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大学受験でインフルエンザになったら?追試・対策を元塾講師が解説

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kou(教育系Webライター・プロ家庭教師)
指導歴10年超。早稲田アカデミーから慶應義塾高校に合格し、慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで受験生を指導し、現在は中学受験から大学受験・浪人生まで担当しています。

公開日:2026年10月17日/最終更新日:2026年10月17日
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🎯 結論

結論:大学受験でインフルエンザにかかっても、共通テストには追試験があり、多くの大学も追試・振替・別室受験などの対応を用意しています。ただし、申請には短い期限と医師の診断書が必要で、私立大学や国公立二次の個別試験は大学ごとに対応がまったく違います。

だからこそ、いちばんの対策は「かかる前に、志望校の募集要項で追試の有無と連絡先を確認しておくこと」です。

📋 この記事で解決できる疑問

「本番直前に熱が出たらどうしよう」「追試ってどこで、いつ受けるの?」と不安を感じている受験生・保護者の方は少なくないはずです。この記事では、次の疑問に答えます。

  • インフルエンザにかかったら大学受験は受けられるのか
  • 2027年共通テストの追試験の日程と申請の流れ
  • 発症日によって本試験・追試験に間に合うかの目安
  • 私立大学・国公立二次で受けられなかったときの対応
  • 予防接種の時期と、前日・当日に発熱したときの行動手順

読み終えるころには、「もしものとき、誰に、いつ、何を連絡すればいいか」が整理できているはずです。

💬 執筆者から

私は大学在学中から早稲田アカデミーで受験生を指導し、現在はプロ家庭教師として大学受験生や浪人生も担当しています。受験直前期の相談で強く感じるのは、体調不良そのものより「どう動けばいいかわからない」ことが、本人と保護者の不安を大きくしているという点です。

なお、私は医師ではありません。医療に関する内容は厚生労働省などの公的情報、入試制度は大学入試センター・文部科学省の公表資料に基づいて執筆しています。

  1. 大学受験とインフルエンザの基本ルール
    1. 大学受験でインフルエンザにかかったら受験できる?
    2. 学校保健安全法の「出席停止」の目安と入試の関係
    3. 高校受験との違いは「大学ごとの対応差」が大きいこと
  2. 共通テスト本番にかかった場合の追試験
    1. 2027年共通テストの本試験・追試験の日程
    2. 共通テスト追試験を申請する流れ
    3. 発症日別に見る「本試験・追試験に間に合うか」の目安
    4. 追試験で知っておきたい注意点
  3. 私立大学・国公立二次でかかった場合の対応
    1. 個別試験の追試・振替は大学ごとに違う
    2. 別室受験という選択肢
    3. 受験できなかったときの併願計画の立て直し
  4. 元塾講師が考える直前期の体調管理
    1. 予防接種のタイミングと効果の目安
    2. 受験生本人と家族ができる予防
    3. 直前期に「勉強時間より生活リズム」を優先すべき理由
  5. インフルエンザ対策で見落としがちな注意点
    1. 解熱しても無理に受験するリスク
    2. 市販薬や解熱剤を自己判断で使わない
    3. 「追試は不利」という噂との付き合い方
  6. 今日からできる準備と発熱時の行動手順
    1. 12月までにやっておきたい準備チェックリスト
    2. 入試前日・当日に発熱したときの行動手順
    3. 療養中・回復後の勉強の進め方
  7. 大学受験のインフルエンザに関するよくある質問
    1. 共通テストの追試験は本試験より難しいのですか?
    2. 家族がインフルエンザにかかった場合、受験生本人は受験できますか?
    3. 追試験の申請に診断書は必要ですか?
    4. インフルエンザで受験できなかった場合、受験料は返ってきますか?
    5. 受験生はインフルエンザの予防接種を受けるべきですか?
    6. 熱が下がったらすぐに受験してもよいですか?
  8. まとめ:大学受験のインフルエンザは事前確認で慌てず対処できる

大学受験とインフルエンザの基本ルール

📌 この章のポイント

インフルエンザの流行は、共通テストから私立・国公立の個別試験が続く1〜2月と重なりやすい時期です。この章では、「かかったら受験できるのか」という最初の疑問と、判断の土台になるルールを整理します。

大学受験でインフルエンザにかかったら受験できる?

🔍 受験できるかどうかの考え方

大学受験でインフルエンザにかかった場合、治りきっていない状態での受験は原則として控え、追試験・振替などの救済措置を使うのが基本です。大学入試センターが例年公表している「受験上の注意」では、学校保健安全法で出席停止とされる感染症にかかり、試験日までに治っていない場合は、ほかの受験者への感染のおそれがあるため原則として受験を控えるよう案内されています(医師が感染のおそれがないと認めた場合を除く)。

一方、文部科学省は各大学に対して、インフルエンザにかかった受験者を一律に受験不可とせず、別日程への振替や別室受験を案内するなどの配慮を求めています。つまり、「かかったら即不合格」ではなく、救済の道は用意されていると考えてください。

学校保健安全法の「出席停止」の目安と入試の関係

⚖️ 出席停止期間の基準

学校保健安全法施行規則では、インフルエンザの出席停止期間を「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで」と定めています(幼児は解熱後3日)。発症日を0日目と数えるため、最短でも6日目からが目安です。

これは本来、学校の出席に関する基準ですが、入試の受験可否を考えるうえでも実務的な目安として使われることが多い基準です。ただし最終的に受験してよいかは、医師の判断と各試験の案内が優先されます。

高校受験との違いは「大学ごとの対応差」が大きいこと

💡 元塾講師の視点

高校受験では、公立高校の追検査のように都道府県単位で救済の仕組みが決まっていることが多く、高校受験でインフルエンザにかかったときの追検査も比較的わかりやすい制度です。

大学受験はそうはいきません。共通テストこそ全国共通の追試験がありますが、個別試験は大学・学部・入試方式ごとに追試の有無、振替の可否、申請方法が違います。高校受験を経験した保護者ほど「どこかで救済してくれるはず」と思いがちなので、大学受験は「自分で調べておかないと使えない制度」だと捉え直すことが大切だと私は考えています。

共通テスト本番にかかった場合の追試験

📌 この章のポイント

共通テストの追試験は、本試験の1週間後に行われます。日程・申請の流れ・発症日ごとの間に合う目安を、公表情報をもとに具体的に確認していきましょう。

2027年共通テストの本試験・追試験の日程

📊 2027年(令和9年度)共通テストの主な日程

項目日程
本試験2027年1月16日(土)・17日(日)
平均点などの中間発表1月20日(水)予定
追試験1月23日(土)・24日(日)
平均点などの最終発表2月4日(木)予定

追試験は原則として、全国を2地区に分けて地区ごとに会場が設けられます。本試験のように各都道府県に会場があるわけではないため、住んでいる地域によっては遠方への移動が必要になる点に注意してください。具体的な地区・会場は「受験上の注意」などで公表されます。

出典:大学入試センター公表の実施要項に基づく報道(リセマム 2026年6月3日)、2026年10月17日参照

共通テスト追試験を申請する流れ

📋 追試験申請の基本的な流れ

① 受診して診断を受ける
発熱したら医療機関を受診し、インフルエンザかどうかの診断を受けます。追試験の申請には医師の診断書が必要です。
② 受験する試験場に連絡する
「受験上の注意」に記載された連絡先(本試験の試験場)に、受験できない旨を連絡します。
③ 申請書と診断書を期限内に提出する
追試験受験申請書に診断書を添えて提出します。本試験から追試験までは1週間しかないため、手続きはすぐに動く必要があります。療養中でも保護者が代わりに動けるよう準備しておきましょう。
④ 許可と会場を確認して受験する
追試験の受験が認められたら、会場と時間を確認します。2地区制のため、移動手段と宿泊の要否も早めに検討します。

※申請の具体的な方法・期限は年度ごとに大学入試センターの「受験上の注意」で示されます。必ず最新年度版で確認してください。

発症日別に見る「本試験・追試験に間に合うか」の目安

🧮 出席停止期間を2027年の日程に当てはめると

学校保健安全法施行規則の「発症後5日経過・解熱後2日経過」という基準を、2027年共通テストの日程に重ねて試算しました。発症日によって、どの試験に間に合うかが大きく変わることがわかります。

発症日別:共通テストに間に合う目安(2027年) 本試験 追試験 1/101/131/161/171/191/231/241/26 1/10 発症1/13 発症1/17 発症1/19 発症 1/16から受験可の目安 → 本試験に間に合う 1/19から → 本試験は欠席、追試験に間に合う 1/23から → 1/20までに解熱すれば追試験に間に合う 1/25から → 追試験にも間に合わない目安 出席停止の最短期間(発症日〜5日目) 受験可の目安日 前提:発症3日目までに解熱した場合。出典:学校保健安全法施行規則第19条、2027年共通テスト日程(大学入試センター公表)をもとに筆者試算

✏️ 図から読み取れること

この試算でいちばん伝えたいのは、本試験の直前1週間に発症しても、追試験という「もう1回のチャンス」に間に合うケースが多いということです。逆に、本試験の2日目以降に発症すると追試験にも間に合わない可能性が出てきます。

私が受験生に伝えたいのは、「本試験を受けられなかった=終わり」ではないということ。焦って治りきらないまま本試験会場に向かうより、確実に回復して追試験で実力を出すほうが合理的な場面は少なくありません。ただし、この図はあくまで学校の出席停止基準を当てはめた目安です。実際の受験可否は医師の判断と「受験上の注意」に従ってください。

もうひとつ、保護者の方に意識してほしいのが「追試験になった場合の移動」です。追試験は全国2地区での実施のため、病み上がりの受験生が遠方の会場へ向かう負担は小さくありません。本試験の前に、もし追試験になったら誰が付き添うか、前泊が必要かまで話し合っておくと、いざというときに迷わず動けます。

追試験で知っておきたい注意点

⚠️ 追試験の注意点

  • 問題は本試験と別に作られる:本試験の問題を見て対策することはできません。
  • 会場が遠くなる可能性:全国2地区制のため、移動・宿泊の負担が出ることがあります。
  • 欠席した科目だけが対象:1日目を受けて2日目に発症した場合などは、受けられなかった科目について申請する形になります。対象の範囲は「受験上の注意」で確認してください。
  • 出願スケジュールへの影響:共通テスト利用入試では、追試験受験者の成績の扱いや出願期限との関係が大学ごとに異なる可能性があります。出願先の募集要項で確認してください。

📝 補足

追試験を受けた場合の自己採点や出願校の判断は、本試験受験者と同じ手順で進められます。共通テスト後の動き方は共通テスト後の自己採点の手順とミス防止策で詳しく解説しています。

私立大学・国公立二次でかかった場合の対応

📌 この章のポイント

共通テストが終わっても、2月の私立大学入試、2月下旬の国公立二次と、試験は続きます。ここからは全国共通の仕組みがないため、自分で確認しておくべきことを整理します。

個別試験の追試・振替は大学ごとに違う

🏢 文部科学省が大学に求めている配慮

文部科学省の令和9年度大学入学者選抜実施要項に関するQ&Aでは、インフルエンザ等にかかった受験者について、受験を一律に不可とせず、症状や会場の状況を踏まえて別日程への振替や別室受験を案内することが考えられる、と示されています。また、発熱やせきの症状がある場合も、追試験を実施する大学では追試験で対応することが例示されています。

ただし、これは大学に配慮を求める考え方であり、具体的な対応(追試の有無・振替先の日程・申請方法)は各大学が決めて募集要項で周知します。

🔍 募集要項で確認すべき3項目

確認項目見るべきポイント
追試・振替の有無追試験の実施、同じ大学の別日程・別方式への振替ができるか
申請方法と期限連絡先(入試課など)、診断書の要否、何日までに連絡が必要か
受験料の扱い欠席した場合に返還・振替の対象になるか

募集要項では「追試験」「受験上の配慮」「試験当日の注意」といった項目に記載されていることが多いです。

⚠️ 総合型選抜・学校推薦型選抜を受ける人へ

学校推薦型選抜は11月以降に出願・選考が行われるのが一般的で、面接や小論文の試験日がインフルエンザの流行が始まる時期と重なることがあります。年内入試は試験日が1回だけの大学も少なくないため、追試・振替の有無を出願時点で確認しておいてください。年内入試の確認が、そのまま一般選抜に向けた準備の予行演習にもなります。

別室受験という選択肢

ℹ️ 別室受験とは

追試や振替が難しい場合、ほかの受験者と分けた部屋で受験できるよう案内する大学もあります。症状が軽く、医師から受験可能と判断されている場合の選択肢です。別室受験も事前の連絡が前提になることが多いため、当日いきなり会場に行くのではなく、必ず先に大学へ電話で相談してください。

受験できなかったときの併願計画の立て直し

💡 元塾講師が考える「崩れにくい併願日程」

私が併願計画を考えるときに意識しているのは、「どの1日を失っても、その後に同レベル帯の受験機会が残っている日程」にすることです。たとえば、第一志望群の入試が2月上旬に集中しているなら、同じ大学の別日程や、2月中旬以降・3月入試(後期日程など)の選択肢を出願前に候補として把握しておきます。

インフルエンザに限らず、体調不良は誰にでも起こりえます。受験校を「合格可能性」だけでなく「日程の分散」でも選ぶという視点は、一般的な併願の解説ではあまり語られませんが、直前期の不安を確実に減らしてくれます。受験全体の流れは大学受験の全体スケジュールと進め方もあわせて確認してください。

元塾講師が考える直前期の体調管理

📌 この章のポイント

かかったときの対応を知ったうえで、次に大切なのは「かからない確率を下げる」ことです。ここでは公的情報に基づく予防の基本と、指導者として私が重視している考え方をお伝えします。

予防接種のタイミングと効果の目安

📊 ワクチンの効果が出る時期

厚生労働省のインフルエンザQ&Aによると、インフルエンザワクチンは接種から効果が出るまで約2週間かかり、効果は約5か月持続するとされています。また、ワクチンは感染を完全に防ぐものではなく、発症や重症化を抑える効果が期待されるものと説明されています。

試験時期逆算の目安
共通テスト1月中旬12月下旬までに効果が出ている状態
私立大学入試2月上〜中旬約5か月の持続期間内に収まる
国公立二次・後期2月下旬〜3月早すぎる接種は持続期間に注意

📝 健康情報についての注意

本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療行為・診断・治療の代替となるものではありません。予防接種の要否や時期、体調や症状に関しては、必ず医師・専門家にご相談ください。

受験生本人と家族ができる予防

✅ 受験生本人ができること

  • 手洗い・換気など基本的な感染対策を習慣にする
  • 睡眠時間を削らず、起床・就寝の時刻を本番に合わせて固定する
  • 人が多く集まる場所に行く頻度を、直前期だけでも減らす

✅ 家族ができること

  • 家族も含めて予防接種を検討する(家庭内感染を防ぐため)
  • 家族が発熱したら、可能な範囲で部屋やタオルを分ける
  • 受診先(土日・夜間に対応する医療機関)を事前に調べておく

直前期に「勉強時間より生活リズム」を優先すべき理由

💬 指導者として伝えたいこと

直前期になると、不安から睡眠を削って勉強量を増やそうとする受験生が出てきます。私はこの時期こそ、新しい知識を詰め込むより、本番と同じ時刻に起きて頭が働く状態をつくるほうが得点に直結すると考えています。

理由は単純で、直前の数日で増やせる得点よりも、体調を崩して1日の受験機会を失うダメージのほうがはるかに大きいからです。大学受験は1日に1校・1方式しか受けられません。体調管理は「勉強の邪魔」ではなく、受験戦略そのものだと捉えてほしいと思います。

インフルエンザ対策で見落としがちな注意点

📌 この章のポイント

「熱が下がったから大丈夫」「ネットで追試は不利と見た」——直前期は判断を誤りやすい場面が続きます。よくある落とし穴を先に知っておきましょう。

解熱しても無理に受験するリスク

❗ 自己判断での受験は避ける

熱が下がっても、しばらくはウイルスを排出している可能性があります。体力が戻りきっていない状態で長時間の試験を受けても、本来の実力は出しにくいものです。周囲の受験生に感染させるおそれもあるため、受験してよいかは必ず医師に相談し、各試験の案内に従ってください。

市販薬や解熱剤を自己判断で使わない

⚠️ 薬の使い方は医師・薬剤師に確認

厚生労働省のQ&Aでは、抗インフルエンザ薬は発症から48時間以内に服用を開始すると効果が期待できるとされています。試験が近いと「とりあえず市販の解熱剤で熱を下げて受験しよう」と考えがちですが、薬の種類によっては注意が必要なものもあります。発熱したら早めに受診し、薬は処方・指示に従って使うことを優先してください。

「追試は不利」という噂との付き合い方

✏️ 噂より公表情報を

ネット上では「追試験は難しい」「追試を受けると不利」といった声を見かけます。しかし、追試験の難易度を意図的に上げるといった公表情報は、私が調べた範囲では確認できませんでした。不確かな噂を理由に、体調が悪いまま本試験を受ける判断はおすすめしません。判断材料にすべきは、大学入試センターと志望校が公表している情報です。

今日からできる準備と発熱時の行動手順

📌 この章のポイント

この章は、そのまま印刷して冷蔵庫に貼っておけるように、「事前準備」「発熱したときの手順」「療養中の過ごし方」に分けてまとめました。

12月までにやっておきたい準備チェックリスト

🧭 事前準備チェックリスト

  • □ 出願する全大学の募集要項で「追試・振替・別室受験」の記載を確認した
  • □ 各大学の入試課の電話番号を一覧にして家族と共有した
  • □ 共通テストの「受験上の注意」で追試験の申請方法を確認した
  • □ 土日・夜間に受診できる医療機関を調べた
  • □ 予防接種について、かかりつけ医に相談した
  • □ 1日を失っても後続の受験機会が残る併願日程になっているか見直した

入試前日・当日に発熱したときの行動手順

📋 発熱したときの4ステップ

① 体温を測り、医療機関に連絡する
発熱外来などの受診方法を確認し、受験が近いことも伝えます。
② 受診して診断を受け、診断書を依頼する
追試・振替の申請に必要になることが多いため、その場で依頼しておくと二度手間を防げます。
③ 受験する大学(試験場)に連絡する
募集要項・受験上の注意に記載された連絡先へ。保護者が代わりに連絡してもよいか、あわせて確認します。
④ 指示に従い、申請書類を期限内に提出する
追試・振替・別室受験のどれになるかで手続きが変わります。期限をメモし、療養に集中できる体制をつくります。

療養中・回復後の勉強の進め方

💡 療養中は「回復が最優先」

高熱がある間は、勉強のことは考えず休むことに専念してください。熱が下がって体が楽になってきたら、新しい問題に手を出すより、これまで解いた問題の解き直しや、暗記事項の確認など負担の軽い学習から再開するのがおすすめです。

外出できない期間は、映像授業を「軽めの復習ツール」として使うのもひとつの方法です。ただし映像授業だけで仕上げられるかには限界もあるため、スタサプだけで大学受験は可能なのか、その限界と使い方を知ったうえで取り入れてください。

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大学受験のインフルエンザに関するよくある質問

📌 この章のポイント

受験生や保護者から寄せられることの多い疑問を、Q&A形式でまとめました。

共通テストの追試験は本試験より難しいのですか?

❓ Q&A

A. 追試験は本試験とは別に作成された問題で実施されます。難易度を意図的に上げるといった公表情報は確認できません。追試験のためだけの特別な対策を考えるより、これまでの学習を続けることが大切だと私は考えます。

家族がインフルエンザにかかった場合、受験生本人は受験できますか?

❓ Q&A

A. 本人に症状がなく罹患していなければ、通常どおり受験するのが基本です。ただし潜伏期間があるため、試験当日までの体調変化に注意し、発熱した場合は各試験の案内に従って早めに連絡してください。

追試験の申請に診断書は必要ですか?

❓ Q&A

A. 共通テストの追試験申請には医師の診断書が必要です。私立大学や国公立二次の追試・振替でも診断書を求められることが一般的です。発熱したらまず受診し、診断書を発行してもらってください。費用は医療機関によって異なります。

インフルエンザで受験できなかった場合、受験料は返ってきますか?

❓ Q&A

A. 大学ごとに扱いが異なり、返還されない場合もあります。受験料の返還や他日程への振替の可否は募集要項に記載されていることが多いため、出願前に確認しておくことをおすすめします。

受験生はインフルエンザの予防接種を受けるべきですか?

❓ Q&A

A. 厚生労働省のQ&Aでは、ワクチンは効果が出るまで約2週間かかり、効果は約5か月持続するとされています。接種するかどうかと時期は、持病や体質を踏まえてかかりつけ医に相談して決めてください。

熱が下がったらすぐに受験してもよいですか?

❓ Q&A

A. 解熱後もウイルスを排出している可能性があるため、自己判断は禁物です。例年の大学入試センター「受験上の注意」では、出席停止の対象となる感染症が治癒していない場合は原則として受験を控えるよう案内されています。受験の可否は医師に相談し、各試験の案内に従ってください。

まとめ:大学受験のインフルエンザは事前確認で慌てず対処できる

🎯 この記事のまとめ

  • インフルエンザにかかっても、共通テストには追試験(2027年は1月23日・24日)がある
  • 追試験の申請には医師の診断書が必要で、本試験から追試験まで1週間しかないため手続きはすぐに動く
  • 私立大学・国公立二次の追試・振替・別室受験は大学ごとに違う
  • 発症日によっては、本試験を休んで追試験で受けるほうが合理的な場合もある
  • 最大の対策は、出願先すべての募集要項で救済措置と連絡先を事前に確認すること

⭕ この記事の内容を特に役立ててほしい人

  • 共通テスト・私大入試を控え、体調面の不安がある受験生
  • 受験直前に何を準備すべきか整理したい保護者
  • 併願校の日程を見直したい人

🔺 この記事だけでは判断できないこと

  • 現在の症状で受験してよいか(医師の判断が必要です)
  • 志望校ごとの具体的な追試・振替の条件(各大学の募集要項をご確認ください)

💬 最後に

インフルエンザは、どれだけ気をつけていてもかかることがあります。だからこそ、「かかっても大丈夫な準備」をしておくことが、本番で落ち着いて実力を出すための土台になります。今日のうちに、志望校の募集要項を1校だけでも開いてみてください。それが、この記事を読んだあなたにおすすめしたい最初の一歩です。

📝 進路選択についての注意

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。

🎓 著者プロフィール

執筆者kouのプロフィール画像

kou(教育系Webライター・プロ家庭教師)

中学生時代に早稲田アカデミーに通い、慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部を卒業しました。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、指導歴は10年を超えます。現在はフリーランスのプロ家庭教師・教育系Webライターとして、中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校生・浪人生・不登校・発達障害のある生徒の指導に携わっています。

この記事を書く理由:受験生と保護者を指導する立場から、直前期の「もしも」に備える情報を、特定の教育機関に忖度せず公的情報に基づいて届けたいと考えたためです。

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📚 調査概要

  • 調査対象:大学受験(共通テスト・個別試験)におけるインフルエンザ罹患時の制度と予防に関する公表情報
  • 調査方法:公式サイト・公的資料の調査/文献調査/著者の指導経験に基づく考察
  • 調査実施日:2026年10月17日
  • 情報の限界:令和9年度の「受験上の注意」の詳細(申請期限など)は、年度ごとの最新版での確認が必要です。各大学の追試・振替の個別条件は調査対象外です。追試験の難易度に関する公式な比較データは確認できませんでした。著者は医師ではなく、医療に関する記述は公的機関の情報に基づいています。
  • 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告は含まれていません)

🏷️ 記事情報

公開日:2026年10月17日/最終更新日:2026年10月17日
※情報変更があった場合は随時更新します。