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埼玉大学の受験ガイド|倍率・ボーダー・学費を元塾講師が解説

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(指導歴10年超)

慶應義塾大学経済学部卒。在学中は早稲田アカデミーで受験生を指導し、現在はフリーランスで中学受験から大学受験・浪人生まで指導しています。プロフィール|運営理念|プライバシーポリシー|お問い合わせ

公開日:2026年10月24日/最終更新日:2026年10月24日/※情報変更があった場合は随時更新します。

🎯 結論

結論:埼玉大学の一般選抜は、確認できた学部・方式の多くで総得点の約65〜84%を共通テストが占める「共通テスト重視型」です。河合塾の2027年度入試予想ボーダーは学部・学科によりおよそ53〜79%、2026年度一般選抜の実質倍率は大学全体で約2.9倍でした。合否を分けるのは、まず共通テストの得点率です。

📋 この記事でわかること

「埼玉大学を受けたいけれど、どのくらい取れば届くのか」「後期の倍率が高すぎて怖い」と迷っていませんか。この記事では、次の疑問に公式資料と入試データで答えます。

  • 2027年度入試の日程と、前年度からの変更点
  • 学部別の共通テストボーダー得点率と、3年分の実質倍率
  • 配点比率から見た「共通テスト型/個別試験型」の見分け方
  • 授業料値上げ後の4年間の学費
  • 残り約3か月で何を優先するか

💬 執筆の立場と情報の限界

私は慶應義塾大学経済学部の出身で、在学中から現在まで、高校受験・大学受験の生徒を指導してきました。ただし、私自身は埼玉大学を受験しておらず、在学経験もありません。そのため本記事は、埼玉大学の公式資料・河合塾Kei-Netのデータを、受験指導者の視点で読み解く形でまとめています。特定の大学・塾から依頼や報酬は受けておらず、利益相反はありません。

埼玉大学の受験とは?入試の全体像

📌 この章の要点

埼玉大学は5学部を擁する国立大学で、一般選抜では多くの方式で共通テストが総得点の6割を超えます。まずは学部構成と、2027年度入試のスケジュール・変更点を押さえましょう。

埼玉大学の5学部と入試区分

🔰 埼玉大学の入試区分とは

埼玉大学の入試は、教養学部・経済学部・教育学部・理学部・工学部の5学部で実施され、一般選抜(前期日程・後期日程)のほか、総合型選抜・学校推薦型選抜・社会人選抜・帰国生選抜・私費外国人留学生選抜が設けられています。一般選抜は「共通テスト+個別学力検査(二次試験)」の合計点で合否が決まります。

学部一般選抜の募集人員(2025年度)特徴
教養学部前期115/後期25前期の個別試験は外国語のみ
経済学部前期215(一般195・国際20)/後期50前期に国際プログラム枠あり
教育学部前期265/後期21学校教育・教科教育の各専修に分かれる
理学部前期91/後期108後期の募集人員が前期より多い
工学部前期245/後期230後期にも大きな枠がある

出典:埼玉大学「令和7年度一般選抜 入試結果」(2026年10月24日参照)

💡 理・工の「後期枠の大きさ」は見落とされがち

多くの国立大学では後期日程の枠が小さく、「後期は滑り止めの賭け」と考えられがちです。ところが埼玉大学の理学部は後期の募集人員(108人)が前期(91人)を上回り、工学部も前期とほぼ同規模です。理系志望の生徒なら、前期で別の国立大学に挑戦しつつ、後期で埼玉大学を本命級に据えるという組み方が、他大学より現実的に成り立つと私は考えます。

2027年度入試の日程と変更点

📋 2027年度入試の主なスケジュール

項目日程
共通テスト本試験2027年1月16日(土)・17日(日)
共通テスト追試験2027年1月23日(土)・24日(日)
国公立大学 前期日程国公立大学共通の日程として例年2月25日から
国公立大学 後期日程国公立大学共通の日程として例年3月12日以降

共通テストの出願は2026年10月2日で締め切られています。埼玉大学の出願期間・試験日の詳細は、大学が公表する学生募集要項で確かめてください。出典:大学入試センター(2026年10月24日参照)

⚠️ 2027年度の変更点(工学部のみ)

大学の予告では、教養・経済・教育・理学部は「特段の変更なし」です。変更があるのは工学部です。

  • 応用化学科:前期の個別試験が「数学・理科(化学)」から「理科(化学)」のみに、後期が「総合問題・小論文」から「小論文」のみに変更
  • 機械工学・システムデザイン学科:学校推薦型選抜(一般枠)を新設(女子枠は継続)
  • 共通テストは2027年度実施の成績のみを利用(前年の成績は使えない)

出典:埼玉大学「令和9年度入学者選抜方法の変更について」、同「実施教科・科目等について(予告)」

埼玉大学の偏差値・共通テストボーダーと倍率

📊 この章の要点

「共通テストで何割取れば届くのか」は、受験生が最も知りたい数字でしょう。ここでは河合塾の予想ボーダーと、大学公表・河合塾集計の実質倍率を3年分並べて、数字の読み方まで解説します。

学部別の共通テストボーダー得点率と二次偏差値

🔢 主な学科の予想ボーダー(2027年度入試・河合塾)

学部・学科前期 共テ得点率前期 二次偏差値後期 共テ得点率
教養70%55.076%
経済(一般選抜枠)68%57.579%
経済(国際プログラム枠)77%57.5―
教育(学校教育・教育学)67%50.0―
教育(教科・英語)68%55.0―
理(数学)70%55.073%
理(物理)73%―75%
理(分子生物)70%55.074%
工(情報工)73%52.573%
工(機械工学・システムデザイン)67%50.073%
工(環境社会デザイン)67%50.072%

教育学部全体では53〜73%、理学部は69〜79%、工学部は67〜73%の幅です。「―」は河合塾の掲載なし。出典:河合塾Kei-Net「埼玉大学 ボーダーライン」(2026年10月24日参照)

💡 ボーダーは「合格者の真ん中」ではない

指導の現場でよく誤解されるのが、ボーダー得点率を「これを超えれば安全圏」と受け取ることです。河合塾のボーダーは合否の可能性が50%に分かれるラインの予想で、ここを取っても半分は落ちる計算になります。共通テスト後の出願判断では、志望学科のボーダーに2〜3%の上積みがあるかを一つの目安にし、届かない場合は個別試験で何点取り返せるかを配点から逆算する、という順番で考えるのが現実的だと私は考えています。判定の読み方は河合塾の共通テストボーダーの見方で詳しく解説しています。

💡 経済・国際プログラム枠のボーダーが9ポイント高い理由

同じ経済学部前期でも、国際プログラム枠のボーダー(77%)は一般選抜枠(68%)より9ポイント高く出ています。配点を見ると、国際枠の共通テストは国語・数学・外国語の3教科600点だけで、地歴公民・理科・情報を課しません。科目数が少ない分、受験者が得意教科に絞って高得点をそろえやすく、ボーダーが押し上げられると読めます。逆に言えば、5教科型の一般選抜枠で68%の生徒が、3教科だけなら77%を超えられるかどうかが、国際枠を選ぶかの判断材料になります。個別試験も外国語200点のみなので、英語が最大の武器である生徒向けの枠だと私は考えます。

学部別の実質倍率の推移(2024〜2026年度)

📈 一般選抜の実質倍率(受験者数÷合格者数・前後期合計)

学部2024年度2025年度2026年度
教養1.8倍2.8倍2.1倍
経済2.5倍2.4倍2.9倍
教育2.7倍2.6倍2.8倍※
理2.6倍3.4倍3.3倍
工2.3倍2.6倍3.0倍
大学全体2.4倍2.7倍2.9倍

2024・2025年度は大学公表値から算出、2026年度は河合塾Kei-Netの掲載値から算出(小数第2位四捨五入)。※2026年度の教育学部は一部課程の掲載がなく、単純比較はできません。出典:埼玉大学 令和6年度入試結果、令和7年度入試結果、河合塾Kei-Net 入試結果(2026年10月24日参照)

💡 倍率の「揺れ」を読む

3年分を並べると、教養学部は1.8→2.8→2.1倍と大きく上下しています。前年に倍率が下がった学部へ志願者が流れ、翌年に上がる「隔年現象」は国立大学ではよく見られる動きです。一方で大学全体は2.4→2.7→2.9倍と緩やかに上がっています。「去年低かったから今年も楽」という読み方は危険で、むしろ倍率が下がった翌年は警戒する、くらいの姿勢でちょうどよいと私は考えます。

後期日程の倍率が見かけほど高くない理由

🔍 後期は「志願者の半分以上が受験しない」

大学全体・後期日程2025年度2026年度
志願者数4,254人3,798人
受験者数1,864人1,685人
受験率約44%約44%
実質倍率3.3倍3.3倍

出典:埼玉大学 令和7年度入試結果、河合塾Kei-Net(いずれも上記)から算出

💡 志願倍率21倍の正体

2025年度の教養学部後期は、募集25人に対して541人が出願し、志願倍率は21.6倍でした。数字だけ見ると尻込みしますが、実際に受験したのは173人、実質倍率は4.7倍です。前期で第一志望に合格した受験生は後期を受けないため、後期の志願倍率は実態よりかなり大きく見えます。ただし、残った受験者は「前期で惜しくも届かなかった層」なので、レベル自体は下がりません。後期のボーダーが前期より高いのはそのためで、倍率よりも共通テストの得点率で判断すべきだと私は考えます。

配点から読む埼玉大学の入試戦略

⚖️ この章の要点

同じ「埼玉大学志望」でも、学部や日程によって共通テストと個別試験の重みは大きく違います。配点表を比率に直すと、どこで点を稼ぐべきかがはっきり見えてきます。

共通テストと個別試験の配点比率

埼玉大学の配点比率(共通テスト:個別試験) 共通テストと個別試験の配点比率(2027年度予告) 共通テスト 個別試験 教養 前期 925/1225点 75.5%外国語 教養 後期 1025/1225点 83.7%小論文 経済 前期(一般) 950/1450点 65.5%2教科選択 経済 前期(国際) 600/800点 75.0%外国語 経済 後期 950/1250点 76.0%小論文 教育 前期(教育学) 950/1450点 65.5%外国語
比率は共通テスト配点÷総配点で筆者算出。出典:埼玉大学「令和9年度入学者選抜の実施教科・科目等について(予告)」。理学部・工学部は本記事の調査範囲で配点を確認しきれていないため掲載していません。

💡 「個別で逆転」はどこまで可能か

教養学部前期を例にすると、共通テスト925点のうち5%(約46点)の差は、個別試験の外国語300点満点でいえば約15%分に相当します。共通テストで5%負けた分を取り返すには、英語の記述で他の受験生より15%多く取る必要があるわけで、これは簡単ではありません。対して経済学部前期(一般選抜枠)や教育学部前期(教育学)は個別試験が500点あり、比率で見ると逆転の余地が比較的大きい方式です。「二次で挽回したい」タイプの受験生は、こうした方式を優先的に検討するとよいと考えます。

英語はリーディング重視の配点

📋 共通テスト英語のリーディング:リスニング比率

学部・日程リーディング:リスニング
教養(前期・後期)4:1(1.6:0.4)
教育(前期)4:1(1.6:0.4)
経済(前期・後期)3:1(1.5:0.5)

出典:埼玉大学「令和9年度入学者選抜の実施教科・科目等について(予告)」

💡 直前期の英語は「リーディング8割」で時間配分を

共通テストの英語はリーディング・リスニングが各100点ですが、埼玉大学の教養・教育学部ではリーディングの比重が4倍になります。リスニングで10点落としても換算では4点分、リーディングで10点落とすと16点分の差です。直前期にリスニング対策へ時間を割きすぎている生徒には、私なら長文読解の演習量を優先するよう伝えます。もちろんリスニングを捨ててよいわけではなく、「毎日短時間で維持、演習の主力はリーディング」という配分が合理的です。

経済学部後期の2方式をどう活かすか

🆚 経済学部後期の方式Ⅰ・方式Ⅱ(共通テスト配点)

教科方式Ⅰ方式Ⅱ
国語100300
数学300100
外国語350350
地歴公民/理科/情報100/50/50100/50/50
個別試験(小論文)300300

2方式のうち高得点の方式が採用されます。出典:埼玉大学「令和9年度入学者選抜の実施教科・科目等について(予告)」

💡 経済学部出身者として見る「2方式」の意味

私は慶應義塾大学経済学部で学びましたが、経済学は数学を使う分野であると同時に、文章を読み解く力も強く求められる学問です。埼玉大学経済学部後期の2方式は、「数学が得意な文系」と「国語が得意な文系」のどちらにも門戸を開く設計と読めます。どちらの方式でも外国語が350点と最大なので、英語が弱いと方式を問わず苦しくなる点には注意が必要です。共通テスト後に自己採点を両方式で計算し、どちらで何点になるかを把握してから出願を判断しましょう。

埼玉大学の学部・入試方式の選び方

🧭 この章の要点

偏差値の高い順に並べて選ぶよりも、自分の得点の取り方に合った方式を選ぶほうが合格可能性は上がります。ここでは方式ごとの向き不向きと、推薦系入試・併願の考え方を整理します。

共通テスト型か二次型か:向いている人

⚖️ タイプ別の方式選び

タイプ向いている方式の例理由
全教科で安定して得点できる教養前期・後期、経済後期共通テスト比率が75%超で、苦手教科が少ないほど有利
英語の記述が得意教養前期、教育前期(教育学)、経済前期(国際)個別試験が外国語のみ
国語・数学の記述が得意経済前期(一般選抜枠)国語・数学・外国語から2教科を選べる
文章で考えを伝えるのが得意教養後期、経済後期個別試験が小論文

📌 科目選びの基本を確認したい方へ

国公立大学の科目構成そのものに不安がある場合は、国公立大学の受験科目の仕組みを先に確認しておくと、埼玉大学の配点表も読みやすくなります。

推薦・総合型選抜を併用する考え方

📋 一般選抜以外の入口

埼玉大学は総合型選抜と学校推薦型選抜を実施しており、2027年度は工学部機械工学・システムデザイン学科で学校推薦型選抜(一般枠)が新設される予定です。出願資格・評定の基準・共通テストを課すかどうかは学部・学科ごとに異なります。推薦系入試の種類の違いは指定校・公募・総合型の違いで整理しています。

💬 推薦は「一般の勉強を止めない」が前提

推薦系入試に挑戦する生徒を指導するとき、私が必ず伝えるのは「不合格だった場合に一般選抜で戦える状態を保つこと」です。埼玉大学の一般選抜は共通テストの比重が高いため、秋に書類・面接準備へ時間を取られて共通テスト対策が止まると、取り返しがつきにくくなります。推薦の準備は「共通テスト対策の時間を削らない範囲」で進めるのが安全だと考えます。週単位で共通テスト演習の時間を先に確保し、残りを書類・面接準備に充てる順番がお勧めです。

併願で失敗しない組み方

💡 前期・後期・私大の役割分担

国公立志望の併願は、私は次の3段で考えることを勧めています。

  • 前期:第一志望(埼玉大学か、より上位の国公立)
  • 後期:前期の結果に関係なく「受かったら進学する」と言える大学・学部
  • 私立大学:共通テスト利用や一般選抜で、確実に1校は押さえる

埼玉大学の後期は共通テスト比率が8割前後と高いため、共通テストの自己採点が良かった年には後期の価値が上がり、悪かった年には後期を別の大学に切り替える判断も必要になります。出願前の判定の使い方は共通テストリサーチの見方が参考になります。

埼玉大学を受験する前に知るべき注意点

⚠️ この章の要点

埼玉大学は「首都圏の国立で学費が安い」というイメージで選ばれがちですが、2026年度から学費の前提が変わっています。数字の過信と、情報の確かめ漏れにも注意が必要です。

授業料値上げで「国立だから安い」は再計算が必要

💰 埼玉大学の学費(2026年度入学者用)

項目金額
入学金282,000円
授業料(年額)642,960円
初年度納入金924,960円
4年間の合計(筆者試算)2,853,840円

埼玉大学は2026年度以降の入学者から授業料を約2割改定しています。改定前の国立大学の標準額(年額535,800円。改定後の642,960円は約1.2倍)で計算した4年間の合計(2,425,200円)と比べると、4年間で428,640円の負担増です(筆者試算)。保険料・後援会費・教材費等は含みません。出典:河合塾Kei-Net「埼玉大学 学費」、埼玉大学「機能強化のための授業料改定について」(2026年10月24日参照)

📝 費用情報についての注記

本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は大学の公式サイト(学費・奨学金・保険について)または直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。

💬 保護者が見落としやすい比較の仕方

保護者の方と進路の話をすると、「国立なら私立の半分くらい」という感覚で話が進むことがよくあります。値上げ後でも私立大学より安い傾向は変わりませんが、差は以前より縮んでいます。自宅から通えるかどうかで一人暮らしの費用は大きく変わるため、学費だけでなく通学費・生活費を含めた4年間の総額で比較することをお勧めします。受験そのものにかかる費用は併願パターン別の受験料試算で確認できます。

ボーダーと倍率を過信するリスク

❌ よくある判断ミス

  • ボーダーをぎりぎり超えたので「安全」と判断する(ボーダーは合格可能性50%のライン)
  • 前年に倍率が下がった学部を「狙い目」と決めつける(翌年に反動で上がりやすい)
  • 後期の志願倍率の高さだけで出願をあきらめる(実際の受験率は約44%)
  • 共通テストの配点を素点のまま比べる(学部ごとに傾斜配点がある)

理学部・工学部の個別試験科目は最新の要項で確かめる

❗ 調査範囲の限界

理学部・工学部の学科別の個別試験科目と配点は、本記事の調査では大学の予告資料から十分に読み取れませんでした。特に工学部応用化学科は2027年度に個別試験が変わるため、前年までの過去問や参考書の情報をそのまま使わないことが重要です。必ず大学公式サイトの実施教科・科目等の予告と、最新の学生募集要項で確かめてください。

埼玉大学合格に向けた学習の進め方

📌 この章の要点

2026年10月下旬の時点で、共通テストまで残り約12週間です。共通テストの比重が高い埼玉大学では、限られた時間の配分が合否を左右します。

高3秋から共通テスト・二次試験までの逆算スケジュール

🔰 直前期の4ステップ

① 10月下旬〜11月:志望方式の個別試験の過去問を1年分だけ解き、形式と難度を把握。残りは共通テストの苦手教科の穴埋めに集中
② 12月〜1月中旬:共通テスト形式の演習を中心に。英語はリーディング優先、配点の大きい教科から時間を割く
③ 共通テスト直後:自己採点を学部の配点に換算し、ボーダーとの差を確認。経済後期志望なら方式Ⅰ・Ⅱの両方で計算
④ 1月下旬〜2月下旬:個別試験の過去問演習に切り替え。約5週間で複数年分を解き、記述の採点基準を意識して復習

🗺️ 高1・高2の方へ

まだ時間がある学年の方は、大学受験の全体ロードマップで高1〜高3の流れを押さえたうえで、共通テストで全教科をそろえる計画を立てるのが近道です。埼玉大学のように共通テスト比率が高い大学では、苦手教科を早めに作らないことが最大の対策になります。

共通テスト対策の優先順位

💡 「配点×伸びしろ」で教科を選ぶ

直前期に私が生徒と一緒に作るのは、教科ごとに「配点」と「あと何点伸ばせそうか」を並べた表です。たとえば教養学部前期なら、国語・地歴公民・数学・外国語が各200点、理科100点、情報25点です。200点の教科で10%伸ばせば20点、25点の情報で同じ10%でも2.5点にしかなりません。情報を軽視してよいわけではありませんが、残り時間が少ないほど配点の大きい教科の伸びしろから手をつけるのが合理的だと考えます。

塾・映像授業の使い分け

📋 学習手段の選び方

苦手教科の基礎を短期間で固め直したい場合は、映像授業が費用面で取り入れやすい選択肢です。高校の授業範囲から復習したいならスタサプ高校講座の評判と実態が参考になります。

共通テスト・国公立の二次対策まで映像授業で進めたい場合は、スタサプ大学受験講座の評判と実態で講座のレベルと限界を確かめてください。

💬 映像授業だけで足りるかの判断基準

映像授業は「理解」には強い一方、記述答案の添削や出願判断の相談はできません。埼玉大学の個別試験は記述式が中心なので、記述の答案を誰かに見てもらえる環境があるかは大切です。映像授業中心で進めるときの限界はスタサプだけで大学受験は可能かで正直にまとめています。

埼玉大学の受験でよくある質問

❓ Q. 埼玉大学の共通テストボーダーは何割ですか?

A. 河合塾Kei-Netの2027年度入試予想では、学部・学科・日程によりおよそ53%〜79%です。教養学部前期は70%、経済学部前期(一般選抜枠)は68%、工学部前期は多くの学科で67%となっています。あくまで予想値なので、合否を保証するものではありません。

❓ Q. 埼玉大学の後期日程は狙い目ですか?

A. 後期は志願倍率が高く見えますが、2025年度・2026年度とも志願者のうち実際に受験したのは約44%で、実質倍率は大学全体で3倍台前半でした。見かけの倍率だけで避ける必要はありませんが、後期は共通テストの比重がさらに高く、前期以上に共通テストの得点率が問われます。

❓ Q. 埼玉大学の学費はいくらですか?

A. 河合塾Kei-Netに掲載された2026年度入学者用の金額では、入学金282,000円、授業料年額642,960円、初年度納入金は924,960円です。埼玉大学は2026年度以降の入学者から授業料を約2割引き上げています。最新の金額は大学の公式サイトで確かめてください。

❓ Q. 埼玉大学に推薦や総合型選抜で入学できますか?

A. はい。埼玉大学は一般選抜のほかに総合型選抜と学校推薦型選抜を実施しています。2027年度入試では、工学部機械工学・システムデザイン学科で学校推薦型選抜(一般枠)が新設される予定です。出願資格や評定の基準は学部・学科ごとに異なるため、募集要項で確かめる必要があります。

❓ Q. 埼玉大学の過去問はいつから解けばよいですか?

A. 共通テストの配点比率が高い大学なので、高3の秋〜12月は共通テスト対策を優先し、個別試験の過去問は傾向確認のため秋に1年分、本格的な演習は共通テスト後から前期試験までの約5週間に集中させるのが現実的です。個別試験の比重が大きい学科を志望する場合は、11月頃から並行して進めます。

❓ Q. 2027年度の埼玉大学入試で変わる点はありますか?

A. 大学の予告では、教養・経済・教育・理学部は特段の変更なしとされています。工学部では、応用化学科の個別試験が前期は理科(化学)のみ、後期は小論文のみに変更され、機械工学・システムデザイン学科で学校推薦型選抜(一般枠)が新設される予定です。

まとめ:埼玉大学の受験は共通テストの得点率が鍵

🎯 この記事のまとめ

  • 確認できた学部・方式では、総得点の約65〜84%が共通テスト。まず共通テストの得点率を上げることが最優先
  • 河合塾の予想ボーダーは学部・学科によりおよそ53〜79%、2026年度の実質倍率は大学全体で約2.9倍
  • 後期は志願倍率が高く見えても受験率は約44%。倍率より得点率で判断する
  • 2027年度は工学部応用化学科の個別試験と、機械工学・システムデザイン学科の推薦枠が変更点
  • 授業料は2026年度入学者から年額642,960円。4年間の総額で家計を試算しておく

✅ 埼玉大学の入試が向いている人

  • 5教科をまんべんなく得点でき、大崩れする教科がない
  • 英語の長文読解が安定している
  • 首都圏で国立大学に通い、学費を私立より抑えたい
  • 理系で、後期日程も含めて国立に複数回挑戦したい

❌ 埼玉大学の入試が向いていない可能性がある人

  • 特定の教科が極端に苦手で、共通テストで大きく失点しやすい
  • 記述式の個別試験で逆転を狙いたい(方式によっては比率が小さい)
  • 私立大学型の3教科に絞って勉強してきた

当てはまる場合でも、方式選びと残り期間の配分しだいで十分に戦えます。自分の得点の取り方と配点表を照らし合わせることから始めてください。

記述の添削や学習管理を任せられる環境が必要だと感じたら、塾・家庭教師の比較ランキングで自分に合う形を探してみてください。

📝 進路選択についての注記

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。入試の詳細は必ず埼玉大学の学生募集要項でご確認ください。

🎓 著者プロフィール

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(フリーランス)

中学生時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高等学校に合格。慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、指導歴は10年を超えます。中学受験・高校受験・大学受験・中高一貫校・浪人生・不登校・発達障害の生徒の指導経験があります。

この記事を書く理由:国公立大学志望の生徒の出願判断に関わるなかで、ボーダーや倍率の数字が誤って読まれ、方式選びで損をするケースを見てきました。公開データを指導者の目で読み解き、受験生と保護者が自分で判断できる材料を届けたいと考えています。

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📚 調査概要

  • 調査対象:埼玉大学の2027年度入学者選抜(一般選抜・推薦系入試)、2024〜2026年度一般選抜の入試結果、学費
  • 調査方法:埼玉大学公式サイト・公表資料の調査/河合塾Kei-Netの掲載データの調査/大学入試センター公表情報の調査/著者の受験指導の知見
  • 調査実施日:2026年10月24日
  • 情報の限界:著者は埼玉大学の受験・在学経験がなく、在学生・教職員へのヒアリングも行っていません。理学部・工学部の学科別個別試験科目と配点は、予告資料から十分に確認できなかったため記載していません。合格最低点・合格者平均点は本調査では確認していません。2026年度の教育学部の入試結果は一部課程の掲載がなく、前年度との単純比較はできません。ボーダーは河合塾の予想値です。
  • 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告は含まれません)

公開日:2026年10月24日/最終更新日:2026年10月24日/※情報変更があった場合は随時更新します。

慶應義塾大学経済学部在籍当時の学生証

慶應義塾大学経済学部在籍当時の学生証

私の早稲アカ講師時代の給与明細

早稲アカで働いていた証明として、当時の給与明細を載せておきます。

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