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大学受験の中期日程とは?2027年の日程と実施大学・併願戦略

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師(指導歴10年超)

慶應義塾高校・慶應義塾大学経済学部卒。在学中は早稲田アカデミーで講師を務め、現在はフリーの家庭教師として大学受験生・浪人生の指導や出願相談にも携わっています。

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公開日:2026年10月24日/最終更新日:2026年10月24日
※情報変更があった場合は随時更新します。

🎯 結論

結論:中期日程は一部の公立大学だけが実施する、前期と後期の間にある3つ目の受験機会です。2027年度入試では3月8日以降に試験が始まり、合格発表は3月20日〜24日です。ただし前期に合格して3月15日までに入学手続をすると中期の合格者にはならないため、「前期の手続をするか、中期の結果を待つか」を事前に決めておくことが最大のポイントです。

「中期日程ってそもそも何?」「自分の志望校に関係あるの?」と、共通テストが近づくこの時期に気になり始めた方も多いのではないでしょうか。中期は募集人員が少なく、情報もまとまっていないため、仕組みを知らないまま出願して後で困るケースが起こりやすい日程です。

📋 この記事でわかること

  • 中期日程とは何か、前期・後期との違い
  • 2027年度(令和9年度)の出願・試験・合格発表・手続の日程
  • 中期日程を実施する公立大学と学部系統の傾向
  • 前期・中期・後期をどう組み合わせるか(併願の考え方)
  • 中期日程の注意点・向いていない人

📝 執筆方針と情報の限界

本記事は、文部科学省・公立大学協会が公表している公式資料の調査と、家庭教師として大学受験生の出願相談に関わってきた私の知見に基づいて執筆しています。私自身は内部進学で大学に進んだため、国公立大学の中期日程を受験した経験はありません。各大学の個別の試験日・科目は2026年10月時点で公表が出そろっていないため、最終的には各大学の募集要項でご確認ください。

  1. 大学受験の中期日程とは?公立大学だけの3つ目の受験機会
    1. 中期日程とは?
    2. 前期日程・後期日程との違い
    3. 分離分割方式の中での中期日程の位置づけ
  2. 2027年度(令和9年度)中期日程のスケジュール
    1. 出願から入学手続までの日程一覧
    2. 前期・中期・後期の流れを時系列で確認
    3. 中期日程の募集人員は国公立全体の約2.5%
  3. 中期日程を実施する公立大学と学部の傾向
    1. 2026年度に中期日程を実施した大学一覧(参考)
    2. 一覧からわかる中期日程の3つの傾向
    3. 2027年度の実施大学・試験科目の確かめ方
  4. 中期日程を組み込んだ併願戦略の考え方
    1. 前期で入学手続をすると中期の合格者にならない
    2. 中期と後期の両方に合格したときの事後選択
    3. 前期・中期・後期の併願パターン3つ
  5. 中期日程の注意点とデメリット
    1. 志願倍率が高く見えやすい
    2. 遠方受験の移動・宿泊費がかかる
    3. 前期対策との両立が難しい
    4. 中期日程が向いていない人
  6. 中期日程に関するよくある質問
    1. 中期日程は国立大学にもありますか?
    2. 前期・中期・後期をすべて受験できますか?
    3. 前期日程に合格したら中期日程は受けられませんか?
    4. 中期日程と後期日程の両方に合格したらどうなりますか?
    5. 中期日程は倍率が高いのですか?
    6. 私立大学にも中期日程はありますか?
  7. 中期日程に向けて今からやること
    1. 共通テストまで:候補校を学部単位で洗い出す
    2. 共通テスト後:自己採点から出願校を確定する
    3. 学習面の準備:前期対策を軸に共通テストの得点を固める
  8. まとめ:大学受験の中期日程は前期の手続判断が鍵

大学受験の中期日程とは?公立大学だけの3つ目の受験機会

🔍 この章のポイント

国公立大学の一般選抜は「前期・後期」の2回と思われがちですが、公立大学の一部にはもう1回、中期日程があります。まずは中期が入試全体のどこに位置づけられ、前期・後期と何が違うのかを整理します。

中期日程とは?

📌 中期日程の定義

中期日程とは、国公立大学の一般選抜のうち、一部の公立大学だけが前期日程と後期日程の間に実施する試験日程のことです。試験は3月8日以降に始まり、前期・後期と同じく大学入学共通テストの成績と各大学の個別試験を組み合わせて合否が決まります。国立大学は中期日程を実施していません。

前期日程・後期日程との違い

🆚 前期・中期・後期の比較(2027年度入試)

項目前期日程中期日程後期日程
実施する大学国立・公立一部の公立のみ国立・公立
試験開始2月25日〜3月8日以降3月12日以降
合格発表3月1日〜10日3月20日〜24日3月20日〜24日
入学手続締切3月15日3月27日まで3月27日まで
募集人員79,591人2,407人14,563人

出典:文部科学省「令和9年度国公立大学入学者選抜の概要」(募集人員は令和8年7月末現在・予定を含む)/参照日:2026年10月24日

💡 表から読み取ってほしいこと

私が出願相談でまず伝えるのは、中期は「後期より先に試験があるのに、合格発表は後期と同じ時期」という点です。試験日だけを見ると前期と後期の中間ですが、結果がわかるのは前期の手続締切(3月15日)より後になります。この「発表のズレ」が、中期日程の戦略をすべて左右します。

もう一つ見落とされやすいのが、前期の合格発表(3月10日まで)と中期の試験開始(3月8日以降)が重なる点です。大学の組み合わせによっては、前期の合否がわからないまま中期の試験会場へ向かうことになります。前期の発表日と中期の試験日を並べて確認し、「前期に合格していたら中期を受けに行くか」まで決めておくと、当日の迷いが減ります。

分離分割方式の中での中期日程の位置づけ

📊 受験機会は最大3回

国公立大学の一般選抜は、募集人員を前期と後期に分けて2回試験を行う「分離分割方式」が基本です。公立大学協会の実施要領では、ここに公立大学の中期日程が加わり、前期・中期・後期の各日程から1つずつ、合計3つまで出願できると定められています。つまり中期日程を使えば、国公立の受験機会を2回から3回に増やせます。

出典:公立大学協会「公立大学の2026年度入学者選抜についての実施要領」

2027年度(令和9年度)中期日程のスケジュール

📅 この章のポイント

2027年度入試の共通テストは2027年1月16日・17日です。ここから出願、前期、中期、後期と日程が重なり合いながら進みます。日付を一覧と図で確認しておきましょう。

出願から入学手続までの日程一覧

📋 2027年度 中期日程に関わる主な日程

項目日程(2027年)
共通テスト1月16日(土)・17日(日)
国公立大学の出願期間1月25日(月)〜2月3日(水)
第1段階選抜の結果発表2月18日(木)まで
中期日程の試験3月8日(月)以降
中期日程の合格発表3月20日(土)〜24日(水)
中期日程の入学手続締切3月27日(土)までに各大学が設定
追加合格の決定3月28日(日)以降

出典:文部科学省「令和9年度国公立大学入学者選抜の概要」、公立大学協会 実施要領、共通テストの日程は大学入試センター。各大学の具体的な試験日は募集要項でご確認ください。

前期・中期・後期の流れを時系列で確認

2027年度 前期・中期・後期のタイムライン2027年度 国公立大学 一般選抜の流れ2/253/83/153/203/27前期中期後期試験発表 3/1〜10手続〆3/15試験発表3/20〜24手続〆試験3/12〜発表3/20〜24赤い点線(3/15)=前期の入学手続締切中期の合否はこの5日後以降に判明。前期の手続をすると中期は不合格扱い
出典:文部科学省「令和9年度国公立大学入学者選抜の概要」、公立大学協会 実施要領をもとに筆者作成(図中の棒の長さは大学により異なる期間の目安)

中期日程の募集人員は国公立全体の約2.5%

🔢 募集人員の規模

2027年度の中期日程の募集人員は2,407人で、前年度の2,410人とほぼ同じ規模です。前期・中期・後期の合計(96,561人)に対する割合は約2.5%にとどまり、独自日程(508人)を含めた全体で見ても約2.5%です。

後期日程の募集人員も14,563人と前期の5分の1以下ですが、中期はさらにその6分の1程度です。「受験機会が増える」といっても、枠そのものはかなり小さいことを前提に考える必要があります。

出典:文部科学省「令和9年度国公立大学入学者選抜の概要」(令和8年7月末現在・予定を含む)

中期日程を実施する公立大学と学部の傾向

🏢 この章のポイント

中期日程は公立大学の中でもごく一部しか実施していません。どんな大学・学部が中期を設けているのかを見ると、使いどころが見えてきます。

2026年度に中期日程を実施した大学一覧(参考)

📋 中期日程の実施大学(2026年度・地域別)

地域大学(中期を実施した学部)
北海道旭川市立大学(保健福祉)、釧路公立大学(経済)、公立千歳科学技術大学(理工)
東北岩手県立大学(ソフトウェア情報)、秋田公立美術大学(美術)
関東高崎経済大学(経済)、前橋工科大学(工)
甲信越都留文科大学(文・教養)、公立諏訪東京理科大学(工)、長野大学、長野県看護大学、長野県立大学、三条市立大学(工)、長岡造形大学
北陸金沢美術工芸大学、公立小松大学
東海岐阜薬科大学(薬)、静岡県立大学(薬)、名古屋市立大学(薬)
近畿大阪公立大学(工)、兵庫県立大学(社会情報科学・理)、奈良県立大学(地域創造)
中国岡山県立大学(情報工)、新見公立大学(健康科学)、下関市立大学、周南公立大学、山陽小野田市立山口東京理科大学
九州・沖縄なし

2026年度入試の実施状況を、予備校の公開資料をもとに整理したものです(計27大学)。学部・学科単位で一部のみ中期を実施する大学もあります。2027年度の実施状況は各大学の選抜要項・募集要項でご確認ください。

一覧からわかる中期日程の3つの傾向

✏️ 元塾講師の読み解き

一覧を眺めると、中期日程にははっきりした特徴があります。

  • 学部系統が偏っている:工学・情報・薬学・美術デザイン系が目立ち、文系の総合大学型の学部は少数です。理系志望者ほど中期が選択肢に入りやすいと言えます。
  • 地域が偏っている:甲信越と中国地方に多く、九州・沖縄にはありません。志望地域によっては「そもそも中期が使えない」受験生もいます。
  • 大規模大学は学部限定:大阪公立大学や名古屋市立大学のような規模の大きな公立大学でも、中期を実施しているのは特定の学部だけです。

家庭教師として出願相談を受けていると、「中期は滑り止め」というイメージを持っている方に出会いますが、薬学部のように中期日程が実質的な本命枠になっている学部もあります。大学名だけでなく学部単位で確認することが大切だと考えます。

2027年度の実施大学・試験科目の確かめ方

🔰 確認の手順

① 選抜要項を確認する
各大学は例年7月ごろまでに「選抜要項」で日程区分・募集人員・科目を公表します。中期の有無はここで確定します。
② 募集要項で試験日と会場を確認する
その後に公開される募集要項(多くは秋〜冬)で、具体的な試験日・試験会場(学外会場の有無)・出願書類を確認します。
③ 共通テストの配点比率を比べる
中期は前期と科目・配点が異なることが多いため、自分の得意科目で勝負できるかを確認します。

中期日程を組み込んだ併願戦略の考え方

⚖️ この章のポイント

中期日程の難しさは、日程そのものより「前期・後期との関係」にあります。ルールを正確に押さえたうえで、自分に合った組み合わせを考えましょう。

前期で入学手続をすると中期の合格者にならない

⚠️ 最も重要なルール

文部科学省の資料では、前期日程に合格し入学手続をした人は、中期日程や後期日程を受験しても合格者にならないとされています。前期の入学手続締切は3月15日、中期の合格発表は3月20日以降です。

つまり、前期に合格した時点で「前期に進学を決める」か「手続を見送って中期・後期に賭ける」かを、中期の結果を知らないまま選ばなければなりません。

中期と後期の両方に合格したときの事後選択

ℹ️ 事後選択制とは

中期と後期は合格発表の時期が重なるため、公立大学協会の実施要領では、中期と後期の両方に合格した場合は合格発表を確認したうえで入学先を選べる仕組み(事後選択制)がとられています。手続締切は3月27日までに各大学が設定します。

なお、中期の合格者が締切までに手続をしなかった場合、その人は中期の追加合格の対象にはなりません。

※事後選択・追加合格の規定は2026年度版の実施要領によるものです。2027年度の日程の枠組み(3月8日以降・3月20日〜24日・3月27日まで)は文部科学省の令和9年度資料で確認できますが、細則は2027年度版の実施要領や各大学の募集要項でご確認ください。

前期・中期・後期の併願パターン3つ

📊 代表的な組み合わせ

パターン組み方向いている人
A 前期本命型前期=第一志望、中期・後期=安全圏前期に合格したら迷わず進学する人
B 中期本命型中期=第一志望(薬学部など)、前期=挑戦校または同等校中期実施学部が第一志望の人
C 機会最大化型前期・中期・後期すべて出願し、前期は手続も検討国公立に進学できることを最優先する人

💬 プロが考える中期日程の使いどころ

私が出願相談で一番慎重に話すのは、パターンBの「中期本命型」です。前期で合格したのに手続を見送ると、中期・後期が不合格だった場合に国公立の進学先がなくなります。そのため、中期を本命にするなら、前期は「受かっても手続しない」と割り切れる大学にするか、私立の手続を確保しておくことを勧めています。

反対に、前期が第一志望の受験生にとって中期は「前期の結果を待つ間の保険」として機能します。どちらの使い方をするのかを出願前にご家庭で決めておくと、3月の慌ただしい時期に判断がぶれません。

また、併願する私立大学の入学金の納入期限が国公立前期の合格発表より前に来る場合もあります。私は、私立の手続・前期の手続・中期と後期の結果待ちという3つの判断を、日付順に並べた表をご家庭で作っておくことを勧めています。

📝 関連記事

3月に行われる後期日程や私立大学の後期入試まで含めた流れは、3月の入試日程の全体像で解説しています。

中期日程の注意点とデメリット

⚠️ この章のポイント

受験機会が増えるのは中期日程の大きな利点ですが、注意すべき点もあります。出願してから「こんなはずでは」とならないよう、デメリットも確認しておきましょう。

志願倍率が高く見えやすい

📉 倍率の見え方に注意

中期は募集人員が少ないうえ、前期の結果が出る前に出願が締め切られるため、前期で合格する受験生も含めて出願が集まります。そのため志願倍率は高く出やすい一方、前期合格者の欠席や辞退で、実際の受験者ベースの倍率は下がるのが一般的です。志願倍率だけを見て出願をあきらめたり、逆に安心しすぎたりしないよう、各大学が公表する前年度の受験者数・合格者数で確認しましょう。

💬 倍率を見るときの私の判断軸

出願相談では、志願者数ではなく「受験者数÷合格者数」の実質倍率を前年度の数字で見るよう伝えています。中期は前期合格者の欠席が出やすい日程なので、志願倍率と実質倍率の差が前期より大きくなりやすいと考えます。数字は多くの大学が入試結果として公式サイトで公表しているので、2〜3年分を並べて見るとブレの幅もわかります。

遠方受験の移動・宿泊費がかかる

❌ 費用と体力の負担

中期実施校は地方の公立大学が多く、地域が偏っているため、志望者によっては遠方への移動と宿泊が必要になります。前期・中期・後期と3回遠征すると、受験料に加えて交通費・宿泊費の負担が大きくなります。3月は宿泊施設が埋まりやすい時期でもあるので、受験日のホテル確保のコツも早めに確認しておくと安心です。

📝 費用情報についての注記

本記事の費用情報はあくまで目安です。実際の受験料は各大学の募集要項でご確認ください。記事掲載時点の情報であり、変更の可能性があります。

前期対策との両立が難しい

❌ 科目・形式の違い

中期は前期の約10日後に試験があり、前期と科目や出題形式が異なる大学では、2月の直前期に別の対策を並行して進める必要があります。共通テスト重視型や小論文・実技のある学部もあるため、前期の対策をおろそかにしない範囲で準備できるかを出願前に見極めることが大切です。

中期日程が向いていない人

🔺 次に当てはまる人は慎重に

  • 志望分野(例:文系総合・医学部)に中期実施校がない、または通える範囲にない人
  • 前期の個別試験対策がまだ固まっておらず、科目を増やす余裕がない人
  • 前期に合格したら必ず進学すると決めていて、中期・後期に進学先としての魅力を感じない人

当てはまるからといって中期を使ってはいけないわけではありません。私立大学や後期日程と比べて、自分にとって意味のある受験機会かどうかで判断してみてください。

中期日程に関するよくある質問

❓ この章のポイント

出願相談で実際によく話題になる疑問を中心にまとめました。

中期日程は国立大学にもありますか?

❓ Q&A

ありません。中期日程は一部の公立大学だけが実施する日程です。国立大学は前期日程と後期日程(一部は独自日程)で募集しています。

前期・中期・後期をすべて受験できますか?

❓ Q&A

できます。前期・中期・後期の各日程から1つずつ、最大3つまで出願できます。ただし出願期間は3日程とも共通テスト後の同じ期間にまとめて設定されているため、組み合わせは出願時点で決めておく必要があります。

前期日程に合格したら中期日程は受けられませんか?

❓ Q&A

受験自体はできますが、前期日程に合格して3月15日の締切までに入学手続をした場合、中期日程の合格者にはなりません。中期の合格発表は3月20日以降なので、中期の結果を待つなら前期の手続を見送る判断が必要になります。

中期日程と後期日程の両方に合格したらどうなりますか?

❓ Q&A

中期と後期の両方に合格した場合は、両方の合格発表を確認してから入学先を選べる事後選択の仕組みがあります。入学手続の締切は3月27日までに各大学が設定するため、締切日を必ず確認してください。

中期日程は倍率が高いのですか?

❓ Q&A

募集人員が少ないうえ、前期の結果が出る前に出願が締め切られるため、志願倍率は高く見えやすい傾向があります。ただし前期合格者の欠席や辞退が出るため、実際の受験者ベースの倍率は志願倍率より下がるのが一般的です。各大学が公表する受験者数・合格者数で確認するのが確実です。

私立大学にも中期日程はありますか?

❓ Q&A

私立大学でも独自に「中期」という名称の入試を設けている例がありますが、国公立大学の中期日程とは別の制度です。前期合格者の扱いや事後選択などのルールは適用されないため、各大学の募集要項で確認してください。

中期日程に向けて今からやること

🧭 この章のポイント

中期日程を使うかどうかは、共通テストの結果を見てから決める部分もあります。ただ、準備は今から始められます。時期ごとにやることを整理しました。

共通テストまで:候補校を学部単位で洗い出す

🗝️ 10月〜1月にやること

  • 志望分野で中期を実施している大学・学部をリストアップする
  • 前期の志望校と科目・配点を比べ、無理なく両立できるか確認する
  • 家族と「前期合格時に手続するか」の方針を話し合っておく

受験全体のどの時期に何をすべきかは、高1〜高3の受験ロードマップで整理しています。

共通テスト後:自己採点から出願校を確定する

🔰 出願までの流れ

① 自己採点を正確に行う
出願判断の土台になるため、マークミスの確認も含めて丁寧に採点します。手順は共通テスト後の自己採点の進め方が参考になります。
② 判定資料で前期・中期・後期の位置を確認する
共通テストリサーチの判定などを使い、各日程の判定を横並びで比べます。
③ 1月25日〜2月3日に3日程まとめて出願する
中期だけ後から出願することはできないため、締切日に余裕を持って手続します。

学習面の準備:前期対策を軸に共通テストの得点を固める

💡 学習の優先順位

中期を使うかどうかに関係なく、まず優先すべきは共通テストと前期の対策です。中期は共通テストの比重が高い学部も多いため、共通テストの1点が3つの日程すべてに効いてきます。

塾に通っていない受験生は、映像授業で苦手分野を短期間で補う方法もあります。スタサプ大学受験講座の評判と実態や、基礎の抜けを埋めたい場合のスタサプ高校講座の使いどころも参考にしてください。ただし、映像授業だけで受験を乗り切れるかには限界もあるので、個別試験の記述対策は添削を受けられる環境を確保することをお勧めします。

まとめ:大学受験の中期日程は前期の手続判断が鍵

🎯 まとめ

  • 中期日程は一部の公立大学だけが実施する3つ目の受験機会
  • 2027年度は試験3月8日以降、合格発表3月20日〜24日、手続3月27日まで
  • 募集人員は2,407人で、国公立全体の約2.5%と小さい枠
  • 実施校は工学・情報・薬学・美術系、甲信越・中国地方に多い
  • 前期で3月15日までに手続すると中期の合格者にならないため、出願前に「前期合格時の方針」を決めておくことが最重要

✅ 中期日程を活用しやすい人

  • 志望分野に中期実施校がある理系・薬学・美術デザイン系の志望者
  • 国公立大学に進学することを最優先にしたい人
  • 前期と中期の科目・配点が近く、両立しやすい人

❌ 慎重に考えたい人

  • 志望分野・地域に中期実施校がない人
  • 前期の対策に手一杯で、科目を増やす余裕がない人
  • 遠方受験の費用・体力の負担が大きい人

🧭 次の一歩

まずは志望分野で中期を実施している大学を学部単位で確認し、ご家庭で「前期に合格したら手続するか」を話し合ってみてください。受験勉強の環境に不安がある場合は、学習塾・家庭教師の比較から自分に合う学習環境を探すのも一つの方法です。

📝 進路選択についての注記

本記事の情報はあくまで一般的な傾向に基づくものです。最終的な進路・教育の選択は、お子様・ご本人と保護者が十分に情報を収集・比較検討したうえで行ってください。

🎓 執筆者プロフィール

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kou|教育系Webライター・プロ家庭教師

中学時代に早稲田アカデミーに通い慶應義塾高校に合格。慶應義塾大学経済学部卒業。在学中は早稲田アカデミーで多数の受験生を指導し、現在はフリーランスのプロ家庭教師として指導歴10年超。中学受験・高校受験・大学受験・浪人生のほか、不登校や発達障害のあるお子さまの指導経験もあります。

この記事を書く理由:大学受験生の出願相談では、中期日程のルールを知らずに前期の手続で迷うご家庭が少なくありません。どの教育機関にも忖度せず、公式資料に基づいて判断材料を届けたいと考え執筆しました。

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📚 調査概要

  • 調査対象:2027年度(令和9年度)国公立大学一般選抜の中期日程
  • 調査方法:公的機関の公表資料調査/予備校公開資料の確認/著者の指導経験に基づく知見
  • 調査実施日:2026年10月24日
  • 情報の限界:各大学の2027年度の個別試験日・試験科目・実施学部は、調査時点で公表がそろっていないため掲載していません(学外試験会場の有無を含む)。実施大学一覧は2026年度の実績です。著者は国公立大学の中期日程を受験した経験はありません。
  • 利益相反の有無:なし(本記事で紹介する大学・サービスから対価を受け取っていません)

🏷️ 記事情報

公開日:2026年10月24日/最終更新日:2026年10月24日
※情報変更があった場合は随時更新します。