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学習院大学の受験ガイド|コア・プラス試験と倍率を元塾講師が解説

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師
指導歴10年超。慶應義塾高校から慶應義塾大学経済学部へ進学し、在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導。現在は中学・高校・大学受験の家庭教師として活動しています。

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公開日:2026年10月23日/最終更新日:2026年10月23日
※情報変更があった場合は随時更新します。

🎯 結論

結論:学習院大学の受験は、全6学部で行われる「コア試験」と、一部の学科で2回目の受験機会となる「プラス試験」の組み合わせ方で合格の確率が変わります。2027年度入試の一般選抜の出願は2027年1月7日〜18日(共通テスト利用は1月15日まで)です。

2026年度は一般選抜の志願者が前年度比で約37%増え、倍率も上がりました。ただしこの増加の多くは、2026年4月に新設された国際文化交流学部の志願者によるものです。数字の「見かけ」に振り回されず、学科ごとに中身を確かめることが大切だと私は考えています。

📋 この記事でわかること

  • コア試験・プラス試験・共通テスト利用の違いと、使い分け方
  • 2026年度の学部別倍率と、河合塾の2027年度入試用ボーダー偏差値
  • 学部ごとの配点と、2027年度の試験日程・併願の組み方
  • プラス試験の過去問を選ぶときに見落としやすいポイント
  • 学部別の初年度納付金と、受験前に確認したい注意点

💬 この記事の立ち位置

志望校や併願校として学習院大学を調べ始めた受験生・保護者の方は、「入試方式が独特でよくわからない」「倍率が急に上がって不安」と感じているのではないでしょうか。

私は慶應義塾大学経済学部の出身で、早稲田アカデミーで受験生を指導し、現在は家庭教師として大学受験生の併願計画や過去問演習を見ています。ただし、学習院大学を自分で受験したことや在籍経験はありません。そのため本記事は、大学公式サイトと大手予備校・教育会社が公開する入試データを私が読み解き、受験指導の視点で整理したものです。学習院大学や特定の塾から報酬は受け取っていません。

  1. 学習院大学の受験とは?入試方式の全体像
    1. 学習院大学の受験方式は「コア・プラス・共通テスト利用」の3本柱
    2. コア試験とプラス試験の違い
    3. 共通テスト利用・学校推薦型・総合型選抜の位置づけ
  2. 学習院大学の学部別偏差値と倍率
    1. 学部別ボーダー偏差値一覧(2027年度入試・河合塾)
    2. 2026年度の倍率はなぜ上がったのか
    3. 法学部コアの倍率急上昇をどう読むか
  3. 学習院大学の試験科目・配点と日程
    1. 学部別の配点(2027年度コア・プラス)
    2. 2027年度の試験日程と併願の組み方
  4. 学習院大学に合格するための科目別対策
    1. 英語:最大配点の150点をどう取るか
    2. 国語・選択科目:学部で出題範囲が異なる
    3. 過去問は学部名ではなく「試験日と配点」で選ぶ
  5. 学習院大学受験の注意点と向いていない人
    1. 倍率の数字だけで判断しない
    2. 学費は学部で最大57万円の差がある
    3. 学習院大学が合わない可能性がある人
  6. 学習院大学の受験に関するよくある質問
    1. コア試験とプラス試験は両方受けられますか?
    2. 学習院大学の偏差値はどのくらいですか?
    3. 英検などの外部試験は必要ですか?
    4. 共通テスト利用選抜の出願期間はいつですか?
    5. 初年度納付金はいくらですか?
    6. 過去問はどこで手に入りますか?
  7. 学習院大学の合格に向けて今日からできること
    1. 時期別の学習ロードマップ
    2. 塾・映像授業・独学の使い分け
  8. まとめ:学習院大学の受験は方式の組み合わせで差がつく

学習院大学の受験とは?入試方式の全体像

🔰 この章の内容

学習院大学の一般選抜は、他大学でよく見る「個別日程」「全学部日程」とは呼び方も仕組みも少し異なります。まずは方式の全体像と、コア試験・プラス試験の違いを押さえましょう。

学習院大学の受験方式は「コア・プラス・共通テスト利用」の3本柱

📌 学習院大学の受験方式とは

学習院大学の一般選抜は、大学独自問題の「コア試験」「プラス試験」と「大学入学共通テスト利用選抜」の3方式です。コア試験とプラス試験は複数回受験でき、ほかに学校推薦型選抜(指定校・公募制)と総合型選抜(AO)があります(ベネッセ マナビジョン、2026年10月23日参照)。

学部は法・経済・文・理・国際社会科学・国際文化交流の6学部です。国際文化交流学部は2026年4月に新設されたばかりで、入試結果は2026年度の1年分しかありません。

コア試験とプラス試験の違い

🆚 コア試験とプラス試験の比較(2027年度入試)

項目コア試験プラス試験
位置づけ募集人数の大半を占める本命の方式志望学科を受けられる2回目の機会
募集人数の例(法学科)150名15名
実施学科全学科一部の学科のみ(文学部は英語英米文化・心理・教育など)
試験日学部ごとに別日他学部のコア試験と同じ日
科目の特徴学部ごとに配点が異なる地理が選べない、2教科型があるなど学科で異なる

出典:ベネッセ マナビジョン 学習院大学 一般選抜(2026年10月23日参照)

💡 プラス試験は「同じ試験をもう一度」ではない

公開されている2027年度の日程と配点を並べてみると、私はある規則性に気づきました。プラス試験の試験日と配点が、同じ日に行われる他学部のコア試験とぴったり一致する組み合わせがあるのです。

  • 法学部プラス(2月6日・国語120/選択120/英語150)=経済学部コア(2月6日・同じ配点)
  • 文学部英語英米文化学科プラス(2月10日・国語100/選択100/英語150)=法学部コア(2月10日・同じ配点)

予備校の中にも「プラス試験は他学部コアと同じ問題」と分析しているところがあります。つまり、法学部を志望する受験生がプラス試験を受けるなら、練習すべきは法学部ではなく経済学部の過去問という可能性が高いわけです。ここを知らずに志望学部の過去問だけを解いていると、本番で「形式が違う」と戸惑うことになります。問題の共通性は年度で変わる可能性もあるため、最終的には大学の学生募集要項で確かめてください。

共通テスト利用・学校推薦型・総合型選抜の位置づけ

📋 一般選抜以外の主な方式(2027年度入試)

方式出願期間主な対象
共通テスト利用2027年1月7日〜15日(Web出願のみ)法・経済(経済学科)・文・理・国際社会科学など。経済学科は4科目型/6科目型
学校推薦型(公募制)2026年10月19日〜11月4日法(政治)・経済・文の一部学科・理・国際社会科学・国際文化交流の一部学科
総合型(AO)2026年10月19日〜22日文(哲学)・国際社会科学・国際文化交流(英語コミュニケーション)

出典:ベネッセ マナビジョン(2026年10月23日参照)。国際文化交流学部の共通テスト利用は、本記事の調査範囲では記載を確認できませんでした。

⚠️ 本記事公開時点での注意

本記事の公開日(2026年10月23日)時点で、総合型選抜(AO)の出願期間はすでに終了しています。学校推薦型(公募制)は11月4日まで出願期間中ですが、在籍校の推薦や調査書が必要になるため、今から検討する場合はすぐに担任の先生へ相談してください。調査書の発行にかかる時間は調査書の発行期限と申請時期の解説でまとめています。

✏️ 推薦・総合型を考える人へ

私の考えでは、推薦・総合型は「一般選抜の勉強から逃げる手段」ではなく、一般選抜と並行して準備できる人にとっての追加の機会です。どちらも不合格だった場合に一般選抜へ切り替えられるよう、英語と国語の基礎は止めないでください。塾の力を借りるべきかどうかは総合型選抜で塾が必要な人・不要な人で詳しく書いています。

学習院大学の学部別偏差値と倍率

🔍 この章の内容

「学習院大学は難しくなったのか?」という疑問に、2026年度の入試結果と河合塾のボーダー偏差値から答えます。倍率は計算方法で数字が変わるため、その点も含めて読み解きます。

学部別ボーダー偏差値一覧(2027年度入試・河合塾)

📊 学習院大学のボーダー偏差値・共通テスト得点率

学部・学科コアプラス共通テスト利用
法/法60.060.081%
法/政治57.557.581%
経済/経済57.557.54科目79%・6科目74%
経済/経営57.557.5-
文/哲・史57.5-82%
文/日本語日本文57.5--
文/英語英米文化55.055.079%
文/ドイツ語圏文化55.0-80%
文/フランス語圏文化57.5-75%
文/心理57.555.0-
文/教育57.555.072%
国際社会科学55.057.576%
国際文化交流/日本文化・国際コミュニケーション57.557.5-
国際文化交流/英語コミュニケーション60.060.0-
理/物理・化学・数学55.057.5化学のみ77%
理/生命科学52.5-4科目77%・6科目75%

出典:河合塾 Kei-Net 学習院大学 偏差値(ボーダーライン)(2027年度入試用予想、2026年10月23日参照)。「-」は該当方式の設定・掲載がないもの。

💬 ボーダー偏差値の正しい使い方

ボーダー偏差値は「合格可能性50%のライン」の予想で、合格を約束する数字ではありません。私が受験生に伝えているのは、同じ予備校の模試の偏差値と比べることです。河合塾の数字なら全統模試の偏差値と比べるのが基本で、別の会社の模試と並べると1〜2段階ずれることがあります。共通テスト利用の得点率については共通テストボーダーの見方と注意点も参考にしてください。

また、表を見ると理学部はプラス試験の方がコアより1段階高い(55.0→57.5)一方、文学部の心理・教育はプラスの方が低い(57.5→55.0)ことがわかります。プラス試験は募集人数が少なく、数字がぶれやすい点も覚えておきましょう。

2026年度の倍率はなぜ上がったのか

🔢 一般選抜の倍率(志願者÷合格者)の推移

学部別 一般選抜倍率(志願者ベース) 2025年度 2026年度 全体 4.2 5.6 法 4.1 5.9 経済 5.0 6.0 文 3.5 3.8 国際社会科学 4.2 6.9 理 4.1 3.9 国際文化交流 新設のためなし 8.6 出典:河合塾 Kei-Net 学習院大学 一般選抜入試結果をもとに筆者が志願者÷合格者で再計算(2026年10月23日参照)

Kei-Netの掲載では2025年度は受験者ベース、2026年度は志願者ベースの倍率になっており(参照時点で2026年度の受験者数は空欄)、そのまま並べると上がり幅が大きく見えます。上の図は両年度とも志願者÷合格者にそろえて筆者が再計算したものです。

📊 志願者・合格者の増減(一般選抜)

区分2025年度2026年度増減
一般選抜 志願者(全学部)17,581人24,048人約37%増
うち国際文化交流学部-4,951人新設
既存5学部の志願者17,581人19,097人約9%増
既存5学部の合格者4,212人3,726人約12%減
共通テスト利用 志願者5,207人4,510人約13%減

出典:河合塾 Kei-Net 一般選抜 入試結果(学習院大)(2026年10月23日参照)をもとに筆者が集計

💡 数字から私が読み取ったこと

全体で37%増という数字は目を引きますが、既存5学部に限ると志願者の増加は約9%です。むしろ注目すべきは、既存5学部の合格者が約12%減ったことのほうだと私は見ています。志願者が少し増え、合格者が絞られたために、既存学部の倍率が上がったという構図です。

合格者が減った理由は、大学が公表している資料の範囲では確認できませんでした。新学部の設置にともなう定員の見直しや、入学手続き率の見込みの変化などが考えられますが、あくまで推測です。2027年度も同じ傾向が続くとは限らないため、「2026年度の倍率=2027年度の難しさ」とは考えないほうが安全です。

法学部コアの倍率急上昇をどう読むか

❗ 法学部法学科コアの変化

法学科コアは、2025年度に合格者581人だったのが2026年度は336人と約4割減り、倍率(志願者ベース)は3.9倍から7.7倍に跳ね上がりました(出典:Kei-Net 入試結果)。学科・方式別で見ると、既存学部の中でも特に大きな変化です。

✏️ 指導者としての見方

私立大学の入試では、倍率が大きく上がった翌年に「厳しそうだから」と志願者が離れ、倍率が下がる動きがよく話題になります。いわゆる隔年現象です。ただ、これは必ず起きるものではなく、合格者を絞った理由が続けば、倍率は高いままになることもあります。

私なら法学部志望の受験生には、①コア試験だけに賭けず、同じ配点のプラス試験(2月6日)も組む、②政治学科も含めて学科の幅を持たせる、③併願校の合格を2月上旬までに1つ確保しておく、という3点を勧めます。倍率の予想に時間を使うより、受験機会を増やす設計に頭を使う方が合格に近づくと考えています。

学習院大学の試験科目・配点と日程

📌 この章の内容

同じ「3教科」でも、学部によって英語・国語の比重はかなり違います。配点から「どの科目で差をつけるべきか」を考え、日程表で併願の組み方を確認しましょう。

学部別の配点(2027年度コア・プラス)

📋 主な学科の配点と英語の比重

学部・方式配点合計英語の比重
法 コア国語100・選択100・英語150350約43%
法 プラス国語120・選択120・英語150390約38%
経済 コア/プラス国語120・選択120・英語150390約38%
文 コア(全学科)国語150・選択100・英語150400約38%
文 英語英米文化 プラス国語100・選択100・英語150350約43%
文 心理・教育 プラス数学150・英語150・理科100400約38%
理 物理・化学 コア数学150・英語150・理科150450約33%
理 物理 プラス数学150・物理150(英語は資格で出願)300筆記なし

出典:ベネッセ マナビジョン 学習院大学 一般選抜(2027年度入試、2026年10月23日参照)。「選択」は地歴・公民・数学などから選ぶ科目。英語の比重は筆者が算出。国際社会科学部・国際文化交流学部の配点は本記事の調査範囲では確認できなかったため掲載していません。

💡 配点から見える「差がつく科目」

この表で私が受験生に必ず指摘するのは、文学部コアだけ国語が英語と同じ150点だという点です。国語が得意な受験生にとって、文学部は英語の失点を国語で取り返せる設計になっています。逆に、法学部コアは英語が全体の約43%を占めるので、英語が安定しない段階で法学部コア一本に絞るのはリスクが高いと考えます。

理学部の物理学科プラスは英語の筆記がなく、英検準2級以上かつ英検CSE1800点以上、GTEC990点以上などの資格基準が出願条件です。英検2級程度をすでに持っている理系受験生なら、数学と物理に集中して受けられる貴重な機会になります。

2027年度の試験日程と併願の組み方

📋 2027年度 一般選抜の主な試験日

試験日コア試験同日のプラス試験合格発表
2月6日経済学部法学部(法・政治)経済2/15・法2/19
2月7日理学部(物理・化学など)文学部(心理・教育)2/17
2月9日文学部(全学科)理学部(物理)2/17
2月10日法学部文学部(英語英米文化)法2/19・文2/17
2月11日-経済学部2/20

出典:ベネッセ マナビジョン(2026年10月23日参照)。出願はすべて2027年1月7日〜18日、試験会場は東京。国際社会科学部・国際文化交流学部と理学部の一部プラス試験の日程は、本記事の調査範囲では確認できませんでした。必ず学習院大学 公式入試情報の学生募集要項で最新情報をご確認ください。

🧮 法学部志望の受験日程の組み方(例)

① 2月6日:法学部プラス
経済学部コアと同日・同配点。経済学部の過去問で形式に慣れておく。
② 2月10日:法学部コア
本命。英語150点の比重が大きいため、長文の時間配分を固めておく。
③ 2月上旬までに併願校を1校確保
学習院の合格発表は2月19日。発表前に他大学の手続き締切が来ないかを確認する。

併願校選びでは、試験日が重ならず難易度が一段下の大学を組み込むのが基本です。例として駒澤大学の入試方式と倍率も解説しています。

✏️ 共通テスト利用は「締切」に注意

共通テスト利用の出願締切は1月15日で、共通テストの本番より前です。つまり自己採点を見てから出願を決めることはできません。私が受験生に勧めるのは、12月までに模試の結果から「出しておく学科」を決めてしまうことです。出願校の判断材料には共通テストリサーチの判定の見方も役立ちます。

学習院大学に合格するための科目別対策

🔍 この章の内容

ボーダー偏差値が52.5〜60.0の大学では、難問を解く力よりも標準問題を落とさない力が合否を分けやすい、というのが私の指導上の考えです。ここでは科目ごとの考え方と、過去問の選び方をお伝えします。

英語:最大配点の150点をどう取るか

💬 英語対策の優先順位

法・経済・文・理のコア試験では英語が150点と最大(同点を含む)の配点で、文系学部では合計の4割前後を占めます。私は、私大の標準レベルの英語では長文の処理速度が得点差になりやすいと考えています。出題形式は大学公式の「過去の入学試験問題」で必ず確認したうえで、次の優先順位で準備を進めてください。

  1. 単語・文法を高2の終わりまでに一通り終える(長文の失点の多くは語彙不足が原因です)
  2. 1題あたりの時間を決めて解く練習をする(試験時間を大問数で割り、見直し時間を残す)
  3. 過去問は解いた後の「なぜ間違えたか」の分析に解いた時間と同じだけ使う

参考書の順番に迷う人は、スタサプ英語の最短の学習順が目安になります。

国語・選択科目:学部で出題範囲が異なる

📌 押さえておきたい出題範囲の違い

  • 地理:プラス試験の法・経済学部などでは選択できません(地理選択の受験生はコア試験が中心になります)
  • 数学の範囲:数学Aは場合の数と確率・図形の性質、数学Bは数列、数学Cはベクトルなどと示されています(理学部物理学科プラスなどは統計的な推測を含む)
  • 文学部心理・教育学科プラス:数学・英語・理科の理系型で、文系型のコア試験とは準備がまったく異なります

出典:ベネッセ マナビジョン 学習院大学 一般選抜(2026年10月23日参照)

✏️ 選択科目は「数学」か「社会」か

法・経済・文のコア試験は選択科目に数学を選べます。数学が得意な文系受験生にとっては、暗記量の多い日本史・世界史より短期間で得点を安定させられる場合があります。ただし数学は1問のミスで大きく点を落とすこともあるので、高3の夏の模試で社会と数学のどちらが安定しているかを見て決めるのが、私の考える現実的な判断です。

過去問は学部名ではなく「試験日と配点」で選ぶ

🔢 過去問選びの手順

① 受ける方式の試験日と配点を要項で確認
② 同じ日・同じ配点のコア試験を探す
例:法学部プラス(2/6)→経済学部コア(2/6)
③ 問題冊子の表記で共通性を確かめ、該当する過去問を3年分以上解く

大学公式サイトの入試情報には「過去の入学試験問題」のページが設けられています(掲載範囲は本記事の調査範囲では確認できませんでした)。

💡 映像授業で基礎を固める場合

学習院レベルの標準問題は、基礎を抜けなく固めることがいちばんの近道です。費用を抑えて基礎講義を受けたい人には映像授業も選択肢になります。私が講座ごとの向き不向きを評価したスタサプ大学受験講座の評判と実態を参考にしてください。

学習院大学受験の注意点と向いていない人

⚠️ この章の内容

受験校選びで後悔しないために、学習院大学を受ける前に知っておきたい注意点をまとめました。良い面だけでなく、合わない可能性がある点も正直にお伝えします。

倍率の数字だけで判断しない

🔺 倍率を見るときの3つの落とし穴

  • 計算方法の違い:志願者÷合格者と受験者÷合格者では数字が変わります。資料によってどちらを使っているかを必ず確認してください。
  • 募集人数の少ない方式:プラス試験は募集が5〜20名程度の学科が多く、数人の差で倍率が大きく動きます。
  • 新設学部の初年度:国際文化交流学部は2026年度の1年分しかデータがなく、傾向を判断するには早すぎます。

学費は学部で最大57万円の差がある

💰 学部別の初年度納付金(2026年度入学者用)

学部・学科授業料(年)初年度合計
経済828,000円1,361,800円
法828,000円1,364,300円
国際文化交流965,000円1,408,300円
文(心理・教育以外)905,000円1,440,800円
文(心理・教育)905,000円1,470,800円
国際社会科学1,076,000円1,609,800円
理(数学)1,257,000円1,853,800円
理(物理・化学・生命科学)1,257,000円1,933,800円

出典:河合塾 Kei-Net 学習院大学 学費(2026年10月23日参照)。合計には入学金200,000円、施設費等、諸会費を含みます。国際社会科学部は別途海外研修費用、全学部でノートパソコンが必要とされています。

💬 保護者の方に伝えたいこと

初年度で最も安い経済学部と最も高い理学部(物理・化学・生命科学)の差は約57万円です。2年次以降も入学金を除いて同水準の授業料・施設費がかかると仮定すると、4年間ではさらに差が開く計算になります。受験する学科を決める段階で、4年間の学費の目安を家族で共有しておくことを私はおすすめしています。受験期の塾代も含めた全体像は大学受験の塾費用の年間相場で確認できます。

📝 費用情報についての注記

本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の料金は大学の学生募集要項または直接のお問い合わせでご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。

学習院大学が合わない可能性がある人

❌ 慎重に検討したほうがよいケース

  • 共通テストの自己採点を見てから出願したい人:共通テスト利用の出願は1月15日締切で、本番前に決める必要があります。
  • 地理を選択科目にしたい人でプラス試験も受けたい人:プラス試験では地理を選べない学部があり、受験機会が減ります。
  • 英語に強い苦手意識がある文系受験生:本記事で確認した学部では、いずれも英語が150点で最大(同点を含む)の配点です。
  • 入試データの蓄積を重視する人:新設の国際文化交流学部は過去のデータが1年分しかありません。

ここに当てはまっても、受験をやめるべきという意味ではありません。方式の選び方や準備の順番で対応できることも多いので、担任や塾の先生と相談しながら判断してください。

📝 進路情報についての注記

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。

学習院大学の受験に関するよくある質問

❓ この章の内容

学習院大学の受験について、受験生や保護者の方から出やすい疑問に答えます。

コア試験とプラス試験は両方受けられますか?

❓ Q&A

A. 受けられます。一般選抜のコア試験とプラス試験は複数回の受験が可能とされています。ただし同じ学科でもコアとプラスは試験日・配点が異なり、プラス試験を実施しない学科もあるため、学生募集要項で志望学科の組み合わせを確認してください。

学習院大学の偏差値はどのくらいですか?

❓ Q&A

A. 河合塾の2027年度入試用ボーダー偏差値では、一般選抜で52.5〜60.0です。最も高いのは法学部法学科と国際文化交流学部英語コミュニケーション学科の60.0、最も低いのは理学部生命科学科コアの52.5です。

英検などの外部試験は必要ですか?

❓ Q&A

A. 多くの方式は大学独自の英語試験で受験できます。一方、理学部物理学科のプラス試験は英語の筆記がなく、英検準2級以上かつ英検CSE1800点以上、GTEC990点以上などの資格基準が出願条件として示されています。方式ごとの条件は最新の学生募集要項で確認してください。

共通テスト利用選抜の出願期間はいつですか?

❓ Q&A

A. 2027年度入試では2027年1月7日から1月15日までで、Web出願のみです。コア試験・プラス試験の出願締切(1月18日)より3日早いため注意が必要です。

初年度納付金はいくらですか?

❓ Q&A

A. 2026年度入学者用の金額では、経済学部の136万1,800円から理学部(物理・化学・生命科学)の193万3,800円までです。国際社会科学部は別途海外研修費用が必要です。最新額は学生募集要項で確認してください。

過去問はどこで手に入りますか?

❓ Q&A

A. 大学公式サイトの入試情報に「過去の入学試験問題」のページが設けられており、市販の過去問集もあります。プラス試験は試験日・配点が他学部のコア試験と一致する組み合わせがあるため、問題の共通性を要項や問題冊子で確かめてから選ぶと効率的です。

学習院大学の合格に向けて今日からできること

🧭 この章の内容

ここまでの情報を、学年・時期ごとの具体的な行動に落とし込みます。今の自分がどの段階にいるかを確認しながら読んでください。

時期別の学習ロードマップ

📋 学習院大学合格までの流れ(目安)

① 高1〜高2:英単語・英文法と国語の基礎
確認できた学部ではいずれも英語が最大(同点を含む)の配点です。高2の終わりまでに基礎を一通り終えるのが理想です。
② 高3の夏:選択科目の決定と模試の分析
社会と数学のどちらが安定するかを模試で判断し、受験方式の候補を絞ります。
③ 高3の秋〜12月:過去問演習と出願校の確定
コア・プラスの組み合わせと、共通テスト利用で出す学科を決めます。
④ 1月:出願(共通テスト利用は1/15、コア・プラスは1/18締切)
⑤ 2月6日〜11日:本番
同じ配点の方式が続く日程もあるので、受験日ごとに対策する過去問を分けておきます。

高1からの全体の流れは大学受験の高1〜高3の全手順で詳しく解説しています。

塾・映像授業・独学の使い分け

💬 学習手段を選ぶときの私の考え

学習院大学の受験では、標準問題を落とさない基礎力と、方式ごとの過去問演習の2つが柱になります。基礎の講義は映像授業でも十分に補えますが、過去問の添削や受験日程の設計は、人に見てもらった方が失敗しにくいというのが私の実感です。

映像授業だけでどこまで戦えるかはスタサプだけで大学受験は可能かの検証で、限界も含めて正直に書いています。

🗝️ 高1・高2のうちに始めたいこと

まだ高1・高2の方は、学校の授業の復習を習慣にすることが、学習院大学を含む私大受験のいちばんの土台になります。学校の進度に合わせて復習したい場合は、スタサプ高校講座の評判と使い方も参考にしてみてください。

まとめ:学習院大学の受験は方式の組み合わせで差がつく

🎯 この記事の結論

学習院大学の受験は、コア試験とプラス試験をどう組み合わせ、どの過去問で準備するかで合格の可能性が変わります。2026年度の倍率上昇は新学部と既存学部の合格者減の影響が大きく、数字だけで「難しくなった」と判断せず、学科ごとに中身を確認することが大切です。

📌 記事のポイント

  • 一般選抜は「コア」「プラス」「共通テスト利用」の3方式。コアとプラスは複数回受験できる
  • 2027年度の一般選抜出願は1月7日〜18日、共通テスト利用は1月15日締切
  • 河合塾の2027年度入試用ボーダー偏差値は52.5〜60.0
  • 2026年度は一般選抜の志願者が約37%増。既存5学部に限ると約9%増で、合格者は約12%減
  • プラス試験は同日・同配点の他学部コアの過去問で準備するのが効率的
  • 初年度納付金は約136万〜193万円で、学部により約57万円の差

✅ 学習院大学の受験に向いている人

  • 英語の長文を時間内に読み切る練習を積み重ねられる人
  • コア・プラスを組み合わせて受験機会を増やしたい人
  • 国語が得意で、文学部の国語150点を武器にしたい人
  • 英検2級程度を持ち、理学部物理学科プラスを狙える理系の人

❌ 慎重に検討したほうがよい人

  • 共通テストの結果を見てから出願先を決めたい人
  • 地理選択で、プラス試験も含めて複数回受けたい人
  • 過去のデータの蓄積を重視し、新設学部を避けたい人

🧭 次の一歩

まずは学習院大学の公式入試情報で2027年度の学生募集要項を確認し、志望学科のコア・プラスの日程と配点を書き出してみてください。そのうえで、どの過去問を何年分解くかを決めれば、残りの期間でやるべきことがはっきりします。塾や家庭教師の力を借りたい場合は、学習塾・家庭教師のおすすめ比較で特徴を比べられます。

🎓 著者プロフィール

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師

指導歴10年超。中学時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高校に合格し、慶應義塾大学経済学部を卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導しました。現在はフリーランスの教育系Webライター・プロ家庭教師として、中学受験・高校受験・大学受験、中高一貫校生、浪人生、不登校や発達障害のある生徒の指導に携わっています。

この記事を書く理由:私自身、私立の大学附属高校と私立大学を経験し、指導者として大学受験生の併願計画や過去問演習を見てきました。入試方式が複雑な大学ほど「どの方式をどう組むか」で結果が変わることを現場で感じてきたため、公開データを受験生の判断に使える形に整理することに価値があると考えています。どの大学・塾にも忖度せず、データの限界も含めてお伝えします。

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📝 調査概要

  • 調査対象:学習院大学の2027年度入試の方式・配点・日程、2025〜2026年度の一般選抜入試結果、2027年度入試用ボーダー偏差値、2026年度入学者用の初年度納付金
  • 調査方法:大学公式サイト調査/大手予備校・教育会社の公開データ調査/著者の受験指導経験に基づく分析
  • 調査実施日:2026年10月23日
  • 情報の限界:著者は学習院大学の受験・在籍経験がなく、在学生や大学関係者への取材も行っていません。国際社会科学部・国際文化交流学部の配点と試験日、一部プラス試験の日程、2026年度の受験者数、合格者数が減った理由は確認できませんでした。プラス試験と他学部コア試験の問題の共通性は、公開された日程・配点の一致と予備校の分析に基づく推定です。
  • 利益相反の有無:なし(学習院大学および記事内で触れた塾・教材から報酬は受け取っていません)

🏷️ 記事情報

公開日:2026年10月23日/最終更新日:2026年10月23日
※情報変更があった場合は随時更新します。