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🎓 この記事を書いた人
🎯 結論
結論:「高校受験の前期後期廃止はいつから」に全国共通の答えはありません。公立高校入試の制度は都道府県ごとに決まるため、あなたが受験する県が廃止済みなのか、まだ前期・後期を残しているのかを個別に確認するしかありません。
神奈川県は2013年度入試、大阪府は2016年度入試、千葉県は2021年度入試、群馬県は2024年度入試から2回方式をやめています。一方、山梨県は2026年度入試でも前期募集・後期募集を継続しています。
📋 この記事で解決できること
- 前期・後期選抜とは何だったのか、なぜ廃止の話が出るのか
- 廃止済みの県は、いつから・どんな制度に変わったのか
- いま前期・後期が残っている県はどこか
- 自分の受験年度がどちらの制度かを、確実に確認する手順
- 一本化された県で、内申点と併願戦略はどう変わるのか
読み終えるころには、ネット上の古い情報に振り回されず、自分の県の一次情報にたどり着ける状態になっているはずです。
📝 情報の扱いについて
本記事の制度に関する記述は、各自治体・報道機関が公開している情報の調査に基づきます。私は全国47都道府県の入試を実地で経験したわけではないため、指導経験に基づく所見は、事実の記述と区別できる形で書き分けています。特定の塾・企業から本記事に関する報酬や依頼は受けていません。
高校受験の前期後期廃止はいつからか、まず全体像を押さえる
📌 この章で扱うこと
「前期後期 廃止 いつから」と検索したとき、多くの記事が特定の1県の話をしています。そこで最初にやるべきなのは、そもそもこの制度が何だったのかを整理し、答えが県ごとに違うという構造を理解することです。
前期・後期選抜とは何だったのか?
🔰 制度の定義
前期・後期選抜とは、公立高校の一般入試を年度内に2回に分けて実施する方式のことです。一般に前期は2月上旬に行われ、調査書(内申点)・面接・作文・独自検査などを重く見る選抜、後期は3月上旬に行われ、5教科の学力検査を中心に判定する選抜という役割分担でした。
前期で定員の一部を先に決め、残りの枠を後期で埋める形が典型です。受験生から見れば「チャンスが2回ある」制度であり、学校側から見れば「多様な尺度で生徒を選べる」制度でした。前期・後期の基本的な仕組みそのものについては、前期と後期の違いと対策をまとめた解説で詳しく整理しています。
「いつから廃止」の答えが県ごとに違う理由
🏢 制度を決めているのは誰か
公立高校の入学者選抜の方法は、その学校を設置している都道府県(または政令市)の教育委員会が定めます。国が全国一律のルールを敷いているわけではありません。
だからこそ、隣接する県でまったく違う制度が同時に走ります。同じ関東でも、神奈川県はすでに10年以上前に一本化を終えている一方、山梨県は現在も前期・後期の2回方式です。「高校受験 前期後期 廃止 いつから」という問いは、県名とセットにして初めて答えが出る質問だと考えてください。
💬 現場で見てきたこと
私が高校受験の指導をしていて厄介だと感じたのは、制度そのものより「情報の賞味期限」でした。ご家庭が持ってくる知識は、上のお子さんの受験時のものだったり、親御さん自身の受験時のものだったりします。一本化から数年経っている県でも、面談で「前期でダメでも後期があるんですよね」と言われることが実際にありました。
制度改定は、受験生本人より先に保護者の記憶を狂わせます。情報のアップデート漏れは、家庭内の作戦会議で起こる——これは指導者として何度も見てきた景色です。
自分の受験年度がどちらの制度かを確認する手順
🧭 3ステップで一次情報にたどり着く
塾サイトや個人ブログではなく、都道府県の公式ドメインのページを開きます。多くの県では「入学者選抜実施要項」「選抜の基本方針」という名前で公開されています。
ここが最大の落とし穴です。2027年春に受験するなら令和9年度(2027年度)の資料を見ます。検索上位に出るのは前年度の資料であることが珍しくありません。
選抜区分が1つで検査日程が1回なら一本化済み、前期・後期や推薦・一般が別日程で並んでいれば複数回方式です。名称ではなく日程の本数で判断するのが確実です。
📝 進路情報の取り扱いについて
本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。
前期後期選抜を廃止した都道府県といつから変わったか?
📌 この章で扱うこと
ここでは、公表資料や報道で実施時期を確認できた県に絞って、廃止(一本化)の年度と変更後の姿を整理します。確認が取れていない県を推測で並べることはしません。
廃止時期がはっきりしている4つの府県
📊 一本化の時期と変更後の姿
| 府県 | 一本化の開始 | 変更後の主な姿 |
|---|---|---|
| 神奈川県 | 2013年度入試 | 前期・後期を廃止し「共通選抜」へ統合 |
| 大阪府 | 2016年度入試 | 前期・後期日程を廃止し、3月の一般選抜に原則一本化。学力検査は5教科が基本に |
| 千葉県 | 2021年度入試 | 前期選抜・後期選抜を廃止し、2日間の「本検査」1回型へ |
| 群馬県 | 2024年度入試 | 前期・後期を廃止し、1回の検査で「特色型」「総合型」の2方式による選抜へ |
出典:大阪府「公立高等学校入学者選抜」、東京新聞「群馬県の公立高校入試、前期・後期入試を1回に」(2021年9月6日)ほか各府県公表資料。参照日:2026年9月2日。
千葉県:2回型から本検査1回型へ
🔍 千葉県で起きた変化
千葉県は2011年から2020年春まで前期選抜・後期選抜の2回型を運用し、2021年(令和3年)入試からこれを廃止して1回型に移行しました。現在は「一般入学者選抜(本検査)」として、2日間で5教科の学力検査と各校が定める学校設定検査を行う形です。
注目したいのは、同じタイミングで調査書の扱いも変わった点です。それまで行われていた中学校間の評定調整が廃止され、在籍中学でつけられた評定がそのまま使われるようになりました。「入試回数の変更」と「内申の扱いの変更」はセットで動くことがあるという好例です。内申点が何年生の成績から対象になるかは県ごとに異なるので、内申点の対象学年を都道府県別にまとめた記事もあわせて確認しておくと安全です。
群馬県:2024年度からの一本化と「3教科→5教科」
🔢 群馬県で起きた変化
群馬県教育委員会は2021年9月に、前期・後期の2回方式を廃止して1回にまとめる方針を正式決定し、2024年度の入学者から導入されました。旧制度の前期選抜は国語・数学・英語の3教科(各50点・計150点満点)に調査書や面接を組み合わせる形でしたが、新制度では全受験生が5教科の学力検査を受けます。
この「3教科から5教科へ」という変化は、受験生の負担配分を根本から変えます。理科・社会を後回しにする学習計画が通用しなくなるからです。制度改定の年は、科目数の増減まで確認しないと学習計画を誤ります。
大阪府・神奈川県:一本化から10年前後が経過
🏢 先行して一本化した2府県
大阪府は2016年度(平成28年度)から前期・後期日程を廃止し、3月の一般入学者選抜に原則一本化しました。実技検査や面接を行う一部の学科は「特別入学者選抜」として2月に実施されるため、正確には「全員が1回」ではなく「学科によって入口が分かれる1回」という設計です。
神奈川県も前期・後期選抜を統合した「共通選抜」に移行しました。開始は2013年度入試で、以降は同じ枠組みが続いています。すでに10年以上が経過しており、いまや「前期・後期があった時代」を知らない受験生のほうが多い状態です。
📝 制度情報の更新について
入試制度は毎年見直しの対象になります。上記は2026年9月2日時点で確認できた内容であり、以降に変更が生じる可能性があります。受験年度の最終確認は必ず各都道府県教育委員会の公式発表で行ってください。
いま前期・後期が残っている都道府県はどこか?
📌 この章で扱うこと
「もう全国的に廃止された」という理解は誤りです。2026年度入試でも前期・後期の2回方式を続けている県は存在します。また、名前を変えて実質2回になっているケースもあり、ここを混同すると受験校の組み方を間違えます。
山梨県は2026年度も前期募集・後期募集を継続
⭕ 2回方式が現役の例
山梨県の公立高校入試は、2026年度(令和8年度)も前期募集と後期募集の2本立てで実施されています。前期募集はすべての高校・学科で行われる自己推薦型で、学力検査を課さず、調査書・面接・特色適性検査などで判定します。後期募集は全員に5教科の学力検査を課す形式です。
さらに山梨県では2026年度入試から、長期欠席等の事情がある生徒を対象に調査書を用いない特別選抜が導入されています。一本化とは逆に、選抜の入口を増やす方向の改定も現実に起きているということです。山梨県の入試の詳細は山梨県の公立入試の仕組みと内申点の解説で扱っています。
💬 2回方式が残る県で私が伝えてきたこと
前期・後期が残っている県の受験生には、私は毎年同じことを言っていました。「前期を記念受験にしない」です。学力検査のない前期は対策が後回しにされがちで、志願理由書と面接の準備を出願直前に慌てて始める家庭が本当に多い。ところが前期で決まれば、そこで受験は終わります。
一方で、前期に注力しすぎて後期の5教科が仕上がらないのも典型的な失敗です。私が現場で採っていた配分は、学習時間は後期基準のまま動かさず、前期対策は書類と面接の準備に絞って別枠で確保するというものでした。前期のために5教科の演習量を削った生徒は、後期でほぼ例外なく苦しみます。2回方式は「チャンスが2回ある制度」ではなく「準備が2種類必要な制度」だと捉えたほうが、実態に近いと考えます。
「別名で2回」のパターンに注意する
⚠️ 名称に惑わされない
前期・後期という呼び名を使っていなくても、実質的に受験機会が複数ある県は多くあります。「推薦入学者選抜と一般入学者選抜」「特色選抜と一般選抜」「学校推薦型選抜と一般入学者選抜」など、名称は県ごとにばらばらです。
逆に、群馬県のように1回の検査日程の中に2つの選抜方法(特色型・総合型)が同居する形もあります。「回数」と「方式の数」は別物だと整理してください。推薦の枠組み自体については、推薦入試の仕組みと内申の関係をまとめた記事が参考になります。
一本化後も残る「二次募集」という最後の受け皿
📋 チャンスが完全に1回になるわけではない
一本化された県でも、定員に満たなかった学校では二次募集(再募集)が行われます。これは「もう1回のチャンス」というより、定員割れの学校に限って開かれる追加の入口です。志望校が対象になるとは限らないため、当初の計画に織り込むべきものではありません。
ただし、全落ちの可能性を検討する段階では選択肢として知っておく価値があります。二次募集の日程・倍率・出願条件を整理した記事で仕組みを確認しておくと、いざというときに慌てずに済みます。
なぜ前期後期は廃止されたのか、その背景
📌 この章で扱うこと
廃止の理由を理解しておくと、自分の県で今後どう動きそうかを読む材料になります。ここでは公表されている論点と、指導現場で実感してきたことを分けて書きます。
前期で大量の不合格者が出る構造
📉 2回方式が抱えていた問題
群馬県の制度変更について報じられた際、前期選抜で多数の不合格者が出るため受験生の心理的負担が大きいという問題が指摘されていたことが挙げられていました。前期の募集枠は定員の一部にとどまるため、構造的に不合格者のほうが多くなる設計だったということです。
ここは制度設計の急所だと考えます。「チャンスが2回ある」は受験生目線のうたい文句ですが、裏返せば「2月上旬に一度不合格を経験してから、3月の本番に向かう」という進み方でもあります。
中学3年の1〜3月がまるごと入試期間になる
💬 指導現場から見た2回方式
塾の側から見ると、2回方式の最大のコストは「学習の分断」でした。1月に前期の面接・作文対策、2月上旬に前期本番、中旬に結果、そこから3月の後期に向けて5教科を立て直す——この間、まとまった演習時間が取れません。
特に厳しいのが、前期に落ちた生徒のメンタルの立て直しです。学力は落ちていないのに、自信だけが削れた状態で3週間ほどを過ごすことになります。私が見てきた範囲では、この期間に手が止まってしまう生徒が一定数いました。一方で、前期で決まった生徒は3月まで学習が空白になり、高校入学後に苦労するケースもあります。2回方式は、受かっても落ちても学習のリズムを乱しやすい制度でした。
制度が変わるとき、教育委員会が公表する理由は「心理的負担」や「教育活動への影響」といった言葉になりますが、現場ではこうした形で現れていた、というのが私の実感です。
廃止は受験生にとって損なのか?
🔺 損得は受験生のタイプで変わる
一本化を「チャンスが減った」と受け取る方は多いのですが、私は一律の損得では語れないと考えます。判断材料として、タイプ別の影響を整理します。
| タイプ | 一本化の影響 |
|---|---|
| 学力検査で得点できる | 学力検査の比重が上がる設計の県では追い風になりやすい |
| 内申点が高い | 調査書は引き続き使われるが、単独で決まる枠が減る県もある |
| 面接・実技が武器 | 特色型や特別選抜など、残っている枠を早めに探す必要がある |
| 本番に弱い | 1回勝負になるため、模試での場慣れの価値が相対的に上がる |
※上記は制度の一般的な傾向をもとにした整理であり、各県の配点比率によって結果は変わります。
前期後期廃止で受験戦略はどう変わるか?
📌 この章で扱うこと
制度を知って終わりでは意味がありません。一本化された県で、あるいはこれから一本化される県で、中学3年生が具体的に何を変えるべきかに落とし込みます。
併願の組み方が変わる
⚖️ 私立の位置づけを見直す
前期・後期があった時代は、前期の結果を見てから3月の出願先を微調整できる余地がありました。一本化されると公立の受験は1回で完結するため、公立が不合格だった場合の受け皿を、出願前の段階で確定させておく必要があります。
つまり、私立の併願校選びの重要度が上がるということです。専願と併願の違いや、押さえ校の考え方は併願の仕組みと組み方の解説で整理しています。
学習カレンダーを本番1回に合わせて引き直す
🧭 一本化後の年間の組み立て
2回方式では前期科目を優先する判断がありましたが、一本化で5教科型になった県ではその発想を捨てます。理科・社会の先送りが最も危険です。
制度変更後の年度は過去問の蓄積が少ないため、旧後期の問題を主教材にしつつ、増えた教科は他県や市販教材で補います。
2月上旬に前期本番があった県では、この時期が対策で埋まっていました。一本化でその枠が空くので、5教科の総合演習に充てられます。
🔍 いつ本番が来るのかも県ごとに違う
一本化に伴って検査日そのものが動く県もあります。逆算の起点になるので、受験年度の日程は最初に押さえてください。地域ごとの入試時期の目安は高校受験は何月に行われるかをまとめた記事で確認できます。
制度変更年は「情報を取りにいく力」で差がつく
✏️ 業界経験者としての見方
制度が変わる年度に私が実際にやっていたのは、生徒に配る資料を教育委員会の原文から作り直す作業でした。市販の受験情報誌や教材の巻末資料は、編集の締め切りの都合でどうしても前年度基準のまま刷られていることがあり、そこを孫引きすると誤りがそのまま生徒の手に渡ってしまうからです。
もう一つ、制度変更年に特有の落とし穴があります。模試の判定です。模試の合否判定は過去の入試結果の蓄積で作られているため、選抜方法が変わった直後の年度は判定の前提そのものが揺れます。私は制度が動いた年、判定を鵜呑みにせず「学力検査の素点だけで見たとき、志望校の合格者層に届いているか」を別に確認するようにしていました。制度改定の年は、判定の記号より素点の推移を信じるほうが安全です。
塾に通っていない家庭が不利かというと、そうとも限りません。教育委員会の公式資料は誰でも読めます。差がつくのは「読むかどうか」だけだというのが、10年以上この業界を見てきた私の結論です。塾の使い方そのものを検討したい方は、学習塾・家庭教師を比較したランキング記事で選択肢を整理してみてください。
前期後期廃止をめぐって注意すべき点
📌 この章で扱うこと
ここは誤解が起きやすいポイントと、この記事の限界を正直に書く章です。都合の悪い部分を伏せると、結果として受験生が損をします。
古い情報が検索結果に残り続けている
❌ よくある失敗
「〇〇県 高校受験 前期」で検索すると、廃止済みの県でも旧制度の解説記事が上位に残っていることがあります。記事の公開日が見当たらない、あるいは数年前のまま更新されていないページは、そのまま信じないでください。
特に、教材の販売ページやまとめサイトは更新が後回しになりがちです。制度に関する記述は、必ず年度が明記された公的資料で裏を取る習慣をつけてください。
「一本化=入試が易しくなる」ではない
❗ 倍率の見え方が変わるだけのこともある
一本化すると、前期・後期に分かれていた志願者が1つの日程に集まります。表示される倍率の意味が変わるため、旧制度の倍率と単純比較はできません。難易度が下がったわけでも上がったわけでもなく、数字の集計単位が変わったというだけのケースがあります。
倍率には志願倍率・受検倍率・実質倍率といった種類があり、どれを見るかで印象が変わります。倍率の3種類と正しい見方の解説を先に読んでおくと、制度変更年の数字に振り回されずに済みます。
この記事で答えられていないこと
📝 情報の限界を先に開示します
- 47都道府県すべての廃止年度は掲載していません。公表資料や報道で実施時期を確認できた府県のみを扱っています。掲載がない県は「廃止していない」という意味ではなく、本記事の調査範囲で確定できなかったという意味です。
- 今後の廃止予定は予測しません。検討中の段階の情報は、正式決定までに内容が変わることがあるためです。
- 掲載のない県の調べ方:教育委員会のサイトで見つけられない場合は、在籍中学校の進路指導担当に「今年度の入学者選抜実施要項」の所在を尋ねるのが最短です。中学校には毎年、県から実施要項が届いています。
- 各高校の個別の選抜比率には踏み込んでいません。同じ県内でも学校・学科ごとに配点が異なり、志望校が決まってから確認すべき事項だからです。
よくある質問
❓ Q1. 高校受験の前期・後期はいつから廃止されたのですか?
A. 全国一斉ではありません。神奈川県は2013年度入試、大阪府は2016年度入試、千葉県は2021年度入試、群馬県は2024年度入試から前期・後期の2回方式を取りやめています。一方で山梨県のように、2026年度入試でも前期募集・後期募集を続けている県があります。
❓ Q2. 自分の都道府県が廃止されたかどうかはどこで確認できますか?
A. 各都道府県教育委員会が公表する入学者選抜の実施要項や基本方針のページが一次情報です。中学校で配布される進路資料も同じ情報源に基づいています。個人サイトやまとめ記事は更新が遅れることがあるため、最終確認は教育委員会の公式ページで行ってください。
❓ Q3. 前期・後期が廃止されると受験は不利になりますか?
A. 一律に不利とは言えません。受験機会が1回になる一方で、前期で多数の不合格者が出る構造はなくなります。学力検査の比重が上がる設計になった県では、学力型の受験生には追い風、内申点や面接で挽回してきたタイプにはやや向かい風になりやすいと考えます。
❓ Q4. 廃止された県では推薦入試もなくなったのですか?
A. いいえ。一本化されたのは主に一般入試の実施回数で、群馬県のように1回の検査の中に特色型と総合型という2つの選抜方法を置く県もあります。名称と中身は県ごとに異なるため、前期がなくなった=推薦枠が消えた、と単純に読み替えないでください。
❓ Q5. 旧制度の過去問や参考書はそのまま使えますか?
A. 学力検査の問題そのものは演習教材として使えることが多いですが、教科数・配点・日程が変わっている場合は注意が必要です。群馬県のように前期3教科から5教科の学力検査へ変わった県では、旧前期の過去問だけでは演習範囲が足りません。映像授業で不足教科を補う方法もあり、選択肢の一つとしてスタディサプリ中学講座を実際の評判から検証した記事をまとめています。
❓ Q6. 前期後期を廃止する流れは今後も続きますか?
A. 一方向とは限りません。大阪府は令和10年度以降の入学者選抜制度についてのリーフレットを公表しており、いったん一本化した府県でも制度は動きます。数年先の入試を見据えるなら、制度は変わる前提で毎年確認するのが安全です。
まとめ:高校受験の前期後期廃止はいつからかを自分の県で確かめる

🎯 この記事の結論
「高校受験の前期後期廃止はいつから」の答えは、都道府県ごとに違います。全国共通の廃止年度は存在しません。
- 神奈川県は2013年度、大阪府は2016年度、千葉県は2021年度、群馬県は2024年度に一本化しました
- 山梨県のように、2026年度入試でも前期募集・後期募集を続けている県があります
- 名称が変わっても実質2回のケース、1回の中に2方式があるケースがあり、回数と方式の数は別物です
- 一本化では教科数・配点・日程が同時に動くことがあり、学習計画への影響は制度名より中身で判断すべきです
- 確認先は都道府県教育委員会の、受験する年度の実施要項です
✅ この記事の情報が特に役立つ人
- 制度が変わる年度、または変わった直後の年度に受験する
- 保護者の受験時と制度が違うかもしれないと感じている
- 検索して出てきた解説が古いのではないかと不安になった
- 県外への進学を検討していて、複数県の制度を比べたい
❌ この記事だけでは足りない人
- 志望校が決まっていて、その学校の配点比率まで知りたい(各校の選抜方法の公表資料が必要です)
- 自分の県の廃止年度が本記事に載っていない(教育委員会の公式ページで直接確認してください)
- 私立高校の入試制度を知りたい(私立は各校が独自に日程・方式を定めます)
🧭 今日やること
2027年春受験なら令和9年度(2027年度)です。
「〇〇県 教育委員会 入学者選抜 令和9年度」で検索します。
1本なら一本化済み、複数本なら2回方式です。ここまで5分で終わります。
🔗 あわせて読みたい記事
📝 進路選択に関する注記
本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。個別の出願条件や配慮申請については、在籍中学校および志望校・教育委員会の窓口にご相談ください。
🎓 執筆者プロフィール
kou/教育系Webライター・プロ家庭教師(フリーランス)
専門領域:中学受験・高校受験・大学受験/中高一貫校・浪人生・不登校・発達障害のある生徒の指導
この記事を書ける理由:中学生時代に早稲田アカデミーで学び慶應義塾高等学校に進学、慶應義塾大学経済学部在学中は同塾で高校受験生を指導しました。指導歴は10年を超え、公立高校入試の制度変更が学習計画・併願戦略・生徒の心理にどう跳ね返るかを、教える側として継続的に見てきました。本記事では、制度の事実関係は公表資料に基づき、指導現場での実感はそれと明確に区別して記述しています。
当サイトは運営理念のとおり、いかなる教育機関にも忖度せず、メリットとデメリットの双方を開示する方針で運営しています。プロフィール/プライバシーポリシー/お問い合わせ
📋 調査概要
- 調査対象:公立高校入学者選抜における前期・後期選抜の廃止(一本化)時期と、2026年度時点の実施状況
- 調査方法:都道府県公式サイトの公表資料調査、報道記事の文献調査、著者の高校受験指導経験に基づく考察
- 調査実施日:2026年9月2日
- 情報の限界:47都道府県すべての廃止年度を網羅したものではなく、公表資料・報道で実施時期を確認できた府県のみを掲載しています。著者は全国の入試を実地で受験・監督した経験はなく、制度に関する記述は公開情報に基づきます。各高校・学科ごとの個別の選抜比率、検討段階にとどまる今後の改定案は調査対象外です。
- 利益相反の有無:なし。本記事に関して、掲載した自治体・教育機関・学習塾等からの依頼、金銭その他の便宜の提供は一切受けていません。
📚 参考文献・引用元
- 大阪府「公立高等学校入学者選抜」(参照日:2026年9月2日)
- 大阪府「令和8年度公立高等学校入学者選抜」(参照日:2026年9月2日)
- 東京新聞「群馬県の公立高校入試、前期・後期入試を1回に」(2021年9月6日)(参照日:2026年9月2日)
- 消費者庁「表示に関する公正な競争の確保」(参照日:2026年9月2日)
🏷️ 更新情報
公開日:2026年9月2日/最終更新日:2026年9月2日
※情報変更があった場合は随時更新します。

