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🎓 この記事を書いた人
kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(指導歴10年超)
慶應義塾高校・慶應義塾大学経済学部卒。大学在学中は早稲田アカデミーで講師を務め、現在はフリーの家庭教師として大学受験生・浪人生の学習計画づくりにも関わっています。
公開日:2026年10月23日/最終更新日:2026年10月23日/※情報変更があった場合は随時更新します。
🎯 結論
結論:大学受験のスケジュール表は、「入試日から逆算した年間表」と「毎週書き換える週間表」の2枚に分けて作るのがもっとも崩れにくい方法です。
「何から書けばいいかわからない」「作っても3日で崩れる」とお悩みではありませんか? 私は家庭教師として受験生の計画表を数多く見てきましたが、崩れる表の多くは作り方ではなく「見直す仕組み」が抜けていることが原因でした。
📋 この記事でわかること
- 2027年度入試(2026年度の受験生)の主要日程と、逆算の起点にすべき日付
- スケジュール表を作る具体的な5つの手順
- 現役生・浪人生・推薦併用それぞれの年間モデルと、平日・休日の週間例
- 元塾講師が見てきた「崩れるスケジュール表」の共通点と立て直し方
入試日程は大学入試センター・文部科学省の公表資料をもとに記載しています。個別大学の日程は大学ごとに異なるため、必ず各大学の募集要項で確認してください。
大学受験のスケジュール表とは?作る前に押さえる前提
🔰 この章の概要
あなたの手元にある計画表は、「入試日」から書き始めていますか? この章では、スケジュール表の定義と3層構造、そして逆算の起点となる2027年度入試の主要日程を整理します。
大学受験のスケジュール表とは
📌 定義
大学受験のスケジュール表とは、志望校の入試日から逆算して、残りの期間に「何を・どこまで・いつまでに」終えるかを割り振った学習計画表のことです。単なる時間割ではなく、「合格に必要な学習量」を「残り日数」で割り算する道具だと考えると作りやすくなります。
年間・月間・週間の3層で考える
📊 スケジュール表の3層構造
| 層 | 決めること | 見直し頻度 |
|---|---|---|
| 年間表 | 入試日・模試・出願締切と、各時期の到達目標 | 模試の結果が出るたび |
| 月間表 | その月に終える参考書・単元・過去問の量 | 月末 |
| 週間表 | 曜日ごとの具体的なタスクと予備日 | 毎週末 |
3つを1枚に詰め込むと、細かな遅れのたびに全体を書き直すことになり、表そのものが負担になります。年間は「動かさない骨組み」、週間は「毎週書き換える下書き」と役割を分けるのがコツです。
2027年度入試の主要日程(逆算の起点)
🔢 2027年度入試の主要日程
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 総合型選抜 | 出願は9月1日以降、合格発表は11月1日以降 |
| 学校推薦型選抜 | 出願は11月1日以降、合格発表は12月1日以降 |
| 共通テスト出願 | 2026年9月15日〜10月2日(登録期間) |
| 共通テスト本試験 | 2027年1月16日(土)・17日(日) |
| 共通テスト追・再試験 | 2027年1月23日(土)・24日(日) |
| 国公立 前期日程 | 2月25日から |
| 国公立 後期日程 | 3月12日以降 |
| 私立大学 一般選抜 | 大学ごとに異なる(例年1月下旬〜2月が中心) |
出典:大学入試センター、文部科学省「大学入学者選抜実施要項」(総合型・推薦・国公立日程)(2026年10月23日参照)。
📝 日程情報についての注記
本記事の日程は記事掲載時点の公表情報に基づくものです。個別大学の試験日・出願締切は大学ごとに異なり、変更の可能性もあるため、最終的には志望校の募集要項でご確認ください。
大学受験スケジュール表の作り方5ステップ
🔰 この章の概要
スケジュール表は「空いている時間に何を入れるか」から考えると失敗します。順番は必ずゴール→現在地→逆算です。以下の5ステップで、迷わず1枚目を完成させましょう。
スケジュール表を作る手順の全体像
📋 作り方の5ステップ
第一志望・併願校の試験日、出願締切、模試の日程を年間表に先に書き込む。
直近の模試や過去問1年分で、科目ごとの「合格最低点まであと何点か」を把握する。
参考書・問題集・過去問を「冊数×周回数」で洗い出し、入試日から月ごとに配分する。
学校・部活・塾などの固定枠を先に埋め、残りの時間にタスクを置く。週1日は予備日にする。
終わった量と残りの量を比べ、翌週の表を書き直す。遅れが2週続いたら月間計画ごと縮小する。
学習量は「時間」ではなく「量」で書く
💡 元塾講師の見解
手順③でもっとも差がつくのが、計画を「英語2時間」ではなく「単語帳 No.301〜400」「数学の問題集 例題20〜35」のように量で書けるかどうかです。
| 書き方 | 記入例 |
|---|---|
| 添削前(時間) | 月:英語2h/数学2h |
| 添削後(量) | 月:単語帳No.301〜400、長文問題集 第5〜6講/数学 例題20〜27+解き直し |
時間で書いた計画は、机に座っていれば「達成」になってしまい、進み具合が見えません。量で書けば、遅れが何ページ分なのかが数字でわかるため、手順⑤の見直しが具体的になります。私が受験生の計画表を添削するとき、最初に直してもらうのもこの部分です。
🧮 遅れが出たときの再計算方法
手順⑤で私が勧めているのは、「残りの量 ÷ 残りの週数」を毎週計算し直す方法です。たとえば問題集が残り120題・入試まで8週なら、1週あたり15題。これが当初の想定より大きく増えていれば、根性で上乗せするのではなく、優先度の低い単元を削るサインと判断します。
模試は「結果を見る日」まで書き込む
🔍 模試の組み込み方
年間表には模試の受験日だけでなく、結果が返ってくる日と、その週の「見直し枠」まで書き込みます。模試は受けた後の分析で計画を修正するための材料だからです。
主要な模試の日程は河合塾の模試一覧と選び方で整理しています。結果の公開日は模試ごとに異なるので、受験予定の模試ごとに確認しておくと年間表が組みやすくなります。
年間スケジュールの例|現役・浪人・推薦併用
🔰 この章の概要
同じ「大学受験」でも、現役生と浪人生、推薦を併用する人では年間表の形がまったく違います。ここでは立場別のモデルを示します。自分に近いものをベースに書き換えてください。
高3現役生の年間スケジュール例
📊 高3現役生(一般選抜中心)のモデル
| 時期 | 到達目標 |
|---|---|
| 4〜6月 | 英単語・文法、数学の基本例題など基礎の総点検 |
| 7〜8月 | 基礎の穴埋めを終え、標準レベルの問題集に移行 |
| 9〜11月 | 志望校の過去問に着手し、出題傾向から弱点を特定 |
| 12月〜共テ | 共通テスト形式の演習を集中的に行う |
| 共テ後〜2月 | 志望校別の過去問演習と、出願校の最終調整 |
各時期の詳しい進め方は大学受験の全体ロードマップで時期別に解説しています。
浪人生の年間スケジュール例
📊 浪人生のモデル
浪人生は学校の時間割がない分、自分で「固定枠」を作らないと生活リズムから崩れます。起床・就寝と、午前・午後・夜の科目配分を年間で固定し、前年の入試で失点した分野を春のうちに最優先で潰すのが基本形です。
予備校を使うか独学かで計画の立て方も変わります。選択肢の違いは浪人生の塾・予備校の選び方を参考にしてください。
推薦・総合型選抜と一般選抜を併用する場合
⚠️ 併用する人の注意点
総合型選抜は9月以降に出願、学校推薦型選抜は11月以降に出願が始まるため、秋に志望理由書や面接対策の時間が大きく入ります。この時期を年間表で「一般選抜の勉強が減る期間」として先に確保しておかないと、不合格だった場合に一般選抜の準備が間に合わなくなります。
併用する場合は、秋の数か月を「一般の勉強は量を落として維持する期間」と明記しておくことをおすすめします。
10月以降から作る場合の直前期スケジュール
💬 直前期に計画を立て直す人へ
この記事を読んでいるのが秋以降でも、遅すぎることはありません。直前期の計画で大切なのは、新しい参考書を増やさず、今ある教材と過去問だけで残り日数を割り振ることです。
2027年1月16日の共通テストまで、10月下旬からなら約12週間です。私なら、まず「共通テストで必要な科目」と「二次・私大でしか使わない科目」を分け、週ごとの配分比率を決めることから始めます。国公立志望で私が使う目安は次のとおりです(志望校の配点で調整してください)。
| 時期 | 二次・私大対策:共通テスト対策 |
|---|---|
| 10月下旬〜11月 | 6:4 |
| 12月 | 3:7 |
| 1月〜共通テスト | ほぼ共通テストに集中 |
| 共通テスト後 | 二次・私大対策に全面移行 |
共通テストの結果を受けた出願校の決め方は、共通テストリサーチの見方で解説しています。
週間スケジュール表の具体例
🔰 この章の概要
年間表がどれだけ立派でも、実際に毎日使うのは週間表です。平日と休日の例、そして多くの受験生が抜かしがちな「予備日」の置き方を紹介します。
平日の週間スケジュール例(高3・部活引退後)
📋 平日のモデル(一例)
| 時間帯 | 内容の例 |
|---|---|
| 登校前 | 英単語・古文単語など暗記系(前日分の復習を含む) |
| 通学・休み時間 | 一問一答、単語アプリなど細切れ時間向けの教材 |
| 放課後1コマ目 | 数学・英語長文など頭を使う主要科目 |
| 放課後2コマ目 | 理科・社会、または映像授業の受講 |
| 就寝前 | その日の復習と、翌日のタスク確認 |
時間帯ごとの所要時間は学校・通学時間によって大きく異なるため、あえて記載していません。
休日の週間スケジュール例
📋 休日のモデル
休日は「午前・午後・夜」の3ブロックに分け、午前に過去問や模試形式の演習を本番と同じ時間で解くのが効果的です。午後は午前の答え合わせと解き直し、夜は平日に終わらなかったタスクの回収に充てます。
映像授業を使う場合は、受講した講座の復習時間までセットで書き込みます。スタサプ高校講座の評判や大学受験講座の実態でも触れていますが、映像授業は「見た」だけで計画を達成した気になりやすいためです。
予備日を週1日確保する理由
💡 予備日がない計画は「最初から破綻している」
学校行事、体調不良、模試の見直しなど、受験生の1週間には予定外のことが必ず起きます。予備日がない計画では、1日の遅れが翌週に持ち越され、それが積み重なって表そのものを見なくなる、という流れをたどりがちです。
私は週に1日(または半日×2)は何も予定を入れない日を作るよう勧めています。何も遅れなければ、その日は先取りか弱点補強に使えばよいだけです。
元塾講師が見た「崩れるスケジュール表」の共通点
🔰 この章の概要
スケジュール表を作ること自体にもデメリットはあります。ここでは指導の現場で繰り返し見てきた失敗パターンと、計画表が逆効果になりやすい人の特徴を正直にお伝えします。
作り込みすぎて「作ること」が目的になる
❌ 失敗パターン①
色分けや装飾にこだわり、表を作るだけで数時間かかってしまうケースです。完璧な表を作った満足感で、勉強した気になってしまうことがあります。表は毎週書き換える前提なので、見た目は最低限で十分です。
理想の自分を基準に詰め込む
❌ 失敗パターン②
「毎日10時間」「休日は12時間」のように、調子がいい日の自分を基準に計画すると、普通の日は達成できず自己嫌悪につながります。直近2週間で実際にこなせた量を基準にするのが現実的です。
スケジュール表が向いていない人もいる
⚠️ 計画表が逆効果になりやすいケース
- 計画が崩れると強く落ち込み、勉強そのものが止まってしまう人
- 計画を立てる時間が、勉強時間を圧迫している人
- 基礎が固まっておらず、何をどれだけやるべきか自分で判断できない段階の人
こうした場合は、細かい週間表をやめて「今週やる教材を3つだけ書く」程度に簡略化するか、塾・家庭教師など第三者に計画を一緒に立ててもらう方法も検討してください。指導形態ごとの違いは学習塾・家庭教師の比較でまとめています。
📝 進路情報についての注記
本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。
大学受験のスケジュール表に関するよくある質問
❓ よくある質問
スケジュール表づくりで、受験生や保護者の方からよく受ける質問をまとめました。
スケジュール表は紙とアプリのどちらで作るべき?
❓ Q1
A. 年間・月間は一覧性の高い紙やスプレッドシート、週間は書き換えやすいアプリや手帳がおすすめです。大切なのは道具より、週に1回見直す習慣を続けられるかどうかです。
スケジュール表はいつから作ればいい?
❓ Q2
A. 高2の冬から高3の春に作り始める受験生が多いですが、思い立った時点が最適です。直前期でも、入試日から逆算して残りの日数を配分し直す価値は十分にあります。
計画通りに進まないときはどうする?
❓ Q3
A. 遅れを週末の予備日で吸収し、それでも追いつかない場合は計画そのものを縮小します。遅れた分を翌週に上乗せし続けると計画が破綻しやすいため、やる範囲を絞る判断が大切です。
1日の勉強時間はどう書けばいい?
❓ Q4
A. 合格に必要な勉強時間を示す公的な統計はありません。時間ではなく「参考書の何ページ」「過去問何年分」といった量で書くと、達成度が測れて計画の修正もしやすくなります。
塾や予備校に通っていても自分で作るべき?
❓ Q5
A. 作るべきです。塾のカリキュラムは授業の予定であり、復習・自習・過去問演習の時間までは管理されないことが多いためです。授業を固定枠として書き込み、残りの時間を自分で設計します。
まとめ:大学受験のスケジュール表は作り方より見直し方が大切
🎯 この記事のまとめ
- スケジュール表は入試日から逆算し、年間(骨組み)と週間(下書き)に分けて作る
- 計画は時間ではなく教材の量で書くと、遅れが数字で見える
- 模試は受験日だけでなく、結果の返却日と見直し枠まで書き込む
- 週1日の予備日を確保し、遅れが2週続いたら計画ごと縮小する
完璧な表を1回作るより、70点の表を毎週書き直すほうが、最後まで機能するスケジュール表になります。
✅ 自分で作るのが向いている人
- 志望校と受験方式がある程度決まっている
- 使う教材が決まっていて、量で計画を書ける
- 週1回の見直し時間を確保できる
❌ 第三者と一緒に作るほうがよい人
- 何をどれだけやるべきか、自分で判断できない
- 計画が崩れると勉強そのものが止まってしまう
- 独学で教材選びから迷っている
🧭 次の一歩
まずは今日、志望校の試験日と出願締切だけを年間表に書き込んでみてください。それだけで、残り日数と優先順位が具体的に見えてきます。映像授業を軸に計画を組みたい人は、スタサプだけで大学受験は可能かも判断材料になるはずです。
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🎓 著者プロフィール
kou|教育系Webライター・プロ家庭教師
指導歴10年超。中学時代に早稲田アカデミーへ通い慶應義塾高校に合格し、慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導しました。現在はフリーランスの家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験、浪人生、不登校や発達障害のあるお子さんの指導にも携わっています。
この記事を書く理由:家庭教師として受験生の計画表を添削・修正してきた経験から、「作り方」だけでなく「崩れ方と立て直し方」まで伝えられると考えたためです。
📝 調査概要
- 調査対象:2027年度大学入試の主要日程、大学受験の学習計画の立て方
- 調査方法:公的機関(大学入試センター・文部科学省)の公表資料調査/著者の指導経験に基づく考察
- 調査実施日:2026年10月23日
- 情報の限界:個別大学の試験日程は網羅していません。合格に必要な勉強時間について、公的な統計は確認できませんでした。年間・週間のモデルは筆者の指導経験に基づく一例であり、すべての受験生に当てはまるものではありません。
- 利益相反の有無:本記事で紹介する特定のサービスからの報酬・依頼はありません。
📚 参考文献・引用元
- 独立行政法人 大学入試センター(2026年10月23日参照)
- 文部科学省「大学入学者選抜」(2026年10月23日参照)
- リセマム(2026年9月15日付・2027年度共通テスト日程に関する記事)(2026年10月23日参照)
🏷️ 記事情報
公開日:2026年10月23日/最終更新日:2026年10月23日/※情報変更があった場合は随時更新します。
