当サイトはプロモーションを含みます。

スタサプの古文は使える?岡本梨奈講座の実力を元塾講師が解説

インフォグラフィック

📝 広告掲載についてのお知らせ

本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。収益は当サイトの運営に充てられますが、これにより記事の内容・評価の公正性が損なわれることはありません。メリット・デメリットともに公正に情報提供しています。PR表記の考え方は消費者庁・景品表示法のページに準拠しています。

🎓 この記事を書いた人

執筆者kouのプロフィール画像

kou(元塾講師・プロ家庭教師)
指導歴10年超。早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、慶應義塾大学経済学部を卒業。現在は教育系Webライター兼プロ家庭教師として、中学受験から大学受験、中高一貫校生・浪人生まで幅広く担当しています。スタディサプリを併用している生徒の指導経験もあります。

プロフィール運営理念

🎯 結論

結論:スタサプの古文は「文法をゼロから体系的に入れ直したい人」と「共通テストまでの古文を安く網羅したい人」に非常に相性が良い一方、記述答案の添削や質問対応を求める人には不足します。

古文は、文法・単語・古文常識という「入力」の量が得点を決める科目です。だからこそ、月額2,178円(税込)で入力部分を何度でも回せるスタサプは、費用対効果の面でかなり強い選択肢になります。ただし、演習と答案チェックは自分で仕組みを作る必要があります。

📋 この記事を読むと分かること

  • スタサプの古文講座が学年・レベル別にどう並んでいるのか
  • 文法編・読解編・和歌文学史編の役割の違いと受講順
  • 古文を担当する岡本梨奈先生の経歴と授業設計の特徴
  • 古文のためにかかる費用の総額(追加費用も含む)
  • 共通テスト・早慶・難関私大まで古文でどこまで戦えるか
  • スタサプ古文が「向いていない人」の具体像

💬 はじめに(執筆姿勢について)

「スタサプの古文って、実際どうなんですか」という質問は、私が家庭教師として面談をしていて本当によく受けます。ただ、私がこの質問に答える前に必ず確認するのは、志望校でも現在の偏差値でもありません。「助動詞の活用表を、何も見ずに白紙に書けますか」——この一点だけです。

ここが書ける生徒と書けない生徒とでは、勧めるべき講座も、勧めるべきかどうかの結論も変わります。本記事はこの軸で一貫して書きます。古文は本人の手応えが最後まで出にくい科目で、保護者の方も「授業を見ているだけで伸びるのか」と不安になりやすい。だからこそ、感想ではなく判断基準をお渡ししたいと考えています。

本記事の講座内容・料金・講師情報は、スタディサプリ公式サイトの公開情報を調査したうえで記載しています。私自身がスタサプの古文講座を受講者として全講受け切ったわけではないため、授業内容そのものの評価ではなく、「講座の設計から何が読み取れるか」「塾の現場で古文が伸びる生徒・伸びない生徒に照らしてどう使うべきか」という角度で書きます。確認できなかった点は、その旨を正直に記載します。

慶應義塾大学経済学部在籍当時の学生証

慶應義塾大学経済学部在籍当時の学生証

私の早稲アカ講師時代の給与明細

早稲アカで働いていた証明として、当時の給与明細を載せておきます。

スタサプの古文講座とは?

🔰 この章のポイント

「スタサプ 古文」で調べる方の多くは、そもそもスタサプに古文の講座がどれだけあるのかを知らない状態からスタートします。まずは講座の置かれ方と、学年ごとの違いを整理します。

スタサプの古文はどんな講座なのか?

📌 定義

スタサプの古文とは、スタディサプリのベーシックコース内で視聴できる、国語科目の一領域としての映像講義群です。

古文だけを切り出したコースは販売されておらず、月額2,178円(税込)のベーシックコースに申し込めば、古文の全レベル・全講座が見放題になる仕組みになっています。

講座は大きく「文法編」「読解編」「和歌・文学史編」に分かれ、さらにベーシック/スタンダード/ハイ/トップの4レベルが用意されています。加えて共通テスト対策講座と、大学別・大学群別の志望校対策講座が別枠で存在します。

高校講座と大学受験講座で古文の扱いはどう違うか?

🆚 高1・高2と高3以降の違い

公式サイトの受講可能講座一覧を見ると、古文の扱いには明確な段差があります。

対象古文で選べるレベル用意されている内容
高1・高2ベーシック/スタンダードの2段階現代文・古文<文法編>・古文<読解編>・漢文
高3・高卒生ベーシック/スタンダード/ハイ/トップの4段階上記に加え、和歌・文学史編、志望校対策講座、共通テスト対策講座

高1・高2の段階では、国語のトップレベル・ハイレベルは用意されていません。つまり高2までは「基礎〜標準の型を入れる期間」、高3で一気に難度の選択肢が広がる設計になっています。

💡 元塾講師の見方

この段差は、私はむしろ理にかなっていると考えます。高2の段階でハイレベル古文読解に手を出す生徒は、現場感覚では十中八九、助動詞の識別が固まっていません。そして、その状態で読解講座に入った生徒は、決まって同じ順番で崩れていきます。

  • 第1段階/敬語の敬意の方向を処理できず、傍線部の主語を取り違える。この時点で読んでいる話の筋が別物になります。
  • 第2段階/筋がずれたまま設問に進むので、選択肢が2つまでしか絞れない。毎回「惜しい」で終わります。
  • 第3段階/原因を「単語力不足」と自己診断し、単語帳を買い足す。しかし原因は文法側にあるため、時間だけが溶けていきます。

この誤診が本当に多いのです。高1・高2で国語のハイ・トップレベルが用意されていないことは、この事故を構造的に防ぐガードレールとして働いていると読み取れます。

中学生向けの古典はどこまで学べるか?

📌 中学講座での古典の扱い

中学講座の国語では、古文・漢文について全文の現代語訳を行いながら、つまずきやすい箇所を詳しく説明する方針が公式に示されています。単語や文法の暗記から入るのではなく、まず意味が取れる状態を作る組み立てです。

中学講座の国語を担当する講師陣には、大手予備校で古文を担当し、担当講座が毎年満員だったという経歴を持つ笹森義通先生も含まれます。中学段階の古典の詳細は中学講座全体の実力と使い勝手をまとめた記事もあわせてご覧ください。

💬 中学の古典から高校古文へ、いちばん危ない接続点

ここは中学生の保護者の方にこそ知っておいてほしい部分です。中学の古典は「現代語訳を読んで内容が分かればよい」という扱いで通過できてしまいます。定期テストも本文が既習前提で出るため、暗記でかなりの点が取れてしまう。

その結果、高校で最初に詰まるのが「未習の文章を、訳なしで自力で読む」という段階です。中学で訳に頼ってきた生徒は、ここで初めて自分が助動詞を判別できないことに気づきます。私が見てきた範囲では、高1の1学期に古文が急落する生徒のほとんどがこのパターンでした。

中学講座の古典を使うなら、現代語訳の説明で満足せず、活用と接続を自分の口で言えるかを毎回確認する——それだけで高校に上がったときの落差はかなり防げます。

スタサプ古文の講座ラインナップとレベルの選び方

📊 この章のポイント

スタサプ古文で最も多い失敗は「どの講座から手を付けるか分からず、とりあえず読解編を見て挫折する」というパターンです。ここでレベル表と受講順を明確にします。

レベル別に受講できる古文講座の一覧

🔢 大学受験講座(高3・高卒生)の国語ラインナップ

レベル想定志望校古文で受講できる講座
トップレベル最難関国公立・最難関私大古文<読解編>(+現代文・漢文)
ハイレベル難関国公立・難関私大古文<読解編>(+現代文・漢文)
スタンダードレベル国公立・私立大学古文<文法編>/古文<読解編>/古文<和歌・文学史編>
ベーシックレベル基礎理解古文<文法編>/古文<読解編>

注目すべきは、文法編がスタンダードレベルまでしか用意されていない点です。ハイ・トップレベルには文法編がありません。文法は難易度で分けるものではなく「一度固めれば終わり」という設計思想が読み取れます。

📝 情報の取り扱いについて

講座名・講義数・講義内容は変更されている場合があります。最新の状況はログイン後の講座一覧、または公式サイトでご確認ください。本記事は2026年7月25日時点の公開情報に基づいています。

文法編・読解編・和歌文学史編の役割の違い

📋 3つの編の担当領域

  • 文法編/用言・助動詞・助詞・敬語といった知識の骨格を作るパート。歴史的仮名づかいや活用形から始まり、「ぬ・ね」「る・れ」「なり」「らむ」などの識別、敬語の敬意の方向まで扱います。
  • 読解編/固めた文法を実際の文章に適用して、内容を取り切る訓練をするパート。志望校レベルに応じてベーシックからトップまで4段階が用意されています。
  • 和歌・文学史編/スタンダードレベルにのみ存在する独立講座。掛詞・縁語といった修辞と、作品の成立年代・ジャンルを扱う領域です。

💡 和歌・文学史編が独立している意味

私が指導していて痛感するのは、和歌と文学史は「後回しにされて最後まで手つかずのまま本番を迎える」典型的な領域だということです。理由ははっきりしています。この2つは配点が読めないからです。文法や単語は「やれば必ず点になる」実感がありますが、和歌の修辞や文学史は出るかどうかが年度次第に見える。だから自主学習の優先順位表から真っ先に落ちます。

しかも読解講座の中に混ぜ込んで教えると、生徒はそこだけ聞き流します。独立講座として切り出されているのは、この落ち方を分かっている設計だと感じます。着手の目安は読解編を始めたら並走で少しずつ進めること。直前期に回すと、まず間に合いません。

逆に言えば、この講座の存在を知らないままスタサプを使っている受験生は、取りこぼしたまま終わるということでもあります。

自分に合うレベルと受講順の決め方

🧭 迷ったときの判断フロー

① 助動詞の活用表を白紙に書けるか?
書けないなら、志望校に関係なくベーシックまたはスタンダードの古文<文法編>から。ここを飛ばして読解編に行くと、必ず戻ることになります。
② 文法が固まったら、志望校レベルで読解編を選ぶ
国公立・私立の標準ならスタンダード、難関ならハイ、最難関ならトップ。読解編だけはレベル選択の意味があります。
③ 共通テストを使うなら共通テスト対策講座 古文漢文を追加
形式慣れは通年講座では代替できません。
④ 志望校が該当するなら大学別・大学群別の対策講座へ
早稲田大学、関東難関私大、関西難関私大、国公立大・私立大の各古文対策講座が用意されています。
スタサプ古文|到達段階と対応講座マップ 1 知識の骨格をつくる|古文<文法編> 歴史的仮名づかい → 用言 → 助動詞(活用・接続・識別)→ 助詞 → 敬語 ※ベーシック/スタンダードのみ 2 文章で運用する|古文<読解編>(4レベル) ベーシック → スタンダード → ハイ → トップ ※志望校難度で選ぶのはここだけ 3 取りこぼしを潰す|古文<和歌・文学史編> スタンダードレベルにのみ設置。後回しにされやすい領域を独立講座で補完 4 形式に慣れる|共通テスト対策講座 古文漢文 古文と漢文をまとめて1講座として設置。通年講座とは別枠 5 志望校に合わせる|大学別・大学群別 古文対策講座 早稲田大学/関東難関私大/関西難関私大/国公立大・私立大(設問形式別演習) 出典:スタディサプリ公式サイト 高校講座・大学受験講座の講座一覧(2026年7月25日確認)をもとに筆者作成

スタサプで古文を担当する岡本梨奈先生の実力と授業設計

🔍 この章のポイント

映像授業は「誰が教えるか」で価値が大きく変わります。スタサプ古文の中心にいる講師について、公開されている経歴と実績から読み取れることを整理します。

岡本梨奈先生はどんな講師か?

🏢 公式プロフィールから分かること

  • 肩書きは「いとおもしろくする古典コンダクター」。担当科目は古文・漢文
  • 大学では芸術・音楽を専攻という、国語科講師としては異色の経歴。
  • 予備校での長年の指導歴があり、基礎から難関レベルまで幅広く担当。
  • 自身が受験生時代に苦手だった古文を克服し、最大の得点源に変えた経験を持つ。
  • KADOKAWA・Gakken・かんき出版などから、古文単語、古典文法、古文読解、漢文句法、共通テスト対策まで多数の学習参考書を刊行。

💬 「苦手を克服した講師」という経歴の重み

私は塾で国語科の授業も持っていましたが、古文を最初から得意だった講師と、苦手から這い上がった講師とでは、説明の粒度がまったく違います。前者は「なぜ生徒がここで止まるのか」が体感として分からないため、識別問題の説明で無意識に手順を飛ばします。

岡本先生が刊行している参考書のラインナップも示唆的です。古文単語・古文常識、古典文法の「覚え方」、読み方と解き方、そして『ここからはじめる』『ここからつなげる』というドリル。つまずきの発生地点ごとに本を分けているわけで、これは生徒の詰まり方を細かく把握していないと作れない構成だと感じます。

講義数と講座内容から読み解く授業設計

🔢 公式サイトに掲載されている主な担当講座

講座名講義数担当
[新版] 高1・高2 古文<文法編>19講義岡本梨奈
高3 古文<文法編>12講義岡本梨奈
[新版] 高1・高2・高3 漢文11講義岡本梨奈

同じ「文法編」でも、高1・高2版が19講義、高3版が12講義と圧縮率が大きく異なります。高1・高2版は歴史的仮名づかいから1講ずつ丁寧に進み、高3版は動詞・形容詞・形容動詞をまとめて1講で処理する構成です。

✏️ この講義数の差が示す「使い分け」

この差は、そのまま受講者への指示になっていると私は読みます。時間がある高1・高2は19講義でじっくり、受験学年で時間がない高3は12講義で最短距離。同じ内容を単に短くしたのではなく、初学者用と復習用として別物に設計し直されているということです。

実務的に言うと、古文の土台が抜けている受験生には、あえて高3版ではなく高1・高2版の19講義を勧めるべきケースがあります。「受験学年だから受験学年用の講座」と機械的に選ぶと、抜けている土台を埋め損ねます。

判断は残り時間からの逆算です。19講義を週3コマで進めれば約7週間、週5コマなら約4週間で一周できます。夏休みに入る時点でこの逆算が成り立つなら、19講義版を選んで問題ありません。秋以降に土台の欠落が見つかった場合は通しで見る時間が取りにくいので、12講義版で全体を通したうえで、識別が怪しい講だけ19講義版に戻って拾う——という併用が現実的です。なお1講義あたりの所要時間は公式サイトで確認できなかったため、この見積もりは講義数のみを基準にした目安です。

合格者の声から見える古文講座の位置づけ

📈 公式サイトに掲載された合格者コメントの傾向

公式サイトの合格体験談には、古文に言及したものが複数掲載されています。要約すると、次のような内容です。

  • 助動詞の段階から不安があった状態から、難関国立大の古文に対応できるようになったという報告
  • 共通テスト対策として古文・漢文を繰り返し視聴し、二次試験まで通用する力がついたという報告

いずれも掲載元は運営企業の公式サイトであり、掲載件数や母数は示されていません。選抜された成功事例である点は前提として読む必要があります。

そのうえで注目したいのは、伸びた層の語り口が「助動詞」と「繰り返し視聴」に集中していることです。これは講座設計とよく噛み合っています。文法編がハイ・トップレベルに用意されず2段階で止まっているのは、文法を「難易度で選ぶもの」ではなく「一度で固め切るもの」として置いているからでしょう。そして繰り返し視聴が効くのは、まさに識別のような反復依存の領域に限られます。逆に言えば、記述答案の作り方のように反復だけでは伸びない領域は、この設計の射程外にあるということです。

🔗 講座全体の評判について

古文以外も含めた全4講座の実態は利用者の声を講座別に分解して検証した記事で詳しく扱っています。

スタサプで古文を学ぶときの料金と費用の全体像

💰 この章のポイント

古文だけを学びたい人にとって最大の判断材料は「その1科目のためにいくら払うのか」です。追加でかかる費用まで含めて、正確な数字を確認します。

月額・年額の料金はいくらか?

💳 ベーシックコースの料金(公式サイト掲載)

支払い方法金額月あたり換算
月額払い2,178円(税込)2,178円
12か月一括払い21,780円(税込)1,815円

12か月一括払いの表示価格はWebサイト経由での申し込みに適用されます。公式サイトには「月あたり1,815円」の条件としてWeb経由かつクレジットカード決済という記載もあり、決済手段によって扱いが変わる可能性があります。支払い条件の細部は料金の内訳と注意点を単体で整理した記事に譲り、本記事は古文1科目としての費用対効果に絞ります。

この金額で、古文だけでなく全学年・全教科の講義が見放題になります。古文の全レベル・志望校対策講座・共通テスト対策講座も、この料金の中に含まれます。

💬 塾の古文単科と比べてどうか

塾の授業料は指導形態・地域・学年で大きく変わるため、金額だけを並べた比較は成り立ちません。そのうえで私の実感を書くと、年額21,780円(税込)は、古文1科目分の年間授業料として見ても低い水準です。そこに全教科が付いてくる以上、価格そのものが不採用の理由になる場面は考えにくいと感じます。

ただし安さは「使い切れた場合の」費用対効果であって、視聴が止まれば単なる固定費になります。ここが後述する注意点につながります。

テキスト代など追加でかかる費用

⚠️ 月額料金に含まれないもの

  • 通信料/動画視聴の通信費は自己負担です。Wi-Fi環境で授業動画をダウンロードしておけば、外出先でも通信量を抑えて受講できます。
  • テキスト冊子/すべての講義に講師監修のオリジナルテキストが用意され、学習Web内からPDFを無料でダウンロードできます。冊子で購入する場合は1冊1,320円(税込・送料込)で、決済方法はクレジットカードとコンビニ決済に限られます。決済が完了した冊子の取消・変更・返品はできないとされている点にも注意してください。

古文の文法編は書き込みながら使いたい教材なので、印刷環境がない家庭では冊子購入を検討する価値があります。判断の目安はテキストを冊子で買うべきかを費用面から検討した記事にまとめています。

📝 費用に関する注記

本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は公式サイトまたは直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。

🆓 まずは費用をかけずに授業の相性を確かめる

公式には14日間の無料お試しが用意されており、新規会員登録後にログインすれば、講座一覧から科目とレベルを選んですぐに受講を始められます。まずやるべきは古文<文法編>の第1講を実際に見て、説明の速度が自分に合うかを確かめることだけです。適用条件や停止のタイミングといった細部は、14日間の全条件を整理した記事で確認しておくと安全です。

【PR】スタディサプリ高校・大学受験講座の古文講座を確認する

※PR・広告/※料金・講座内容は変更される場合があります。公式サイトで最新情報をご確認ください。

志望校別・共通テスト対策でスタサプの古文はどこまで戦えるか?

📊 この章のポイント

「基礎はできそうだが、志望校の古文に届くのか」という疑問に答えます。公式に公開されている対策講座の中身から、対応範囲を具体的に確認します。

共通テスト対策講座 古文漢文の位置づけ

📌 共通テスト対策の枠組み

共通テスト対策は7教科26科目に対応しており、国語では「共通テスト対策講座 現代文」と「共通テスト対策講座 古文漢文」が別立てで用意されています。古文と漢文が1講座にまとまっているのが特徴です。

通年講座で知識を入れ、この対策講座で形式に慣れるという二段構えが、公式の想定する使い方だと読み取れます。なお出題教科・科目や試験時間といった共通テストそのものの制度面は、独立行政法人 大学入試センターの公表情報でご確認ください。

早稲田大学 古文対策講座の中身

🔍 大学別対策として最も具体的な講座

志望校対策講座の中で、古文が単独で用意されている大学は早稲田大学です。公式の講座概要によれば、早稲田特有の「古漢融合問題」を分析し、各講で学部別の出題傾向の説明も行う構成になっています。

講座内容に挙げられた作品併記された学部
『浜松中納言物語』商学部
『源家長日記』法学部
『源氏物語』教育学部
『たはれ草』政治経済学部

公式に示されているのは全5講のうち第1〜4講が古文、第5講が漢文対策という配分までです。上の作品と学部の対応は講座内容欄に併記されているもので、どの作品が第何講に置かれるかは公開されていません。

💬 早稲田志望者としてこの構成をどう見るか

私は中学生時代に早稲田アカデミーに通い、大学在学中は同塾で受験生を指導していました。その経験から言うと、この5講の並びは相当に実戦的です。『たはれ草』のような近世の擬古文を政経の枠で扱っている点、そして第5講を漢文対策に充てている点が特にそうです。

早稲田の古文で受験生が崩れる典型は、平安物語ばかり演習して中世・近世の文章と古漢融合形式で足をすくわれるパターンです。公式に併記されている4学部の顔ぶれ(商・法・教育・政治経済)を見ても、平安の物語・日記から近世の随筆までジャンルが散っており、「早稲田の古文」を一枚岩で対策すると穴が出ることがそのまま示されています。私が指導していた頃も、学部をまたいで出願する生徒ほどこの落とし穴にはまりました。5講という短さの中で範囲を散らしている設計は、出題の癖を踏まえたものだと感じます。

ただし5講は「傾向を知る」量であって、「解き切る力を作る」量ではありません。この講座は過去問演習の前段として位置づけ、演習量そのものは赤本で確保するのが現実的です。

📊 公表されている合格実績の読み方

2025年度の合格実績ページには、早稲田大学の文化構想学部・商学部・人間科学部・教育学部・政治経済学部、慶應義塾大学の経済学部・文学部などに合格した受講生のコメントが掲載されています。ただし公開されているのは個々の合格者の声であり、大学別の合格者数や受講者全体に占める合格率は確認できませんでした。

したがってこの実績欄は「その大学の合格者に受講者が存在する」ことまでを示す資料であって、合格可能性を測る材料としては扱えません。掲載コメントも運営企業が選定したものです。そのうえで、商学部の合格者コメントに、スタサプの授業と自分で選んだ参考書・問題集だけで合格したという趣旨の記述がある点は示唆的で、演習を市販教材で補う使い方が実際に取られていることが読み取れます。

難関私大・国公立大の古文対策

📋 大学群別に用意されている古文対策講座

  • 関東難関私大 古文対策講座/関東圏の難関私大を対象とした講座として一覧に掲載されています。
  • 関西難関私大 古文対策講座/関西圏の難関私大に対応。
  • 国公立大・私立大 古文対策講座<設問形式別演習>/地方国公立大・私立大志望者が対象。単語、現代語訳・解釈、指示内容、空欄補充、心情・理由説明、内容説明、内容合致、古文常識問題と、設問の型ごとに演習する構成です。

公式の講座概要では、この設問形式別演習は『古文<文法編>』『スタンダードレベル古文<読解編>』などの通年講座を受講した後、実際の入試問題に取り組む前の足掛かりとして位置づけられています。

✏️ 「設問形式別」という切り口の価値

古文が伸び悩む生徒の多くは、読めていないのではなく設問の型ごとの解法を持っていないだけです。たとえば理由説明は、本文にある因果関係を過不足なく写し取る作業で、書かれていないことを足せば減点になります。一方の心情説明は、本文が直接書いていない感情を、状況と行動から補って言語化する作業です。前者は「足すな」、後者は「足せ」——真逆の指示になるわけで、ここを区別せずに演習している生徒は、必ずどちらかで失点します。

内容合致に至っては、本文読解よりも選択肢の切り方という別技能の比重が大きい。型別に分解して演習させる講座は、市販教材を見渡してもそれほど多くありません。

一方で、東京大学・京都大学の古文単独の対策講座は志望校対策講座一覧に見当たりませんでした。最難関国立の記述古文までスタサプ単独で仕上げる想定にはなっていないと考えるのが妥当です。大学受験講座全体の守備範囲は大学受験講座を単体で検証した記事で詳しく扱っています。

🗝️ 志望校の古文対策講座があるか確かめる

講座一覧は改訂されることがあります。志望校が対象に含まれているかは、申し込み前に公式サイトで直接確認するのが確実です。

【PR】志望校対策講座のラインナップを公式サイトで比べる

※PR・広告/※講座構成は変更される場合があります。公式サイトで最新情報をご確認ください。

注意点と向いていない人

⚠️ この章のポイント

ここからは、申し込む前に必ず知っておいてほしい弱点を書きます。私は特定のサービスを勧めるために記事を書いているわけではないので、不利になる情報も同じ密度で扱います。

記述答案を見てもらえない

❌ 最も大きな構造的弱点

ベーシックコースの範囲で、古文の記述答案の添削や個別の質問対応が受けられるという記載は、公式サイトで確認できませんでした。

古文の記述問題、特に国公立二次の現代語訳や心情説明は、「自分の答案のどこが減点対象なのか」を他人に指摘されない限り、ほぼ改善しません。主語の補い方、敬語からの人物判定、指示語の処理といった減点ポイントは、自己採点では見落とすのが普通です。ここは映像授業という形式そのものの限界です。

演習量は自分で確保しなければならない

📉 「見た」と「解ける」の間の距離

公式サイト自身も、学習プランでは講座だけでなく市販の参考書や問題集を提示していると明記しています。スタサプの講座だけで演習量が完結する設計にはなっていないということです。

古文は特にこの差が出ます。助動詞の講義を見て理解した状態と、初見の文章で「けり」と「き」を瞬時に処理できる状態の間には、相当量の反復が必要です。視聴履歴が進むことと実力が伸びることを混同しないでください。

💬 「視聴だけ進む」状態の見分け方

映像授業で止まる生徒には、共通する前兆があります。私がご家庭に確認をお願いしているのは次の3点です。

  • 倍速だけが上がっていないか/理解が進んで速くなったのか、消化件数を稼ぐために速くしているのかはまったく別物です。後者はほぼ確実に定着していません。
  • テキストに書き込みがあるか/白いままのテキストが積み上がっているなら、それは受講ではなく視聴です。
  • 1週間前の講の内容を口頭で説明できるか/「先週の助動詞、何をやった?」に答えられなければ、進度に関係なく戻る判断をします。

公式サイトでも、テキスト利用者の学習時間は非利用者の倍以上というデータが示されています。テキストを開いて手を動かしているかどうかは、続くかどうかの実務的な判定線だと私は考えています。

🔺 古文単語の専用講座は見当たらない

これは「スタサプ 古文」を調べる方が最も見落としやすい点です。公開されている講座一覧を確認した範囲では、古文単語を独立して扱う通年講座は見つかりませんでした。現代文にはスタンダードレベルに「重要語句・知識編」が用意されているのに対し、古文単語には対応する枠がありません。

単語・古文常識に触れる場面としては、国公立大・私立大 古文対策講座<設問形式別演習>の講座内容に「単語」「古文常識問題」の項目が確認できる程度です。古文単語は市販の単語帳で別途仕上げる前提で計画を組んでください。担当の岡本梨奈先生自身が古文単語・古文常識の参考書を刊行しているので、そちらを併用する形が素直だと思います。

📝 続けられるかに関わる事務的な条件

  • オフライン視聴/Wi-Fi環境で授業動画をダウンロードしておけば、外出先や移動中でも通信量を抑えて受講できます。通学時間を文法講義に充てたい場合は使える機能です。
  • 返金の考え方/公式の返金ポリシーでは、利用者都合による中途解約と残期間分の返金は原則として受け付けていないとされています。12か月一括払いについては、団体契約への乗り換えや高校・高専の卒業に伴う場合など、限定された条件でのみ対応が検討される扱いです。

手続きそのものの流れは解約・退会の手順と返金条件をまとめた記事で詳しく扱っています。

向いている人・向いていない人

⭕ 向いている人

  • 古文の文法をゼロから体系的に入れ直したい人(高1・高2版19講義が使える)
  • 学校の古文の授業についていけず、自分のペースで戻って復習したい人
  • 共通テストまでの古文を、できるだけ費用を抑えて仕上げたい人
  • 和歌・文学史など、後回しにしてきた領域を独立して埋めたい人
  • 自分で計画を立てて動画を消化できる自己管理力がある人

❌ 向いていない人

  • 記述答案の添削を受けながら古文の書き方を作りたい人
  • 質問できる相手がいないと勉強が止まってしまう人
  • 誰かに管理されないと動画視聴が続かない人
  • 最難関国立大の記述古文を、単独の教材で仕上げたい人

これは能力の問題ではなく、相性の問題です。管理が必要なタイプの生徒が映像授業で失敗するのは当然のことで、その場合は伴走者のいる形態を選ぶほうが結果的に早く伸びます。選択肢の比較は指導形態別に塾・家庭教師を比較した記事が参考になります。

📝 進路選択についての注記

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。

よくある質問

❓ 申し込み前に多い疑問

面談や問い合わせで実際によく受ける質問と、公式情報に基づく回答をまとめます。確認できなかった点は、その旨を明記しています。

❓ Q1. スタサプの古文だけを単科で受講できますか?

A. 古文だけを切り出した単科販売は確認できませんでした。古文しか使わない場合でも、支払う金額は変わりません。

❓ Q2. スタサプの古文は誰が教えていますか?

A. 公式サイトの講座一覧では、高1・高2 古文<文法編>(新版)と高3 古文<文法編>、漢文の各講座の担当として岡本梨奈先生が掲載されています。中学講座の国語では、大手予備校で古文を担当していた笹森義通先生などが指導を担当しています。

❓ Q3. スタサプの古文だけで共通テストに対応できますか?

A. 共通テスト対策講座 古文漢文が用意されているため、出題形式に沿った学習は可能です。ただし映像授業は入力が中心のため、実際の得点力を作るには市販の問題集や過去問での演習量を自分で確保する必要があると考えます。

❓ Q4. スタサプ古文のテキストは購入が必要ですか?

A. すべての講義に講師監修のオリジナルテキストが用意されており、無料でダウンロードできます。冊子として取り寄せる場合は別途費用がかかり、決済方法はクレジットカードとコンビニ決済に限られます。

❓ Q5. 古文がまったくの初学者でも使えますか?

A. 使えますが、受講順を守ることが条件です。必ず文法編を1本通してから読解編へ進んでください。読解編を先に見ると主語の取り違えが起き、内容そのものが別物になります。時間に余裕があれば19講義の高1・高2版、受験学年で時間がなければ12講義の高3版が目安です。

❓ Q6. スタサプ古文に添削や質問対応はありますか?

A. ベーシックコースの範囲で、古文の記述答案の添削や個別の質問対応が受けられるという記載は公式サイトで確認できませんでした。記述式の答案を見てもらいたい場合は、学校の先生や別の指導手段と組み合わせる前提で考えるのが安全です。

まとめ:スタサプの古文はあなたにとって最適解か?

📌 この章のポイント

ここまでの内容を、判断に必要な形に絞って整理します。

🎯 この記事の結論

  • スタサプ古文は単科ではなく、月額2,178円(税込)/12か月一括21,780円(税込)のベーシックコースに含まれる。
  • 文法編はベーシック・スタンダードのみ、読解編は4レベル、和歌・文学史編はスタンダードのみという構成。
  • 担当は古文・漢文の岡本梨奈先生。受験生時代に古文を苦手から得点源に変えた経歴と、多数の参考書刊行実績がある。
  • 共通テスト対策講座 古文漢文に加え、早稲田大学・関東難関私大・関西難関私大・国公立大/私立大の古文対策講座がある。
  • 最大の弱点は記述答案の添削と質問対応が確認できないこと。入力は極めて強く、出力の検証は自分で仕組みを作る必要がある。

📋 最終チェックリスト

判断軸評価次に取るべき行動
助動詞の活用が曖昧相性が良い読解編を飛ばし、まず文法編を1本通す
共通テストまでで古文を使う費用対効果が高い通年講座→共通テスト対策講座の順で組む
国公立二次で記述古文がある単独では不足答案を見てもらう手段を先に確保する
自分で計画を立てられない続かない可能性伴走者のいる形態を先に検討する
和歌・文学史が手つかず価値が大きい読解編と並走で和歌・文学史編に着手
古文単語が固まっていない講座では埋まらない市販の単語帳を併用する前提で計画する

🧭 最後に:迷っているなら判断材料を増やす

ここまで読んで「文法から入り直せば戦えそうだ」と感じたなら、次にやるべきは申し込みではなく授業との相性の確認です。古文は説明の順序や板書の密度で理解度が変わりやすい科目だと私は考えていますので、まず1講だけでも実際に見てから判断することをおすすめします。

【PR】スタディサプリの古文講座を実際に試してみる

※PR・広告/※料金・講座内容・無料体験の条件は変更される場合があります。公式サイトで最新情報をご確認ください。

中学生の古典から始めたい場合は、【PR】スタディサプリ中学講座が対象になります。

🎓 執筆者プロフィール

執筆者kouのプロフィール画像

kou/教育系Webライター・プロ家庭教師(フリーランス)
専門領域:中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校生・浪人生の学習指導

この記事を書く資格について/中学生時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高等学校へ進学、慶應義塾大学経済学部を卒業しました。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、指導歴は10年を超えます。現在もプロ家庭教師として現役で受験生を担当しており、スタディサプリを併用している生徒の指導経験もあります。塾側の事情と家庭側の事情の両方を見てきた立場から、サービスの長所と短所を同じ重さで書くことを方針としています。

プロフィール運営理念プライバシーポリシーお問い合わせ

📚 調査概要

  • 調査対象/スタディサプリ 高校講座・大学受験講座および中学講座の古文・古典関連講座、料金体系、担当講師情報
  • 調査方法/公式サイトの公開情報の調査、著者の学習塾・家庭教師としての業界知見に基づく分析
  • 調査実施日/2026年7月25日
  • 情報の限界/著者は本記事で扱った古文講座を受講者として全講受講したわけではありません。したがって授業内容そのものの体験評価は行っておらず、講座構成・講義数・公開されている講座概要から読み取れる範囲での分析にとどめています。また、ベーシックコース以外のコースにおける古文の添削・質問対応の有無、1講義あたりの所要時間、講座の改訂履歴については確認できませんでした。古文単語を単独で扱う講座についても、公開されている講座一覧の範囲では該当するものを見つけられませんでした。合格者コメントは運営企業が自社サイトに掲載したものであり、第三者機関による検証を経たデータではありません。
  • 利益相反の有無/本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。掲載内容について運営企業からの依頼・監修・対価の提供は一切受けておらず、評価は著者の独立した判断によるものです。

📚 参考文献・引用元

公開日:2026年7月25日/最終更新日:2026年7月25日
※情報変更があった場合は随時更新します。