2026年10月17日参照)

志願者の半数以上が近畿以外から集まっている点は見落とされがちです。全国30試験地で受験できる仕組みが、地方の受験生にとって受けやすさにつながっていると考えます。

出典:立命館大学 2027年度一般選抜 出願の手引き(2026年10月17日参照)

立命館大学の一般選抜の入試方式と日程

📌 この章のポイント

立命館大学の一般選抜は、1月の共通テストから3月の後期日程まで、約2か月にわたって続きます。ここでは方式の一覧と日程の流れ、受験料を順に整理します。

一般選抜の入試方式一覧

📋 2027年度 一般選抜の主な方式

系統方式名概要
独自試験全学統一方式全学部共通問題の3教科型。2月上旬の複数日程から選べる
独自試験学部個別配点方式学部ごとに配点を変えた方式。得意科目の比重が高い学部を選べる
独自試験薬学方式・理系型3教科方式理系学部向けの方式
独自試験IR方式(国際関係学部)英語資格のスコアを点数換算し、独自試験と合わせて判定
併用共通テスト併用方式共通テストの得点と独自試験の得点を組み合わせて判定
独自試験(3月)後期分割方式/「経営学部で学ぶ感性+共通テスト」方式3月に実施される後期の方式
共通テスト共通テスト方式(2月選考・3月選考)個別試験なし。2月選考は7科目型・5教科型・3教科型、3月選考は5教科型・4教科型・3教科型

出典:立命館大学 2027年度一般選抜 出願の手引き(2026年10月17日参照)

2027年度入試の日程の目安

📋 法学部法学科の日程(例)

方式出願期間試験日合格発表
全学統一方式(文系)1/6〜1/222/1〜2/42/17
学部個別配点方式(文系)1/6〜1/262/72/20
共通テスト併用方式(3教科型)1/6〜1/262/8〜2/92/20
後期分割方式2/12〜2/263/73/17
立命館大学 一般選抜のタイムライン(法学部法学科の例)1/62月実施方式の出願開始1/22全学統一方式の出願締切1/26学部個別・共テ併用の出願締切2/1〜4全学統一方式(日程を選べる)2/7〜9学部個別配点・共テ併用2/17・202月実施方式の合格発表3/7後期分割方式(出願2/12〜2/26)3/17後期分割方式の合格発表出典:ベネッセ「マナビジョン」立命館大学 一般選抜(2026年10月17日参照)

学部個別配点方式の試験日は学部によって異なります。志望学部ごとの日程は、11月上旬公開予定の2027年度入学試験要項で必ず確認してください。

出典:ベネッセ「マナビジョン」立命館大学 一般選抜(2026年10月17日参照)

🔍 地方からでも受けやすい試験地

立命館大学の一般選抜は全国30試験地で受験でき、全学統一方式は全日程・全地域で受験可能とされています。2027年度は和歌山試験地で受験できる日程が増える予定です。京都まで移動せずに受けられるため、宿泊費や移動の負担を抑えて併願を組めます。

出典:立命館大学 入試情報サイト「一般選抜のポイント」(2026年10月17日参照)

立命館大学の受験料(入学検定料)はいくら?

💰 入学検定料の目安(2026年度入試)

方式入学検定料
独自試験を課す一般方式35,000円
共通テスト併用方式35,000円
共通テスト利用方式18,000円

併願割引の有無は学部・方式によって異なります。たとえば一般方式では、文・国際関係・経済・理工・経営・生命科学・薬の各学部に割引ありと掲載されています。

全学統一方式を3日程受けると、それだけで35,000円×3=105,000円(割引適用前)。併願を増やすほど費用がかさむので、家庭で上限額を先に決めておくと出願期の判断がぶれにくくなります。

出典:河合塾Kei-Net 立命館大学 受験料・併願割引(2026年10月17日参照)

📝 費用情報についての注記

本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は各大学の公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。2027年度の入学検定料・併願割引は、大学が公表する入学試験要項に従ってください。

配点から考える立命館大学の受験方式の選び方

📌 この章のポイント

同じ学部・同じ学力でも、方式によって合否が変わることがあります。違いを生むのは「配点」です。法学部法学科の配点を例に、方式ごとの向き不向きを見ていきます。

全学統一方式と学部個別配点方式の違い

⚖️ 配点比較(法学部法学科・文系)

方式英語国語選択科目合計
全学統一方式120100100320
学部個別配点方式150150100400

選択科目は数学・世界史・政治経済などから1科目を選びます。全学統一方式では英語が全体の約38%を占め、学部個別配点方式では英語と国語がそれぞれ37.5%を占めます。学部個別配点方式は、選択科目の比重が25%に下がるのが特徴です。

同じ学部でも、たとえば産業社会学部現代社会学科の学部個別配点方式は国語150・英語150・選択科目200と、選択科目を重く見る設計になっています。学部によって「何を重く見るか」が逆になる点に注意してください。

出典:ベネッセ「マナビジョン」立命館大学 一般選抜(2026年10月17日参照)

💡 配点の「比率」で方式を選ぶ

私が方式選びで受験生と一緒にやるのは、模試の科目別得点率を各方式の配点にかけて、どの方式なら合計点が最も高くなるかを試算することです。たとえば英語・国語が得意で日本史や世界史がまだ固まっていない受験生なら、選択科目の比重が下がる法学部の学部個別配点方式のほうが、実力を点数にしやすい計算になります。

逆に、社会が得点源の受験生なら産業社会学部の学部個別配点方式のように選択科目を重く見る方式が向いています。「どの方式が簡単か」ではなく、「自分の得点構造に合う方式はどれか」で選ぶと、同じ学力でも合格の可能性を上げられると考えます。

共通テスト併用方式・共通テスト方式が向いている人

🆚 共通テストを使う方式の向き不向き

方式向いている人気をつけたい点
共通テスト併用方式国公立大と併願し、共通テストの数学や社会で得点できる人共通テストの結果が悪いと、独自試験で取り返す必要がある
共通テスト方式(2月選考)国公立大志望で、共通テストの得点だけで私大の合格を確保したい人個別試験がないぶん、高い得点率が求められやすい
共通テスト方式(3月選考)2月の結果を見てから追加で出願したい人2月の結果を見て判断できる反面、合否がわかるのは3月になる

共通テスト方式(2月選考)は、出願の締切が共通テストの受験前(2027年度は1月15日)に設定されている点に注意が必要です。自己採点を見てから出願することはできません。

出典:立命館大学 2027年度一般選抜 出願の手引き(2026年10月17日参照)

💬 国公立志望の受験生に伝えていること

国公立大が第一志望の受験生は、私大対策に割ける時間が限られます。私はそうした受験生に、共通テスト方式で「出願だけは先に済ませ、合格の確率を上げる保険」をかけつつ、独自試験は全学統一方式に絞る組み方を提案することが多いです。共通テストの出来が読めない段階で出願するのは不安ですが、受験料が18,000円と独自試験より安く、試験会場に行く負担もありません。

共通テストの得点で私大の合否を判定する考え方は、共通テストボーダーの見方を知っておくと、出願校の判断材料にしやすくなります。

英語資格や情報Ⅰを活かせる方式

📈 得意分野を点数に変えられる方式

  • 英語資格:共通テスト方式では、英検準1級以上などに相当するスコアを外国語(英語)の満点として換算する特例措置があります。
  • IR方式(国際関係学部):英検2級以上などに相当するスコアで出願資格を満たし、スコアを点数に換算して独自試験と合わせて判定します。
  • 情報Ⅰ:産業社会学部の学部個別情報型(国語150・英語150・情報Ⅰ200)や、共通テストの情報Ⅰを使う併用方式など、情報Ⅰの得点を活かせる方式があります。

TOEFL iBTなどは受験時期によって基準のスケールが異なります。条件が細かく決められているため、該当しそうな人は要項の換算表で確認してください。

出典:立命館大学 2027年度一般選抜 出願の手引き(2026年10月17日参照)

併願の組み方は何回受けるかから逆算する

🔢 併願を組む3ステップ

① 第一志望の学部を決める
キャンパスと学びたい内容から学部を1つ決め、その学部の全方式の配点と日程を書き出します。
② 得点構造に合う方式を選ぶ
模試の科目別得点率を各方式の配点にかけて試算し、有利な方式を軸にします。
③ 日程と費用の上限で回数を決める
試験日が違えば同じ学部・方式に複数回挑戦できます。全学統一方式の別日程や、日程の異なる他学部を加え、費用と体力の上限内で回数を決めます。

立命館大学の公式情報では、試験日が異なれば学部・方式を問わず複数回受験できるとされています。1回の失敗で終わらない仕組みを、計画的に使うことが大切です。

元塾講師が考える立命館大学の受験対策

📌 この章のポイント

方式が決まったら、次は得点を積み上げる順番です。ここでは、私が私大受験の指導で受験生に伝えてきた優先順位を、立命館大学の配点に当てはめて解説します。

英語は配点が最も高い科目から仕上げる

✏️ 英語の対策で最初にやること

全学統一方式(文系)では英語の配点が120点と最も高く、合計320点の4割近くを占めます。英語の1割の差は、選択科目の1割の差より1.2倍重いということです。

指導の現場では、長文が読めないと悩む受験生の多くが、実は単語と文法の取りこぼしで止まっていました。だから私は、長文演習に入る前に次の順番で基礎を固めるよう伝えています。

  1. 単語帳1冊を、見た瞬間に意味が出るまで反復する
  2. 文法・語法問題集を1冊、間違えた問題だけ繰り返す
  3. 1文ずつ構造をとる英文解釈の練習をする
  4. そのうえで、時間を計って長文問題を解く

独学で英語の順番を組みたい人は、映像授業を使った英語の学習順も参考になります。

国語と選択科目は失点を減らす発想で

💡 国語・選択科目の考え方

国語と選択科目は、英語ほど配点差がないぶん、「大きく稼ぐ」より「大きく落とさない」ことが合計点に効きます。私が受験生に勧めるのは次の2点です。

  • 古文は単語と文法(助動詞・敬語)を先に仕上げ、読解問題の失点を防ぐ
  • 日本史・世界史は教科書レベルの用語を落とさないことを最優先にし、細かい知識は過去問で出た分野から補う

高校の授業内容から復習し直したい人は、高校の授業を映像で復習できる講座の評判も参考になります。

選択科目は、学部個別配点方式で配点が大きく変わります。法学部のように比重が下がる方式もあれば、産業社会学部のように重くなる方式もあるため、受ける方式が決まってから選択科目の勉強時間を配分し直すと無駄が出にくくなります。

過去問と合格最低点で「あと何点」を測る

✏️ 過去問の使い方

立命館大学は、全学部・全方式の合格最低点を公開しています。これは受験生にとって大きな武器です。私は過去問を解いた受験生に、次の3つを必ず記録してもらっています。

  1. 科目別の得点と、合計点
  2. 受ける方式の合格最低点との差(あと何点か)
  3. 失点の原因(知識不足・時間不足・ケアレスミス)

合格最低点は入試情報サイトで方式ごとに確認できます。満点が方式によって320点・400点などと違うため、私は「合格最低点÷満点」で得点率に直してから、自分の過去問の得点率と比べるよう指導しています。こうすると、どの方式が自分にとって合格に近いかを同じ物差しで比べられます。

「あと何点」がわかると、残りの期間で伸ばすべき科目が数字で見えてきます。過去問は「解いて終わり」にせず、合格最低点との差を埋める計画表として使うのが効果的です。

また、立命館大学は独自試験の出題傾向について、2027年度も過年度から大幅な変更はないとしています。過去問で傾向をつかむ価値は高いと考えます。

出典:立命館大学 2027年度一般選抜 出願の手引き(2026年10月17日参照)

指導経験から見る、伸び悩む受験生の共通点

🗣️ 方式が多い大学ほど起きやすいこと

私大受験の指導をしていて、方式の多い大学を志望する受験生ほど陥りやすいと感じてきたのが、「受ける方式が多すぎて、どの配点に合わせて勉強しているのかわからなくなる」状態です。

全学統一方式、学部個別配点方式、共通テスト併用方式と並べると、それぞれの対策が必要に見えます。しかし実際には、英語・国語・選択科目の基礎はほぼ共通です。違うのは配点の比重だけなので、勉強の中身は1本にまとめ、方式ごとの違いは「時間配分」と「直前期の過去問」で調整するのが効率的だと考えています。

具体的には、12月までは全学統一方式の過去問で共通の基礎を確認し、1月に入ってから学部個別配点方式や共通テスト併用方式の過去問に切り替えます。直前期に「受ける順番」に合わせて過去問の方式を割り当てるだけで、方式ごとの対策に追われる状態は避けられます。

立命館大学の受験で注意したいこと

⚠️ この章のポイント

受験の機会が多いことは、そのまま安心につながるわけではありません。ここでは、数字の読み方や出願の手続きなど、知らないと損をしやすいポイントを整理します。

志願者数や倍率の数字をそのまま信じない

❗ 延べ志願者数の読み方

2026年度の総志願者数98,635名・合格者数30,288名から計算すると、倍率は約3.3倍です。ただし、この志願者数は1人が複数回出願した分を重ねて数えた延べ数です。

立命館大学のように複数回受験できる大学では、1人で3〜4回出願する受験生も珍しくありません。全体の倍率だけを見て「受かりやすい」「難しい」と判断するのではなく、志望学部・方式ごとの合格最低点と自分の過去問の得点を比べるほうが、実態に近い判断ができます。

併願の受けすぎは費用と体力を削る

❌ 受けすぎで起きやすい失敗

  • 費用がふくらむ:独自試験は1回35,000円(2026年度)。他大学の受験料と合わせると、出願だけで数十万円になることもあります。
  • 復習の時間がなくなる:2月上旬に試験が続くと、前日の試験の反省を次の試験に活かす時間がとれません。
  • 本命の前に疲れる:第一志望の試験日の前に受験日を詰め込みすぎると、本番で力を出し切れないことがあります。

受験回数は「多いほど安心」ではなく、連続受験は3日までなど、自分の体力に合わせた上限を決めておくことを勧めます。

出願手続きでつまずきやすいポイント

⚠️ インターネット出願の注意点

  • 出願はインターネットでの登録・検定料の納入に加え、調査書などの書類を郵送して初めて完了します(出願期間最終日の消印有効)。
  • 入学検定料の納入も出願期間の最終日までで、選んだ納入方法はあとから変更できません。
  • 入学試験要項は冊子での配布がなく、11月上旬に入試情報サイトで公開予定です。
  • 共通テストを利用する方式では、大学入学共通テストの成績請求票番号が必要です。

追加出願のときは同じアカウントを使えば志願者情報の再入力は不要で、調査書なども流用できる仕組みがあります。最初に作ったアカウントの情報は保護者とも共有しておくと、追加出願のときに慌てずに済みます。

出典:立命館大学 2027年度一般選抜 出願の手引き(2026年10月17日参照)

この受験戦略が向いていない人

📉 方式で勝負する戦略が合わないケース

ここまで紹介した「方式と配点で戦略を立てる」考え方は、基礎が一通りそろっている受験生ほど効果が出ます。次のような状況では、方式選びよりも先にやるべきことがあります。

  • 英語の単語・文法がまだ固まっておらず、どの方式でも得点率が伸びていない
  • 模試の受験回数が少なく、科目別の得点率がつかめていない
  • 志望学部がまだ決まっておらず、キャンパスや学びの内容を比べていない

当てはまる場合は、まず基礎固めと志望学部の絞り込みに時間を使ってください。方式選びは、それからでも十分に間に合います。

📝 進路の判断についての注記

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。入試制度の詳細は、大学の入試情報サイトや在籍校の先生にもご相談ください。

立命館大学の受験でよくある質問

❓ よくある質問について

受験生や保護者から寄せられやすい疑問を、公式情報にもとづいてまとめました。

立命館大学は同じ学部を何回も受験できますか?

❓ Q. 同じ学部を何回も受験できますか?

A. 立命館大学の公式情報では、試験日が異なれば学部・方式を問わず複数回受験できるとされています。全学統一方式は2月1日〜4日の複数日程があるため、日程を変えて同じ学部に再挑戦する組み方も可能です。

立命館大学の入学検定料はいくらですか?

❓ Q. 入学検定料はいくらですか?

A. 河合塾Kei-Netに掲載された2026年度入試の情報では、独自試験を課す一般方式と共通テスト併用方式が35,000円、共通テスト利用方式が18,000円です。併願割引の有無は学部・方式によって異なります。2027年度の金額は大学が公表する入学試験要項で確認してください。

立命館大学の全学統一方式(文系)の配点は?

❓ Q. 全学統一方式(文系)の配点は?

A. 法学部法学科の例では、英語120点、国語100点、選択科目100点(数学・世界史・政治経済などから選択)の計320点です。英語の配点が最も高い設計です。学部・方式で配点は異なるため、志望学部ごとに要項で確認してください。

英検などの英語資格は立命館大学の受験で使えますか?

❓ Q. 英語資格は使えますか?

A. 使える方式があります。共通テスト方式では英検準1級以上などに相当するスコアを外国語(英語)の満点として換算する特例措置があり、国際関係学部のIR方式では英検2級以上などに相当するスコアで出願資格を満たせます。

立命館大学の受験勉強はいつから始めればいいですか?

❓ Q. 受験勉強はいつから始めればいいですか?

A. 一般選抜で受けるなら、英語の単語・文法などの基礎は高2の終わりまでに固め、高3の秋以降に過去問演習へ移る流れが一つの目安です。開始時期よりも、配点の高い英語から順に基礎を仕上げる順番のほうが結果に影響しやすいと考えます。

今日から始める立命館大学の受験準備

📌 この章のポイント

情報を集めたら、次は行動に移す番です。ここでは、時期ごとにやるべきことと、勉強手段の選び方をまとめます。

時期別にやるべきこと

🧭 受験までのステップ

① 高2〜高3の春:基礎を固める
英単語・英文法と、選択科目の教科書レベルの用語を仕上げます。志望学部とキャンパスもこの時期に絞り込みます。
② 高3の夏:方式を仮決めする
模試の科目別得点率を配点にかけて試算し、軸にする方式を決めます。弱点科目の穴埋めもこの時期に。
③ 高3の秋〜冬:過去問で合格最低点との差を詰める
受ける方式の過去問を解き、合格最低点との差を記録して残りの勉強を配分します。11月上旬公開予定の要項で日程・費用を確定させます。
④ 1月:出願と最終調整
出願締切(全学統一方式は1月22日、共通テスト方式2月選考は1月15日)を逃さず、書類の郵送まで済ませます。

大学受験全体の流れを学年ごとに確認したい人は、大学受験の学年別ロードマップで全体像を押さえておくと、立命館大学の対策をどこに組み込むかが見えやすくなります。

勉強手段は費用と自己管理力で選ぶ

📊 勉強手段の比較

手段向いている人注意点
映像授業(オンライン)費用を抑えたい人、自分で計画を立てて進められる人質問や進捗管理は自分で補う必要がある
集団塾・予備校周りと競い合いながら勉強したい人授業のペースが自分に合わないことがある
個別指導・家庭教師方式選びや弱点科目を個別に相談したい人1科目あたりの費用が高くなりやすい

映像授業を中心にする場合は、まずスタサプ大学受験講座の評判で講座の実態を確認しておくと判断しやすくなります。

映像授業だけで進めたい人は、スタサプだけで大学受験に挑む限界で、足りない部分を先に把握しておきましょう。

💬 迷ったら「何を一人でできないか」で選ぶ

私は勉強手段の相談を受けたとき、「どこが評判がいいか」ではなく「一人ではできないことは何か」を聞くようにしています。計画は立てられるが解説がほしいなら映像授業、計画も管理してほしいなら個別指導、というように、足りない部分を補う手段を選ぶと費用の無駄が出にくくなります。

まとめ:立命館大学の受験は方式選びと過去問で決まる

🎯 この記事のまとめ

  • 立命館大学の一般選抜は、独自試験・共通テスト・併用の3系統。試験日が違えば何回でも受験できる
  • 2027年度は全学統一方式が2月1日〜4日、後期分割方式が3月7日(法学部法学科の例)
  • 入学検定料は一般方式35,000円、共通テスト利用方式18,000円(2026年度)
  • 全学統一方式(文系)は英語120点が最大配点。学部個別配点方式は学部ごとに重視科目が変わる
  • 合格最低点が公開されているので、過去問で「あと何点」を測りながら仕上げる

方式と配点を自分の得点構造に合わせて選び、配点の高い英語から順に基礎を固める。この順番を守れば、立命館大学の受験は計画的に戦えます。

✅ この戦略が向いている人

  • 英語・国語・選択科目の基礎が一通りそろっている
  • 模試で科目ごとの得点率を把握している
  • 複数回受験を活かして合格の確率を上げたい

❌ 先に別の準備が必要な人

  • 英単語・英文法がまだ固まっていない
  • 志望学部やキャンパスがまだ決まっていない
  • 受験料や日程の上限を家庭で話し合っていない

🎓 著者プロフィール

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kou(教育系Webライター・プロ家庭教師)

中学時代に早稲田アカデミーに通い、慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部を卒業しました。大学在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、現在はフリーランスのプロ家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校生・浪人生・不登校や発達障害のある生徒の指導にあたっています。指導歴は10年を超えます。

この記事を書く理由:私大受験の方式選びや配点戦略、過去問の使い方を受験生と組み立ててきた経験から、方式が多い立命館大学こそ「選び方」の情報が必要だと考えました。どの教育機関にも忖度せず、公式情報と指導経験をもとに、受験生と保護者の自立した選択を支える情報をお届けします。

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📋 調査概要

  • 調査対象:立命館大学の2027年度一般選抜(入試方式・日程・配点・入学検定料・出願手続き)
  • 調査方法:公式サイト調査(立命館大学入試情報サイト・出願の手引き)/受験情報サイトの掲載情報の確認(河合塾Kei-Net・ベネッセ「マナビジョン」)/著者の指導経験にもとづく考察
  • 調査実施日:2026年10月17日
  • 情報の限界:2027年度の入学試験要項は11月上旬公開予定のため、検定料は2026年度の掲載情報を使用しています。日程・配点は法学部法学科などの例を示しており、全学部の情報は網羅していません。学費・合格最低点の具体的な数値、学部ごとの出題傾向の詳細は本記事では扱っていません。著者は立命館大学の在籍経験・入試実施への関与はありません。
  • 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告は含まれていません)

公開日:2026年10月17日/最終更新日:2026年10月17日
※情報変更があった場合は随時更新します。